JP6492706B2 - 車両窓開閉装置 - Google Patents

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本発明は、車両に搭載されるパワーウインド装置等の車両窓開閉装置に関するものである。
従来、車両窓開閉装置において、車両窓の開閉作動を妨げる異物の検出機能が知られている。例えば、特許文献1に示す車両窓開閉装置(パワーウインド装置)では、駆動源としてのモータの回転速度の変動推移等から車両窓の作動が異物によって妨げられたことを検出し、その異物検出を基にモータの駆動を停止する等して異物に掛かる荷重の軽減を図るものである。これにより、閉作動中の車両窓と窓枠との間での異物の挟み込みを防止することが可能となり、また、開作動中の車両窓によって異物が例えばドア内部に巻き込まれることを防止することが可能となる。
特開2011−122369号公報
しかしながら、上記のような異物検出機能を備えた車両窓開閉装置では、開作動中の車両窓による異物巻き込みが検出されて車両窓の作動が停止された後に、搭乗者が誤って操作スイッチの開操作をしてしまった場合、車両窓が異物を巻き込んだ状態で開作動されるため、異物が深くまで巻き込まれて異物の解放が困難となるおそれがある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、巻き込まれた異物の解放を容易に行うことができる車両窓開閉装置を提供することにある。
上記課題を解決する車両窓開閉装置は、モータの駆動力に基づく車両窓の開閉作動を制御する開閉制御部と、開作動中の前記車両窓に掛かる負荷変動に応じて変動する前記モータの特性値に基づいて該車両窓による異物の巻き込みを検出する巻き込み検出部とを備えた車両窓開閉装置であって、前記開閉制御部は、前記巻き込み検出部によって異物の巻き込みが検出されると、前記車両窓の開作動を停止又は所定量だけ反転作動させ、かつ、前記車両窓の開作動を禁止するとともに、前記開閉制御部は、前記巻き込み検出部による異物の巻き込み検出後における前記車両窓の閉作動の回数に基づいて、前記車両窓の開作動を許可する
この構成によれば、開作動中の車両窓による異物巻き込みが検出されて車両窓の開作動が停止又は所定量だけ反転作動された後、搭乗者が誤って操作スイッチの開操作をしたとしても、車両窓が開作動されない。これにより、車両窓が異物を巻き込んだ状態で開作動されることがないため、巻き込まれた異物の解放を容易に行うことができる。
また、巻き込み検出後における車両窓の閉作動の回数に基づいて車両窓の開作動が許可される。このため、車両窓をある程度閉作動させて巻き込まれた異物を解放した後に、車両窓の開作動が許可された通常作動モードに復帰させることが可能となる。
上記車両窓開閉装置において、前記開閉制御部は、前記巻き込み検出部による異物の巻き込み検出後における前記車両窓の閉作動の回数に基づいて前記車両窓の開作動を許可するとともに、前記巻き込み検出部による異物の巻き込み検出後における前記車両窓の閉作動の作動時間、及び閉作動の変位量の少なくとも1つに基づいて、前記車両窓の開作動を許可する。
この構成によれば、巻き込み検出後における車両窓の閉作動の作動時間、及び閉作動の変位量の少なくとも1つに基づいて車両窓の開作動が許可される。このため、車両窓をある程度閉作動させて巻き込まれた異物を解放した後に、車両窓の開作動が許可された通常作動モードに復帰させることが可能となる。
本発明の車両窓開閉装置によれば、巻き込まれた異物の解放を容易に行うことができる。
実施形態のパワーウインド装置の概略構成を示す電気ブロック図である。 同形態のパワーウインド装置における制御態様を説明するためのフローチャートである。
以下、車両窓開閉装置の一実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態のパワーウインド装置10(車両窓開閉装置)は、ウインドガラスWGを開閉させるべく車両ドアDに取り付けられるものであり、モータ11と、該モータ11の回転駆動によりウインドガラスWGを開閉作動させる例えばXアーム式のウインドレギュレータ(図示略)とを備えている。モータ11は、直流モータに減速部が一体に組み付けられたギヤードモータにて構成されている。ウインドレギュレータは、モータ11の回転をウインドガラスWGの開閉作動に変換する。
パワーウインド装置10は、モータ11を制御してウインドガラスWGの作動を制御するウインドECU12と、モータ11の回転を検出する回転検出センサ13とを備えている。回転検出センサ13は、例えばホールICよりなり、モータ11の回転軸に設けられたセンサマグネット(図示略)の回転に伴う磁界変化を検出して、モータ11の回転数や回転位置等の回転情報を検出する。
ウインドECU12は、モータ11と別体若しくはモータ11内に一体に備えられる。ウインドECU12は、制御回路21と駆動回路22とを備え、駆動回路22は制御回路21の制御に基づいて車載のバッテリ23からモータ11に対して電源供給を行う。
制御回路21は、車両ドアDに備えられる操作スイッチ24の操作に基づき駆動回路22を通じてモータ11を回転駆動させ、ウインドガラスWGの開閉制御を行う。制御回路21は、回転検出センサ13から出力される回転検出信号(パルス信号)に基づいてウインドガラスWGの位置情報を算出する。本実施形態では、制御回路21は、ウインドガラスWGの全閉位置を基準(ゼロ)として、ウインドガラスWGの開閉作動(つまり、モータ11の正逆回転)に伴って加減算される回転検出信号のパルスエッジ(立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジ)のカウント数をウインドガラスWGの位置情報として算出する。また、制御回路21は、前記回転検出信号に基づいてモータ11の回転方向を検出する。また、制御回路21は、回転検出信号のパルスの間隔(周期)からモータ11の回転速度を算出するとともに、モータ11の速度の変動量(速度変動量)を算出する。
制御回路21には、操作スイッチ24からウインドガラスWGを開閉(昇降)作動させるべく各種指令信号が入力される。操作スイッチ24は、ウインドガラスWGを全閉位置から全開位置までの範囲において開閉作動させるべく操作されるものである。操作スイッチ24は、二段階操作可能な揺動型スイッチ等で構成され、開スイッチ、閉スイッチ及びオートスイッチを備えている。
具体的には、操作スイッチ24は、一方側に一段階操作されると開スイッチがオンされ、ウインドガラスWGをマニュアル開作動、即ち操作している間だけ開作動させるためのマニュアル開指令信号を制御回路21に出力する。また、操作スイッチ24は、他方側に一段階操作されると閉スイッチがオンされ、ウインドガラスWGをマニュアル閉作動、即ち操作している間だけ閉作動させるためのマニュアル閉指令信号を制御回路21に出力する。
また、操作スイッチ24は、一方側に二段階操作(オート開操作)されると開スイッチ及びオートスイッチがともにオンされ、ウインドガラスWGをオート開作動、即ち操作を止めても全開位置まで開作動させるためのオート開指令信号を制御回路21に出力する。また、操作スイッチ24は、他方側に二段階操作(オート閉操作)されると閉スイッチ及びオートスイッチがともにオンされ、ウインドガラスWGをオート閉作動、即ち操作を止めても全閉位置まで閉作動させるためのオート閉指令信号を制御回路21に出力する。
制御回路21は、操作スイッチ24からマニュアル開指令信号又はマニュアル閉指令信号が入力されると、該指令信号が入力されている間(操作スイッチ24を操作している間)、ウインドガラスWGをマニュアル開作動又はマニュアル閉作動させるべくモータ11を駆動する。また、操作スイッチ24からオート開指令信号又はオート閉指令信号が入力されると、制御回路21は、ウインドガラスWGを全開位置又は全閉位置までオート作動させるべくモータ11を駆動する。
制御回路21は、ウインドガラスWGと車両ドアDのフレームとの間での挟み込みを防止する機能を有している。詳述すると、制御回路21は、ウインドガラスWGの閉作動中(上昇作動中)において回転検出信号を基に算出したモータ11の速度変動量と挟み込み判定閾値とを比較する。そして、速度変動量が挟み込み判定閾値以上である場合に、ウインドガラスWGによる異物挟み込みが発生したと判定し、その挟み込み判定に基づいてウインドガラスWGを開方向に所定量だけ反転作動させて挟み込んだ異物を解放可能とする。
また、制御回路21は、開作動中(下降作動中)のウインドガラスWGによって異物が車両ドアD内に巻き込まれる異物巻き込みを検出する機能も有している。詳述すると、制御回路21は、ウインドガラスWGの開作動中において回転検出信号を基に算出したモータ11の速度変動量と巻き込み判定閾値とを比較する。そして、速度変動量が巻き込み判定閾値以上である場合に、ウインドガラスWGによる異物巻き込みが発生したと判定し、その巻き込み判定に基づきモータ11の駆動を停止してウインドガラスWGの開作動を停止させる。
制御回路21は、上記の巻き込み判定に基づいて、ウインドガラスWGの開作動の禁止と、上記の挟み込み防止機能の無効化と、ウインドガラスWGのオート閉作動の禁止とを実行する。
詳述すると、制御回路21は、巻き込み判定がなされると、ウインドガラスWGの開作動禁止モードに移行する。この開作動禁止モードでは、制御回路21は、操作スイッチ24からマニュアル開指令信号及びオート開指令信号が入力されても、モータ11を駆動させない。つまり、操作スイッチ24が開操作されても、ウインドガラスWGの開作動が実行されないようになっている。
また、制御回路21は、巻き込み判定がなされると、その後の閉作動時における挟み込み判定を無効化する。つまり、閉作動中におけるモータ11の速度変動量が挟み込み判定閾値以上となっても、制御回路21は、ウインドガラスWGを開方向に反転作動させない。これにより、巻き込まれた異物による負荷変動によってウインドガラスWGが反転作動しないようになっている。
また、制御回路21は、巻き込み判定がなされると、操作スイッチ24からのオート閉指令信号を無効化する(詳しくは、オート閉指令信号がマニュアル閉指令信号となる)。つまり、このとき、操作スイッチ24がオート閉操作されても、ウインドガラスWGのオート閉作動が実行されない。なお、巻き込み判定がなされても、マニュアル閉作動は許可される。
その後、制御回路21は、巻き込み判定後におけるウインドガラスWGの閉作動の回数n、閉作動の作動時間t及び閉作動の変位量pに基づいて、ウインドガラスWGの開作動の許可(開作動禁止モードから通常作動モードへの復帰)と、上記の挟み込み防止機能の有効化と、ウインドガラスWGのオート閉作動の許可とを実行する。
詳しくは、制御回路21は、巻き込み判定後におけるウインドガラスWGの閉作動の回数nが予め設定された閾値ns以上となったとき、ウインドガラスWGの開作動の許可と、挟み込み防止機能の有効化と、オート閉作動の許可とを実行する。
また、制御回路21は、巻き込み判定後におけるウインドガラスWGの閉作動の作動時間t(積算作動時間)が予め設定された閾値ts以上となったとき、ウインドガラスWGの開作動の許可と、挟み込み防止機能の有効化と、オート閉作動の許可とを実行する。なお、この閾値tsは、ウインドガラスWGの閉作動時の実際の変位量のおよそ50mmに対応する時間(例えば1秒)に設定されることが好ましい。
また、制御回路21は、巻き込み判定に基づいて停止させたウインドガラスWGの停止位置からの閉方向への変位量p(本実施形態では、前記回転検出信号のパルスエッジのカウント数)が予め設定された閾値ps以上となったとき、ウインドガラスWGの開作動の許可と、挟み込み防止機能の有効化と、オート閉作動の許可とを実行する。なお、この閾値psは、ウインドガラスWGの閉作動時の実際の変位量のおよそ50mmに対応する回転検出信号のパルスエッジのカウント数とするのが好ましい。
また、制御回路21は、巻き込み判定後において、ウインドガラスWGが全閉位置(又は全閉位置を含む所定の全閉領域)にあるか否かを判定し、ウインドガラスWGが全閉位置(又は全閉領域)にある場合には、ウインドガラスWGの開作動の許可と、挟み込み防止機能の有効化と、オート閉作動の許可とを実行する。
次に、本実施形態における異物巻き込み検出時の制御とその作用について説明する。
図2に示すように、制御回路21は、操作スイッチ24からマニュアル開指令信号又はオート開指令信号が入力されると、駆動回路22を介してモータ11に給電を行い、ウインドガラスWGを開作動させる(ステップS1)。
ステップS2において、制御回路21は、開作動中のウインドガラスWGによる異物の巻き込み判定を行う。このとき、制御回路21は、モータ11の速度変動量と巻き込み判定閾値とを比較し、速度変動量が巻き込み判定閾値未満である場合、ウインドガラスWGによる異物巻き込みが発生していないと判定し、ステップS2を繰り返す。一方、速度変動量が巻き込み判定閾値以上である場合、ウインドガラスWGによる異物巻き込みが発生したと判定し、モータ11の駆動を停止してウインドガラスWGの開作動を停止させる(ステップS3)。また、ステップS3において、制御回路21は、図示しないメモリに記憶されているウインドガラスWGの閉作動の回数n、閉作動の作動時間t、及び閉作動の変位量pを初期化(リセット)する。
次に、ステップS4において、制御回路21は、上記のようにウインドガラスWGの開作動を禁止(開作動禁止モードに移行)する。これにより、搭乗者が誤って操作スイッチ24の開操作をしたとしても、ウインドガラスWGが開作動されない。
また、同ステップS4において、制御回路21は、上記のように挟み込み防止機能を無効化する。これにより、巻き込み検出後において、巻き込まれた異物の解放を図るべくウインドガラスWGを閉作動させるときに、その巻き込まれた異物による負荷変動でモータ11の特性値が挟み込み判定閾値以上となっても、ウインドガラスWGが反転作動(開作動)されないため、巻き込まれた異物の解放を容易に行うことが可能となる。
また、同ステップS4において、制御回路21は、上記のようにウインドガラスWGのオート閉作動を禁止する。これにより、挟み込み防止機能が無効化されている状態で、ウインドガラスWGがオート閉作動されることが防止される。
その後、ステップS5において、操作スイッチ24が閉操作されると、制御回路21はウインドガラスWGを閉作動させ、ステップS6に移る。なお、このとき、操作スイッチ24の操作がオート閉操作(二段階操作)であっても、制御回路21はウインドガラスWGをマニュアル閉作動させる。また、このとき、制御回路21は、操作スイッチ24の閉操作に基づいて閉作動回数カウンタ(閉作動の回数n)に1を加算するとともに、図示しないタイマによる閉作動の作動時間tの計測を開始させる。
ステップS6において、制御回路21は、ウインドガラスWGが全閉位置(又は全閉領域)にあるか否かを判定し、ウインドガラスWGが全閉位置(又は全閉領域)にある場合には、ウインドガラスWGの開作動の許可と、挟み込み防止機能の有効化と、オート閉作動の許可とを実行する(ステップS11)。一方、ウインドガラスWGが全閉位置(又は全閉領域)以外の位置にある場合には、ステップS7に移る。
ステップS7において、制御回路21は、閉作動の回数n(閉作動回数カウンタ)と予め設定された閾値nsとを比較し、閉作動の回数nが閾値ns以上の場合には、ウインドガラスWGの開作動の許可と、挟み込み防止機能の有効化と、オート閉作動の許可とを実行する(ステップS11)。一方、閉作動の回数nが閾値ns未満の場合には、ステップS8に移る。
ステップS8において、制御回路21は、閉作動の作動時間tと予め設定された閾値tsとを比較し、作動時間tが閾値ts以上の場合には、ウインドガラスWGの開作動の許可と、挟み込み防止機能の有効化と、オート閉作動の許可とを実行する(ステップS11)。一方、作動時間tが閾値ts未満の場合には、ステップS9に移る。
ステップS9において、制御回路21は、ステップS3でのウインドガラスWGの停止位置からの閉方向への変位量pと予め設定された閾値psとを比較し、変位量pが閾値ps以上の場合には、ウインドガラスWGの開作動の許可と、挟み込み防止機能の有効化と、オート閉作動の許可とを実行する(ステップS11)。一方、変位量pが閾値ps未満の場合には、ステップS10に移る。
ステップS10において、制御回路21は、操作スイッチ24の閉操作が継続されているか否か(閉指令信号が入力されているか否か)を判定し、閉操作が継続されている場合、ステップS8に戻る。一方、操作スイッチ24がオフ状態とされて、閉指令信号が入力されていない場合には、ステップS5に戻る。なお、制御回路21は、操作スイッチ24の閉操作がオフ状態されたとき、前記タイマによる作動時間tの計測を一旦停止させる。
次に、本実施形態の特徴的な効果を記載する。
(1)制御回路21は、開作動中のウインドガラスWGによる異物の巻き込みを検出すると、その開作動を停止させるとともに、その後のウインドガラスWGの開作動を禁止する(開作動禁止モードに移行する)。この構成によれば、開作動中のウインドガラスWGによる異物巻き込みが検出されてウインドガラスWGの開作動が停止又は所定量だけ反転作動された後、搭乗者が誤って操作スイッチ24の開操作をしたとしても、ウインドガラスWGが開作動されない。これにより、ウインドガラスWGが異物を巻き込んだ状態で開作動されることがないため、巻き込まれた異物の解放を容易に行うことができる。
(2)制御回路21は、異物の巻き込み検出後におけるウインドガラスWGの閉作動の回数n、閉作動の作動時間t及び閉作動の変位量pに基づいて、ウインドガラスWGの開作動を許可する。これにより、ウインドガラスWGをある程度閉作動させて巻き込まれた異物を解放した後に、ウインドガラスWGの開作動が許可された通常作動モードに復帰させることが可能となる。
(3)制御回路21は、ウインドガラスWGが全閉位置(又は全閉領域)にある場合、ウインドガラスWGの開作動を許可するため、無駄な演算を減らすことが可能となる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、制御回路21は、モータ11の速度変動量を基に異物検出(挟み込み及び巻き込みの検出)を行うが、これに特に限定されるものではなく、モータ11の速度変動量以外の特性値(ウインドガラスWGに掛かる負荷変動に応じて変動するモータ11の特性値)を基に異物検出を行ってもよい。
・上記実施形態では、制御回路21は、挟み込み判定に基づいてウインドガラスWGを開方向に所定量だけ反転作動させるが、これ以外に例えば、挟み込み判定に基づいてモータ11の作動を停止させてもよい。また、上記実施形態では、制御回路21は、巻き込み判定に基づきモータ11の駆動を停止してウインドガラスWGの開作動を停止させるが、これ以外に例えば、巻き込み判定に基づいてウインドガラスWGを閉方向に所定量だけ反転作動させてもよい。
・上記実施形態では、制御回路21は、巻き込み判定に基づいて開作動禁止モードに移行した後において、ウインドガラスWGの閉作動の回数n、閉作動の作動時間t及び閉作動の変位量pに基づいてウインドガラスWGの開作動を許可(通常作動モードに復帰)する。しかしながら、これに特に限定されるものではなく、ウインドガラスWGの閉作動の回数n、閉作動の作動時間t及び閉作動の変位量pの少なくとも1つに基づいて通常作動モードに復帰させてもよい。例えば、閉作動の回数nは考慮せずに、閉作動の作動時間t及び閉作動の変位量pに基づいて通常作動モード復帰させてもよい。なお、挟み込み防止機能の有効化及びオート閉作動の許可の条件についても同様に変更してもよい。
・上記実施形態では、閉作動の作動時間tを開作動禁止モード時における閉作動の積算作動時間としたが、開作動禁止モード時における1回の閉作動の継続時間としてもよい。
・上記実施形態のステップS8において、作動時間tが閾値ts以上の場合で、かつ、操作スイッチ24の閉操作が終了されたとき(操作スイッチ24がオフ状態とされたとき)に、ウインドガラスWGの開作動の許可と、挟み込み防止機能の有効化と、オート閉作動の許可とを行うようにしてもよい。また、上記実施形態のステップS9においても同様に、閉作動の変位量pが閾値ps以上の場合で、かつ、操作スイッチ24の閉操作が終了されたときに、ウインドガラスWGの開作動の許可と、挟み込み防止機能の有効化と、オート閉作動の許可とを行うようにしてもよい。
・上記実施形態では、Xアーム式のウインドレギュレータを用いたパワーウインド装置10に適用したが、ワイヤ式のウインドレギュレータを用いたパワーウインド装置に適用してもよい。
・上記実施形態では、車両ドアDに備えられたウインドガラスWGを開閉させるパワーウインド装置10に適用したが、これ以外に例えば、車両の屋根に備えられたルーフガラスを開閉させるサンルーフ装置に適用してもよい。
10…パワーウインド装置(車両窓開閉装置)、11…モータ、21…制御回路(開閉制御部、巻き込み検出部)、24…操作スイッチ、WG…ウインドガラス(車両窓)。

Claims (2)

  1. モータの駆動力に基づく車両窓の開閉作動を制御する開閉制御部と、
    開作動中の前記車両窓に掛かる負荷変動に応じて変動する前記モータの特性値に基づいて該車両窓による異物の巻き込みを検出する巻き込み検出部と
    を備えた車両窓開閉装置であって、
    前記開閉制御部は、前記巻き込み検出部によって異物の巻き込みが検出されると、前記車両窓の開作動を停止又は所定量だけ反転作動させ、かつ、前記車両窓の開作動を禁止するとともに、
    前記開閉制御部は、前記巻き込み検出部による異物の巻き込み検出後における前記車両窓の閉作動の回数に基づいて、前記車両窓の開作動を許可することを特徴とする車両窓開閉装置。
  2. 請求項1に記載の車両窓開閉装置において、
    前記開閉制御部は、
    前記巻き込み検出部による異物の巻き込み検出後における前記車両窓の閉作動の回数に基づいて前記車両窓の開作動を許可するとともに、
    前記巻き込み検出部による異物の巻き込み検出後における前記車両窓の閉作動の作動時間、及び閉作動の変位量の少なくとも1つに基づいて、前記車両窓の開作動を許可することを特徴とする車両窓開閉装置。
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