JP6488210B2 - モータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回転体を有するモータ部と、回転体により回転されるギヤ機構を有するギヤ部と、を備えたモータ装置に関する。
従来、自動車等の車両に搭載されるモータ装置には、パワーウィンド装置やパワーシート装置等の駆動源に用いられるものがある。車載用のモータ装置は、ドアの内部やシートクッションの内部等の狭小スペースに設置される。そのため、モータ装置の小型化は勿論のこと、モータ装置のレイアウト性の向上が望まれている。
また、特にパワーウィンド装置やパワーシート装置等に用いられるモータ装置においては、その停止状態において、外部負荷によりウィンドガラスが下降したり、シートクッションが位置ずれしたりするのを確実に防止し得る機能を備えることが必須の要件となっている。
このようなモータ装置(ギヤードモータ)が、例えば特許文献1や特許文献2に記載されている。特許文献1や特許文献2に記載されたモータ装置は、シートクッションおよびシートバックを有するシートを昇降させるものである。このモータ装置は、ウォームおよびこれに噛み合うウォームホイール(ウォームギヤ)を備えている。そして、特許文献1に記載されたモータ装置は、ウォーム減速機構に所謂ハイポサイクロイド減速機構を組み合わせた2段減速構造となっており、ウォームホイールに偏心軸部が一体に設けられている。つまり、モータ装置を駆動させることで、ウォームホイールの回転に伴って偏心軸部も回転する。一方、出力軸に外部負荷が入力されると、その回転力がガイドプレートに伝達され、その後、ガイドプレートの回転力は、第1ガイド突出部からケースカバーおよびケース本体の双方に伝達される。一方、特許文献2に記載されたモータ装置は、ウォーム減速機構に平歯車減速機構を組み合わせた2段減速構造となっている。
特開2013−099085号公報(図1) 特開2012−070564号公報(図3)
上述の特許文献1に記載されたモータ装置は、出力軸に対する外部負荷の入力時においては、ガイドプレートとケースとの凹凸嵌合により、十分に大きな制動力を得ることができる。その一方で、モータ装置の駆動時においては、ウォームホイールの回転に伴って偏心軸部も回転する。したがって、シートを昇降させる際に、モータ装置の駆動により脈動が発生し、ひいては操作者に違和感等を与える虞があった。
ここで言うモータ装置の脈動とは、例えば、モータ装置の速い動作と遅い動作とが、所定時間毎に交互に出現し、周期音が発生する現象のことである。
また、上述の特許文献2に記載されたモータ装置は、偏心軸部が設けられていないため、モータ装置の駆動により脈動が発生するという虞はない。その一方で、特許文献1に記載されたモータ装置のような大きな減速比を得ることは難しい。なお、特許文献2に記載されたモータ装置の減速比は、約200:1となる。これは、出力軸が1回転する間に、ウォームが約200回転することを意味する。
本発明の目的は、十分に大きな制動力を得ることができ、かつ脈動の発生を効果的に抑えることができるモータ装置を提供することにある。
本発明の一態様では、回転体を有するモータ部と、前記回転体の回転力が伝達されるギヤ機構を有するギヤ部と、を備えた、モータ装置であって、前記ギヤ機構は、前記回転体により回転されるウォームと、前記ウォームに噛み合わされたウォームホイールと、外周部が前記ギヤ機構を収容するハウジングに固定された第1内歯車と、前記第1内歯車に軸方向一側が噛み合わされ、軸部が前記ウォームホイールに回転自在に装着された複数の遊星歯車と、複数の前記遊星歯車の軸方向他側が噛み合わされる第2内歯車、および駆動対象物に連結される出力軸を備えた出力部材と、を有し、前記第2内歯車の歯数が、前記第1内歯車の歯数よりも多く、前記出力部材と前記ハウジングとの間に、前記出力部材および複数の前記遊星歯車の傾動を許容する傾動許容隙間が設けられる
本発明の他の態様では、複数の前記遊星歯車の前記軸部の軸方向両端部が、第1キャリア部材および第2キャリア部材に支持され、前記第1キャリア部材が、前記ウォームホイールに固定され、前記第2キャリア部材が、前記出力部材に摺動自在に接触される。
本発明の他の態様では、前記出力部材と前記ハウジングとの間に、前記出力部材をその軸方向に押圧するばね部材が設けられる。
本発明によれば、ギヤ機構を、回転体により回転されるウォームと、ウォームに噛み合わされたウォームホイールと、外周部がギヤ機構を収容するハウジングに固定された第1内歯車と、第1内歯車に軸方向一側が噛み合わされ、軸部がウォームホイールに回転自在に装着された複数の遊星歯車と、複数の遊星歯車の軸方向他側が噛み合わされる第2内歯車、および駆動対象物に連結される出力軸を備えた出力部材と、から形成し、第2内歯車の歯数を、第1内歯車の歯数よりも多くした。
これにより、従前のモータ装置の減速比に対して、比較的簡単な構成、つまり、第1内歯車、第2内歯車および複数の遊星歯車を用いて、減速比を容易に大きくすることができる。したがって、出力部材に対して大きな外部負荷が入力された時に、十分に大きな制動力を発生することができる。
また、ウォームホイール、複数の遊星歯車および出力部材はそれぞれ回転軸を有しており、従前のモータ装置に比して多軸にできる。よって、出力部材に対するより大きな外部負荷の入力時において、それぞれの回転軸が傾斜され、ひいては各部材間のクリアランスが詰められたり各部材が抉られたりすることで、より大きな制動力を発生することができる。
さらに、第1内歯車、第2内歯車および複数の遊星歯車を備える一方で、従前のモータ装置のような偏心部材を備えないので、モータ装置の駆動時に発生する脈動を効果的に抑えることができる。
シート用モータを搭載した自動車を示す概略図である。 シート用モータを示す平面図である。 図2のA−A線に沿う断面図である。 モータ部の詳細構造を説明する斜視図である。 ギヤ部の詳細構造を説明する分解斜視図である。 差動減速機の詳細構造を説明する斜視図である。 外部負荷入力時の挙動を示す図3に対応した図である。 シート用モータ駆動時の挙動を示す図3に対応した図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1はシート用モータを搭載した自動車を示す概略図を、図2はシート用モータを示す平面図を、図3は図2のA−A線に沿う断面図を、図4はモータ部の詳細構造を説明する斜視図を、図5はギヤ部の詳細構造を説明する分解斜視図を、図6は差動減速機の詳細構造を説明する斜視図をそれぞれ示している。
図1に示すように、自動車10はセダンタイプの乗用車であって、運転席や助手席等には、運転者や同乗者の車体に対する位置を調整するパワーシート装置11が設けられている。
パワーシート装置11は、シートクッション部12およびシートバック部13を備えている。そして、シートクッション部12およびシートバック部13の内部には、シート位置調整用のシート用モータ(モータ装置)20がそれぞれ2つずつ設置されている(詳細図示せず)。シートクッション部12内のシート用モータ20は、シートクッション部12を車両前後方向または上下方向にそれぞれ移動させる。シートバック部13内のシート用モータ20は、シートバック部13をリクライニングさせたり、シートバック部13のランバーサポート部13aを内側および外側に移動させたりする。
パワーシート装置11に設置される複数のシート用モータ20は、運転者や同乗者の操作スイッチ(図示せず)の操作により、正逆方向にそれぞれ回転駆動され、適宜、上述の移動動作を行うようになっている。以下、シート用モータ20の構造について、図面を用いて詳細に説明する。
図2ないし図5に示すように、シート用モータ20は、モータ部30とギヤ部40とを備えている。また、モータ部30とギヤ部40との間には、モータ部30に駆動電流を供給するための給電部材50が設けられている。そして、モータ部30およびギヤ部40を結合させて、互いに3つの締結ねじSCにより連結することで、モータ部30とギヤ部40との間に給電部材50が挟持される。
図2に示すように、モータ部30は、磁性材料よりなる鋼板をプレス加工等することで、長手方向一側(図中右側)に小径底部31aが設けられ、長手方向他側(図中左側)にフランジ部31bが設けられたモータハウジング31を備えている。モータハウジング31は、回転体RUを回転自在に収容し、当該回転体RUの軸方向と交差する方向の断面形状は、角部が円弧形状となった略正六角形に形成されている。つまり、モータハウジング31は、6つの平面部31cを備えている。フランジ部31bは、ギヤ部40を形成するギヤハウジング41に結合され、締結ねじSCによってギヤハウジング41に固定される。
モータハウジング31の6つの平面部31cの内側には、略平板状に形成された永久磁石32がそれぞれ固定されている。これら6つの永久磁石32の内側には、コイル(巻き線)33が巻装されたアーマチュア34が、所定の隙間を介して回転自在に収容されている。なお、図示はしないが、アーマチュア34には、9つのティース(9つのスロット)が設けられ、それぞれのティースにはコイル33が集中巻きにて巻装されている。つまり、モータ部30は、6極9スロット型のモータ装置となっている。
アーマチュア34の軸心には、アーマチュア軸(回転軸)35が貫通して固定されている。アーマチュア軸35の軸方向一側(図中右側)は、小径底部31a内に配置され、その小径底部31a内に配置された第1軸受B1によって回転自在に支持されている。一方、アーマチュア軸35の軸方向他側(図中左側)は、給電部材50に装着された第2軸受B2によって回転自在に支持されている。
アーマチュア軸35の軸方向他側で、かつアーマチュア34に近接する部位には、略筒状に形成されたコンミテータ(整流子)36が固定されている。コンミテータ36には、アーマチュア34に巻装されたコイル33の端部が電気的に接続されている。
コンミテータ36の外周には、給電部材50に設けられた一対のブラシ54が摺接するようになっている。これにより、図示しない車載コントローラから一対のブラシ54に駆動電流を供給することで、コンミテータ36に駆動電流が供給されて、アーマチュア34に電磁力が発生する。よって、アーマチュア軸35が所定の回転数および回転トルクで回転する。
ここで、図4に示すように、給電部材50には、複数の電子部品51(図中網掛けの部品)が装着されるとともに、自動車10側の外部コネクタ(図示せず)が接続されるコネクタ接続部52が設けられている。これにより、車載コントローラから外部コネクタに駆動電流が供給されると、複数の電子部品51を介して一対のブラシ54(図2参照)に駆動電流が流れる。ここで、複数の電子部品51としては、駆動電流をブラシ54に供給するターミナル(導電部材)や、ブラシノイズの外部への放散を防止するチョークコイルやコンデンサ等が挙げられる。
図2に示すように、アーマチュア軸35の軸方向他側には、連結部材37を介してウォーム軸38が一体回転可能に連結されている。ウォーム軸38の周囲には、ウォーム38aが転造加工等によって一体に設けられている。ウォーム軸38の軸方向一側および軸方向他側は、ギヤハウジング41に装着された第3軸受B3および第4軸受B4によって、それぞれ回動自在に支持されている。
ウォーム38aには、ギヤハウジング41内に回転自在に収容されたウォームホイール42(図3参照)が噛み合わされている。これにより、ウォーム軸38のウォーム38aは、ギヤハウジング41内でアーマチュア軸35の回転により回転され、その回転がウォームホイール42に伝達される。ここで、回転体RUは、アーマチュア34、アーマチュア軸35およびコンミテータ36によって形成されている。
ここで、本実施の形態では、シート用モータ20の組み立て性を考慮して、アーマチュア軸35およびウォーム軸38を、連結部材37によってそれぞれ一体回転可能に連結しているが、アーマチュア軸およびウォーム軸を一体化して、アーマチュア軸の軸方向他側にウォームを設けても良い。この場合、例えば、第2軸受B2および第3軸受B3が省略可能になる等、軽量化かつ低コスト化を図ることができる。
図3および図5に示すように、ギヤ部40はギヤハウジング(ハウジング)41を備えている。ギヤハウジング41は、プラスチック等の樹脂材料により、図3中、上方が開口した略バスタブ形状に形成されている。ギヤハウジング41は、回転体RU(図2参照)の軸方向に延びる底壁部41aと、当該底壁部41aの延在方向と交差する方向に延びる側壁部41bと、回転体RUの軸方向と交差する方向で、かつ底壁部41a側とは反対側に配置された開口部41cと、を備えている。
そして、ギヤハウジング41の内部には、開口部41cを介して、回転体RUにより回転されるウォーム減速機SD1および差動減速機SD2が回転自在に収容されている。このように、本実施の形態に係るシート用モータ20は2段減速機を備えている。なお、入力側(回転体RU側)にウォーム減速機SD1が配置され、出力側に差動減速機SD2が配置されている。
ウォームホイール42は、プラスチック等の樹脂材料により略円盤状に形成され、その回転中心には中心孔42aが設けられている。中心孔42aには、ギヤハウジング41の底壁部41aに端部が固定された支持ピンPが回転自在に挿通されるようになっている。つまり、ウォームホイール42は、支持ピンPに回動自在に支持されている。
また、ウォームホイール42の支持ピンPの軸方向に沿う底壁部41a側とは反対側には、角部が円弧形状となった略正三角形のキャリア装着凹部42bが刻設されている。このキャリア装着凹部42bには、3つの遊星歯車45aの回転軸部45bを回動自在に支持する第1キャリア部材45cが嵌め込まれて固定されるようになっている。すなわち、第1キャリア部材45cは、ウォームホイール42とともに一体回転するようになっており、3つの遊星歯車45aに一体成形された回転軸部45bは、第1キャリア部材45cの後述する貫通孔45eに軸支されることでウォームホイール42に回転自在に装着される。
差動減速機SD2は、第1内歯車44と、遊星歯車組立体45と、第2内歯車46および出力軸47を備えた出力部材48とから形成されている。
第1内歯車44は、鋼板をプレス加工等することで、略環状に形成されている。第1内歯車44の径方向内側には、第1歯部44aが形成されており、この第1歯部44aには、3つの遊星歯車45aがそれぞれ噛み合わされている。ここで、第1歯部44aには、3つの遊星歯車45aががたつくこと無く噛み合わされており、シート用モータ20の駆動時において、ギヤ音等の騒音を殆ど発生することが無い。なお、第1内歯車44の歯数は、図6に示すように[26]となっている。
図5に示すように、第1内歯車44の径方向外側には、セレーション嵌合部44bが設けられている。セレーション嵌合部44bは、第1内歯車44の周方向に沿って複数の凹凸をなし、かつ第1内歯車44の軸方向に延ばされている。そして、セレーション嵌合部44bは、ギヤハウジング41の内側で、かつ開口部41cの近傍に形成された内歯車固定部41dに圧入、または嵌め込み等の固定手段によって固定されている。このようにして、第1内歯車44の外周部は、ギヤハウジング41に強固に固定されている。なお、図3に示すように、第1内歯車44は、シート用モータ20の組み立て時において、ギヤハウジング41の内側にウォームホイール42を収容した後に、内歯車固定部41dに固定される。
遊星歯車組立体45は、3つの遊星歯車45aと、これらの遊星歯車45aの回転軸部(軸部)45bの軸方向両端部をそれぞれ支持する第1キャリア部材45cおよび第2キャリア部材45dとを備えている。第1キャリア部材45cおよび第2キャリア部材45dは、何れも同じ形状に形成され、それぞれ鋼板をプレス加工等することで角部が円弧形状となった略正三角形に形成されている。第1キャリア部材45cおよび第2キャリア部材45dは、それぞれ3つの貫通孔45eが設けられている。これらの貫通孔45eには、遊星歯車45aの回転軸部45bが回動自在に支持されるようになっている。
また、第1キャリア部材45cおよび第2キャリア部材45dの回転中心には、支持ピンPが摺動自在に挿通される挿通孔45fが設けられている。つまり、遊星歯車組立体45は、ウォームホイール42とともに、支持ピンPを中心に一体回転するようになっている。
ここで、図6に示すように、3つの遊星歯車45aと、第1キャリア部材45cおよび第2キャリア部材45dとは、シート用モータ20の組み立て時において、予め組み立てられた状態、つまり遊星歯車組立体45の状態とされる。
3つの遊星歯車45aは、それぞれ同じ形状のものが採用される。図3に示すように、遊星歯車45aの歯の部分の軸方向寸法L1は、第1内歯車44の厚み寸法L2の略2倍となっている(L1≒2×L2)。
これにより、シート用モータ20の組み立て状態において、遊星歯車45aの第1キャリア部材45c側(軸方向一側)の略半分の第1部分T1(図6参照)は、第1内歯車44の第1歯部44aに噛み合わされる。一方、遊星歯車45aの第2キャリア部材45d側(軸方向他側)の略半分の第2部分T2(図6参照)は、出力部材48における第2内歯車46の第2歯部46aに噛み合わされる。
出力部材48は、鋼材を切削加工等することで所定形状に形成され、径方向内側に第2歯部46aが形成された第2内歯車46を備えている。第2歯部46aには、3つの遊星歯車45aがそれぞれ噛み合わされている。ここで、第2歯部46aには、3つの遊星歯車45aががたつくこと無く噛み合わされており、シート用モータ20の駆動時において、ギヤ音等の騒音を殆ど発生することが無い。なお、第2内歯車46の歯数は、図6に示すように[29]となっている。
図3に示すように、第2内歯車46を形成する底壁部46bには、遊星歯車組立体45の第2キャリア部材45dが摺接するようになっている。つまり、第2キャリア部材45dは、出力部材48に対して摺動自在に接触するようになっている。これにより、遊星歯車組立体45の軸方向に沿う略半分が、第2内歯車46の径方向内側に入り込んでおり、かつ出力部材48が、遊星歯車組立体45に対して相対回転するようになっている。
ここで、図6に示すように、3つの遊星歯車45aは、歯数が[26]の第1内歯車44の第1歯部44aと、歯数が[29]の第2内歯車46の第2歯部46aとの双方に噛み合わされている。すなわち、第2内歯車46の歯数の方が、第1内歯車44の歯数よりも多く設定され、この第2内歯車46と第1内歯車44との歯数差[3]に基づいて、差動減速機SD2の減速比が決定される。
出力部材48は、第2内歯車46と一体回転する出力軸47を一体に備えている。出力軸47は、第2内歯車46よりも小径とされ、ギヤカバー43の貫通孔43cを介してギヤハウジング41の外部に露出されている。図2に示すように、出力軸47は、ピニオンギヤの形状に形成され、当該出力軸47には、シートクッション部12(図1参照)を上下させる動力伝達機構(図示せず)が、噛み合わされて連結される。ここで、動力伝達機構は、本発明における駆動対象物を構成する。
なお、第1内歯車44、3つの遊星歯車45aおよび第2内歯車46についても、本発明におけるギヤ機構を構成しており、回転体RUの回転力が伝達されるようになっている。
図3に示すように、出力部材48の軸方向に沿う第2内歯車46と出力軸47との間には、ギヤカバー43の貫通孔43cと径方向から対向する円柱部48aが一体に設けられている。この円柱部48aの直径寸法は、第2内歯車46の直径寸法よりも小さく、かつ出力軸47の直径寸法よりも大きくなっている。そして、シート用モータ20を組み立てた状態のもとで、円柱部48aの外周部と貫通孔43cの内周部との間には、環状のクリアランス(隙間)CRが形成されている。
このクリアランスCRは、例えば、0.3mm程度とされ、本発明における傾動許容隙間を構成している。クリアランスCRは、図7に示すように、外部負荷入力時において、出力部材48および3つの遊星歯車45aの傾動を許容するようになっている。一方、シート用モータ20の駆動時には、図8に示すように、円柱部48aの外周部分を、貫通孔43cの内周部分に部分的に接触させるようになっている。
図3および図5に示すように、出力部材48の第2内歯車46の上面とギヤカバー43の内面との間には、弾性部材として機能するウェーブワッシャ(ばね部材)49が設けられている。ウェーブワッシャ49は、その周方向に複数の凹凸を有する波形状に形成されている(詳細図示せず)。これにより、ウェーブワッシャ49の弾性力は、ギヤカバー43の内面から出力部材48を離間させる方向(第1内歯車44の方向)に作用する。
すなわち、ウェーブワッシャ49は、出力部材48、遊星歯車組立体45およびウォームホイール42のそれぞれを、その軸方向に沿ってギヤハウジング41の底壁部41aに向けて押さえ付けている。これにより、出力部材48、遊星歯車組立体45およびウォームホイール42における、支持ピンPの軸方向に対するがたつきが抑制される。
次に、以上のように形成したシート用モータ20の動作について、図面を用いて詳細に説明する。
図7は外部負荷入力時の挙動を示す図3に対応した図を、図8はシート用モータ駆動時の挙動を示す図3に対応した図をそれぞれ示している。
[外部負荷入力時]
シート用モータ20が停止した状態のもとで、出力軸47に噛み合わされた動力伝達機構から、比較的大きな外部負荷が出力部材48に掛かった場合には、出力軸47と動力伝達機構との噛み合いが互いに逃げる方向の力となって作用するため、その力によって、図7の矢印(1)に示すように、出力軸47の先端側が軸支されていない所謂片持ち状態となっている出力部材48は傾動する方向に逃げようとする。具体的には、支持ピンPの軸心C1に対して、出力部材48の軸心C2が若干(5°程度)傾斜される。すると、出力部材48の円柱部48aが、ギヤカバー43の貫通孔43cに対して相対移動し、クリアランスCR(図3参照)を詰めて互いに当接するようになる。これにより、出力部材48が貫通孔43cに対して押圧力F1で押さえ付けられる。
また、出力部材48のみを回転させようとする外部負荷入力時においては、遊星歯車45aの第2キャリア部材45d側の略半分が、出力部材48の第2内歯車46に噛み合わされ、遊星歯車45aの第1キャリア部材45c側の略半分が、第1内歯車44に噛み合わされているため、それぞれの遊星歯車45aも容易に傾動可能となっている。具体的には、図7の矢印Mに示すように、遊星歯車45aの第2キャリア部材45d側の略半分が、出力部材48の第2内歯車46から離れようとする。
これにより、図7の矢印(2)に示すように、それぞれの遊星歯車45aが傾動されて、支持ピンPの軸心C1に対して、それぞれの遊星歯車45aの軸心C3が若干(5°程度)傾斜される。これにより、遊星歯車45aのそれぞれの回転軸部45bが、第1キャリア部材45cおよび第2キャリア部材45dに対して押圧力F2で押さえ付けられる。このとき、遊星歯車組立体45が若干歪むことから、支持ピンPの軸心C1も若干傾斜される(図示せず)。
このように、出力軸47への比較的大きな外部負荷入力時においては、支持ピンPの軸心C1に対して、出力部材48の軸心C2および3つの遊星歯車45aの軸心C3がそれぞれ傾斜して、押圧力F1および押圧力F2によって、差動減速機SD2が抉られるようになる。これにより、出力軸47には大きな制動力が発生する。したがって、運転者や同乗者等を急激な姿勢変化から保護することが可能となる。なお、上述の「比較的大きな外部負荷」とは、例えば、自動車10(図1参照)の運転者や同乗者等がシートバック部13に勢いを付けてもたれかかることにより、シートバック部13に後方に倒される方向の力を受ける場合等の過大な負荷のことである。
[シート用モータ駆動時]
運転者や同乗者等がシートクッション部12(図1参照)に着座した状態のもとで、パワーシート装置11の位置調整を行う場合には、図8の矢印R1の方向へのウォーム38aの回転に伴い、ウォーム38aの回転力が、ウォームホイール42および遊星歯車組立体45に伝達される。これにより、ウォームホイール42および遊星歯車組立体45がそれぞれ一体となって矢印R2の方向に回転される。このとき、ウォーム38aの回転数は所定の回転数にまで減速されて、この減速されて高トルク化された回転力が遊星歯車組立体45から出力される(ウォーム減速機SD1による1段目の減速)。
すると、3つの遊星歯車45aは、それぞれ第1内歯車44[歯数:26]および第2内歯車46[歯数:29]に噛み合わされた状態のもとで、軸心C3を中心に回転しつつ支持ピンPを中心に転動する。すると、第2内歯車46と第1内歯車44との歯数差[3]に基づいて、出力部材48が矢印R3のように低速で回転する(差動減速機SD2による2段目の減速)。これにより、パワーシート装置11の位置調整が行われる。
このとき、出力部材48には、図8の矢印(3)に示すように、運転者や同乗者の体重等の反力(外部負荷)が掛かっていることがある。この場合、支持ピンPの軸心C1に対して、出力部材48の軸心C2が若干(5°程度)傾斜される。ただし、この反力は、図7で示した場合の外部負荷に比して遙かに小さい。したがって、出力部材48の貫通孔43cに対する押圧力F3も、図7で示した押圧力F1に比して小さい(F3<F1)。そのため、図8に示すように、出力部材48の一部が貫通孔43cに接触した状態であっても、シート用モータ20の回転抵抗がそれほど大きくなることは無い。
また、このとき、3つの遊星歯車45aは、それぞれ軸心C3を中心に回転しつつ支持ピンPを中心に転動するので、それぞれの遊星歯車45aの回転軸部45bは自動調心される。したがって、支持ピンPの軸心C1に対して、それぞれの遊星歯車45aの軸心C3が傾斜されることは殆ど無い。したがって、歯車同士の抉り等の発生も抑えられて、シート用モータ20のスムーズな動作が妨げられることは無い。
ここで、シート用モータ20の減速比は、約540:1に設定されている。これは、出力部材48が矢印R3の方向に1回転する間に、ウォーム38aが矢印R1の方向に約540回転することを意味する。すなわち、従前に比して簡単な構成で大きな減速比を容易に得ることが可能となる。この大きな減速比によっても、上述のようなシート用モータ20の大きな制動力の発生を実現している。なお、クリアランスCR(図3参照)を適宜調整することで、差動減速機SD2の抉り状態を管理することができる。すなわち、シート用モータ20の外部負荷入力に対する制動力は、設計により調整することができる。
以上詳述したように、本実施の形態に係るシート用モータ20によれば、回転体RUにより回転されるウォーム38aと、ウォーム38aに噛み合わされたウォームホイール42と、外周部がギヤハウジング41に固定された第1内歯車44と、第1内歯車44に軸方向一側が噛み合わされ、回転軸部45bがウォームホイール42に回転自在に装着された3つの遊星歯車45aと、遊星歯車45aの軸方向他側が噛み合わされる第2内歯車46、および動力伝達機構に連結される出力軸47を備えた出力部材48と、を備え、第2内歯車46の歯数を、第1内歯車44の歯数よりも多くした。
これにより、従前のモータ装置の減速比に対して、比較的簡単な構成、つまり、第1内歯車44、第2内歯車46および3つの遊星歯車45aを用いて、減速比を容易に大きくすることができる。したがって、出力部材48に対して大きな外部負荷が入力された時に、十分に大きな制動力を発生することができる。
また、ウォームホイール42、3つの遊星歯車45aおよび出力部材48はそれぞれ回転軸(軸心C1、C2、C3)を有しており、従前のモータ装置に比して多軸にできる。よって、出力部材48に対するより大きな外部負荷の入力時において、それぞれの軸心C1、C2、C3が傾斜されて、ひいては各部材間のクリアランスが詰められたり各部材が抉られたりすることで、より大きな制動力を発生することができる。
さらに、第1内歯車44、第2内歯車46および3つの遊星歯車45aを備える一方で、従前のモータ装置のような偏心部材を備えないので、シート用モータ20の駆動時に発生する脈動を効果的に抑え、シート用モータ20から発される周期音の発生も抑えることができる。
また、本実施の形態に係るシート用モータ20によれば、3つの遊星歯車45aの回転軸部45bの軸方向両端部が、第1キャリア部材45cおよび第2キャリア部材45dに回転自在に支持され、第1キャリア部材45cが、ウォームホイール42のキャリア装着凹部42bに固定され、第2キャリア部材45dが、出力部材48に摺動自在に接触されるようにした。
これにより、シート用モータ20を組み立てる際に、別の組み立て工程において、3つの遊星歯車45a、第1キャリア部材45cおよび第2キャリア部材45dを予め組み立てた状態、つまり遊星歯車組立体45(図6参照)の状態にできる。よって、シート用モータ20の組み立て性を向上させることができる。
さらに、本実施の形態に係るシート用モータ20によれば、出力部材48とギヤカバー43との間に、出力部材48をその軸方向に押圧するウェーブワッシャ49を設けたので、出力部材48、遊星歯車組立体45およびウォームホイール42における、支持ピンPの軸方向に対するがたつきを抑制できる。よって、シート用モータ20の静粛性をより向上させることができる。
また、本実施の形態に係るシート用モータ20によれば、出力部材48とギヤカバー43との間に、出力部材48および3つの遊星歯車45aの傾動を許容するクリアランスCRを設けたので、シート用モータ20により大きな制動力を発生させることができる。したがって、特に、運転者や同乗者等を確実に保護し得る機能が必要なパワーシート装置11(図1参照)に用いて最適である。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、上記実施の形態においては、モータ部30に、一対のブラシ54を備えたブラシ付きのモータを採用したものを示したが、本発明はこれに限らず、モータ部にブラシを備えないブラシレスモータを採用することもできる。この場合、放射ノイズを低減できるので、ラジオや車載コントローラ等への悪影響を減らすことができる。
また、上記実施の形態においては、遊星歯車45aと回転軸部45bとを一体として、回転軸部45bを第1キャリア部材45cおよび第2キャリア部材45dの貫通孔45eに支持させたものを示したが、本発明はこれに限らず、遊星歯車とは別体に形成された回転軸部(軸部)を第1キャリア部材45cおよび第2キャリア部材45dの貫通孔45eに固定するとともに、遊星歯車の中心に貫通孔を設け、遊星歯車を回転軸部に対して回転可能に摺接させても良い。この場合、シート用モータ20の組み立て途中において、遊星歯車組立体45が不用意に分離してしまうことを防止できる。
さらに、上記実施の形態においては、出力部材48として、第2内歯歯車46と出力軸47とが一体となったものを示したが、本発明はこれに限らず、それぞれの部位の成形性を考慮して一部を鍛造成形したり、重量等を考慮して一部を樹脂化したりする等、別体に作成したものを一体化するようにしても良い。
また、上記実施の形態においては、本発明に係るモータ装置を、シート用モータ20としたものを示したが、本発明はこれに限らず、パワーウィンド装置やワイパ装置等の他の用途に用いられるモータ装置にも適用することができる。
10 自動車
11 パワーシート装置
12 シートクッション部
13 シートバック部
13a ランバーサポート部
20 シート用モータ(モータ装置)
30 モータ部
31 モータハウジング
31a 小径底部
31b フランジ部
31c 平面部
32 永久磁石
33 コイル
34 アーマチュア(回転体)
35 アーマチュア軸(回転体)
36 コンミテータ(回転体)
37 連結部材
38 ウォーム軸
38a ウォーム
40 ギヤ部
41 ギヤハウジング(ハウジング)
41a 底壁部
41b 側壁部
41c 開口部
41d 内歯車固定部
42 ウォームホイール
42a 中心孔
42b キャリア装着凹部
43 ギヤカバー(ハウジング)
43a カバー本体
43b カバーフランジ
43c 貫通孔
44 第1内歯車
44a 第1歯部
44b セレーション嵌合部
45 遊星歯車組立体
45a 遊星歯車
45b 回転軸部(軸部)
45c 第1キャリア部材
45d 第2キャリア部材
45e 貫通孔
45f 挿通孔
46 第2内歯車
46a 第2歯部
46b 底壁部
47 出力軸
48 出力部材
48a 円柱部
49 ウェーブワッシャ(ばね部材)
50 給電部材
51 電子部品
52 コネクタ接続部
54 ブラシ
B1〜B4 第1軸受〜第4軸受
C1〜C3 軸心
CR クリアランス(傾動許容隙間)
F1〜F3 押圧力
P 支持ピン
RU 回転体
S 固定ねじ
SC 締結ねじ
SD1 ウォーム減速機
SD2 差動減速機
T1 第1部分
T2 第2部分

Claims (3)

  1. 回転体を有するモータ部と、
    前記回転体の回転力が伝達されるギヤ機構を有するギヤ部と、
    を備えた、モータ装置であって、
    前記ギヤ機構は、
    前記回転体により回転されるウォームと、
    前記ウォームに噛み合わされたウォームホイールと、
    外周部が前記ギヤ機構を収容するハウジングに固定された第1内歯車と、
    前記第1内歯車に軸方向一側が噛み合わされ、軸部が前記ウォームホイールに回転自在に装着された複数の遊星歯車と、
    複数の前記遊星歯車の軸方向他側が噛み合わされる第2内歯車、および駆動対象物に連結される出力軸を備えた出力部材と、
    を有し、
    前記第2内歯車の歯数が、前記第1内歯車の歯数よりも多く、
    前記出力部材と前記ハウジングとの間に、前記出力部材および複数の前記遊星歯車の傾動を許容する傾動許容隙間が設けられる
    モータ装置。
  2. 請求項1記載のモータ装置において、
    複数の前記遊星歯車の前記軸部の軸方向両端部が、第1キャリア部材および第2キャリア部材に支持され、
    前記第1キャリア部材が、前記ウォームホイールに固定され、
    前記第2キャリア部材が、前記出力部材に摺動自在に接触される、
    モータ装置。
  3. 請求項1または2記載のモータ装置において、
    前記出力部材と前記ハウジングとの間に、前記出力部材をその軸方向に押圧するばね部材が設けられる、
    モータ装置。
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