JP6489941B2 - 塗布容器 - Google Patents
塗布容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6489941B2 JP6489941B2 JP2015110043A JP2015110043A JP6489941B2 JP 6489941 B2 JP6489941 B2 JP 6489941B2 JP 2015110043 A JP2015110043 A JP 2015110043A JP 2015110043 A JP2015110043 A JP 2015110043A JP 6489941 B2 JP6489941 B2 JP 6489941B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- coating
- movable stopper
- contents
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Description
特許文献1に示される塗布容器は、内容物が収容される容器体と、容器体の口部に不動に組み付けられ、内周面の略中央部に支持シール条を突周設すると共に、上端部が縮径することで保持部とされた保持筒体と、球体の中央部よりやや下部が支持シール条に支持されると共に、中央部よりやや上部が保持部に抜け出し不能に保持されて、保持筒体内に離脱不能にかつ回転可能に収容された塗布ボールと、容器体の口部に着脱可能に組み付けられ、口部に組み付けられたときに塗布ボールの上面を押圧し、該塗布ボールの下面を支持シール条に圧着させるキャップを備えて構成されている。
上部に内筒が立設されると共に下部が開放端で形成された筒状の容器本体と、内容物を注出する注出孔及びその周囲に内容物を被塗布部に塗布するための塗布面を備えると共にこの塗布面の下面に注出孔から内筒内の内外いずれか一方に垂下設される注出筒を備えた固定栓と、塗布面を覆うキャップと、容器本体内に配置されて内容物を収容する充填部を形成する可動栓と、を有する塗布容器であって、可動栓の側面を容器本体の側壁に密着させながら容器本体内を高さ方向に移動可能に設けると共に、可動栓の底壁に撓み変形可能な変形部を設けたことを特徴とする、と云うものである。
本発明では、容器本体内に移動可能に設けられた変形部を有する可動栓を指で押圧して塗布面側に押し上げることで容器本体に充填されている内容物を注出孔から塗布面に注出されるが、可動栓を上方に押し上げていた指を離すと、変形部が元のドーム状に復元し、このとき塗布面上の注出孔近傍に残存している内容物が注出筒内に引き込まれるため、注出孔からの内容物の液垂れを確実に防止することができる。
また内容物が注出している塗布面を肌等の被塗布部に押し当てることにより、内容物に触れることなく、内容物のみを被塗布部に直接的に塗布することができる。しかも塗布ボールが回転しにくくなるというような不具合も発生しないので、常に内容物を良好に塗布することが可能となる。
図1は、本発明の第1実施例としての塗布容器を示す半断面図、図2はキャップを外した状態を示す塗布容器の半断面図である。
最初に塗布容器の構成について説明する。
この塗布容器1は、例えばローションタイプの日焼け止め(化粧品)やかゆみ止め(薬剤)などの液状の内容物を、直接的に肌等の被塗布部に塗布するための容器であり、内容物の粘度は低粘度であるか、高粘度であるかを問わずに使用可能な容器である。
図2に示すように、キャップ10を螺脱して取り外した後、開口部61から指を挿入して変形部50を介して可動栓40を上方に押し上げる。このとき、変形部50は、ドーム状の中央部51が略水平な形状に撓み変形させられる。この操作により、可動栓40が上蓋部23に近づく上方に移動して充填部Bの容積が縮小するため、内容物を注出路A及び注出孔25を通じて上蓋部23の塗布面23aに注出させることができる。そして、塗布面23aを肌などの被塗布部に押し当てることにより、さらには押し当てた塗布面23aを被塗布部に沿って摺動させることにより、内容物を塗布することができる。
第2実施例に示す塗布容器1が、上記第1実施例の塗布容器1とは、容器本体30の開放端30Bで、且つ容器軸Oに対して対称となる位置にU字形状からなる一対の切欠部37を形成した点が異なる。また可動栓40と変形部50の構成も異なっている。すなわち、可動栓40は底壁41の中央に底筒部44が形成され、この底筒部44の底部に貫通穴43が形成されている。また変形部50は、内壁52と外壁53とを有する有底二重筒状の部材で形成され、撓み変形可能な中央部51は内壁52の底面に形成されている。そして、変形部50の外壁53の上端に形成された突起が、可動栓40の側面42に形成された突起に係合することにより、変形部50が可動栓40の底部に組み付けられている。また、第2実施例では、底蓋60を不要としている点も第1実施例と異なる点である。
図4及び図5に示す塗布容器1が、上記第1及び第2実施例と異なる点は、注出路A内、すなわち固定栓20の上蓋部23下面中央に垂下設された注出筒24の内部に棒状又は略円柱状から成る規制部材2を配置した点にある。図4に示す第3実施例は規制部材2を固定栓20とは別部材とした構成例であり、図5に示す第4実施例は規制部材2を固定栓20と一体に形成した構成例である。
規制部材2の外径は注出筒24の内径よりも細い寸法で形成されており、両者が対向する部分に隙間3が形成されている。第3実施例及び第4実施例では、この隙間3が、充填部B内の内容物を注出孔25に案内する案内経路として機能するが、規制部材2は注出路Aの容積を縮小させることにより、注出路A内を流れる内容物の流量を規制するように機能する。
なお、図5に示す第4実施例では、注出孔25は塗布面23a上に周方向に所定の間隔を有して間欠的に形成されている。
第5実施例に示す塗布容器1が、上記第1実施例と主として異なる点は、可動栓と変形部の構成にあり、その他の構成は上記第1実施例と同様である。
第5実施例では、可動部40の底部41中央に陥没部45を形成すると共に、この陥没部45の底面を肉薄且つドーム状に形成することにより、撓み変形可能な変形部50を可動栓40の底部41に一体に形成している。可動栓40と変形部50とを一体に形成することにより、部品点数を削減することが可能になると共に、塗布容器1の組立てを容易とすることができる。
例えば、上記各実施例では容器本体30を円筒状の部材として説明したが、容器本体30は筒状であればよく、円筒状に限られず、角筒状であってもよい。
2 : 規制部材
3 : 隙間
10 : キャップ
11 : 頂壁
12 : 側壁
13 : 封止栓
20 : 固定栓
21 : フランジ
22 : 組付き係止部
23 : 上蓋部
23a: 塗布面
24 : 注出筒
25 : 注出孔
26 : 凹部
30 : 容器本体
31 : 口筒部
32 : 隙間
33 : 延出部
34 : 本体水平部
35 : 内筒
36 : 係止部
37 : 切欠部
40 : 可動栓
41 : 底壁
42 : 側面
43 : 貫通穴
44 : 底筒部
45 : 陥没部
50 : 変形部
51 : 中央部
A : 注出路
B : 充填部
Claims (6)
- 上部に内筒(35)が立設されると共に下部が開放端で形成された筒状の容器本体(30)と、内容物を注出する注出孔(25)及びその周囲に前記内容物を被塗布部に塗布するための塗布面(23a)を備えると共に前記塗布面(23a)の下面に前記注出孔(25)から前記内筒(35)の内外いずれか一方に垂下設される注出筒(24)を備えた固定栓(20)と、前記容器本体(30)内に配置されて内容物を収容する充填部(B)を形成する可動栓(40)と、を有する塗布容器であって、
前記可動栓(40)の側面(42)を前記容器本体(30)の側壁(30A)に密着させながら前記容器本体(30)内を高さ方向に移動可能に設けると共に、前記可動栓(40)の底壁(41)に撓み変形可能な変形部(50)を設けたことを特徴とする塗布容器。 - 容器本体(30)の側壁(30A)の開放端に切欠部(37)を形成した請求項1記載の塗布容器。
- 注出筒(24)内に規制部材(2)を配置した請求項1又は2記載の塗布容器。
- 規制部材(2)を塗布面(23a)の下面に一体に形成した請求項3記載の塗布容器。
- 可動栓(40)と変形部(50)とを一体に形成した請求項1乃至4のいずれか一項に記載の塗布容器。
- 容器本体(30)は、上部に設けられた口筒部(31)の下端から前記容器本体(30)の側壁(30A)の内面に沿って下方に延びると共に前記側壁(30A)との間に隙間(32)を形成する延出部(33)と、該延出部(33)の下端から容器本体(30)の中心方向に向かって水平に延びる本体水平部(34)とを有し、内筒(35)は前記本体水平部(34)の中心側端部から上方に向かって立設しており、
可動栓(40)の側面(42)は上部方向に向けて延設されると共に、前記上部方向に移動した前記側面(42)の上端部が、前記隙間(32)内に挿入可能に構成されている請求項1乃至5のいずれか一項に記載の塗布容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015110043A JP6489941B2 (ja) | 2015-05-29 | 2015-05-29 | 塗布容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015110043A JP6489941B2 (ja) | 2015-05-29 | 2015-05-29 | 塗布容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016222285A JP2016222285A (ja) | 2016-12-28 |
JP6489941B2 true JP6489941B2 (ja) | 2019-03-27 |
Family
ID=57747272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015110043A Active JP6489941B2 (ja) | 2015-05-29 | 2015-05-29 | 塗布容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6489941B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS456868Y1 (ja) * | 1968-03-09 | 1970-04-04 | ||
JP4176425B2 (ja) * | 2002-08-30 | 2008-11-05 | ニベア花王株式会社 | 液体塗布容器 |
JP6180280B2 (ja) * | 2013-10-31 | 2017-08-16 | 株式会社吉野工業所 | 塗布容器 |
-
2015
- 2015-05-29 JP JP2015110043A patent/JP6489941B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016222285A (ja) | 2016-12-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007532427A (ja) | 流体容器のネック用ストッパ | |
JP5457567B2 (ja) | 計量注出容器 | |
JP5215116B2 (ja) | 計量注出容器 | |
JP4540980B2 (ja) | 塗布容器 | |
JP6489941B2 (ja) | 塗布容器 | |
JP5545641B2 (ja) | 刷毛付き塗布容器 | |
JP6639322B2 (ja) | 定量注出容器 | |
JP5590554B2 (ja) | 塗布容器 | |
US8092109B2 (en) | Applicator distributor of a pasty product | |
JP2008137685A (ja) | 押出容器 | |
JP4840568B2 (ja) | キャップ | |
JPH09309554A (ja) | 注出栓 | |
JP7345422B2 (ja) | 塗布容器 | |
JP4795209B2 (ja) | 刷毛付き塗布容器 | |
JP2005132455A (ja) | 定量注出キャップ | |
JP4793813B2 (ja) | 中栓付き容器 | |
JP6807158B2 (ja) | カバーキャップ付き容器 | |
JP5026030B2 (ja) | 化粧料塗布具 | |
JP4563102B2 (ja) | 液注出容器 | |
JP5179991B2 (ja) | 注出栓 | |
JP4541115B2 (ja) | 塗布用容器 | |
JP2018104072A (ja) | 注出容器 | |
JP2023034992A (ja) | 塗布容器 | |
JPH08272Y2 (ja) | 注出容器 | |
JP7281965B2 (ja) | 付け替え容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171228 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181105 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20181113 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190111 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190226 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190226 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6489941 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |