JP6493051B2 - 長尺導電性基板の電気めっき方法及び電気めっき装置、並びに該電気めっき方法を用いた金属化ポリイミドフィルムの製造方法 - Google Patents

長尺導電性基板の電気めっき方法及び電気めっき装置、並びに該電気めっき方法を用いた金属化ポリイミドフィルムの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6493051B2
JP6493051B2 JP2015142577A JP2015142577A JP6493051B2 JP 6493051 B2 JP6493051 B2 JP 6493051B2 JP 2015142577 A JP2015142577 A JP 2015142577A JP 2015142577 A JP2015142577 A JP 2015142577A JP 6493051 B2 JP6493051 B2 JP 6493051B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electroplating
conductive substrate
power supply
roll
long conductive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015142577A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017025359A (ja
Inventor
晃典 白石
晃典 白石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Mining Co Ltd filed Critical Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority to JP2015142577A priority Critical patent/JP6493051B2/ja
Publication of JP2017025359A publication Critical patent/JP2017025359A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6493051B2 publication Critical patent/JP6493051B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)

Description

本発明は、長尺導電性基板の電気めっき方法及び電気めっき装置、並びにこの電気めっき方法を用いた金属化ポリイミドフィルムの製造方法に関する。
ポリイミドフィルムは耐熱性に優れている上、機械的、電気的及び化学的な特性においても他のプラスティック材料に比べ遜色がないため、ポリイミドフィルムを基材としてその少なくとも片面上に金属層を形成してなる金属化ポリイミドフィルムがプリント配線板(PWB)、フレキシブルプリント配線板(FPC)、テープ自動ボンディング用テープ(TAB)、チップオンフィルム(COF)等の電子部品用の絶縁基板材料として多用されている。
これらの中でも液晶画面に画像を表示するためのドライバーICチップなどの実装が可能なCOFに金属化ポリイミドフィルムを適用する技術が注目されている。COFは従来の実装法であったTCP(Tape Carrier Package)に比べてファインピッチ実装が可能であり、ドライバーICの小型化とコストダウンを図ることが可能であることを特徴としている。このCOFの製造方法としては、例えば銅からなる金属層を有する金属化ポリイミドフィルムに対して、フォトリソグラフィー技法を用いたいわゆるサブトラクティブ法により該金属層にファインパターニング加工を施した後、スズめっき及びソルダーレジストでそれぞれ所定の領域を被覆する方法が一般的である。
上記の金属化ポリイミドフィルムには、接着剤を用いて金属箔とポリイミドフィルムを張り合わせた3層金属化ポリイミドフィルムと、接着剤を用いることなくポリイミドフィルムの表面に金属皮膜層を直接形成した2層金属化ポリイミドフィルムがある。近年、電子機器の高性能化に伴い実装基板の基材には微細配線が描けるものが求められており、接着剤層の影響を受けないので微細加工が容易である上、ポリイミド本来の高い安定性を発揮させることが可能な2層金属化ポリイミドフィルムの需要が高まっている。
上記したポリイミドフィルムの表面に金属皮膜層が直接形成された2層金属化ポリイミドフィルムの作製では、例えば、ポリイミドフィルムの表面にスパッタリング法等の乾式めっき法によりニッケルクロム合金等からなるニッケル合金の下地金属薄膜を形成し、その上に良導電性を付与するために銅薄膜を形成して金属薄膜層付きポリイミドフィルムを形成することが行われている。通常はこの金属薄膜層を回路形成用の金属皮膜層として厚膜化するため、電気めっき法又は電気めっきと無電解めっきを併用する方法によって金属薄膜層上に銅層が成膜される。尚、上記スパッタリング法によって形成される下地金属薄膜と銅薄膜からなる金属薄膜層の厚さとしては、100〜500nmが一般的である。また、電気めっき等で成膜される銅層の厚さは、例えばサブトラクティブ法によって回路を形成する場合には、5〜12μmが一般的である。
ところで、上記したように電気めっき法によって金属薄膜層付きポリイミドフィルムの該金属薄膜層上に連続的に銅層を形成する場合、一般に、長尺状の金属薄膜層付きポリイミドフィルムの搬送方向に沿って並べられた複数のめっき槽と、各めっき槽に電力を供給する給電部と、該長尺状のフィルムを連続的に搬送させる搬送機構とを具えた連続めっき装置が用いられている。各めっき槽には銅めっき液が供給されるようになっており、また、めっき時にカソードとなる該フィルムの金属薄膜層に対向する位置に陽極が配置されている。
例えば特許文献1には、電解液が貯められた複数のめっき槽からなる連続めっき装置が開示されており、下地金属薄膜と銅薄膜とからなる金属薄膜層が成膜された長尺のポリイミドフィルムを、これら複数のめっき槽に順次連続的に浸漬させることで、電解液中の陽極にポリイミドフィルムの金属薄膜層を対向させて電気めっきを行うことが示されている。この連続めっき装置の各めっき槽の通電量はポリイミドフィルムがその搬送方向の下流側にいくに従って順次増加するように個別に制御されており、これにより均一で良好な銅層を連続的に形成することができると記載されている。
特開2009−026990号公報
上記したようなポリイミドフィルム上に接着剤を介さずに金属層を直接形成する構造の2層金属化ポリイミドフィルムを、FPC、TAB、COF等の配線基板に加工する場合は、配線幅は最も細い場所で20μm以下となることがある。そのため、2層金属化ポリイミドフィルムの表面に微小な凹凸などの欠陥があると配線の断線などの品質上の問題が発生しやすくなり、FPC、TAB、COF等の生産性が低下することがあった。
本発明は、このような従来の問題に鑑みてなされたものであり、長尺の金属薄膜層付きポリイミドフィルム等の長尺導電性基板の金属層表面に微小な凹凸などの欠陥のない銅層等の金属層を成膜することができ、よって高品質の金属化ポリイミドフィルムを高い生産性で作製することが可能な電気めっき方法及び電気めっき装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明が提供する長尺導電性基板の電気めっき方法は、ロールツーロール方式で搬送される長尺導電性基板に対してめっき液の液面より上方に位置する給電ロールとの接触による給電と、該給電後にめっき液に浸漬させて行う電気めっきと、該電気めっき後のめっき液からの引き上げとからなる一連の操作を複数回繰り返すことによって電気めっきを行う長尺導電性基板の電気めっき方法であって、前記複数回の操作の各々において、前記給電ロールの回転軸より斜め下方にあってその外周面に接触して清掃する清掃手段の該接触部分、及び該給電ロールの外周面に接する直前の長尺導電性基板の被めっき面に、前記給電ロールの斜め下方にその端から端まで延在し且つ軸方向に沿って複数のノズル若しくは複数の貫通孔が千鳥状に設けられた1本のパイプを介してそれぞれ10〜32℃の温度範囲内の水を吹き付けることを特徴としている。
また、本発明が提供する長尺導電性基板の電気めっき装置は、めっき液が貯められためっき槽と、ロールツーロール方式で搬送される長尺導電性基板を該めっき液に複数回に分けて浸漬させる搬送機構と、該めっき液に浸漬した長尺導電性基板に対向するように配置された陽極とからなる長尺導電性基板の連続電気めっき装置であって、該搬送機構は該長尺導電性基板を該めっき液内に導くと同時に該該長尺導電性基板に給電を行う複数の給電ロールを有しており、これら複数の給電ロールの各々は、その回転軸より斜め下方に位置し且つその外周面に接触して清掃する清掃手段が設けられており、該給電ロールと該清掃手段との該接触部分、及び該給電ロールの外周面に接する直前の長尺導電性基板の被めっき面にそれぞれ10〜32℃の温度範囲内の水を吹き付けるべく、前記給電ロールの斜め下方にその端から端まで延在し且つ軸方向に沿って複数のノズル若しくは複数の貫通孔が千鳥状に設けられた1本のパイプからなる噴射手段が設けられていることを特徴としている。
更に、本発明が提供する金属化ポリイミドフィルムの製造方法は、上記した本発明の電気めっき方法を用いて、長尺ポリイミドフィルムの少なくとも片面に接着剤を介することなく乾式めっき法で金属薄膜層が成膜された長尺導電性基板としての金属薄膜層付ポリイミドフィルムに対して、その金属薄膜層の表面に銅電気めっきを行うことを特徴としている。
本発明によれば、金属薄膜層付きポリイミドフィルム等の長尺導電性基板の表面上に微小な凹凸等の欠陥が少ない銅層等の金属層を成膜することができるので、COF用として配線加工しても断線が少ない高品質の金属化ポリイミドフィルムを低コストで量産することができる。
本発明による長尺導電性基板の電気めっき装置の一具体例を示す概略の断面図である。 図1の電気めっき装置の一部のガイドロール及び給電ロール付近を示す部分断面図である。
以下、本発明の一具体例の長尺導電性基板の電気めっき装置及びこれを用いた電気めっき方法について詳しく説明する。尚、本発明の一具体例の電気めっき装置において電気めっきされる長尺導電性基板としては、ポリイミドフィルムの片面若しくは両面に接着剤を介することなく乾式めっき法でNi、Cr、Cuなどの金属又はその合金からなる金属薄膜層が形成された金属薄膜層付きポリイミドフィルムを代表例として挙げることができる。従って以下の説明においては、長尺導電性基板としてかかる金属薄膜層が片面に成膜された金属薄膜層付ポリイミドフィルムの金属薄膜層側表面に銅層を電気めっきして金属化ポリイミドフィルムを作製する場合を例に挙げて説明する。
図1は、本発明による長尺導電性基板の連続電気めっき装置の一具体例である。この本発明の一具体例の連続電気めっき装置は、めっき液Eが貯められた略直方体形状の縦長のめっき槽1を有し、その長手方向の両側壁部の外側に巻出ロール2及び巻取ロール3がそれぞれ設けられている。巻出ロール2から巻き出された長尺状の金属薄膜層付ポリイミドフィルム(以降、長尺導電性基板と称する)Fは、先ず第1ガイドロール4aで略水平方向にガイドされた後、めっき槽1の上方に位置する第1給電ロール5aでほぼ真下に向かうようにガイドされる。この給電ロール5aの外周面には個別の電源装置(図示せず)が接続しており、長尺導電性基板Fの金属薄膜層がこの外周面に接触することで直後の浸漬の際の電気めっきに必要な電力が給電される。
第1給電ロール5aでガイド及び給電された長尺導電性基板Fは、めっき槽1内のめっき液Eに浸漬し、めっき液E内をほぼ真下に向かって走行した後、めっき槽1の底面近傍に位置する第1反転ロール6aによって180℃反転せしめられる。第1反転ロール6aで反転せしめられた長尺導電性基板Fは、めっき液E内をほぼ真上に向かって走行した後、めっき槽1の上方に位置する第2ガイドロール4bによってめっき液E内から引き上げられる。
このようにして、めっき液E内を真下及び真上に向かって走行する長尺導電性基板Fの被めっき面にそれぞれ対向するように、第1アノード対7a、7aがめっき槽1内に設けられている。この第1アノード対7a、7aは、長尺導電性基板Fの搬送方向に関してそれらの直ぐ上流側に位置する前述した給電ロール5aとの間で図示しない電気めっきの回路(めっきセル)を構成している。これにより、長尺導電性基板Fがめっき液E内を上下方向に一往復する間にその被めっき面に電気めっきが施される。
第2ガイドロール4bによってめっき液E内から引き上げられた長尺導電性基板Fは、以降は同様にして第2給電ロール5b、第2反転ロール6b、及び第3ガイドロール4cによる2回目の浸漬の際に第2アノード対7b、7bによって2回目の電気めっきが施され、第3給電ロール5c、第3反転ロール6c、及び第4ガイドロール4dによる3回目の浸漬の際に第3アノード対7c、7cによって3回目の電気めっきが施され、第4給電ロール5d、第4反転ロール6d、及び第5ガイドロール4eによる4回目の浸漬の際に第4アノード対7d、7dによって4回目の電気めっきが施される。
上記した給電ロール5a、5b、5c、5dの各々のめっきセルに供給する通電量は、長尺導電性基板Fの搬送方向に関して下流側になるに従って順次増加させるのが好ましい。これにより、均一で良好な銅層などの電気めっき層を形成することができる。尚、上記したアノード対の各々には公知の無酸素含リン銅や不溶性アノードを用いることができ、めっき液Eにはそのアノードに応じためっき液を用いればよい。
上記したように、本発明の一具体例の連続電気めっき装置は、長尺導電性基板Fに対して給電ロールとの接触による給電、めっき液Eへの浸漬、及びめっき液Eからの引き上げからなる一連の操作を複数回(図1では4回)に亘って繰り返し、各操作の浸漬の際に被めっき面への電気めっきを施すことで、銅層を成膜している。長尺導電性基板Fの搬送速度は、数m〜数十m/分が好ましく、めっき液Eへの浸漬を繰り返すことによって、その表面上に最終的に膜厚数μm〜12μmの銅層を成膜することができる。このようにして銅層が成膜された長尺導電性基板Fは、金属化ポリイミドフィルムSとして巻取ロール3に巻き取れられる。
本発明の一具体例の連続電気めっき装置においては、これら給電ロール5a、5b、5c、5dにそれらの外周面を清掃する清掃手段として給電ロールブラシ8a、8b、8c、8dがそれぞれ設けられている。そして、これら給電ロールと給電ロールブラシとの接触部分に洗浄水を吹き付けて洗浄するため、該洗浄水を噴射する噴射手段として、接触部洗浄ノズル9a、9b、9c、9dがそれぞれ設けられている。また、本発明の一具体例の連続電気めっき装置においては、これら給電ロール5a、5b、5c、5dにそれぞれ接する直前の長尺導電性基板Fの被めっき面に洗浄水を吹き付けて洗浄するため、該洗浄水を噴射する他の噴射手段として、被めっき面洗浄ノズル10a、10b、10c、10dがそれぞれ設けられている。
これら給電ロールブラシ8a、8b、8c、8dは全て同様の構造及び機能を有しており、それらによる接触部分にそれぞれ洗浄水を噴射する接触部洗浄ノズル9a、9b、9c、9dも全て同様の構造及び機能を有している。また、給電ロール5a、5b、5c、5dに接する直前の長尺導電性基板Fの被めっき面にそれぞれ洗浄水を噴射する被めっき面洗浄ノズル10a、10b、10c、10dも全て同様の構造及び機能を有している。従って、簡単のため、以下の説明では代表として第2給電ロール5bに設けられている第2給電ロールブラシ8b、並びに第2給電ロール5b近傍に位置する第2接触部洗浄ノズル9b及び第2被めっき面洗浄ノズル10bを採り上げて図2を参照しながら説明する。
第2給電ロール5bの外周面を洗浄する第2給電ロールブラシ8bは、第2給電ロール5bの回転軸よりも斜め下方に位置し且つその回転に従動して回転しながらその外周面に接触することで清掃する略円柱形状のブラシであり、その材質は、第2給電ロール5bを傷付けることなくその外周面に付着した異物を除去できるのであれば特に限定はなくポリプロピレン製ブラシ等を用いることができる。この第2給電ロールブラシ8bは、その最上部が第2給電ロール5bの中心部より下に配されるのが好ましい。
これら第2給電ロールブラシ8bと第2給電ロール5bの外周面との接触部分を洗浄する洗浄水を噴射する第2接触部洗浄ノズル9bは、長尺導電性基板Fの搬送方向に関して第2給電ロール5bの上流側に配置する。これにより、第2接触部洗浄ノズル9bは第2ガイドロール4bと第2給電ロール5bとの間に配されることになる。また、第2接触部洗浄ノズル9bは、第2給電ロール5bの中心部の高さと第2給電ロールブラシ8bの中心部の高さとの間の高さに配置するのが好ましい。特に、第2接触部洗浄ノズル9bを、第2給電ロール5bの真下に配さないことが望ましい。
第2接触部洗浄ノズル9bをこのような位置に配するのは、第2接触部洗浄ノズル9bから噴射した洗浄水が飛散して長尺導電性基板Fを汚染させないようにするためである。第2接触部洗浄ノズル9bを第2給電ロール5bの真下に配置するのが好ましくない理由は、第2接触部洗浄ノズル9bに供給する洗浄水の水圧などを適切に調整しないと、噴射した洗浄水が第2給電ロール5bや第2給電ロールブラシ8bではね返って飛散し、長尺導電性基板Fに異物などを付着させる恐れがあるからである。また、第2接触部洗浄ノズル9bを第2ガイドロール4bと第2給電ロール5bとの間に配する理由は、第2接触部洗浄ノズル9bから噴射された洗浄水の水流の制御を容易にするためである。
第2接触部洗浄ノズル9bから噴射する洗浄水は、第2給電ロール5bと第2給電ロールブラシ8bとの接触部分に直接噴射するようにするのが好ましい。あるいは、第2接触部洗浄ノズル9bから噴射した洗浄水を第2給電ロール5bを経て第2給電ロールブラシ8bに供給してもよい。いずれの場合においても、発塵した異物やめっき液を洗浄し除去することができる。第2接触部洗浄ノズル9bから噴射する洗浄水の温度は10〜32℃の範囲内とする。この温度の洗浄水を第2給電ロール5bに供給することにより、第2給電ロール5bの外周面の洗浄と冷却の両方の効果を得ることができる。この洗浄水の温度が10℃未満では銅層の表面外観に影響は出ないものの、金属薄膜層付ポリイミドフィルムの温度低下に起因するめっき温度の低下などにより、生産性が低下する恐れがあるため好ましくない。一方、32℃を超えると冷却効果が低下すると、得られる金属化ポリイミドフィルムの銅層の表面外観が悪くなったり、欠点部が生じやすくなったりし、その欠点部を起点として銅層にクラックが入りやすくなる。第2接触部洗浄ノズル9bから噴射させる洗浄水の量は、第2給電ロール5bや第2給電ロールブラシ8bに付着した異物が除去できる水量であればよい。
第2接触部洗浄ノズル9bの仰俯角は−45°〜45°の範囲内が望ましい。第2接触部洗浄ノズル9bに上記の範囲内の仰俯角をつけて洗浄水を噴射させることにより、噴射された洗浄水は放物線を描いて第2給電ロール5bと第2給電ロールブラシ8bとの接触部分に的確に到達することができる。第2接触部洗浄ノズル9bが仰角45°を超えると、第2給電ロール5bと第2給電ロールブラシ8bとの接触部分ではね返った水が飛散して長尺導電性基板Fを汚染するおそれがある。一方、第2接触部洗浄ノズル9bの俯角が−45°より低いと、第2接触部洗浄ノズル9bから第2給電ロール5bと第2給電ロールブラシ8bとの間(接触面)に直接的に水を供給することが困難になる。
本発明の一具体例の電気めっき装置においては、上記したように長尺導電性基板Fをめっき液Eに繰り返し浸漬させて電気めっきを行うため、各浸漬による電気めっきの後は長尺導電性基板Fを次の浸漬による電気めっき用の給電ロールに接触させる前にその被めっき面を洗浄水で洗浄することが好ましい。そこで、上記した第2接触部洗浄ノズル9bとは別に、第2被めっき面洗浄ノズル10bを設けて、第2給電ロール5bに接触する前の長尺導電性基板Fの金属薄膜層に温度10〜32℃の洗浄水を直接噴射している。
具体的には、第2被めっき面洗浄ノズル10bは、第2ガイドロール4bと第2給電ロール5bとの間に配され、且つ第2被めっき面洗浄ノズル10bから噴射した洗浄水が長尺導電性基板Fの被めっき面に到達する位置と第2給電ロール5bとの間にはロールが存在しないようにする。第2被めっき面洗浄ノズル10bから噴射した洗浄水が長尺導電性基板Fの被めっき面に到達する位置から第2給電ロール5bの間にロールを存在させない理由は、第2被めっき面洗浄ノズル10bから噴射した洗浄水で洗浄された長尺導電性基板Fが第2給電ロール5bの外周面に接触する前に他のロールで汚染されるのを防ぐためである。
また、前述した第2被めっき面洗浄ノズル10bとその他のロールとの配置関係により、第2被めっき面洗浄ノズル10bから噴射した洗浄水を長尺導電性基板Fの被めっき面に付着させた状態のまま第2給電ロール5bの外周面に接触させることできるので、長尺導電性基板Fをある程度冷却することが可能になる。そのため、第2被めっき面洗浄ノズル10bから噴射する洗浄液の温度は10〜32℃の範囲内とする。
すなわち、10〜32℃の温度範囲内の洗浄水を長尺導電性基板Fの被めっき面に吹き付けることにより長尺導電性基板Fの洗浄と冷却の両方の効果を得ることができる。この洗浄水の温度が10℃未満では銅層の表面外観に影響は出ないものの、金属薄膜層付ポリイミドフィルムの温度低下に起因するめっき温度の低下などにより、生産性が低下する恐れがあるため好ましくない。一方、32℃を超えると冷却効果が低下すると、得られる金属化ポリイミドフィルムの銅層の表面外観が悪くなったり、欠点部が生じやすくなったりし、その欠点部を起点として銅層にクラックが入りやすくなる。第2被めっき面洗浄ノズル10bから噴射させる洗浄水の量は、洗浄水の水温や電気めっき後のめっき面の外観から適宜選択することができる。ただし、長尺導電性基板Fの金属薄膜層が、第2被めっき面洗浄ノズル10bから噴射される水の圧力で変形することは避けねばならない。
第2被めっき面洗浄ノズル10bから噴射した洗浄水が付着した状態の長尺導電性基板Fは、例えば図2に示すように、第2給電ロール5bとこれに追従して回転する第2ニップロール11bとの間に挟み込むことで該洗浄水を除去することができる。この場合、長尺導電性基板Fにめっき液が付着している場合は、このめっき液も除去できる。尚、上記の第2給電ロールブラシ8bのようなブラシや別途設けたロールによってもこれら洗浄水やめっき液を除去する効果が得られる。
接触部洗浄ノズル及び被めっき面洗浄ノズルから噴射する洗浄水は、めっき槽内のめっき液に混入するおそれがあるので純度に留意するのが好ましい。例えば、洗浄水は、めっき液にとって好ましくないイオン等が除去されている1μS/cm以下の純水が好ましい。このような純水は、一般的な純水冷却機構を備えた純水製造装置で製造することができる。純水冷却機構は純水の温度を10〜32℃に管理できるものであれ特に限定はなく、例えば工水の散水等による冷却や、一般的なチラーの冷媒を用いた熱交換による冷却を用いることができる。
再度図1に戻ると、上記したような接触部洗浄ノズル9a及び被めっき面洗浄ノズル10aの下方には、受水皿12aを設けることが好ましい。同様に、受水皿12b、12c、12dを設けることが好ましい。これにより上記洗浄ノズル群から噴射された洗浄水をこれら受水皿12a、12b、12c、12dで受けることができ、めっき槽1内のめっき液Eへの洗浄水の混入を減らすことができる。尚、接触部洗浄ノズルや被めっき面洗浄ノズルからめっき液を噴射すれば上記した受水皿を省くことができるが、これらノズルからめっき液を噴射すると給電ロールが汚染される懸念があるため好ましくない。
上記した接触部洗浄ノズルは対応する給電ロールの軸方向の端から端まで全体的に洗浄水を供給できるのが好ましく、また、被めっき面洗浄ノズルは長尺導電性基板Fの幅方向の端から端まで全体的に洗浄水を供給できるのが好ましい。そのため、これらノズルの形状、個数、配置方法等が適宜定められる。例えば、ノズルの先端開口部の形状を細長くしたり、複数のノズルを直線状に並べて配置したりすることで給電ロールの軸方向やフィルムの幅方向に全体的に亘って給水することができる。あるいは、接触部洗浄ノズル及び被めっき面洗浄ノズルとして、図1の各給電ロールの斜め下方にその端から端まで延在する1本のパイプを設け、その軸方向に沿って各々洗浄水を0.5L/min程度噴出可能な複数のノズル若しくは複数の貫通孔を千鳥に設けることで、該1本のパイプから給電ロールと長尺導電性基板Fの両方に洗浄水を噴射させてもよい。
以上説明した本発明の一具体例の長尺導電性基板の電気めっき装置により、長尺ポリイミドフィルムの少なくとも片方の面に金属薄膜層が製膜された金属薄膜層付ポリイミドフィルムを長尺導電性基板として連続的に電気めっきして金属化ポリイミドフィルムを作製することができる。尚、上記した金属薄膜層付ポリイミドフィルムは、ポリイミドフィルムの表面に接着剤を用いることなく乾式めっき法により成膜したNiやCrなどの金属又はこれら合金からなる下地金属薄膜と、この下地金属薄膜上の銅薄膜とを具えている。これらの下地金属薄膜及び銅薄膜は、一般的な蒸着法やスパッタリング法等の乾式めっき法を用いて積層することができる。
上記した下地金属薄膜の膜厚は3〜50nm程度が好ましい。この膜厚が3nm未満では、得られた金属化ポリイミドフィルムの金属層をサブトラクティブ法などにより配線加工する際に、エッチング液が金属薄膜を浸食してポリイミドフィルムと金属薄膜の間に染み込み、配線が浮いてしまう場合があり好ましくない。一方、50nmを超えると、エッチングして配線を形成する際に金属層を完全に除去するのが困難になり、その残渣が配線間の絶縁不良を発生させるおそれがある。
ここでサブトラクティブ法とは、フレキシブル配線板の配線パターンを作製する方法である。金属化ポリイミドフィルムの金属皮膜層表面にレジスト層を設け、そのレジスト層上に所定の配線パターンを有するマスクを設け、その上から紫外線を照射して露光し、現像して金属をエッチングするためのエッチングマスクを得た後、露出している金属をエッチングして除去し、次いで残存するレジスト層を除去し、水洗することで配線パターンが得られる。
下地金属薄膜上に銅薄膜を設ける理由は、下地金属薄膜上に電気めっき法により直接銅層を設けようとすると、通電抵抗が高くなって電気めっきの電流密度が不安定になるからである。これに対して銅薄膜を設けることにより通電抵抗が下がり、電気めっき時の電流密度の安定化を図ることができる。この銅薄膜の膜厚は10nm〜1μmとし、20nm〜0.8μmの範囲が好ましい。10nmより薄いと電気めっき時の通電抵抗を十分下げることができず、1μmを超えて厚くなると成膜に時間がかかりすぎ、生産性を悪化させ、経済性を損なうからである。
本発明の電気めっき装置及び電気めっき方法は、長尺導電性基板に長尺の銅箔などの金属ストリップ等を用いることも可能である。銅箔に電気銅めっきを行うことにより、銅箔への銅めっきによる銅の厚付が可能である。更に、本発明の電気めっき装置及び電気めっき方法は、公知のセミアディティブ法のパターンめっきにも応用可能である。
[実施例1]
図1に示すようなロールツーロール方式の連続電気めっき装置を用いて、金属薄膜層付ポリイミドフィルムFに銅層の膜厚が8μmとなるように銅電気めっきを行った。尚、金属薄膜層付ポリイミドフィルムFは、めっき槽1内のめっき液Eの液面から最深1mの深さまで浸漬させた。アノード7a〜dには溶解性の陽極(リン脱酸素銅)を用いた。めっき液Eの組成は、硫酸濃度180g/L、硫酸銅濃度23g/L、塩素濃度50mg/Lとし、更に銅めっき層の平滑性等を確保する目的で市販の有機系添加剤を所定量添加した。めっき液Eの温度は27℃とした。
めっきセルの電流密度は、第1給電ロール5aと第1アノード対7a、7aとの間が0.01A/cm、第2給電ロール5bと第2アノード対7b、7bとの間が0.02A/cm、第3給電ロール5cと第3アノード対7c、7cとの間が0.03A/cm、第4給電ロール5dと第4アノード対7d、7dとの間が0.04A/cmとなるようにそれぞれ設定した。
金属薄膜層付ポリイミドフィルムFには、幅50cm、厚み38μmのポリイミドフィルム(登録商標「カプトン」、東レデュポン社製)の表面に、スパッタリング法により、膜厚7nmの20%Cr−Ni合金下地金属薄膜と膜厚100nmの銅薄膜とを積層したものを用いた。めっき層表面の欠陥の測定は、光学顕微鏡観察で薄膜シート5cm角での表面欠陥を観察・マーキングし、微小凹凸欠陥個数をカウントした。表面欠陥サイズは、(1)20μm以下(2)20〜50μmの2種類に分けた。
上記しためっき条件の下、金属薄膜層付ポリイミドフィルムFを巻出ロール2から巻取ロール3までロールツーロール方式により搬送し、接触部洗浄ノズル9a〜d及び被めっき面洗浄ノズル10a〜dの全てから温度29℃の純水を噴射しながら銅電気めっきを行なった。接触部洗浄ノズル9a〜dの仰角は45°にして、給電ロール5a〜dとこれらに対応する給電ロールブラシ8a〜dとの接触部分に放物線を描きながら水が吹き付けられるようにした。一方、被めっき面洗浄ノズル10a〜dは真上に向けて吹き付けた。各洗浄ノズルからは5リットル/分の流量で水を噴射させた。
このようにして得た金属化ポリイミドフィルムの外観を目視で観察したところ、全体に亘ってほぼ均一な銅色を呈しており外観上は問題なかった。更に、得られた金属化ポリイミドフィルム表面の微小凹凸欠陥個数をカウントしたところ、測定サンプル50シートで、微小凹凸欠陥の平均個数は20μm以下の個数が2.1個、20〜50μmの個数が0.8個であった。
[実施例2]
洗浄ノズルから噴射させる純水の温度を20℃とした以外は上記実施例1と同様にして金属薄膜層付ポリイミドフィルムに銅電解めっきを行った。得られた金属化ポリイミドフィルムの外観を目視で観察したところ、全体に亘ってほぼ均一な銅色を呈しており外観上は問題なかった。更に、得られた金属化ポリイミドフィルム表面の微小凹凸欠陥個数をカウントしたところ、測定サンプル50シートで、微小欠陥の平均個数は20μm以下の個数が2.0個、20〜50μmの個数が0.5個であった。
[比較例1]
全ての洗浄ノズルから水の噴射を行わなかったこと以外は上記実施例1と同様にして、金属薄膜層付ポリイミドフィルムに銅電気めっきを行った。その結果、銅めっきの表面が変色したので電気めっきを中止した。
[比較例2]
接触部洗浄ノズル9a〜dから噴射された水の到達位置を給電ロールと給電ロールブラシとの接触部分ではなく給電ロールブラシの下方に変更した以外は実施例1と同様にして金属薄膜層付ポリイミドフィルムに銅電気めっきを行った。得られた金属化ポリイミドフィルムの外観を目視で観察したところ、全体に亘ってほぼ均一な銅色を呈しており外観上は問題なかった。しかし、得られた金属化ポリイミドフィルムの微小欠陥個数をカウントしたところ、測定サンプル50シートで、微小凹凸欠陥の平均個数は20μm以下の個数が3.2個、20〜50μmの個数が0.8個であった。
[金属化ポリイミドフィルムの微小凹凸欠陥評価結果]
上記した実施例1〜2及び比較例1〜2の結果から分るように、本発明による実施例1及び2で得られた金属化ポリイミドフィルムは電気めっき面に変色がなく且つ微小凹凸欠陥の少ない銅薄膜を得ることができた。一方、水の噴射を行わない比較例1では良好な銅の電気めっきができなかった。また、接触部洗浄ノズルによる洗浄位置を給電ロールの清掃部分から給電ロールブラシへ変更した比較例2では電気めっき面の変色はなかったものの、微小凹凸欠陥平均個数を3個以下にすることができず、微小凹凸欠陥の少ない基板を製造することができなかった。
F 金属薄膜層付ポリイミドフィルム(長尺導電性基板)
S 金属化ポリイミドフィルム
E めっき液
1 めっき槽
2 巻出ロール
3 巻取ロール
4a、4b、4c、4d、4e ガイドロール
5a、5b、5c、5d 給電ロール
6a、6b、6c、6d 反転ロール
7a、7b、7c、7d アノード
8a、8b、8c、8d 給電ロールブラシ
9a、9b、9c、9d 接触部洗浄ノズル
10a、10b、10c、10d 被めっき面洗浄ノズル
11a、11b、11c、11d ニップロール
12a、12b、12c、12d 受水皿


Claims (5)

  1. ロールツーロール方式で搬送される長尺導電性基板に対してめっき液の液面より上方に位置する給電ロールとの接触による給電と、該給電後にめっき液に浸漬させて行う電気めっきと、該電気めっき後のめっき液からの引き上げとからなる一連の操作を複数回繰り返すことによって電気めっきを行う長尺導電性基板の電気めっき方法であって、
    前記複数回の操作の各々において、前記給電ロールの回転軸より斜め下方にあってその外周面に接触して清掃する清掃手段の該接触部分、及び該給電ロールの外周面に接する直前の長尺導電性基板の被めっき面に、前記給電ロールの斜め下方にその端から端まで延在し且つ軸方向に沿って複数のノズル若しくは複数の貫通孔が千鳥状に設けられた1本のパイプを介してそれぞれ10〜32℃の温度範囲内の水を吹き付けることを特徴とする長尺導電性基板の電気めっき方法。
  2. 前記長尺導電性基板の搬送方向に関して前記給電ロールよりも上流側であって且つ前記給電ロールの中心高さと前記清掃手段の設置高さとの間の高さの位置から、前記接触部分に向けて仰俯角−45°〜+45°の範囲内の角度で前記水を噴射することを特徴とする、請求項1に記載の長尺導電性基板の電気めっき方法。
  3. 前記電気めっきが銅電気めっきであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の長尺導電性基板の電気めっき方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気めっき方法を用いて、長尺ポリイミドフィルムの少なくとも片面に接着剤を介することなく乾式めっき法で金属薄膜層が成膜された前記長尺導電性基板としての金属薄膜層付ポリイミドフィルムに対して、その金属薄膜層の表面に銅電気めっきを行うことを特徴とする金属化ポリイミドフィルムの製造方法。
  5. めっき液が貯められためっき槽と、ロールツーロール方式で搬送される長尺導電性基板を該めっき液に複数回に分けて浸漬させる搬送機構と、該めっき液に浸漬した長尺導電性基板に対向するように配置された陽極とからなる長尺導電性基板の連続電気めっき装置であって、
    該搬送機構は該長尺導電性基板を該めっき液内に導くと同時に該該長尺導電性基板に給電を行う複数の給電ロールを有しており、これら複数の給電ロールの各々は、その回転軸より斜め下方に位置し且つその外周面に接触して清掃する清掃手段が設けられており、該給電ロールと該清掃手段との該接触部分、及び該給電ロールの外周面に接する直前の長尺導電性基板の被めっき面にそれぞれ10〜32℃の温度範囲内の水を吹き付けるべく、前記給電ロールの斜め下方にその端から端まで延在し且つ軸方向に沿って複数のノズル若しくは複数の貫通孔が千鳥状に設けられた1本のパイプからなる噴射手段が設けられていることを特徴とする長尺導電性基板の連続電気めっき装置。
JP2015142577A 2015-07-17 2015-07-17 長尺導電性基板の電気めっき方法及び電気めっき装置、並びに該電気めっき方法を用いた金属化ポリイミドフィルムの製造方法 Active JP6493051B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015142577A JP6493051B2 (ja) 2015-07-17 2015-07-17 長尺導電性基板の電気めっき方法及び電気めっき装置、並びに該電気めっき方法を用いた金属化ポリイミドフィルムの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015142577A JP6493051B2 (ja) 2015-07-17 2015-07-17 長尺導電性基板の電気めっき方法及び電気めっき装置、並びに該電気めっき方法を用いた金属化ポリイミドフィルムの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017025359A JP2017025359A (ja) 2017-02-02
JP6493051B2 true JP6493051B2 (ja) 2019-04-03

Family

ID=57946412

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015142577A Active JP6493051B2 (ja) 2015-07-17 2015-07-17 長尺導電性基板の電気めっき方法及び電気めっき装置、並びに該電気めっき方法を用いた金属化ポリイミドフィルムの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6493051B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11674235B2 (en) 2018-04-11 2023-06-13 Hutchinson Technology Incorporated Plating method to reduce or eliminate voids in solder applied without flux
CN112238498A (zh) * 2019-11-22 2021-01-19 江苏上达电子有限公司 一种新型cof自动冲孔机
KR102364447B1 (ko) * 2020-07-20 2022-02-17 도레이첨단소재 주식회사 연성동박 적층필름 및 이를 포함하는 전기 소자
CN112376099B (zh) * 2020-11-16 2021-12-10 徐州鑫启帆智能科技有限公司 一种卷对卷连续电镀设备

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63250492A (ja) * 1987-04-07 1988-10-18 Sumitomo Metal Ind Ltd 竪型メツキ設備用電析防止方法
JPH0478272U (ja) * 1990-11-22 1992-07-08
JPH05140797A (ja) * 1991-11-18 1993-06-08 Sumitomo Metal Ind Ltd 連続電気めつき鋼帯の製造方法
JP2785605B2 (ja) * 1992-08-18 1998-08-13 日本鋼管株式会社 垂直型電気めっき装置
US5863410A (en) * 1997-06-23 1999-01-26 Circuit Foil Usa, Inc. Process for the manufacture of high quality very low profile copper foil and copper foil produced thereby
JP4279606B2 (ja) * 2003-06-11 2009-06-17 東洋鋼鈑株式会社 フィルムめっき材料の製造方法及び製造装置
JP5293664B2 (ja) * 2010-03-25 2013-09-18 住友金属鉱山株式会社 長尺導電性基板の電気めっき方法及びその装置、金属化ポリイミドフィルム及びその製造方法
JP5440386B2 (ja) * 2010-05-26 2014-03-12 住友金属鉱山株式会社 金属化樹脂フィルム基板の製造方法
JP5862917B2 (ja) * 2010-09-06 2016-02-16 住友金属鉱山株式会社 長尺導電性基板の電気めっき方法およびこの方法を用いた銅被覆長尺導電性基板の製造方法並びにロール・ツー・ロールタイプの電気めっき装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017025359A (ja) 2017-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6493051B2 (ja) 長尺導電性基板の電気めっき方法及び電気めっき装置、並びに該電気めっき方法を用いた金属化ポリイミドフィルムの製造方法
JP6859850B2 (ja) 銅張積層樹脂フィルムの製造方法及び製造装置
KR100661456B1 (ko) Fccl 필름 제조 장치 및 fccl 필름 제조 방법
JP5862917B2 (ja) 長尺導電性基板の電気めっき方法およびこの方法を用いた銅被覆長尺導電性基板の製造方法並びにロール・ツー・ロールタイプの電気めっき装置
KR20150003854A (ko) 2층 플렉시블 배선용 기판 및 플렉시블 배선판 및 이들의 제조 방법
JP7107190B2 (ja) 銅張積層板の製造方法
JP5673582B2 (ja) 電気めっきの前処理方法及び該前処理方法を含んだ電気めっき方法による銅張積層樹脂フィルムの製造方法
JP4793720B2 (ja) めっき法2層回路基材の製造方法
CN111229720A (zh) 一种电解铜箔表面处理工艺中的在线超声清洗装置
JP7070012B2 (ja) 電解めっき装置、および金属張積層板の製造方法
JP5440386B2 (ja) 金属化樹脂フィルム基板の製造方法
JP5293664B2 (ja) 長尺導電性基板の電気めっき方法及びその装置、金属化ポリイミドフィルム及びその製造方法
JP5858286B2 (ja) 長尺導電性基板の電解めっき方法および銅張積層板の製造方法
JP5751530B2 (ja) 長尺導電性基板の電解めっき方法および銅張積層板の製造方法
JP5304664B2 (ja) 連続電解めっき装置、連続電解めっき方法及び金属化樹脂フィルムの製造方法
JP6953698B2 (ja) 被成膜物の搬送方法および乾式成膜装置ならびに該搬送方法を用いた被成膜物の成膜方法
JP6403095B2 (ja) フレキシブル配線用基板およびフレキシブル配線板
KR101010700B1 (ko) 연성동박적층판의 제조 장치
JP7215211B2 (ja) 銅張積層板の製造方法
JP7211184B2 (ja) 銅張積層板および銅張積層板の製造方法
JP5146774B2 (ja) 二層めっき基板とその製造方法
JP2008050638A (ja) 金属化プラスチックフィルム基材の製造方法および真空成膜装置
JP2005113173A (ja) フレキシブル多層配線基板の電解めっき装置
EP3890458A1 (en) Circuit pattern continuous manufacturing device
JP2017222907A (ja) めっき装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180123

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181010

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181030

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190218

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6493051

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150