JP6492325B2 - 排気手段 - Google Patents

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Description

本発明は、排気手段、特に、画像形成装置内部から排出される空気を排気する排気手段に関する。
電子写真方式による画像形成装置では、トナーなどの影響により、装置内部から排出される空気に臭気物質が含まれている。臭気物質を含む空気は、使用者に不快感を与えるため、特許文献1に記載の画像形成装置では、装置内部の空気を外部へ導くための排気経路に臭気物質を捕集するフィルタを設けた排気手段によって、臭気物質を含む空気の周囲への拡散を抑制している。しかし、この種の排気手段(以下で、従来の排気手段と称す)は、排気経路にフィルタを設けるという構成から、部品点数が多く、画像形成装置の小型化の妨げとなっていた。従って、臭気物質を含む空気の周囲への拡散を抑制できるより簡素な排気手段が求められている。
特開2012−247697号公報
本発明の目的は、画像形成装置内部から排出される空気を排気する排気手段において、臭気物質を含む空気の周囲への拡散を抑制でき、従来の排気手段と比較してより簡素な排気手段を提供することである。
本発明の一形態である排気手段は、
画像形成装置内部の空気を排気するための排気手段であって、
第1の流路及び第2の流路を有する排気ダクトを備え、
前記第1の流路は、前記画像形成装置内部から該画像形成装置外部へ向かう流路であり、
前記第1の流路における下流側の端部である排気口は、該排気口から排出された空気が前記画像形成装置の筐体の外側の側面に沿うように設けられ、
前記第2の流路における一方の端部である吹き出し口は、前記排気口に対して、前記画像形成装置の外側で隣接していること、
を特徴とする。
本発明の一形態である排気手段では、画像形成装置内部から外部へ向かう第1の流路の排気口が、該排気口から排出された空気が該画像形成装置の筐体の外側の側面に沿うように設けられている。これにより、画像形成装置から排出された臭気物質を含む空気は、コアンダ効果により、該画像形成装置の側面に沿うように流れる。従って、画像形成装置周囲への臭気物質を含む空気の拡散が抑制される。また、第2の流路における一方の端部である吹き出し口が、第1の流路の排気口に対して、画像形成装置の外側で隣接している。このように隣接させることで、第2の流路から排出された臭気物質を含まない空気は、空気の粘性によって、第1の流路から排出された臭気物質を含む空気に対して、画像形成装置の外側から貼りつくように流れる。結果として、第2の流路を通過して吹き出し口から排出された空気が、いわゆるエアーカーテンとなり、第1の流路の排気口から排出された空気の画像形成装置周囲への拡散がさらに抑制される。以上のように、本発明の一形態である排気手段によれば、画像形成装置周囲への排気の拡散を抑制することができる。しかも、本発明の一形態である排気手段は、フィルタ等の部材が不要であるため、従来の排気手段よりも簡素である。
本発明によれば、臭気物質を含む空気の周囲への拡散を抑制でき、従来の排気手段と比較してより簡素にすることができる。
一実施例である排気手段を備えた画像形成装置の外観斜視図である。 一実施例である排気手段を備えた画像形成装置の外観斜視図である。 一実施例である排気手段を備えた画像形成装置の内部構造を示す概略図である。 一実施例である排気手段の端部周辺の断面図である。 排気ファンの風量変更に関する部分の構成を示すブロック図である。 排気ファンの風量変更に関するフローチャートである。 第1変形例である排気手段の端部周辺の断面図である。 第2変形例である排気手段の端部周辺の断面図である。 第3変形例である排気手段を説明するための画像形成装置の断面図である。 第4変形例である排気手段を説明するための画像形成装置の断面図である。 第5変形例である排気手段の端部周辺の断面図である。 その他の変形例に係る排気手段の端部周辺の断面図である。
(画像形成装置の概略構成、図1及び図2参照)
以下に、一実施例である排気手段50及びこれを備える画像形成装置1について図面を参照しながら説明する。なお、各図において、同じ部品、部分には共通する符号を付し、重複する説明は省略する。また、各図において、画像形成装置1の左右方向をx軸で表し、奥行き方向をy軸で表す。さらに、上下方向をz軸で表す。
画像形成装置1は、電子写真方式によるカラープリンタであって、 図1に示すように、その正面側の上部にユーザーインターフェース110を備えている。また、図2に示すように、画像形成装置1の背面S1の上部には、後述する排気手段50の端部Vが張り出している。そして、図3に示すように、画像形成装置1には、各部及び各手段を制御する制御手段100、画像形成部10、給紙カセット20、定着部30、並びに搬送手段40が備えられている。
画像形成部10は、Y(イエロー)、M(マゼンダ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色の画像を形成するための、感光体ドラム12を中心として帯電器、現像器などを配置した画像形成ユニット11Y,11M,11C,11K、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kで形成されたトナー画像を1次転写して合成する中間転写ベルト15、合成されたトナー画像を中間転写ベルトから用紙Pに2次転写する2次転写ローラ18,及びレーザービームによる露光ユニット16で構成されている。なお、この種の画像形成部10の構成及び作用は、従来から周知であり、詳細な説明は省略する。
給紙カセット20は、用紙Pが積載される箱型のケースであり、画像形成装置1の正面(図3の手前側の面)側から引き出し可能に設けられている。また、給紙カセット20内の用紙の有無は、図示しないセンサにより検知される。そして、カセット20内に用紙が無くなると、センサからの信号を受けた制御手段100を介して、用紙が無くなったことが画像形成装置1に設けられたユーザーインターフェース110に表示される。
搬送手段40は、画像形成装置1内における用紙Pの搬送を担っており、ピックアップローラ41、給紙ローラ42、さばきローラ43、搬送ローラ対44、タイミングローラ対45、及び排出ローラ対46により構成されている。搬送手段40により、給紙カセット20に積載された用紙Pは、最上層の1枚がピックアップローラ41にピックアップされ、給紙ローラ42と捌きローラ43とで給紙される。さらに、給紙された用紙Pは、搬送ローラ対44で搬送方向の下流に搬送され、タイミングローラ対45から2次転写ローラ18に送り込まれる。そして、2次転写ローラ18から付与される電界によって中間転写ベルト15上のトナー画像が用紙Pに転写される。その後、用紙Pは、定着部30でトナーの加熱定着を施され、排出ローラ対46によって画像形成装置1の上面に設けられた排紙トレイ2に排出される。なお、定着部30に対して、用紙Pの搬送方向の下流側、かつ、用紙Pにおけるトナー定着面側には、後述する排気手段50における排気ダクト60の第1の流路F1の吸引口H3が位置している。
排気手段50は、画像形成装置1において、該画像形成装置1内部の空気、特に定着部30からの空気を排気する役割を担っている。排気手段50の詳細を以下で説明する。
(排気手段の詳細、図4参照)
排気手段50は、図4に示すように、画像形成装置1の内部及び背面S1に設けられている。また、排気手段50は、排気ダクト60、及び排気ファン70により構成されている。
排気ダクト60は、主に、定着部30から排出される空気を機外に導く役割を果たす中空の部材である。また、排気ダクト60は、第1の流路F1及び第2の流路F2を有している。
第1の流路F1は、定着部30に対して、用紙Pの搬送方向の下流側、かつ、用紙Pにおけるトナー定着面側に位置する吸引口H3から、画像形成装置1の背面に位置する排気口H1に向かって伸びている。なお、排気口H1は、排気手段50の端部Vの一部である。
第1の流路F1における排気口H1近傍には、排気ファン70が設けられている。排気ファン70は、定着部30の作動とともに回転する。この回転により、吸引口H3から排気口H1へ向かう気流が、第1の流路内に作り出される。その結果、定着部30の動作に伴って排出される臭気を帯びた空気が、画像形成装置1の内部から外部へ排出される。
排気口H1は、前述のように、画像形成装置1の背面S1の上部に設けられた排気手段50の端部Vの一部である。従って、排気口H1は、画像形成装置1の背面S1の上部に位置する。また、排気口H1は、画像形成装置1の下方を向いている。より具体的には、排気ダクト60における端部Vは、画像形成装置1の背面から外部に突き出て、下方に向かって曲がっている。これにより、排気口H1は、画像形成装置1の下方を向いているとともに、該排気口H1から排出された空気が該画像形成装置1の筐体の背面S1に沿うように設けられている。
第2の流路F2は、画像形成装置1の内部の吹き込み口H4から、画像形成装置1の背面に位置する吹き出し口H2に向かって伸びている。なお、吹き込み口H4は、排出ローラ対46の付近であって吸引口H3よりも上側に位置し、定着部30から所定の距離だけ離れている。従って、該吹き込み口H4により吸引される空気には、臭気物質はほとんど含まれていない。
ここで、吹き出し口H2も、排気手段50の端部Vの一部である。従って、吹き出し口H2は、画像形成装置1の下方を向いているとともに、排気口H1に対して、画像形成装置1の外側から隣接している。
(排気ファンの風量変更 図5及び図6参照)
排気手段50における排気ファン70は、定着部30における臭気物質の発生量によって、その風量を変更している。この風量変更は、図5に示すように、ユーザーインターフェース110からの用紙選択や、画像形成装置1と接続されたPC等の端末120からの信号をもとに、画像形成装置1の制御手段100が、排気ファン70の動力源である駆動モーター75を作動させ、駆動モーター75の回転数を調整することにより行われる。以下で、図6のフローチャートを参照しながら、排気ファン70の風量の制御について述べる。
排気ファン70の風量に関する制御は、制御手段100による画像形成命令によりスタートする。
排気ファン70の風量制御の第1ステップR1では、制御手段100が、これから形成される画像の情報に基づいて、排気ファン70によって発生させる風量を、制御手段100内のデータ記憶部102に記憶された複数の基準風量を有するテーブルから選択する。例えば、画像形成される用紙1枚あたりのトナー付着量が100mg以上の場合には、風量の大を選択し、画像形成される用紙1枚あたりのトナー付着量が100mgよりも少ない場合には、風量の小を選択する。なお、用紙1枚あたりのトナー付着量が多ければ多いほど、臭気物質の発生量も多くなる。
第2ステップR2では、制御手段100が、第1のステップR1で選択した基準風量に基づいて排気ファン70に接続された駆動モーター75の回転数を決定する。
第3ステップR3では、制御手段100が、駆動モーター75を作動させる。ここで、制御手段100は、第2のステップR2で決定した駆動モーター75の回転数に基づいて駆動モーター75を作動させる。これにより、排気ファン70が回転する。そして、定着部30で発生した臭気物質を含む空気が、第1の流路F1を介して画像形成装置1の外部に排出されている。このとき、第1の流路F1の排気口H1付近は負圧になるため、該排気口F1と隣接する吹き出し口H2を有する第2の流路F2から臭気物質を含まない空気が排出される。
第4ステップR4では、制御手段100が、時間T1を計時するタイマーを起動する。時間T1は、駆動モーター75の作動開始時刻を基準時として、制御手段100が駆動モーター75を停止させるまでの時間である。なお、駆動モーター75の停止時間は、定着部30の動作の停止後すぐ、又は、所定時間経過後である。
第5のステップR5では、制御手段100が、時間T1を経過したか否かを判定する。時間T1を経過していた場合には、本処理は第6のステップR6に進む。時間T1を経過していない場合には、本処理は第5のステップR5において時間T1が経過するまで待機する。
第6のステップR6では、制御手段100が、駆動モーター75を停止させる。これにより、排気ファン70が停止する。これにて、排気ファン70の風量に関する制御は終了する。
(効果)
一実施例である排気手段50では、画像形成装置1内部から外部へ向かう第1の流路F1の排気口H1が、該排気口H1から排出された空気が該画像形成装置1の筐体の背面S1に沿うように設けられている。これにより、画像形成装置1から排出された臭気物質を含む空気の流れは、コアンダ効果により、該画像形成装置1の背面S1に沿う。従って、画像形成装置1周囲への臭気物質を含む空気の拡散が抑制される。また、第2の流路F2における一方の端部である吹き出し口H2が、第1の流路F1の排気口H1に対して、画像形成装置1の外側で隣接している。このように隣接させることで、第2の流路F2から排出された臭気物質を含まない空気は、空気の粘性によって、第1の流路F1から排出された臭気物質を含む空気に対して、画像形成装置の外側から貼りつくように流れる。結果として、第1の流路F1の排気口H1から排出された臭気を含む空気は、第2の流路を通過して吹き出し口H2から排出された空気が、いわゆるエアーカーテンとなり、画像形成装置周囲への排気の拡散がさらに抑制される。以上のように、一実施例である排気手段50によれば、画像形成装置1周囲への排気の拡散を抑制するができる。しかも、一実施例である排気手段50は、フィルタ等の部材が不要であるため、従来の排気手段よりも簡素である。
また、排気手段50の排気口H1は下方を向いているため、該排気口H1から排出された空気は、画像形成装置1の下方に向かう。従って、画像形成装置1を使う使用者は、画像形成装置1の内部から発せられた臭気を含む空気に気づきにくい。以上より、画像形成装置1の排気手段50によれば、臭気物質を含む空気が排出されたことによる使用者の不快感を抑制できる。
また、排気手段50では、形成される画像によって排気ファン70の風量を変更している。これにより、例えば、臭気を含む空気の発生量が少ない場合に、排気ファン70の回転を抑え、無駄な電力消費を抑えるといったことが可能となる。
(第1変形例 図7参照)
第1変形例に係る画像形成装置1Aの排気手段50Aと一実施例に係る画像形成装置1の排気手段50との相違点は、排気ダクト60の形状である。
第1変形例である排気手段50Aでは、第1の流路F1と第2の流路F2とが、図7に示すように、排気ダクト60の内部で合流している。
このように、第1の流路F1と第2の流路F2とを排気ダクト60の内部で合流させることで、排気口H1付近、つまり、吹き出し口H2付近が、一実施例に係る画像形成装置1の排気手段50と比べて、より負圧に成りやすくなる。その結果、第2の流路F2から排出する空気量が増え、画像形成装置1A周囲への排気の拡散をさらに抑制することができる。
(第2変形例 図8参照)
第2変形例に係る画像形成装置1Bの排気手段50Bと第1変形例に係る画像形成装置1Aの排気手段50Aとの相違点は、第2の流路F2における吹き込み口H4の位置である。
第2変形例である排気手段50Bでは、図8に示すように、第2の流路F2における吹き込み口H4が画像形成装置1Bの外部にある。
このように、第2の流路F2における吹き込み口H4の位置を画像形成装置1Bの外部にすることで、吹き込み口H4が画像形成装置1Bの内部にある場合と比較して、より臭気物質の少ない空気を第2の流路F2に送り込むことができる。従って、第2変形例である排気手段50Bでは、画像形成装置1Bからの臭気を含む空気の排出量が減ることから、臭気物質を含む空気が排出されたことによる使用者の不快感をさらに抑制できる。
(第3変形例 図9参照)
第3変形例に係る画像形成装置1Cの排気手段50Cと一実施例である画像形成装置1の排気手段50との相違点は、ガイド部材80の有無である。第3変形例である画像形成装置1Cの排気手段50Cは、図9に示すように、排気口H1から排出された空気をスムーズに床面に導くためのガイド部材80を更に備えている。
ガイド部材80は、画像形成装置1Cの背面の下端に設けられた板状の部材である。また、ガイド部材80の形状は、画像形成装置1Cの背面と平行な方向、つまり上下方向から、床面と平行な方向であって、画像形成装置1Cの外側に向かう方向に緩やかな弧を描くように湾曲している。
以上のようなガイド部材80を備えた排気手段50Cでは、一実施例である排気手段50と比較して、臭気物質を含む空気が排出されたことによる使用者の不快感を抑制できる。具体的には、排気口H1から排出された臭気物質を含む空気は床面へと向かう。このとき、排気手段50Cでは、ガイド部材80があることで、臭気物質を含む空気が、床面と垂直に衝突することを抑制できる。これにより、空気が床面と垂直に衝突して跳ね返り、画像形成装置1Cの上部に舞い上がることが抑制される。その結果、排気手段50Cでは、一実施である排気手段50と比較して、画像形成装置の使用者に臭気を含む空気の排出を気づかれにくい。つまり、排気手段50Cでは、臭気物質を含む空気が排出されたことによる使用者の不快感を抑制できる。
(第4変形例 図10参照)
第4変形例に係る画像形成装置1Dの排気手段50Dと第3変形例である画像形成装置1Cの排気手段50Cとの相違点は、ガイド部材80にある。
第4変形例である排気手段50Dのガイド部材80の形状は、画像形成装置1Dの背面と平行な方向、つまり上下方向から、床面と平行な方向であって、画像形成装置1Dの内側に向かう方向に緩やかな弧を描くように湾曲している。
以上のようなガイド部材80を備えた排気手段50Dでは、排気手段50Cと比較して、臭気物質を含む空気が排出されたことによる使用者の不快感をさらに抑制できる。具体的には、排気手段50Dのガイド部材80によれば、排気口H1から排出された臭気物質を含む空気は、ガイド部材80により、画像形成装置1Dの底面と床面との間を通ってから、画像形成装置1Dの周囲に広がることとなる。このように、臭気物質を含む空気をすぐに画像形成装置1Dの外側に導くのではなく、一旦、画像形成装置1Dの内側方向に導くことで、画像形成装置1D周囲への臭気物質の拡散を抑制している。従って、排気手段50Dでは、排気手段50Cと比較して、画像形成装置の使用者に臭気を含む空気を気づかれにくく、画像形成装置1Dの使用者に不快感を与えることを抑制できる。
また、画像形成装置の背面は、一般的に、該画像形成装置が設置された室内の壁面と隣接している。従って、排気手段50Dのガイド部材80のように、臭気物質を含む空気を、画像形成装置1Dの外側に導くのではなく、一旦、画像形成装置1Dの内側方向に導くことで、臭気物質を含む空気が、画像形成装置1Dと該画像形成装置1Dが設置された室内の壁面との間に挟まれて上昇することが抑制される。これにより、排気手段50Dでは、画像形成装置1Dの使用者に臭気を含む空気を気づかれにくく、画像形成装置1Dの使用者に不快感を与えることを抑制できる。
(第5変形例 図11参照)
第5変形例に係る画像形成装置1Eの排気手段50Eと一実施例である画像形成装置1の排気手段50との相違点は、排気ファン70の位置である。
第5変形例である排気手段50Eの排気ファン70は、排気ダクト60における第2の流路F2の吹き込み口H4の近傍に位置している。
このように、排気ファン70を第2の流路F2の吹き込み口H4の近傍に設けた場合であっても、第2の流路F2の吹き出し口H2から排出される空気によって、該吐き出し口H2の周囲が負圧になることから、圧力が下がり、第1の流路F1から臭気物質を含む空気が排出される。このとき、第2の流路F2から排出された臭気物質を含まない空気が、空気の粘性によって、第1の流路F1から排出された臭気物質を含む空気に対して、画像形成装置の外側から貼りつくように流れる。結果として、第1の流路F1の排気口H1から排出された臭気を含む空気は、第2の流路を通過して吹き出し口H2から排出された空気が、いわゆるエアーカーテンとなり、画像形成装置周囲への排気の拡散が抑制される。
(他の実施例)
本発明に係る排気手段は前記実施形態に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。例えば、排気手段50が排出する空気は定着部30で発生した空気だけでなく、画像形成装置1内の別部分で発生した空気でもよい。また、排気ファン70は、図12に示すように、第1の流路F1及び第2の流路の双方に設けられていてもよい。さらに、排気ファン70の風量に関する制御を、1回のジョブにおけるトナー付着量が一定値を越えた時から排気ファン70の風量を大きくするといった制御にしてもよい。さらに、上記の実施形態を組み合わせてもよい。
以上のように、本発明は、画像形成装置内部から排出される空気を排気する排気手段に有用であり、臭気物質を含む空気の周囲への拡散を抑制でき、従来の排気手段と比較してより簡素な構造である点で優れている。
F1 第1の流路
F2 第2の流路
H1 排気口
H2 吹き出し口
H3 吸引口
H4 吹き込み口
S1 背面(側面)
1,1A,1B,1C,1D,1E 画像形成装置
30 定着部
50 排気手段
60 排気ダクト
70 排気ファン
80 ガイド部材

Claims (8)

  1. 画像形成装置内部の空気を排気するための排気手段であって、
    第1の流路及び第2の流路を有する排気ダクトを備え、
    前記第1の流路は、前記画像形成装置内部から該画像形成装置外部へ向かう流路であり、
    前記第1の流路における下流側の端部である排気口は、該排気口から排出された空気が前記画像形成装置の筐体の外側の側面に沿うように設けられ、
    前記第2の流路における一方の端部である吹き出し口は、前記排気口に対して、前記画像形成装置の外側で隣接していること、
    を特徴とする排気手段。
  2. 前記排気口は、前記画像形成装置の下方を向いていること、
    を特徴とする請求項1に記載の排気手段。
  3. 前記第1の流路と前記第2の流路とは、前記排気ダクトの内部で合流していること、
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の排気手段。
  4. 前記第2の流路における他方の端部である吹き込み口は、前記画像形成装置の外側に位置していること、
    を特徴とする請求項1乃至請求3のいずれかに記載の排気手段。
  5. 前記画像形成装置の下端に設けられ、前記画像形成装置の側面から床面に平行な方向に湾曲する面を有するガイド部材を更に備えること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の排気手段。
  6. 前記ガイド部材における前記排気口と反対側の端部は、前記画像形成装置の内部側を向いていること、
    を特徴とする請求項5に記載の排気手段。
  7. 前記第1の流路における上流側の端部である吸引口は、前記画像形成装置内を搬送されるシートの搬送方向において、該シートにトナーを定着させるための定着部に対して下流側、かつ、該シートのトナー定着面側に位置していること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の排気手段。
  8. 前記第1の流路内に設けられた排気ファンを更に備え、
    前記排気ファンの風量は、画像が形成されるシートのトナー付着量に応じて可変である
    こと、
    を特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の排気手段。
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