JP6482259B2 - 金属管支柱 - Google Patents

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Description

この発明は、道路、街路、公園、又はパーキング等に設置され、照明用ポール(照明柱)、電光式標識用ポール(電光式標識柱)、交通信号用ポールなどに用いられる金属管支柱の技術分野に属する。
従来の金属管支柱(例えば、照明用ポール)の多くは、その下部の側壁に、ジョイントボックス(接続箱、又は接続ユニットとも云う。)、インジケータ等の電気機器を設置、点検等するための開口部が設けられている(特許文献1、特許文献2、および特許文献3(図13、図14)を参照)。
前記ジョイントボックスは、照明灯と配電線との間に設けられるもので、ブレーカ、端子台等を収容し、前記金属管支柱の下部の内側壁に固定した取付板に設置される(特許文献4、特許文献5を参照)。
前記開口部は、前記取付板の固定作業、前記ジョイントボックス等の電気機器の設置作業はもとより、ケーブルの接続作業や定期的な点検作業等の各種作業の際に有効利用される。
ちなみに、前記開口部は、走行方向(歩行方向)に沿って遮音壁等の壁材が設置される場合が多いので、各種作業のスペース等を考慮し、走行方向に対して直角方向に開設されていることが多い。
特開2004−92254号公報 特開2008−19708号公報 特開2008−41360号公報 特開平10−14056号公報 特開2011−38311号公報
従来の金属管支柱は、共通して、その開口部を塞ぐ蓋体(開閉蓋)を支柱本体に対し上下の2箇所でボルト止めして着脱する、いわゆる分離式で実施していた。
しかし、蓋体は、支柱本体と分離させた分離式よりは、支柱本体にヒンジ等で連結(付属)させた連結式の方が蓋体の開閉作業をスムーズに行える等、合理的で使い勝手がよく、作業効率性に優れていることは明らかである。
その反面、非常時、例えば経時的な振動等の外的要因により突発的(偶発的)にボルト等の留め具が外れ、万が一にでも蓋体が開放された場合、当該蓋体が道路側へ飛び出して走行(歩行)の妨げになる虞は否定できない。また、建築限界を逸脱する虞もある。
本発明は、上述した背景技術の課題に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、前記各種作業の作業効率性を向上させると共に、ボルト等の留め具が突発的に外れた場合であっても蓋体が開放する虞のない金属管支柱を提供することにある。
また、前記ジョイントボックス等の電気機器を前記蓋体の内側面に取り付けることにより、前記各種作業を、作業員が手指の動作範囲に制約を受けない開放された良好な作業環境の下で行うことができ、作業の効率性および信頼性を飛躍的に向上させることができる金属管支柱を提供することにある。
上記課題を解決するための手段として、請求項1に記載した金属管支柱は、側壁部に作業用の開口部と該開口部を塞ぐ開閉可能な蓋体とが設けられ、内部に1つ又は複数のジョイントボックス等の電気機器を取り付けてなる金属管支柱であって、
前記蓋体は、前記開口部下方の支柱本体へ上下回動自在にヒンジ連結され、前記電気機器のうち少なくともケーブルが接続されたジョイントボックスが、台座を介して前記蓋体の内側面に取り付けられており、前記蓋体は、蓋閉鎖方向へ常時付勢されていることを特徴とする。
請求項に記載した発明は、請求項1に記載した金属管支柱において、前記蓋体は、蓋開放時にほぼ水平姿勢を保持できる構成とされていることを特徴とする。
請求項に記載した発明は、請求項1又は2に記載した金属管支柱において、前記蓋体は、支柱内部と弾性部材で連結されることにより、蓋閉鎖方向へ常時付勢されていること特徴とする。
請求項に記載した発明は、請求項1〜のいずれか一に記載した金属管支柱において、前記蓋体は、蓋閉鎖方向へ常時付勢するカウンタウエイトを備えていることを特徴とする。
請求項に記載した発明は、請求項1〜のいずれか一に記載した金属管支柱において、前記蓋体は、前記開口部下方の支柱本体へバネ付きヒンジで連結されることにより蓋閉鎖方向へ常時付勢されていることを特徴とする。

本発明にかかる金属管支柱によれば、以下の効果を奏する。
(1)通常時は、蓋体がボルト等の接合手段で支柱本体へ強固に留められているので、蓋閉鎖状態を保持することができる。また、外的要因によりボルト等の留め具が突発的に外れ、支柱本体との接合状態が解除された場合であっても、弾性部材等の付勢手段の作用(付勢力)により蓋閉鎖状態を保持することができる。
よって、蓋体が不用意に開放される虞はなく、当該蓋体が道路(歩道)側へ飛び出して走行(歩行)の妨げになる虞もない。また、建築限界を逸脱する虞もない。
(2)蓋体を支柱本体へ開閉可能に連結しているので、1つ又は複数の電気機器(例えば、ジョイントボックス)を蓋体の内側面に取り付けた構成で実施できる。
すなわち、蓋体は取付板の役割も兼ねることができ、従来は、開口部を通じて支柱内部の奥側の取付板等に取り付けるほかなかった電気機器(ジョイントボックス、インジケータ、安定器等)を部分的に(又は、使用する電気機器が少ない場合は全部を)蓋体側へ移設できるので、支柱内部の奥側の機器を取り付けるための領域(特には高さ寸法)を飛躍的に小さく(又は、無用に)できる。
これに伴い、従来必要とされた開口部の大きさを小さくでき、ひいては支柱本体の強度・剛性を向上させることができる。
(3)加えて、作業員等により人為的に開放された蓋体は、ほぼ水平姿勢を保持できるので、作業テーブルとして利用でき、蓋体側に取り付ける電気機器の設置作業、ケーブルの接続作業、又は定期的な点検作業等の各種作業を、金属管支柱の外部で、すなわち作業員が手指の動作範囲に制約を受けない開放された良好な作業環境の下で行うことができる。よって、作業の効率性および信頼性を飛躍的に向上させることができる。
本発明にかかる金属管支柱の全体構成を示した立面図である。 Aは、実施例1にかかる金属管支柱の要部を示した側面図であり、Bは、Aの平面図であり、Cは、同正面図である。 Aは、図2にかかる金属管支柱の蓋体を開放して水平姿勢に保持した状態を示す側面図であり、Bは、同正面図である。 Aは、実施例2にかかる金属管支柱の要部を示した側面図であり、Bは、Aの平面図であり、Cは、同正面図である。 Aは、図4にかかる金属管支柱の蓋体を開放して水平姿勢に保持した状態を示す側面図であり、Bは、同正面図である。 Aは、実施例3にかかる金属管支柱のバリエーションを示した側面図であり、Bは、蓋体を開放して水平姿勢に保持した状態を示す側面図である。 Aは、実施例4にかかる金属管支柱の要部を示した側面図であり、Bは、Aの平面図であり、Cは、同正面図である。 Aは、図7にかかる金属管支柱の蓋体を開放して水平姿勢に保持した状態を示す側面図であり、Bは、同正面図である。 Aは、実施例5にかかる金属管支柱の要部を示した側面図であり、Bは、Aの平面図であり、Cは、同正面図である。 Aは、図9にかかる金属管支柱の蓋体を開放して水平姿勢に保持した状態を示す側面図であり、Bは、同正面図である。 実施例6にかかる金属管支柱の要部を示した斜視図である。 実施例7にかかる金属管支柱の要部を示した斜視図である。
図1にかかる金属管支柱10は、一例として、ベースプレート18式(根入れ式も可)で、地上高さは10m程度の照明用ポールとして実施されている。下端部の径(地際径)は190mm程度、上端部の径(先端径)は70mm程度で実施され、軸方向へ適宜テーパーが形成されている。ただし、開口部1を形成する部分は、開口部1及び蓋体2の加工容易性を考慮して直管とされている。
前記金属管支柱10の実施形態はもちろんこれに限定されず、照明灯は2灯式(図1の点線も参照)でも実施できるし、上端部をアーム状に湾曲させて実施することもできる。前記照明用ポールのほか、電光式標識柱や交通信号用ポールとして実施することもできる。地上高さは6〜12m程度、地際径は120〜210mm程度、先端径は60〜90mm程度が標準仕様とされている場合が多い。
前記開口部1(及び蓋体2)は、金属管支柱10の下方の側壁部に1箇所だけ設けられ、さらに云えば、走行方向(歩行方向)に対し直角方向に設けられている場合が多い。
前記開口部1の形状は、開口部を正面方向からみて、コーナー部が面取りされた矩形状(図3B等参照)で実施する場合もあるし、レーストラック状の長円形(図11、12参照)で実施する場合もある。要するに、応力集中が生じにくい構造設計で実施されている。
なお、前記開口部1(及び蓋体2)の設置位置は、標準仕様にならい、その中心点(長軸と短軸との交点)を地上高さ750mmに設定しているが、これに限定されるものではない。
次に、本発明に係る金属管支柱の実施例について具体的に説明する。
実施例1にかかる金属管支柱10は、図2と図3に示したように、下方の側壁部に、作業用の開口部1と該開口部1を塞ぐ開閉可能な蓋体2とが設けられ、内部にケーブル11が接続された1つ又は複数の電気機器(ジョイントボックス12)等を取り付けてなる。 前記蓋体2は、前記開口部1下方の支柱10本体へ上下回動自在にヒンジ3で連結されており、蓋閉鎖方向(蓋閉塞方向)へ常時付勢されている。
すなわち、本発明にかかる金属管支柱10は、その下方の側壁部に設けた蓋体2が上下方向に開閉自在にヒンジ3で連結された構成を特徴とし、さらに、該蓋体2が不用意(自然)に開放しない付勢手段を備えた構成を特徴としている。
したがって、先ず、前記金属管支柱10の下方の側壁部分の構成要素(開口部1、蓋体2等)を中心に説明した上で、前記付勢手段について説明する。
ちなみに、図中の符号13は取付板を示し、該取付板13に取り付けるインジケータ等の電気機器、およびインジケータの上下の近傍位置に設ける安定器、ならびにジョイントボックス12の下部に接続するケーブルは図示の便宜上省略した。
前記開口部1は、正面方向から見て、コーナー部が面取りされた鉛直方向に長い長方形状(縦寸420mm程度、横寸130mm程度)に穿設されている。
前記開口部1の周囲には、上辺部4aを庇のように突出させた補強枠材4が、支柱10本体に全周隅肉溶接(等の接合手段)で一体的に取り付けられている。この補強枠材4は、正面方向から見て、開口部1を取り囲む鉛直方向に長い長方形状(縦寸500mm程度、横寸165mm程度)で、その背面側の支柱10本体に当接する部分は、該支柱10本体の側壁面に沿う湾曲状に形成されている。
なお、前記開口部1および補強枠材4の形態はもちろん図示例に限定されず、支柱10本体の断面形状、局部への応力集中等の構造設計に応じて適宜設計変更される。これに伴い、蓋体2の形態も適宜設計変更される。
前記蓋体2は、正面方向から見て、前記開口部1をすっぽり覆う鉛直方向に長い長方形状の平鋼板(縦寸500mm程度、横寸170mm程度)が好適に採用され、その両側縁部は背面側へ向けて折り曲げ加工が施され、前記補強枠材4の両側辺部に掛け留め(外嵌め)可能なC字断面形状で実施されている。そして、前記蓋体2の下端中央部の内側面(又は外側面)と前記補強枠材4の下辺部の下面とがヒンジ3で連結され、当該蓋体2がヒンジ3の軸ピンを中心に上下回動自在な構成で実施されている。
また、前記蓋体2は、その上方中央部に設けたボルト通し孔と、支柱10本体側に設けた対応するねじ孔10aとを利用して、支柱10本体にボルト14で接合することにより開口部1を塞ぐ閉鎖状態を実現する構成で実施されている。
かくして、前記蓋体2は、開口部1を塞ぐ閉鎖状態のとき、正面方向から見て、その両側縁部が補強枠材4の両側辺部に外嵌めされ、かつ側面方向から見て、補強枠材4の上辺部(庇部)4aの突出寸法(20〜25mm程度)内に収まる構成で実施されている。
なお、蓋体2の開口部1への閉鎖手段(閉塞手段)は、ボルト接合に限定されず、例えば、図11に示したように、引き出し回転操作型のロックハンドル機構24等で実施することもできる。また、本実施例では、前記開口部1、補強枠材4、および蓋体2は、ほぼ同心となる配置で実施しているがこれに限定されない。
次に、前記蓋体2は、その下方中央部に、開口部側へほぼ水平に突き出して下方へ垂れ下がるL字状の掛け止めバー5が溶接等の接合手段で設けられている。この掛け止めバー5には、一例として、厚み4mm程度の薄鋼板が用いられている。
一方、支柱10本体側には、前記掛け留めバー5に対応するストッパー15が、その両端部を支柱内壁部に溶接接合して、ほぼ水平に設けられている。
より具体的に、前記蓋体2は開口部1から開放されて下方へ回動する(伏する)と同時に、蓋体2に垂設された掛け留めバー5の下端部が弧状の軌道を描くように上昇するが、前記ストッパー15は、掛け留めバー5の下部に形成した溝が嵌まると該掛け留めバー5、ひいては蓋体2がほぼ水平姿勢を保持できる位置に取り付けられている。
さらに、前記蓋体2は、その内側面の中央部に断面コ字形の台座6が溶接等の接合手段で設けられ、その上面にジョイントボックス12がビス(図示例では4箇所留め)で装着されている。
この台座6は、薄鋼板の両端部を直角に折り曲げてなり、ジョイントボックス12を安定した状態で取り付けるための役割を果たすほか、ケーブル11を効率よく配線(ケーブル11の曲げ半径を効率よく確保)するための役割も果たす。すなわち、金属管支柱10内の上方から垂下するケーブル11は、断面コ字形の台座6と蓋体2の内側面とが形成する空間内を通過させて半円弧状に折り返し、ジョイントボックス12のコネクタと接続されている。このような接続手段を採用することにより、前記ジョイントボックス12の移動範囲を考慮したケーブル11の余長部分の嵩張り(ダボつき)を解消し、ひいては蓋体2のスムーズな開閉操作を実現することができる。
なお、台座6の形態は図示例に限定されず、前記ジョイントボックス12を安定した状態で設置できること、およびケーブル11を効率よく配線できることを条件に適宜設計変更可能である。また、蓋体2の内側面に取り付ける電気機器はジョイントボックス12に限定されず、台座6の長さを適宜調整することにより、ジョイントボックス12、インジケータ等の電気機器をいずれか1つ、又は複数取り付けて実施することもできる。
次に、本発明の特徴点の1つである、蓋体2に対する付勢手段について説明する。
この実施例1に係る付勢手段2は、蓋体2に垂設された掛け留めバー5と支柱10本体の内部との間に弾性部材(ばね、ゴム等)7を設けることにより実現されている。より具体的に、前記掛け留めバー5の下方部に設けた留め金具8と支柱10本体の内壁面に設けた留め金具9との間に引っ張りばね7が連結されている。
この実施例1に用いる引っ張りばね7は、前記ボルト14を取り外し、蓋体2と支柱10本体との接合状態を解除したとき、蓋体2、および蓋体2に取り付けた台座6、電気機器(ジョイントボックス12)の各重量を合わせた荷重(自重)が蓋体2を開放する方向に作用しても押し開くことができず、少なくとも蓋閉鎖状態を保持できる大きさのばね定数(ばねの強さ)が設定されている。その一方、作業員等の人為的に開放された蓋体2を水平姿勢になるまで開放させると自動的に戻らない程度のばね定数で実施することが好ましい。
なお、前記引っ張りばね7、および留め金具8、9の設置部位は図示例に限定されず、引っ張りばね7が良好に伸び縮みできる態様で実施することを条件に適宜設計変更可能である。また、前記掛け留めバー5における留め金具8を設置する面を拡幅にする等(図11の掛け留めバー26aを参照)、適宜設計変更可能である。
したがって、上記構成の金属管支柱10によれば、以下の効果を奏する。
1)通常時は、蓋体2がボルト14により支柱10本体へ強固に留められているので、蓋閉鎖状態を保持することができる。また、外的要因によりボルト14等の留め具が突発的に外れて支柱10本体との接合状態が解除された場合であっても、前記付勢手段の作用(付勢力)により蓋閉鎖状態を保持することができる。
よって、蓋体2が不用意に開放される虞はなく、当該蓋体2が道路(歩道)側へ飛び出して走行(歩行)の妨げになる虞もない。また、建築限界を逸脱する虞もない。
2)蓋体2を支柱10本体へ開閉可能に連結しているので、1つ又は複数の電気機器(例えばジョイントボックス12)を蓋体2側に取り付けた構成で実施できる。
すなわち、蓋体2は取付板13の役割を兼ねることができ、従来は、開口部1を通じて支柱10内部の奥側の前記取付板13に取り付けるほかなかった電気機器(ジョイントボックス、インジケータ、安定器等)を部分的に(又は、使用する電気機器が少ない場合は全部を)蓋体2側へ移設できるので、支柱10内部の奥側の機器を取り付けるための領域(特には高さ寸法)を飛躍的に小さく(又は、無用に)できる。
これに伴い、従来必要とされた開口部1の大きさを小さくでき、ひいては支柱10本体の強度・剛性を向上させることができる。
3)加えて、作業員等により人為的に開放された蓋体2は、ほぼ水平姿勢を保持できるので、作業テーブルとして利用でき、蓋体2側に取り付ける電気機器の設置作業、ケーブル11の接続作業、又は定期的な点検作業等の各種作業を、金属管支柱10の外部で、すなわち作業員が手指の動作範囲に制約を受けない開放された良好な作業環境の下で行うことができる。よって、作業の効率性および信頼性を飛躍的に向上させることができる。
図4と図5は、本発明にかかる金属管支柱の異なる実施例を示している。この金属管支柱20は、実施例1にかかる金属管支柱10と比し、蓋閉鎖方向へ常時付勢させる付勢手段として、前記掛け留めバー5の下端部にカウンタウエイト(錘)16を備えている点が相違する。その他の構成要素は上記実施例1と同様なので同一の符号を付してその説明を省略する。
すなわち、この実施例2に用いるカウンタウエイト16は、前記ボルト14を取り外し、蓋体2と支柱10本体との接合状態を解除したとき、蓋体2、および蓋体2に取り付けた台座6、電気機器(ジョイントボックス12)の各重量を合わせた荷重(自重)が蓋体2を開放する方向に作用しても押し開くことができず、少なくとも蓋閉鎖状態を保持できる重量に設定されている。その一方、作業員等により人為的に開放された蓋体2を水平姿勢になるまで開放させると自動的に戻らない程度の重量で実施することが好ましい。
なお、前記カウンタウエイト16の設置態様は図示例に限定されず、前記掛け留めバー5を拡幅にする(例えば、図11の掛け留めバー26a参照)等の工夫は適宜行われるところである。
したがって、この実施例2にかかる金属管支柱20によれば、通常時は、蓋体2がボルト14により支柱10本体へ強固に留められているので、蓋閉鎖状態を保持することができる。また、外的要因によりボルト14等の留め具が突発的に外れて支柱10本体との接合状態が解除された場合であっても、前記付勢手段(カウンタウエイト16)の作用(付勢力)により蓋閉鎖状態を保持することができる等、上記実施例1と同様の作用効果を奏することができる(詳しくは、前記段落[0027]を参照)。
図6A、Bは、前記カウンタウエイト16のバリエーションを示している。
この実施例3にかかる金属管支柱30のカウンタウエイト16’は、蓋体2の上方中央部に(必要に応じて留め金具等で)取り付けた紐、ワイヤ等の線状体17を介し、滑車19を利用して取り付けられる。
ちなみに、ストッパー15は、当該カウンタウエイト16’の取付作業を考慮し、実施例2よりも前寄り位置に設けられている。これに伴い、掛け留めバー5の垂下部の長さもその分だけ若干短尺化されている。
このカウンタウエイト16’も、実施例2に用いるカウンタウエイト16と同様に、前記ボルト14を取り外し、蓋体2と支柱10本体との接合状態を解除したとき、蓋体2、および蓋体2に取り付けた台座6、電気機器(ジョイントボックス12)の各重量を合わせた荷重(自重)が蓋体2を開放する方向に作用しても押し開くことができず、少なくとも蓋閉鎖状態を保持できる重量に設定されている。その一方、作業員等により人為的に開放された蓋体2を水平姿勢になるまで開放させると自動的に戻らない程度の重量で実施することが好ましい。
したがって、この実施例3にかかる金属管支柱30によれば、通常時は、蓋体2がボルト14により支柱10本体へ強固に留められているので、蓋閉鎖状態を保持することができる。また、外的要因によりボルト14等の留め具が突発的に外れて支柱10本体との接合状態が解除された場合であっても、前記付勢手段(カウンタウエイト16’)の作用(付勢力)により蓋閉鎖状態を保持することができる等、上記実施例1と同様の作用効果を奏することができる(詳しくは、前記段落[0027]を参照)。
図7と図8は、本発明にかかる金属管支柱の異なる実施例を示している。この金属管支柱40は、実施例1にかかる金属管支柱10と比し、蓋閉鎖方向へ常時付勢させる付勢手段として、ヒンジ3の代わりにバネ(弦巻バネ)付きヒンジ21で蓋体2と支柱10本体とを連結している点が相違する。その他の構成要素は上記実施例1と同様なので同一の符号を付してその説明を省略する。
すなわち、この実施例4に用いるバネ付きヒンジ21は、前記ボルト14を取り外し、蓋体2と支柱10本体との接合状態を解除したとき、蓋体2、および蓋体2に取り付けた台座6、電気機器(ジョイントボックス12)の各重量を合わせた荷重(自重)が蓋体2を開放する方向に作用しても押し開くことができず、少なくとも蓋閉鎖状態を保持できる大きさのばね定数(ばねの強さ)が設定されている。その一方、作業員等により人為的に開放された蓋体2を水平姿勢になるまで開放させると自動的に戻らない程度のばね定数が設定されたバネ付きヒンジ21で実施することが好ましい。
なお、バネ付きヒンジ21は、もちろん図示例に限定されず、公知のバネ付きヒンジでも同様に実施できる。
したがって、この実施例4にかかる金属管支柱40によれば、通常時は、蓋体2がボルト14により支柱10本体へ強固に留められているので、蓋閉鎖状態を保持することができる。また、外的要因によりボルト14等の留め具が突発的に外れて支柱10本体との接合状態が解除された場合であっても、前記付勢手段(バネ付きヒンジ21のばね力)の作用(付勢力)により蓋閉鎖状態を保持することができる等、上記実施例1と同様の作用効果を奏することができる(詳しくは、前記段落[0027]を参照)。
図9、図10は、本発明にかかる金属管支柱のバリエーションを示している。
この実施例5にかかる金属管支柱50は、前記付勢手段として上記実施例4とは型の異なるバネ付きヒンジ21’を採用している。また、上記実施例1〜4とは形態の異なる鍵状に屈曲させた掛け留めバー5’を採用し、該掛け留めバー5’に対応するストッパー15の位置も前寄り位置に設計変更している。
なお、図9、図10では、上記実施例1〜4では省略した、インジケータ22及びその支持部材22a、安定器23及びその取付部材23a、23bを図示した。
この実施例5にかかる金属管支柱50でも、特に説明するまでもなく、上記実施例1と同様の作用効果を奏することができる(詳しくは、前記段落[0027]を参照)。
図11も、本発明にかかる金属管支柱のバリエーションを示している。
この実施例6にかかる金属管支柱60は、開口部1、及び蓋体2を長円形タイプで実施している。これに伴い、上記実施例1とは形態の異なるヒンジ3’、補強枠材4’を採用している。付勢手段は上記実施例2に倣い、カウンタウエイト16機構を採用している。蓋体2の開閉手段には、引き出し回転操作型のロックハンドル機構24を採用している。また、掛け留めバー26aと一体化したスリムタイプの台座26を採用している。
ちなみに、図中の符号22はビス、符号23はケーブル留めリングを示している。
この実施例6にかかる金属管支柱60も、特に説明するまでもなく、上記実施例1と同様の作用効果を奏することができる(詳しくは、前記段落[0027]を参照)。
図12も、本発明にかかる金属管支柱のバリエーションを示している。
この実施例7にかかる金属管支柱70は、上記実施例6と比し、前記台座26の軸線方向にスリット25を設け、ビス22の取り付け位置に工夫を施すことにより、その上面に載るジョイントボックス12(等の電気機器)をスライド可能な構成で実施している点が相違する。
この実施例7にかかる金属管支柱70は、上記実施例6と同様の作用効果を奏することに加え、前記ジョイントボックス12(等の電気機器)を、支柱70本体から更に離れた部位に位置決めできるので、ケーブル11の接続作業、定期的な点検作業等を更に開放された良好な作業環境の下で行うことができる。
以上、実施例を図面に基づいて説明したが、本発明は、図示例の限りではなく、その技術的思想を逸脱しない範囲において、当業者が通常に行う設計変更、応用のバリエーションの範囲を含むことを念のために言及する。
例えば、前記掛け留めバー5(又は5’、26a)をストッパー15に掛け留める手段について、前記掛け留めバー5(又は5’、26a)におけるストッパー15と当接する部位に弾性クリップを装着しておき、当該ストッパー15へクリップ留めすることにより、蓋体2が水平姿勢を確実に保持できるように実施することもできる。これは、前記各付勢手段による蓋閉鎖方向への付勢力が強く、蓋体2が水平姿勢を保持することが困難な場合に特に有効である。
また、図示例にかかる付勢手段は、弾性部材7(図2、図3)、カウンタウエイト16、16’(図4〜図6、図11、図12)、又はバネ付きヒンジ21、21’(図7〜図10)のいずれかで実施しているがこれに限定されない。例えば、図2について、弾性部材7に加え、カウンタウエイト16、16’及び/又はバネ付きヒンジ21、21’の複合体で実施することもできるし、図4について、カウンタウエイト16に加え、弾性部材7及び/又はバネ付きヒンジ21、21’の複合体で実施することもできるし、図7について、バネ付きヒンジ21に加え、弾性部材7及び/又はカウンタウエイト16、16’の複合体で実施することもできる。
なお、図示は省略するが、前記付勢手段は前記したほか、前記掛け留めバー5と支柱10等の内壁部との相対峙する部位に磁石を装着し、蓋体2を磁力により蓋閉鎖方向に常時付勢する手段でも同様に実施することができる。また、リール、線状体等を用いた自動巻き取り(巻き上げ)装置を制御することにより、蓋体2を蓋閉鎖方向に常時付勢する手段でも同様に実施することができる。
1 開口部
2 蓋体
3 ヒンジ
3’ ヒンジ
4 補強枠材
4’ 補強枠材
4a 上辺部(庇部)
5 掛け留めバー
6 台座
7 弾性部材(引っ張りばね)
8 留め治具
9 留め治具
10 金属管支柱(又は支柱)
11 ケーブル
12 ジョイントボックス
13 取付板
14 ボルト通し孔
15 ストッパー
16 カウンタウエイト
16’ カウンタウエイト
17 線状体
18 ベースプレート
19 滑車
20 金属管支柱
21 バネ付きヒンジ
21’ バネ付きヒンジ
22 ビス
23 ケーブル留めリング
24 ロックハンドル機構
25 スリット
26 台座
26a 掛け留めバー
30 金属管支柱
40 金属管支柱
50 金属管支柱
60 金属管支柱
70 金属管支柱

Claims (5)

  1. 側壁部に作業用の開口部と該開口部を塞ぐ開閉可能な蓋体とが設けられ、内部に1つ又は複数のジョイントボックス等の電気機器を取り付けてなる金属管支柱であって、
    前記蓋体は、前記開口部下方の支柱本体へ上下回動自在にヒンジ連結され、前記電気機器のうち少なくともケーブルが接続されたジョイントボックスが、台座を介して前記蓋体の内側面に取り付けられており、前記蓋体は、蓋閉鎖方向へ常時付勢されていることを特徴とする、金属管支柱。
  2. 前記蓋体は、蓋開放時にほぼ水平姿勢を保持できる構成とされていることを特徴とする、請求項1に記載した金属管支柱。
  3. 前記蓋体は、支柱内部と弾性部材で連結されることにより、蓋閉鎖方向へ常時付勢されていること特徴とする、請求項1又は2に記載した金属管支柱。
  4. 前記蓋体は、蓋閉鎖方向へ常時付勢するカウンタウエイトを備えていることを特徴とする、請求項1〜のいずれか一に記載した金属管支柱。
  5. 前記蓋体は、前記開口部下方の支柱本体へバネ付きヒンジで連結されることにより蓋閉鎖方向へ常時付勢されていることを特徴とする、請求項1〜のいずれか一に記載した金属管支柱。
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