JP2011241903A - 差動制限装置ならびにトランスファ - Google Patents

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Abstract

【課題】プラネタリ式の差動制限装置10において、その摩擦部位でのスティックスリップの発生を長期にわたって抑制または防止可能とし、長期にわたるメインテナンスフリー化、低振動化、低騒音化を達成する。
【解決手段】キャリア14は、円筒形に形成されていて、その円筒部14aの円周数ヶ所にピニオンギヤ13を収納保持するためのポケット14cが設けられる。少なくともポケット14cを構成する壁面とピニオンギヤ13の歯先とを除いた部位の表面に、オイル中の摩擦調整剤を無極性化するための無極性化剤(21)が被覆されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、プラネタリ式の差動制限装置、ならびにエンジンなどの駆動源から入力される駆動力を前輪および後輪に出力するトランスファに関する。
従来、差動機能と差動制限機能とを備えるフロントデファレンシャルにおいて、デフケースとサイドギヤとの摩擦部でスティックスリップが発生して、摩耗や、振動および騒音が発生することを考慮し、前記摩擦部に複数の微細な凹みからなる油溜まりを設けるようにすることが考えられている(例えば特許文献1参照。)。このデファレンシャルは、プラネタリ式ではなく、一般的なベベルギヤ式である。
ところで、本願出願人は、プラネタリ式の差動制限装置を提案している(例えば特許文献2参照。)。
このプラネタリ式の差動制限装置では、インプットシャフトの回転がキャリアに伝達されることによって、このキャリアとともにピニオンギヤが公転するときに、キャリアのポケットを構成する壁面にピニオンギヤの歯先がすべり接触しつつ、このピニオンギヤが前記壁面を押圧する。この押圧作用により前記すべり接触部位つまり摩擦部位でスティックスリップが発生することがありうる。
そこで、前記差動制限装置の潤滑に用いるオイルに、前記摩擦部位における摩擦係数を安定させるための摩擦調整剤を混入することを考えた。この摩擦調整剤は、前記摩擦部位に付着して、前記したようなスティックスリップの発生を抑制または防止する作用を発揮する。
特開2006−242377号公報 特開2008−215534号公報
近年では、攪拌損失や重量を軽減するために、前記差動制限装置内のオイル封入量を少なくすることが望まれているが、そのような場合には、当然ながら摩擦調整剤も少なくなる。その関係より、オイルの使用期間が長引くにつれて、量の少ない摩擦調整剤の劣化が進展することが避けられないために、前記摩擦部位におけるスティックスリップの発生を抑制または防止する作用を発揮する期間が短くなってしまうことが懸念される。ここに改良の余地がある。
このような事情に鑑み、本発明は、プラネタリ式の差動制限装置において、長期にわたるメインテナンスフリー化、低振動化、低騒音化を達成することを目的としている。
また、本発明は、前記プラネタリ式の差動制限装置を備えるトランスファにおいて、長期にわたるメインテナンスフリー化、低振動化、低騒音化を達成することを目的としている。
本発明は、リングギヤとサンギヤとに噛み合わされるピニオンギヤをキャリアで自転および公転可能に保持する構成とされ、かつ摩擦調整剤入りのオイルが封入されるプラネタリ式の差動制限装置であって、前記キャリアは、円筒形に形成されていて、その円筒部の円周数ヶ所に前記ピニオンギヤを収納保持するためのポケットが設けられ、少なくとも前記ポケットを構成する壁面と前記ピニオンギヤの歯先とを除いた部位の表面に、前記摩擦調整剤を無極性化するための無極性化剤が被覆されている、ことを特徴としている。
この構成では、前記キャリアにおいて前記ポケットを構成する壁面と前記ピニオンギヤの歯先とに、オイル中の摩擦調整剤が付着するものの、その他の表面には前記オイル中の摩擦調整剤が付着しにくくなる。
これにより、前記壁面とピニオンギヤの歯先とがすべり接触するとき、つまり摩擦するときに、その摩擦部位に付着している摩擦調整剤によって当該摩擦部位の摩擦係数が安定することになり、当該摩擦部位においてスティックスリップの発生が抑制または防止されるようになる。
しかも、無極性化剤を被覆していない従来例に比べると、前記のように摩擦調整剤が付着する領域が大幅に少なくなるので、摩擦調整剤が劣化しにくくなる。そのため、前記摩擦部位においてスティックスリップの発生を長期にわたって抑制または防止することが可能になるので、スティックスリップに起因する摩耗や、振動および騒音の発生を長期にわたって抑制または防止することが可能になる。
このようなことから、仮に、攪拌損失や重量を軽減することを目的として差動制限装置に対するオイル封入量を少なくした場合であっても、それに伴い量が少なくなる摩擦調整剤が劣化しにくくなると言えるので、前記摩擦部位の摩耗や、振動および騒音の発生を長期にわたって抑制または防止することが可能になる。
また、本発明は、4輪駆動車に搭載されかつ入力される駆動力を前輪用出力軸と後輪用出力軸とに出力するとともに、前輪用出力軸と後輪用出力軸との差動を制限する差動制限装置をセンターデファレンシャルとして備えるトランスファであって、前記差動制限装置が、前記した特徴を有する構成とされ、前記キャリアが4輪駆動車の駆動源で発生する駆動力が入力される入力軸に連結され、前記リングギヤが前記後輪用出力軸に連結され、前記サンギヤが動力伝達部材を介して前記前輪用出力軸に駆動力を伝達するように設けられる、ことを特徴としている。
ここでは、トランスファに備える差動制限装置として、前記のように優れた作用、効果を発揮する差動制限装置を用いるように特定している。この特定により、差動制限装置の前記摩擦部位でスティックスリップが発生することを長期にわたって抑制または防止可能になる。そのため、前記スティックスリップに起因する差動制限装置の前記摩擦部位の摩耗や、振動および騒音の発生を長期にわたって抑制または防止することが可能になる。
このようなことから、仮に、攪拌損失や重量を軽減することを目的としてトランスファに対するオイル封入量を少なくした場合であっても、それに伴い量が少なくなる摩擦調整剤が劣化しにくくなると言えるので、差動制限装置の前記摩擦部位の摩耗や、振動および騒音の発生を長期にわたって抑制または防止することが可能になる。
本発明は、プラネタリ式の差動制限装置において、オイル中に含有している摩擦調整剤が劣化しにくくなるので、キャリアのポケットを構成する壁面とピニオンギヤの歯先との摩擦部位でスティックスリップが発生することを長期にわたって抑制または防止することが可能になる。これにより、前記スティックスリップの発生に起因して前記摩擦部位が摩耗したり、振動および騒音が発生したりすることを長期にわたって抑制または防止可能になる。その結果として、プラネタリ式の差動制限装置において、長期にわたるメインテナンスフリー化、低振動化、低騒音化を達成することが可能になる。
また、本発明は、前記プラネタリ式の差動制限装置を有するトランスファにおいて、オイル中に含有している摩擦調整剤が劣化しにくくなるので、差動制限装置の前記摩擦部位でスティックスリップが発生することを長期にわたって抑制または防止することが可能になる。これにより、前記スティックスリップに起因して差動制限装置の前記摩擦部位が摩耗したり、振動および騒音が発生したりすることを長期にわたって抑制または防止可能になる。その結果として、前記プラネタリ式の差動制限装置を有するトランスファにおいて、長期にわたるメインテナンスフリー化、低振動化、低騒音化を達成することが可能になる。
本発明に係るトランスファの一実施形態を示す断面図である。 図1の差動制限装置を分解して、一部を破断した状態を示す斜視図である。 図1の(3)−(3)線断面の矢視図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1から図3に、本発明の一実施形態を示している。図1に示すように、トランスファ100は、入力軸1、前輪用出力軸2、後輪用出力軸3、ドライブギヤ4、アイドラギヤ5、ドリブンギヤ6、プラネタリ式の差動制限装置10などを備えている。
入力軸1は、図示していないが、車両の駆動源としてのエンジンなどから発生される駆動力が入力されるものである。後輪用出力軸3は、トランスファケース7内において入力軸1と同軸に配置されており、前輪用出力軸2は、トランスファケース7内において入力軸1と平行に配置されている。
ドライブギヤ4は、入力軸1の外径側に転がり軸受を介して相対回転可能に取り付けられているとともに、トランスファケース7に転がり軸受を介して回転自在に支持されている。ドリブンギヤ6は、前輪用出力軸2の外径側にスプライン結合により一体に取り付けられているとともに、トランスファケース7に転がり軸受を介して回転自在に支持されている。アイドラギヤ5は、トランスファケース7に転がり軸受を介して回転自在に支持されている。
そして、ドライブギヤ4、アイドラギヤ5ならびにドリブンギヤ6の各外歯は、ヘリカルギヤとされている。ドライブギヤ4がアイドラギヤ5に噛み合わされており、アイドラギヤ5がドリブンギヤ6に噛み合わされている。
差動制限装置10は、トルク感応型のリミッド・スリップ・デフ(LSD)と呼ばれるものであり、入力軸1に入力される駆動力を前輪用出力軸2と後輪用出力軸3とに出力する機能と、前輪用出力軸2と後輪用出力軸3との差動を許容する機能と、この差動を制限する機能とを有している。
この差動制限装置10は、図2に示すように、サンギヤ11、リングギヤ12、複数のピニオンギヤ13、キャリア14などを備えている。
サンギヤ11の外径側には、リングギヤ12が同心に配置されている。このサンギヤ11とリングギヤ12との径方向対向間には、複数のピニオンギヤ13が配置されている。この複数のピニオンギヤ13は、サンギヤ11とリングギヤ12とに噛み合わされている。また、複数のピニオンギヤ13は、キャリア14によって互いの相対位置を保った状態で自転および公転可能に保持されている。
サンギヤ11の外歯は、ヘリカルギヤとされている。このサンギヤ11は、ドライブギヤ4の一端外径側にスプライン結合により一体に連結されていて、これにより、入力軸1に対して同心状に配置されている。このサンギヤ11の回転動力が、ドライブギヤ4、アイドラギヤ5ならびにドリブンギヤ6などの動力伝達部材を介して前輪用出力軸2に伝達される。
リングギヤ12の内歯は、ヘリカルギヤとされている。このリングギヤ12の径方向に沿う壁部12aの外側中心には、後輪用出力軸3が同軸に一体に連結されており、リングギヤ12の回転動力が後輪用出力軸3に伝達される。複数のピニオンギヤ13の外歯は、ヘリカルギヤとされている。
キャリア14は、全体的に見て概ね有底の円筒形に形成されており、その円筒部14aの円周数ヶ所にはピニオンギヤ13を適宜のクリアランスを介して収納保持するためのポケット14cが設けられている。このポケット14cは、径方向内外に貫通する空間である。ポケット14cの内面(ポケットを構成する壁面に相当)は、部分円弧形状に凹むように形成されている。このキャリア14の径方向に沿う壁部14bの内側中心には、ボス部14dが設けられている。このボス部14dの内周には、入力軸1がスプライン結合により嵌合されており、これにより、キャリア14と入力軸1とが一体回転するようになる。
次に、前記したトランスファ100の基本的な動作を説明する。
エンジンで発生する駆動力が入力軸1に入力されることにより、入力軸1によってキャリア14が回転駆動されると、このキャリア14で保持するピニオンギヤ13を介してリングギヤ12およびサンギヤ11が回転駆動される。
例えば車両が平坦路を直進走行している状況において、前輪と後輪とに回転差がない場合、つまり定常直進走行時には、リングギヤ12とピニオンギヤ13とサンギヤ11とが相対回転せずに三者が一体に回転するので、それらが入力軸1と同期して回転する。つまり、リングギヤ12とサンギヤ11との間で差動がないので、ピニオンギヤ13の各歯先とキャリア14のポケット14cを構成する壁面とがほとんどすべり接触しない。
しかし、例えば車両がコーナリングしている状況や悪路を走行している状況において、前輪と後輪とのグリップ力(回転抵抗)に差が生じると、差動制限装置10により差動を許容する。つまり、前記差に応じて、キャリア14に保持されたピニオンギヤ13が自転および公転し、リングギヤ12とサンギヤ11とが差動回転することになって、前輪用出力軸2と後輪用出力軸3との間で適宜のトルク分配が行われるようになる。この差動回転は、下記するように、差動制限装置10の各構成要素間で発生する摩擦力により、制限される。
つまり、ピニオンギヤ13が自転および公転すると、ピニオンギヤ13の各歯先がサンギヤ11との噛み合いに伴いキャリア14のポケット14cを構成する壁面にすべり接触することになって、摩擦力が発生する。さらに、リングギヤ12、サンギヤ11およびピニオンギヤ13がヘリカルギヤからなるので、それらの噛み合いに伴いピニオンギヤ13にスラスト力が発生し、各ピニオンギヤ13の軸方向いずれか一方の端面が、キャリア14の径方向に沿う壁部14bの内面にすべり接触することになって、摩擦力が発生する。これらの摩擦力が、差動制限力となる。
ところで、トランスファケース7内には、適宜の量のオイル(図示省略)が封入されている。このオイルには、適量の摩擦調整剤が混入されている。この摩擦調整剤としては、例えば長鎖脂肪酸のモノエステル、高級アルコール及びその化合物、二硫化モリブデンなどが挙げられる。
そして、前記各すべり接触部位は、トランスファケース7内のオイルによって潤滑、冷却されるようになる。しかも、このオイルに混入されている摩擦調整剤が、前記すべり接触部位でスティックスリップが発生することを抑制または防止する。そのため、スティックスリップに起因する摩耗や、振動および騒音の発生を抑制または防止することが可能になる。
しかも、この実施形態では、トランスファ100の構成要素において、前記各すべり接触部位を除いた部位の表面に、オイル中の摩擦調整剤を無極性化するための無極性化剤(あるいは金属不活性化剤ともいう)を被覆している。これにより、図3に示すように、トランスファ100の構成要素において、前記各すべり接触部位を除いた部位の表面に、無極性化剤からなる無極性化膜21が形成されている。それ以外の無極性化膜21の図示は割愛している。また、図3では、判り易くするために、無極性化膜21の膜厚を誇張して記載している。この無極性化剤としては、例えばベンゾトリアゾールなどが挙げられる。このベンゾトリアゾールは、金属不活性型の酸化防止剤として腐食防止性も併せ持っている。
この構成では、キャリア14においてポケット14cを構成する壁面と、ピニオンギヤ13の歯先と、各ピニオンギヤ13の軸方向いずれか一方の端面と、キャリア14の径方向に沿う壁部14bの内面とに、トランスファケース7内のオイル中の摩擦調整剤が付着するものの、その他の表面には前記オイル中の摩擦調整剤が付着しにくくなる。
これにより、キャリア14においてポケット14cを構成する壁面とピニオンギヤ13の歯先とが、また、各ピニオンギヤ13の軸方向いずれか一方の端面とキャリア14の径方向に沿う壁部14bの内面とが、それぞれすべり接触するとき、つまり摩擦するときに、その摩擦部位に付着している摩擦調整剤によって当該摩擦部位の摩擦係数が安定することになり、当該摩擦部位においてスティックスリップの発生が抑制または防止されるようになる。
しかも、無極性化剤を被覆していない従来例に比べると、前記のように摩擦調整剤の付着領域が大幅に少なくなるので、摩擦調整剤が劣化しにくくなる。そのため、差動制限装置10の前記摩擦部位においてスティックスリップの発生を長期にわたって抑制または防止することが可能になるので、スティックスリップに起因する摩耗や、振動および騒音の発生を長期にわたって抑制または防止することが可能になる。結果的に、トランスファ100において、長期にわたるメインテナンスフリー化、低振動化、低騒音化を達成することが可能になる。
このようなことから、仮に、攪拌損失や重量を軽減することを目的としてトランスファケース7に対するオイル封入量を少なくした場合であっても、それに伴い量が少なくなる摩擦調整剤が劣化しにくくなると言えるので、差動制限装置10の前記摩擦部位の摩耗や、振動および騒音の発生を長期にわたって抑制または防止することが可能になる。
なお、本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内および当該範囲と均等の範囲で包含されるすべての変形や応用が可能である。
(1)無極性化膜21の被覆対象領域については、上記実施形態で例示した領域の他に、さらに適宜に追加することが可能である。
1 入力軸
2 前輪用出力軸
3 後輪用出力軸
4 ドライブギヤ
5 アイドラギヤ
6 ドリブンギヤ
7 トランスファケース
10 差動制限装置
11 サンギヤ
12 リングギヤ
13 ピニオンギヤ
14 キャリア
14a キャリアの円筒部
14b キャリアの径方向に沿う壁部
14c キャリアのポケット
21 無極性化膜
100 トランスファ

Claims (2)

  1. リングギヤとサンギヤとに噛み合わされるピニオンギヤをキャリアで自転および公転可能に保持する構成とされ、かつ摩擦調整剤入りのオイルが封入されるプラネタリ式の差動制限装置であって、
    前記キャリアは、円筒形に形成されていて、その円筒部の円周数ヶ所に前記ピニオンギヤを収納保持するためのポケットが設けられ、
    少なくとも前記ポケットを構成する壁面と前記ピニオンギヤの歯先とを除いた部位の表面に、前記摩擦調整剤を無極性化するための無極性化剤が被覆されている、ことを特徴とする差動制限装置。
  2. 4輪駆動車に搭載されかつ入力される駆動力を前輪用出力軸と後輪用出力軸とに出力するとともに、前輪用出力軸と後輪用出力軸との差動を制限する差動制限装置をセンターデファレンシャルとして備えるトランスファであって、
    前記差動制限装置が、請求項1に記載の構成とされ、前記キャリアが4輪駆動車の駆動源で発生する駆動力が入力される入力軸に連結され、前記リングギヤが前記後輪用出力軸に連結され、前記サンギヤが動力伝達部材を介して前記前輪用出力軸に駆動力を伝達するように設けられる、ことを特徴とするトランスファ。
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