JP6487750B2 - 燃料供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料タンクの開口部を閉塞するように装着されるハウジングと、前記ハウジングに支持され、吸入フィルタを介して吸入ポートから吸入した燃料を吐出ポートから吐出する燃料ポンプと、前記燃料ポンプに設けられて燃料中に生じたベーパを排出するベーパ排出孔と、一端が前記ベーパ排出孔に接続されて他端が該ベーパ排出孔よりも上方に延びるベーパ排出通路と、前記ベーパ排出通路の他端に接続され、外周面に網目状のフィルタを有するストレーナとを備える燃料供給装置に関する。
かかる燃料供給装置は、特許文献1に開示されるように既に知られている。特許文献1の図1および図2に記載された燃料供給装置は、燃料ポンプ18のベーパ排出孔40から上方に延びるベーパ排出通路42の上端に多孔体よりなるフィルタ58を有するストレーナ20が設けられている。したがって、燃料タンクの燃料液面がフィルタ58よりも低くなった状態で、燃料ポンプ18の吸入口32に設けられた吸入フィルタ(不図示)が目詰まりしてベーパ排出孔40が負圧になったとき、フィルタ58からベーパ排出通路42およびベーパ排出孔40を経て燃料ポンプ18に吸い込まれた気体がエンジンに供給され、エンジンが息つき等の不調を起こすことで燃料ポンプの吸入フィルタの目詰まり検出することができる。
本出願人は、同様の機能を有するストレーナを備えた燃料供給装置を、特願2014−69877号により提案した。この燃料供給装置は、外周面に複数のフィルタを備える筒状のストレーナをベーパ排出通路の上端に接続するとともに、ストレーナの外周を覆うカバー部材の下端に開口部(オリフィス)を設けて燃料タンクの内部に連通させている。
特開2013−117198号公報
ところで、燃料タンク内の燃料が空になった場合にも、吸入フィルタが目詰まりした場合と同様に、燃料ポンプからエンジンに供給される燃料に気体が混合してエンジンが不調になるため、その不調が燃料タンク内の燃料が空になったのが原因なのか、燃料ポンプの吸入フィルタが目詰まりしたのが原因なのか区別する必要がある。すなわち、吸入フィルタの目詰まりによりエンジンに気体が供給されるときの燃料液面が低いと、燃料タンク内の燃料が空になってエンジンに気体が供給される場合と区別し難いため、エンジンが不調になる原因が特定することが難しくなる。
特願2014−69877号により提案したものでは、燃料ポンプの吸入フィルタが目詰まりしたときに、燃料の液面がストレーナのフィルタの下端の高さ以下になるとエンジンが不調になるため、ストレーナのフィルタの下端の高さが高くなるように設計変更することで、燃料タンク内の燃料が空になってエンジンが不調になる場合と区別して、吸入フィルタが目詰まりを確実に検出することができる。
しかしながら、ストレーナは複数のフィルタを組み付けるために複雑な形状をしており、それを設計変更するにはストレーナを成形する金型のコストが嵩む問題がある。
本発明は、前述の事情に鑑みてなされたもので、ストレーナを設計変更することなく、吸入フィルタが目詰まりしたときに気体がベーパ排出通路から燃料ポンプに吸入される燃料の最大液面を調整できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、燃料タンクの開口部を閉塞するように装着されるハウジングと、前記ハウジングに支持され、吸入フィルタを介して吸入ポートから吸入した燃料を吐出ポートから吐出する燃料ポンプと、前記燃料ポンプに設けられて燃料中に生じたベーパを排出するベーパ排出孔と、一端が前記ベーパ排出孔に接続されて他端が該ベーパ排出孔よりも上方に延びるベーパ排出通路と、前記ベーパ排出通路の他端に接続され、外周面に網目状のフィルタを有するストレーナとを備える燃料供給装置において、前記ベーパ排出通路の上部に上面視で前記ストレーナの外周を包囲する囲繞壁を設け、前記囲繞壁の上端あるいは側面に、前記フィルタの下端よりも高い位置に開口して前記囲繞壁の内部空間を前記燃料タンクの内部空間に連通する開口部を形成したことを特徴とする燃料供給装置が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記囲繞壁を前記ベーパ排出通路の上部に一体に形成し、前記開口部を前記囲繞壁の上端に形成したことを特徴とする燃料供給装置が提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項2の構成に加えて、前記囲繞壁および前記ストレーナを上方からカバー部材で覆い、前記カバー部材の上部に前記燃料タンク内の燃料が満量であっても燃料で満たされない空間を形成し、前記ストレーナの上部に前記空間に連通する連通孔を形成し、前記カバー部材の側壁に設けた上下方向に延びるスリットと前記囲繞壁の上端との間に前記開口部を形成したことを特徴とする燃料供給装置が提案される。
尚、実施の形態の第1ハウジング11は本発明のハウジングに対応し、実施の形態のカバー筒36は本発明のカバー部材に対応する。
請求項1の構成によれば、燃料供給装置は、燃料タンクの開口部を閉塞するように装着されるハウジングと、ハウジングに支持され、吸入フィルタを介して吸入ポートから吸入した燃料を吐出ポートから吐出する燃料ポンプと、燃料ポンプに設けられて燃料中に生じたベーパを排出するベーパ排出孔と、一端がベーパ排出孔に接続されて他端が該ベーパ排出孔よりも上方に延びるベーパ排出通路と、ベーパ排出通路の他端に接続され、外周面に網目状のフィルタを有するストレーナとを備える。
燃料ポンプの吸入フィルタが目詰まりを起こすと燃料ポンプのベーパ排出孔が負圧になるが、ベーパ排出通路の上部に上面視でストレーナの外周を包囲する囲繞壁を設け、囲繞壁の上端あるいは側面に、フィルタの下端よりも高い位置に開口して囲繞壁の内部空間を燃料タンクの内部空間に連通する開口部を形成したので、燃料タンクの燃料液面が開口部の下端よりも高い場合には、開口部から囲繞壁の内部空間に流入した燃料がストレーナのフィルタを通過して燃料ポンプに支障なく吸入される。また燃料タンクの燃料液面が開口部の下端よりも低くなると、囲繞壁の内部空間に溜まった僅かな燃料がストレーナのフィルタを通過して燃料ポンプに吸入された後は、開口部を通過した燃料タンク内の気体がベーパ排出通路およびベーパ排出通口を経て燃料ポンプに吸入されてエンジンが不調になることで、燃料ポンプの吸入フィルタの目詰まりを検出することができる。
フィルタを有するために構造が複雑になるストレーナの設計変更を行うことなく、開口部の下端の高さを変える簡単な設計変更を行うだけで、燃料ポンプに気体が吸い込まれる燃料タンクの最大燃料液面を調整することができるので、ストレーナを設計変更する場合に比べてコストダウンが可能になる。
また請求項2の構成によれば、囲繞壁をベーパ排出通路の上部に一体に形成し、開口部を囲繞壁の上端に形成したので、囲繞壁の成形が容易になるだけでなく、開口部の高さを容易に調整することができる。
また請求項3の構成によれば、囲繞壁およびストレーナを上方からカバー部材で覆い、カバー部材の上部に燃料タンク内の燃料が満量であっても燃料で満たされない空間を形成し、ストレーナの上部に空間に連通する連通孔を形成し、カバー部材の側壁に設けた上下方向に延びるスリットと囲繞壁の上端との間に開口部を形成したので、燃料タンク内の燃料が空になって燃料ポンプが気体を吸い込んだ状態から燃料タンクに給油したとき、燃料ポンプ内の気体がベーパ排出通口からベーパ排出通路およびストレーナの連通孔を介してカバー部材内の空間に排出されることで、燃料ポンプの内部を燃料で満たして空転を防止することができる。
また開口部がカバー部材で覆われるため、燃料タンクの燃料液面が開口部の下端よりも低い状態で燃料液面が変動したときに、燃料が開口部からカバー部材の内部空間に浸入するのを抑制することで、気体をベーパ排出通路から燃料ポンプに吸い込ませて吸入フィルタの目詰まりを確実に検出することができる。しかもカバー部材のスリットの範囲内であればストレーナの囲繞壁の上端の高さを変えるだけで開口部の下端の高さを変更できるので、同一のカバー部材を用いながら燃料ポンプに気体が吸い込まれる燃料タンクの最大燃料液面を調整することができる。
本発明の実施形態に係る燃料供給装置の斜視図。 同燃料供給装置の分解斜視図。 図1の3−3線断面図。 図1の4−4線断面図。
本発明の実施の形態を添付図面に基づいて以下に説明する。
先ず、図1〜図4において、車両に搭載される燃料タンクTの底板Ta(図3および図4参照)には、燃料タンクT内の燃料をエンジンの燃料噴射弁(図示せず)に供給する本実施の形態の燃料供給装置Dが取り付けられる。
この燃料供給装置Dは、燃料タンクTの底板Taに取り付けられる合成樹脂製の第1ハウジング11と、この第1ハウジング11に連結されて燃料タンクT内に配置される合成樹脂製の第2ハウジング12と、第1ハウジング11および第2ハウジング12間に保持される燃料ポンプ13とを備える。
第1ハウジング11には、下部に燃料取り出し管14を備え、上部に燃料タンクTの底板Taの開口部Tbまわりに取り付けられる取り付けフランジ15を有して開口部Tbを閉鎖する有底円筒状のベース部16と、このベース部16の底部より起立する断面円弧状の一対のポンプ保持壁17と、これらポンプ保持壁17の下部を囲むように取り付けフランジ15の内周縁部より起立して、ポンプ保持壁17との間に燃料貯留部18を画成する囲い壁19と、燃料取り出し管14と連通しながらベース部16の底部より起立する下部下降燃料管20とが一体に成形され、下部下降燃料管20は、囲い壁19の内周部に一体に接続される。燃料貯留部18は、囲い壁19の切欠き21を通して燃料タンクT内の燃料を受け入れるようになっている。燃料取り出し管14は、図示しないエンジンの燃料噴射弁に燃料を供給することができる。
一対のポンプ保持壁17は、円筒体の互いに対向する側壁を構成するように配置され、これらポンプ保持壁17の内周に燃料ポンプ13が上方より嵌装される。燃料ポンプ13は、その下端面より吸入ポート22を突出させており、この吸入ポート22にT字状の吸入管23が接続され、この吸入管23の入口には、燃料貯留部18に収容される断面円弧状の吸入フィルタ24が接続される。
図4において、燃料ポンプ13の下端面には、燃料ポンプ13内で発生するベーパを排出するベーパ排出孔25が設けられており、ベーパ排出孔25は吸入管23の内部に形成した連通孔23aを介してL字状のベーパ排出通路26の下端に接続される。このベーパ排出通路26は燃料ポンプ13の側面に沿って上方に延びており、その上端に形成した大径部26aに筒状のストレーナ27の下端が接続される。ストレーナ27の上半部の外周には網目状の多孔体よりなるフィルタ28が設けられており、このフィルタ28を通してストレーナ27の内外が連通する。またストレーナ27の上端には連通孔27aが開口しており、この連通孔27aを通してストレーナ27の内外が連通する。ベーパ排出通路26の大径部26aの外周から筒状の囲繞壁26bがストレーナ27の外周を囲むように上方に延びており、この囲繞壁26bの上端はフィルタ28の高さ方向の中間部に達している。
図2および図3において、第2ハウジング12には、断面円弧状の一対の嵌合壁29と、その両嵌合壁29の一側部どうしを接続する吐出ポート受容筒30と、円筒状のレギュレータ保持筒31と、このレギュレータ保持筒31を、その略全長にわたり空隙32を介して囲繞しながら両嵌合壁29の他側部どうしを接続する円筒状の補強筒33と、空隙32を横切ってレギュレータ保持筒31および補強筒33間を連結する放射状配置の複数のリブ34と、吐出ポート受容筒30の一側部に接続される上部下降燃料管35と、この上部下降燃料管35の一側部に接続されるカバー筒36とが一体に形成される。上部下降燃料管35およびレギュレータ保持筒31は、吐出ポート受容筒30の両側に配置され、これら三者30、31、35を接続するように直線状に且つ水平に配置される連通燃料管37が第2ハウジング12に一体に形成される。この連通燃料管37の内部に、レギュレータ保持筒31、吐出ポート受容筒30および上部下降燃料管35の三者の内部を連通させる連通孔37aが形成される。連通孔37aの開口部は栓体38により閉鎖される。
第2ハウジング12の一対の嵌合壁29は、円筒体の互いに対向する側壁を構成するように配置され、その下部を燃料ポンプ13の上部の小径部13aの外周に嵌合するとともに、ポンプ保持壁17の内周に嵌合する。そしてポンプ保持壁17および嵌合壁29は、協働して燃料ポンプ13を保持する。燃料ポンプ13は、その上端面より吐出ポート39を突出させており、この吐出ポート39が吐出ポート受容筒30の内周にシール部材40を介して嵌合する。また上部下降燃料管35は、下部下降燃料管20の上端部にシール部材41を介して嵌合する。したがって、燃料ポンプ13の吐出ポート39から吐出される燃料は、連通孔37aから上部下降燃料管35および下部下降燃料管20を通して燃料取り出し管14へと供給される。またレギュレータ保持筒31の内周には、プレッシャレギュレータ42の外筒42aが圧入され、そしてレギュレータ保持筒31の下端部を内方にかしめることにより、その外筒42aは固定される。
図4において、第2ハウジング12のカバー筒36は、ベーパ排出通路26の上端のストレーナ27を覆いながら囲繞壁26bおよび大径部26aの外周に嵌合される。カバー筒36の側面には上下方向に延びて下端が開放するスリット36aが形成されており、スリット36aの上端と囲繞壁26bの上端との間に形成された開口部43を通してカバー筒36の内外が連通する。カバー筒36の内部におけるスリット36aの上端よりも上方には、燃料タンクTの内の燃料が満量であっても燃料で満たされない空間36bが形成される。
図1において、第2ハウジング12の補強筒33の一側からは、センサ支持腕44が水平に張り出している。このセンサ支持腕44の先端部には液面センサ45が取り付けられ、この液面センサ45のロータ45aには、燃料タンクT内の燃料液面に浮かべるフロート46を先端部で支持する揺動アーム47が連結される。したがって、燃料タンクTへの燃料補給やエンジンでの燃料消費により、燃料タンクT内の燃料液面が昇降すると、それに応じてフロート46が昇降するので、燃料液面のレベル変化が揺動アーム47の揺動角度として液面センサ45に伝達され、液面センサ45は液面レベル信号を図示しない表示部に出力する。
そして第1ハウジング11と第2ハウジング12とは、第1ハウジング11のポンプ保持壁17に設けた複数の係止孔17aに、第2ハウジング12の嵌合壁29に設けた複数の係止爪29aを係止することで、着脱自在に結合される。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
図3において、燃料ポンプ13の運転により、燃料タンクT内の燃料は燃料貯留部18の吸入フィルタ24を通過して濾過された後に、吸入管23を経て吸入ポート22に吸入される。吐出ポート39から吐出された燃料は、連通燃料管37の連通孔37aから上部下降燃料管35、下部下降燃料管20および燃料取り出し管14を経てエンジンに供給される。このとき、プレッシャレギュレータ42は、燃料ポンプ13の吐出ポート39から連通孔37aに吐出された燃料の余剰圧力分を燃料タンクT内に放出して、燃料取り出し管14から燃料噴射弁に供給する燃料圧力を所定値に調整するようになっている。
図4において、燃料ポンプ13の内部に発生したベーパは、燃料ポンプ13のベーパ排出孔25からベーパ排出通路26の下端に排出され、ベーパ排出通路26の上端に接続されたストレーナ27のフィルタ28あるいは連通孔27aを通過した後に、カバー筒36のスリット36aの上部に形成された開口部43から燃料タンクT内に排出されることで、エンジンに供給される燃料にベーパが混入することが防止される。
次に、燃料タンクT内の燃料が空になって燃料ポンプ13の内部に気体(空気およびベーパの混合気)が吸い込まれた状態から、燃料タンクTに給油する場合について説明する。
図3および図4において、給油により燃料タンクT内の燃料液面が次第に上昇して燃料が燃料貯留部18内に流入すると、その燃料は吸入フィルタ24から吸入管23および吸入ポート22を経て燃料ポンプ13の内部に流入するため、燃料ポンプ13の内部に残存する気体はベーパ排出孔25からベーパ排出通路26に押し出される。このとき、ストレーナ27の多孔体よりなるフィルタ28が燃料に濡れて目詰まりしているために気体が通過できない状態にあっても、その気体はストレーナ27の上端の連通孔27aを通過してカバー筒36の上端の空間36bに流入し、そこからカバー筒36のスリット36aの上端に形成された開口部43を経て燃料タンクTの内部空間に支障なく排出される。これにより、燃料ポンプ13の内部に残存する気体に邪魔されることなく、燃料タンクTの燃料液面の上昇に伴って燃料が燃料ポンプ13の内部にスムーズ流入することで、燃料ポンプ13は空転することなく燃料をエンジンに供給することが可能となる。
ところで、燃料ポンプ13を長期に亙って使用していると、燃料を濾過する吸入フィルタ24が燃料に含まれる異物により目詰まりを起こし、燃料ポンプ13のベーパ排出孔25が負圧になる場合がある。
このとき、燃料タンクTの燃料液面がカバー筒36の開口部43の下端(図4の燃料レベルL参照)よりも高ければ、ベーパ排出孔25に発生した負圧により燃料タンクT内の燃料が、カバー筒36の開口部43からストレーナ27のフィルタ28およびベーパ排出通路26を通ってベーパ排出孔25に吸入され、吸入ポート22から吸入された燃料と共に燃料ポンプ13からエンジンに供給される。ベーパ排出通路26から吸入される燃料はストレーナ27のフィルタ28を通過して異物を除去されたものであるため、エンジンに供給される燃料に異物が混入する虞はない。
一方、吸入フィルタ24が目詰まりを起こした状態で燃料タンクTの燃料液面がカバー筒36の開口部43の下端(図4の燃料レベルL参照)よりも低くなると、その当初は囲繞壁26bの内側に貯留された若干の燃料がフィルタ28を通過してベーパ排出通路26から燃料ポンプ13に吸い込まれるが、囲繞壁26bの内側の燃料液面がフィルタ28の下端に達した後はベーパ排出通路26への燃料の吸い込みが途切れ、燃料タンクT内の気体が開口部43、フィルタ28、ベーパ排出通路26およびベーパ排出孔25を経て燃料ポンプ13に吸い込まれる。その結果、燃料ポンプ13からエンジンに供給される燃料に気体が混合することになり、エンジンが息をつく等の不調により運転者に吸入フィルタ24の目詰まりを報知することができる。
ところで、燃料ポンプ13の吸入フィルタ24が目詰まりした場合以外に、燃料タンクT内の燃料が空になった場合にも、燃料ポンプ13からエンジンに供給される燃料に気体が混合してエンジンが不調になるため、その不調が吸入フィルタ24の目詰まりに起因するのか、燃料タンクT内の燃料が空になったことに起因するのかを容易に区別できることが望ましい。仮に、吸入フィルタ24の目詰まりによりエンジンに気体が吸い込まれるときの燃料液面L(開口部43の下端の高さ)が低いと、燃料タンクT内の燃料が空になってエンジンに気体が吸い込まれる場合と区別し難いため、開口部43の下端の高さをできるだけ高めに設定することが望ましい。
特願2014−69877号に記載された発明では、吸入フィルタが目詰まりしてエンジンに気体が供給されるときの燃料の最大液面がストレーナにおけるフィルタの最下部の高さにより決まるため、エンジンに気体が供給されるときの燃料の最大液面を調整するためには、ストレーナ全体を設計変更する必要がある。しかしながら、ストレーナは複数のフィルタを組み付けるために複雑な形状をしており、それを設計変更するには金型のコストが嵩む問題がある。
それに対し、本実施の形態によれば、エンジンに気体が供給されるときの燃料の最大液面Lを調整する場合に、ストレーナ27を設計変更することなく、開口部43の下端の高さ、即ちベーパ排出通路26の囲繞壁26bの上端の高さだけを変更するだけで済み、ベーパ排出通路26はストレーナ27に比べて単純な形状の部材であるため、設計変更に伴う金型のコストを低く抑えることができる。特に、カバー筒36のスリット36aの範囲内であればストレーナ27の囲繞壁26bの上端の高さを変えるだけで開口部43の下端の高さを変更できるので、同一のカバー筒36を用いながら燃料ポンプ13に気体が吸い込まれる燃料タンクTの最大燃料液面Lを調整することができる。
また開口部43がカバー筒36で覆われるため、燃料タンクTの燃料液面が開口部43の下端よりも低い状態で燃料液面が変動したときに、燃料が開口部43からカバー筒36内の空間に浸入するのを抑制することで、気体をベーパ排出通路26から燃料ポンプ13に安定して吸い込ませて吸入フィルタ24の目詰まりを確実に検出することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態では開口部43を囲繞壁26bの上端とカバー筒36のスリット36aとの間に形成しているが、カバー筒36は必須ではなく、開口部43はフィルタ28の下端よりも高い位置に開口して囲繞壁26bの内部空間を燃料タンクTの内部空間に連通するものであれ良い。よって開口部43は必ずしも囲繞壁26bの上端に開口する必要はなく、囲繞壁26bの側面に開口していても良い。
T 燃料タンク
Tb 開口部
11 第1ハウジング(ハウジング)
13 燃料ポンプ
22 吸入ポート
24 吸入フィルタ
25 ベーパ排出孔
26 ベーパ排出通路
26b 囲繞壁
27 ストレーナ
27a 連通孔
28 フィルタ
36 カバー筒(カバー部材)
36a スリット
36b 空間
39 吐出ポート
43 開口部

Claims (3)

  1. 燃料タンク(T)の開口部(Tb)を閉塞するように装着されるハウジング(11)と、前記ハウジング(11)に支持され、吸入フィルタ(24)を介して吸入ポート(22)から吸入した燃料を吐出ポート(39)から吐出する燃料ポンプ(13)と、前記燃料ポンプ(13)に設けられて燃料中に生じたベーパを排出するベーパ排出孔(25)と、一端が前記ベーパ排出孔(25)に接続されて他端が該ベーパ排出孔(25)よりも上方に延びるベーパ排出通路(26)と、前記ベーパ排出通路(26)の他端に接続され、外周面に網目状のフィルタ(28)を有するストレーナ(27)とを備える燃料供給装置において、
    前記ベーパ排出通路(26)の上部に上面視で前記ストレーナ(27)の外周を包囲する囲繞壁(26b)を設け、前記囲繞壁(26b)の上端あるいは側面に、前記フィルタ(28)の下端よりも高い位置に開口して前記囲繞壁(26b)の内部空間を前記燃料タンク(T)の内部空間に連通する開口部(43)を形成したことを特徴とする燃料供給装置。
  2. 前記囲繞壁(26b)を前記ベーパ排出通路(26)の上部に一体に形成し、前記開口部(43)を前記囲繞壁(26b)の上端に形成したことを特徴とする、請求項1に記載の燃料供給装置。
  3. 前記囲繞壁(26b)および前記ストレーナ(27)を上方からカバー部材(36)で覆い、前記カバー部材(36)の上部に前記燃料タンク(T)内の燃料が満量であっても燃料で満たされない空間(36b)を形成し、前記ストレーナ(27)の上部に前記空間(36b)に連通する連通孔(27a)を形成し、前記カバー部材(36)の側壁に設けた上下方向に延びるスリット(36a)と前記囲繞壁(26b)の上端との間に前記開口部(43)を形成したことを特徴とする、請求項2に記載の燃料供給装置。
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