JP6484537B2 - 媒体搬送装置および印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、媒体を搬送するローラを備えた媒体搬送装置および印刷装置に関する。
従来の媒体搬送装置は、上下方向に移動自在に配設された搬送ローラ軸と、複数箇所において搬送ローラ軸を押し付ける押付部材と、その押付部材を媒体の搬送路に向けて付勢する付勢部材とを備え、媒体により押付部材の一部が押し上げられるのに伴って全体が押し上げられ、押付部材は搬送ローラ軸を媒体の幅方向にわたって一様の押付力で押し付け、媒体の搬送力にむらが発生するのを防止するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−345793号公報
しかしながら、従来の技術においては、一部の搬送ローラが摩耗等の劣化により媒体の搬送力が低下した場合、媒体の搬送方向における左右の搬送力が不均等となり搬送される媒体に斜行が発生してしまうが、オペレータは搬送ローラの搬送力を容易に調整することができないという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、オペレータの操作により搬送ローラの搬送力を容易に調整できるようにすることを目的とする。
そのため、本発明は、媒体を挟持して搬送する搬送部材を有する媒体搬送装置において、第1の回転軸に配列された複数の第1の回転体を有する第1の搬送部材と、第2の回転軸に配列された複数の第2の回転体を有し、それぞれの前記第2の回転体がそれぞれの前記第1の回転体と対向配置された第2の搬送部材と、前記第1の回転軸と前記第2の回転軸との距離を調整する調整部と、を有し、前記調整部は、前記第1の回転軸と前記第2の回転軸とを接近または離間させる操作部材と、前記第1の回転軸を前記第2の回転軸から離間する方向に付勢する付勢部材と、前記第1の回転軸と当接する当接部および前記当接部の反対側に第1の傾斜部が形成された当接部材と、を有し、前記操作部材は、摺動可能に設けられ、前記当接部材の第1の傾斜部と接触し、前記第1の回転軸を前記第2の回転軸に対して移動させる第2の傾斜部を有することを特徴とする。
このようにした本発明は、オペレータの操作により搬送ローラの搬送力を容易に調整することができるという効果が得られる。
第1の実施例における媒体搬送装置の調整部の側断面図 第1の実施例における印刷装置の外観斜視図 第1の実施例における媒体搬送装置の外観斜視図 第1の実施例における媒体搬送装置の側面図 第1の実施例における調整部の平面図 第1の実施例における調整部の動作の説明図 第1の実施例におけるフィードローラの押圧力の説明図 第2の実施例における媒体搬送装置の外観斜視図 第2の実施例における媒体搬送装置の側面図 第2の実施例におけるギアの説明図 第2の実施例におけるギア調整部の説明図
以下、図面を参照して本発明による媒体搬送装置および印刷装置の実施例を説明する。
図3は第1の実施例における媒体搬送装置の外観斜視図、図4は第1の実施例における媒体搬送装置の側面図である。なお、図3は媒体搬送装置の上部側の図4に示す用紙搬送方向における上流側のフィードローラ対(101、111)を削除した外観斜視図となっている。
図3および図4において、媒体搬送装置1は、搬送部材としてのフィードローラで媒体Pを挟持して搬送するものであり、例えば図2に示すプリンタ等の印刷装置2に備えられるものである。なお、本実施例では、媒体搬送装置1はプリンタに備えられた例で説明する。
媒体搬送装置1は、フィードローラFL(フロントロワ)101およびフィードローラRL(リアロワ)102と、フィードローラFU(フロントアッパ)111およびフィードローラRU(リアアッパ)112と、調整部18とを有している。
第2の搬送部材としてのフィードローラFL101およびフィードローラRL102並びに第1の搬送部材としてのフィードローラFU111およびフィードローラRU112は、剛性の高い金属製の軸部と、軸部の延伸方向に複数配列されて設けられたローラ部とを有している。
フィードローラFL101およびフィードローラRL102は、フィードローラFU111およびフィードローラRU112と対向配置され、フィードローラFU111およびフィードローラRU112のローラ部との間で媒体Pを挟持して搬送する搬送部材(搬送手段)である。フィードローラFL101およびフィードローラRL102は、フィードローラFU111およびフィードローラRU112との間で形成される媒体搬送路(媒体搬送路面)の下側に配置されている。
フィードローラFL101は、図中矢印Aが示す媒体搬送方向における印字ヘッド3およびプラテン4の上流側に配設され、フィードローラRL102は、図中矢印Aが示す媒体搬送方向における印字ヘッド3およびプラテン4の下流側に配設されている。
フィードローラFU111およびフィードローラRU112は、フィードローラFL101およびフィードローラRL102と対向配置され、フィードローラFL101およびフィードローラRL102のローラ部との間で媒体Pを挟持して搬送する搬送部材(搬送手段)である。フィードローラFU111およびフィードローラRU112は、フィードローラFL101およびフィードローラRL102との間で形成される媒体搬送路の上側に配置されている。
フィードローラFU111は、図中矢印Aが示す媒体搬送方向における印字ヘッド3の上流側に配設され、フィードローラRU112は、図中矢印Aが示す媒体搬送方向における印字ヘッド3の下流側に配設されている。
なお、印字ヘッド3と、プラテン4との間は、所定の隙間が形成され、媒体Pを搬送する媒体搬送路を形成するとともに、所定の押圧力で印字ヘッド3のヘッドピンを媒体Pに押圧して印刷を行うことができるようになっている。
このように、媒体搬送装置1は、印字部(印字ヘッド3およびプラテン4)を挟んで媒体搬送路の媒体搬送方向における上流側に配置したフロントフィードローラ対としてのフィードローラFL101およびフィードローラFU111と、下流側に配置したリアフィードローラ対としてのフィードローラRL102およびフィードローラRU112とで媒体Pを挟持しながら回転させ、媒体Pを搬送する。なお、本実施例では、媒体搬送路に、搬送手段としてのフィードローラ対を2つ配置した例で説明するが、フィードローラ対を3つ以上配置するようにしても良い。
フィードローラFL101およびフィードローラRL102の第2の回転軸としての軸部(121、122)に配列された複数の第2の回転体としてのローラ部(101a、102a)と、フィードローラFU111およびフィードローラRU112の第1の回転軸としての軸部(131、132)に配列された複数の第1の回転体としてのローラ部(111a、112a)とは、それぞれ対向配置され、押圧されて接触している。
フィードローラFL101およびフィードローラRL102は、図4に示すように、テンションプレート14に回転可能に支持されている。また、テンションプレート14は、装置フレームの軸受部15に回転可能に支点部16で支持されている。テンションプレート14の下方には、図中矢印Dが示す方向に付勢するテンションスプリング17が備えられ、その弾性力により、フィードローラFL101およびフィードローラRL102を、軸部(121、122)の両端部が支持されているフィードローラFU111およびフィードローラRU112に押圧力を加えている。
本実施例では、フィードローラFL101およびフィードローラRL102から押圧力を受けるフィードローラFU111およびフィードローラRU112は、その少なくとも一方に、軸部131または軸部132の支持位置をオペレータの操作により調整可能にする調整部18が設けられている。
したがって、調整部18が設けられているフィードローラFU111またはフィードローラRU112は、軸部131または軸部132の両端部が調整部18に支持されているため、軸部131または軸部132を移動させることにより、フィードローラFU111またはフィードローラRU112に対する少なくとも一方のフィードローラFL101またはフィードローラRL102の押圧力を調整することができるようになっている。
なお、以下の説明では、調整部18は、フィードローラFU111およびフィードローラRU112のうち、媒体搬送方向における下流側のフィードローラRU112に対するフィードローラRL102の押圧力を調整するものとして説明する。
調整部18は、図3に示すように、図中矢印Aが示す媒体搬送方向における印字ヘッド3の下流側の媒体搬送方向と直交する方向の一方の側部に配設されたものである。
本実施例では、調整部18は、媒体搬送方向における左側に配置された例で説明する。これは、フィードローラRL102とフィードローラRU112を回転駆動させるギアが媒体搬送方向における右側に配置されているためであり、ギアが左側に配置されている場合は、調整部18を媒体搬送方向における右側に配置するようにしても良い。
このように、調整部18は、ギア列が設けられたフィードローラRU112の軸部132およびフィードローラRL102の軸部122の端部と反対側の軸部132および軸部122の端部に設けられている。
なお、本実施例の印刷装置2は、印字ヘッド3と、印刷する媒体Pとの間の距離を所定の距離に調整するギャップ調整部としてのヘッドギャップ自動調整部を備えている。
このヘッドギャップ自動調整部は、プラテン4がバネ等の付勢部材で図中矢印Dが示す印字ヘッド3の方向に付勢されており、印字ヘッド3の先端部には媒体Pと接触するガイド部が設けられており、そのガイド部と印字ヘッド3のピンとの間には所定の間隙(ヘッドギャップ)が確保できる構造になっている。つまり、ヘッドギャップ自動調整部は、媒体Pが印字ヘッド3とプラテン4との間に挿入されると印字ヘッド3の位置は変化せず、プラテン4が印字ヘッド3から離間する、所謂メディア(媒体)の厚さに応じてプラテン4が印字ヘッド3から離間するメディアフォローヘッドギャップ調整を行うものである。
図1は第1の実施例における媒体搬送装置の調整部の側断面図である。
図1において、調整部18は、フィードローラRU112をフィードローラRL102に接近または離間させてフィードローラRU112のフィードローラRL102に対する押圧力を調整するものである。
より具体的には、調整部18は、軸部122の端部と軸部132の端部との距離を調整してフィードローラRL102のローラ部102aとフィードローラRU112のローラ部112aとの押圧力を調整するものである。
調整部18は、フィードローラRU112の軸部132が延伸する方向の一端部に設けられたものである。また、調整部18は、オペレータが操作し易く、かつ調整値が視認可能な位置に設けられる。なお、本実施例では、ギアと反対側の媒体搬送方向における左側に設けられている。
調整部18は、シートガイドロワ21と、プレッシャスプリング22と、ブッシュ23と、スライダ24と、アッパフレーム26と、ネジ27と、ノブ29とを有している。
シートガイドロワ21は、搬送される媒体の上面を案内するとともに、軸部132の媒体搬送方向(矢印Aが示す方向)における前後方向の移動を規制する部材である。
付勢部材としてのプレッシャスプリング22は、一端部がシートガイドロワ21に設けられ、他端部が軸部132と接触し、軸部132を軸部122から離間する方向に付勢するものである。したがって、プレッシャスプリング22は、フィードローラRU112をフィードローラRL102から離れる方向に付勢する付勢手段である。
当接部材としてのブッシュ23は、プレッシャスプリング22により付勢された軸部132と当接する当接部を有し、軸部132を受ける部材である。また、ブッシュ23は、軸部132と当接する当接部の反対側に、スライダ24と接触する傾斜部(第1の傾斜部)23aが形成されている。この傾斜部23aは、図中矢印Aが示す媒体搬送方向における上流側から下流側に向かってフィードローラRL102に接近する方向に傾斜する傾斜面である。
ブッシュ23は、媒体搬送路面と直交する方向にシートガイドロワ21との間で摺動可能になっている。また、ブッシュ23は、媒体搬送方向における両端部がシートガイドロワ21に接触しており、媒体搬送方向における前後方向の移動および回転が規制されている。
操作部材としてのスライダ24は、図中矢印Aが示す媒体搬送方向およびその反対方向に摺動可能に設けられ、ブッシュ23の押圧を受けるものである。また、スライダ24は、ブッシュ23の傾斜部23aと接触する傾斜部(第2の傾斜部)24aが形成されている。この傾斜部24aは、図中矢印Aが示す媒体搬送方向における上流側から下流側に向かってフィードローラRL102に接近する方向に傾斜する傾斜面である。したがって、傾斜部24aは、ブッシュ23の傾斜部23aと接触してフィードローラRU112の軸部132をフィードローラRL102の軸部122に対して移動させるものである。
スライダ24は、媒体搬送路面と略平行にシートガイドロワ21およびアッパフレーム26との間で摺動可能になっている。また、スライダ24は、媒体搬送路面と直交する方向の上面がアッパフレーム26に、下面がシートガイドロワ21にそれぞれ接触しており、媒体搬送路面と直交する方向の移動および回転が規制されている。
また、スライダ24は、アッパフレーム26に形成された開口部26aから突出するノブ29が形成されており、媒体搬送方向における前後方向に移動可能であるが、ノブ29がアッパフレーム26の開口部26aの端部に当接することにより、移動範囲が規制される。オペレータは、ノブ29を操作することにより、スライダ24を移動させることができるようになっている。
スライダ24は、媒体搬送方向に移動することにより、傾斜部24aと、ブッシュ23の傾斜部23aとの作用により、軸部132をフィードローラRL102の軸部122に接近する方向に移動させ、フィードローラRU112をフィードローラRL102に接近させてフィードローラRU112のフィードローラRL102に対する押圧力を強くする。
また、スライダ24は、媒体搬送方向と反対の方向に移動することにより、傾斜部24aと、ブッシュ23の傾斜部23aとの作用により、軸部132をフィードローラRL102の軸部122から離間する方向に移動させ、フィードローラRU112をフィードローラRL102から離間させてフィードローラRU112のフィードローラRL102に対する押圧力を弱くする。
アッパフレーム26は、シートガイドロワ21との間でスライダ24を摺動可能に保持する部材である。このアッパフレーム26には、媒体搬送方向における前後方向に伸びる貫通孔としての開口部26aが形成され、スライダ24のノブ24aをアッパフレーム26の上面から突出させている。したがって、オペレータは、ノブ24aを操作することにより、スライダ24を媒体搬送方向における前後方向に移動させることができる。
規制部材としてのネジ27は、アッパフレーム26とシートガイドロワ21との間で挟んだスライダ24を固定し、スライダ24の摺動を規制するものである。このネジ27により、スライダ24の位置を固定し、フィードローラRU112のフィードローラRL102に対する押圧力を経時的に変化しないようにすることができる。
なお、スライダ24を固定する手段は、ネジ27に限られることなく、スライダ24とアッパフレーム26との間にディテント機構またはロック機構等を設けるようにしても良い。
図5は第1の実施例における調整部の平面図である。
図5において、目盛30は、アッパフレーム26の開口部26aの長手方向に沿って形成されたものである。オペレータは、目盛30とノブ29の位置とにより調整値を容易に視認することができるようになっている。
また、オペレータは、ノブ29を図中矢印B1が示す媒体搬送方向に移動することにより、図1に示すスライダ24の傾斜部24aと、ブッシュ23の傾斜部23aとの作用により、軸部132をフィードローラRL102に接近する方向に移動させ、フィードローラRU112をフィードローラRL102に接近させてフィードローラRU112のフィードローラRL102に対する押圧力を強くすることができる。
また、オペレータは、ノブ29を図中矢印B2が示す媒体搬送方向と反対の方向に移動することにより、図1に示すスライダ24の傾斜部24aと、ブッシュ23の傾斜部23aとの作用により、軸部132をフィードローラRL102から離間する方向に移動させ、フィードローラRU112をフィードローラRL102から離間させてフィードローラRU112のフィードローラRL102に対する押圧力を弱くすることができる。
上述した構成の作用について説明する。
まず、オペレータは、媒体搬送装置で搬送する媒体に斜行が発生した際に、媒体搬送方向における左または右のいずれかが遅れて搬送されるかを確認し、調整部を操作してフィードローラRUのフィードローラRLに対する押圧力を調整するものとする。
オペレータが操作する調整部の動作を図6の第1の実施例における調整部の動作の説明図に基づいて説明する。
図6(a)は、調整部18のスライダ24のノブ29がアッパフレーム26の開口部26aの長手方向における略中間の位置している状態を示している。この状態では、ノブ29は、図中矢印B0が示すように、媒体搬送方向の前後方向の双方向に移動可能なっている。また、フィードローラRU112の軸部132は、図中矢印C0が示すように、フィードローラRL102に対して接近または離間が可能になっている。
図6(b)に示すように、ノブ29を操作し、スライダ24を図中矢印B1が示す媒体搬送方向に移動させると、スライダ24の傾斜部24aとブッシュ23の傾斜部23aの作用により、フィードローラRU112の軸部132がフィードローラRL102から離間する図中矢印C1が示す上方へ移動する。したがって、フィードローラRU112のフィードローラRL102に対する押圧力は弱くなる。

一方、図6(c)に示すように、ノブ29を操作し、スライダ24を図中矢印B2が示す媒体搬送方向の反対方向に移動させると、スライダ24の傾斜部24aとブッシュ23の傾斜部23aの作用により、フィードローラRU112の軸部132がフィードローラRL102に接近する図中矢印C2が示す下方へ移動する。したがって、フィードローラRU112のフィードローラRL102に対する押圧力は強くなる。
このように、ノブ29を操作し、スライダ24を移動させることにより、フィードローラRU112のフィードローラRL102に対する押圧力を調整することができるようになっている。
次に、調整部を操作して調整したときのフィードローラRUのフィードローラRLに対する押圧力を図7の第1の実施例におけるフィードローラの押圧力の説明図に基づいて説明する。なお、図7は媒体搬送方向の上流側からフィードローラRL102およびフィードローラRU112を見た図である。
図7において、フィードローラRL102の軸部の両端部は、テンションスプリング(図4に示すテンションスプリング17)により所定の押圧力DでフィードローラRU112側に付勢されている。
調整部のノブを操作し、図6(b)に示すように、フィードローラRU112の軸部132をフィードローラRL102から離間する上方へ移動させると、図7(a)に示すように、フィードローラRU112の左端部の軸部132がフィードローラRL102から離間する上方へ移動し、フィードローラRU112がフィードローラRL102から受ける押圧力は左側ほど弱く、右側ほど強くなる。
例えば、左からフィードローラRU112のローラ部112a、112b、112c、112d、112e、112fが配設され、フィードローラRL102のローラ部102a、102b、102c、102d、102e、102fが対向して配設されている場合、フィードローラRL102から受ける押圧力は、最右端のローラ部112fが最も強くなり、ローラ部112e、112d、112c、112bの順で弱くなり、最左端のローラ部112aが最も弱くなる。
フィードローラRU112のローラ部112a、112b、112c、112d、112e、112fがフィードローラRL102のローラ部102a、102b、102c、102d、102e、102fから受ける押圧力が左側ほど弱く、右側ほど強くなると、最左端のローラ部112aとローラ部102aとの当接部のニップ量(潰れ量)が最も減少して媒体の搬送力が最も弱くなり、また最右端のローラ部112fとローラ部102fとの当接部のニップ量(潰れ量)が最も増加し、媒体の搬送力が最も強くなる。
したがって、媒体を搬送した際、媒体が媒体搬送方向における右側に斜行する場合の斜行を抑制することができる。
一方、図6(c)に示すように、フィードローラRU112の軸部132をフィードローラRL102に接近する下方へ移動させると、図7(b)に示すように、フィードローラRU112の左端部の軸部132がフィードローラRL102へ接近する下方へ移動し、フィードローラRU112がフィードローラRL102から受ける押圧力は左側ほど強く、右側ほど弱くなる。
例えば、左からフィードローラRU112のローラ部112a、112b、112c、112d、112e、112fが配設され、フィードローラRL102のローラ部102a、102b、102c、102d、102e、102fが対向して配設されている場合、フィードローラRL102から受ける押圧力は、最右端のローラ部112fが最も弱くなり、ローラ部112e、112d、112c、112bの順で強くなり、最左端のローラ部112aが最も強くなる。
フィードローラRU112のローラ部112a、112b、112c、112d、112e、112fがフィードローラRL102のローラ部102a、102b、102c、102d、102e、102fから受ける押圧力が左側ほど強く、右側ほど弱くなると、最左端のローラ部111とローラ部101との当接部のニップ量(潰れ量)が最も増加して媒体の搬送力が最も強くなり、また最右端のローラ部112fとローラ部102fとの当接部のニップ量(潰れ量)が最も減少し、媒体の搬送力が最も弱くなる。
したがって、媒体を搬送した際、媒体が媒体搬送方向における左側に斜行する場合の斜行を抑制することができる。
このように、本実施例では、媒体を搬送した際、媒体が媒体搬送方向における右側に斜行する場合、図6(b)に示すように、ノブ29を操作し、スライダ24を図中矢印B1が示す媒体搬送方向に移動させ、媒体が媒体搬送方向における左側に斜行する場合、図6(c)に示すように、ノブ29を操作し、スライダ24を図中矢印B2が示す媒体搬送方向の反対方向に移動させて媒体の斜行を抑制することができる。
また、図5に示すように、目盛30を目安にしてノブ29の位置を決定し、定量的にフィードローラRL102およびフィードローラRU112による左右の搬送力を調整することが可能である。
適切に搬送力を調整した後は、図6に示すように、スライダ24をネジ27で固定し、媒体搬送装置の振動や衝撃で変化しないように、恒久的に固定する。
なお、フィードローラRL102およびフィードローラRU112による媒体の搬送力が経時的に変化した場合、ネジ27を緩めて搬送力の調整を行うことも可能である。また、保守により部品の交換等を行った場合、ノブ29の位置を目盛30に記録しておくことにより、再調整を行うことなく、スライダ24を元の位置に戻すこともできる。
このように、本実施例では、媒体搬送方向における印字ヘッドおよびプラテンの下流のフィードローラRU112のそれぞれのローラ部がフィードローラRL102のそれぞれのローラ部から受ける押圧力を調整してフィードローラRL102およびフィードローラRU112の軸方向における搬送力を調整することにより、一部のフィードローラの摩耗等の経年変化により媒体の搬送力が低下した場合であっても、挟持して搬送する媒体の斜行を抑制することができる。
本実施例において、媒体搬送方向における印字ヘッドおよびプラテンの下流のフィードローラRL102およびフィードローラRU112の軸方向における搬送力を調整するのは、印字ヘッドとプラテンとの間は所定の隙間で形成されているので、図4に示す矢印Aが示す媒体搬送方向と反対の図中矢印Fが示す方向に負荷が発生するためであり、媒体を引っ張るフィードローラRL102およびフィードローラRU112の軸方向における搬送力を調整することにより、媒体の斜行を抑制する効果が高くなるためである。また、媒体の搬送に大きく影響する、媒体搬送方向における印字部(印字ヘッドとプラテン)の下流、すなわち媒体を引っ張るフィードローラRL102およびフィードローラRU112の搬送力を調整することにより、媒体の搬送力の低下を解消することができる。
また、オペレータが調整部18に設けられたスライダ24を操作することにより、容易にフィードローラRL102およびフィードローラRU112の軸方向における搬送力を調整することができる。
なお、本実施例では、調整部18を媒体搬送方向における一方の側部に配置するものとして説明したが、両側部に設けるようにしても良い。
また、調整部18を媒体搬送方向における印字ヘッドおよびプラテンの下流のフィードローラRL102およびフィードローラRU112の搬送力を調整するものとして説明したが、印字ヘッドおよびプラテンの上流のフィードローラFL101およびフィードローラFU111の搬送力を調整するようにしても良い。
さらに、フィードローラRL102およびフィードローラRU112並びにフィードローラFL101およびフィードローラFU111の搬送力を調整するようにしても良い。
以上説明したように、第1の実施例では、媒体搬送方向における印字ヘッドおよびプラテンの下流のフィードローラRUのそれぞれのローラ部がフィードローラRLのそれぞれのローラ部から受ける押圧力を調整してフィードローラRLおよびフィードローラRUの軸方向における搬送力を調整することにより、挟持して搬送する媒体の斜行を抑制することができるという効果が得られる。
また、調整部に設けられたスライダを操作することにより、容易にフィードローラRLおよびフィードローラRUの軸方向における搬送力を調整することができるという効果が得られる。
さらに、上流側のローラ対であるフィードローラFLおよびフィードローラFUと、印字ヘッドおよびプラテンで構成された印字部と、上流側のローラ対であるフィードローラRLおよびフィードローラRUとの間で、媒体を屈曲させることなく、略直線状に搬送することができ、印字部近傍で媒体への搬送負荷を軽減することができるという効果が得られる。
第2の実施例の構成は、第1の実施例の構成にギアの噛合わせを調整するギア調整部を付加した構成としている。なお、上述した第1の実施例と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図8は第2の実施例における媒体搬送装置の外観斜視図である。
図8において、媒体搬送装置1は、スペースユニット31と、搬送ユニット32とに分割されて構成されている。本実施例では、媒体搬送装置1は、図中矢印Aが示す媒体搬送方向における両側部に調整部を備え、一方の端部(ギア列の反対側)に第1の実施例で説明した調整部18(図1および図5参照)が設けられ、他方の端部(ギア列側)にギア調整部としてのギア調整部19が設けられている。
ギア調整部19は、後述する(図9参照)LFギアアッパ45とLFギアロワ47との噛合いを調整するものである。
なお、ギア調整部19は、図1および図5、図6に示す第1の実施例の調整部18と同様の構成なので説明を省略する。
第1の支持体としてのスペースユニット31は、図1に示すフィードローラRU112の軸部132を支持するものである。スペースユニット31は、回転軸34を中心に回転可能であり、セット位置およびリセット位置の各位置で回転規制手段により固定される。
第2の支持体としての搬送ユニット32は、スペースユニット31を回転軸34で回動可能に支持し、フィードローラRL102の軸部132を支持するものである。
セット位置は、図8(a)に示すように、スペースユニット31と、搬送ユニット32とが閉じた状態の位置であり、媒体に印刷を行う場合の位置である。
リセット位置は、図8(b)に示すように、スペースユニット31が、搬送ユニット32に対して開いた状態の位置であり、インクリボンの交換や媒体の詰まりの解除等、オペレータにより操作を行う場合の位置である。
なお、媒体搬送装置1は、回転規制手段としてのロックレバー35を備え、ロックレバー35でスペースユニット31の回転を規制してスペースユニット31をセット位置またはリセット位置に固定できるようになっている。
図9は第2の実施例における媒体搬送装置の側面図であり、媒体搬送装置の駆動機構部を表している。なお、図9は、図中矢印Aが示す媒体搬送方向における右側の媒体搬送装置1の側面図である。
また、図10は第2の実施例におけるギアの説明図である。図10(a)はスペースユニット31がセット位置、図10(b)はスペースユニット31がリセット位置にある状態を表している。
図9および図10において、媒体搬送装置1の一方の側部(本実施例では、媒体搬送方向における右側)に、フィードローラRL102およびフィードローラRU112を駆動するギア列としてLF(Line Feed)ギアアッパ45と、LFギアロワ47と、アイドルギアA48と、アイドルギアB49と、LFモータギア50とが配置されている。
第1のギアとしてのLFギアアッパ45は、図8に示す調整部18に対して反対側(ギア調整部19側)のフィードローラRU112の軸部132の端部に設けられたものである。このLFギアアッパ45は、フィードローラRU112の軸部132に嵌合し、軸部132の回転とともに回転するギアである。LFギアアッパ45は、軸部132が延伸する方向に移動可能に構成され、またギアスプリング46の付勢力により、図中矢印Gが示すLFギアロワ47と噛合う方向に付勢されている。
第2のギアとしてのLFギアロワ47は、図8に示す調整部18に対して反対側(ギア調整部19側)のフィードローラRL102の軸部122に設けられ、フィードローラRL102の軸部122の回転とともに回転するギアである。
図10に示す、ギア移動部材としてのギアスライド43は、スペースユニット31の回動を軸部132が延伸する方向へ移動する動力に変換するギア列やリンク機構などが備えられて構成されており、スペースユニット31の回転と連動してLFギアアッパ45を軸部132が延伸する方向へ移動させるものである。
ギアスライド43は、スペースユニット31と搬送ユニット32とが開けられた場合、LFギアアッパ45をLFギアロワ47と噛合わない位置へ移動させ、スペースユニット31と搬送ユニット32とが閉じられた場合、LFギアアッパ45をLFギアロワ47と噛合う位置へ移動させる。
図10(b)に示すスペースユニット31がリセット位置に配置されている場合、ギアスライド43により、LFギアアッパ45がLFギアロワ47と噛合わない位置で停止し、図10(a)に示すスペースユニット31がセット位置に配置されている場合、ギアスライド43により、LFギアアッパ45がLFギアロワ47と噛合う位置で停止する。
ギアスライド43は、スペースユニット31がリセット位置からセット位置に移動するとき、セット位置の直前でLFギアアッパ45をLFギアロワ47と噛合う位置へ移動させる部材である。このようにギアスライド43は、スペースユニット31がリセット位置からセット位置に移動した際、LFギアアッパ45と、LFギアロワ47とが衝突して破損しないようにしている。
LFモータギア50は、駆動源としてのLFモータの回転軸に取り付けられ、アイドルギアB49およびアイドルギアA48を介してLFギアアッパ45と、さらにLFギアロワ47とに連結されている。LFモータギア50は、LFモータの回転駆動により、フィードローラRL102およびフィードローラRU112を回転させ、用紙の搬送を可能にしている。
上述した構成の作用について説明する。
ギア調整部によるギア調整を図11の第2の実施例におけるギア調整部の説明図に基づいて説明する。
まず、図11(a)に示すように、スペースユニット31をリセット位置に配置した状態において、LFギアアッパ45およびLFギアロワ47等のLFギア列の反対側の図5に示す調整部18のスライダ24は調整範囲の中央に位置させ、LFギア列側のギア調整部19のスライダ52はフィードローラRU112の軸の高さが最も低くなる媒体搬送方向における後方(図11(a)の矢印B1が示す方向)に位置させる。なお、図11(a)の矢印B1が示す方向は、図6(b)の矢印B1が示す方向と同じ方向である。
次に、図11(b)に示すように、スペースユニット31をリセット位置からセット位置に移動させると、LFギアアッパ45がLFギアロワ47と噛み合う位置に移動しようとする。このとき、予めLFギアアッパ45とLFギアロワ47の距離が狭くなる位置になっているので、各ギアの側面が当たった状態で停止する。
次に、LF駆動系のギアに連結されているプラテンノブ53を手動で前後に回転させながら、徐々に、LFギアアッパ45がLFギアロワ47から離れる様にギア調整部19のスライダ52を媒体搬送方向における後方から前方(図11(b)の矢印B2が示す方向)に移動させる。LFギアアッパ45及びLFギアロワ47は平歯車なので噛み合いが適正な位置に来ると、ギアスプリング46の付勢力によりLFギアアッパ45がLFギアロワ21と噛み合う位置(図中矢印Gが示す方向)に自動的に移動する。なお、図11(b)の矢印B2が示す方向は、図6(c)の矢印B2が示す方向と同じ方向である。
図11(c)に示すように、この位置でギア調整部19のスライダ52をネジ54で固定して、ギアの噛み合わせの調整が完了する。なお、調整時LF駆動ギア系をプリンタの制御により回転動作させても良い。
ギアの噛み合わせ調整が完了した後は、LFギア列の反対側の図5に示す第1の実施例の調整部18のスライダ24で媒体搬送力の調整を行う。
ギアの噛み合わせ調整が完了した後に、調整部18による媒体搬送力の調整を行うのは、媒体搬送力の調整を行った後に、ギアの噛み合わせ調整を行うと、ギア列側のフィードローラRU112の軸部132の上下移動により媒体搬送力が変わってしまうからである。
なお、媒体搬送精度の低下に対して、第1の実施例と同様にオペレータが自ら調整可能である。
このように、本実施例では、搬送ユニット32に対して回転可能に設けられたスペースユニット31がセット位置に配置されると、ギアスライド43でLFギアアッパ45がLFギアロワ47と噛合う位置に調整するようにしたことにより、LFモータの回転駆動を確実にフィードローラRU112に伝達することができるため、媒体の搬送を安定して行うことができる。
また、搬送ユニット32に対して回転可能に設けられたスペースユニット31がリセット位置に配置されると、ギアスライド43によりLFギアアッパ45がLFギアロワ47と噛合わない位置で停止し、スペースユニット31がセット位置に配置されている場合、ギアスライド43によりLFギアアッパ45がLFギアロワ47と噛合う位置で停止するようにしたことにより、LFギアアッパ45とLFギアロワ47の衝突を防止し、破損を防止することができる。
以上説明したように、第2の実施例では、第1の実施例の効果に加え、モータの回転駆動を確実にフィードローラRUに伝達することができ、媒体の搬送を安定して行うことができるという効果が得られる。
また、ギアの衝突を防止し、ギアの破損を防止することができるという効果が得られる。
なお、第1の実施例および第2の実施例では、媒体搬送装置をプリンタに備えた例で説明したが、それに限られることなく、複写機、ファクシミリ装置、または複合機(MFP)等の印刷装置に備えるようにしても良い。
1 媒体搬送装置
3 印字ヘッド
4 プラテン
101 フィードローラFL
102 フィードローラRL
111 フィードローラFU
112 フィードローラRU
121、122、131、132 軸部
14 テンションプレート
15 軸受部
17 テンションスプリング
18 調整部
19 ギア調整部
21 シートガイドロワ
22 プレッシャスプリング
23 ブッシュ
24、52 スライダ
26 アッパフレーム
27、54 ネジ
30 目盛
31 スペースユニット
32 搬送ユニット
34 回転軸
35 ロックレバー
45 LFギアアッパ
47 LFギアロワ
50 LFモータギア

Claims (9)

  1. 媒体を挟持して搬送する搬送部材を有する媒体搬送装置において、
    第1の回転軸に配列された複数の第1の回転体を有する第1の搬送部材と、
    第2の回転軸に配列された複数の第2の回転体を有し、それぞれの前記第2の回転体がそれぞれの前記第1の回転体と対向配置された第2の搬送部材と、
    前記第1の回転軸と前記第2の回転軸との距離を調整する調整部と、
    を有し、
    前記調整部は、
    前記第1の回転軸と前記第2の回転軸とを接近または離間させる操作部材と、
    前記第1の回転軸を前記第2の回転軸から離間する方向に付勢する付勢部材と、
    前記第1の回転軸と当接する当接部および前記当接部の反対側に第1の傾斜部が形成された当接部材と、
    を有し、
    前記操作部材は、摺動可能に設けられ、前記当接部材の第1の傾斜部と接触し、前記第1の回転軸を前記第2の回転軸に対して移動させる第2の傾斜部を有することを特徴とする媒体搬送装置。
  2. 請求項1に記載の媒体搬送装置において、
    前記操作部材の摺動を規制する規制部材を有することを特徴とする媒体搬送装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の媒体搬送装置において、
    前記操作部材の摺動方向に沿って形成された目盛を有し、
    前記目盛は、前記操作部材の摺動方向および移動量を表し、前記操作部材による前記第1の搬送部材の前記第2の搬送部材への押圧力の強弱の方向および前記押圧力の大きさを表していることを特徴とする媒体搬送装置。
  4. 媒体を挟持して搬送する搬送部材を有する媒体搬送装置において、
    第1の回転軸に配列された複数の第1の回転体を有する第1の搬送部材と、
    第2の回転軸に配列された複数の第2の回転体を有し、それぞれの前記第2の回転体がそれぞれの前記第1の回転体と対向配置された第2の搬送部材と、
    前記第1の回転軸と前記第2の回転軸との距離を調整する調整部と、
    を有し、
    前記調整部は、前記第1の回転軸と前記第2の回転軸とを接近または離間させる操作部材を有し、
    さらに、前記第1の回転軸を支持する第1の支持体と、
    前記第1の支持体を回動可能に支持し、前記第2の回転軸を支持する第2の支持体と、
    前記調整部に対して反対側の前記第1の回転軸の端部に設けられた第1のギアと、前記調整部に対して反対側の前記第2の回転軸の端部に設けられた第2のギアとの噛合いを調整するギア調整部と、
    前記第1の支持体の回動に連動して前記第1のギアを前記第1の回転軸が延伸する方向へ移動させるギア移動部材と、
    を有し、
    前記ギア移動部材は、
    前記第1の支持体と前記第2の支持体とが開けられた場合、前記第1のギアを第2のギアと噛合わない位置へ移動させ、
    前記第1の支持体と前記第2の支持体とが閉じられた場合、前記第1のギアを第2のギアと噛合う位置へ移動させることを特徴とする媒体搬送装置。
  5. 請求項に記載の媒体搬送装置において、
    前記ギア調整部は、前記第1の回転軸の端部と前記第2の回転軸の端部との距離を調整する前記調整部であることを特徴とする媒体搬送装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の媒体搬送装置において、
    前記第1の搬送部材および前記第2の搬送部材は、媒体を搬送する搬送手段として媒体搬送路に少なくとも2つ設けられ、
    前記調整部は、前記媒体搬送路に少なくとも2つ設けられた前記第1の搬送部材および前記第2の搬送部材のうち、媒体搬送方向における下流側の前記第1の搬送部材および前記第2の搬送部材の前記第1の回転軸の端部と前記第2の回転軸の端部との距離を調整することを特徴とする媒体搬送装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の媒体搬送装置において、
    前記調整部は、ギア列が設けられた前記第1の回転軸および前記第2の回転軸の端部と反対側の前記第1の回転軸および前記第2の回転軸の端部に設けられていることを特徴とする媒体搬送装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載の媒体搬送装置を有することを特徴とする印刷装置。
  9. 請求項8に記載の印刷装置において、
    印字ヘッドとプラテンからなる印字部を備え、
    前記プラテンが媒体の厚さに応じて前記印字ヘッドから離間するギャップ調整部を有することを特徴とする印刷装置。
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