JP6481261B2 - 車両用差動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の駆動源の駆動力を一対の出力軸に差動を許容して配分する車両用差動装置に関する。
従来、車両の駆動源の駆動力を一対の出力軸に差動を許容して配分する車両用差動装置が、例えば車両の左右輪間に配置されている。このような車両用差動装置には、出力軸間の差動を制限することで、一方の出力軸によって駆動力が伝達される車輪(例えば左車輪)にスリップが発生した場合にも、他方の出力軸によって駆動力が伝達される車輪(例えば右車輪)に駆動力を伝達可能とし、低μ路走行時等の走行安定性を高めたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の車両用差動装置(差動歯車装置)は、エンジンの駆動力が入力されるデフケース(ハウジング)と、デフケースに回転可能に支持された複数対のピニオンギヤ(遊星歯車)と、これら複数対のピニオンギヤに噛み合う一対のサイドギヤ(太陽歯車)と、一対のサイドギヤの対向面間に配置されたセンタワッシャと、一対のサイドギヤとデフケースとの間にそれぞれ配置されたエンドワッシャとを備えている。ハウジング内には潤滑油が導入され、この潤滑油によって各部の摺動が潤滑される。
ピニオンギヤ及びサイドギヤは、捩れ歯を有するヘリカルギヤであり、ピニオンギヤとサイドギヤとの噛み合いによって、互いのギヤ間に軸方向のスラスト力が発生する。そして、このスラスト力によって一対のサイドギヤがセンタワッシャ又はエンドワッシャに押し付けられて摩擦力が発生し、この摩擦力によって一対のサイドギヤ間の差動が制限される。
特開2009−174577号公報
近年の環境意識の高まりにより、車両の燃費性能のさらなる向上が求められ、車両用差動装置にも小型軽量化が要請されている。しかし、車両用差動装置を構成するピニオンギヤやサイドギヤ、及びワッシャ(センタワッシャ及びエンドワッシャ)を単に小型化した場合には、サイドギヤとワッシャとの摺動面の面積が減少することにより、スラスト力による面圧が高くなる。そして、面圧が高い状態でサイドギヤがワッシャに対して高速で回転すると、局所的に油膜切れが発生する可能性が高くなる。このようにして油膜切れが発生すると、摺動面における摩擦係数が上昇して摩擦力が不安定になり、一対のサイドギヤの相対回転時に振動が発生してしまうおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、サイドギヤとワッシャとの間の摩擦力が不安定になることを抑制し、以って小型軽量化を可能とした車両用差動装置を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するため、車両の駆動源の駆動力を一対の出力軸に差動を許容して配分する車両用差動装置であって、前記駆動力が入力されるデフケースと、前記デフケースに回転可能に支持された複数のピニオンギヤと、前記複数のピニオンギヤに噛み合うと共に、前記一対の出力軸にそれぞれ連結される一対のサイドギヤと、前記一対のサイドギヤのうち、少なくとも一方のサイドギヤの軸方向端面と摺動する摺動面を有し、前記摺動面における摺動が潤滑油によって潤滑されるワッシャとを備え、前記一対のサイドギヤ及び前記複数のピニオンギヤは、その噛み合いにより軸方向のスラスト力を発生させるヘリカルギヤであり、前記ワッシャは、前記摺動面に二硫化モリブデン及びグラファイトを含有する潤滑剤をコーティングして固体潤滑性を高める表面処理が施されており、当該摺動面のビッカーズ硬さが400〜600Hvであり、前記サイドギヤの軸方向端面のビッカーズ硬さが900〜1500Hvである、車両用差動装置を提供する。
本発明によれば、サイドギヤとワッシャとの間の摩擦力が不安定になることを抑制することができ、以って車両用差動装置の小型軽量化を図ることが可能となる。
本発明の実施の形態に係る車両用差動装置の構成例を示す断面図である。 図1のA−A線断面図である。 車両用差動装置の分解斜視図である。 実施例及び比較例に係る摺動試験の結果を示すグラフである。
[実施の形態]
以下、本発明の実施の形態に係る車両用差動装置の構成について、図1乃至図3を参照して説明する。
図1は、車両用差動装置1の構成例を示す断面図である。図2は、図1のA−A線断面図である。図3は、車両用差動装置1の分解斜視図である。
この車両用差動装置1は、車両の駆動源の駆動力を一対の出力軸に差動を許容して配分するために用いられる。駆動源としては、エンジンや電動モータが挙げられる。本実施の形態に係る車両用差動装置1は、例えばプロペラシャフトを介して伝達された駆動源の駆動力を左右の後輪に配分するデファレンシャル装置として用いられ、入力された駆動力を一対の出力軸としての左右一対のアクスルシャフトに配分する。
車両用差動装置1は、駆動力が入力されるデフケース2と、デフケース2に回転可能に支持された第1ピニオンギヤ31及び第2ピニオンギヤ32と、第1ピニオンギヤ31及び第2ピニオンギヤ32に噛み合うと共に、一対のアクスルシャフトにそれぞれ連結される第1サイドギヤ4及び第2サイドギヤ5と、第1サイドギヤ4及び第2サイドギヤ5の間に配置されたアクスルスペーサ6と、第1サイドギヤ4及び第2サイドギヤ5の少なくとも何れかの軸方向端面と摺動するセンタワッシャ70ならびに第1エンドワッシャ71及び第2エンドワッシャ72とを備えている。
デフケース2、第1サイドギヤ4、及び第2サイドギヤ5は、回転軸線Oを共有し、この回転軸線O上で相対回転可能である。第1ピニオンギヤ31及び第2ピニオンギヤ32は、その回転軸が回転軸線Oと平行である。以下、回転軸線Oに平行な方向を「軸方向」という。
デフケース2は、軸方向の一方が開口した有底円筒状の本体部21、及び本体部21の開口を塞ぐように配置された蓋部22を有している。本体部21と蓋部22とは、図略のボルトによって連結され、一体に回転する。
本体部21は、円筒形状の円筒部210と、円筒部210における軸方向の一側の端部を塞ぐように形成された底部211と、円筒部210の軸方向における底部211とは反対側の端部から外方に張り出して形成されたフランジ部212とを一体に有している。蓋部22は、本体部21の底部211と軸方向に対向する円盤形状の円盤部221と、円盤部221の外周面からさらに外方に張り出して形成されたフランジ部222とを一体に有している。
本体部21側のフランジ部212には、複数(本実施の形態では10個)のボルト挿通孔212aが形成され、蓋部22側のフランジ部222にも同数のボルト挿通孔222aが形成されている。本体部21及び蓋部22のフランジ部212,222は、互いに突き合わされることによりボルト挿通孔212a,222aが連通する。本体部21と蓋部22とを連結するボルトは、ボルト挿通孔212a,222aを挿通して図略のリングギヤに螺合し、このリングギヤを介して駆動源の駆動力がデフケース2に入力される。
第1ピニオンギヤ31及び第2ピニオンギヤ32は、互いに噛み合わされて対をなし、デフケース2に回転可能に支持されている。本実施の形態では、図2及び図3に示すように、4対の第1ピニオンギヤ31及び第2ピニオンギヤ32がデフケース2に支持されている。
第1ピニオンギヤ31は、円柱状の軸部310と、軸部310の一端部(デフケース2の本体部21における底部211側の端部)に設けられた第1ギヤ部311と、軸部310の他端部(デフケース2の蓋部22側の端部)に設けられた第2ギヤ部312とを一体に有している。第1ギヤ部311と第2ギヤ部312の間には、これら両ギヤ部311,312の歯底円よりも細径の頸部31aが形成されている。
第2ピニオンギヤ32は、第1ピニオンギヤ31と対称な形状を有している。すなわち、第2ピニオンギヤ32は、円柱状の軸部320と、軸部320の一端部(デフケース2の蓋部22側の端部)に設けられた第1ギヤ部321と、軸部320の他端部(デフケース2の本体部21における底部211側の端部)に設けられた第2ギヤ部322とを一体に有している。第1ギヤ部321と第2ギヤ部322の間には、これら両ギヤ部321,322の歯底円よりも細径の頸部32aが形成されている。
第1ピニオンギヤ31は、第1ギヤ部311が第2ギヤ部312よりも軸方向の長さが長く形成されている。同様に、第2ピニオンギヤ32は、第1ギヤ部321が第2ギヤ部322よりも軸方向の長さが長く形成されている。第1ピニオンギヤ31の第1ギヤ部311は、第2ピニオンギヤ32の第2ギヤ部322と噛み合わされ、第1ピニオンギヤ31の第2ギヤ部312は、第2ピニオンギヤ32の第1ギヤ部321と噛み合わされている。
図2に示すように、第1ピニオンギヤ31は、デフケース2の本体部21における円筒部210に形成された第1収容部210aに収容されている。また、第2ピニオンギヤ32は、同じくデフケース2の本体部21における円筒部210に形成された第2収容部210bに収容されている。第1収容部210aと第2収容部210bとは、一部において連通し、この連通した部分において第1ピニオンギヤ31の第1ギヤ部311と第2ピニオンギヤ32の第2ギヤ部322とが噛み合い、かつ第1ピニオンギヤ31の第2ギヤ部312と第2ピニオンギヤ32の第1ギヤ部321とが噛み合っている。
また、デフケース2の本体部21における円筒部210には、潤滑油をデフケース2の内部に導く潤滑油導入溝210c、及び潤滑油をデフケース2から排出するための潤滑油排出孔210dがそれぞれ4箇所に形成されている。潤滑油導入溝210cは、車両の前進走行時に潤滑油をデフケース2の内部に導くように形成され、潤滑油導入溝210cから導入された潤滑油は、デフケース2内の各部を潤滑して潤滑油排出孔210dから排出される。この潤滑油は、例えばギヤの潤滑に適した粘性を有するギヤオイルであり、車両用差動装置1を回転可能に支持するデフキャリア内に封入されている。
第1サイドギヤ4と第2サイドギヤ5とは、デフケース2内に軸方向に並列し、相対回転可能に支持されている。第1サイドギヤ4には、例えば車両の右後輪のアクスルシャフトが連結され、第2サイドギヤ5には、例えば車両の左後輪のアクスルシャフトが連結される。デフケース2の本体部21における底部211には、第1サイドギヤ4に連結されるアクスルシャフトを挿通させるシャフト挿通孔211bが形成され、蓋部22における円盤部221には、第2サイドギヤ5に連結されるアクスルシャフトを挿通させるシャフト挿通孔221bが形成されている。
第1サイドギヤ4は、アクスルシャフトが相対回転不能に嵌合するスプライン嵌合部400をその中心部に有する円筒形状の本体部40と、本体部40の外周面の一部に形成されたギヤ部41とを一体に有している。第2サイドギヤ5は、アクスルシャフトが相対回転不能に嵌合するスプライン嵌合部500をその中心部に有する円筒形状の本体部50と、本体部50の外周面の一部に形成されたギヤ部51とを一体に有している。
第1サイドギヤ4と第2サイドギヤ5との間には、軸方向の両側からアクスルシャフトが突き当てられるアクスルスペーサ6、及びセンタワッシャ70が配置されている。アクスルスペーサ6には、中心部を軸方向に貫通する貫通孔6aが形成されると共に、貫通孔6aを中心としてアクスルスペーサ6の軸方向端面及び外周面に延びる複数の油溝6bが形成されている。このアクスルスペーサ6は、第1サイドギヤ4及び第2サイドギヤ5にそれぞれ形成された凹部に収容されている。
センタワッシャ70は、第1サイドギヤ4の本体部40における軸方向端面40aと、第2サイドギヤ5の本体部50における軸方向端面50aとの間に配置されている。センタワッシャ70には、図3に示すように、環状の円板部700の外周面から第1ピニオンギヤ31の頸部31aと第2ピニオンギヤ32の頸部32aとの間に向かって突出する4つの突部701が形成されている。円板部700の中心部には、センタワッシャ70を軸方向(厚さ方向)に貫通する丸孔700aが形成され、この丸孔700aの内側にアクスルスペーサ6が配置されている。
第1サイドギヤ4の本体部40におけるセンタワッシャ70側とは反対側の軸方向端面40bと、デフケース2の本体部21における底部211の内面211aとの間には、第1エンドワッシャ71が配置されている。第1エンドワッシャ71には、図3に示すように、環状の円板部710の外周面から外方に突出する2つの突部711が形成されている。円板部710の中心部には、第1エンドワッシャ71を軸方向(厚さ方向)に貫通してアクスルシャフトを挿通させる丸孔710aが形成されている。
第2サイドギヤ5の本体部50におけるセンタワッシャ70側とは反対側の軸方向端面50bと、デフケース2の蓋部22における円盤部221の内面221aとの間には、第2エンドワッシャ72が配置されている。第2エンドワッシャ72には、図3に示すように、環状の円板部720の外周面から外方に突出する2つの突部721が形成されている。円板部720の中心部には、第2エンドワッシャ72を軸方向(厚さ方向)に貫通してアクスルシャフトを挿通させる丸孔720aが形成されている。
また、デフケース2の蓋部22における円盤部221には、第2エンドワッシャ72の2つの突部721がそれぞれ嵌合する2つの窪部221cが形成されている。第2エンドワッシャ72は、突部721が窪部221cに嵌合することで、デフケース2に対して回り止めされている。なお、図示は省略しているが、第1エンドワッシャ71も、同様の構成によってデフケース2に対して回り止めされている。
図1に示すように、第1サイドギヤ4のギヤ部41は、本体部40の外周面においてセンタワッシャ70側に片寄って形成されている。同様に、第2サイドギヤ5のギヤ部51は、本体部50の外周面においてセンタワッシャ70側に片寄って形成されている。第1サイドギヤ4のギヤ部41には、第1ピニオンギヤ31の第1ギヤ部311が噛み合い、第2サイドギヤ5のギヤ部51には、第2ピニオンギヤ32の第1ギヤ部321が噛み合っている。
なお、第2ピニオンギヤ32の第2ギヤ部322は、第1サイドギヤ4の本体部40の外周側においてギヤ部41と径方向に対向しない位置に配置され、第1サイドギヤ4とは噛み合わない。また、第1ピニオンギヤ31の第2ギヤ部312は、第2サイドギヤ5の本体部50の外周側においてギヤ部51と径方向に対向しない位置に配置され、第2サイドギヤ5とは噛み合わない。
第1ピニオンギヤ31及び第2ピニオンギヤ32ならびに第1サイドギヤ4及び第2サイドギヤ5は、その噛み合いにより軸方向のスラスト力を発生させるヘリカルギヤである。すなわち、第1ピニオンギヤ31の第1ギヤ部311及び第2ギヤ部312、ならびに第2ピニオンギヤ32の第1ギヤ部321及び第2ギヤ部322は、捩じれ歯によって形成され、第1サイドギヤ4のギヤ部41及び第2サイドギヤ5のギヤ部51も、第1ピニオンギヤ31及び第2ピニオンギヤ32の各ギヤ部に適合する捩れ角を有する捩じれ歯によって形成されている。
これにより、デフケース2に駆動源の駆動力が入力され、この駆動力がデフケース2から第1ピニオンギヤ31及び第2ピニオンギヤ32を介して第1サイドギヤ4及び第2サイドギヤ5に伝達される際、第1サイドギヤ4及び第2サイドギヤ5には、軸方向のスラスト力が作用する。本実施の形態では、車両の前進走行時における加速時又は速度一定の定常走行時に第1サイドギヤ4及び第2サイドギヤ5に互いに接近する方向のスラスト力が作用し、例えばエンジンブレーキによる減速時には、第1サイドギヤ4及び第2サイドギヤ5に互いに離間する方向のスラスト力が作用するように各ギヤ部の捩れ角が設定されている。ただし、これに限らず、車両の前進走行時における加速時又は定常走行時に第1サイドギヤ4及び第2サイドギヤ5が互いに離間する方向のスラスト力を受けるように各ギヤ部の捩れ角を設定してもよい。
センタワッシャ70は、第1サイドギヤ4の軸方向端面40aに対向する平面が第1摺動面70aとして形成され、第2サイドギヤ5の軸方向端面50aに対向する平面が第2摺動面70bとして形成されている。第1サイドギヤ4及び第2サイドギヤ5に互いに接近する方向のスラスト力が作用した状態で、第1サイドギヤ4及び第2サイドギヤ5が相対回転すると、センタワッシャ70の第1摺動面70aが第1サイドギヤ4の軸方向端面40aと摺動し、センタワッシャ70の第2摺動面70bが第2サイドギヤ5の軸方向端面50aと摺動する。
第1エンドワッシャ71は、第1サイドギヤ4の軸方向端面40bに対向する平面が摺動面71aとして形成され、この摺動面71aの裏側の平面71bは、デフケース2の本体部21における底部211の内面211aに接触する。また、第2エンドワッシャ72は、第2サイドギヤ5の軸方向端面50bに対向する平面が摺動面72aとして形成され、この摺動面72aの裏側の平面72bは、デフケース2の蓋部22における円盤部221の内面221aに接触する。
第1サイドギヤ4及び第2サイドギヤ5に互いに離間する方向のスラスト力が作用すると、第1エンドワッシャ71の摺動面71aが第1サイドギヤ4の軸方向端面40bと摺動し、第2エンドワッシャ72の摺動面72aが第2サイドギヤ5の軸方向端面50bと摺動する。
センタワッシャ70の第1摺動面70aが第1サイドギヤ4の軸方向端面40aと摺動し、センタワッシャ70の第2摺動面70bが第2サイドギヤ5の軸方向端面50aと摺動することで、センタワッシャ70の第1及び第2摺動面70a,70bと第1サイドギヤ4及び第2サイドギヤ5の軸方向端面40a,50aとの間に発生する摩擦抵抗力が、第1サイドギヤ4及び第2サイドギヤ5の差動を制限する差動制限力となる。
また、第1サイドギヤ4及び第2サイドギヤ5に互いに離間する方向のスラスト力が作用した場合には、第1エンドワッシャ71の摺動面71aが第1サイドギヤ4の軸方向端面40bと摺動し、第2エンドワッシャ72の摺動面72aが第2サイドギヤ5の軸方向端面50bと摺動することで、第1エンドワッシャ71及び第2エンドワッシャ72の摺動面71a,72aと第1サイドギヤ4及び第2サイドギヤ5の軸方向端面40b,50bとの間に発生する摩擦抵抗力が、第1サイドギヤ4及び第2サイドギヤ5の差動を制限する差動制限力となる。
なお、第1サイドギヤ4及び第2サイドギヤ5の差動を制限する差動制限力は、第1ピニオンギヤ31の第1ギヤ部311及び第2ギヤ部312の歯先面とデフケース2の本体部21における第1収容部210aの内面との摩擦摺動、及び第2ピニオンギヤ32の第1ギヤ部321及び第2ギヤ部322の歯先面とデフケース2の本体部21における第2収容部210bの内面との摩擦摺動によっても発生する。
センタワッシャ70の第1及び第2摺動面70a,70b、ならびに第1エンドワッシャ71及び第2エンドワッシャ72の摺動面71a,72aにおける摺動は、デフケース2内に導入された潤滑油によって潤滑される。この潤滑油は、摩耗を抑制すると共に、摩擦によって発生する熱を放熱する機能を有している。
センタワッシャ70ならびに第1エンドワッシャ71及び第2エンドワッシャ72は、例えば冷間圧延鋼板等の鉄系金属からなる板状の基材の表面に、固体潤滑性を高める表面処理が施されている。本実施の形態では、この表面処理が、二硫化モリブデン及びグラファイト(黒鉛)を含有する潤滑剤をコーティングするデフリックコート(登録商標)である。つまり、センタワッシャ70の第1及び第2摺動面70a,70b、ならびに第1エンドワッシャ71及び第2エンドワッシャ72の摺動面71a,72aは、二硫化モリブデン及びグラファイトを含有する潤滑剤に覆われている。また、本実施の形態では、この潤滑剤の剥離を防止するため、基材の表面にポーラス層(多孔質層)を生成するための窒化処理が施されている。
この表面処理により、センタワッシャ70ならびに第1エンドワッシャ71及び第2エンドワッシャ72は、その表面における摩擦係数が、基材の表面の摩擦係数よりも低くなっている。また、センタワッシャ70の第1及び第2摺動面70a,70b、ならびに第1エンドワッシャ71及び第2エンドワッシャ72の摺動面71a,72aのビッカーズ硬さは、第1サイドギヤ4の軸方向端面40a,40b、及び第2サイドギヤ5の軸方向端面50a,50bのビッカーズ硬さよりも低い。
より具体的には、センタワッシャ70の第1及び第2摺動面70a,70b、ならびに第1エンドワッシャ71及び第2エンドワッシャ72の摺動面71a,72aのビッカーズ硬さをV(Hv)とし、第1サイドギヤ4の軸方向端面40a,40b、及び第2サイドギヤ5の軸方向端面50a,50bのビッカーズ硬さをV(Hv)とすると、Vは例えば600以下であり、Vは例えば900〜1500である。すなわち、VはVの3分の2以下である。また、Vの望ましい範囲は、400〜600である。
(摺動試験)
上記のようにデフリックコートが施された実施例に係るセンタワッシャ、及びデフリックコートが施されていない基材のみの比較例に係るセンタワッシャを用いて摺動試験を行った結果について、図4を参照して説明する。
図4は、実施例及び比較例に係るセンタワッシャと、第1サイドギヤ4及び第2サイドギヤ5の軸方向端面40a,50aと同等の表面性状を有する摩擦材とを潤滑油中で荷重を加えながら摺動させた摺動試験の結果を示すグラフである。このグラフでは、横軸にPV値(MPa・m/s)を、縦軸に摩擦係数を、それぞれ示している。ここで、PV値とは、実施例及び比較例に係るセンタワッシャが摩擦材から受ける面圧(MPa)に、センタワッシャと摩擦材との摺動速度(m/s)を掛け合わせた値である。また、摩擦係数は、実施例及び比較例に係るセンタワッシャと摩擦材との間に発生する摩擦力を荷重で除して得られる値である。なお、この試験は、潤滑油の初期温度を40℃とし、PV値を一定の割合で高めながら、センタワッシャと摩擦材との間に発生する摩擦力を測定することにより行った。
図4に示すように、デフリックコートを施した実施例に係るセンタワッシャを用いた場合には、PV値が約200であるときの摩擦係数が約0.9であり、この値をピークとしてPV値が高くなるほど摩擦係数が緩やかに低下している。摩擦係数が低下する理由としては、試験の進行と共に潤滑油の温度が上昇し、この温度上昇に伴って潤滑油の粘性が低下すること、及び潤滑油に含まれる添加剤の活性が高まることが要因として考えられる。また、PV値が高くなっても摩擦係数が安定している理由としては、局所的に油膜切れが発生しても、センタワッシャの表面にデフリックコートが施されているために、摩擦力の大幅な変動が抑えられているためであると考えられる。
一方、デフリックコートを施していない比較例に係るセンタワッシャを用いた場合には、PV値が約3500以上で摩擦係数が大きく変動している。このことは、PV値が約3500以上となると、潤滑油の油膜切れが発生した部分における摩擦力が急激に上昇し、全体としての摩擦係数が不安定になることを示している。このような現象が車両に搭載された状態で発生すると、振動が発生すると共に、安定した差動制限力が得られないこととなる。
なお、センタワッシャに限らず、エンドワッシャ(第1エンドワッシャ71及び第2エンドワッシャ72)にデフリックコートを施した場合にも、同様の効果が期待できる。
(実施の形態の作用及び効果)
以上説明した本発明の実施の形態によれば、以下に示す作用及び効果が得られる。
(1)センタワッシャ70の第1及び第2摺動面70a,70b、ならびに第1エンドワッシャ71及び第2エンドワッシャ72の摺動面71a,72aに固体潤滑性を高める表面処理が施されているので、センタワッシャ70又は第1エンドワッシャ71及び第2エンドワッシャ72が第1サイドギヤ4及び第2サイドギヤ5から大きな荷重を受けた状態で、第1サイドギヤ4及び第2サイドギヤ5が相対回転しても、摩擦力(差動制限力)の大幅な変動が抑えられる。これにより、第1サイドギヤ4及び第2サイドギヤ5や、センタワッシャ70ならびに第1エンドワッシャ71及び第2エンドワッシャ72を小型化することが可能となり、車両用差動装置1の小型化や製造コストの低減に寄与することができる。
(2)固体潤滑性を高める表面処理として、潤滑性や耐摩耗性に優れたデフリックコートを採用したので、第1サイドギヤ4及び第2サイドギヤ5の相対回転時におけるセンタワッシャ70又は第1エンドワッシャ71及び第2エンドワッシャ72との間の摩擦力の大幅な変動を抑制する効果を確実に得ることができる。
(3)図4に示されるように、デフリックコートを施すことにより摺動面における摩擦係数が低下するので、センタワッシャ70、第1エンドワッシャ71、及び第2エンドワッシャ72に焼き付き等が発生することを抑制できる。
(4)センタワッシャ70ならびに第1エンドワッシャ71及び第2エンドワッシャ72と、第1サイドギヤ4及び第2サイドギヤ5との間の摩擦係数は、デフリックコートに含まれる二硫化モリブデン及びグラファイト等の配合比を変えることにより調整することが可能である。このため、例えば第1サイドギヤ4及び第2サイドギヤ5のギヤ部41,51、ならびに第1ピニオンギヤ31及び第2ピニオンギヤ32の各ギヤ部311,312,321,322の捩れ角を変えなくとも、一対のアクスルシャフトのTBR(トルクバイアスレシオ)を調整することができ、車種や用途に適合した差動制限性能を得ることができる。
(5)センタワッシャ70の第1及び第2摺動面70a,70b、ならびに第1エンドワッシャ71及び第2エンドワッシャ72の摺動面71a,72aにおけるビッカーズ硬さは、第1サイドギヤ4の軸方向端面40a,40b、及び第2サイドギヤ5の軸方向端面50a,50bのビッカーズ硬さよりも低いので、センタワッシャ70や第1エンドワッシャ71及び第2エンドワッシャ72による第1サイドギヤ4及び第2サイドギヤ5に対する相手攻撃性(摩耗させやすさ)を低減することができる。これにより、第1サイドギヤ4及び第2サイドギヤ5の摩耗を抑え、第1サイドギヤ4及び第2サイドギヤ5のデフケース2内における軸方向のガタつきや、潤滑油中に摩耗粉が混入してしまうこと等を抑制することが可能となる。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、上記に記載した実施の形態は、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能であり、例えば以下に示すような変形も可能である。
上記実施の形態では、本発明を車両の左右輪に駆動力を配分する差動装置に適用した場合について説明したが、これに限らず、四輪駆動車の前輪側及び後輪側に駆動源の駆動力を配分するセンターデファレンシャルに本発明を適用することも可能である。
また、上記実施の形態では、センタワッシャ70ならびに第1エンドワッシャ71及び第2エンドワッシャ72にデフリックコートを施した場合について説明したが、センタワッシャ70のみ、あるいは第1エンドワッシャ71及び第2エンドワッシャ72にデフリックコートを施してもよい。
またさらに、上記実施の形態では、固体潤滑性を高める表面処理として、デフリックコートを採用した場合について説明したが、固体潤滑性を高める効果があれば、デフリックコート以外の表面処理を採用してもよい。
1…車両用差動装置、2…デフケース、21…本体部、210…円筒部、210a…第1収容部、210b…第2収容部、210c…潤滑油導入溝、210d…潤滑油排出孔、211…底部、211a…内面、211b…シャフト挿通孔、212…フランジ部、212a…ボルト挿通孔、22…蓋部、221…円盤部、221a…内面、221b…シャフト挿通孔、221c…窪部、222…フランジ部、222a…ボルト挿通孔、31…第1ピニオンギヤ、310…軸部、311…第1ギヤ部、312…第2ギヤ部、31a…頸部、32…第2ピニオンギヤ、320…軸部、321…第1ギヤ部、322…第2ギヤ部、32a…頸部、4…第1サイドギヤ、40…本体部、400,500…スプライン嵌合部、40a,40b…軸方向端面、41…ギヤ部、5…第2サイドギヤ、50…本体部、50a,50b…軸方向端面、51…ギヤ部、6…アクスルスペーサ、6a…貫通孔、6b…油溝、70…センタワッシャ、700…円板部、700a…丸孔、701…突部、70a…第1摺動面、70b…第2摺動面、71…エンドワッシャ、710…円板部、710a…丸孔、711…突部、71a…摺動面、71b…平面、72…エンドワッシャ、720…円板部、720a…丸孔、721…突部、72a…摺動面、72b…平面、O…回転軸線

Claims (3)

  1. 車両の駆動源の駆動力を一対の出力軸に差動を許容して配分する車両用差動装置であって、
    前記駆動力が入力されるデフケースと、
    前記デフケースに回転可能に支持された複数のピニオンギヤと、
    前記複数のピニオンギヤに噛み合うと共に、前記一対の出力軸にそれぞれ連結される一対のサイドギヤと、
    前記一対のサイドギヤのうち、少なくとも一方のサイドギヤの軸方向端面と摺動する摺動面を有し、前記摺動面における摺動が潤滑油によって潤滑されるワッシャとを備え、
    前記一対のサイドギヤ及び前記複数のピニオンギヤは、その噛み合いにより軸方向のスラスト力を発生させるヘリカルギヤであり、
    前記ワッシャは、前記摺動面に二硫化モリブデン及びグラファイトを含有する潤滑剤をコーティングして固体潤滑性を高める表面処理が施されており、当該摺動面のビッカーズ硬さが400〜600Hvであり、前記サイドギヤの軸方向端面のビッカーズ硬さが900〜1500Hvである
    車両用差動装置。
  2. 前記ワッシャが前記一対のサイドギヤの間に配置された、
    請求項1に記載の車両用差動装置。
  3. 前記ワッシャが前記サイドギヤと前記デフケースの内面との間に配置された、
    請求項1又は2に記載の車両用差動装置。
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