JP6493290B2 - シート後処理装置及びそれを備えた画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像形成装置によって画像形成された用紙等のシートにパンチ穴形成処理等の後処理を行うシート後処理装置及びそれを備えた画像形成システムに関する。
従来、複写機、プリンター等の画像形成装置によって画像が形成された用紙(シート)を複数枚スタックして、スタックされた用紙束をまとめてステープルで綴じる綴じ処理、及びパンチ穴形成装置でパンチ穴(穿孔)を空けるパンチ穴形成処理等の後処理を実行可能な用紙後処理装置が利用されている。
このような用紙後処理装置では、パンチ穴形成装置は用紙の搬送方向ではなく、搬送方向と直交する方向に延びる端縁に沿って複数のパンチ穴を形成していた。この理由は、用紙の搬送方向に延びる端縁に沿ってパンチ穴を形成する場合、用紙を一時停止させる必要が生じるため、生産性(処理効率)の低下が懸念されること、及び、A3サイズの用紙に印字可能な画像形成装置であればA4サイズの用紙を横搬送(横通紙)できるため、用紙の搬送方向に延びる端縁に沿ってパンチ穴を形成する需要がなかったことによる。
しかし、近年、画像形成装置の省スペース化の要望に伴い、A4サイズの用紙を縦搬送(縦通紙)する画像形成装置が発売されている。そのため、これに対応して用紙の搬送方向に延びる端縁に沿ってパンチ穴を形成する需要も出てきている。
用紙搬送方向に複数のパンチ穴を形成する方法としては、例えば特許文献1には、穿孔処理されたシートに対して折り処理を行う際に、4箇所の穿孔が2箇所に重なるようにシートの中心線に対する穿孔位置を変更する後処理装置が開示されている。また、特許文献2には、搬送中のシートを停止させることなくパンチ穴の形成を行うシート後処理装置において、穿孔装置とシートの側端を検知する端部検出手段とを搬送方向と直交する方向に移動可能とし、搬送されるシートのサイズに応じた位置にパンチ穴を形成するシート処理装置が開示されている。
特開2002−68577号公報 特開2000−211802号公報
しかしながら、従来の用紙後処理装置では、排出トレイ上に排出された用紙の用紙搬送方向に延びる側端縁に沿ってパンチ穴が形成されている場合、排出ローラー対により後続の用紙を排出すると、既に排出トレイ上に排出された用紙のパンチ穴に後続の用紙の先端や先端角部が引っ掛かることがある。このとき、既に排出トレイ上に排出された用紙の押し出しや整合不良を発生させるという問題点があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、既に排出されたシートのパンチ穴と後続のシートの先端との干渉によるシートの押し出しや整合不良を抑制可能なシート後処理装置及びそれを備えた画像形成システムを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の第1の構成のシート後処理装置は、シート搬送方向と平行なシートの側端縁に沿ってパンチ穴を形成するパンチ穴形成装置と、パンチ穴形成装置に対してシート搬送方向下流側に配置される排出ローラー対と、排出ローラー対が排出したシートを積載する排出トレイと、排出トレイを昇降させる昇降機構と、を備える。排出トレイに積載されている最上位のシートにパンチ穴が形成されている場合、排出ローラー対により排出トレイに排出される後続のシートの先端が、最上位のシートのパンチ穴が形成されていない部分に最初に接触するように、排出トレイを昇降させる。
本発明の第1の構成によれば、排出トレイに積載されている最上位のシートにパンチ穴が形成されている場合、排出ローラー対により排出トレイに排出される後続のシートの先端が、最上位のシートのパンチ穴が形成されていない部分に最初に接触するように、排出トレイを昇降させる。これにより、既に排出トレイ上に排出された最上位のシートのパンチ穴に後続のシートの先端や先端角部が引っ掛かるのを抑制して、排出トレイ上に排出されたシートの押し出しや整合不良が発生するのを抑制することができる。
画像形成装置及び本発明の一実施形態の用紙後処理装置の内部構成を示す概略図である。 本発明の一実施形態の用紙後処理装置の排出ローラー対周辺の部分拡大図であり、排出トレイに用紙が排出される状態を示す図である。 本発明の一実施形態の用紙後処理装置の排出ローラー対周辺の部分拡大図であり、排出トレイ上の用紙のパンチ穴に後続の用紙の先端が接触する状態を示す図である。 本発明の一実施形態の用紙後処理装置の排出ローラー対周辺の部分拡大図であり、排出トレイ上の用紙のパンチ穴が形成されていない部分に後続の用紙の先端が接触する状態を示す図である。 本発明の一実施形態の用紙後処理装置の排出ローラー対周辺の部分拡大図であり、排出トレイ上の用紙のパンチ穴が形成されていない部分に後続の用紙の先端が接触する状態を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
先ず、図1を参照して画像形成装置100、及び本発明の一実施形態の用紙後処理装置20から構成される画像形成システムについて説明する。なお、本実施形態においては画像形成装置100の一例として複合機を例示しているが、本発明の用紙後処理装置20は、デジタル複合機以外の、例えばレーザープリンターやインクジェットプリンター、ファクシミリ装置等にも同様に連結可能である。
図1に示すように、画像形成装置100は、いわゆる胴内排紙型のデジタル複合機であって、画像形成装置100本体の上部には、原稿の画像を電気信号として読み取る画像読取部8が設けられ、その上には原稿搬送装置3が付設されている。画像形成装置100本体の左側部には用紙後処理装置(シート後処理装置)20が付設されている。
画像形成装置100本体には、用紙(シート)Pの給紙部4、用紙搬送部5、用紙P上にトナー画像を形成する画像形成部6、用紙P上のトナー画像を定着するための定着装置7、定着後の用紙Pを搬送して画像形成装置100本体から排出するための用紙排出部(排出部)18が設けられている。
また、画像形成装置100本体には、左側面及び正面に向けて大きく開放された胴内排紙空間16が形成されており、この胴内排紙空間16には、用紙排出部18によって排出される用紙Pを受け入れて積載するとともに、用紙Pに所定の後処理を施す場合には用紙後処理装置20への搬送を可能とする中継ユニット19が設けられている。
用紙排出部18は、上排出ローラー対18aと、上排出ローラー対18aの直下に配置された下排出ローラー対18bと、を有しており、用紙搬送路5を搬送された用紙Pが切り替え爪17によって上方の搬送路若しくは下方の搬送路に案内される。
切り替え爪17によって上方の搬送路に案内された用紙Pは、上排出ローラー対18aから左方に排出され、切り替え爪17によって下方の搬送路に案内された用紙Pは、下排出ローラー対18bによって左方に排出される。そして、下排出ローラー対18bから排出された用紙Pは中継ユニット19に搬入される。中継ユニット19内に搬入された用紙Pは、中継ユニット19内を通過し、用紙後処理装置20に搬入される。切り替え爪17は、制御部80によって案内方向を切り替えるようになっている。なお、制御部80は、画像形成装置100に設けられ、画像形成システム全体(画像形成装置100および用紙後処理装置20)を制御する。
用紙後処理装置20内部には、搬入された用紙Pに対してパンチ穴形成を行うパンチ穴形成装置21、搬入された用紙Pを複数枚積載(スタック)する処理トレイ30、及び処理トレイ30上に積載された用紙束をステープルで綴じるステープラー40が備えられている。用紙後処理装置20の側面には、用紙Pの排出に適した位置に昇降可能な排出トレイ50が設けられている。
パンチ穴形成装置21は、用紙後処理装置20の上部に配置されており、用紙Pの搬送方向と平行な一方の側端縁(装置前側または後側)に沿って複数のパンチ穴を形成する。パンチ穴形成装置21の上流側かつ用紙搬送方向と直交する方向(図1の紙面と垂直な方向)の略中央部には、中継ユニット19内の用紙搬入ローラー対によって用紙後処理装置20内に搬入される用紙Pの先端を検知する搬入検知センサー(図示せず)が配置されている。
図2及び図3は、用紙後処理装置20内の排出ローラー対29周辺の部分断面図である。用紙搬送方向に対しパンチ穴形成装置21(図1参照)の下流側には中間ローラー対27が配設されている。中間ローラー対27の上流側には用紙Pの通過を検知するアクチュエーター型の用紙検知センサー(図示せず)が配置されている。
更に、中間ローラー対27の下方には中間ローラー対27によって搬送される用紙Pを所定枚数整合して積載する処理トレイ30と、処理トレイ30上に積載された用紙Pの束(用紙束)に綴じ処理を行うステープラー40(図1参照)とが設けられている。
用紙搬送方向に対し処理トレイ30の下流側には、用紙排出口(シート排出口)22が設けられており、用紙排出口22には、処理トレイ30から排出トレイ50に用紙束を排出する排出ローラー対29が配設されている。排出ローラー対29は、用紙幅方向(図2の紙面と垂直な方向、用紙搬送方向と直交する方向)に沿って複数設けられている。また、排出ローラー対29は、駆動モーター(図示せず)により正逆回転可能な上排出ローラー29aと、上排出ローラー29aに従動して回転する下排出ローラー29bとで構成されている。上排出ローラー29aは、回動軸31aを支点として上下に揺動可能なローラーホルダー31に支持されている。ローラーホルダー31の上方には、回動軸32aを支点として揺動可能な押圧レバー32が設けられている。押圧レバー32が下方向に揺動することにより、ローラーホルダー31は押圧レバー32に押圧されて下方向に揺動する。その一方、押圧レバー32が上方向に揺動することにより、ローラーホルダー31は図示しない付勢部材に付勢されて上方向に揺動する。
処理トレイ30の上方であって中間ローラー対27の下流側(図2の左側)には、中間ローラー対27によって搬入される用紙Pを処理トレイ30方向に叩いてトレイ面に沿わせるための叩き部材(図示せず)が配設されている。処理トレイ30は積載される用紙Pの後端側(図2の右側)に向かって下向きに傾斜するように設けられており、排出ローラー対29が逆回転することによって用紙Pが後端側から処理トレイ30上に引き込まれ、用紙Pの後端が突き当て部30aに当接する。これにより、用紙束の後端が揃った状態で処理トレイ30上に積載される。また、処理トレイ30には、処理トレイ30上に所定枚数積載された用紙束を用紙搬送方向と直交する用紙幅方向に整合する一対の側端整合カーソル(図示せず)が設けられている。
ステープラー40は、移動機構(図示せず)によって用紙幅方向に移動可能であり、綴じ処理の内容に応じて処理トレイ30の下端部に沿って所定位置に移動する。
次に、用紙後処理装置20の動作について説明する。画像形成装置100で画像形成処理がなされた用紙Pが搬入されると、パンチ穴形成が指示されている場合には、パンチ穴形成装置21によって搬送される用紙Pの所定位置(例えば装置前側の側端縁に沿った2個所)にパンチ穴が形成され、パンチ穴形成が指示されていない場合はそのままパンチ穴形成装置21を通過する。なお、パンチ穴が形成される位置は、ユーザーが操作部(図示せず)に入力した用紙サイズおよびパンチ穴の数によって予め決められている。
そして、用紙Pは中間ローラー対27によってさらに下流側に搬送される。このとき、ローラーホルダー31は上方に揺動しており、上排出ローラー29aは下排出ローラー29bから離間した位置(退避位置)に配置されている。そのため、中間ローラー対27によって搬送されてきた用紙Pは上排出ローラー29aと下排出ローラー29bの隙間を通って排出トレイ50上に突出する。
用紙Pの後端が中間ローラー対27を通過したタイミングで、ローラーホルダー31を下方に揺動させて上排出ローラー29aを下排出ローラー29bに当接した位置(当接位置)に配置する。その後、叩き部材(図示せず)を駆動して用紙Pを処理トレイ30に沿わせる。この状態で上排出ローラー29aを逆回転(図2の反時計回り方向)させることで、用紙Pが処理トレイ30に沿って引き込まれ、突き当て部30aにより後端が整合される。突き当て部30aは、用紙幅方向全域に亘って連続的に形成されているのではなく、部分的に切り欠きが形成されている。このとき、用紙Pの中間部は排出ローラー対29にニップされた状態であり、用紙Pの先端は排出ローラー対29から排出トレイ50上に突出している。
そして、1束分(所定枚数)の用紙Pの受け入れが終了すると、綴じ処理が指示されている場合は、突き当て部30aの切り欠き位置にステープラー40を移動させて用紙束の後端の綴じ処理が行われる。
そして、ローラーホルダー31を当接位置に移動させる。その後、用紙束は上排出ローラー対29aを正回転(図2の時計回り方向)させることにより処理トレイ30に沿って上方へ搬送され、排出トレイ50上に排出される。
なお、処理トレイ30上での処理が指示されていない場合は図2に示すように、パンチ穴形成装置21を通過した用紙Pは、中間ローラー対27および排出ローラー対29によりそのまま排出トレイ50に排出される。
次に、排出トレイ50周辺の構造について詳細に説明する。
用紙後処理装置20には、排出トレイ50を昇降させる昇降機構70と、排出トレイ50に積載されている用紙P(用紙Pが載置されていない場合は、排出トレイ50の用紙載置面)の用紙排出方向上流側の端部(後端部)の上面を検知する上面検知部71と、が設けられている。上面検知部71は、発光部および受光部を有するPIセンサーから構成されており、検知結果を制御部80に送信する。上面検知部71の発光部および受光部は、排出トレイ50を間に挟んで用紙幅方向の両側に配置されており、発光部から出射した光が用紙Pにより遮光されることによって用紙Pの上面を検知する。また、制御部80には、ユーザーが操作部(図示せず)に入力した用紙サイズ、パンチ穴の数、メディア情報(シートの材質や厚み)、用紙枚数などが送信される。制御部80は、用紙サイズおよびパンチ穴の数に基づいて排出トレイ50上の最上位の用紙Pのパンチ穴の位置を予測してもよいし、用紙Pの材質および厚みの少なくとも1つに基づいて排出ローラー対29により排出トレイ50に排出される用紙Pのカール量および先端位置を予測してもよい。この場合、制御部80は、既に排出されている排出トレイ50上の最上位の用紙Pの予測したパンチ穴の位置と排出ローラー対29により排出トレイ50に排出される用紙Pの予測した先端位置とに基づいて、用紙Pの排出時の排出トレイ50の上昇量を決定し、排出トレイ50を上昇させる。
図2に示すように、用紙Pが排出ローラー対29によって排出トレイ50上に排出される場合、上面検知部71により排出トレイ50上の用紙Pの上面の位置が検知される。そして、排出トレイ50がその位置で停止した状態で、排出ローラー対29により用紙Pが排出される。その後、昇降機構70により排出トレイ50が上面検知部71により検知されない位置まで一旦下降した後、排出トレイ50上の用紙Pの上面が上面検知部71に達するまで排出トレイ50が上昇し、排出トレイ50上の用紙Pの上面の位置が一定(基準位置)に維持される。以上の動作を繰り返すことによって、排出トレイ50上に用紙Pが積み重なっていく。
ここで、図3に示すように、排出トレイ50上の最上位の用紙Pにパンチ穴Paが形成されている場合、後続の用紙P(排出ローラー対29により排出される用紙P)の先端がパンチ穴Paに最初に接触する場合がある。この場合、排出トレイ50上の用紙Pが押し出されたり整合不良が発生したりする。
そこで、排出トレイ50上の最上位の用紙Pにパンチ穴Paが形成されている場合は図4に示すように、後続の用紙Pの先端が排出トレイ50上の最上位の用紙Pのパンチ穴Paが形成されていない部分に最初に接触するように、排出トレイ50を所定量だけ上昇させる。
そして、後続の用紙Pの後端が排出トレイ50上に排出された後、排出トレイ50上の最上位の用紙Pの上面の位置が上面検知部71の位置(基準位置)になるように排出トレイ50が下降される。
なお、図5に示すように、排出トレイ50上の最上位の用紙Pにパンチ穴Paが形成されている場合であっても、後続の用紙Pの先端が排出トレイ50上の最上位の用紙Pのパンチ穴Paが形成されていない部分に最初に接触する場合は、排出トレイ50を上昇させることなく、後続の用紙Pが排出される。
このように、排出トレイ50上の最上位の用紙Pのパンチ穴Paの位置によって、排出トレイ50が上昇されたり、上昇されなかったりする。
本実施形態では、上記のように、排出トレイ50上の最上位の用紙Pにパンチ穴Paが形成されている場合、後続の用紙Pの先端が、排出トレイ50上の最上位の用紙Pのパンチ穴Paが形成されていない部分に最初に接触するように、排出トレイ50を上昇させる。これにより、既に排出トレイ50上に排出された最上位の用紙Pのパンチ穴Paに後続の用紙Pの先端や先端角部が引っ掛かるのを抑制して、排出トレイ50上に排出された用紙Pの押し出しや整合不良が発生するのを抑制することができる。なお、排出トレイ50上に排出される後続の用紙Pの先端は、既に排出された用紙Pに接触した後は、既に排出された用紙Pに沿う(倣う)ので、後続の用紙Pの少なくとも先端が排出トレイ50上に排出された後は、用紙Pの後端側が排出ローラー対29により排出されたとしても、排出トレイ50上に排出された用紙Pのパンチ穴Paを通過する際にパンチ穴Paに引っ掛からないので、用紙Pの押し出しや整合不良が発生することがない。
また、上記のように、最上位の用紙Pのサイズおよびパンチ穴Paの数に基づいて予測されるパンチ穴Paの位置に応じて、排出トレイ50の上昇量を決定してもよい。用紙Pのサイズおよびパンチ穴Paの数によってパンチ穴Paの位置が決まるので、最上位の用紙Pのサイズおよびパンチ穴Paの数に基づくことによって、後続の用紙Pの先端が最上位の用紙Pのパンチ穴Paが形成されていない部分に最初に接触するように、排出トレイ50の高さを容易に設定することができる。
また、上記のように、後続の用紙Pの材質および厚みの少なくとも1つに基づいて予測される後続の用紙Pの先端位置に応じて、排出トレイ50の上昇量を決定してもよい。後続の用紙Pの材質や厚みによって、最上位の用紙Pに接触する後続の用紙Pの先端の位置がある程度決まるので、後続の用紙Pの材質および厚みの少なくとも1つに基づくことによって、後続の用紙Pの先端が最上位の用紙Pのパンチ穴Paが形成されていない部分に最初に接触するように、排出トレイ50の高さを容易に設定することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記実施形態においては、画像形成装置100と用紙後処理装置20とを直接接続した構成を例に挙げて説明したが、画像形成装置100と用紙後処理装置20との間に合紙を挿入するインサート装置が搭載された構成においても本発明を適用することができる。
また、上記実施形態では、用紙Pにパンチ穴Paが2つ又は3つ形成される例について示したが、用紙Pにパンチ穴Paが1つ又は4つ以上形成されてもよい。
また、上記実施形態では、用紙サイズおよびパンチ穴Paの数に基づいて用紙Pのパンチ穴Paの位置を予測する例について示したが、センサー等の検知部を用いて、パンチ穴Paの位置を検知してもよい。
また、上記実施形態では、後続の用紙Pの先端が排出トレイ50上の最上位の用紙Pのパンチ穴Paに最初に接触する場合に、排出トレイ50を上昇させたが、排出トレイ50を下降させてもよい。
また、用紙排出口22に用紙Pにコシを付与するためのコルゲーション部材を設けてもよい。コルゲーション部材の有無によって、排出される用紙Pのカール量およびコシが変わり先端位置が変わるので、コルゲーション部材の有無に基づいて排出トレイ50が昇降されてもよい。
また、定着装置7の定着温度や搬送スピードによっても、排出される用紙Pのカール量が変わり先端位置が変わるので、定着温度および搬送スピードの少なくとも1つに基づいて排出トレイ50が昇降されてもよい。
また、上記実施形態では、図3に示したように後続の用紙Pの先端が排出トレイ50上の最上位の用紙Pのパンチ穴Paに最初に接触すると判断した場合に、排出トレイ50を上昇させたが、後続の用紙Pのカール量が通常よりも大きいと判断し、かつ、後続の用紙Pの先端が排出トレイ50上の最上位の用紙Pのパンチ穴Paに最初に接触しないと判断した場合は、排出トレイ50を上昇させなくてもよい。
20 用紙後処理装置(シート後処理装置)
21 パンチ穴形成装置
29 排出ローラー対
50 排出トレイ
70 昇降機構
80 制御部
100 画像形成装置
P 用紙(シート)
Pa パンチ穴

Claims (2)

  1. シート搬送方向と平行なシートの側端縁に沿ってパンチ穴を形成するパンチ穴形成装置と、
    前記パンチ穴形成装置に対してシート搬送方向下流側に配置される排出ローラー対と、
    前記排出ローラー対が排出したシートを積載する排出トレイと、
    前記排出トレイを昇降させる昇降機構と、
    を備え、
    前記排出トレイに積載されている最上位のシートにパンチ穴が形成されている場合、前記排出ローラー対により前記排出トレイに排出される後続のシートの先端が、前記最上位のシートのパンチ穴が形成されていない部分に最初に接触するように、前記排出トレイを昇降させ
    前記最上位のシートのサイズおよび前記パンチ穴の数に基づいて予測される前記パンチ穴の位置と、前記排出ローラー対により前記排出トレイに排出されるシートの材質および厚みの少なくとも1つに基づいて予測される前記後続のシートの先端位置に応じて、前記排出トレイの昇降量を決定することを特徴とするシート後処理装置。
  2. 請求項1に記載のシート後処理装置と、
    前記シート後処理装置に連結され、シートに画像を形成するとともに画像が形成されたシートを前記シート後処理装置に搬送する画像形成装置と、
    前記シート後処理装置および前記画像形成装置を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする画像形成システム。
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