JP6489030B2 - 昇圧電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のエンジンに燃料を噴射するインジェクタに電力を供給する昇圧電源装置に関する。
車両のエンジンのインジェクタを駆動する電子制御装置には、車両のバッテリ電圧を昇圧してコンデンサを充電することにより、コンデンサの充電電圧をバッテリ電圧よりも高い目標電圧にする昇圧回路が備わっている。この昇圧回路として、特許文献1、2に記載された装置が知られている。
特開2015−56949号公報 特開平11−186032号公報
昇圧回路において、コンデンサの充電電流を最も大きくする必要があるのは、低温でインジェクタを近接噴射させるときであり、このときに十分充電できるように上記充電電流の電流値を設定している。これに対して、高温でインジェクタを近接噴射させるときには、コンデンサとして例えばアルミ電解コンデンサを用いる場合、アルミ電解コンデンサの等価直列抵抗(以下ESRと称す)が小さいため、低温時のESRが大きい領域に比較すると充電電流は小さくて良い。このため、高温での近接噴射時には、必要以上の電流値で充電する構成となるので、アルミ電解コンデンサのESR分での瞬間的な発熱が大きくなると共に、高温時は発熱面で最も厳しい領域であることから、放熱対策を施さなければならないという問題があった。
本発明の目的は、低温時及び高温時もコンデンサに十分充電することができ、また、放熱対策を不要とすることができる昇圧電源装置を提供することにある。
請求項1の発明は、車両のエンジンに燃料を噴射するインジェクタ(16)に電力を供給する昇圧電源装置(1)であって、バッテリ電圧を昇圧してコンデンサ(9)を充電することにより、コンデンサ(9)の充電電圧をバッテリ電圧よりも高い目標充電電圧にする昇圧回路(2)と、前記コンデンサ(9)に充電された電力を前記インジェクタ(16)に供給して駆動する駆動回路(3)と、前記コンデンサ(9)に充電する充電電流の電流値を可変制御する電流制御部(4)とを備え、前記電流制御部(4)は、前記インジェクタ(16)の前回噴射後における前記コンデンサ(9)の充電電流の電流値と、充電開始から充電完了までの充電時間と、充電開始から充電完了までに上昇した前記コンデンサ(9)の充電電圧の上昇電圧分と、前記インジェクタ(16)の今回噴射後における前記コンデンサ(9)の充電電圧の下降電圧分と、充電開始から次回噴射までのインターバル時間とに基づいて、前記インジェクタ(16)の今回噴射後における前記コンデンサ(9)の充電電流の電流値を演算して決定するように構成されたものである。
本発明の第1実施形態を示す燃料噴射制御装置の電気的構成図 インジェクタの駆動電流、コンデンサの充電電圧及び充電電流のタイムチャート 昇圧充電制御のフローチャート 昇圧充電制御のタイムチャート 充電電流演算制御のフローチャート
(第1実施形態)
以下、本発明を車両の燃料噴射制御装置に適用した第1実施形態について、図1ないし図5を参照して説明する。図1に示すように、本実施形態の燃料噴射制御装置である電子制御装置(以下ECUと称す)1は、昇圧回路2と、噴射駆動回路3と、マイコン4とを備えて構成されている。
昇圧回路2は、車両に搭載されたバッテリ5のバッテリ電圧を昇圧する機能を有し、昇圧型DC/DCコンバータで構成されている。昇圧回路2は、コイル6と、ダイオード7と、MOSFET8と、コンデンサ9と、コンデンサ9の充電電流を検出する第1の電流検出部10と、MOSFET8に流れる電流を検出する第2の電流検出部11とを備えている。コイル6の一端はバッテリ5の正端子に接続され、コイル6の他端はダイオード7のアノード及びMOSFET8のドレインに接続されている。
ダイオード7のカソードはコンデンサ9の正側の端子に接続され、コンデンサ9の負側の端子は第1の電流検出部10の電流検出抵抗12を介してバッテリ5の負端子に接続されている。コンデンサ9は、例えばアルミ電解コンデンサで構成されている。コンデンサ9の正側の端子がマイコン4の入力端子4aに接続されており、マイコン4はコンデンサ9の正側の端子の電圧、即ち、コンデンサ9の充電電圧を検出可能な構成となっている。
第1の電流検出部10のオペアンプ13の+入力端子は電流検出抵抗12のコンデンサ9側の端子に接続され、オペアンプ13の−入力端子は電流検出抵抗12のバッテリ5側の端子に接続され、オペアンプ13の出力端子はマイコン4の入力端子4bに接続されている。オペアンプ13の出力端子からは、コンデンサ9の充電電流の大きさに対応する電圧レベル(即ち、電流換算値)の電流検出信号Si1が出力され、マイコン4に与えられる。即ち、マイコン4は、コンデンサ9の充電電流の大きさを検出可能な構成となっている。
また、MOSFET8のソースは、第2の電流検出部11の電流検出抵抗14を介してバッテリ5の負端子に接続されている。MOSFET8のゲートは、マイコン4の出力端子4cに接続されており、マイコン4はMOSFET8をオンオフ制御することが可能な構成となっている。
第2の電流検出部11のオペアンプ15の+入力端子は電流検出抵抗14のMOSFET8側の端子に接続され、オペアンプ15の−入力端子は電流検出抵抗14のバッテリ5側の端子に接続され、オペアンプ15の出力端子はマイコン4の入力端子4dに接続されている。オペアンプ15の出力端子からは、MOSFET8に流れる電流の大きさに対応する電圧レベル(即ち、電流換算値)の電流検出信号Si2が出力され、マイコン4に与えられる。即ち、マイコン4は、MOSFET8に流れる電流の大きさを検出可能な構成となっている。
噴射駆動回路3の正側の入力端子3aはコンデンサ9の正側の端子に接続され、噴射駆動回路3の負側の入力端子3bはバッテリ5の負端子に接続されている。即ち、噴射駆動回路3の入力端子3a、3bには、コンデンサ9の充電電圧が供給される構成となっている。噴射駆動回路3の出力端子3c、3dはインジェクタ16の両端に接続されている。噴射駆動回路3は、マイコン4から噴射タイミングの制御信号を入力して、この制御信号に基づいてインジェクタ16を通電制御するように構成されている。
マイコン4は、コンデンサ9の充電電圧を目標充電電圧に昇圧させるように制御する機能と、コンデンサ9の充電電流の大きさを所望の電流値Iaに設定するように制御する機能とを有する。マイコン4は、第1の電流検出部10からの電流検出信号Si1と第2の電流検出部11からの電流検出信号Si2とを受信する。MOSFET8は、MOSFET8のゲートに駆動信号を与えることにより、MOSFET8をオンオフ制御する。
また、マイコン4は、インジェクタ16の噴射タイミング、即ち、図2中の時刻t10、t20、t30、・・・を指示する制御信号を噴射駆動回路3へ送信し、噴射駆動回路3からインジェクタ16の駆動電流がピークになった時点、即ち、図2中の時刻t11、t21、t31、・・・を示すピーク信号を受信する。更に、マイコン4は、ECU1の内部の温度を検出した温度信号、アクセルの開度を検出したアクセル開度信号、燃料の圧力を検出した燃料圧力信号、エンジン回転数を検出したエンジン回転数信号、・・・を各種のセンサや他のECU等から信号線や車載LAN等を介して受信するように構成されている。
次に、マイコン4によるコンデンサ9の充電電圧を目標充電電圧に昇圧させる昇圧制御と、マイコン4によるコンデンサ9の充電電流の大きさを所望の電流値Iaに設定する電流制御とについて、図3及び図4を参照して説明する。図3のフローチャートは、マイコン4の制御の中の昇圧電流制御の内容を示す。
まず、図3のステップS10では、マイコン4は、コンデンサ9の充電電圧を取得する。続いて、ステップS20へ進み、マイコン4は、コンデンサ9の充電電流の電流値Iaを演算して設定する。尚、電流値Iaを設定する演算の具体的内容については、後述する。そして、ステップS30へ進み、充電電圧が目標充電電圧以上であるか否かを判断する。ここで、充電電圧が目標充電電圧以上でなければ(NO)、ステップS40へ進み、マイコン4は、MOSFET8をオンする。MOSFET8がオンすると、図4(a)及び(d)に示すように、MOSFET8に流れる電流の値、即ち、第2の電流検出部11から出力される電流検出信号Si2の電圧レベルが大きくなる。
次いで、ステップS50へ進み、電流検出信号Si2が(設定された電流値Ia+ΔI)以上となったか否かを判断する。尚、ΔIは、MOSFET8に流れる電流の上限値(またはコンデンサ9の充電電流の下限値)と電流値Iaとの差である。ここで、電流検出信号Si2が(電流値Ia+ΔI)未満であるときには(NO)、この判断処理(即ち、ステップS50)を続ける。
この後、上記ステップS50において、電流検出信号Si2が(電流値Ia+ΔI)以上となったときには、即ち、図4中の時刻t01で、ステップS60へ進み、マイコン4は、MOSFET8をオフする。MOSFET8がオフすると、図4(a)〜(d)に示すように、コンデンサ9の充電電圧が上昇し、MOSFET8に流れる電流(即ち、電流検出信号Si2)がゼロとなり、コンデンサ9の充電電流(即ち、第1の電流検出部10から出力される電流検出信号Si1)が、(電流値Ia+ΔI)から小さくなり始める。
次いで、ステップS70へ進み、電流検出信号Si1が(電流値Ia−ΔI)以下となったか否かを判断する。ここで、電流検出信号Si1が(電流値Ia−ΔI)を越えているときには(NO)、この判断処理(即ち、ステップS70)を続ける。
この後、上記ステップS70において、電流検出信号Si1が(電流値Ia−ΔI)以下となったときには、即ち、図4中の時刻t02で、ステップS30へ戻り、充電電圧が目標充電電圧以上であるか否かを判断する。ここで、充電電圧が目標充電電圧以上でなければ(NO)、ステップS40へ進み、マイコン4は、MOSFET8をオンする。MOSFET8がオンすると、図4(a)〜(d)に示すように、コンデンサ9の充電電圧の上昇が停止し、コンデンサ9の充電電流(即ち、電流検出信号Si1)がゼロとなり、MOSFET8に流れる電流(即ち、電流検出信号Si2)が、(電流値Ia−ΔI)から大きくなり始める。そして、ステップS50へ進み、電流検出信号Si2が(設定された電流値Ia+ΔI)以上となったか否かを判断する。これ以降、上述した処理を繰り返し実行する。
また、前記ステップS30において、充電電圧が目標充電電圧以上になったときには、「YES」へ進み、図3のフローチャートに示す昇圧電流制御を終了する。この昇圧電流制御を実行することにより、コンデンサ9の充電電流を電流値Ia±ΔIに設定しながらコンデンサ9に充電することができ、更に、コンデンサ9の充電電圧を目標充電電圧に昇圧することができる。
次に、コンデンサ9の充電電流の電流値Iaを演算して設定する制御について、図2及び図5を参照して説明する。図5のフローチャートは、マイコン4の制御の中の電流値Iaを演算して設定する制御の内容を示す。まず、図5のステップS110においては、マイコン4は、ECU1の内部の温度を取得する。続いて、ステップS120へ進み、マイコン4は、内部のメモリに記憶されているデータマップ(即ち、データテーブル)とECU1の内部の温度とに基づいてコンデンサ9の充電電流の電流値Iaの初期値を設定し、内部のメモリに記憶する。尚、上記データマップには、ECU1の内部の温度とコンデンサ9の充電電流の電流値Iaとが対応付けられたデータが多数(即ち、異なる多数の温度にそれぞれ対応する電流値Iaのデータが)記憶されている。
そして、ステップS130へ進み、マイコン4は、上記設定した初期値の電流値Iaでコンデンサ9を充電する。この充電制御は、図4のフローチャートに従って実施される。更に、上記初期値の電流値Iaで実施する充電制御は、図2に示すように、インジェクタ16の1回目の噴射(即ち、噴射1)を実行したときに実施される。この場合、時刻t10でインジェクタ16が通電されると、コンデンサ9の電荷が放電されることから、コンデンサ9の充電電圧は、目標充電電圧から低下していく。そして、時刻t11で、インジェクタ16への通電電流(即ち、駆動電流)がピークに達し、この時点からインジェクタ16への通電電流が低下していく。このため、時刻t11で、コンデンサ9の充電電圧の低下が停止する。このとき、噴射駆動回路3は、ピーク信号をマイコン4へ送信する。続いて、マイコン4により、コンデンサ9の充電電圧を目標充電電圧まで上昇させる前述した制御、即ち、図3に示す制御が実行される。この場合、コンデンサ9の充電電流の電流値Iaとしては、上記初期値(即ち、ECU1の内部の温度に基づいて設定した電流値Ia)が使用される。
この後、時刻t20で、コンデンサ9の充電電圧が目標充電電圧に達すると、コンデンサ9の昇圧制御及び充電制御が完了する。このとき、マイコン4は、昇圧充電完了までの時間Taと、昇圧充電による電圧上昇分Vaとを取得し、これらTa及びVaを内部のメモリに記憶する。
そして、上記時刻t20で、インジェクタ16の2回目の噴射(即ち、噴射2)が実行される。この場合、コンデンサ9の電荷が放電されることから、コンデンサ9の充電電圧は、目標充電電圧から低下していく。そして、時刻t21で、インジェクタ16への通電電流がピークに達し、コンデンサ9の充電電圧の低下が停止する。このとき、噴射駆動回路3は、ピーク信号をマイコン4へ送信する。
ここで、図5のステップS140へ進み、マイコン4は、噴射駆動回路3から受信した噴射2のピーク信号と、インジェクタ16の3回目の噴射(即ち、噴射3)を指示する制御信号(即ち、マイコン4はその送信タイミングがわかっている信号)とに基づいて、次噴射3までのインターバル時間Tbを取得し、このTbを内部のメモリに記憶する。
次いで、ステップS150へ進み、マイコン4は、上記噴射2を実行後のコンデンサ9の充電電圧を取得し、この取得電圧と目標充電電圧との差分Vbを計算して求め、このVbを内部のメモリに記憶する。そして、ステップS160へ進み、マイコン4は、前回用いた電流値Iaと、前回の昇圧充電完了までの時間Taと、前回の電圧上昇分Vaと、次噴射3までのインターバル時間Tbと、目標充電電圧との差分Vb(即ち、下降電圧分)と、次の充電電流計算式とに基づいて、今回の昇圧充電制御で用いる電流値Ibを、次の式(即ち、充電電流計算式)で演算して求め、更に、求めた電流値Ibを、電流制御用の電流値Iaとして設定する。
Ib=Ia×(Ta/Tb)×(Vb/Va)
尚、上記充電電流計算式によって電流制御用の電流値Iaを演算して決定することは、電流値Iaの初期値として、ECU1の内部の温度に基づいて設定した電流値Iaを用いているので、ECU1の内部の温度を考慮して電流制御用の電流値Iaを決定する構成となっている。
この後、ステップS130へ戻り、マイコン4は、上記充電電流計算式により演算して設定した電流値Iaを用いてコンデンサ9を充電し、昇圧する。この昇圧充電制御は、図3のフローチャートに従って実行される。これ以降、上述した処理を繰り返し実行する。尚、噴射2のTb及びVbは、噴射3で用いる電流値Iaを演算する際には、前回噴射のTa及びVaとなり、噴射3のTb及びVbが取得されてから、前記充電電流計算式により今回噴射(即ち、噴射3)で用いる電流値Ia(即ち、電流値Ib)が演算されて設定されるようになっており、これ以降、電流値Iaが同様にして毎回演算して求められる構成となっている。
このような構成の本実施形態によれば、コンデンサ9に充電する充電電流の電流値Iaを可変制御するように構成したので、電流値Iaの大きさをECU1の内部の温度に対応する適切な値に設定可能となることから、放熱対策等が不要となる。そして、本実施形態では、インジェクタ16の前回噴射後におけるコンデンサ9の充電電流の電流値Iaと、充電開始から充電完了までの充電時間Taと、充電開始から充電完了までに上昇したコンデンサ9の充電電圧の上昇電圧分Vaと、インジェクタ16の今回噴射後におけるコンデンサ9の充電電圧の下降電圧分Vbと、充電開始から次回噴射までのインターバル時間Tbとに基づいて、インジェクタ16の今回噴射後におけるコンデンサ9の充電電流の電流値Ib(即ち、電流制御用の電流値Ia)を演算して決定するように構成した。この構成によれば、温度特性や経年劣化等で発生する特性の変化に対応した最適な電流値Iaに制御することが可能となるから、発熱を低減することができる。
更に、本実施形態では、次の充電電流計算式
Ib=Ia×(Ta/Tb)×(Vb/Va)
を用いて演算してコンデンサ9の充電電流の電流値Ib(即ち、電流制御用の電流値Ia)を設定するように構成したので、電流制御用の電流値Iaとして最適な電流値Ia、即ち、必要最小限の大きさの電流値Iaを設定することができる。
また、本実施形態では、コンデンサ9の充電電流の初回の電流値Iaを、ECU1の内部の温度に基づいて決定するように構成したので、初回において、ECU1の内部の温度が高い場合に、発熱を低減することができる。更に、この場合、ECU1の内部の温度とデータマップとに基づいてコンデンサ9の充電電流の初回の電流値Iaを決定するように構成したので、初回の電流値Iaを簡単且つ容易に決定することができる。
尚、上記実施形態では、コンデンサ9として、例えばアルミ電解コンデンサを用いたが、これに限られるものではなく、他の種類のコンデンサを用いても良い。
図面中、1は電子制御装置(昇圧電源装置)、2は昇圧回路、3は噴射駆動回路、4はマイコン(電流制御部)、5はバッテリ、8はMOSFET、9はコンデンサ、10は第1の電流検出部、11は第2の電流検出部、16はインジェクタである。

Claims (5)

  1. 車両のエンジンに燃料を噴射するインジェクタ(16)に電力を供給する昇圧電源装置(1)であって、
    バッテリ電圧を昇圧してコンデンサ(9)を充電することにより、コンデンサ(9)の充電電圧をバッテリ電圧よりも高い目標充電電圧にする昇圧回路(2)と、
    前記コンデンサ(9)に充電された電力を前記インジェクタ(16)に供給して駆動する駆動回路(3)と、
    前記コンデンサ(9)に充電する充電電流の電流値を可変制御する電流制御部(4)とを備え、
    前記電流制御部(4)は、前記インジェクタ(16)の前回噴射後における前記コンデンサ(9)の充電電流の電流値と、充電開始から充電完了までの充電時間と、充電開始から充電完了までに上昇した前記コンデンサ(9)の充電電圧の上昇電圧分と、前記インジェクタ(16)の今回噴射後における前記コンデンサ(9)の充電電圧の下降電圧分と、充電開始から次回噴射までのインターバル時間とに基づいて、前記インジェクタ(16)の今回噴射後における前記コンデンサ(9)の充電電流の電流値を演算して決定するように構成された昇圧電源装置。
  2. 前記電流制御部(4)は、前記昇圧電源装置(1)の内部の温度を考慮して前記コンデンサ(9)の充電電流の電流値を決定するように構成された請求項1記載の昇圧電源装置。
  3. 前記インジェクタ(16)の前回噴射後における前記コンデンサ(9)の充電電流の電流値をIaとし、充電開始から充電完了までの充電時間をTaとし、充電開始から充電完了までに上昇した前記コンデンサ(9)の充電電圧の上昇電圧分をVaとし、前記インジェクタ(16)の今回噴射後における前記コンデンサ(9)の充電電圧の下降電圧分をVbとし、充電開始から次回噴射までのインターバル時間をTbとしたときに、前記インジェクタ(16)の今回噴射後における前記コンデンサ(9)の充電電流の電流値Ibは、次の式
    Ib=Ia×(Ta/Tb)×(Vb/Va)
    で演算されるように構成された請求項1または2記載の昇圧電源装置。
  4. 前記電流制御部(4)は、前記コンデンサ(9)の充電電流の初回の電流値を、前記昇圧電源装置(1)の内部の温度に基づいて決定するように構成された請求項1から3のいずれか一項記載の昇圧電源装置。
  5. 前記電流制御部(4)は、前記昇圧電源装置(1)の内部の温度と前記コンデンサ(9)の充電電流の電流値とが対応付けられたデータを複数有するデータマップを有し、
    前記電流制御部(4)は、前記コンデンサ(9)の充電電流の初回の電流値を、前記昇圧電源装置(1)の内部の温度と前記データマップとに基づいて決定するように構成された請求項4記載の昇圧電源装置。
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