JP2021173389A - 車両用差動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い差動制限力を安定して発生させることが可能な車両用差動装置を提供する。【解決手段】差動装置1は、一対の出力軸71,72のうち一方の出力軸71に相対回転不能に連結される第1連結部材51と、他方の出力軸72に相対回転不能に連結される第2連結部材52と、第1連結部材51と第1結合部J1においてヘリカルスプライン結合された第1サイドギヤ41と、第2連結部材52と第2結合部J2においてヘリカルスプライン結合された第2サイドギヤ42と、第1サイドギヤ41に噛み合う第1ピニオンギヤ31と第2サイドギヤ42に噛み合う第2ピニオンギヤ32とを噛み合わせてなる複数のピニオンギヤ組3とを備える。第1連結部材51と第1サイドギヤ41とは、第1結合部J1を軸方向に挟む二箇所においてインロー嵌合し、第2連結部材52と第2サイドギヤ42とが第2結合部J2を軸方向に挟む二箇所においてインロー嵌合する。【選択図】図4

Description

本発明は、車両の駆動源の駆動力を一対の出力軸に差動を許容して配分する車両用差動装置に関する。
従来、車両においてエンジン等の駆動源の駆動力を一対の出力軸に差動を許容して配分する差動装置には、出力軸間の差動回転を抑制する差動制限機能を備えたものがある。このような差動装置を備えた車両は、例えば右車輪がスリップした際にも左車輪に駆動力を伝達することができるので、走行安定性が高められる。本出願人は、出力軸間の差動回転を抑制する差動制限力をさらに高める構成を備えた車両用差動装置として、特許文献1のものを提案している。
特許文献1に記載の車両用差動装置は、一対の出力軸のうち一方の出力軸に相対回転不能に連結される第1連結部材と、他方の出力軸に相対回転不能に連結される第2連結部材と、第1連結部材とヘリカルスプライン結合された第1サイドギヤと、第2連結部材とヘリカルスプライン結合された第2サイドギヤと、第1サイドギヤに噛み合わされた第1ピニオンギヤと第2サイドギヤに噛み合わされた第2ピニオンギヤとを噛み合わせてなる複数のピニオンギヤ組とを備えている。車両の前進加速時には、ヘリカルスプライン結合された部分で発生する軸方向のスラスト力によって第1連結部材及び第1サイドギヤ、ならびに第2連結部材及び第2サイドギヤがそれぞれワッシャに押し付けられることによって発生する摩擦力により、差動制限力が高められる。
特許第6565524号公報
上記のように構成された車両用差動装置では、使用状況によっては、差動制限力が所期の値から変動してしまったり、車両の加速状態と減速状態とが切り換わるときに差動制限力のヒステリシスが発生してしまう場合があった。本発明者らは、この原因と対策について鋭意研究し、本発明をなすに至った。すなわち、本発明は、高い差動制限力を安定して発生させることが可能な車両用差動装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記の目的を達成するため、車両の駆動力を一対の出力軸に差動を許容して配分する車両用差動装置であって、前記一対の出力軸のうち一方の出力軸に相対回転不能に連結される第1連結部材と、前記一対の出力軸のうち他方の出力軸に相対回転不能に連結される第2連結部材と、前記第1連結部材と第1結合部においてヘリカルスプライン結合された第1サイドギヤと、前記第2連結部材と第2結合部においてヘリカルスプライン結合された第2サイドギヤと、前記第1サイドギヤに噛み合う第1ピニオンギヤと前記第2サイドギヤに噛み合う第2ピニオンギヤとを噛み合わせてなる複数のピニオンギヤ組と、前記複数のピニオンギヤ組を保持するデフケースと、を備え、前記第1連結部材と前記第1サイドギヤとが前記第1結合部を軸方向に挟む二箇所においてインロー嵌合し、前記第2連結部材と前記第2サイドギヤとが前記第2結合部を軸方向に挟む二箇所においてインロー嵌合している、車両用差動装置を提供する。
本発明に係る車両用差動装置によれば、高い差動制限力を安定して発生させることが可能となる。
本発明の実施の形態に係る車両用差動装置の構成例を示す断面図である。 車両用差動装置の分解斜視図である。 車両用差動装置の要部の構成部材を示す説明図である。 車両の前進走行時における車両用差動装置の動作状態を示す断面図であり、(a)は加速時における動作状態を、(b)は減速時における動作状態をそれぞれ示す。 (a)は、比較例に係る車両用差動装置を示す断面図である。(b)〜(d)は、第1サイドギヤのヘリカルスプライン歯と第1連結部材のヘリカルスプライン歯との噛み合い部を示す説明図であり、(b)は(a)のA−A線における断面図、(c)は(a)のB−B線における断面図、(d)は(a)のC−C線における断面図である。
[実施の形態]
本発明の実施の形態について、図1乃至図4を参照して説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明を実施する上での好適な具体例として示すものであり、技術的に好ましい種々の技術的事項を具体的に例示している部分もあるが、本発明の技術的範囲は、この具体的態様に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施の形態に係る車両用差動装置の構成例を示す断面図である。図2は、車両用差動装置の分解斜視図である。
この車両用差動装置1は、車両のエンジン等の駆動源の駆動力を一対の出力軸71,72に差動を許容して配分するために用いられる。図1では、一対の出力軸71,72を仮想線(二点鎖線)で示している。この車両用差動装置1は、駆動源の駆動力を左右の駆動輪に配分するデファレンシャル装置として用いられ、入力された駆動力を一対の出力軸71,72としての左右のドライブシャフトに配分する。以下、車両用差動装置1を単に差動装置1という。
差動装置1は、駆動力が入力されるデフケース2と、第1ピニオンギヤ31及び第2ピニオンギヤ32を噛み合わせてなる複数のピニオンギヤ組3と、第1ピニオンギヤ31に噛み合う第1サイドギヤ41と、第2ピニオンギヤ32に噛み合う第2サイドギヤ42と、第1サイドギヤ41にヘリカルスプライン結合された第1連結部材51と、第2サイドギヤ42にヘリカルスプライン結合された第2連結部材52と、第1サイドギヤ41と第2サイドギヤ42との間に配置されたセンタワッシャ60と、デフケース2に保持された第1サイドワッシャ61及び第2サイドワッシャ62とを備えている。
デフケース2には、図1に仮想線(二点鎖線)で示すリングギヤ11が複数のボルト12によって固定される。デフケース2は、このリングギヤ11から入力される駆動源の駆動力により、回転軸線Oを中心として回転する。第1サイドギヤ41、第2サイドギヤ42、第1連結部材51、及び第2連結部材52は、デフケース2に収容され、デフケース2に対して回転軸線Oを中心として相対回転可能である。以下、回転軸線Oに平行な方向を軸方向という。
デフケース2は、有底円筒状のデフケース本体21と、デフケース本体21の開口を塞ぐように配置されたデフケース蓋体22とを有し、デフケース本体21とデフケース蓋体22とが複数のボルト23によって結合されている。デフケース本体21は、円筒状の筒部211と、筒部211における軸方向一側の端部から径方向内方に延出するように形成された環状の第1側壁部212と、第1側壁部211の中心部から軸方向外方に向かって延出された円筒状の第1延出部213と、第1筒部211における軸方向他側の端部から径方向外方に張り出して形成された第1フランジ部214とを一体に有している。第1側壁部212には、潤滑油を流通させる油孔212aが形成されている。
デフケース蓋体22は、円盤状の第2側壁部221と、第2側壁部221の中心部から軸方向外方に向かって延出された円筒状の第2延出部222と、第2側壁部221から径方向外方に張り出して形成された第2フランジ部223とを一体に有している。第2側壁部221には、潤滑油を流通させる油孔221aが形成されている。
リングギヤ11を固定するためのボルト12は、デフケース本体21の第1フランジ部214及びデフケース蓋体22の第2フランジ部223に挿通されている。第1延出部213及び第2延出部222の外周には、図略の軸受が配置され、デフケース2がこれらの軸受によってデフキャリアに対して回転可能に支持される。
第1サイドワッシャ61は、第1側壁部212に保持され、第2サイドワッシャ62は、第2側壁部221に保持されている。センタワッシャ60は、第1サイドギヤ41及び第1連結部材51と、第2サイドギヤ42及び第2連結部材52との間に配置されている。センタワッシャ60、第1サイドワッシャ61、及び第2サイドワッシャ62は、デフケース2に対する相対回転が規制されている。
デフケース2には、4組のピニオンギヤ組3が収容されている。それぞれのピニオンギヤ組3は、一つの第1ピニオンギヤ31と、二つの第2ピニオンギヤ32とを噛み合わせてなる。第1ピニオンギヤ31は、ピッチ円径が異なる大径ギヤ部311及び小径ギヤ部312と、大径ギヤ部311と小径ギヤ部312との間に設けられ、小径ギヤ部312側から大径ギヤ部311側に向かって徐々にピッチ円径が大きくなる傾斜ギヤ部313とを有している。二つの第2ピニオンギヤ32は、軸方向の長さが第1ピニオンギヤ31よりも短く、それぞれ第1ピニオンギヤ31の小径ギヤ部312に噛み合っている。
デフケース本体21には、4組のピニオンギヤ組3をそれぞれ保持する四つのボア20が形成されている。ボア20の内面は、第1ピニオンギヤ31の大径ギヤ部311が摺動する摺動面20a、第1ピニオンギヤ31の小径ギヤ部312が摺動する摺動面20b、及び第2ピニオンギヤ32が摺動する摺動面20cを含んでいる。車両の直進走行時には、第1ピニオンギヤ31及び第2ピニオンギヤ32がボア20内で自転することなくデフケース2と共に回転(公転)する。また、車両の旋回時等において一対の出力軸71,72が差動回転する際には、第1ピニオンギヤ31及び第2ピニオンギヤ32がボア20内で自転しながらデフケース2と共に回転する。
第1サイドギヤ41は、第1ピニオンギヤ31の大径ギヤ部311に噛み合っている。第2サイドギヤ42は、第2ピニオンギヤ32に噛み合っている。第1サイドギヤ41及び第2サイドギヤ42の外周には、歯筋が軸方向に対して傾斜した複数の斜歯411,421がそれぞれ形成されている。第1サイドギヤ41における複数の斜歯411の捩じれ方向は、車両の前進方向への加速時に第1サイドギヤ41がセンタワッシャ60側に押し付けられる方向である。第2サイドギヤ42における複数の斜歯421の捩じれ方向は、車両の前進方向への加速時に第2サイドギヤ42がセンタワッシャ60側に押し付けられる方向である。
第1連結部材51は、一対の出力軸71,72のうち一方の出力軸71に相対回転不能に連結される。第1連結部材51の内周面には、出力軸71との連結のためのストレートスプライン嵌合部511が形成されている。第2連結部材52は、一対の出力軸71,72のうち他方の出力軸72に相対回転不能に連結される。第2連結部材52の内周面には、出力軸72との連結のためのストレートスプライン嵌合部521が形成されている。
第1サイドギヤ41は、第1結合部Jにおいて第1連結部材51とヘリカルスプライン結合されている。第2サイドギヤ42は、第2結合部Jにおいて第2連結部材52とヘリカルスプライン結合されている。第1サイドギヤ41の内周には、歯筋が軸方向に対して傾斜した複数のヘリカルスプライン歯412が形成され、第2サイドギヤ42の内周には、歯筋が軸方向に対して傾斜した複数のヘリカルスプライン歯422が形成されている。第1連結部材51の外周には、歯筋が軸方向に対して傾斜した複数のヘリカルスプライン歯512が形成され、第2連結部材52の外周には、歯筋が軸方向に対して傾斜した複数のヘリカルスプライン歯522が形成されている。
第1結合部Jでは、第1サイドギヤ41のヘリカルスプライン歯412と第1連結部材51のヘリカルスプライン歯512とが噛み合っており、この噛み合いによって第1サイドギヤ41から第1連結部材51に駆動力が伝達される。これらのヘリカルスプライン歯412,512の捩じれ方向は、車両の前進方向への加速時に第1サイドギヤ41がセンタワッシャ60側に押し付けられ、第1連結部材51が第1サイドワッシャ61側に押し付けられる方向である。
第2結合部Jでは、第2サイドギヤ42のヘリカルスプライン歯422と第2連結部材52のヘリカルスプライン歯522とが噛み合っており、この噛み合いによって第2サイドギヤ42から第2連結部材52に駆動力が伝達される。これらのヘリカルスプライン歯422,522の捩じれ方向は、車両の前進方向への加速時に第2サイドギヤ42がセンタワッシャ60側に押し付けられ、第2連結部材52が第2サイドワッシャ62側に押し付けられる方向である。
ところで、車両走行時には、例えば一方の出力軸71から第1連結部材51に作用する径方向の力によって第1連結部材51が第1サイドギヤ41に対して傾くと、第1結合部Jにおける第1サイドギヤ41のヘリカルスプライン歯412と第1連結部材51のヘリカルスプライン歯512との噛み合いが不適切な状態となるおそれがある。同様に、例えば他方の出力軸72から第2連結部材52に作用する径方向の力によって第2連結部材52が第2サイドギヤ42に対して傾くと、第2結合部Jにおける第2サイドギヤ42のヘリカルスプライン歯422と第2連結部材52のヘリカルスプライン歯522との噛み合いが不適切な状態となるおそれがある。
本実施の形態では、第1連結部材51と第1サイドギヤ41とが第1結合部Jを軸方向に挟む二箇所においてインロー嵌合することで、第1連結部材51が第1サイドギヤ41に対して傾くことを抑制している。また、第2連結部材52と第2サイドギヤ42とが第2結合部Jを軸方向に挟む二箇所においてインロー嵌合することで、第2連結部材52が第2サイドギヤ42に対して傾くことを抑制している。以下、このための構成について、図3及び図4を参照して詳細に説明する。なお、ここでインロー嵌合とは、互いに嵌合する内側部材と外側部材との嵌合部において、内側部材の外径と外側部材の内径とが略等しく、かつ内側部材と外側部材とが軸方向に相対移動可能である嵌合を意味する。
図3は、車両用差動装置の要部の構成部材を軸方向の間隔をあけて示す説明図である。図4は、車両の前進走行時における差動装置1の動作状態を示す断面図であり、(a)は加速時における差動装置1の動作状態を、(b)は減速時における差動装置1の動作状態を、それぞれ示す。なお、図4では、説明の明確化のため、各部材の軸方向への移動量及び各部材間に発生する軸方向の隙間の大きさを実際よりも誇張して示している。
第1連結部材51は、第1結合部Jの軸方向一側(第1サイドワッシャ61側)に第1サイドギヤ41に向かって突出する第1外側環状突起513を有し、この第1外側環状突起513が第1サイドギヤ41の内周嵌合面41aにインロー嵌合している。複数のヘリカルスプライン歯512と第1外側環状突起513との間には軸方向の隙間が形成されており、この隙間によってヘリカルスプライン歯512の加工が容易化されている。
第1外側環状突起513は、複数のヘリカルスプライン歯512との隙間における外周面51a(図3参照)から径方向外方に突出しており、第1外側環状突起513の先端面513aが第1サイドギヤ41の内周嵌合面41aに向かい合う。第1外側環状突起513の先端面513aの外径は、第1サイドギヤ41の内周嵌合面41aの内径よりも僅かに小さく形成されている。以下、第1外側環状突起513と第1サイドギヤ41の内周嵌合面41aとの嵌合部を第1外側嵌合部F11という。
第1サイドギヤ41は、第1結合部Jの軸方向他側(センタワッシャ60側)に第1連結部材51に向かって突出する第1内側環状突起413を有し、この第1内側環状突起413が第1連結部材51の外周嵌合面51bにインロー嵌合している。複数のヘリカルスプライン歯412と第1内側環状突起413との間には軸方向の隙間が形成されており、この隙間によってヘリカルスプライン歯412の加工が容易化されている。
第1内側環状突起413は、複数のヘリカルスプライン歯412との隙間における内周面41b(図3参照)から径方向内方に突出しており、第1内側環状突起413の先端面413aが第1連結部材51の外周嵌合面51bに向かい合う。第1内側環状突起413の先端面413aの内径は、第1連結部材51の外周嵌合面51bの外径よりも僅かに大きく形成されている。以下、第1内側環状突起413と第1連結部材51の外周嵌合面51bとの嵌合部を第1内側嵌合部F12という。
第2連結部材52は、第2結合部Jの軸方向一側(第2サイドワッシャ62側)に第2サイドギヤ42に向かって突出する第2外側環状突起523を有し、この第2外側環状突起523が第2サイドギヤ42の内周嵌合面42aにインロー嵌合している。複数のヘリカルスプライン歯522と第2外側環状突起523との間には軸方向の隙間が形成されている。
第2外側環状突起523は、複数のヘリカルスプライン歯522との隙間における外周面52a(図3参照)から径方向外方に突出しており、第2外側環状突起523の先端面523aが第2サイドギヤ42の内周嵌合面42aに向かい合う。第2外側環状突起523の先端面523aの外径は、第2サイドギヤ42の内周嵌合面42aの内径よりも僅かに小さく形成されている。以下、第2外側環状突起523と第2サイドギヤ42の内周嵌合面42aとの嵌合部を第2外側嵌合部F21という。
第2サイドギヤ42は、第2結合部Jの軸方向他側(センタワッシャ60側)に第2連結部材52に向かって突出する第2内側環状突起423を有し、この第2内側環状突起423が第2連結部材52の外周嵌合面52bにインロー嵌合している。複数のヘリカルスプライン歯422と第2内側環状突起423との間には軸方向の隙間が形成されている。
第2内側環状突起423は、複数のヘリカルスプライン歯422との隙間における内周面42b(図3参照)から径方向内方に突出しており、第2内側環状突起423の先端面423aが第2連結部材52の外周嵌合面52bに向かい合う。第2内側環状突起423の先端面423aの内径は、第2連結部材52の外周嵌合面52bの外径よりも僅かに大きく形成されている。以下、第2内側環状突起423と第2連結部材52の外周嵌合面52bとの嵌合部を第2内側嵌合部F22という。
このように、第1連結部材51と第1サイドギヤ41とが第1結合部Jを軸方向に挟む第1外側嵌合部F11及び第1内側嵌合部F12でインロー嵌合することで、第1連結部材51が第1サイドギヤ41に対して傾くことが抑制されている。また、第2連結部材52と第2サイドギヤ42とが第2結合部Jを軸方向に挟む第2外側嵌合部F21及び第2内側嵌合部F22でインロー嵌合することで、第2連結部材52が第2サイドギヤ42に対して傾くことが抑制されている。
また、本実施の形態では、第1連結部材51に、第1外側環状突起513の先端面513aからさらに径方向外方に突出した第1環状壁部514が設けられている。第1環状壁部514は、第1連結部材51における第1サイドワッシャ61側の端部に設けられており、第1サイドギヤ41における第1サイドワッシャ61側の軸方向端面41cと軸方向に向かい合う内側側面514a、及び第1サイドワッシャ61の摩擦面61aと軸方向に向かい合う外側側面514bを有している。第1サイドギヤ41におけるセンタワッシャ60側の軸方向端面41dは、センタワッシャ60の第1摩擦面60aに向かい合っている。
第1連結部材51における第1サイドワッシャ61側の軸方向端面510aは、第1連結部材51がセンタワッシャ60から離間する方向に移動したときに第1サイドワッシャ61の摩擦面61aに当接する摩擦面510bと、摩擦面510bから僅かに軸方向に窪んで形成されて第1サイドワッシャ61に当接しない窪み面510cとを有している。第1環状壁部514の外側側面514bは、その全体が摩擦面510bに含まれている。摩擦面510b及び窪み面510cは、第1連結部材51の周方向全体にわたって環状に設けられており、摩擦面510bの面積が窪み面510cの面積よりも大きく、かつ摩擦面510bが窪み面510cの外側に形成されている。ただし、軸方向端面510aに段差を設けず、軸方向端面510aの全体を摩擦面510bとしてもよい。
同様に、第2連結部材52には、第2外側環状突起523の先端面523aからさらに径方向外方に突出した第2環状壁部524が設けられている。第2環状壁部524は、第2連結部材51における第2サイドワッシャ62側の端部に設けられており、第2サイドギヤ42における第2サイドワッシャ62側の軸方向端面42cと軸方向に向かい合う内側側面524a、及び第2サイドワッシャ62の摩擦面62aと軸方向に向かい合う外側側面524bを有している。第2サイドギヤ42におけるセンタワッシャ60側の軸方向端面42dは、センタワッシャ60の第2摩擦面60bに向かい合っている。
第2連結部材52における第2サイドワッシャ62側の軸方向端面520aは、第2連結部材52がセンタワッシャ60から離間する方向に移動したときに第2サイドワッシャ62の摩擦面62aに当接する摩擦面520bと、摩擦面520bから僅かに軸方向に窪んで形成されて第2サイドワッシャ62に当接しない窪み面520cとを有している。第2環状壁部524の外側側面524bは、その全体が摩擦面520bに含まれている。摩擦面520b及び窪み面520cは、第2連結部材52の周方向全体にわたって環状に設けられており、摩擦面520bの面積が窪み面520cの面積よりも大きく、かつ摩擦面520bが窪み面520cの外側に形成されている。ただし、軸方向端面520aに段差を設けず、軸方向端面520aの全体を摩擦面520bとしてもよい。
なお、第1サイドギヤ41に第1連結部材51を組みつける際には、第1サイドギヤ41の軸方向端面41c側から第1連結部材51を第1サイドギヤ41の内側に挿入する。また、第2サイドギヤ42に第2連結部材52を組みつける際には、第2サイドギヤ42の軸方向端面42c側から第2連結部材52を第2サイドギヤ42の内側に挿入する。
車両の前進方向への加速時(以下、ドライブ時という)には、図4(a)に示すように、第1連結部材51の摩擦面510bが第1サイドワッシャ61の摩擦面61aに押し付けられると共に、第1サイドギヤ41の軸方向端面41dがセンタワッシャ60の第1摩擦面60aに押し付けられる。第1連結部材51に作用する軸方向のスラスト力は、第1連結部材51のヘリカルスプライン歯512と第1サイドギヤ41のヘリカルスプライン歯412との噛み合いによるものである。第1サイドギヤ41に作用する軸方向のスラスト力は、第1サイドギヤ41のヘリカルスプライン歯412と第1連結部材51のヘリカルスプライン歯512との噛み合い、及び第1サイドギヤ41の外周面に形成された斜歯411と第1ピニオンギヤ31の大径ギヤ部311との噛み合いによるものである。
同様に、ドライブ時には、図4(a)に示すように、第2連結部材52の摩擦面520bが第2サイドワッシャ61の摩擦面62aに押し付けられると共に、第2サイドギヤ42の軸方向端面42dがセンタワッシャ60の第2摩擦面60bに押し付けられる。第2連結部材52に作用する軸方向のスラスト力は、第2連結部材52のヘリカルスプライン歯522と第2サイドギヤ42のヘリカルスプライン歯422との噛み合いによるものである。第2サイドギヤ42に作用する軸方向のスラスト力は、第2サイドギヤ42のヘリカルスプライン歯422と第2連結部材52のヘリカルスプライン歯522との噛み合い、及び第2サイドギヤ42の外周面に形成された斜歯421と第2ピニオンギヤ32との噛み合いによるものである。
一方、車両の減速時(以下、コースト時という)には、図4(b)に示すように、第1サイドギヤ41の軸方向端面41dがセンタワッシャ60から離間する。また、第1サイドギヤ41の軸方向端面41cが第1環状壁部514の内側側面514aに当接し、これにより第1サイドギヤ41のヘリカルスプライン歯412と第1連結部材51のヘリカルスプライン歯512との噛み合いによるスラスト力が発生しなくなる。また、第1連結部材51は、第1サイドギヤ41の斜歯411と第1ピニオンギヤ31の大径ギヤ部311との噛み合いによって発生するスラスト力を第1環状壁部514の内側側面514aから受け、摩擦面510bが第1サイドワッシャ61の摩擦面61aに押し付けられる。
同様に、コースト時には、図4(b)に示すように、第2サイドギヤ42の軸方向端面42dがセンタワッシャ60から離間する。また、第2サイドギヤ42の軸方向端面42cが第2環状壁部524の内側側面524aに当接し、これにより第2サイドギヤ42のヘリカルスプライン歯422と第2連結部材52のヘリカルスプライン歯522との噛み合いによるスラスト力が発生しなくなる。また、第2連結部材52は、第2サイドギヤ42の斜歯421と第2ピニオンギヤ32との噛み合いによって発生するスラスト力を第2環状壁部524の内側側面524aから受け、摩擦面520bが第2サイドワッシャ62の摩擦面62aに押し付けられる。
ドライブ時において、第1連結部材51の摩擦面510bと第1サイドワッシャ61の摩擦面61aとの間に発生する摩擦力、及び第1サイドギヤ41の軸方向端面41dとセンタワッシャ60の第1摩擦面60aとの間に発生する摩擦力は、デフケース2に対する第1サイドギヤ41及び第1連結部材51の相対回転を抑制する摩擦抵抗力となる。また、第2連結部材52の摩擦面520bと第2サイドワッシャ62の摩擦面62aとの間に発生する摩擦力、及び第2サイドギヤ42の軸方向端面42dとセンタワッシャ60の第2摩擦面60bとの間に発生する摩擦力は、デフケース2に対する第2サイドギヤ42及び第2連結部材52の相対回転を抑制する摩擦抵抗力となる。これらの摩擦抵抗力は、ドライブ時において一対の出力軸71,72の差動回転を制限する差動制限力となる。
本実施の形態では、第1連結部材51の摩擦面510bに含まれる第1環状壁部514の外側側面514bが第1サイドワッシャ61の摩擦面61aに当接して摩擦力を発生させるため、第1環状壁部514が設けられていない場合に比較して第1連結部材51と第1サイドワッシャ61の摩擦面61aとの接触面積を増大させることができ、焼き付きや摩耗が抑制される。同様に、第2連結部材52の摩擦面520bに含まれる第2環状壁部524の外側側面524bが第2サイドワッシャ62の摩擦面62aに当接して摩擦力を発生させるため、第2環状壁部524が設けられていない場合に比較して第2連結部材52と第2サイドワッシャ62の摩擦面62aとの接触面積を増大させることができ、焼き付きや摩耗が抑制される。
特に、本実施の形態では、第1環状壁部514の外側側面514bによって摩擦面510bが外径側に増大されているので、第1サイドワッシャ61の摩擦面61aとの摩擦力によって、T(トルク)=F(力)×R(回転軸線から力の加わる点までの距離)の関係に基づき、より大きな差動制限力を発生させることができる。第2連結部材52の第2環状壁部524についても同様である。
また、本実施の形態では、センタワッシャ60の第1摩擦面60aに当接する第1サイドギヤ41の軸方向端面41dが第1内側環状突起413の側面を含む範囲に形成されており、これにより第1サイドギヤ41とセンタワッシャ60の第1摩擦面60aとの接触面積が拡大され、焼き付きや摩耗が抑制される。同様に、センタワッシャ60の第2摩擦面60bに当接する第2サイドギヤ42の軸方向端面42dが第2内側環状突起423の側面を含む範囲に形成されており、これにより第2サイドギヤ42とセンタワッシャ60の第2摩擦面60bとの接触面積が拡大され、焼き付きや摩耗が抑制される。
一方、コースト時には、第1連結部材51の摩擦面510bと第1サイドワッシャ61の摩擦面61aとの間に発生する摩擦力がデフケース2に対する第1連結部材51の相対回転を抑制する摩擦抵抗力となり、第2連結部材52の摩擦面520bと第2サイドワッシャ62の摩擦面62aとの間に発生する摩擦力がデフケース2に対する第2連結部材52の相対回転を抑制する摩擦抵抗力となる。これらの摩擦抵抗力は、コースト時において一対の出力軸71,72の差動回転を制限する差動制限力となる。
ドライブ時及びコースト時の何れにおいても、第1外側嵌合部F11、第1内側嵌合部F12、第2外側嵌合部F21、及び第2内側嵌合部F22における嵌合状態が保たれ、第1サイドギヤ41に対する第1連結部材51の傾き、及び第2サイドギヤ42に対する第2連結部材52の傾きが抑制される。また、コースト時には、第1サイドギヤ41のヘリカルスプライン歯412と第1連結部材51のヘリカルスプライン歯512との噛み合いによるスラスト力、及び第2サイドギヤ42のヘリカルスプライン歯422と第2連結部材52のヘリカルスプライン歯522との噛み合いによるスラスト力が発生しないので、ドライブ時よりも一対の出力軸71,72の差動回転を制限する差動制限力が小さくなる。
なお、第1連結部材51の第1環状壁部514、及び第2連結部材52の第2環状壁部524をなくしてもよい。この場合には、コースト時においても第1サイドギヤ41のヘリカルスプライン歯412と第1連結部材51のヘリカルスプライン歯512との噛み合いによるスラスト力によって第1サイドギヤ41と第1連結部材51とが互いに逆方向に押し付けられ、また第2サイドギヤ42のヘリカルスプライン歯422と第2連結部材52のヘリカルスプライン歯522との噛み合いによるスラスト力によって第2サイドギヤ42と第2連結部材52とが互いに逆方向に押し付けられるので、ドライブ時と同様の差動制限力が発生する。
(比較例)
図5(a)は、第1サイドギヤ41に第1内側環状突起413が設けられておらず、第2サイドギヤ42に第2内側環状突起423が設けられていない場合の比較例を示す断面図である。図5(a)において、上記の実施の形態と共通する構成要素については、図1乃至図4に付したものと同一の符号を付して重複した説明を省略する。
この比較例では、第1結合部Jの第1サイドワッシャ61側の第1外側嵌合部F11では第1連結部材51と第1サイドギヤ41とがインロー嵌合しているものの、第1結合部Jのセンタワッシャ60側では第1連結部材51と第1サイドギヤ41とがインロー嵌合していない。また、第2結合部Jの第2サイドワッシャ62側の第2外側嵌合部F21では第2連結部材52と第2サイドギヤ42とがインロー嵌合しているものの、第2結合部Jのセンタワッシャ60側では第2連結部材52と第2サイドギヤ42とがインロー嵌合していない。このため、本実施の形態に比較して、第1連結部材51が第1サイドギヤ41に対して傾きやすく、第2連結部材52が第2サイドギヤ42に対して傾きやすい。図5(a)では、第1連結部材51が第1サイドギヤ41に対して傾き、第2連結部材52が第2サイドギヤ42に対して傾いた状態を、傾きの角度を誇張して示している。
図5(b)〜(d)は、第1サイドギヤ41のヘリカルスプライン歯412と第1連結部材51のヘリカルスプライン歯512との噛み合い部を示す説明図であり、(b)は(a)のA−A線における断面図、(c)は(a)のB−B線における断面図、(d)は(a)のC−C線における断面図である。図5(b)〜(d)に示すように、第1連結部材51が第1サイドギヤ41に対して傾くと、ヘリカルスプライン歯412,512の軸方向の両端部において、これらの噛み合いが緩い部分ときつい部分が発生してしまう。これにより、差動制限力が所期の値から変わってしまったり、ドライブ(加速)状態からコースト(減速)状態に変わるとき、あるいはコースト状態からドライブ状態に変わるときの差動制限力のヒステリシスが大きくなる等の問題が発生する場合がある。
(実施の形態の効果)
本実施の形態では、第1連結部材51と第1サイドギヤ41とが第1結合部Jを軸方向に挟む二箇所においてインロー嵌合しているので、第1連結部材51が第1サイドギヤ41に対して傾くことが抑制される。また、第2連結部材52と第2サイドギヤ42とが第2結合部Jを軸方向に挟む二箇所においてインロー嵌合しているので、第2連結部材52が第2サイドギヤ42に対して傾くことが抑制される。これにより、第1サイドギヤ41のヘリカルスプライン歯412と第1連結部材51のヘリカルスプライン歯512との噛み合い、及び第2サイドギヤ42のヘリカルスプライン歯422と第2連結部材52のヘリカルスプライン歯522との噛み合いが適正なものとなり、適切な差動制限力を発揮することができると共に、ドライブ状態とコースト状態との切り換わり時における差動制限力のヒステリシスを抑制することができる。
(付記)
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、この実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
また、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で、一部の構成を省略し、あるいは構成を追加もしくは置換して、適宜変形して実施することが可能である。例えば、上記の実施の形態では、ピニオンギヤ組3が一つの第1ピニオンギヤ31と二つの第2ピニオンギヤ32とを有する場合について説明したが、これに限らず、一つの第1ピニオンギヤ31と一つの第2ピニオンギヤ32とを噛み合わせてピニオンギヤ組を構成してもよい。
1…車両用差動装置 2…デフケース
3…ピニオンギヤ組 31…第1ピニオンギヤ
32…第2ピニオンギヤ 41…第1サイドギヤ
41a…内周嵌合面 42…第2サイドギヤ
42a…内周嵌合面 51…第1連結部材
513…第1外側環状突起 51b…外周嵌合面
52…第2連結部材 523…第2外側環状突起
52b…外周嵌合面

Claims (2)

  1. 車両の駆動力を一対の出力軸に差動を許容して配分する車両用差動装置であって、
    前記一対の出力軸のうち一方の出力軸に相対回転不能に連結される第1連結部材と、
    前記一対の出力軸のうち他方の出力軸に相対回転不能に連結される第2連結部材と、
    前記第1連結部材と第1結合部においてヘリカルスプライン結合された第1サイドギヤと、
    前記第2連結部材と第2結合部においてヘリカルスプライン結合された第2サイドギヤと、
    前記第1サイドギヤに噛み合う第1ピニオンギヤと前記第2サイドギヤに噛み合う第2ピニオンギヤとを噛み合わせてなる複数のピニオンギヤ組と、
    前記複数のピニオンギヤ組を保持するデフケースと、を備え、
    前記第1連結部材と前記第1サイドギヤとが前記第1結合部を軸方向に挟む二箇所においてインロー嵌合し、
    前記第2連結部材と前記第2サイドギヤとが前記第2結合部を軸方向に挟む二箇所においてインロー嵌合している、
    車両用差動装置。
  2. 前記第1連結部材は、前記第1結合部の軸方向一側に前記第1サイドギヤに向かって突出する第1外側環状突起を有し、前記第1外側環状突起が前記第1サイドギヤの内周嵌合面にインロー嵌合し、
    前記第1サイドギヤは、前記第1結合部の軸方向他側に前記第1連結部材に向かって突出する第1内側環状突起を有し、前記第1内側環状突起が前記第1連結部材の外周嵌合面にインロー嵌合し、
    前記第2連結部材は、前記第2結合部の軸方向一側に前記第2サイドギヤに向かって突出する第2外側環状突起を有し、前記第2外側環状突起が前記第2サイドギヤの内周嵌合面にインロー嵌合し、
    前記第2サイドギヤは、前記第2結合部の軸方向他側に前記第2連結部材に向かって突出する第2内側環状突起を有し、前記第2内側環状突起が前記第2連結部材の外周嵌合面にインロー嵌合している、
    請求項1に記載の車両用差動装置。
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