JP6487160B2 - 多孔性フィルム捲回物 - Google Patents

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本発明は、多孔性フィルム捲回物に関する。
多孔性フィルムは、種々の物質の分離や選択透過分離膜、隔離材等として広く用いられており、その用途例としては、精密ろ過膜、燃料電池用、コンデンサー用セパレータ、あるいは機能材を孔の中に充填させ新たな機能を出現させるための機能膜の母材、電池用セパレータ等が挙げられる。このような多孔性フィルムを捲回物から繰り出す(巻き出す)とき、繰り出し位置がずれたり、繰り出した多孔性フィルムがばたついたりすることなく、一定の状態できれいに巻き出されて電極などと併せて捲回することができれば高い生産性の実現につながる。
従来、上記のような捲回物の繰り出し性を改善するために、多孔性フィルムの厚さの均一性を向上させる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特表2010−510627号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術においては、厚さの均一性を向上させるために生産性のパフォーマンスを犠牲にしてしまうという問題がある。
本発明は、上記の従来技術が有する問題に鑑みてなされたものであり、良好な繰り出し性を有する多孔性フィルム捲回物を提供することを目的とする。
本発明者らは前述の課題を解決すべく、鋭意検討を重ねた結果、幅方向の厚さの標準偏差が特定の範囲に調整された多孔性フィルムを備え、外径の最大値と最小値の差が特定の範囲に調整された多孔性フィルム捲回物が、従来にない繰り出し性を発揮することを見出し、本発明を完成するに至ったのである。
すなわち、本発明は下記のとおりである。
[1]
幅方向の厚さの標準偏差が0.5μm以上であり、かつ、捲回された多孔性フィルムを備える多孔性フィルム捲回物であって、
前記多孔性フィルム捲回物の外径の最大値と最小値の差が、0.5mm以下である、多孔性フィルム捲回物。
[2]
捲回された前記多孔性フィルムを繰り出した場合のたるみ値が、30mm以下である、[1]に記載の多孔性フィルム捲回物。
[3]
前記多孔性フィルムが電池セパレータである、[1]又は[2]に記載の多孔性フィルム捲回物。
本発明によると、繰り出し性が良好な多孔性フィルム捲回物を提供することができる。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「本実施形態」という。)について詳細に説明する。なお、本発明は、以下の本実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施することができる。
本実施形態の多孔性フィルム捲回物は、次のように構成される。すなわち、幅方向の厚さの標準偏差が0.5μm以上であり、かつ、捲回された多孔性フィルムを備える。さらに、本実施形態に係る多孔性フィルム捲回物の外径の最大値と最小値の差が0.5mm以下である。本実施形態の多孔性フィルム捲回物は、上記のように構成されているため、良好な繰り出し性を発揮することができる。なお、上記の本実施形態における多孔性フィルムは電池セパレータとして好適に用いられる。すなわち、本実施形態の多孔性フィルム捲回物において、多孔性フィルムが電池セパレータであることが好ましい。
本実施形態の多孔性フィルム捲回物は、上記のように所定の多孔性フィルムを備えるものであれば特に限定されないが、例えば、紙管、プラスチック管、金属管等の被捲回体(コア)に多孔性フィルムが捲回された構成とすることができる。
本実施形態における多孔性フィルムの幅方向の厚さの標準偏差は、0.5μm以上である。上記標準偏差は、0.5μm以上2.0μm以下であることが好ましく、より好ましくは0.5μm以上1.5μm以下であり、さらに好ましくは0.8μm以上1.5μm以下である。上記標準偏差が0.5μm未満である場合、調整に時間を要するため生産性のパフォーマンスが低下する。1.5μm以下とすると、製造中にロール間で発生しうるシワ等を効果的に防止する観点から好ましい。なお、上記幅方向の厚さの標準偏差は、例えば、後述する溶融樹脂吐出量を調整することで本実施形態の所望の範囲に調整することができる。また、多孔性フィルムの幅方向の厚さの標準偏差は、多孔性フィルムを幅方向に30点以上等間隔で厚さを測定し、得られたデータから算出することができる。
本実施形態の多孔性フィルム捲回物の外径の最大値と最小値の差は、0.5mm以下である。上記外径の最大値と最小値の差は、0.01mm以上0.5mm以下であることが好ましく、より好ましくは0.05mm以上0.5mm以下である。上記範囲内であると良好な繰り出し性を得ることができる。なお、上記多孔性フィルム捲回物の外径の最大値と最小値の差は、例えば、後述する溶融樹脂吐出量を調整することで本実施形態の所望の範囲に調整することができる。また、多孔性フィルム捲回物の外径は、特開2006−88255号公報に開示されている手法で測定することができ、外径の最大値と最小値は前記外径測定結果から求めることができる。
本実施形態の多孔性フィルム捲回物から繰り出された多孔性フィルムのたるみ値は0.01mm以上30mm以下が好ましく、より好ましくは0.01mm以上25mm以下である。フィルムのたるみ値は、捲回物から多孔性フィルムを繰り出し、平行かつ同じ高さの2本のローラー上に多孔性フィルムを掛け渡し、2本のローラー間の中心部のたるみ量で定義される。2本ローラーの間隔は、ローラーの中心間で2mであり、掛け渡した多孔性フィルムには1.2N/mmの応力がかかるようにおもりで張力を調整する。上記範囲内であるとより良好な繰り出し性が得られる傾向にある。
本実施形態における多孔性フィルムの材料としては、特に限定されないが、ポリオレフィン製であることが好ましい。ポリオレフィンとしては、特に限定されるものではないが、例えば、エチレン、プロピレン、1−ブテン、ペンテン、1−ヘキセン、ヘプテン、オクテン、4−メチル−1−ペンテン、といったオレフィン系モノマーの単独重合体、共重合体、又はブレンド物であるオレフィン系樹脂(例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、エチレン/プロピレン共重合体、エチレン/1−ブテン共重合体、プロピレン/1−ブテン共重合体等)等を用いることができる。本実施形態における多孔性フィルムの材料としては、上記した樹脂又は当該樹脂を含む樹脂組成物1種からなる単層フィルムであってもよいし、複数の樹脂又は樹脂組成物が層状に積層された積層フィルムであってもよい。
本実施形態における多孔性フィルムの製法は、特に限定されないが、延伸法であることが好ましい。上記延伸法についても特に限定されないが、(a)溶融した各樹脂を押し出し、(b)溶融樹脂をフィルム化した後、(c)フィルムをアニールし、その後、(d)フィルムを延伸して多孔化し、(e)熱固定し巻き取る方法が好ましい。
ここで、上記(b)で巻き取られるフィルムは、全幅が複数の区間に区分されたダイの各区間毎の溶融樹脂吐出量を、巻き取り前の延伸フィルムの幅方向の厚さ分布に基づいて調整することにより、幅方向の厚さ分布を所定の値に制御することが好ましい。また、このときに巻き取られた捲回物の外径値、及び/又は、多孔化後の工程を経た捲回物の外径値にも基づいて、幅方向の厚さ分布調整をすることが好ましい。
本実施形態における多孔性フィルムの気孔率は、好ましくは20%〜70%、より好ましくは35%〜65%、更に好ましくは45%〜60%である。この気孔率を20%以上に設定する場合、多孔性フィルムを電池用途に用いた場合により良好なイオン透過性が発揮される傾向にある。一方、この気孔率を70%以下に設定する場合、多孔性フィルムの機械強度がより良好なものとなる傾向にある。
本実施形態における多孔性フィルムの透気度は、好ましくは10秒/100cc〜5000秒/100cc、より好ましくは50秒/100cc〜1000秒/100cc、更に好ましくは100秒/100cc〜500秒/100ccである。この透気度を5000秒/100cc以下とすると、多孔性フィルムのイオン透過性がより良好となる傾向にある。一方、この透気度を10秒/100cc以上とすると、欠陥のないより均質な多孔性フィルムを得られる傾向にある。
本実施形態における多孔性フィルムの膜厚は、5μm〜40μmが好ましく、10μm〜30μmがより好ましい。
本実施形態の多孔性フィルム捲回物は、以下に限定されないが、例えば、通常のスリット機を使用して作成することができる。中でも、個別駆動式スリット機によりスリットし、管(巻芯)に捲回することが好ましい。個別駆動式スリット機とは、フィルムをスリットして捲回する装置であって、スリット後の各フィルムを、各々回転駆動部を有する個別の巻芯に捲回するものをいう。このような装置は本実施形態の多孔性フィルム捲回物を効率よく製造するのに適している。
次に、実施例及び比較例を挙げて本実施形態をより具体的に説明するが、本実施形態はその要旨を超えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。なお、用いた原材料及び各種特性の評価方法は下記のとおりである。
まず、メルトフローレート(MFR)は、JIS K 7210に準拠し、ポリプロピレン樹脂は210℃、2.16kgの条件で、ポリエチレン樹脂は190℃、2.16kgの条件で測定した値で示した(単位はg/10分)。上記樹脂の密度は、いずれもJIS K 7112に準拠して測定した値で示した(単位はkg/m3)。
各種フィルムの特性は下記のようにして測定した。
(1)厚さ(μm)
東洋精機製の微小測厚器、KBM(登録商標)を用いて、室温23±2℃で多孔性フィルムの厚さを測定した。なお、幅方向の厚さの標準偏差については、次のようにして求めた。まず、多孔性フィルムを幅方向に30cm以上切り出し、長さ方向に1cm間隔で厚さを測定した。得られた30点以上の厚さデータから、標準偏差を算出した。
(2)気孔率(%)
多孔性フィルムから10cm×10cm角のサンプルを切り出し、そのサンプルの体積と質量とから下記式を用いて算出した。
気孔率(%)=(体積(cm3)−質量(g)/樹脂組成物の密度(g/cm3))/体積(cm3)×100
(3)透気度(秒/100cc)
JIS P−8117に準拠したガーレー式透気度計にて多孔性フィルムの透気度を測定した。なお、厚さを20μmに換算した値を導出した。
(4)多孔性フィルム捲回物の外径の最大値と最小値の差
多孔性フィルム捲回物の外径の最大値と最小値の差は、次のようにして求めた。すなわち、外径の最大値と最小値をそれぞれ特開2006−88255号公報に記載の方法で測定した。
(5)たるみ値
多孔性フィルム捲回物から繰り出された多孔性フィルムのたるみ値は、次のようにして求めた。すなわち、多孔性フィルム捲回物から多孔性フィルムを繰り出し、平行かつ同じ高さの2本のローラー上に繰り出された多孔性フィルムを掛け渡し、2本のローラー間の中心部のたるみ量をたるみ値とした。上記において、2本ローラーの間隔は、ローラーの中心間で2mとし、掛け渡した多孔性フィルムには1.2N/mmの応力がかかるようにおもりで張力を調整した。
[実施例1]
ポリプロピレン樹脂(MFR0.5、密度0.91)を口径30mm、L/D(L:押出機の原料供給口から排出口までの距離(m)、D:押出機の内径(m)。以下、同じ。)=30、200℃に設定した単軸押出機にフィーダーを介して投入し、押出機先端に設置したリップ厚2.5mmのTダイ(200℃)から押し出した。なお、上記Tダイについては、厚み調整ユニットがTダイの全幅に渡って25mm間隔で配置されているものを使用した。その後直ちに、溶融した樹脂にエアナイフを用いて25℃の冷風を当て、95℃に設定したキャストロールでドロー比200、巻き取り速度20m/分の条件で巻き取り、フィルムを成形した。上記成形にあたっては、フィルム捲回物の外径を測定し、前記厚み調整ユニットを操作してダイのポリマー吐出量調整を行うことで、捲回物の外径差が所定の値になるよう調整した。
得られたフィルムを、145℃に加熱された熱風循環オ−ブン中で1時間アニールを施した。次に、アニール後のフィルムを25℃の温度で縦方向に1.2倍で一軸延伸して、延伸フィルムを得た。次いで、延伸フィルムを140℃の温度で縦方向に2.5倍で一軸延伸して、150℃で熱固定した後に、微多孔性フィルムを巻き取った。得られた多孔性フィルムを、500mmの幅にスリットし多孔性フィルム捲回物とした。得られた多孔性フィルム捲回物の評価結果を表1に示す。
[実施例2]
ポリプロピレン樹脂(MFR0.5、密度0.91)を口径30mm、L/D=30、200℃に設定した単軸押出機にフィーダーを介して投入し、また、ポリエチレン樹脂(MI0.3、密度0.95)を口径30mm、L/D=30、180℃に設定した単軸押出機にフィーダーを介して投入し、ポリプロピレン樹脂を表層、ポリエチレン樹脂を中間層とした、押出機先端に設置したリップ厚3.0mmの2種3層共押出Tダイ(200℃)から押し出した。その後直ちに、溶融した樹脂にエアナイフを用いて25℃の冷風を当て、95℃に設定したキャストロールでドロー比200、巻き取り速度20m/分の条件で巻き取り、3層積層フィルムを成形した。
得られた3層積層フィルムを、125℃に加熱された熱風循環オ−ブン中で1時間アニールを施した。次に、アニール後の3層積層フィルムを25℃の温度で縦方向に1.3倍で一軸延伸して、延伸積層フィルムを得た。次いで、延伸積層フィルムを125℃の温度で縦方向に2.5倍で一軸延伸して、130℃で熱固定を行い、第1の多孔層と第2の微多孔層とが積層された積層多孔性フィルムを得た。得られた積層多孔性フィルムを、500mmの幅にスリットし、多孔性フィルム捲回物とした。得られた多孔性フィルム捲回物の評価結果を表1に示す。
[実施例3]
ポリプロピレン樹脂(MFR0.5、密度0.91)を口径30mm、L/D=30、200℃に設定した単軸押出機にフィーダーを介して投入し、また、ポリエチレン樹脂(MI0.3、密度0.95)を口径30mm、L/D=30、180℃に設定した単軸押出機にフィーダーを介して投入し、ポリプロピレン樹脂を表層、ポリエチレン樹脂を中間層とした、押出機先端に設置したリップ厚3.0mmの2種3層共押出サーキュラーダイ(200℃)から押し出した。その後直ちに、溶融した樹脂にエアリングを用いて25℃の冷風を当て、95℃に設定したキャストロールでドロー比200、巻き取り速度20m/分の条件で巻き取り、3層積層フィルムを成形した。
その後は実施例2と同様に多孔性フィルムを作成し、500mmの幅にスリットし多孔性フィルム捲回物とした。得られた多孔性フィルム捲回物の評価結果を表1に示す。
[比較例1]
フィルム外径の測定による調整をせずにフィルム成形を実施した。すなわち、比較例1においては、フィルム捲回物の外径を測定し、厚み調整ユニットを操作してダイのポリマー吐出量調整を行う工程を省略した。上記以外は、実施例1と同様にして多孔性フィルム捲回物を得た。得られた多孔性フィルム捲回物の評価結果を表1に示す。
Figure 0006487160
表1からわかるように、実施例1〜3で得られた多孔性フィルム捲回物は、比較例1で得られた多孔性フィルム捲回物よりも多孔性フィルム捲回物の外径の最大値と最小値の差が低いことがわかる。また、たるみ値の評価においても、実施例1〜3は比較例1に対して優れていることがわかる。すなわち、本実施形態の多孔性フィルム捲回物は、十分なイオン透過性及び機械強度を有するだけでなく、優れた繰り出し性を有することがわかった。

Claims (5)

  1. 捲回された多孔性フィルムを備える多孔性フィルム捲回物の製造方法であって、
    (a)樹脂を溶融させて押し出す工程と、
    (b)溶融した樹脂をフィルム化する工程と、
    (c)前記工程(b)の後、フィルムをアニールする工程と、
    (d)前記工程(c)の後、フィルムを延伸して多孔化する工程と、
    (e)多孔化されたフィルムを熱固定して巻き取る工程と、
    を有し、
    前記多孔性フィルムの幅方向の厚さの標準偏差が0.5μm以上であり
    前記多孔性フィルム捲回物の外径の最大値と最小値の差が、0.5mm以下であり、かつ、捲回された前記多孔性フィルムを繰り出した場合のたるみ値が、30mm以下であり、
    前記多孔性フィルムの気孔率が、45%〜70%である、多孔性フィルム捲回物の製造方法
  2. 前記多孔性フィルムの透気度が、100秒/100cc〜500秒/100ccである、請求項に記載の多孔性フィルム捲回物の製造方法
  3. 前記多孔性フィルムが、ポリプロピレン樹脂を含む表層と、ポリエチレン樹脂を含む中間層と、を有する3層積層フィルムである、請求項1又は2に記載の多孔性フィルム捲回物の製造方法
  4. 前記多孔性フィルムが電池セパレータである、請求項1〜のいずれか1項に記載の多孔性フィルム捲回物の製造方法
  5. 前記工程(d)において、フィルムを一軸延伸する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の多孔性フィルム捲回物の製造方法。
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