JP6485431B2 - モータ駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明はモータ駆動装置に関する。
一般的に、3相交流で駆動するモータは、インバータで生成された3相交流の駆動電力を用いて駆動される。特許文献1には、インバータの異常を検出する異常検出回路に関する技術が開示されている。特許文献1に開示されている異常検出回路では、インバータから出力された3相交流の電圧値の和が理論的には0であるという性質を利用して、インバータの異常を検出している。具体的には、インバータから出力された3相交流の電圧値の和が所定の値を超えた場合に、インバータが異常であると判定している。
特開平09−182447号公報
背景技術で説明したように、特許文献1に開示されている異常検出回路では、インバータから出力された3相交流の電圧値の和が所定の値を超えた場合に、インバータが異常であると判定している。このように3相交流の電圧値を用いてインバータの異常を検出した場合は、異常検出回路の構成を簡易にすることができるという利点がある。
しかしながら、インバータでモータを駆動した場合は、モータの駆動状態に応じて3相交流の電圧値の和も変動する。つまり、3相交流の電圧値の和は理論的には一定であるが、インバータでモータを駆動した場合は、モータの駆動状態に応じて3相交流の電圧値の和が変動するため、実際にはインバータが異常ではない場合であっても、インバータが異常であると誤検出する場合があった。このため、インバータの異常を精度よく検出することができないという問題があった。
上記課題に鑑み本発明の目的は、精度よくインバータの異常を検出することが可能なモータ駆動装置を提供することである。
本発明にかかるモータ駆動装置は、3相交流で駆動するモータを駆動するモータ駆動装置であって、前記モータの駆動を設定する制御指令値と、前記モータに供給された駆動電力の電流値、前記モータの回転速度、及び前記モータのトルク値のうちの少なくとも一つを含むフィードバック値と、を用いて、前記モータをフィードバック制御するための制御信号を生成して出力するインバータ制御部と、前記インバータ制御部から出力された制御信号に応じて前記モータに駆動電力を供給するインバータと、前記インバータの異常を検出する異常検出部と、を備える。前記異常検出部は、前記モータに供給された前記駆動電力の3相交流の電圧値の和が所定の電圧値よりも大きく、且つ、前記インバータ制御部に供給された制御指令値と前記フィードバック値との偏差が所定値未満である場合、前記インバータが異常であると判定する。
本発明にかかるモータ駆動装置では、駆動電力の3相交流の電圧値の和に加えて、制御指令値とフィードバック値との偏差を用いて、インバータの異常の有無を判定している。つまり、インバータでモータを駆動した場合、制御指令値とフィードバック値との偏差が大きくなるタイミング(換言すると、モータの制御量の変化が大きくなるタイミング)において、3相交流の電圧値の和が大きくなる性質がある。本発明ではこの点に着目し、駆動電力の3相交流の電圧値の和が大きい場合であっても、制御指令値とフィードバック値との偏差が大きい場合にはインバータが異常ではないと判定するようにしている。よって、インバータの異常の誤検出を抑制することができ、インバータの異常を精度よく検出することができる。
本発明により、精度よくインバータの異常を検出することが可能なモータ駆動装置を提供することができる。
実施の形態1にかかるモータ駆動装置を説明するためのブロック図である。 実施の形態1にかかるモータ駆動装置が備えるインバータの構成例を説明するための図である。 実施の形態1にかかるモータ駆動装置の異常検出の動作を説明するためのフローチャートである。 実施の形態1にかかるモータ駆動装置のシミュレーション結果を示すグラフである。 実施の形態2にかかるモータ駆動装置を説明するためのブロック図である。 実施の形態2にかかるモータ駆動装置の動作を説明するためのフローチャートである。 実施の形態3にかかるモータ駆動装置を説明するためのブロック図である。 実施の形態3にかかるモータ駆動装置の動作を説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。本発明にかかるモータ駆動装置は、モータを駆動する際に、モータに供給された駆動電力の電流値、モータの回転速度、及びモータのトルク値のうちの少なくとも一つを含むフィードバック値を用いて、モータをフィードバック制御している。
以下で説明する実施の形態1にかかるモータ駆動装置1(図1〜図4参照)では、モータに供給された駆動電力の電流値Id、Iqを用いてモータをフィードバック制御する構成について説明する。また、実施の形態2にかかるモータ駆動装置2(図5、図6参照)では、モータの回転速度Velを用いてモータをフィードバック制御する構成について説明する。また、実施の形態3にかかるモータ駆動装置3(図7、図8参照)では、モータのトルク値Trqを用いてモータをフィードバック制御する構成について説明する。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1にかかるモータ駆動装置を説明するためのブロック図である。本実施の形態にかかるモータ駆動装置1は、3相交流(U相、V相、W相)で駆動するモータ100をベクトル制御を用いて駆動する装置である。
図1に示すように、モータ駆動装置1は、インバータ11、電流センサ12、ADコンバータ13、3相−2相変換部14、座標変換部15、減算器21、22、PI制御部23、座標変換部24、2相−3相変換部25、PWM(Pulse Width Modulation)演算部26、角度センサ30、フィルタ31、ADコンバータ32、及び異常検出部35を備える。
ここで、3相−2相変換部14、座標変換部15、減算器21、22、PI制御部23、座標変換部24、2相−3相変換部25、及びPWM演算部26は、インバータ制御部10を構成している。インバータ制御部10は、モータ100をフィードバック制御するための制御信号を生成し、当該制御信号を用いてインバータ11を制御する。
インバータ制御部10は、例えばマイクロコンピュータを用いて構成することができる。具体例を挙げると、インバータ制御部10は、プロセッサとメモリとを少なくとも備えており、プロセッサは、メモリに格納されているソフトウェア(コンピュータプログラム)を読み出して実行することで、インバータ11を制御する。
インバータ11は、モータ100に3相交流の駆動電力U、V、Wを供給する。図2は、インバータ11の構成例を示す図である。図2に示すように、インバータ11は、パワートランジスタQUH、QUL、QVH、QVL、QWH、QWLおよびダイオードD11、D12、D21、D22、D31、D32を備える。
パワートランジスタQUHは、コレクタが電源Vbatに接続され、エミッタがノードN1に接続されており、U相の上アームを構成する。パワートランジスタQULは、コレクタがノードN1に接続され、エミッタが接地電位(0V)に接続されており、U相の下アームを構成する。パワートランジスタQVHは、コレクタが電源Vbatに接続され、エミッタがノードN2に接続されており、V相の上アームを構成する。パワートランジスタQVLは、コレクタがノードN2に接続され、エミッタが接地電位(0V)に接続されており、V相の下アームを構成する。パワートランジスタQWHは、コレクタが電源Vbatに接続され、エミッタがノードN3に接続されており、W相の上アームを構成する。パワートランジスタQWLは、コレクタがノードN3に接続され、エミッタが接地電位(0V)に接続されており、W相の下アームを構成する。
ダイオードD11は、パワートランジスタQUHと逆並列に接続されている。ダイオードD12は、パワートランジスタQULと逆並列に接続されている。ダイオードD21は、パワートランジスタQVHと逆並列に接続されている。ダイオードD22は、パワートランジスタQVLと逆並列に接続されている。ダイオードD31は、パワートランジスタQWHと逆並列に接続されている。ダイオードD32は、パワートランジスタQWLと逆並列に接続されている。
また、インバータ11は、ゲートドライバ37を備える。ゲートドライバ37は、インバータ制御部10のPWM演算部26(図1参照)から出力された制御信号u、v、w、x、y、zを、パワートランジスタを駆動することができるレベルまで増幅する。ゲートドライバ37で増幅された制御信号u’、v’、w’、x’、y’、z’は各々、パワートランジスタQUH、QVH、QWH、QUL、QVL、QWLのゲートに供給される。
よって、インバータ制御部10で生成された制御信号u、v、w、x、y、zに応じて、各々のパワートランジスタQUH、QVH、QWH、QUL、QVL、QWLがスイッチングすることで、インバータ11からモータ100に、モータ100を駆動するための3相交流の駆動電力U、V、Wが供給される。
図1に示す電流センサ12は、モータ100に供給された駆動電力U、V、Wの電流値Iu、Iv、Iwを検出する。電流センサ12で検出された電流値Iu、Iv、Iwは、ADコンバータ13でデジタル信号に変換された後、3相−2相変換部14に供給される。
3相−2相変換部14は、ADコンバータ13でデジタル信号に変換された3相交流の電流値Iu、Iv、Iwにクラーク変換を施して、3相交流の電流値Iu、Iv、Iwを2相の電流値Iα、Iβに変換する。2相に変換した後の2つの電流値Iα、Iβの軸は、互いに直交している。3相−2相変換部14で変換された2相の電流値Iα、Iβは、座標変換部15に供給される。
座標変換部15は、3相−2相変換部14から供給された2相の電流値Iα、Iβにパーク変換を施して、固定座標の2相の電流値Iα、Iβを回転座標の2相の電流値Id、Iqに変換する。このとき、座標変換部15は、モータ100のロータの回転角θに関する情報を角度センサ30から取得し、この回転角θを用いて座標変換する。回転座標の電流値Idは磁化電流の検出電流値であり、回転座標の電流値Iqはトルク電流の検出電流値である。座標変換後の2相の電流値Id、Iqはそれぞれ、減算器21、22に供給される。
減算器21は、制御指令値Id_refと、座標変換部15から供給された電流値Idとの偏差ΔId(=Id_ref−Id)を算出して、偏差ΔIdをPI制御部23および異常検出部35に供給する。また、減算器22は、制御指令値Iq_refと、座標変換部15から供給された電流値Iqとの偏差ΔIq(=Iq_ref−Iq)を算出して、偏差ΔIqをPI制御部23および異常検出部35に供給する。
PI制御部23は、減算器21、22から各々供給された偏差ΔId、ΔIqがゼロになるような制御電圧値Vd、Vqを生成し、生成された制御電圧値Vd、Vqを座標変換部24に供給する。このとき、PI制御部23は、P制御(比例制御)およびI制御(積分制御)を用いて、制御電圧値Vd、Vqを生成する。
座標変換部24は、PI制御部23から供給された制御電圧値Vd、Vqに逆パーク変換を施して、回転座標の制御電圧値Vd、Vqを固定座標の制御電圧値Vα、Vβに変換する。このとき、座標変換部24は、モータ100のロータの回転角θに関する情報を角度センサ30から取得し、この回転角θを用いて座標変換する。座標変換後の制御電圧値Vα、Vβはそれぞれ、2相−3相変換部25に供給される。
2相−3相変換部25は、座標変換部24から供給された2相の制御電圧値Vα、Vβに逆クラーク変換を施して、2相の制御電圧値Vα、Vβを3相の制御電圧値Vu、Vv、Vwに変換する。ここで、3相の制御電圧値Vu、Vv、Vwは、モータ100に供給される駆動電力U、V、Wに対応する値である。3相の制御電圧値Vu、Vv、Vwはそれぞれ同じ振幅を有し、また互いに位相が120°ずれている。2相−3相変換部25で変換された3相の制御電圧値Vu、Vv、Vwは、PWM演算部26に供給される。
PWM演算部26は、2相−3相変換部25から供給された3相の制御電圧値Vu、Vv、Vwに基づいて、インバータ11を制御するためのパルス状の制御信号u、v、w、x、y、zを生成する。インバータ11は、PWM演算部26から供給された制御信号u、v、w、x、y、zに応じた駆動電力U、V、Wを生成してモータ100に供給する。
つまり、PWM演算部26で生成された制御信号u、v、w、x、y、zは、図2のゲートドライバ37において、パワートランジスタを駆動することができるレベルまで増幅される。ゲートドライバ37で増幅された制御信号u’、v’、w’、x’、y’、z’は各々、パワートランジスタQUH、QVH、QWH、QUL、QVL、QWLのゲートに供給される。これにより、各々のパワートランジスタQUH、QVH、QWH、QUL、QVL、QWLがスイッチングして、インバータ11からモータ100に、モータ100を駆動するための3相交流の駆動電力U、V、Wが供給される。
このように、本実施の形態にかかるモータ駆動装置1は、モータ100に供給された駆動電力U、V、Wの電流値Iu、Iv、Iwをフィードバック値として用いることで、モータ100をフィードバック制御している。
また、本実施の形態にかかるモータ駆動装置1は、異常検出部35を用いてインバータ11の異常を検出している。異常検出部35には、モータ100に供給された駆動電力U、V、Wの電圧値Vu、Vv、Vwに関する情報が供給される。駆動電力U、V、Wの電圧値Vu、Vv、Vwは、フィルタ31でノイズが除去され、ADコンバータ32でデジタル信号に変換された後、異常検出部35に供給される。
また、異常検出部35には、減算器21から制御指令値Id_refと電流値Idとの偏差ΔIdが、減算器22から制御指令値Iq_refと電流値Iqとの偏差ΔIqがそれぞれ供給される。
本実施の形態にかかるモータ駆動装置において、異常検出部35は、モータ100に供給された駆動電力U、V、Wの電圧値Vu、Vv、Vwの和が所定の電圧値以上であり、且つ、インバータ制御部10に供給された制御指令値Id_ref、Iq_refとフィードバック値Id、Iqとの偏差ΔId、ΔIqが所定値未満である場合、インバータ11が異常であると判定する。更に、異常検出部35は、インバータ11の異常を所定の回数検出した場合、インバータ11が故障であると判定している。以下、本実施の形態にかかるモータ駆動装置の異常検出の動作について詳細に説明する。
図3は、本実施の形態にかかるモータ駆動装置の異常検出の動作を説明するためのフローチャートである。以下では、モータ駆動装置1がモータ100をフィードバック制御している際に、インバータ11が異常状態となったことを異常検出部35が検出する動作について説明する。
まず、図1に示すインバータ制御部10は、インバータ11から出力された駆動電力U、V、Wの電流値Iu、Iv、Iw、及びモータ100のロータの回転角θを取得する(ステップS1)。具体的には、インバータ制御部10の3相−2相変換部14は、ADコンバータ13でデジタル信号に変換された電流値Iu、Iv、Iwを取得する。また、座標変換部15は、角度センサ30からモータ100のロータの回転角θを取得する。
次に、インバータ制御部10は、電流値Iu、Iv、Iw、及びモータ100のロータの回転角θを用いて、フィードバック値である2相の電流値Id、Iqを算出する(ステップS2)。具体的には、インバータ制御部10の3相−2相変換部14は、ADコンバータ13でデジタル信号に変換された3相交流の電流値Iu、Iv、Iwにクラーク変換を施して、3相交流の電流値Iu、Iv、Iwを2相の電流値Iα、Iβに変換する。その後、座標変換部15は、3相−2相変換部14から供給された2相の電流値Iα、Iβにパーク変換を施して、固定座標の2相の電流値Iα、Iβを回転座標の2相の電流値Id、Iqに変換する。このとき、座標変換部15は、角度センサ30から取得した回転角θを用いて座標変換する。
次に、異常検出部35は、減算器21で算出された制御指令値Id_refと電流値Idとの偏差ΔId(=Id_ref−Id)、及び減算器22で算出された制御指令値Iq_refと電流値Iqとの偏差ΔIq(=Iq_ref−Iq)を取得する。そして、異常検出部35は、偏差ΔIdと偏差ΔIqとを用いて、Q=|ΔId|+|ΔIq|を算出する(ステップS3)。ここで、Qの値は、制御指令値とフィードバック値との偏差に対応したパラメータであり、Qの値が大きいほど、制御指令値とフィードバック値との偏差が大きいことを意味している。以下では、Qの値を「制御偏差Q」とも記載する。
なお、Qの値を算出する際は、他の数式を用いて算出してもよい。例えば、偏差ΔId、ΔIqの二乗和を用いてもよい。この場合は、Q=ΔId+ΔIqとなる。また、各々の偏差ΔId、ΔIqに重み付けをしてもよい。この場合は、Q=K×|ΔId|+P×|ΔIq|(ただし、K、Pは重み付けをするための任意の定数)となる。また、これら以外の数式を用いてQの値を算出してもよい。
次に、異常検出部35は、インバータ11から出力された駆動電力U、V、Wの電圧値Vu、Vv、Vwを取得する(ステップS4)。具体的には、インバータ11から出力された駆動電力U、V、Wの電圧値Vu、Vv、Vwは、フィルタ31でノイズが除去され、ADコンバータ32でデジタル信号に変換された後、異常検出部35に供給される。例えば、フィルタ31はローパスフィルタを用いて構成することができる。なお、フィルタ31は、ハードウェアで構成してもよく、ソフトウエアで構成してもよい。
次に、異常検出部35は、下記の式1〜式3を用いてVu’、Vv’、Vw’を算出する(ステップS5)。
Vu’=Vu−Vbat/2 ・・・(式1)
Vv’=Vv−Vbat/2 ・・・(式2)
Vw’=Vw−Vbat/2 ・・・(式3)
ここで、Vbatはインバータ11に供給される電源電圧である(図2参照)。
次に、異常検出部35は、P=|Vu’+Vv’+Vw’|を算出する(ステップS6)。このPの値は、駆動電力U、V、Wの電圧値の和に対応しており、理論的には一定の値となる。以下では、Pの値を「3相電圧の和P」とも記載する。
本実施の形態では、図2に示すように、インバータ11を構成するパワートランジスタは、電源電圧Vbatと接地電位0Vとの間に接続されている。よって、モータ100に供給された駆動電力U、V、Wの電圧値Vu、Vv、Vwは、電源電圧Vbatと0Vとの間で変位する。つまり、電圧値Vu、Vv、Vwはそれぞれ、Vbat/2を中心とした波形(それぞれ位相が120°ずれている)となる。このため、電圧値Vu、Vv、Vwのそれぞれを足すと次のようになる。
Vu+Vv+Vw=3Vbat/2 ・・・(式4)
一方、ステップS6で示したように、Vu’、Vv’、Vw’を足した場合は、式1〜式3を用いて次のように表すことができる。
P=|Vu’+Vv’+Vw’|=|(Vu−Vbat/2)+(Vv−Vbat/2)+(Vw−Vbat/2)|=|Vu+Vv+Vw−3Vbat/2| ・・・(式5)
ここで、式5に式4を代入すると、次のようになる。
P=|Vu’+Vv’+Vw’|=0 ・・・(式6)
つまり、式6に示すように、3相電圧値の和Pは理論的には0となる。
次に、異常検出部35は、上記のようにして求めた3相電圧値の和Pおよび制御偏差Qを用いて、インバータが異常であるか否かを判定する。まず、異常検出部35は、3相電圧値の和Pが所定の電圧値Nよりも大きく(P>N)、且つ、制御偏差Qが所定の値Lよりも小さいか(Q<L)を判断する(ステップS7)。ここで、電圧値Nおよび値Lは任意に決定することができる。
上記で説明したように、3相電圧値の和Pは理論的には0であるので、3相電圧値の和Pが所定の電圧値Nよりも大きい場合(P>N)は、インバータ11が異常である可能性がある。しかしながら、3相電圧値の和Pは、制御偏差Qが大きい場合にも大きくなる傾向がある。よって、3相電圧値の和Pが所定の電圧値Nよりも大きい場合(P>N)であっても、制御偏差Qが所定の値L以上の場合(Q≧L)は(ステップS7:No)、インバータ11が異常ではないと判断してステップS9へと移動する。
一方、3相電圧値の和Pが所定の電圧値Nよりも大きく(P>N)、且つ、制御偏差Qが所定の値Lよりも小さい場合(Q<L)は(ステップS7:Yes)、インバータ11が異常であると判断する。この場合は、ステップS8に移動して異常検出カウント値Aを1増加させる(ステップS8)。この異常検出カウント値Aは、図3のフローチャートの処理を繰り返した際に、インバータ11が異常であると判定される毎に(つまり、ステップS7においてYesと判定される毎に)増加していく。
その後、ステップS9において、異常検出カウント値Aが異常検出カウント値Aの上限値Mよりも小さいか否かを判断する。つまり、図3のフローチャートの処理を繰り返した際に、異常検出カウント値Aが大きくなるとインバータ11が故障である可能性が高くなる。よって、異常検出部35は、異常検出カウント値Aの上限値Mを設定して、異常検出カウント値Aが上限値M以上の場合には(ステップS9:No)、インバータ11が故障であると確定する(ステップS13)。
つまり、ステップS7において、インバータ11が異常であると判定された場合であっても、実際にはインバータ11が故障には至っていない場合も想定される。本実施の形態では、このように異常検出カウント値Aの上限値Mを設定することで、インバータ11の故障確定を正確に行うことができる。なお、上限値Mは1以上の整数であり、任意に決定することができる。インバータ11が故障であると確定された場合、モータ駆動装置1の電源を遮断する処理を実施する(ステップS14)。
一方、異常検出カウント値Aが異常検出カウント値Aの上限値Mよりも小さい場合は(ステップS9:Yes)、インバータ11の故障を確定することなくステップS10へと移動する。ステップS10において、T1は異常検出時間であり、Tはカウント値である。つまり、異常検出時間T1は、図3のフローチャートのループを繰り返す回数の設定値である。また、カウント値Tは、図3のフローチャートのループを繰り返した回数である。
例えば、図3のフローチャートの処理を初めて行った場合はカウント値T=0なので、T=T1−1の条件を満たさない(ステップS10:No)。この場合はステップS12へと進み、カウント値Tの値を1増加させる。一方、図3のフローチャートの処理がT1回目の処理である場合は、カウント値TがT1−1と等しくなるので、T=T1−1の条件を満たす(ステップS10:Yes)。この場合はステップS11へと進み、カウント値Tの値を0にリセットする。また、異常検出カウント値Aの値も0にリセットする。
本実施の形態にかかるモータ駆動装置1では、図3のフローチャートに示す処理を繰り返すことでインバータ11の異常を検出することができる。例えば、異常検出部35は、3相電圧値の和Pおよび制御偏差Qをモニタし、「3相電圧値の和Pが所定の電圧値Nよりも大きく(P>N)、且つ、制御偏差Qが所定の値Lよりも小さい(Q<L)」という条件を初めて満たしたことをトリガーとして、カウント値Tをカウントアップするようにしてもよい(つまり、図3のフローチャートに示すループ処理を繰り返すようにしてもよい)。
例えば、図3のフローチャートに示す処理のループ周期を4msとすると、異常検出時間を100msに設定するには、T1=25(=100ms/4ms)に設定する。例えば、異常検出カウント値Aの上限値をM=20した場合、異常検出部35は、25回のループ処理のうち20回異常を検出すると、故障を確定する(ステップS9、S13参照)。
このように、本実施の形態にかかるモータ駆動装置1では、駆動電力U、V、Wの3相交流の電圧値Vu、Vv、Vwの和Pに加えて、制御指令値とフィードバック値との偏差ΔId、ΔIqを用いて、インバータ11の異常の有無を判定している。つまり、インバータ11でモータ100を駆動した場合、制御指令値Id_ref、Iq_refとフィードバック値Id、Iqとの偏差ΔId、ΔIqが大きくなるタイミング(換言すると、モータの制御量の変化が大きくなるタイミング)では、3相交流の電圧値の和P(=|Vu’+Vv’+Vw’|)が大きくなる。
本実施の形態ではこの点に着目し、駆動電力の3相交流の電圧値の和Pが大きい場合であっても、制御指令値Id_ref、Iq_refとフィードバック値Id、Iqとの偏差ΔId、ΔIqが大きい場合にはインバータ11が異常ではないと判定するようにしている。よって、インバータの異常の誤検出を抑制することができ、インバータの異常を精度よく検出することができる。
なお、上記では、制御偏差Qとして、Q=|ΔId|+|ΔIq|(つまり、偏差ΔIdと偏差ΔIqとの和)を用いた場合について説明した。しかし本実施の形態では、制御偏差Qとして、偏差ΔIdおよび偏差ΔIqのいずれか一方を用いてもよい。つまり、制御偏差Qとして、Q=|ΔId|を用いてもよく、またQ=|ΔIq|を用いてもよい。また、本実施の形態において、制御偏差Qは、モータの制御量の変化を示す値であればどのような値を用いてもよい。
図4は、本実施の形態にかかるモータ駆動装置のシミュレーション結果を示すグラフである。図4では、制御指令値と実速度との関係を示すグラフA、フラグが「1」になるタイミングを示すグラフB、3相電圧の和P=|Vu’+Vv’+Vw’|を示すグラフC、制御指令値Iq_refと電流値Iqとの偏差ΔIq(=Iq_ref−Iq)を示すグラフD、制御指令値Id_refと電流値Idとの偏差ΔId(=Id_ref−Id)を示すグラフEを示している。
図4のグラフAに示すように、制御指令値が変化すると、グラフCに示す3相電圧の和Pが大きくなる傾向にある。図4に示すシミュレーション結果では、グラフCに示すように、所定の電圧値NをN=10に設定している。よって、グラフCにおいて3相電圧の和Pが電圧値N=10よりも大きくなるタイミングt1〜t6において、グラフBに示すフラグが「1」になっている。このように、制御指令値が変化すると3相電圧の和Pが大きくなるので、3相電圧の和Pのみを用いてインバータの異常を検出した場合は、実際にはインバータが異常ではない場合であっても、インバータが異常であると誤検出する場合があった。
一方で、図4のグラフD、Eに示すように、制御指令値が変化するタイミングでは、制御指令値とフィードバック値との偏差ΔIq、ΔIdが大きくなる傾向にある。つまり、制御指令値が変化すると、グラフB、Cに示すように3相電圧の和Pが大きくなるが(タイミングt1〜t6参照)、このタイミングt1〜t6では同時に制御指令値とフィードバック値との偏差ΔIq、ΔIqd(グラフD、E参照)も大きくなっている。本実施の形態ではこの点に着目し、駆動電力の3相交流の電圧値の和Pが大きい場合であっても、制御指令値とフィードバック値との偏差ΔIq、ΔIdが大きい場合にはインバータ11が異常ではないと判定するようにしている。よって、インバータの異常の誤検出を抑制することができ、インバータの異常を精度よく検出することができる。
特に本実施の形態にかかるモータ駆動装置1では、電流センサ12を用いて3相交流の電流値Iu、Iv、Iwを検出している。産業用ロボットなどでは、インバータに電流センサを搭載する構成は電流制御を行う上で基本的な構成である。よって、外部に特別なセンサを搭載することなく、本実施の形態にかかるモータ駆動装置を構成することができるという利点がある。
以上で説明した本実施の形態にかかる発明により、精度よくインバータの異常を検出することが可能なモータ駆動装置を提供することができる。
<実施の形態2>
次に、本発明の実施の形態2について説明する。図5は、実施の形態2にかかるモータ駆動装置を説明するためのブロック図である。本実施の形態にかかるモータ駆動装置2では、速度センサ41を用いてモータの回転速度Velを検出し、この検出されたモータの回転速度Velを用いてモータ100をフィードバック制御している点が、実施の形態1で説明したモータ駆動装置1と異なる。これ以外については、実施の形態1で説明したモータ駆動装置1(図1〜図4参照)と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付し重複した説明は適宜省略する。
図5に示すように、本実施の形態にかかるモータ駆動装置2は、インバータ11、速度センサ41、減算器42、PI制御部43、座標変換部24、2相−3相変換部25、PWM演算部26、角度センサ30、フィルタ31、ADコンバータ32、及び異常検出部45を備える。
ここで、減算器42、PI制御部43、座標変換部24、2相−3相変換部25、及びPWM演算部26は、インバータ制御部40を構成している。インバータ制御部40は、速度センサ41で検出されたモータ100の回転速度Velと、モータ100の回転速度Velの制御指令値Vel_refとの偏差ΔVelを用いて、モータ100をフィードバック制御するための制御信号u、v、w、x、y、zを生成する。
速度センサ41は、モータ100の回転速度Velを検出する。速度センサ41で検出されたモータ100の回転速度Velは、減算器42に供給される。減算器42は、モータ100の回転速度Velの制御指令値Id_refと、速度センサ41から供給された回転速度Velとの偏差ΔVel(=Vel_ref−Vel)を算出して、偏差ΔVelをPI制御部43および異常検出部45に供給する。
PI制御部43は、減算器42から供給された偏差ΔVelがゼロになるような制御電圧値Vd、Vqを生成し、生成された制御電圧値Vd、Vqを座標変換部24に供給する。このとき、PI制御部43は、P制御(比例制御)およびI制御(積分制御)を用いて、制御電圧値Vd、Vqを生成する。
座標変換部24は、PI制御部23から供給された制御電圧値Vd、Vqに逆パーク変換を施して、回転座標の制御電圧値Vd、Vqを固定座標の制御電圧値Vα、Vβに変換する。2相−3相変換部25は、座標変換部24から供給された2相の制御電圧値Vα、Vβに逆クラーク変換を施して、2相の制御電圧値Vα、Vβを3相の制御電圧値Vu、Vv、Vwに変換する。PWM演算部26は、2相−3相変換部25から供給された3相の制御電圧値Vu、Vv、Vwに基づいて、インバータ11を制御するためのパルス状の制御信号u、v、w、x、y、zを生成する。インバータ11は、PWM演算部26から供給された制御信号u、v、w、x、y、zに応じた駆動電力U、V、Wを生成してモータ100に供給する。
このように、本実施の形態にかかるモータ駆動装置2では、速度センサ41で検出されたモータ100の回転速度Velをフィードバック値として用いることで、モータ100をフィードバック制御している。なお、図5に示すインバータ11、座標変換部24、2相−3相変換部25、及びPWM演算部26の構成および動作については、実施の形態1で説明した場合と同様であるので、詳細な説明は省略する。
また、本実施の形態にかかるモータ駆動装置2は、異常検出部45を用いてインバータ11の異常を検出している。異常検出部45には、モータ100に供給された駆動電力U、V、Wの電圧値Vu、Vv、Vwに関する情報が供給される。駆動電力U、V、Wの電圧値Vu、Vv、Vwは、フィルタ31でノイズが除去され、ADコンバータ32でデジタル信号に変換された後、異常検出部45に供給される。また、異常検出部45には、減算器42から制御指令値Vel_refと回転速度Velとの偏差ΔVelが供給される。
本実施の形態にかかるモータ駆動装置において、異常検出部45は、モータ100に供給された駆動電力U、V、Wの電圧値Vu、Vv、Vwの和が所定の電圧値以上であり、且つ、インバータ制御部10に供給された制御指令値Vel_refとフィードバック値である回転速度Velとの偏差ΔVelが所定値未満である場合、インバータ11が異常であると判定する。更に、異常検出部45は、インバータ11の異常を所定の回数検出した場合、インバータ11が故障であると判定している。以下、本実施の形態にかかるモータ駆動装置の異常検出の動作について詳細に説明する。
図6は、本実施の形態にかかるモータ駆動装置の異常検出の動作を説明するためのフローチャートである。以下では、モータ駆動装置2がモータ100をフィードバック制御している際に、インバータ11が異常状態となったことを異常検出部45が検出する動作について説明する。
まず、図5に示すインバータ制御部40の減算器42は、速度センサ41からモータの回転速度Velを取得する(ステップS21)。そして、減算器42は、モータ100の回転速度Velの制御指令値Id_refと、取得した回転速度Velとの偏差ΔVel(=Vel_ref−Vel)を算出して、偏差ΔVelを異常検出部45に供給する。
異常検出部45は、減算器42から取得した偏差ΔVelを用いて、Q=|ΔVel|を算出する(ステップS22)。ここで、Qの値は、制御指令値とフィードバック値との偏差に対応したパラメータであり、Qの値が大きいほど、制御指令値とフィードバック値との偏差が大きいことを意味している。
次に、異常検出部45は、インバータ11から出力された駆動電力U、V、Wの電圧値Vu、Vv、Vwを取得する(ステップS23)。具体的には、インバータ11から出力された駆動電力U、V、Wの電圧値Vu、Vv、Vwは、フィルタ31でノイズが除去され、ADコンバータ32でデジタル信号に変換された後、異常検出部45に供給される。例えば、フィルタ31はローパスフィルタを用いて構成することができる。なお、フィルタ31は、ハードウェアで構成してもよく、ソフトウエアで構成してもよい。
次に、異常検出部45は、実施の形態1で説明した式1〜式3を用いて、Vu’、Vv’、Vw’を算出する(ステップS24)。その後、異常検出部45は、P=|Vu’+Vv’+Vw’|を算出する(ステップS25)。このPの値は、駆動電力U、V、Wの電圧値の和に対応しており、理論的には一定の値となる。なお、図6のステップS24、S25については、図3のステップS5、S6と同様である。
次に、異常検出部45は、上記のようにして求めた3相電圧値の和Pおよび制御偏差Qを用いて、インバータ11が異常であるか否かを判定する(ステップS26〜S33)。なお、図6に示すステップS26〜S33の動作については、実施の形態1で説明した図3のステップS7〜S14の動作と同様であるので、重複した説明は省略する。
このように、本実施の形態にかかるモータ駆動装置2では、駆動電力U、V、Wの3相交流の電圧値Vu、Vv、Vwの和Pに加えて、制御指令値とフィードバック値との偏差ΔVelを用いて、インバータ11の異常の有無を判定している。つまり、インバータ11でモータ100を駆動した場合、制御指令値Vel_refとフィードバック値Velとの偏差ΔVelが大きくなるタイミング(換言すると、モータの制御量の変化が大きくなるタイミング)では、3相交流の電圧値の和P(=|Vu’+Vv’+Vw’|)が大きくなる。
本実施の形態ではこの点に着目し、駆動電力の3相交流の電圧値の和Pが大きい場合であっても、制御指令値Vel_refとフィードバック値Velとの偏差ΔVelが大きい場合にはインバータ11が異常ではないと判定するようにしている。よって、インバータの異常の誤検出を抑制することができ、インバータの異常を精度よく検出することができる。
上記で説明したように、本実施の形態にかかるモータ駆動装置2では、速度センサ41で検出した回転速度を用いてモータをフィードバック制御している。例えば、ロボットのシステムではモータに速度センサを設ける構成が多い。よって、本実施の形態では、実施の形態1にかかるモータ駆動装置1のように電流センサを別途設けなくとも、既存のロボットのシステムを用いて、本実施の形態にかかるモータ駆動装置を構成することができるという利点がある。
また、移動ロボットなどの自己位置推定が必要なロボットでは速度制御が必須であるが、例えば、実施の形態1にかかるモータ駆動装置1のように電流センサを設けると、応答の遅れが生じる場合がある。よって、移動ロボットにモータ駆動装置を設ける場合は、本実施の形態にかかるモータ駆動装置2のように速度センサを備える構成が適している。
以上で説明した本実施の形態にかかる発明により、精度よくインバータの異常を検出することが可能なモータ駆動装置を提供することができる。
<実施の形態3>
次に、本発明の実施の形態3について説明する。図7は、実施の形態3にかかるモータ駆動装置を説明するためのブロック図である。本実施の形態にかかるモータ駆動装置3では、トルクセンサ51を用いてモータのトルク値Trqを検出し、この検出されたモータのトルク値Trqを用いてモータ100をフィードバック制御している点が、実施の形態1で説明したモータ駆動装置1と異なる。これ以外については、実施の形態1で説明したモータ駆動装置1(図1〜図4参照)と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付し重複した説明は適宜省略する。
図7に示すように、本実施の形態にかかるモータ駆動装置3は、インバータ11、トルクセンサ51、減算器52、PI制御部53、座標変換部24、2相−3相変換部25、PWM演算部26、角度センサ30、フィルタ31、ADコンバータ32、及び異常検出部55を備える。
ここで、減算器52、PI制御部53、座標変換部24、2相−3相変換部25、及びPWM演算部26は、インバータ制御部50を構成している。インバータ制御部50は、トルクセンサ51で検出されたモータ100のトルク値Trqと、モータ100のトルク値Trqの制御指令値Trq_refとの偏差ΔTrqを用いて、モータ100をフィードバック制御するための制御信号u、v、w、x、y、zを生成する。
トルクセンサ51は、モータ100のトルク値Trqを検出する。トルクセンサ51で検出されたモータ100のトルク値Trqは、減算器52に供給される。減算器52は、モータ100のトルク値Trqの制御指令値Trq_refと、トルクセンサ51から供給されたトルク値Trqとの偏差ΔTrq(=Trq_ref−Trq)を算出して、偏差ΔTrqをPI制御部53および異常検出部55に供給する。
PI制御部53は、減算器52から供給された偏差ΔTrqがゼロになるような制御電圧値Vd、Vqを生成し、生成された制御電圧値Vd、Vqを座標変換部24に供給する。このとき、PI制御部43は、P制御(比例制御)およびI制御(積分制御)を用いて、制御電圧値Vd、Vqを生成する。
座標変換部24は、PI制御部23から供給された制御電圧値Vd、Vqに逆パーク変換を施して、回転座標の制御電圧値Vd、Vqを固定座標の制御電圧値Vα、Vβに変換する。2相−3相変換部25は、座標変換部24から供給された2相の制御電圧値Vα、Vβに逆クラーク変換を施して、2相の制御電圧値Vα、Vβを3相の制御電圧値Vu、Vv、Vwに変換する。PWM演算部26は、2相−3相変換部25から供給された3相の制御電圧値Vu、Vv、Vwに基づいて、インバータ11を制御するためのパルス状の制御信号u、v、w、x、y、zを生成する。インバータ11は、PWM演算部26から供給された制御信号u、v、w、x、y、zに応じた駆動電力U、V、Wを生成してモータ100に供給する。
このように、本実施の形態にかかるモータ駆動装置2では、トルクセンサ51で検出されたモータ100のトルク値Trqをフィードバック値として用いることで、モータ100をフィードバック制御している。なお、図7に示すインバータ11、座標変換部24、2相−3相変換部25、及びPWM演算部26の構成および動作については、実施の形態1で説明した場合と同様であるので、詳細な説明は省略する。
また、本実施の形態にかかるモータ駆動装置3は、異常検出部55を用いてインバータ11の異常を検出している。異常検出部55には、モータ100に供給された駆動電力U、V、Wの電圧値Vu、Vv、Vwに関する情報が供給される。駆動電力U、V、Wの電圧値Vu、Vv、Vwは、フィルタ31でノイズが除去され、ADコンバータ32でデジタル信号に変換された後、異常検出部55に供給される。また、異常検出部55には、減算器52から制御指令値Trq_refと回転速度Trqとの偏差ΔTrqが供給される。
本実施の形態にかかるモータ駆動装置において、異常検出部55は、モータ100に供給された駆動電力U、V、Wの電圧値Vu、Vv、Vwの和が所定の電圧値以上であり、且つ、インバータ制御部50に供給された制御指令値Trq_refとフィードバック値であるトルク値Trqとの偏差ΔTrqが所定値未満である場合、インバータ11が異常であると判定する。更に、異常検出部55は、インバータ11の異常を所定の回数検出した場合、インバータ11が故障であると判定している。以下、本実施の形態にかかるモータ駆動装置の異常検出の動作について詳細に説明する。
図8は、本実施の形態にかかるモータ駆動装置の異常検出の動作を説明するためのフローチャートである。以下では、モータ駆動装置3がモータ100をフィードバック制御している際に、インバータ11が異常状態となったことを異常検出部55が検出する動作について説明する。
まず、図7に示すインバータ制御部50の減算器52は、トルクセンサ51からモータのトルク値Trqを取得する(ステップS41)。そして、減算器52は、モータ100のトルク値Trqの制御指令値Trq_refと、取得したトルク値Trqとの偏差ΔTrq(=Trq_ref−Trq)を算出して、偏差ΔTrqを異常検出部55に供給する。
異常検出部55は、減算器52から取得した偏差ΔTrqを用いて、Q=|ΔTrq|を算出する(ステップS42)。ここで、Qの値は、制御指令値とフィードバック値との偏差に対応したパラメータであり、Qの値が大きいほど、制御指令値とフィードバック値との偏差が大きいことを意味している。
次に、異常検出部55は、インバータ11から出力された駆動電力U、V、Wの電圧値Vu、Vv、Vwを取得する(ステップS43)。具体的には、インバータ11から出力された駆動電力U、V、Wの電圧値Vu、Vv、Vwは、フィルタ31でノイズが除去され、ADコンバータ32でデジタル信号に変換された後、異常検出部55に供給される。例えば、フィルタ31はローパスフィルタを用いて構成することができる。なお、フィルタ31は、ハードウェアで構成してもよく、ソフトウエアで構成してもよい。
次に、異常検出部55は、実施の形態1で説明した式1〜式3を用いて、Vu’、Vv’、Vw’を算出する(ステップS44)。その後、異常検出部55は、P=|Vu’+Vv’+Vw’|を算出する(ステップS45)。このPの値は、駆動電力U、V、Wの電圧値の和に対応しており、理論的には一定の値となる。なお、図8のステップS44、S45については、図3のステップS5、S6と同様である。
次に、異常検出部55は、上記のようにして求めた3相電圧値の和Pおよび制御偏差Qを用いて、インバータ11が異常であるか否かを判定する(ステップS46〜S53)。なお、図8に示すステップS46〜S53の動作については、実施の形態1で説明した図3のステップS7〜S14の動作と同様であるので、重複した説明は省略する。
このように、本実施の形態にかかるモータ駆動装置3では、駆動電力U、V、Wの3相交流の電圧値Vu、Vv、Vwの和Pに加えて、制御指令値とフィードバック値との偏差ΔTrqを用いて、インバータ11の異常の有無を判定している。つまり、インバータ11でモータ100を駆動した場合、制御指令値Trq_refとフィードバック値Trqとの偏差ΔTrqが大きくなるタイミング(換言すると、モータの制御量の変化が大きくなるタイミング)では、3相交流の電圧値の和P(=|Vu’+Vv’+Vw’|)が大きくなる。
本実施の形態ではこの点に着目し、駆動電力の3相交流の電圧値の和Pが大きい場合であっても、制御指令値Trq_refとフィードバック値Trqとの偏差ΔTrqが大きい場合にはインバータ11が異常ではないと判定するようにしている。よって、インバータの異常の誤検出を抑制することができ、インバータの異常を精度よく検出することができる。
上記で説明したように、本実施の形態にかかるモータ駆動装置3では、トルクセンサ51で検出したトルク値を用いてモータをフィードバック制御している。例えば、ロボットのシステムではモータにトルクセンサを設ける構成が多い。よって、本実施の形態では、実施の形態1にかかるモータ駆動装置1のように電流センサを別途設けなくとも、既存のロボットのシステムを用いて、本実施の形態にかかるモータ駆動装置を構成することができるという利点がある。
また、ヒューマノイドなどの繊細な制御が必要なロボットではトルク制御が必須であるが、例えば、実施の形態1にかかるモータ駆動装置1のように電流センサを設けると、応答の遅れが生じる場合がある。よって、ヒューマノイドなどにモータ駆動装置を設ける場合は、本実施の形態にかかるモータ駆動装置3のようにトルクセンサを備える構成が適している。
以上で説明した本実施の形態にかかる発明により、精度よくインバータの異常を検出することが可能なモータ駆動装置を提供することができる。
なお、本発明にかかるモータ駆動装置では、上記で説明した実施の形態1〜3の構成を適宜組み合わせてもよい。つまり、モータをフィードバック制御する際のフィードバック値として、モータに供給された駆動電力の電流値、モータの回転速度、及びモータのトルク値を2つ以上を組み合わせてもよい。また、異常検出部は、これらのフィードバック値を2つ以上組み合わせて、制御指令値とフィードバック値との偏差が所定値未満であるかを判定してもよい。
以上、本発明を上記実施の形態に即して説明したが、本発明は上記実施の形態の構成にのみ限定されるものではなく、本願特許請求の範囲の請求項の発明の範囲内で当業者であればなし得る各種変形、修正、組み合わせを含むことは勿論である。
1、2、3 モータ駆動装置
10、40、50 インバータ制御部
11 インバータ
12 電流センサ
13 ADコンバータ
14 3相−2相変換部
15 座標変換部
21、22、42、52 減算器
23 PI制御部
24 座標変換部
25 2相−3相変換部
26 PWM演算部
30 角度センサ
31 フィルタ
32 ADコンバータ
35、45、55 異常検出部
37 ゲートドライバ
41 速度センサ
51 トルクセンサ
100 モータ

Claims (5)

  1. 3相交流で駆動するモータを駆動するモータ駆動装置であって、
    前記モータの駆動を設定する制御指令値と、前記モータに供給された駆動電力の電流値、前記モータの回転速度、及び前記モータのトルク値のうちの少なくとも一つを含むフィードバック値と、を用いて、前記モータをフィードバック制御するための制御信号を生成して出力するインバータ制御部と、
    前記インバータ制御部から出力された制御信号に応じて前記モータに駆動電力を供給するインバータと、
    前記インバータの異常を検出する異常検出部と、を備え、
    前記異常検出部は、前記モータに供給された前記駆動電力の3相交流の電圧値の和が所定の電圧値よりも大きく、且つ、前記インバータ制御部に供給された制御指令値と前記フィードバック値との偏差が所定値未満である場合、前記インバータが異常であると判定し、前記モータに供給された前記駆動電力の3相交流の電圧値の和が所定の電圧値よりも大きく、且つ、前記インバータ制御部に供給された制御指令値と前記フィードバック値との偏差が所定値以上である場合、前記インバータが正常であると判定する、
    モータ駆動装置。
  2. 前記異常検出部は、前記インバータの異常を所定の回数検出した場合、前記インバータが故障であると判定する、請求項1に記載のモータ駆動装置。
  3. 前記モータ駆動装置は更に、前記モータに供給された前記駆動電力の3相交流の電流値を検出する電流センサを備え、
    前記インバータ制御部は、
    前記電流センサで検出された前記3相交流の電流値に基づいて、前記フィードバック値である2相の電流値(Id、Iq)を生成し、
    前記2相の電流値(Id、Iq)の各々と、当該2相の電流値(Id、Iq)の制御指令値(Id_ref、Iq_ref)の各々との偏差を用いて、前記モータをフィードバック制御するための制御信号を生成し、
    前記異常検出部は、前記制御指令値Id_refと前記電流値Idとの偏差ΔId、前記制御指令値Iq_refと前記電流値Iqとの偏差ΔIq、及び前記偏差ΔIdと前記偏差ΔIqとの和のうちの少なくとも一つを用いて、前記インバータ制御部に供給された制御指令値と前記フィードバック値との偏差が所定値未満であるかを判定する、
    請求項1または2に記載のモータ駆動装置。
  4. 前記モータ駆動装置は更に、前記モータの回転速度を検出する速度センサを備え、
    前記インバータ制御部は、前記速度センサで検出された前記モータの回転速度Velと当該モータの回転速度Velの制御指令値Vel_refとの偏差を用いて、前記モータをフィードバック制御するための制御信号を生成し、
    前記異常検出部は、前記制御指令値Vel_refと前記モータの回転速度Velとの偏差ΔVelを用いて、前記インバータ制御部に供給された制御指令値と前記フィードバック値との偏差が所定値未満であるかを判定する、
    請求項1または2に記載のモータ駆動装置。
  5. 前記モータ駆動装置は更に、前記モータのトルクを検出するトルクセンサを備え、
    前記インバータ制御部は、前記トルクセンサで検出された前記モータのトルク値Trqと当該モータのトルク値Trqに対応する制御指令値Trq_refとの偏差を用いて、前記モータをフィードバック制御するための制御信号を生成し、
    前記異常検出部は、前記制御指令値Trq_refと前記モータのトルク値Trqとの偏差ΔTrqを用いて、前記インバータ制御部に供給された制御指令値と前記フィードバック値との偏差が所定値未満であるかを判定する、
    請求項1または2に記載のモータ駆動装置。
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