JP6491582B2 - 移動架設台車 - Google Patents

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Description

本発明は、移動架設台車に関する。
従来、アーチ橋のアーチリブを構築するための移動架設台車(構築装置)が知られている。例えば特許文献1に開示された移動架設台車は、打設したコンクリートの荷重を下部フレームで支える下支え式のワーゲンを有し、アーチリブを伸長させるに従ってアーチリブの軸線に沿って上方へ移動していく。
このワーゲンは、コンクリートの荷重を支えるために、アーチリブの厚さ方向に延びる主材と、アーチリブの伸長方向に延びる下部フレームと、主材の上部及び下部フレームの端部を連結する斜材とを要素とする三角トラスを形成している。そして、アーチリブは伸長に伴って高さ方向の厚さを薄くするのが通常であるところ、特許文献1に開示された移動架設台車ではこの厚さの変化に対応させるために、主材及び斜材が、自身の長さを伸縮させる伸縮機構を備えている。伸縮機構を操作することにより主材及び斜材の長さを調整し、アーチリブの下面と下部フレームとの間隔を適切に確保することができる。
特開2000−144640号公報
しかしながら、主材及び斜材の長さを調整すると三角トラスの形状が変化することとなり、ワーゲンの各部位に掛かる荷重が大きく変化する。ここで、場合によってはワーゲンの強度を補強する必要が生じ、ワーゲンの重量が大きくなってしまう。また、伸縮機構は構造が複雑で操作の手間も掛かる。
そこで本発明は、簡易な構成でアーチリブの厚さの変化に対応することができる移動架設台車を提供することを目的とする。
本発明は、コンクリートを任意の長さ単位で順次打設して伸長させているアーチリブを両側面側から挟み、アーチリブの厚さ部分を跨ぐように延在する一対の主材と、アーチリブの下方においてアーチリブの伸長方向に延びると共に一対の主材の下部同士を連結するように構成され、アーチリブの伸長のために新たに打設したコンクリートの荷重を支える下部フレームと、主材の上部と下部フレームのアーチリブの伸長方向の端部とを連結する斜材と、を有する下支えワーゲンと、アーチリブの上面に載置されると共に一対の主材の上部と連結されて、下支えワーゲンの荷重を支える支持部と、下支えワーゲンを主材の延在方向に昇降させる昇降機構と、を有する支持フレームと、を備える、移動架設台車を提供する。
この移動架設台車では、支持フレームが下支えワーゲンの荷重を支えると共に、下支えワーゲン全体を主材の延在方向に昇降させることができるので、下支えワーゲンの形状を変化させることなく、アーチリブの厚さの変化に対応することができる。
ここで、下支えワーゲンは、支持フレームに対して揺動可能に連結されていることが好ましい。下支えワーゲンが揺動可能であることにより、アーチリブの傾き及びその角度変化に対して容易に追従することができる。
また、下支えワーゲンは、主材の上部と下部フレームの前端部とを連結する第1の斜材と、主材の上部と下部フレームの後端部とを連結する第2の斜材とを有することが好ましい。この場合、下支えワーゲンの強度が一層高いものとなる。
また、昇降機構は、下支えワーゲンの荷重を支持部へ伝達する張力部材を有し、昇降機構は、張力部材によって支持部から主材の延在方向に懸架されていることが好ましい。この場合、支持部の下方の位置で昇降機構が駆動し、下支えワーゲンの昇降における反力を支持部から取ることができるので、昇降の安定性が向上する。このとき、昇降機構に用いるジャッキ等の能力は、下支えワーゲンを昇降できる能力であればよい。すなわち、コンクリートの打設時に下支えワーゲンに作用する大きな荷重に対しては、昇降機構に直接荷重がかからないように圧縮材(サンドル等)で仮受けすることによって、昇降機構として用いるジャッキ等の仕様を、昇降動作に必要な荷重のみに対応できる最小限のものとすることができる。
下支えワーゲンは、主材、下部フレーム、及び斜材で構成されたトラス面に平行な方向に延びると共に下支えワーゲンに対して回動可能に設けられた足場を有することが好ましい。足場が回動可能であると、移動架設台車全体が鉛直方向を基準として傾いている状況において足場の水平性を確保することができるので好ましい。
本発明によれば、簡易な構成でアーチリブの厚さの変化に対応することができる移動架設台車を提供することができる。
移動架設台車の使用状態を示す側面図である。 下支えワーゲンが下降した状態を示す側面図である。 図2のIII-III断面図である。 下支えワーゲンが上昇した状態を示す側面図である。 図4のV-V断面図である。 足場を示す側面図である。 図4の部分拡大図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において同一部分又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1に示されているとおり、本実施形態の移動架設台車1は、アーチ橋の建設においてアーチリブ10の構築のために用いられるものであって、地上の始点から斜め上方へ向かってアーチリブ10が伸長されるに従って、アーチリブ10の軸線に沿って上方へ移動する。なお、図1では移動架設台車1が三台あるように描かれているが、これは一台の移動架設台車1が移動した軌跡を示したものである。
図1では、地上に近い側(アーチアバット側)である左下部分から橋の中央に近い側である右上部分へ向かってアーチリブ10が伸長された様子が描かれている。すなわち、地上からコンクリートCを任意の長さ単位で順次打設することによってアーチリブ10を伸長させて、アーチ形状を完成させる。その過程において、コンクリート単位をある程度打設するごとに、アーチリブ10の既設部分から鉛直上向きに支柱Pを立て、その頂部から斜吊ケーブルRを張ってコンクリートCを支える。アーチリブ10は、橋の中央に近い側ほど、その厚さが薄くなっている。
移動架設台車1は、作業員の作業場所や、コンクリートCを打設及び養生するための場所を与えるための下支えワーゲン2と、下支えワーゲン2の荷重を支える支持フレーム3とを備えている。下支えワーゲン2は支持フレーム3に対して昇降可能とされている。構築したアーチリブ10は徐々に厚さを薄くしているので、図1に示されているとおり、移動架設台車1がアーチリブ10の軸線に沿って上方へ移動するに従って下支えワーゲン2を上昇させて、アーチリブ10の下面と下支えワーゲン2との間隔が一定になるようにする。
以下、移動架設台車1について詳細に説明する。図2及び図3は、下支えワーゲン2が下降した状態を示しており、図4及び図5は、下支えワーゲン2が上昇した状態を示している。図示の便宜上、いずれの図においてもアーチリブ10が水平に描かれているが、実際はアーチリブ10は傾斜しており、移動架設台車1もこれに合わせて傾斜している。また、図2及び図4では、後述する足場7(図6参照)の図示を省略している。また、全図においてコンクリートCを打設する際の型枠は図示していない。
移動架設台車1は、アーチリブ10の構築のために使用される移動式の台車であり、構築中のアーチリブ10の上面に敷かれたレール11に沿ってアーチリブ10の先端へ移動し、新たなコンクリートを打設するための作業場所を提供する。
下支えワーゲン2は、アーチリブ10を両側面側から(水平方向から)挟む一対の主材4,4と、アーチリブ10の下方において主材4,4の下部同士を連結するように構成された下部フレーム5とを有している。
主材4,4は、アーチリブ10の厚さ方向(上下方向)を長手方向としてアーチリブ10の厚さ部分を跨ぐように延在し、両端部がアーチリブ10の上面及び下面の高さ位置からそれぞれはみ出している。また、主材4,4はいずれも側面視(図2参照)長方形の枠体をなしており、その枠内に後述する昇降機構9が収容されている。主材4,4の長手方向の略中央部には、枠体の長手方向に平行に延びて枠体を構成している二本の部材(長尺部材41,41)間を架け渡すようにして、一本の支持部材42が設けられている。
下部フレーム5は、アーチリブ10の下方に位置し、アーチリブ10の伸長のために新たにコンクリートCを打設及び養生するための作業場所を提供すると共に、当該コンクリートCの荷重を支えるものである。下部フレーム5は、アーチリブ10の伸長方向に延びると共にアーチリブ10の幅方向にも広がりを有しており、平面視長方形をなしている。下部フレーム5のうち側面視略中央部分は一対の主材4,4の下部とそれぞれと結合しており、これによって一対の主材4,4の下部同士を連結している。
下部フレーム5は、所定の厚さを有するように、高さ方向に部材が延びた枠形状をなしている。当該枠形状は、アーチリブ10の伸長方向の両端部から中央部分(主材4,4と連結されている部分)に向かうに従って厚さを増すように(図2参照)、且つ、アーチリブ10の幅方向には正面視長方形となるように(図3参照)構成されている。そして、当該枠形状の内部には、高さ方向に延びる複数の支持支柱51や筋交い52が立てられ、枠形状の強度が確保されている。
下部フレーム5の後端の上面には、上方へ向けて伸びるジャッキ53と、アーチリブ10の伸長方向に回転するローラ54とが取り付けられている。ジャッキ53の伸縮量の調整によりローラ54をアーチリブ10の下面に当接させたり、ローラ54をアーチリブ10の下面から離したりすることができる。これによって、ジャッキ53はコンクリートCの打設時の荷重を、ローラ54は移動架設台車1の移動時の荷重をそれぞれ受け持つ。図2〜図5では、ジャッキ53を伸長させてアーチリブ10の下面に当接し、ローラ54をアーチリブ10の下面から離した状態を描いている。
また、下支えワーゲン2は、主材4と下部フレーム5と併せてトラス面を形成するための斜材6を有している。すなわち、下支えワーゲン2は、主材4の上部と下部フレーム5におけるアーチリブ10の伸長方向の前端部とを連結する第1の斜材6aと、主材4の上部と下部フレーム5の後端部とを連結する第2の斜材6bとを有している。
支持フレーム3は、アーチリブ10の上面に載置されている支持部8と、下支えワーゲン2を主材4,4の延在方向に昇降させる昇降機構9とを有している。
支持部8は、アーチリブ10の上面に敷かれたレール11上に載置されており、裏面(下面)に車輪87が配置されている台車部81と、台車部81のうちアーチリブ10の伸長方向前方部且つ一対の主材4,4に近い側にそれぞれ立設された一対の支柱部82,82と、一対の支柱部82,82の上部間に架け渡された梁材83とを有し、更に、支柱部82の頂部と台車部81との間に斜めに架け渡された支持斜材84を有している。
また、支持部8は、一対の支柱部82,82の主材4,4側の側面において、それぞれ主材4,4の上部と連結されている。具体的には、一対の主材4,4の枠体内部且つ支持部材42よりも上方において、枠体の長尺部材41,41の内側面とスライド可能となるように支持板85が設けられ、支持板85と支柱部82とがピン86で結合されている。長尺部材41,41の内側面と支持板85とのスライドにより、下支えワーゲン2の昇降時の軌跡が定められ、また、ピン86での結合により、下支えワーゲン2が支持フレーム3に対して揺動可能とされている。
昇降機構9は、ピン86の両脇において支持板85を上下方向に貫通して主材4の延在方向且つ下方へ延びる、二本の全ネジPC鋼棒(張力部材)91,91を有している。全ネジPC鋼棒91,91は更に、支持部材42をも貫通して下方へ延び、長尺部材41,41の内側面とスライド可能となるように設けられた支持ブロック92に結合している。また、支持ブロック92の上面には、昇降用油圧ジャッキ93が固定されており、その頭部の上端は支持部材42の下面に当接している。昇降用油圧ジャッキ93は主材4の延在方向且つ上方へ向かって伸縮することができる。
上記のとおり全ネジPC鋼棒91,91が支持板85と支持ブロック92とを結合していることにより、昇降機構9が支持部8から懸架された格好となっており、支持板85と支持ブロック92とが所定の距離を保った状態として互いの位置関係が定められている。なお、支持部材42において全ネジPC鋼棒91,91が貫通している部分は、支持部材42に全ネジPC鋼棒91,91の直径よりも大きな直径を有する貫通孔が開いており、下支えワーゲン2の昇降の妨げにはならない。
また、下支えワーゲン2は、アーチリブ10の両側面側において、図6に示されているとおり主材4、下部フレーム5、及び斜材6で構成されたトラス面に平行な方向に拡がる足場7を有している。足場7は主材4と下部フレーム5とが交差する位置においてピン71で主材4に留められており(図3及び図5も参照)、下支えワーゲン2に対して回動可能である。足場7は、作業員が型枠の設置やコンクリートCの打設及び養生、その他の作業を行うのに必要なものであり、場面に応じて縦横に組むことができる。図6では足場7の最小構成の例を実線で、拡張した例を二点鎖線でそれぞれ示している。
次に、下支えワーゲン2の昇降方法について説明する。以下の説明ではアーチリブ10の一側面側について述べるが、実際の昇降機構9の操作は、アーチリブ10の両側面側の昇降機構9,9に対して同時に行う。
アーチリブ10の構築にあたっては、アーチリブ10を伸長させるに従って、その厚さを薄くしていくのが通常である。アーチリブ10の厚さを薄くするということは、アーチリブ10の下面と下部フレーム5との間隔が拡がることを意味する。この間隔が拡がりすぎるとコンクリートCの打設作業に支障を来すため、この間隔を詰めるように調整する必要がある。
図2及び図3に示されている下降状態から下支えワーゲン2を上昇させて図4及び図5に示されている上昇状態にするときは、昇降用油圧ジャッキ93を作動させて伸長させる。昇降用油圧ジャッキ93の頭部が主材4の延在方向且つ上方へ向かって移動すると、全ネジPC鋼棒91,91の張力を介して支持フレーム3に反力をとり、昇降用油圧ジャッキ93の頭部の上端に当接している支持部材42が上方へ押し上げられる。支持部材42は主材4の一部であり、下部フレーム5と第1及び第2の斜材6a,6bは主材4と結合しているので、支持部材42が上方へ押し上げられることに伴い、下支えワーゲン2全体が上昇する。このとき、支持ブロック92及び支持板85は、主材4の枠体を構成している長尺部材41,41の内側面に対してスライドする。
このとき、昇降機構9は昇降用油圧ジャッキ93が伸びたこと以外は変化しておらず、全ネジPC鋼棒91,91や支持ブロック92の存在位置は変化していない。また、支持部8側の支持板85と支持ブロック92との位置関係も変化していない。
また、昇降用油圧ジャッキ93の伸びだけでは下支えワーゲン2の上昇距離を確保することができない場合は、あらかじめ全ネジPC鋼棒91,91を巻いて支持ブロック92の存在位置を高くしてから(すなわち支持板85と支持ブロック92との距離を短くしてから)、昇降用油圧ジャッキ93を伸ばす。
なお、下支えワーゲン2が上昇している状態において、図7に示されているとおり、主材4における枠体の長尺部材41,41同士を上部で連結している連結部材43と支持板85との空間に、サンドル材44を詰め込んでもよい。これによって、下支えワーゲン2の荷重を支える部位を分散させることができる。
下支えワーゲン2を下降させるときは、昇降用油圧ジャッキ93の頭部が主材4の延在方向且つ下方へ向かって移動するように、昇降用油圧ジャッキ93を作動させて縮小させる。すると、下支えワーゲン2は昇降用油圧ジャッキ93の縮小に伴って自重により下降する。
以上に説明した移動架設台車1では、支持フレーム3が下支えワーゲン2の荷重を支えると共に、下支えワーゲン2全体を主材4,4の延在方向に昇降させることができるので、下支えワーゲン2の形状を変化させることなく、アーチリブ10の厚さの変化に対応することができる。すなわち、下支えワーゲン2が形成しているトラス面の形状が変化しないので、昇降に伴う下支えワーゲン2の各部位に掛かる荷重の変化を最小限に抑えることができ、下支えワーゲン2の強度を特別に補強する必要がない。また、昇降操作は昇降用油圧ジャッキ93の作動のみであるので、操作が簡単である。
また、下支えワーゲン2は、支持フレーム3に対して揺動可能に連結されているので、アーチリブ10の傾き及びその角度変化に対して容易に追従することができる。またこのとき、下部フレーム5の後端側に取付けられているジャッキ53及びローラ54が、移動架設台車1の移動と姿勢の安定に寄与する。
また、下支えワーゲン2は、主材4の上部と下部フレーム5の前端部とを連結する第1の斜材6aと、主材4の上部と下部フレーム5の後端部とを連結する第2の斜材6bとを有しているので、下支えワーゲン2全体の強度が高いものとなっている。
また、昇降機構9は、下支えワーゲン2の荷重を支持部8へ伝達する全ネジPC鋼棒91,91を有し、昇降機構9は、全ネジPC鋼棒91,91によって支持部8から主材4の延在方向に懸架されているので、支持部8の下方の位置で昇降機構9が駆動し、下支えワーゲン2の昇降における反力を支持部8から取ることができる。従って、昇降の安定性が向上している。
また、下支えワーゲン2が有する足場7が回動可能であるので、移動架設台車1全体が鉛直方向を基準として傾いている状況において足場7の水平性を確保することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではない。例えば、上記実施形態では下支えワーゲン2と支持フレーム3との連結が支持板85及びピン86を介してなされていたが、下支えワーゲン2は支持フレーム3に対して揺動可能であれば連結方法は他の態様であってもよい。
また、上記実施形態では支持フレーム3中の支持部8が、二本の支柱部82,82が一つの台車部81に立設されると共にその上部間に梁材83が架け渡されて一体化された態様を示したが、支柱部82,82はそれぞれ自立する強度を有していればよく、互いに独立した台車に立設されていてもよい。
また、上記実施形態では昇降機構9の位置を、主材4の枠体内部のうち支持板85よりも低い位置としたが、支持板85よりも高い位置としてもよい。例えば、支持板85の上面に昇降用油圧ジャッキ93を配置し、その頭部を連結部材43の下面に当接させてもよい。この場合、全ネジPC鋼棒91,91と支持ブロック92は不要である。
1…移動架設台車、2…下支えワーゲン、3…支持フレーム、4…主材、5…下部フレーム、6(6a,6b)…斜材、7…足場、8…支持部、9…昇降機構、10…アーチリブ、91…全ネジPC鋼棒(張力部材,昇降機構)、92…支持ブロック(昇降機構)、93…昇降用油圧ジャッキ(昇降機構)、C…コンクリート。

Claims (5)

  1. コンクリートを任意の長さ単位で順次打設して伸長させているアーチリブを両側面側から挟み、前記アーチリブの厚さ部分を跨ぐように延在する一対の主材と、前記アーチリブの下方において前記アーチリブの伸長方向に延びると共に前記一対の主材の下部同士を連結するように構成され、前記アーチリブの伸長のために新たに打設した前記コンクリートの荷重を支える下部フレームと、前記主材の上部と前記下部フレームの前記アーチリブの伸長方向の端部とを連結する斜材と、を有する下支えワーゲンと、
    前記アーチリブの上面に載置されると共に前記一対の主材の上部と連結されて、前記下支えワーゲンの荷重を支える支持部と、前記下支えワーゲンを前記主材の延在方向に昇降させる昇降機構と、を有する支持フレームと、を備え
    前記下支えワーゲンは、前記支持フレームに対して揺動可能に連結されている、移動架設台車。
  2. 前記昇降機構は、前記下支えワーゲンの荷重を前記支持部へ伝達する張力部材を有し、
    前記昇降機構は、前記張力部材によって前記支持部から前記主材の延在方向に懸架されている、請求項1記載の移動架設台車。
  3. コンクリートを任意の長さ単位で順次打設して伸長させているアーチリブを両側面側から挟み、前記アーチリブの厚さ部分を跨ぐように延在する一対の主材と、前記アーチリブの下方において前記アーチリブの伸長方向に延びると共に前記一対の主材の下部同士を連結するように構成され、前記アーチリブの伸長のために新たに打設した前記コンクリートの荷重を支える下部フレームと、前記主材の上部と前記下部フレームの前記アーチリブの伸長方向の端部とを連結する斜材と、を有する下支えワーゲンと、
    前記アーチリブの上面に載置されると共に前記一対の主材の上部と連結されて、前記下支えワーゲンの荷重を支える支持部と、前記下支えワーゲンを前記主材の延在方向に昇降させる昇降機構と、を有する支持フレームと、を備え、
    前記昇降機構は、前記下支えワーゲンの荷重を前記支持部へ伝達する張力部材を有し、
    前記昇降機構は、前記張力部材によって前記支持部から前記主材の延在方向に懸架されている、移動架設台車。
  4. 前記下支えワーゲンは、前記主材の上部と前記下部フレームの前端部とを連結する第1の斜材と、前記主材の上部と前記下部フレームの後端部とを連結する第2の斜材とを有する、請求項1〜3のいずれか一項記載の移動架設台車。
  5. 前記下支えワーゲンは、前記主材、前記下部フレーム、及び前記斜材で構成されたトラス面に平行な方向に延びると共に前記下支えワーゲンに対して回動可能に設けられた足場を有する、請求項1〜4のいずれか一項記載の移動架設台車。
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