JP6485308B2 - 乗員保護装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の窓の車内側を覆うように展開膨張して乗員を保護する窓用エアバッグを有した第1エアバッグ装置と、第1エアバッグ装置の近傍に配設されて、窓用エアバッグと接触するように膨張を完了させて乗員(助手席に着座した搭乗者や運転席に着座した運転者を含む)を保護する隣接エアバッグを有した第2エアバッグ装置と、を備えて構成される乗員保護装置に関する。
従来、車両の乗員保護装置としては、窓用エアバッグを有した第1エアバッグ装置と、第1エアバッグ装置の近傍に配設されて、窓用エアバッグと接触するように膨張を完了させて乗員を保護する隣接エアバッグを有した第2エアバッグ装置としての助手席用エアバッグ装置と、を備えて構成されるものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−133049号公報
従来の乗員保護装置では、助手席用エアバッグ装置の隣接エアバッグ、すなわち、助手席用エアバッグが、膨張を完了させた窓用エアバッグと接触するように、膨張を完了させる場合がある。この場合、通常、窓用エアバッグは、助手席用エアバッグより内圧を低くしているものの、助手席用エアバッグが、乗員の受止予定面をずらすように、揺動する場合があり、揺動を抑える点に課題があった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、窓用エアバッグが隣接エアバッグと接触して膨張しても、隣接エアバッグの揺動を好適に抑制できる乗員保護装置を提供することを目的とする。
本発明に係る乗員保護装置は、車両の車内側における窓の上縁側に折り畳まれて収納され、膨張用ガスの流入時に前記窓の車内側を覆うように下方に展開膨張して乗員を保護する窓用エアバッグを有した第1エアバッグ装置と、
該第1エアバッグ装置の近傍に配設されて、作動時、膨張を完了させた前記窓用エアバッグと接触するように膨張を完了させて乗員を保護する隣接エアバッグを有した第2エアバッグ装置と、
を備えて構成される乗員保護装置であって、
膨張完了時の前記窓用エアバッグと前記隣接エアバッグとが、
前記窓用エアバッグの前記隣接エアバッグとの接触時における接触部位の膨張チャンバの内圧をP1とし、該膨張チャンバとの接触時の前記隣接エアバッグの内圧をP2として、
A.
P1<P2とし、
B.
前記膨張チャンバの容積減少率を、
前記窓用エアバッグの前記隣接エアバッグとの接触状態を維持した範囲内で、
[1−{(大気圧+P1)/(大気圧+P2)}]×100(%)以下、
とした条件を満たして、
設定されていることを特徴とする。
すなわち、窓用エアバッグにおける隣接エアバッグとの接触時における接触部位の膨張チャンバの内圧P1より、接触時の隣接エアバッグの内圧P2が、高ければ、基本的に、隣接エアバッグは揺動し難い。
換言すれば、窓用エアバッグの膨張チャンバが、膨張初期に内圧P1として容積をV1とした状態から、容積をV2に押し潰されて、かつ、その時の内圧を、隣接エアバッグの内圧と同等のP2より小さくすれば、すなわち、その時の窓用エアバッグの潰れる容積を小さくすれば、基本的に、隣接エアバッグの揺動は抑制される。
そのため、大気圧を考慮したボイルの法則を利用すると、
(大気圧+P1)×V1=(大気圧+P2)×V2となり、
その時の容積V2は、V2=V1×(大気圧+P1)/(大気圧+P2)となる(これをV2の換算式とする)。
そして、当初の容積V1から容積V2への減少する容積減少率VRとしては、
(V1−V2)/(V1)×100(%)であり、この式中のV2を上記の換算式に置き換えれば、
(V1−V2)/(V1)×100=[V1−{V1×(大気圧+P1)/(大気圧+P2)}]/(V1)×100=[1−{(大気圧+P1)/(大気圧+P2)}]×100(%)となる。
すなわち、容積減少率VRを上記の条件より少なくすれば、隣接エアバッグの内圧と同等のP2より、膨張チャンバの内圧を小さくできて、隣接エアバッグの揺動を好適に抑制できる。
そして、この容積減少率VRは、隣接エアバッグが揺動しないことを条件としている。すなわち、この容積減少率VRは、換言すれば、膨張チャンバと隣接エアバッグとのラップ量Wrとして捉えることができるとともに、両者の接触を条件とする下限以上で、かつ、条件式の[1−{(大気圧+P1)/(大気圧+P2)}]×100(%)の値以下とした範囲の容積減少率VRとすれば、隣接エアバッグの揺動を好適に抑制できて、隣接エアバッグが、所定の受止予定面で乗員を受け止めることができることとなる。
したがって、本発明の乗員保護装置では、上記Aの内圧の条件と、上記Bの条件式の値以下として、窓用エアバッグの膨張チャンバの容積減少率を設定すれば、窓用エアバッグが隣接エアバッグと接触して膨張しても、隣接エアバッグの揺動を好適に抑制することができる。
そして、本発明の乗員保護装置では、前記第2エアバッグ装置の前記隣接エアバッグが、
助手席に着座した乗員(詳しくは助手席搭乗者)を保護可能として、助手席前方の部位に折り畳まれて収納され、膨張用ガスの流入時に、収納部位から後方側に展開膨張して、膨張完了時の前記窓用エアバッグの前端側の膨張チャンバに接触する助手席用エアバッグ、
として構成することができる。
あるいは、本発明の乗員保護装置では、前記第2エアバッグ装置の前記隣接エアバッグが、
運転席に着座した乗員(詳しくは運転者)を保護可能として、運転席前方の部位に折り
畳まれて収納され、膨張用ガスの流入時に、収納部位から後方側に展開膨張して、膨張完了時の前記窓用エアバッグの前端側の膨張チャンバに接触する運転席用エアバッグ、
として構成することができる。
本発明の第1実施形態の乗員保護装置の窓用エアバッグ装置と隣接エアバッグ装置とを車内側から見た概略図である。 第1実施形態の窓用エアバッグを平らに展開した状態の正面図である。 第1実施形態の乗員保護装置の作動時を示す概略図である。 第1実施形態の乗員保護装置の作動時の窓用エアバッグの前端部分の概略横断面図である。 第2実施形態の乗員保護装置の窓用エアバッグ装置と隣接エアバッグ装置とを車内側から見た概略図である。 第2実施形態の乗員保護装置の作動時を示す概略図である。 第2実施形態の乗員保護装置の作動時の窓用エアバッグの前端部分の概略横断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、第1実施形態の乗員保護装置SM1は、図1に示すように、2つの窓(サイドウィンド)W1,W2を有した二列シートタイプの左ハンドルの車両Vに搭載されて、窓用エアバッグ20を有した第1エアバッグ装置としての頭部保護エアバッグ装置HMと、隣接エアバッグ85を有した第2エアバッグ装置としての助手席用エアバッグ装置PMと、を備えて構成されている。
頭部保護エアバッグ装置(第1エアバッグ装置)HMは、図1,3に示すように、窓用エアバッグ20(以下、適宜、エアバッグ20と略す)と、インフレーター14と、取付ブラケット11,16と、エアバッグカバー9と、を備えて構成されている。エアバッグ20は、図1,3に示すように、車両Vの車内側における窓W1,W2の上縁側において、フロントピラー部FPの下縁側から、ルーフサイドレール部RRの下縁側を経て、リヤピラー部RPの上方の領域まで、折り畳まれて収納されている。
エアバッグカバー9は、図1,3に示すように、フロントピラー部FPに配置されるフロントピラーガーニッシュ4と、ルーフサイドレール部RRに配置されるルーフヘッドライニング5と、のそれぞれの下縁4a,5aから、構成されている。フロントピラーガーニッシュ4とルーフヘッドライニング5とは、合成樹脂製として、フロントピラー部FPとルーフサイドレール部RRとにおいて、それぞれ、ボディ(車体)1側のインナパネル2における車内側に、取付固定されている。また、エアバッグカバー9は、折り畳まれて収納されるエアバッグ20の車内側を覆って、展開膨張時のエアバッグ20を車内側下方へ突出可能とするために、エアバッグ20に押されて車内側に開き可能に、構成されている(図3,4参照)。
インフレーター14は、エアバッグ20に膨張用ガスを供給するもので、図1に示すように、略円柱状のシリンダタイプとして、先端側に、膨張用ガスを吐出可能な図示しないガス吐出口を、配設させている。インフレーター14は、ガス吐出口付近を含めた先端側を、エアバッグ20の後述する接続口部24に挿入させ、接続口部24の外周側に配置されるクランプ15を用いて、エアバッグ20に対して連結されている。また、インフレーター14は、インフレーター14を保持する取付ブラケット16と、取付ブラケット16をボディ1側のインナパネル2に固定するためのボルト17と、を利用して、インナパネル2において窓W2の上方となる位置に、取り付けられている。インフレーター14は、図示しないリード線を介して、車両Vの図示しない制御装置と電気的に接続されており、
制御装置が、車両Vの側面衝突や斜突、ロールオーバーを検知した際に、制御装置からの作動信号を入力させて、作動するように構成されている。
各取付ブラケット11は、2枚の板金製のプレートから構成されるもので、エアバッグ20の各取付片部60や取付部72を、表裏から挟むようにして、各取付片部60と取付部72とに取り付けられ、ボルト12を利用して、各取付片部60や取付部72を、ボディ1側のインナパネル2に取付固定している。
エアバッグ20は、図1〜4に示すように、バッグ本体21と、バッグ本体21の上縁21a側から上方に延びてルーフサイドレール部RRのインナパネル2に固定される取付片部60と、バッグ本体21の前後方向の一端側(実施形態の場合、前端21c側)から延びて先端(取付部)72側をフロントピラー部FPのインナパネル2に固定されるテンションクロス70と、を備えている。
バッグ本体21は、図1,3に示すように、インフレーター14からの膨張用ガスを内部に流入させて、折り畳み状態から展開して、窓W1,W2や、各ピラー部FP,CP,RPのピラーガーニッシュ4,6,7の車内側を覆うように構成されるもので、外形形状を、膨張完了時に、窓W1からセンターピラー部CP,窓W2を経て、リヤピラー部RPの前側にかけての車内側を覆い可能に、長手方向を前後方向に略沿わせた略長方形板状とされている(図2参照)。
実施形態の場合、バッグ本体21は、ポリアミド糸やポリエステル糸等を使用した袋織りによって、製造されている。バッグ本体21は、図2,4に示すように、膨張完了時に車内側Iに位置する車内側壁部22aと車外側Oに位置する車外側壁部22bとを離隔させるように内部に膨張用ガスGを流入させて膨張するガス流入部22と、車内側壁部22aと車外側壁部22bとを結合させて膨張用ガスを流入させない非流入部40と、を有している。
ガス流入部22は、後端にインフレーター14を挿入させる開口24aを設けた円筒状の接続口部24と、接続口部24を経て流入する膨張用ガスにより厚く膨張する保護膨張部25と、を備えて構成されている。保護膨張部25は、供給路部27、主膨張部29,30、副膨張部32,33、及び、端側膨張部35を備えて構成されている。
供給路部27は、接続口部24からの膨張用ガスGを前後両側に流すように、バッグ本体21の上縁21a側の前後方向の中央付近で、接続口部24と連通して、前後方向に沿うように配設されている。
主膨張部29は、供給路部27の前端27aと上部29a側を連通させる前主膨張部29であり、膨張完了時に窓W1を覆うように配設され、前席に着座した乗員(助手席の乗員だけでなく、運転席の着座した運転者も含む)の頭部を保護するための部位である。主膨張部30は、供給路部27の後端27bと上部30a側を連通させる後主膨張部30であり、膨張完了時に窓W2を覆うように配設され、後席に着座した乗員の頭部を保護するための部位である。
副膨張部32は、前主膨張部29の後側に配置されて、流入口32aにより、前主膨張部29からの膨張用ガスGを流入させて膨張する前副膨張部32である。副膨張部33は、後主膨張部30の前側に配置されて、流入口33aにより、後主膨張部30からの膨張用ガスGを流入させて膨張する後副膨張部33である。これらの副膨張部32,33は、主膨張部29,30が乗員を受け止めた際に、主膨張部29,30から膨張用ガスGを流入させて、主膨張部29,30の内圧の急激な上昇を抑制する調圧室としての機能を果た
す。
端側膨張部35は、前主膨張部29に隣接してバッグ本体21の前後方向の端部側、すなわち、前端21c側に配置されて、上下方向に延びた略長方形としている。端側膨張部35は、上下の流通口36,37により、前主膨張部29から膨張用ガスGを流入させて膨張するように、前主膨張部29より膨張用ガスGの下流側に配置されている。端側膨張部35は、膨張完了時、窓W1の前部側からフロントピラー部FPにわたる車内側Iを覆うように配設される。さらに、端側膨張部35は、膨張完了時の下縁側を、窓W1の下縁WD側のベルトラインBLより下方に延びて、窓W1の下縁WD側における車体側部材としてのドアトリムDTに支持されるように構成されている。
なお、バッグ本体21の接続口部24から供給路部27における接続口部24近傍の内側部位には、耐熱性を高めるための別体の三叉状のインナチューブ65が、配設されている(図2,6参照)。
非流入部40は、ガス流入部22の外周縁を構成する周縁部42と、ガス流入部22の膨張部位としての保護膨張部25の厚さを規制し、若しくは、保護膨張部25を区画するために配設される閉じ部44と、を備えて構成されている。
周縁部42は、接続口部24の後端の開口24aを除いて、ガス流入部22の周囲を全周にわたって囲むように、配置されている。
閉じ部44は、中央閉じ部45、中央前下閉じ部47、中央後下閉じ部48、境界閉じ部50、及び、厚さ規制閉じ部56、を備えて構成されている。中央閉じ部45は、供給路部27と副膨張部32,33とを区画するもので、横棒部45aと縦棒部45bとを備えたT字状に配設されている。縦棒部45bは、周縁部42の下縁42bの前後方向の中央付近から上方に延びて、前副膨張部32と後副膨張部33とを区画している。横棒部45aは、縦棒部45bの上端で前後両側に延びて、供給路部27の下縁側で、供給路部27と前後の副膨張部32,33とを区画している。
中央前下閉じ部47は、前副膨張部32と前主膨張部29とを区画するもので、中央閉じ部45の横棒部45aの前端との間に、流入口32aを形成するように、流入口32aの後斜め下における周縁部42の下縁42bの部位から、斜め前上へ、線状に延びるように配設されている。中央後下閉じ部48は、後副膨張部33と後主膨張部30とを区画するもので、中央閉じ部45の横棒部45aの後端との間に、流入口33aを形成するように、流入口33aの直下における周縁部42の下縁42bの部位から、上方へ、線状に延びるように配設されている。
厚さ規制閉じ部56は、前主膨張部29の厚さを規制するように、前主膨張部29の下方における周縁部42の下縁42bから前主膨張部29内に進入するように、配設されている。
境界閉じ部50は、前主膨張部29と端側膨張部35との間に配設されて、前主膨張部29と端側膨張部35とを区画している。境界閉じ部50は、上下の両端50a,50bが周縁部42の上縁42aや下縁42bから離れて配設され、上縁42a側と下縁42b側とのそれぞれの間に、前主膨張部29からの膨張用ガスGを端側膨張部35側に流し可能な流通口36,37を設けて、配設されている。
取付片部60は、バッグ本体21の上縁21a側を車両Vのボディ1側のインナパネル2に取り付けるための部位であり、バッグ本体21の上縁21aから上方に突出するよう
にして、前後方向に沿った複数個所(実施形態では6箇所)に配置されている。実施形態の場合、取付片部60は、バッグ本体21と別体として、バッグ本体21と同様に、ポリアミド糸やポリエステル糸等からなる織布から形成されて、幅広の下端側を、バッグ本体21の上縁21aに、縫合糸を用いて縫着させて、配設され、上端側に、取付ボルト12を挿通させる取付孔60aが配設されている。
テンションクロス70は、可撓性を有したシート材から構成されるもので、実施形態の場合、ポリアミド糸やポリエステル糸等からなる織布から形成されている。テンションクロス70は、図2,3に示すように、バッグ本体21の膨張完了時に、端側膨張部35の車外側Oに配置されるもので、元部側となる後端部71側を、境界閉じ部50に、縫合により、結合させている。実施形態の場合、テンションクロス70は、外形形状を、図3,6に示すように、後端部71を底辺とした略三角板形状として、先端部側となる前端部72に、取付孔72aを配設させている。テンションクロス70は、後端部71と前端部72との間の中間部73により、端側膨張部35の上下方向の中間部位の領域の車外側Oを覆うように、構成されている。そして、テンションクロス70の前端部72は、端側膨張部35の前方側におけるフロントピラー部FPの部位においてボディ1側のインナパネル2の位置に固定される取付部、を構成しており、前端部72は、取付片部60と同様に、取付ブラケット11と取付ボルト12とを用いて、インナパネル2に固定される構成であり、取付ボルト12を挿通可能な取付孔72aを備えている。
そして、実施形態のバッグ本体21では、車両搭載時における膨張完了時に、保護膨張部25が非膨張の状態から前後方向の幅寸法を縮めるように膨張することとなり、テンションクロス70の先端側に配置される前端部72と、バッグ本体21の後端側に配置される取付片部60Bと、の間に、図3に示すごとく、前後方向に略沿うようなテンションTが、発生することとなる。
また、実施形態の場合、テンションクロス70が端側膨張部35の車外側Oを支持した状態で、膨張完了時の端側膨張部35が膨張時の後述する助手席用エアバッグ85と重なるラップ量Wr1、すなわち、容積減少率は、設計上、境界閉じ部50により区画された膨張チャンバとしての端側膨張部35の膨張時の容積V1の約12%として、構成されている。なお、実際に、膨張完了時の端側膨張部35が膨張時の後述する助手席用エアバッグ85と接触すれば、主に、端側膨張部35が凹むものの、助手席用エアバッグ85も、若干、凹む状態となる。
頭部保護エアバッグ装置HMの車両Vへの搭載は、バッグ本体21に取付片部60とテンションクロス70とを縫着させたエアバッグ20を、平らに展開し、テンションクロス70を巻き込みつつ、バッグ本体21の下縁21bを上縁21a側に接近させるように、ロール折りや蛇腹折りを利用して折り畳む。ついで、折り崩れしないように、破断可能なラッピング材で包み、取付ブラケット11を取付部72や取付片部60に取り付けるとともに、取付ブラケット16を取付済みのインフレーター14を、クランプ15を利用して、バッグ本体21の接続口部24と接続させる。そして、取付ブラケット11,16を、ボディ1側のインナパネル2の所定位置に配置させて、ボルト12,17止めし、所定のインフレーター作動用の制御装置から延びる図示しないリード線を、インフレーター14に結線し、フロントピラーガーニッシュ4やルーフヘッドライニング5をボディ1側のインナパネル2に取り付け、さらに、ピラーガーニッシュ6,7をボディ1側のインナパネル2に取り付ければ、頭部保護エアバッグ装置HMを車両Vに搭載することができる。
第2エアバッグ装置としての助手席用エアバッグ装置PMは、助手席前方のインストルメントパネル(以下、適宜、インパネと略す)3の上面3a側に搭載されるトップマウントタイプとして、乗員M(MP)を保護可能に膨張する隣接エアバッグとしての助手席用エアバッグ85(以下、適宜、エアバッグ85と略す)と、エアバッグ85の膨張用ガス
Gを供給するインフレーター83と、折り畳んだエアバッグ85とインフレーター83とを収納保持するケース82と、折り畳まれたエアバッグ85を覆うエアバッグカバー80と、を備えて構成されている。
エアバッグカバー80は、実施形態の場合、合成樹脂製として、インパネ3と一体的に形成され、膨張時のエアバッグ85に押されて前後両側に開く扉部80a,80bと、扉部80a,80bの周縁から下方に延びる四角筒形状の側壁部80cと、を備えて構成されている。
折り畳まれたエアバッグ85を収納する収納部位としてのケース82は、板金製として、上方を開放させた四角筒形状の周壁部(図符号省略)と底壁部(図符号省略)とを有した直方体形状として、底壁部側で、エアバッグ85とインフレーター83とを保持し、車両Vのインパネリンホースから延びる図示しないブラケットに保持されている。ケース82の周壁部には、エアバッグカバー80の側壁部80cを係止するフック(図符号省略)が形成されている。
エアバッグ85は、膨張完了形状を前端側を狭めた略四角錘台形状として、後面側を乗員MPの受止予定面85aとして、車外側O(窓W1側)の側面85b側を窓用エアバッグ20の端側膨張部35と干渉するように接触させる部位としている。
助手席用エアバッグ装置PMの車両Vへの搭載は、ケース82への取付治具(リテーナ)を内部に収納してエアバッグ85を折り畳んで、ケース82の底壁部上に載せ、ケース82の底壁部の下方からインフレーター83を挿入して、取付治具を利用して、エアバッグ85とインフレーター83とをケース82の底壁部に取付固定する。ついで、ケース82の周壁部を、所定のフックを利用して、インパネ3から延びるエアバッグカバー80の側壁部80cに連結させ、インパネ3を車両に取り付けるとともに、ケース82をインパネリンホースから延びる所定のブラケットに保持させ、さらに、インフレーター83にエアバッグ装置PMを作動させる制御装置から延びるリード線を接続させれば、助手席用エアバッグ装置PMを車両に搭載することができる。
頭部保護エアバッグ装置HMと助手席用エアバッグ装置PMとの車両Vへの搭載後において、車両Vの側面衝突時、斜突時、もしくは、ロールオーバー時には、制御装置からの作動信号を受けてインフレーター14が作動されて、インフレーター14から吐出される膨張用ガスGにより、窓用エアバッグ20が膨張し、フロントピラーガーニッシュ4とルーフヘッドライニング5との下縁4a,5aから構成されるエアバッグカバー9を押し開いて、下方へ突出しつつ、図1の二点鎖線や図3,4に示すように、窓W1,W2、フロントピラー部FP,センターピラー部CP、及び、リヤピラー部RPの車内側Iを覆うように、大きく膨張することとなる。
そしてこの時、例えば、車両Vの斜突時では、助手席用エアバッグ装置PMも制御装置からの作動信号を受けて、インフレーター83が作動され、インフレーター83から吐出される膨張用ガスGにより、助手席用エアバッグ85が膨張し、エアバッグカバー80の扉部80a,80bを押し開いて、収納部位としてのケース82から後方側に展開膨張し、後面側の受止予定面85aを乗員MPに正対させるように配置させて、大きく膨張することとなる。
この時、第1実施形態では、窓用エアバッグ20と助手席用エアバッグ85とは、図4に示すように、窓用エアバッグ20の膨張チャンバとしての端側膨張部35の車内側壁部22aと、助手席用エアバッグ85の側面85bとが接触する。
但し、第1実施形態では、予め、端側膨張部35が、隣接エアバッグとしての助手席用エアバッグ85とのラップ量Wr1、すなわち、容積減少率を、約12%として設定されている。
そして、第1実施形態では、膨張時の窓用エアバッグ20の膨張チャンバとしての端側膨張部35が、作動開始からの30ms後の内圧P1を30kpaとし、膨張時の助手席用エアバッグ85が、作動開始からの30ms後の内圧P2を50kpaとし、両者の作動開始の30ms後に、端側膨張部35と隣接エアバッグとしての助手席用エアバッグ85とが相互に干渉し合う状態としている。また、端側膨張部35は、容積V1を9リットルとしている。
すなわち、第1実施形態では、窓用エアバッグ20の膨張チャンバ35の内圧P1より、隣接エアバッグ85の内圧P2が大きく、P1<P2としている(既述の条件Aを満足している)。
そして、膨張チャンバ35の容積減少率が、
窓用エアバッグ20の隣接エアバッグ85との接触状態を維持した範囲内で、
既述の条件式Bの[1−{(大気圧+P1)/(大気圧+P2)}]×100(%)の値以下の12%としている。
すなわち、条件式Bに数値を入れてみると、大気圧が101kpaとすれば、
[1−{(101+30)/(101+50)}]×100(%)=13.2%とし、それ以下の12%の容積減少率としている。
ちなみに、上記の13.2%の容積減少率は、容積V1(9リットル)の体積が押し潰されて、変化後の容積をV2とすれば、ボイルの法則により、
(大気圧+30)×V1=(大気圧+50)×V2であり、
V2={(101+30)×9}/(101+50)=7.81リットルとなる。
換言すれば、膨張チャンバとしての端側膨張部35は、容積V1(9リットル)が容積V2とした7.81リットルまでの体積変化率(7.81/9=0.87となる)の87%に減少するまで(容積減少率としては13%)であれば、条件式Bの値となり、実施形態では、その値以下の約12%としている。
そのため、実施形態では、隣接エアバッグとしての助手席用エアバッグ85が、受止予定面85aをずらすような揺動を抑制して、好適に乗員MPを受け止めることがる。
したがって、実施形態の乗員保護装置SM1では、上記Aの内圧の条件と、上記Bの条件式の値以下として、窓用エアバッグとしてのエアバッグ20と隣接エアバッグとしての助手席用エアバッグ85とのラップ量Wr1、すなわち、端側膨張部35の容積減少率が設定されており、エアバッグ20がエアバッグ85と接触して膨張しても、エアバッグ85の揺動を好適に抑制することができて、助手席用エアバッグ85が、受止予定面85aにより、乗員MPを的確に受け止めて保護することができる。
第2実施形態の乗員保護装置SM2は、図5〜7に示すように、右ハンドルの車両VAに搭載されるものであって、乗員Mとしての運転者MDを保護するものであり、第1実施形態と同じ頭部保護エアバッグ装置HMと、運転席の前方に配置されるステアリングホイールSWに搭載される運転席用エアバッグ装置DMと、を備えて構成されている。
頭部保護エアバッグ装置HMは、第1実施形態と同じものであり、第2実施形態では、第1実施形態と同じ符号を付して説明を省略する。
運転席用エアバッグ装置DMは、ステアリングホイールSWの操舵時に把持するリング部Rの中央のボス部Bにおける上部側に配設されている。ステアリングホイールSWは、操舵時に把持する円環状のリング部Rと、リング部Rの中央に配置されて、ステアリングシャフトSSと連結されるボス部Bと、リング部Rとボス部Bとを連結する複数のスポーク部Sと、を備えて構成されている。
ボス部Bの上部の運転席用エアバッグ装置DMは、隣接エアバッグとしてのエアバッグ95と、エアバッグ95に膨張用ガスGを供給するインフレーター93と、折り畳まれたエアバッグ95とインフレーター93とを収納保持するケース92と、ボス部Bの上面側に配置されるパッドとしてのエアバッグカバー90と、を備えて構成されている。
エアバッグカバー90は、合成樹脂製として、エアバッグ95の膨張時に前方に押し開かれる扉部90aを備えるとともに、扉部90aの周縁から下方に延びる四角筒形状の側壁部90cを備えて構成されている。
ケース92は、上方を開放させた直方体形状として、底壁部にエアバッグ95とインフレーター93とを取付固定し、ステアリングホイールSWの所定の芯金部位に保持されている。
隣接エアバッグとしてのエアバッグ95は、膨張完了形状を楕円球状として、後面側を運転者MDを受け止める受止予定面95aとし、車外側O(窓W1側)の側面95bを膨張チャンバとしての端側膨張部35に接触させる部位としている。
そして、この乗員保護装置SM2では、膨張時の窓用エアバッグ20の膨張チャンバとしての端側膨張部35が、作動開始からの30ms後の内圧P1を30kpaとし、膨張時の運転席用エアバッグ95が、作動開始からの30ms後の内圧P2を50kpaとし、両者の作動開始の30ms後に、端側膨張部35と隣接エアバッグとしての運転席用エアバッグ95とが相互に干渉し合う状態として、さらに、接触時の端側膨張部35のエアバッグ95とのラップ量Wr2、すなわち、端側膨張部35の容積減少率を、12%と設定している。また、端側膨張部35は、容積V1を9リットルとしている。
すなわち、第1実施形態では、窓用エアバッグ20の膨張チャンバ35の内圧P1より、隣接エアバッグ95の内圧P2が大きく、P1<P2としている(既述の条件Aを満足している)。
そして、膨張チャンバ35の隣接エアバッグ85とのラップ量Wr2、すなわち、膨張チャンバ35の容積減少率が、
窓用エアバッグ20の隣接エアバッグ85との接触状態を維持した範囲内で、
既述の条件式Bの[1−{(大気圧+P1)/(大気圧+P2)}]×100(%)の値以下の12%としている。
すなわち、条件式Bに数値を入れてみると、大気圧が101kpaとすれば、
[1−{(101+30)/(101+50)}]×100(%)=13%とし、それ以下の12%の容積減少率としている。
そのため、第2実施形態の乗員保護装置SM2でも、上記Aの内圧の条件と、上記Bの条件式の値以下として、窓用エアバッグとしてのエアバッグ20と隣接エアバッグとしての運転席用エアバッグ95とのラップ量Wr2、すなわち、膨張チャンバ35の容積減少率が設定されており、エアバッグ20がエアバッグ95と接触して膨張しても、エアバッグ95の揺動を好適に抑制することができて、運転席用エアバッグ95が、受止予定面95aにより、乗員MDを的確に受け止めて保護することができる。
なお、実施形態では、膨張チャンバとしての端側膨張部35を、バッグ本体21の前端21c側に配置させる構成のエアバッグ20を例に採り説明しているが、膨張チャンバの配置位置は実施形態に限られるものではなく、隣接エアバッグと接触する部位であれば、その部位が、膨張チャンバとなる。
また、隣接エアバッグとしては、窓用エアバッグと接触するように膨張を完了させるエアバッグであれば、実施形態のような助手席用エアバッグ85や運転席用エアバッグ95に限られるものではなく、シートに装着されるサイドエアバッグ装置のエアバッグでもよく、第2エアバッグ装置としては、助手席用エアバッグ装置や運転席用エアバッグ装置の他に、サイドエアバッグ装置等の種々のものが適用可能となる。
20…窓用エアバッグ、35…(膨張チャンバ)端側膨張部、85…(隣接エアバッグ)助手席用エアバッグ、95…(隣接エアバッグ)運転席用エアバッグ、
V…車両、W1…(前)窓、W2…(後)窓、WU…上縁、I…車内側、G…膨張用ガス、Wr1,Wr2…ラップ量、M…乗員、MP…(助手席搭乗者)乗員、MD…(運転者)乗員、
HM…(第1エアバッグ装置)頭部保護エアバッグ装置、PM…(第2エアバッグ装置)助手席用エアバッグ装置、DM…(第2エアバッグ装置)運転席用エアバッグ装置、SM1,SM2…乗員保護装置。

Claims (3)

  1. 車両の車内側における窓の上縁側に折り畳まれて収納され、膨張用ガスの流入時に前記窓の車内側を覆うように下方に展開膨張して乗員を保護する窓用エアバッグを有した第1エアバッグ装置と、
    該第1エアバッグ装置の近傍に配設されて、作動時、膨張を完了させた前記窓用エアバッグと接触するように膨張を完了させて乗員を保護する隣接エアバッグを有した第2エアバッグ装置と、
    を備えて構成される乗員保護装置であって、
    膨張完了時の前記窓用エアバッグと前記隣接エアバッグとが、
    前記窓用エアバッグの前記隣接エアバッグとの接触時における接触部位の膨張チャンバの内圧をP1とし、該膨張チャンバとの接触時の前記隣接エアバッグの内圧をP2として、
    A.
    P1<P2とし、
    B.
    前記膨張チャンバの容積減少率を、
    前記窓用エアバッグの前記隣接エアバッグとの接触状態を維持した範囲内で、
    [1−{(大気圧+P1)/(大気圧+P2)}]×100(%)以下、
    とした条件を満たして、
    設定されていることを特徴とする乗員保護装置。
  2. 前記第2エアバッグ装置の前記隣接エアバッグが、
    助手席に着座した乗員を保護可能として、助手席前方の部位に折り畳まれて収納され、膨張用ガスの流入時に、収納部位から後方側に展開膨張して、膨張完了時の前記窓用エアバッグの前端側の膨張チャンバに接触する助手席用エアバッグ、
    として構成されていることを特徴とする請求項1に記載の乗員保護装置。
  3. 前記第2エアバッグ装置の前記隣接エアバッグが、
    運転席に着座した乗員を保護可能として、運転席前方の部位に折り畳まれて収納され、膨張用ガスの流入時に、収納部位から後方側に展開膨張して、膨張完了時の前記窓用エアバッグの前端側の膨張チャンバに接触する運転席用エアバッグ、
    として構成されていることを特徴とする請求項1に記載の乗員保護装置。
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