JP6492630B2 - 制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スイッチング素子の制御装置に関する。
従来、並列に接続された複数のスイッチング素子を同時に駆動する制御が行われている。このとき、スイッチング素子には個体差が生じている場合があり、その個体差により、同じ電流を流したとしても発熱量の差が生ずる場合がある。また、スイッチング素子どうしで劣化の進行度合いが異なり、劣化の進んだスイッチング素子への通電により、さらなる発熱が生ずる場合がある。
この点、並列接続されたスイッチング素子の負荷の均等化を目的としたものとして、特許文献1に記載の駆動装置がある。特許文献1に記載の駆動装置では、並列接続されたスイッチング素子の電流値を検出し、その電流値に基づいてスイッチング素子をオン状態からオフ状態に切り替えるまでの時間を短くしている。
特開2002−369498号公報
スイッチング素子を駆動するうえで、そのオン状態とオフ状態とを切り替える時間間隔は一般的には短い。短い時間間隔でオン状態とオフ状態とが繰り返される状況では、検出される電流値は安定せず、ゆえに、スイッチング素子に流れる電流を正確に検出することは困難である。
また、スイッチング素子の発熱のばらつきを許容し、発熱が過剰とならないよう電流値の上限値を設定して制御を行うことも考えられる。この場合には、スイッチング素子の過剰な発熱は抑制することができるものの、電流値の上限値を最も発熱しやすいスイッチング素子に合わせて設定する必要が生じる。すなわち、スイッチング素子に流す電流値の上限値を、より低くする必要が生じる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その主たる目的は、スイッチング素子に流す電流値の上限値を維持しつつ、スイッチング素子の発熱のばらつきを抑制することができる制御装置を提供することにある。
本発明は、並列接続された複数のスイッチング素子を制御する制御装置であって、前記スイッチング素子の温度をそれぞれ取得する温度取得手段と、前記温度取得手段が取得した前記温度どうしを比較し、その比較結果に基づいて前記スイッチング素子の開閉タイミングを変更する変更手段と、を備えることを特徴とする。
上記構成では、並列接続されたスイッチング素子それぞれの温度変化に基づいて、その開閉タイミングを変更している。そのため、例えば発熱量が大きくなっているスイッチング素子の開閉タイミングを変更することで、それ以上の発熱を抑制することができる。加えて、相対的に発熱量の大きいスイッチング素子の発熱を抑制することで、スイッチング素子に流す電流値の上限値を、相対的に発熱量の大きいスイッチング素子に合わせたものとする必要がなくなる。ゆえに、電流値の上限値をより高く設定することができる。
電力変換装置の全体構成図である。 第1実施形態におけるスイッチングユニットの回路図である。 第1モジュール及び第2モジュールの概略構成図である。 第2実施形態におけるスイッチングユニットの回路図である。 第3実施形態におけるスイッチングユニットの回路図である。 第4実施形態におけるスイッチングユニットの回路図である。 第5実施形態におけるスイッチングユニットの回路図である。
以下、各実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付しており、同一符号の部分についてはその説明を援用する。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態に係る制御装置により制御される電力変換装置の全体構成図である。図示されるモータ10は、動力分割装置を介して駆動輪や内燃機関に機械的に連結されている。モータ10、インバータ11およびコンバータ12を介してバッテリ13およびコンデンサ14に接続されている。
インバータ11は、高電位側のスイッチングユニット20aおよび低電位側のスイッチングユニット20bの直列接続体が、3つ並列接続されて構成されている。そして、これら各スイッチングユニット20a,20bの接続点が、モータ10の各相にそれぞれ接続されている。一方、コンバータ12は、高電位側のスイッチングユニット20aおよび低電位側のスイッチングユニット20bの直列接続体と、これに並列接続されるコンデンサ15と、高電位側のスイッチングユニット20aと低電位側のスイッチングユニット20bの接続点と、バッテリ13とを接続するインダクタ16とを備えている。
続いて、図2によりスイッチングユニット20(20a,20b)の回路構成を示し、図3により、スイッチングユニット20(20a,20b)に含まれる第1モジュール21a及び第2モジュール21bの概略構成について説明する。
スイッチングユニット20は、高電位側のスイッチングユニット20a及び低電位側のスイッチングユニット20bで共通の構成となっている。スイッチングユニット20は、複数の素子等が実装される基板である第1モジュール21a及び第2モジュール21bを含んで構成されており、第1モジュール21aには第1スイッチング素子22a実装されており、第2モジュール21bには第2スイッチング素子22bが実装されている。第1スイッチング素子22a及び第2スイッチング素子22bは、それぞれ、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁バイポーラトランジスタ)である。
加えて、第1モジュール21aには、第1スイッチング素子22aの発熱に伴う第1モジュール21aの温度変化を検出する、第1感温ダイオード23aが実装されており、第2モジュール21bには、第2スイッチング素子22bの発熱に伴う第2モジュール21bの温度変化を検出する、第2感温ダイオード23bが実装されている。第1感温ダイオード23a及び第2感温ダイオード23bは、一定の電流が流れた際に、生ずる電圧降下が温度に依存する性質を利用したものであり、その電圧を検出することにより温度を測定する。
図3を参照すると、第1スイッチング素子22aのコレクタは、第1モジュール21aのコレクタ側端子24aに接続されており、第2スイッチング素子22bのコレクタは、第2モジュール21bのコレクタ側端子24bに接続されている。同様に、第1スイッチング素子22aのエミッタは、第1モジュール21aのエミッタ側端子25aに接続されており、第2スイッチング素子22bのエミッタは、第2モジュール21bのエミッタ側端子25bに接続されている。コレクタ側端子24a,24bどうし、エミッタ側端子25a,25bどうしが接続されることにより、コレクタどうしが第1モジュール21a及び第2モジュール21bの外部において接続されることとなり、エミッタどうしが第1モジュール21a及び第2モジュール21bの外部において接続されることとなる。すなわち、第1スイッチング素子22aと第2スイッチング素子22bとは並列接続されている。
なお、高電位側のスイッチングユニット20aでは、第1スイッチング素子22a及び第2スイッチング素子22bのコレクタは共に高圧側配線に接続され、エミッタは共にモータ10に接続されることとなる。一方、低電位側のスイッチングユニット20bでは、第1スイッチング素子22a及び第2スイッチング素子22bのコレクタは共にモータ10に接続され、エミッタは共に低圧側配線に接続されることとなる。
制御回路であるドライブIC30と第1スイッチング素子22aのゲート(信号入力端子)とは、第1ゲート抵抗26aを介して接続されており、そのドライブIC30と第2スイッチング素子22bのゲート(信号入力端子)とは、第2ゲート抵抗26bを介して接続されている。このドライブIC30は、第1モジュール21a及び第2モジュール21bが実装される基板50に実装されており、基板50に設けられた配線を介して第1モジュール21a及び第2モジュール21bと接続されている。
ドライブIC30へは、上位の制御装置であるECU40から、スイッチングユニット20のオン時刻及びオフ時刻を指示する制御信号が入力される。制御信号に含まれるオン時刻及びオフ時刻は、第1スイッチング素子22a及び第2スイッチング素子22bの制御を行ううえで、その制御の基準となる基準タイミングである。このとき、ドライブIC30は信号取得手段として機能する。
ドライブIC30は、第1感温ダイオード23a及び第2感温ダイオード23bの電圧降下量を取得することにより、第1モジュール21a及び第2モジュール21bの温度を求める。このとき、電圧降下量と温度とが対応付けられたマップがメモリに記憶されており、取得した電圧降下量とマップとを用いて温度を求める。第1モジュール21aの温度及び第2モジュール21bの温度がそれぞれ求まれば、それらを比較し、その比較結果である温度差を算出する。なお、ドライブIC30と第1感温ダイオード23a及び第2感温ダイオード23bとが協働して、温度取得手段として機能する。
ドライブIC30は、ECU40から入力された制御信号と、算出された温度差とにより、駆動信号を生成する。このとき、温度差とオンタイミングの差とが対応付けられたマップがメモリに記憶されており、そのマップからオンタイミングの差を取得して駆動信号を生成する。
このとき、相対的に温度が高いスイッチング素子22a,22bのオンタイミングが、相対的に温度が低いスイッチング素子22a,22bのオンタイミングよりも遅くなるようにする。具体的には、相対的に温度が高いスイッチング素子22a,22bのオンタイミングを、基準タイミングから遅くすることにより通電期間を短くする。もしくは、相対的に温度の低いスイッチング素子22a,22bのオンタイミングを基準タイミングから早くすることにより、通電期間を短くする。または、相対的に温度が高いスイッチング素子22a,22bのオンタイミングを基準タイミングから遅くしつつ、相対的に温度の低いスイッチング素子22a,22bのオンタイミングを基準タイミングから早くする。すなわち、いずれのスイッチング素子22a,22bにおいてもオフタイミングを一定としておき、オンタイミングを変更することにより通電時間を変更する。なお、このとき、ドライブIC30は変更手段として機能する。
上記構成により、本実施形態に係る制御装置は、以下の効果を奏する。
・並列接続された第1スイッチング素子22aと第2スイッチング素子22bの温度差に基づいて、相対的に温度の高いスイッチング素子22a,22bの通電期間を相対的に短くしている。そのため、相対的に発熱量が大きくなっているスイッチング素子22a,22bのそれ以上の発熱を抑制することができる。
・相対的に発熱量の大きいスイッチング素子22a,22bの通電期間を相対的に短くしている。そため、相対的に発熱量の大きいスイッチング素子22a,22bの発熱を抑制することができる。ゆえに、スイッチング素子22a,22bに流す電流値の上限値を、相対的に発熱量の大きいスイッチング素子22a,22bに合わせたものとする必要がなく、電流値の上限値をより高く設定することができる。
<第2実施形態>
本実施形態に係る電力変換回路の全体構成は第1実施形態と共通しており、スイッチングユニット20(20a,20b)の構成が第1実施形態と異なっている。
図4は、本実施形態に係るスイッチングユニット20(20a,20b)の回路図である。
第1スイッチング素子22aのゲートには、第1ゲート抵抗26aが直列接続されるとともに第1可変容量コンデンサ27aが並列接続されている。同様に、第2スイッチング素子22bのゲートには、第2ゲート抵抗26bが直列接続されるとともに第2可変容量コンデンサ27bが並列接続されている。すなわち、第1スイッチング素子22aのゲートに対して、第1ゲート抵抗26aと第1可変容量コンデンサ27aとによりRC回路を構成しており、第2スイッチング素子22bのゲートについて、第2ゲート抵抗26bと第2可変容量コンデンサ27bとによりRC回路を構成している。
ドライブIC30は、ECU40から制御信号を受信し、第1スイッチング素子22a及び第2スイッチング素子22bに共通の駆動信号を送信する。このとき、第1可変容量コンデンサ27aの容量と第2可変容量コンデンサ27bの容量とが異なれば、容量が大きいほうの可変容量コンデンサ27a,27bが接続されたスイッチング素子22a,22bのオンタイミングが、遅延することになる。
そのため、ドライブIC30は、第1感温ダイオード23aの電圧降下量及び第2感温ダイオード23bの電圧降下量に基づいて取得した、第1モジュール21aの温度と第2モジュール21bの温度とを比較する。そして、その比較結果である温度差に基づいて、温度の高いほうのモジュール21a,21bに接続された可変容量コンデンサ27a,27bの容量を、相対的に大きくする。この場合、温度差と容量とをマップ化してドライブIC30のメモリに記憶しておき、得られた温度差に基づいてメモリから容量を読み出して、可変容量コンデンサ27a,27bに対して容量を変更する制御を行うものとすればよい。
なお、可変容量コンデンサ27a,27bを設けるものとしているが、容量の異なるコンデンサとスイッチとの直列接続体を複数並列にそれぞれ接続し、そのスイッチを切り替えることにより、ゲートと並列に接続される容量を変更する構成を採用してもよい。
上記構成により、本実施形態に係る制御装置は第1実施形態に係る制御装置が奏する効果に加えて、以下の効果を奏する。
・ゲートに印加される電圧の時間あたりの上昇量を、RC回路の容量を変更することにより遅延させている。そのため、それぞれのスイッチング素子22a,22bに対して、共通の駆動信号を送信しても、そのRC回路によりスイッチング素子22a,22bのオンタイミングは変更される。ゆえに、複数のスイッチング素子に送信する駆動信号を共通のものとすることができ、駆動信号の生成処理に起因する負荷を抑制することができる。
<第3実施形態>
本実施形態に係る電力変換回路の全体構成は第1実施形態と共通しており、スイッチングユニット20(20a,20b)の構成が第1実施形態と異なっている。
図5は、本実施形態に係るスイッチングユニット20(20a,20b)の回路図である。
第1スイッチング素子22aのゲートには、第1可変抵抗28aが直列接続されるとともに第1コンデンサ29aが並列接続されている。同様に、第2スイッチング素子22bのゲートには、第2可変抵抗28bが直列接続されるとともに第2コンデンサ29bが並列接続されている。すなわち、第1スイッチング素子22aのゲートに対して、第1可変抵抗28aと第1コンデンサ29aとによりRC回路を構成しており、第2スイッチング素子22bのゲートについて、第2可変抵抗28bと第2コンデンサ29bとによりRC回路を構成している。
ドライブIC30は、ECU40から制御信号を受信し、第1スイッチング素子22a及び第2スイッチング素子22bに共通の駆動信号を送信する。このとき、第1可変抵抗28aの抵抗値と第2可変抵抗28bの抵抗値とが異なれば、抵抗値が大きいほうの可変抵抗28a,28bが接続されたスイッチング素子22a,22bのオンタイミングが、遅延することになる。
そのため、ドライブIC30は、第1感温ダイオード23aの電圧降下量及び第2感温ダイオード23bの電圧降下量に基づいて取得した、第1モジュール21aの温度と第2モジュール21bの温度とを比較する。そして、その比較結果である温度差に基づいて、温度の高いほうのモジュール21a,21bに接続された可変抵抗28a,28bの抵抗値を、相対的に大きくする。この場合、温度差と抵抗値とをマップ化してドライブIC30のメモリに記憶しておき、得られた温度差に基づいてメモリから抵抗値を読み出して、可変抵抗28a,28bに対して抵抗値を変更する制御を行うものとすればよい。
なお、可変抵抗28a,28bを設けるものとしているが、抵抗値の異なる抵抗とスイッチとの直列接続体を複数並列にそれぞれ接続し、そのスイッチを切り替えることにより、ゲートと直列に接続される抵抗の抵抗値を変更する構成を採用してもよい。
上記構成により、本実施形態に係る制御装置は、第2実施形態に係る制御装置が奏する効果に準ずる効果を奏する。
<第4実施形態>
本実施形態に係る電力変換回路の全体構成は第1実施形態と共通しており、スイッチングユニット20(20a,20b)の構成が第1実施形態と異なっている。
図6は、本実施形態に係るスイッチングユニット20の回路図である。
第1スイッチング素子22aを駆動する第1ドライブIC31aと、第2スイッチング素子22bを駆動する第2ドライブIC31bとを備えている。第1ドライブIC31a及び第2ドライブIC31bには、共に、ECU40から共通の制御信号が入力されるとともに、第1感温ダイオード23a及び第2感温ダイオード23bから電圧降下量が入力される。
第1ドライブIC31a及び第2ドライブIC31bは、入力された制御信号、及び、電圧降下量に基づいて算出される温度差に基づき、それぞれ、第1スイッチング素子22a、第2スイッチング素子22bへ駆動信号を送信する。なお、この駆動信号の生成処理は第1実施形態に準ずるものであるため、その説明を省略する。
上記構成により、本実施形態に係る制御装置は第1実施形態に係る制御装置が奏する効果に加えて、以下の効果を奏する。
・ECU40は、共通の駆動信号を駆動装置へ送信するのみでよく、スイッチング素子22a,22bの開閉タイミングを制御する機能を備える必要がない。またドライブIC31a,31bは、受信した制御信号のオンタイミングを変更する制御を行えばよいため、オンタイミングとオフタイミングとを含む駆動信号を改めて生成する演算を行う必要がない。ゆえに、演算の負荷を分散させることができる。
<第5実施形態>
本実施形態に係る電力変換回路の全体構成は第1実施形態と共通しており、スイッチングユニット20(20a,20b)の構成が第1実施形態と異なっている。
図7は、本実施形態に係るスイッチングユニット20(20a,20b)の回路図である。
第1スイッチング素子22aを駆動する第1ドライブIC32aと、第2スイッチング素子22bを駆動する第2ドライブIC32bとを備えている。同様に、第1ドライブIC32aは、第1モジュール21aに、第1スイッチング素子22a及び第1感温ダイオード23aとともに実装されている。第2ドライブIC32bは、第2モジュール21bに、第2スイッチング素子22b及び第2感温ダイオード23bとともに実装されている。
第1ドライブIC32aには、ECU40からの制御信号及び第1感温ダイオード23aの電圧降下量が入力され、第2ドライブIC32bには、ECU40からの制御信号及び第2感温ダイオード23bの電圧降下量が入力される。このとき、ECU40から入力される制御信号は、第1ドライブIC32aと第2ドライブIC32bとで共通するものである。
また、第1ドライブIC32aが第1感温ダイオード23aの電圧降下量に基づいて第1モジュール21aの温度を取得し、第2ドライブIC32bが第2感温ダイオード23bの電圧降下量に基づいて第2モジュール21bの温度を取得し、互いに取得した温度のやり取りを行う。すなわち、第1ドライブIC32aには、第2ドライブIC32bから第2モジュール21bの温度が入力され、第2ドライブIC32bには、第1ドライブIC32aから第1モジュール21aの温度が入力される。
第1ドライブIC32a及び第2ドライブIC32bは、入力された制御信号及び温度に基づき、それぞれ、第1スイッチング素子22a、第2スイッチング素子22bへ駆動信号を送信する。なお、この駆動信号の生成処理は第1実施形態に準ずるものであるため、その説明を省略する。
上記構成により、本実施形態に係る制御装置は、第4実施形態に係る制御装置が奏する効果に準ずる効果を奏する。
<変形例>
・上記実施形態では、駆動装置によりモータ10へ電力を供給するための電力変換装置を駆動するものとしたが、用途はこれに限られず、スイッチング素子を備える装置に対して同様に適用することができる。
・上記実施形態では、スイッチング素子22a,22bとしてIGBTを例示しているが、これに限られず、その他の種々のスイッチング素子に対して同様に適用可能である。
・上記各実施形態において、スイッチング素子22a,22bを2つ並列に設けたものを示しているが、3つ以上並列に設けたものについても同様の制御が可能である。
・上記実施形態では、温度計測手段として感温ダイオードを用いているが、これに限られず、その他の種々の温度計測手段を採用することが可能である。
・上記実施形態において、第1スイッチング素子22aと第2スイッチング素子22bとが、異なるモジュール21a,21bに設けられるものとしているが、共通のモジュールに設けられていてもよい。この場合には、感温ダイオード23a,23bは、それぞれに対応するスイッチング素子22a,22bの温度差を検出できるように設けられるものとすればよい。
・第1実施形態において、ドライブIC30が、オンタイミングが変更された駆動信号を第1スイッチング素子22a及び第2スイッチング素子22bへそれぞれ送信している。この点、第1スイッチング素子22a及び第2スイッチング素子22bのゲートへ印加する電圧を変更することにより、オンタイミングを変更してもよい。スイッチング素子22a,22bでは、ゲートに電圧が印加された際に、その電圧は徐々に上昇し、電圧が閾値を越えれば、スイッチング素子22a,22bはオンとなる。そのため、ゲートへ印加する電圧を相対的に高くすれば、電圧は相対的に早く閾値へ到達する。そこで、相対的に温度の高いスイッチング素子22a,22bのゲートへ印加する電圧を、相対的に低くし、オンタイミングを遅らせるものとすればよい。なお、この制御は、ゲート抵抗26a,26bを可変抵抗とし、その電圧降下量を異ならせることで実現してもよい。
・上記第2実施形態と上記第3実施形態とを組み合わせて用い、スイッチング素子22a,22bのゲートに接続されたコンデンサの容量及び抵抗の値を共に可変としてもよい。
・上記実施形態では、温度差によりしているが、温度が予め定められた閾値を越え、温度が過剰であると判断できる場合では、そのスイッチング素子の通電期間をさら短くする、若しくは、そのスイッチング素子には通電を行わないものとする制御を行ってもよい。
・第4実施形態において、感温ダイオード23a,23bの電圧降下量を、共に第1ドライブIC31a及び第2ドライブIC31bに入力するものとしている。しかしながら、第5実施形態のごとく、第1ドライブIC31aに第1感温ダイオード23aの電圧降下量を入力し、第2ドライブIC31bに第2感温ダイオード23bの電圧降下量を入力し、第1ドライブIC31aと第2ドライブIC31bとの間で取得された温度のやり取りを行うものとしてもよい。逆に、第5実施形態において、感温ダイオード23a,23bの電圧降下量を、共に第1ドライブIC32a及び第2ドライブIC32bに入力するものとしてもよい。
22a…第1スイッチング素子、22b…第2スイッチング素子、23a…第1感温ダイオード、23b…第2感温ダイオード、30…ドライブIC、31a…第1ドライブIC、31b…第2ドライブIC、32a…第1ドライブIC、32b…第2ドライブIC。

Claims (5)

  1. 並列接続された複数のスイッチング素子(22a,22b)を制御する制御装置(30,31a,31b,32a,32b)であって、
    前記スイッチング素子の温度をそれぞれ取得する温度取得手段(23a,23b)と、
    前記温度取得手段が取得した前記温度どうしを比較し、その比較結果に基づいて前記スイッチング素子の開閉タイミングを変更する変更手段と、を備え
    前記変更手段は、前記スイッチング素子の信号入力端子と並列接続された可変容量コンデンサ(27a,27b)を備え、前記可変容量コンデンサの容量を変更することにより、相対的に温度が高いスイッチング素子のオンタイミングを相対的に遅くし、それにより前記相対的に温度が高いスイッチング素子の通電時間を相対的に短くすることを特徴とする、制御装置。
  2. 前記相対的に温度が高いスイッチング素子の温度が、予め定められた閾値を越えている場合は、前記相対的に温度が高いスイッチング素子の通電期間をさら短くする、又は前記相対的に温度が高いスイッチング素子には通電を行わないことを特徴とする、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記変更手段は、
    前記スイッチング素子の信号入力端子と直列接続された抵抗(28a,28b)を備え、
    前記抵抗の抵抗値を変更することにより、前記スイッチング素子の開閉タイミングを変更することを特徴とする、請求項1又は2に記載の制御装置。
  4. 前記スイッチング素子のいずれかを駆動する、複数の駆動装置(31a,31b,32a,32b)を備え、
    前記駆動装置が、それぞれ、前記温度取得手段と、前記変更手段と、各駆動装置間で共通する制御信号を取得する信号取得手段と、を備えており、
    前記変更手段は、取得した前記制御信号に基づいて、前記開閉タイミングを決定することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の制御装置。
  5. 前記駆動装置(32a,32b)は、その駆動装置により駆動されるスイッチング素子と共通の基板に実装されることにより、モジュール化されていることを特徴とする、請求項に記載の制御装置。
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