JP6489916B2 - 転写塗布装置及び転写塗布方法 - Google Patents
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Description
一方で、スタンプによる転写塗布方式を採用した装置もある。このスタンプによる転写塗布では、まず、スタンプを油溜まり内の油に浸漬させることで、スタンプに油を保持させる。その後、油を保持したスタンプをハウジングの軸受部に挿入することで、軸受部に油を転写塗布することができる。
一方、液体への浸漬後に、被浸漬部材を速度を落として引上げることで、当該被浸漬部材から余分な液体が垂れ落ちることを防止する手法も知られている(例えば特許文献1,2参照)。しかしながら、この手法では、一時的に動作速度を下げる必要があるため作業に時間がかかり、大量生産には適さないという課題がある。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る転写塗布装置の構成例を示す図である。
転写塗布装置は、図1に示すように、油溜まり(容器)1、載置台2、載置台移動部3、スタンプ4、スタンプ保持部5、スタンプ移動部6及び制御部7を備えている。また以下では、液体の転写塗布が行われる孔を有するワークとして、油11の転写塗布が行われる軸受部1001を有するハウジング100を用いるものとする。
また、油溜まり1内には、油切りピン(ピン)12が立てられている。この油切りピン12は、油溜まり1内の油面から突出している(図4参照)。
載置台移動部3は、載置台2を移動可能なものである。図1の例では、載置台移動部3は、載置台2を左右方向に移動可能とするアクチュエータにより構成されている。
スタンプ移動部6は、スタンプ保持部5を介してスタンプ4を移動可能なものである。図1の例では、スタンプ移動部6は、スタンプ4を高さ方向に移動可能とするアクチュエータにより構成されている。
なお、載置台移動部3及びスタンプ移動部6は、スタンプ4を油溜まり1及び載置台2に対してそれぞれ相対的に移動可能な移動部を構成する。
引上げ制御部72は、浸漬制御部71による制御後、スタンプ移動部6を介してスタンプ4を移動させ、貫通孔44を油切りピン12に沿って引抜くことでスタンプ4を油11から引上げるものである。
転写塗布制御部73は、引上げ制御部72による制御後、載置台移動部3及びスタンプ移動部6を介して載置台2及びスタンプ4を移動させ、スタンプ4の挿入部41を載置台2に載置されたハウジング100の軸受部1001に非接触で挿入することで、当該軸受部1001に油11を転写塗布するものである。
スタンプ4には、図2に示すように、軸の先端に、挿入部41が設けられている。この挿入部41は、軸受部1001の内径より細く且つ油11を保持した状態で当該軸受部1001に非接触で挿入されることで当該軸受部1001へ当該油11の転写塗布が可能な外形であり、例えばポリアセタール等の樹脂部材から構成される。この際、軸受部1001と、当該軸受部1001に挿入された挿入部41とのギャップは、コンマ数mm程度に設計される。この挿入部41は、軸受部1001の形状及び寸法に応じて形状及び寸法が設計された専用部品である。また、挿入部41は軸受部1001の深さに対して半分程度挿入されればよく、挿入部41の長さは軸受部1001の深さに対して短くてよい。なお、スタンプ4の挿入部41以外の部分は、例えばステンレス等の金属部材で構成されており、この金属部材に樹脂製の挿入部41を差し込むことでスタンプ4が構成される。
また、つば部42には、溝部43が設けられている。この溝部43は、挿入部41に連なって設けられている。この溝部43は、油溜まり1内の油11に浸漬されることで、挿入部41とともに油11を保持する。この溝部43による油11の保持量は、数十mm3程度に設計される。なお、この溝部43の空間(幅、深さ等)を調整することで、軸受部1001への油11の転写塗布量を制御することができる。
転写塗布装置の動作例では、図3に示すように、まず、浸漬制御部71は、スタンプ移動部6を介してスタンプ4を下降させ、貫通孔44に油切りピン12を挿入させながらスタンプ4を油溜まり1内の油11に浸漬する(ステップST1、浸漬制御ステップ)。これにより、スタンプ4の挿入部41及びつば部42が油溜まり1内の油11に浸漬される。
その後、次のハウジング100が載置台2に載置された後、上記と同様の動作を繰り返す。
また上記では、孔を有するワークとして、軸受部1001を有するハウジング100を用いた場合を示した。しかしながら、これに限るものではなく、その他の孔を有するワークについても同様に本発明を適用可能である。
2 載置台
3 載置台移動部
4 スタンプ
5 スタンプ保持部
6 スタンプ移動部
7 制御部
11 油
12 油切りピン(ピン)
41 挿入部
42 つば部
43 溝部
44 貫通孔
71 浸漬制御部
72 引上げ制御部
73 転写塗布制御部
100 ハウジング
1001 軸受部
Claims (2)
- 液体を収容した容器と、
前記容器内に立てられ、当該容器内の液面から突出したピンと、
孔を有するワークが載置される載置台と、
前記ピンを挿通可能な貫通孔を有するスタンプと、
前記スタンプを前記容器及び前記載置台に対してそれぞれ相対的に移動可能な移動部と、
前記移動部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、
前記貫通孔に前記ピンを挿入させながら前記スタンプを前記容器内の前記液体に浸漬する浸漬制御部と、
前記浸漬制御部による制御後、前記貫通孔を前記ピンに沿って引抜くことで前記スタンプを前記液体から引上げる引上げ制御部と、
前記引上げ制御部による制御後、前記スタンプを前記載置台に載置された前記ワークの前記孔に挿入することで、当該孔に前記液体を転写塗布する転写塗布制御部とを有する
ことを特徴とする転写塗布装置。 - 液体を収容した容器と、
前記容器内に立てられ、当該容器内の液面から突出したピンと、
孔を有するワークが載置される載置台と、
前記ピンを挿通可能な貫通孔を有するスタンプと、
前記スタンプを前記容器及び前記載置台に対してそれぞれ相対的に移動可能な移動部と、
前記移動部を制御する制御部とを備えた転写塗布装置による転写塗布方法であって、
前記制御部は、
浸漬制御部が、前記貫通孔に前記ピンを挿入させながら前記スタンプを前記容器内の前記液体に浸漬する浸漬制御ステップと、
引上げ制御部が、前記浸漬制御部による制御後、前記貫通孔を前記ピンに沿って引抜くことで前記スタンプを前記液体から引上げる引上げ制御ステップと、
転写塗布制御部が、前記引上げ制御部による制御後、前記スタンプを前記載置台に載置された前記ワークの前記孔に挿入することで、当該孔に前記液体を転写塗布する転写塗布制御ステップと
を有することを特徴とする転写塗布方法。
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JP2015086559A JP6489916B2 (ja) | 2015-04-21 | 2015-04-21 | 転写塗布装置及び転写塗布方法 |
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JP2016203464A JP2016203464A (ja) | 2016-12-08 |
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