JP6481306B2 - 鍵盤楽器及び譜面台 - Google Patents
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Description
なお、可倒式の譜面台を備えた鍵盤楽器は、例えば、特許文献1に記載されている。
そのため、譜面台の高さが本体天面の奥行よりも大きくなり、非使用時に譜面台が裏面を天面に向かい合わせて倒された場合に、譜面台の先端が本体天面の後端から突出する寸法となることがある。この場合、譜面台の収納性が低下することとなる。
一方、本体天面に合わせて譜面台の高さを小さくした場合、譜面を十分に支持できなくなり、譜面台の機能性が低下する可能性がある。
即ち、従来、鍵盤楽器の譜面台においては、機能性を低下させることなく、高い収納性を実現することが困難であった。
楽器本体と、
前記楽器本体に連結部材を介して、前記楽器本体の天面に倒された非使用状態と、前記天面から起こされた使用状態と、を取り得るように、連結された第1譜面板部材と、
前記第1譜面板部材と別部材で構成された第2譜面板部材と、
前記第1譜面板部材と前記第2譜面板部材とが離間した第1の状態と、前記第1譜面板部材と前記第2譜面板部材との少なくとも一部が接触もしくは前記第1の状態よりも近接した第2の状態のいずれかの状態で前記第1譜面板部材と前記第2譜面板部材とを連結する連結機構と、
を備えることを特徴とする。
[構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る鍵盤楽器1の全体構成を示す模式図である。また、図2は、本発明の一実施形態に係る譜面台20の構成を示す模式図である。なお、図2(A)は、収縮状態の譜面台20の正面図、図2(B)は、収縮状態の譜面台20の右側面図、図2(C)は、収縮状態の譜面台20の背面図である。また、図2(D)は、伸長状態の譜面台20の正面図、図2(E)は、伸長状態の譜面台20の右側面図、図2(F)は、伸長状態の譜面台20の背面図である。
鍵盤楽器1は、例えば電子ピアノとして構成される。
図1に示すように、鍵盤楽器1は、本体10と、譜面台20とを備えている。
本体10は、複数の鍵11と、ハンマー部材12と、スイッチ13と、鍵盤回路14とを備えている。
ハンマー部材12は、水平方向に配置された回転軸に対して、上下方向に回転可能に支持され、鍵11が押鍵された場合の反力を付与する錘として機能する。
スイッチ13は、鍵11の押鍵の有無及び押鍵の強さ(ベロシティ)を検出するスイッチであり、押鍵の有無及び押鍵の強さを示す信号を鍵盤回路14に出力する。
鍵盤回路14は、鍵盤楽器1全体を制御する不図示のCPU(Central Processin Unit)や、各種パラメータを記憶するRAM(Random Acess Memory)等の制御系統と電気的に接続されている。また、鍵盤回路14は、スイッチ13から出力された信号をCPU等に伝達する回路を備えている。
下側譜面板部材21は、ヒンジ22a,22bを介して本体10の天面における前端部(演奏者側の端部)寄りの位置に設置されている。また、下側譜面板部材21の裏面(演奏者から視認されない面)には、回転支持部材25a,25bが幅方向に並べて設置されている。
ヒンジ22a,22bは、下側譜面板部材21の下端部と本体10の天面とを回転軸周りに回転可能に連結している。具体的には、ヒンジ22a,22bは、下側譜面板部材21の下端部において、幅方向中央に対する右側及び左側にそれぞれ設置されている。また、ヒンジ22a,22bは、本体10の天面における前端部(演奏者側の端部)寄りの位置に設置されている。
保持部材24a,24bは、後述する収縮用連結部材251a,251b及び伸長用連結部材252a,252bの先端を挿入可能な保持穴を有し、上側譜面板部材23の裏面において、幅方向に並べて設置されている。保持部材24a,24bは、上側譜面板部材23の幅方向において、回転支持部材25a,25bが設置されている下側譜面板部材21の幅方向の位置と対応する位置に設置されている。
図3は、回転支持部材25bの構造を示す模式図であり、図3(A)は右側面図、図3(B)は正面図、図3(C)は内部構造を上方から透視した模式図である。なお、回転支持部材25aは、回転支持部材25bの構造が左右反転した構造となっている。
収縮用連結部材251bは、回転支持部材25bの回転軸に対して垂直方向に延びる棒状部材である。収縮用連結部材251bの一端は回転支持部材25bの回転軸側に固定され、他端(先端)は保持部材24bの保持穴に挿入可能となっている。また、伸長用連結部材252bは、回転支持部材25bの回転軸に対して水平方向に延び、収縮用連結部材251bよりも長い棒状部材である。伸長用連結部材252bの一端は回転支持部材25bの回転軸側に固定され、他端(先端)は保持部材24bの保持穴に挿入可能となっている。
次に、本実施形態に係る鍵盤楽器1の作用を説明する。
[譜面台の収納状態]
譜面台20を収納状態とする場合、回転支持部材25a,25bの収縮用連結部材251a,251bを上向きに回転させ、それぞれの先端を保持部材24a,24bの保持穴に挿入する。
このとき、上側譜面板部材23は、下側譜面板部材21の上端部に対して下端部が接触した状態で連結され、譜面台20は収縮状態となる(図2(A)〜(C)参照)。即ち、譜面台20の高さは、上側譜面板部材23の高さと下側譜面板部材21の高さとの合計(以下、「収縮時寸法h1」と呼ぶ。)となる。収縮状態となった譜面台20をヒンジ22a,22bの回転軸周りに回転させ、譜面台20の裏面を本体10の天面に向かい合わせて倒すことにより、譜面台20は収納状態となる。収縮時寸法h1は、ヒンジ22a,22bの設置位置から本体10の天面の後端までの長さよりも小さい値に設計されるため、収納状態の譜面台20の先端は、本体10の天面における後端から突出しない状態となる。
譜面台20を使用状態とする場合、回転支持部材25a,25bの伸長用連結部材252a,252bを上向きに回転させ、それぞれの先端を保持部材24a,24bの保持穴に挿入する。
このとき、上側譜面板部材23は、下側譜面板部材21の上端部に対して下端部が離間した状態で連結され、譜面台20は伸長状態となる(図2(D)〜(F)参照)。即ち、譜面台20の高さは、上側譜面板部材23の高さと下側譜面板部材21の高さとの合計(収縮時寸法h1)と、上側譜面板部材23と下側譜面板部材21とが離間した距離との合計(以下、「伸長時寸法h2」と呼ぶ。)となる。伸長状態となった譜面台20をヒンジ22a,22bの回転軸周りに回転させ、譜面台20から起立させることにより、譜面台20は使用状態となる。伸長時寸法h2は、ヒンジ22a,22bの設置位置から本体10の天面の後端までの長さよりも大きい値に設計することができるため、使用状態の譜面台20は譜面を支持する作用を確保でき、譜面台としての機能性が低下する事態を避けることができる。
これにより、可倒式の譜面台20を本体10の天面に倒した場合に、譜面台20の先端を本体10の天面の後端から突出させることなく、譜面台20を収納状態とすることができる。
また、上側譜面板部材23は、譜面台20の使用時には、回転支持部材25a,25bの伸長用連結部材252a,252bに支持される。すると、下側譜面板部材21の上端部と上側譜面板部材23の下端部とが離間した状態で、下側譜面板部材21と上側譜面板部材23とが連結される。このときの譜面台20の高さ(伸長時寸法h2)は、ヒンジ22a,22bの設置位置から本体10の天面の後端までの長さよりも大きい値となる。
これにより、可倒式の譜面台20を本体10の天面から起立させた場合に、譜面を支持するために必要な高さを確保して、譜面台20を使用状態とすることができる。
したがって、鍵盤楽器1の譜面台20において、機能性を低下させることなく、より高い収納性を実現することができる。
なお、譜面台20の収納状態は、下側譜面板部材21の上端部と上側譜面板部材23の下端部とが接触した状態でなくても、わずかに離れていてもよい。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
第2実施形態に係る鍵盤楽器1は、譜面台20の構成が第1実施形態と異なっている。
したがって、第1実施形態と異なる部分である譜面台20の構成を主として説明する。
図4は、本発明の第2実施形態に係る譜面台20の構成を示す模式図である。なお、図4(A)は、収縮状態の譜面台20の正面図、図4(B)は、収縮状態の譜面台20の右側面図、図4(C)は、収縮状態の譜面台20の背面図、図4(D)は、図4(A)のX−X’断面図である。また、図4(E)は、伸長状態の譜面台20の正面図、図4(F)は、伸長状態の譜面台20の右側面図、図4(G)は、伸長状態の譜面台20の背面図である。
下側譜面板部材21は、ヒンジ22a,22bを介して本体10の天面における前端部(演奏者側の端部)寄りの位置に設置されている。また、下側譜面板部材21の裏面(演奏者から視認されない面)には、回転支持部材25a,25bが幅方向に並べて設置されている。さらに、下側譜面板部材21の上端面には、正面視において、幅方向の左寄り、中央及び右寄りの位置に、ダボ31a〜31cが設置されている。
ヒンジ22a,22bは、下側譜面板部材21の下端部と本体10の天面とを回転可能に連結している。具体的には、ヒンジ22a,22bは、下側譜面板部材21の下端部において、幅方向中央に対する右側及び左側にそれぞれ設置されている。また、ヒンジ22a,22bは、本体10の天面における前端部(演奏者側の端部)寄りの位置に設置されている。
また、上側譜面板部材23は、譜面台20の収納時には、ダボ31a〜31cを介して下側譜面板部材21と連結される。具体的には、上側譜面板部材23の下端面には、正面視において、幅方向の左寄り、中央及び右寄りの位置に、ダボ穴33a〜33cが形成されている。ダボ穴33a〜33cは、下側譜面板部材21の上端面においてダボ31a〜31cが設置されている幅方向の位置と対応する幅方向の位置に設置されている。また、各ダボ穴33a〜33cには、挿入されたダボ31a〜31cを受けるブッシュがそれぞれ設置されている。そして、譜面台20の収納時には、上側譜面板部材23のダボ穴33a〜33cに、下側譜面板部材21のダボ31a〜31cが挿入され、下側譜面板部材21の上端部と上側譜面板部材23の下端部とが接触した状態で、下側譜面板部材21と上側譜面板部材23とが連結される。
また、上側譜面板部材23の裏面には、回転支持部材25a,25bによって上側譜面板部材23を連結するための保持部材24a,24bが幅方向に並べて設置されている。
保持部材24a,24bは、ダボ31a〜31cより長い伸長用連結部材252a,252bの先端を挿入可能な保持穴を有し、上側譜面板部材23の裏面において、幅方向に並べて設置されている。保持部材24a,24bは、上側譜面板部材23の幅方向において、回転支持部材25a,25bが設置されている下側譜面板部材21の幅方向の位置と対応する位置に設置されている。
回転支持部材25a,25bの伸長用連結部材252a,252bが保持部材24a,24bの保持穴に挿入された場合、下側譜面板部材21の上端部と上側譜面板部材23の下端部とが離間した状態で、下側譜面板部材21と上側譜面板部材23とが連結される。即ち、上側譜面板部材23のダボ穴33a〜33cに、下側譜面板部材21のダボ31a〜31cが挿入された場合、譜面台20は収縮した状態(収縮状態)となり、回転支持部材25a,25bの伸長用連結部材252a,252bが保持部材24a,24bの保持穴に挿入された場合、譜面台20は伸長した状態(伸長状態)となる。収縮状態の譜面台20の裏面を本体10の天面に向かい合わせて倒すことにより、譜面台20は収納状態(非使用状態)となる。一方、伸長状態の譜面台20を本体10の天面から起立させることにより、譜面台20は使用状態となる。なお、譜面台20が本体10の天面から起立した状態を維持するため、不図示の支持部材(支え棒等)が設置されている。
次に、本実施形態に係る鍵盤楽器1の作用を説明する。
[譜面台の収納状態]
譜面台20を収納状態とする場合、回転支持部材25a,25bの伸長用連結部材252a,252bを横向き(水平となる向き)に回転させ、上側譜面板部材23のダボ穴33a〜33cに、下側譜面板部材21のダボ31a〜31cを挿入する。
このとき、上側譜面板部材23は、下側譜面板部材21の上端部に対して下端部が接触した状態で連結され、譜面台20は収縮状態となる(図4(A)〜(D)参照)。即ち、譜面台20の高さは、上側譜面板部材23の高さと下側譜面板部材21の高さとの合計(収縮時寸法h1)となる。収縮状態となった譜面台20をヒンジ22a,22bの回転軸周りに回転させ、譜面台20の裏面を本体10の天面に向かい合わせて倒すことにより、譜面台20は収納状態となる。収縮時寸法h1は、ヒンジ22a,22bの設置位置から本体10の天面の後端までの長さよりも小さい値に設計されるため、収納状態の譜面台20の先端は、本体10の天面における後端から突出しない状態となる。
譜面台20を使用状態とする場合、回転支持部材25a,25bの伸長用連結部材252a,252bを上向きに回転させ、それぞれの先端を保持部材24a,24bの保持穴に挿入する。
このとき、上側譜面板部材23は、下側譜面板部材21の上端部に対して下端部が離間した状態で連結され、譜面台20は伸長状態となる(図4(E)〜(G)参照)。即ち、譜面台20の高さは、上側譜面板部材23の高さと下側譜面板部材21の高さとの合計(収縮時寸法h1)と、上側譜面板部材23と下側譜面板部材21とが離間した距離との合計(伸長時寸法h2)となる。伸長状態となった譜面台20をヒンジ22a,22bの回転軸周りに回転させ、譜面台20から起立させることにより、譜面台20は使用状態となる。伸長時寸法h2は、ヒンジ22a,22bの設置位置から本体10の天面の後端までの長さよりも大きい値に設計することができるため、使用状態の譜面台20は譜面を支持する作用を確保でき、譜面台としての機能性が低下する事態を避けることができる。
これにより、可倒式の譜面台20を本体10の天面に倒した場合に、譜面台20の先端を本体10の天面の後端から突出させることなく、譜面台20を収納状態とすることができる。
また、上側譜面板部材23は、譜面台20の使用時には、回転支持部材25a,25bの伸長用連結部材252a,252bに支持される。すると、下側譜面板部材21の上端部と上側譜面板部材23の下端部とが離間した状態で、下側譜面板部材21と上側譜面板部材23とが連結される。このときの譜面台20の高さ(伸長時寸法h2)は、ヒンジ22a,22bの設置位置から本体10の天面の後端までの長さよりも大きい値となる。
これにより、可倒式の譜面台20を本体10の天面から起立させた場合に、譜面を支持するために必要な高さを確保して、譜面台20を使用状態とすることができる。
したがって、鍵盤楽器1の譜面台20において、機能性を低下させることなく、より高い収納性を実現することができる。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
第1実施形態及び第2実施形態においては、下側譜面板部材21と上側譜面板部材23との連結状態を収縮状態と伸長状態とで変化させる場合に、下側譜面板部材21と上側譜面板部材23との連結を一旦解除する構成例について説明した。
これに対し、第3実施形態に係る鍵盤楽器1は、下側譜面板部材21と上側譜面板部材23との連結を維持したまま、収縮状態と伸長状態とを切り替える構成となっている。
図5は、本発明の第3実施形態に係る譜面台20の構成を示す模式図である。なお、図5(A)は、収縮状態の譜面台20の正面図、図5(B)は、収縮状態の譜面台20の右側面図、図5(C)は、収縮状態の譜面台20の背面図、図5(D)は、図5(A)のY−Y’断面図である。また、図5(E)は、伸長状態の譜面台20の正面図、図5(F)は、伸長状態の譜面台20の右側面図、図5(G)は、伸長状態の譜面台20の背面図である。
下側譜面板部材21は、ヒンジ22a,22bを介して本体10の天面における前端部(演奏者側の端部)寄りの位置に設置されている。また、下側譜面板部材21の裏面(演奏者から視認されない面)には、回転支持部材25a,25bが幅方向に並べて設置されている。
ヒンジ22a,22bは、下側譜面板部材21の下端部と本体10の天面とを回転軸周りに回転可能に連結している。具体的には、ヒンジ22a,22bは、下側譜面板部材21の下端部において、幅方向中央に対する右側及び左側にそれぞれ設置されている。また、ヒンジ22a,22bは、本体10の天面における前端部(演奏者側の端部)寄りの位置に設置されている。
ピン43a,43bは、後述するカム板45aのガイドレール46aに係合するカムピンによって構成され、上側譜面板部材23の裏面において、幅方向に並べて設置されている。ピン43a,43bは、上側譜面板部材23の幅方向において、回転支持部材25a,25bが設置されている下側譜面板部材21の幅方向の位置と対応する位置に設置されている。また、ピン43a,43bは、上側譜面板部材23の裏面における下端部に設置されている。
図6は、回転支持部材25bの構造を示す模式図である。なお、回転支持部材25aは、回転支持部材25bの構造が左右反転した構造となっている。
カム板45bは、回転支持部材25bの回転軸を中心とする楕円板の一部によって構成される。本実施形態において、カム板45bは、図6に示すように、楕円板を長軸及び短軸で分割した略1/4の楕円板によって構成されている。
なお、回転支持部材25aとピン43aとにおいても、回転支持部材25bとピン43bとの位置関係を左右反転した状態で、同様の連結構造となっている。
次に、本実施形態に係る鍵盤楽器1の作用を説明する。
[譜面台の収納状態]
譜面台20を収納状態とする場合、回転支持部材25a,25bにおける楕円の短軸を上方に向ける。
このとき、上側譜面板部材23は、下側譜面板部材21の上端部に対して下端部が接触した状態で連結され、譜面台20は収縮状態となる(図5(A)〜(D)参照)。即ち、譜面台20の高さは、上側譜面板部材23の高さと下側譜面板部材21の高さとの合計(収縮時寸法h1)となる。収縮状態となった譜面台20をヒンジ22a,22bの回転軸周りに回転させ、譜面台20の裏面を本体10の天面に向かい合わせて倒すことにより、譜面台20は収納状態となる。収縮時寸法h1は、ヒンジ22a,22bの設置位置から本体10の天面の後端までの長さよりも小さい値に設計されるため、収納状態の譜面台20の先端は、本体10の天面における後端から突出しない状態となる。
譜面台20を使用状態とする場合、回転支持部材25a,25bにおける楕円の長軸を上方に向ける。
このとき、上側譜面板部材23は、下側譜面板部材21の上端部に対して下端部が離間した状態で連結され、譜面台20は伸長状態となる(図5(E)〜(G)参照)。即ち、譜面台20の高さは、上側譜面板部材23の高さと下側譜面板部材21の高さとの合計(収縮時寸法h1)と、上側譜面板部材23と下側譜面板部材21とが離間した距離との合計(伸長時寸法h2)となる。伸長状態となった譜面台20をヒンジ22a,22bの回転軸周りに回転させ、譜面台20から起立させることにより、譜面台20は使用状態となる。伸長時寸法h2は、ヒンジ22a,22bの設置位置から本体10の天面の後端までの長さよりも大きい値に設計することができるため、使用状態の譜面台20は譜面を支持する作用を確保でき、譜面台としての機能性が低下する事態を避けることができる。
譜面台20を収納状態から使用状態あるいは使用状態から収納状態に切り替える場合、回転支持部材25a,25bを左右に90度回転させる操作が行われる。このときの一連の工程において、上側譜面板部材23は、回転支持部材25a,25b及びピン43a,43bによって、下側譜面板部材21と連結が維持される。
したがって、上側譜面板部材23が紛失する事態を避けることができる。
これにより、可倒式の譜面台20を本体10の天面に倒した場合に、譜面台20の先端を本体10の天面の後端から突出させることなく、譜面台20を収納状態とすることができる。
これにより、可倒式の譜面台20を本体10の天面から起立させた場合に、譜面を支持するために必要な高さを確保して、譜面台20を使用状態とすることができる。
したがって、鍵盤楽器1の譜面台20において、機能性を低下させることなく、より高い収納性を実現することができる。
また、下側譜面板部材21と上側譜面板部材23とは、回転支持部材25a,25b及びピン43a,43bによって、連結が維持される。
したがって、上側譜面板部材23が紛失する事態を避けることができる。
上述の実施形態において、回転支持部材25a,25bにクリック機構(特定の回転位置で回転の抵抗を付与する機構)を備え、収納状態あるいは使用状態における回転支持部材25a,25bの姿勢を保持する構成とすることができる。
この場合、例えば、回転支持部材25a,25bの内周面に案内溝を形成し、この溝にばねによってスチールボールを押し当てる構造とする。また、案内溝において、収納状態のときにスチールボールが位置する箇所及び使用状態のときにスチールボールが位置する箇所に窪みを形成しておく。すると、回転支持部材25a,25bが回転して、窪みにスチールボールが嵌まることで、回転位置を保持する一定の力を付与することができる。
これにより、ユーザが譜面台20を使用状態あるいは収納状態とする作業において、回転支持部材25a,25bを所望の位置で保持することができるため、譜面台20の状態を変化させる作業を容易に行うことができる。
下側譜面板部材21は、連結部材を介して鍵盤楽器の本体10の天面に可倒可能に連結されている。
上側譜面板部材23は、下側譜面板部材21と別部材で構成されている。
連結機構Jは、下側譜面板部材21と上側譜面板部材23とが離間した第1の状態(伸長状態)と、下側譜面板部材21と上側譜面板部材23との少なくとも一部が接触もしくは第1の状態よりも近接した第2の状態(収縮状態)のいずれかの状態で前記第1譜面板部材と前記第2譜面板部材とを連結する。
これにより、譜面台20を構成する下側譜面板部材21と上側譜面板部材23とが収縮した状態と伸長した状態とに変化させることができるため、譜面台20の収納時及び使用時それぞれに適した状態とすることができる。
したがって、鍵盤楽器の譜面台において、機能性を低下させることなく、より高い収納性を実現することができる。
これにより、譜面台20を収納状態とした場合に、本体10の天面の範囲に収まる構成とできるため、譜面台20の収納性を高めることができる。
回転支持部材25a,25bは、下側譜面板部材21及び上側譜面板部材23の裏面に設置され、第2の状態において回転の中心から垂直方向に延びる収縮用連結部材251a,251bと、収縮用連結部材251a,251bよりも長く収縮用連結部材251a,251bとは異なる方向に延びる伸長用連結部材252a,252bとを備える。
保持部材24a,24bは、下側譜面板部材21及び上側譜面板部材23の一方の裏面に設置され、収縮用連結部材251a,251b及び伸長用連結部材252a,252bの先端を保持する。
これにより、保持部材24a,24bが収縮用連結部材251a,251bあるいは伸長用連結部材252a,252bの先端を保持することにより、譜面台20を構成する下側譜面板部材21と上側譜面板部材23とが収縮した状態と伸長した状態とに変化させることができるため、譜面台20の収納時及び使用時それぞれに適した状態とすることができる。
したがって、鍵盤楽器の譜面台において、機能性を低下させることなく、より高い収納性を実現することができる。
ダボ31a〜31cは、下側譜面板部材21及び上側譜面板部材23のいずれか一方に設置され、下側譜面板部材21及び上側譜面板部材23の他方に対向する端面から突出する。
ダボ穴33a〜33cは、下側譜面板部材21及び上側譜面板部材23の他方に設置され、ダボ31a〜31cと嵌合する。
回転支持部材25a,25bは、下側譜面板部材21及び上側譜面板部材23のいずれか一方の裏面に設置され、第2の状態において回転の中心から水平方向に延び、ダボ31a〜31cよりも長い伸長用連結部材252a,252bを備える。
保持部材24a,24bは、下側譜面板部材21及び上側譜面板部材23の他方の裏面に設置され、伸長用連結部材252a,252bの先端を保持する。
これにより、ダボ31a〜31cがダボ穴33a〜33cと嵌合することで、譜面台20を構成する下側譜面板部材21と上側譜面板部材23とが収縮した状態とすることができる。また、保持部材24a,24bが伸長用連結部材252a,252bの先端を保持することにより、譜面台20を構成する下側譜面板部材21と上側譜面板部材23とが伸長した状態とすることができる。そのため、譜面台20の収納時及び使用時それぞれに適した状態とすることができる。
したがって、鍵盤楽器の譜面台において、機能性を低下させることなく、より高い収納性を実現することができる。
回転支持部材25a,25bは、下側譜面板部材21及び上側譜面板部材23のいずれか一方の裏面に設置され、回転軸から第1の距離(短半径)を有する第1の支持位置と、回転軸から前記第1の距離よりも大きい第2の距離(長半径)を有する第2の支持位置とを有するガイドレール46aを備える。
ピン43a,43bは、下側譜面板部材21及び上側譜面板部材23の他方の裏面に設置され、ガイドレール46aに係合する。
これにより、ピン43a,43bがガイドレール46aの第1の支持位置あるいは第2の支持位置に支持されることにより、譜面台20を構成する下側譜面板部材21と上側譜面板部材23とが収縮した状態と伸長した状態とに変化させることができるため、譜面台20の収納時及び使用時それぞれに適した状態とすることができる。
したがって、鍵盤楽器の譜面台において、機能性を低下させることなく、より高い収納性を実現することができる。
また、第2実施形態では、ダボ31a〜31cを下側譜面板部材21に備え、ダボ穴33a〜33cを上側譜面板部材23に備えることとして説明したが、これに限られない。即ち、ダボ31a〜31cを上側譜面板部材23に備え、ダボ穴33a〜33cを下側譜面板部材21に備えることとしてもよい。
さらに、第3実施形態では、回転支持部材25a,25bを下側譜面板部材21に備え、ピン43a,43bを上側譜面板部材23に備えることとして説明したが、これに限られない。即ち、回転支持部材25a,25bを上側譜面板部材23に備え、ピン43a,43bを下側譜面板部材21に備えることとしてもよい。
また、下側譜面板部材21と上側譜面板部材23とが離間した第1の状態(伸長状態)と、下側譜面板部材21と上側譜面板部材23とが第1の状態よりも近接した第2の状態(収縮状態)とで連結状態を変化させるが、第2の状態は、下側譜面板部材21と上側譜面板部材23とが接触していても良いし、離れていても良い。つまり、第2の状態は、下側譜面板部材21と上側譜面板部材23との少なくとも一部が接触もしくは第1の状態よりも近接していてよい。
例えば、本発明は、可倒式の譜面台を有する楽器一般に適用することができる。具体的には、例えば、本発明は、電子オルガン、エレクトーン等に適用可能である。
[付記1]
楽器本体と、
連結部材を介して前記楽器本体の天面に可倒可能に連結された第1譜面板部材と、
前記第1譜面板部材と別部材で構成された第2譜面板部材と、
前記第1譜面板部材と前記第2譜面板部材とが離間した第1の状態と、前記第1譜面板部材と前記第2譜面板部材との少なくとも一部が接触もしくは前記第1の状態よりも近接した第2の状態のいずれかの状態で前記第1譜面板部材と前記第2譜面板部材とを連結する連結機構と、
を備えることを特徴とする鍵盤楽器。
[付記2]
前記第2の状態において、前記第1譜面板部材及び前記第2譜面板部材が前記楽器本体の天面に倒された場合に、前記第2譜面板部材の上端が前記楽器本体の天面の端部から突出しないことを特徴とする付記1に記載の鍵盤楽器。
[付記3]
前記連結機構は、
前記第1譜面板部材及び前記第2譜面板部材の裏面に設置され、前記第2の状態において回転の中心から垂直方向に延びる第1腕部材と、前記第1腕部材よりも長く前記第1腕部材とは異なる方向に延びる第2腕部材とを備える回転支持部材と、
前記第1譜面板部材及び前記第2譜面板部材の一方の裏面に設置され、前記第1腕部材及び前記第2腕部材の先端を保持する保持部材と、
を備えることを特徴とする付記1または2に記載の鍵盤楽器。
[付記4]
前記連結機構は、
前記第1譜面板部材及び第2譜面板部材のいずれか一方に設置される突出部と、
前記第1譜面板部材及び前記第2譜面板部材の他方に設置され、前記突出部と嵌合する嵌合穴と、
前記第1譜面板部材及び前記第2譜面板部材のいずれか一方の裏面に設置され、前記第2の状態において回転の中心から水平方向に延び、前記突出部よりも長い第3腕部材を備える回転支持部材と、
前記第1譜面板部材及び前記第2譜面板部材の他方の裏面に設置され、前記第3腕部材の先端を保持する保持部材と、
を備えることを特徴とする付記1または2に記載の鍵盤楽器。
[付記5]
前記連結機構は、
前記第1譜面板部材及び前記第2譜面板部材のいずれか一方の裏面に設置され、回転軸から第1の距離を有する第1の支持位置と、回転軸から前記第1の距離よりも大きい第2の距離を有する第2の支持位置とを有するガイドレールを備える回転支持部材と、
前記第1譜面板部材及び前記第2譜面板部材の他方の裏面に設置され、前記ガイドレールに係合する係合部材と、
を備えることを特徴とする付記1または2に記載の鍵盤楽器。
[付記6]
連結部材を介して楽器本体の天面に可倒可能に連結される第1譜面板部材と、
前記第1譜面板部材と別部材で構成された第2譜面板部材と、
前記第1譜面板部材と前記第2譜面板部材とが離間した第1の状態と、前記第1譜面板部材と前記第2譜面板部材との少なくとも一部が接触もしくは前記第1の状態よりも近接した第2の状態のいずれかの状態で前記第1譜面板部材と前記第2譜面板部材とを連結する連結機構と、
を備える譜面台。
Claims (6)
- 楽器本体と、
前記楽器本体に連結部材を介して、前記楽器本体の天面に倒された非使用状態と、前記天面から起こされた使用状態と、を取り得るように、連結された第1譜面板部材と、
前記第1譜面板部材と別部材で構成された第2譜面板部材と、
前記第1譜面板部材と前記第2譜面板部材とが離間した第1の状態と、前記第1譜面板部材と前記第2譜面板部材との少なくとも一部が接触もしくは前記第1の状態よりも近接した第2の状態のいずれかの状態で前記第1譜面板部材と前記第2譜面板部材とを連結する連結機構と、
を備えることを特徴とする鍵盤楽器。 - 前記第2の状態において、前記第1譜面板部材及び前記第2譜面板部材が前記楽器本体の天面に倒された場合に、前記第2譜面板部材の上端が前記楽器本体の天面の端部から突出しないことを特徴とする請求項1に記載の鍵盤楽器。
- 前記連結機構は、
前記第1譜面板部材及び前記第2譜面板部材のいずれか一方の裏面に設置され、前記第2の状態において回転の中心から垂直方向に延びる第1腕部材と、前記第1腕部材よりも長く前記第1腕部材とは異なる方向に延びる第2腕部材とを備える回転支持部材と、
前記第1譜面板部材及び前記第2譜面板部材の他方の裏面に設置され、前記第1腕部材及び前記第2腕部材の先端を保持する保持部材と、
を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の鍵盤楽器。 - 前記連結機構は、
前記第1譜面板部材及び第2譜面板部材のいずれか一方に設置される突出部と、
前記第1譜面板部材及び前記第2譜面板部材の他方に設置され、前記突出部と嵌合する嵌合穴と、
前記第1譜面板部材及び前記第2譜面板部材のいずれか一方の裏面に設置され、前記第2の状態において回転の中心から水平方向に延び、前記突出部よりも長い第3腕部材を備える回転支持部材と、
前記第1譜面板部材及び前記第2譜面板部材の他方の裏面に設置され、前記第3腕部材の先端を保持する保持部材と、
を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の鍵盤楽器。 - 前記連結機構は、
前記第1譜面板部材及び前記第2譜面板部材のいずれか一方の裏面に設置され、回転軸から第1の距離を有する第1の支持位置と、回転軸から前記第1の距離よりも大きい第2の距離を有する第2の支持位置とを有するガイドレールを備える回転支持部材と、
前記第1譜面板部材及び前記第2譜面板部材の他方の裏面に設置され、前記ガイドレールに係合する係合部材と、
を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の鍵盤楽器。 - 連結部材を介して楽器本体の天面に倒すことが可能に連結される第1譜面板部材と、
前記第1譜面板部材と別部材で構成された第2譜面板部材と、
前記第1譜面板部材と前記第2譜面板部材とが離間した第1の状態と、前記第1譜面板部材と前記第2譜面板部材との少なくとも一部が接触もしくは前記第1の状態よりも近接した第2の状態のいずれかの状態で前記第1譜面板部材と前記第2譜面板部材とを連結する連結機構と、
を備える譜面台。
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