JP6480570B2 - 電子デバイスの配置構造、及び、電子回路装置 - Google Patents

電子デバイスの配置構造、及び、電子回路装置 Download PDF

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Description

この発明は、電子デバイスの配置構造、及び、電子回路装置に関する。
従来、複数の電子デバイスにより電子回路装置を構成する場合には、複数の電子デバイスを単一の平坦面に配することが多く行われている。
特許文献1には、平面視長方形の駆動用IC(電子デバイス)を基板の主面(単一の平坦面)に一方向に複数並べて配置する構成において、複数の駆動用ICの長辺を一方向に対して傾斜させることで、駆動用ICを高密度に実装する事項が開示されている。
特開平5−254164号公報
しかしながら、上記従来の電子デバイスの配置構造では、単一の平坦面に電子デバイスを配置しているため、電子デバイスの高密度実装には限界がある。電子デバイスが発熱体を含む場合には、隣り合う電子デバイス間の領域に熱が籠もりやすいため、電子デバイスを高密度に実装することが特に難しい。
従来の電子デバイスの配置構造において電子デバイスを高密度に実装するためには、例えば電子デバイスを平坦面に立てることも考えられる。しかし、この場合には、電子デバイスの位置決めが難しく、電子デバイスを平坦面上に配する工程が煩雑になってしまう。
本発明は、電子デバイスを容易に位置決めできると共に、電子デバイスをより高密度に実装可能な電子デバイスの配置構造、及び、電子回路装置を提供することを目的とする。
本発明の第一の態様は、厚さ方向における一方側の面が平坦面であるベース部材と、板状に形成されたデバイス本体を有し、前記ベース部材の他方側の面に配される電子デバイスと、を備え、前記他方側の面が、前記一方側の面に対して傾斜する傾斜面と、前記ベース部材の厚さ方向において前記一方側の面側に位置する前記傾斜面の下端から立ち上がる立ち上がり面と、を有し、前記電子デバイスは、前記デバイス本体の主面全体が前記傾斜面に接し、かつ、前記デバイス本体の側面が前記立ち上がり面に接するように、前記他方側の面に配され、前記デバイス本体は、通電によって発熱する発熱体を含み、前記ベース部材が、放熱部材であり、前記発熱体が、前記デバイス本体内のうち前記立ち上がり面に接触する前記デバイス本体の側面側に寄せて位置する電子デバイスの配置構造である。
本発明の第二の態様は、厚さ方向における一方側の面が平坦面であるベース部材と、板状に形成されたデバイス本体及び前記デバイス本体から延びるリードを有し、前記ベース部材の他方側の面に配される電子デバイスと、前記他方側の面に対向して配されて前記リードに接続される基板と、を備え、前記他方側の面が、前記一方側の面に対して傾斜する傾斜面と、前記ベース部材の厚さ方向において前記一方側の面側に位置する前記傾斜面の下端から立ち上がる立ち上がり面と、を有し、前記電子デバイスは、前記デバイス本体の主面全体が前記傾斜面に接し、かつ、前記デバイス本体の側面が前記立ち上がり面に接するように、前記他方側の面に配され、前記デバイス本体は、通電によって発熱する発熱体を含み、前記ベース部材が、放熱部材であり、前記発熱体が、前記デバイス本体内のうち前記立ち上がり面に接触する前記デバイス本体の側面側に寄せて位置する電子回路装置である。
本発明によれば、ベース部材の他方側の面が、傾斜面及び立ち上がり面を有するため、ベース部材の他方側の面が平坦面である場合と比較して、より多くの電子デバイスをベース部材の他方側の面に配置できる。すなわち、電子デバイスをより高密度に実装することが可能となる。
また、本発明によれば、デバイス本体を傾斜面及び立ち上がり面に接触させるだけで、ベース部材に対する電子デバイスの位置決めを容易に行うことができる。
本発明の一実施形態に係る電子デバイスの配置構造を含む電子回路装置を示す断面図である。 図1の電子回路装置の要部を示す拡大断面図である。 図1,2の電子回路装置の効果を説明するための図である。 図1,2の電子回路装置の効果を説明するための図である。 図1,2の電子回路装置の効果を説明するための図である。 本発明の他の実施形態に係る電子デバイスの配置構造を含む電子回路装置を示す断面図である。
以下、図1〜5を参照して本発明の一実施形態について説明する。
図1,2に示すように、本実施形態に係る電子デバイスの配置構造及び電子回路装置1は、ベース部材2と、電子デバイス3と、を備える。また、本実施形態の電子回路装置1は、電子デバイス3に電気接続された基板4を備える。
ベース部材2は、板状に形成され、厚さ方向(図1,2において上下方向)における一方側の面12が平坦面とされたベース本体11を備える。ベース本体11の他方側の面13には、後述する電子デバイス3が配される。
図1,2において、ベース本体11の一方側の面12は、下側に向く下側面である。また、ベース本体11の他方側の面13は、上側に向く上側面である。
ベース本体11の他方側の面13は、傾斜面14と、立ち上がり面15と、を有する。
傾斜面14は、一方側の面12に対して傾斜する面である。一方側の面12に対する傾斜角度θは、少なくとも0°<θ<90°であればよい。本実施形態では、θ<45°に設定されている。傾斜角度θは、ベース本体11の厚さ方向における傾斜面14の下端14aと上端14bとを結ぶ直線と、一方側の面12とがなす角度であってよい。
立ち上がり面15は、ベース本体11の厚さ方向において一方側の面12側に位置する傾斜面14の下端14aから立ち上がる面である。傾斜面14に対する立ち上がり面15の角度は、後述する電子デバイス3の形状に応じて任意に設定されてよい。本実施形態において、立ち上がり面15の角度は90°に設定されている。
本実施形態において、傾斜面14及び立ち上がり面15は、それぞれ平坦な面に形成されている。
本実施形態においては、上記した一つの傾斜面14と一つの立ち上がり面15とが、電子デバイス3を配置するための配置面16を構成している。配置面16は、ベース本体11の一方側の面12に沿って複数配列されている。
傾斜面14の傾斜角度θや傾斜面14に対する立ち上がり面15の角度は、複数の配置面16の間で、例えば互いに異なっていてもよいが、本実施形態では互いに等しい。
複数の配置面16の配列方向は、任意であってよい。本実施形態において、複数の配置面16は、傾斜面14と立ち上がり面15とが一方側の面12に沿う一方向(図1,2において左右方向)に交互に並ぶように配列されている。配列方向に隣り合う二つの配置面16,16は、互いに間隔をあけずに位置している。具体的には、第一配置面16の傾斜面14の上端14bと、第一配置面16の傾斜面14に隣り合う第二配置面16の立ち上がり面15の上端15aとが接続されている。
上記した第一配置面16には、図1において右の端に位置する配置面16Aを除く配置面16が該当する。また、第二配置面16には、図1において左の端に位置する配置面16B以外の配置面16が該当する。
ベース本体11の他方側の面13は、上記した配置面16の他に、例えば一方側の面12に平行する平坦面などを有してもよい。本実施形態の他方側の面13は、複数の配置面16のみによって構成されている。
本実施形態のベース部材2は、ベース本体11の他方側の面13の周縁からベース本体11の厚さ方向に延びて前述した傾斜面14及び立ち上がり面15を囲む筒状の周壁部17も備える。すなわち、本実施形態のベース部材2は、ベース本体11の他方側の面13を底面とする有底筒状のケースである。
本実施形態のベース部材2は、熱伝導性に優れる放熱部材である。放熱部材の材料としては、アルミニウム等が挙げられる。
電子デバイス3は、板状に形成されたデバイス本体21、及び、デバイス本体21から延びるリード22を有する。
電子デバイス3は、デバイス本体21の主面23がベース部材2の傾斜面14に接し、かつ、デバイス本体21の側面24(第一側面24A)がベース部材2の立ち上がり面15に接するように、ベース部材2の他方側の面13側に配される。
本実施形態において、デバイス本体21の主面23及び側面24は、それぞれ平坦に形成されている。また、デバイス本体21の側面24は、主面23に対して直交している。これにより、デバイス本体21の主面23は、ベース部材2の傾斜面14に面接触可能である。また、デバイス本体21の側面24(第一側面24A)は、ベース部材2の立ち上がり面15に面接触可能である。
デバイス本体21の主面23及び第一側面24Aは、例えばベース部材2の傾斜面14及び立ち上がり面15にそれぞれ直接接触してもよいし、例えば接着剤やシートを介してベース部材2の傾斜面14及び立ち上がり面15にそれぞれ接触してもよい。この場合、接着剤やシートは、熱伝導性に優れていることが好ましい。
本実施形態のデバイス本体21は、通電によって発熱する発熱体25を含む。発熱体25は、デバイス本体21の内部に配され、電子デバイス3の回路を構成する。発熱体25は、例えば半導体チップ等の電子部品である。
発熱体25は、デバイス本体21内で任意に位置してよいが、本実施形態では、デバイス本体21内のうち立ち上がり面15に接触するデバイス本体21の第一側面24A側に寄せて位置している。
リード22は、デバイス本体21内の回路を後述する基板4などの外部に電気接続するものである。
本実施形態のリード22は、デバイス本体21の側面24から延びている。より具体的に、リード22は、ベース部材2の立ち上がり面15に接するデバイス本体21の第一側面24Aと反対側に位置するデバイス本体21の第二側面24Bから延びている。
本実施形態において、リード22は、デバイス本体21の第二側面24Bからベース部材2の傾斜面14の傾斜方向に延びている。
また、リード22は、その延長方向の中途部において折り曲げられている。これにより、リード22は、デバイス本体21の第二側面24Bから傾斜面14の傾斜方向に延びる基端部26と、基端部26の先端からベース部材2の厚さ方向においてベース部材2の他方側の面13側から離れる方向に延びる先端部27と、を備える。本実施形態では、リード22の先端部27が、ベース部材2の厚さ方向に延びている。
本実施形態では、ベース部材2の複数の配置面16にそれぞれ電子デバイス3が配されている。すなわち、本実施形態の電子回路装置1は、電子デバイス3を複数備える。
複数の電子デバイス3は、隣り合う二つの配置面16,16に配された電子デバイス3,3が互いに干渉しないように、各配置面16に配されている。
本実施形態では、第二配置面16に配されたデバイス本体21の一部が、第二配置面16の立ち上がり面15の上端15aから突出している。しかし、第一配置面16に配されたデバイス本体21は、ベース部材2の厚さ方向における第一配置面16の傾斜面14の上端から傾斜面14の傾斜方向に突出しない。これにより、隣り合う二つの配置面16,16に配されたデバイス本体21,21は互いに干渉しない。
また、第一配置面16に配された電子デバイス3のリード22は、第一配置面16の傾斜面14に隣り合う第二配置面16に配された電子デバイス3のデバイス本体21の上方に位置する。第一配置面16に配された電子デバイス3のリード22と、第二配置面16に配された電子デバイス3のデバイス本体21との間には隙間がある。これにより、第一配置面16に配された電子デバイス3のリード22は、第二配置面16に配された電子デバイス3に干渉しない。
また、本実施形態では、第一配置面16に配された電子デバイス3のリード22が、第二配置面16に配された電子デバイス3の発熱体25の近くに位置している。
図1,2においては、電子デバイス3がベース部材2の同一の配置面16に一つだけ配されているが、これに限ることはない。電子デバイス3は、例えば、同一の配置面16の傾斜面14及び立ち上がり面15の配列方向に直交する方向(図1において紙面に直交する方向)に複数配列されてもよい。この場合、複数の電子デバイス3を同一の配置面16に複数配することができる。
基板4は、前述した電子デバイス3と共に電子回路装置1の回路を構成する配線パターンを有する。基板4は、ベース部材2の他方側の面13に対向して配される。基板4は、電子デバイス3のリード22に接続される。
基板4には、電子回路装置1の回路を構成する各種部品(電気部品、電子部品)が搭載される。各種部品には、電解コンデンサなどの熱に弱い部品31が含まれている。
本実施形態において、熱に弱い部品31は、複数の配置面16の配列方向の端(図1において右の端)に位置する傾斜面14に対向する基板4の部位に搭載されている。また、熱に弱い部品31は、ベース本体11の厚さ方向において配置面16に配された電子デバイス3と重ならないように基板4に搭載されている。図1において、熱に弱い部品31は、ベース部材2の他方側の面13に対向する基板4の面に搭載されているが、これに限ることはない。
本実施形態において、基板4は、前述したベース部材2の周壁部17の内周に形成され、支持面18上に配される。支持面18は、基板4の周縁部分を支持する。支持面18は、ベース本体11の厚さ方向において周壁部17の中途部に形成されている。これにより、本実施形態では、基板4が電子デバイス3と共に有底筒状のケースであるベース部材2の内部に収容される。
基板4は、支持面18上に配された状態で、配置面16に配された電子デバイス3のデバイス本体21と干渉しないように、デバイス本体21の上方に間隔をあけて位置する。
また、基板4には、電子デバイス3のリード22の先端部27が接合される。図1,2においては、電子デバイス3のリード22の先端部27が基板4に挿通された上で、基板4とリード22の先端部27とがはんだ付け等される。これにより、基板4と電子デバイス3とが電気接続される。
本実施形態の電子回路装置1は、ベース部材2の他方側の面13、他方側の面13に配された電子デバイス3及び基板4を封止する樹脂5を備える。すなわち、本実施形態の電子回路装置1では、ベース部材2の他方側の面13、電子デバイス3及び基板4が、樹脂5に埋まっている。
樹脂5は、例えば、ベース部材2の他方側の面13上に電子デバイス3や基板4を配した上で、溶融樹脂(樹脂5)を他方側の面13上の領域(空間)に流し込むことで形成することができる。本実施形態のベース部材2は上方に開口する有底筒状のケースであるため、ベース部材2の領域(ケース内)に流し込まれた溶融樹脂を容易に保持できる。
以上のように構成される本実施形態の電子デバイスの配置構造及び電子回路装置1によれば、ベース部材2の他方側の面13が傾斜面14と立ち上がり面15とを有し、デバイス本体21の主面23が傾斜面14に接するように、かつ、デバイス本体21の側面24(第一側面24A)が立ち上がり面15に接するように、電子デバイス3がベース部材2の他方側の面13に配される。このため、ベース部材2の他方側の面13が平坦面である場合と比較して、より多くの電子デバイス3をベース部材2の他方側の面13に配置できる。すなわち、電子デバイス3をより高密度に実装することが可能となる。
また、本実施形態によれば、デバイス本体21を傾斜面14及び立ち上がり面15に接触させるだけで、ベース部材2に対する電子デバイス3の位置決めを容易に行うことができる。したがって、電子デバイス3をベース部材2の他方側の面13上に配する工程の簡素化を図ることができる。
また、本実施形態によれば、傾斜面14及び立ち上がり面15の二つの面だけで電子デバイス3を位置決めできる。このため、同一のベース部材2に対して様々なサイズの電子デバイス3を位置決めすることが可能となる。すなわち、ベース部材2の汎用性の向上を図ることもできる。
また、本実施形態によれば、複数の配置面16がベース部材2の一方側の面12に沿って複数配列されている。特に本実施形態では、複数の配置面16が、傾斜面14と立ち上がり面15とが一方側の面12に沿う一方向(図1において左右方向)に交互に並ぶように配列されている。
このため、隣り合う二つの配置面16,16に配された二つの電子デバイス3,3に関し、互いの電子デバイス3側に向く二つのデバイス本体21,21の側面24,24をベース部材2の厚さ方向にずらして位置させることができる。これにより、デバイス本体21が発熱体25を含んでいても、隣り合う二つの電子デバイス3間の領域に熱が籠もることを好適に抑制できる。したがって、電子デバイス3の高密度実装を簡単に実現することができる。
また、本実施形態によれば、ベース部材2が放熱部材であるため、デバイス本体21(例えば発熱体25)において発生した熱を効率よくベース部材2に逃がすことができる。このため、図3に示すように、ベース部材2の他方側の面13上の領域(例えばベース本体11と基板4との間の領域)に放散されるデバイス本体21の熱を小さく抑えることができる。これにより、他方側の面13上の領域に、デバイス本体21から放散された熱が籠ることを好適に抑制できる。
図3において、矢印D1は、デバイス本体21からベース部材2に伝わる熱の向きを示している。また、矢印D2は、デバイス本体21から他方側の面13上の領域に伝わる熱の向きを示している。また、各矢印D1,D2の大きさは、デバイス本体21から出る熱の大きさを表している。
また、本実施形態によれば、電子デバイス3の発熱体25は、デバイス本体21が接する配置面16の傾斜面14と立ち上がり面15との角部近傍に位置している。このため、発熱体25の熱は、ベース部材2に伝わりやすくなり、ベース部材2の他方側の面13上の領域に放散され難くなる。これにより、ベース部材2の他方側の面13上の領域に、デバイス本体21から放散された熱が籠ることをさらに抑制できる。
また、本実施形態によれば、複数の配置面16は、傾斜面14と立ち上がり面15とが一方側の面12に沿う一方向(図1において左右方向)に交互に並ぶように配列されている。このため、各配置面16に配されたデバイス本体21からベース部材2に伝わる熱の向きが、図3に示すように、複数の配置面16の間で等しくなる(図3の矢印D1参照)。これにより、ベース部材2の一部に熱が籠ることを好適に抑制できる。
また、傾斜面14と立ち上がり面15とが交互に並ぶように複数の配置面16が配列されていることで、デバイス本体21からベース部材2に伝わる熱の向きが、複数の配置面16の配列方向において傾斜面14から立ち上がり面15に向かう方向となる(図3の矢印D1参照)。このため、複数の配置面16の配列方向の端に位置する傾斜面14上の領域(端部領域)に熱が籠ることを特に抑制できる。したがって、電子デバイス3と共に回路を構成する熱に弱い部品31を端部領域に配置することで、熱に弱い部品31を好適に保護できる。
また、本実施形態によれば、第一配置面16に配された電子デバイス3のリード22が、第二配置面16に配された電子デバイス3のデバイス本体21の上方に位置している。特に、本実施形態では、第一配置面16に配された電子デバイス3のリード22が、第二配置面16に配された電子デバイス3の発熱体25の近くに位置している。このため、図4に示すように、第二配置面16に配された電子デバイス3のデバイス本体21(特に発熱体25)において発生した熱を、第一配置面16に配された電子デバイス3のリード22に伝えることができる。したがって、デバイス本体21の熱を効率よく外部に逃がすことができる。本実施形態では、第二配置面16に配されたデバイス本体21の熱を、第一配置面16に配された電子デバイス3のリード22から基板4に逃がすことができる。
図4において、矢印D3は、デバイス本体21(特に発熱体25)からリード22まで熱が伝わる方向を示している。また、矢印D4は、リード22において熱が伝わる方向を示している。
また、本実施形態によれば、リード22(特に基端部26)が、デバイス本体21の第二側面24Bから傾斜面14に沿って斜め上方(傾斜面14の傾斜方向)に延びている。このため、溶融樹脂をベース部材2の他方側の面13上の領域に流し込んだ際に、例えば図5に示すように、仮にリード22(特に基端部26)の下側に気泡(ボイド)Bが残っていても、この気泡Bを上方に逃がしやすくなる。すなわち、樹脂5内に気泡Bが残ることを好適に防ぐことができる。
また、本実施形態によれば、リード22が、デバイス本体21の第二側面24Bから傾斜面14の傾斜方向(斜め上方)に延びる基端部26と、基端部26の先端からベース本体11の厚さ方向において他方側の面13から離れる方向に延びる先端部27と、を備える。このため、リード22を折り曲げるフォーミングの際に、リード22にかかる負荷を軽減できる。以下、この点について具体的に説明する。
ベース本体11の他方側の面13が平坦である場合には、他方側の面13に配されたデバイス本体21の側面24から他方側の面13に沿って延びるリード22を、直角に折り曲げる必要がある。このため、リード22を折り曲げる際には、リード22にかかる負荷が大きくなる。
これに対し、本実施形態では、リード22がデバイス本体21の側面24から斜め上方に延びるため、リード22の曲げ角度を直角よりも小さくできる。これにより、リード22を折り曲げる際に、リード22にかかる負荷を軽減できる。
したがって、電子デバイス3の信頼性向上を図ることができる。
また、本実施形態によれば、電子デバイス3のデバイス本体21がベース部材2の配置面16に配され、電子デバイス3のリード22がベース部材2の他方側の面13に対向して配された基板4に接続されている。
このため、デバイス本体21において発生した熱を、デバイス本体21からベース部材2に逃がすだけでなく、リード22から基板4に逃がすこともできる。したがって、デバイス本体21の熱を効率よく外部に逃がすことが可能となる。
以上、本発明の詳細について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
上記実施形態の配置構造及び電子回路装置1においては、例えば、第一配置面16に配されたデバイス本体21の一部が、ベース部材2の厚さ方向における第一配置面16の傾斜面14の上端14bから突出してもよい。この場合には、隣り合う二つの配置面16,16に配されたデバイス本体21,21が互いに干渉しないように、第二配置面16に配されたデバイス本体21が、第二配置面16の立ち上がり面15の上端15aから突出しなければよい。このような構成では、第一配置面16の傾斜面14の上端から突出したデバイス本体21の部位が、第二配置面16に配された電子デバイス3の上方に位置する。
また、上記実施形態と同様に、複数の配置面16を一方側の面12に沿う一方向に配列する場合、複数の配置面16は、例えば図6に示すように、隣り合う配置面16の傾斜面14同士(又は立ち上がり面15同士)が、互いに一方向に隣り合うように配列されてもよい。すなわち、一方向における傾斜面14及び立ち上がり面15の配列の順番が、隣り合う配置面16の間で互いに逆となってもよい。
このような構成であっても、上記実施形態と同様の効果を奏する。
特に図6に例示した構成では、隣り合う二つの配置面16,16に配された電子デバイス3,3に関し、互いの電子デバイス3側に向く二つの電子デバイス3,3の側面24,24の向きを互いに異ならせることができきる。これにより、複数の配置面16の配列方向において隣り合う電子デバイス3間の領域に熱が籠もることを好適に抑制し、電子デバイス3の高密度実装を簡単に実現することができる。
本発明において、電子デバイスは、例えばリードを備えなくてもよい。
本発明において、ベース部材の傾斜面及び立ち上がり面は、少なくともデバイス本体の主面及び第一側面にそれぞれ面接触可能に形成されていればよい。例えばデバイス本体の主面や第一側面が湾曲した面である場合、ベース部材の傾斜面や立ち上がり面は、主面や第一側面に対応する湾曲面に形成されればよい。
本発明においては、例えば、ベース部材の傾斜面に突起が形成され、デバイス本体の主面に突起を挿入する挿入孔が形成されてもよい。デバイス本体の挿入孔は、例えば有底の凹部であってもよいし、例えばデバイス本体の厚さ方向に貫通する貫通孔でもよい。デバイス本体の挿入孔が貫通孔である場合、突起の突出方向の先端はデバイス本体の外側に位置してもよい。
このような構成では、ベース部材とデバイス本体との接触面積を増やすことができ、デバイス本体の熱を効率よくベース部材に伝えることができる。
本発明において、ベース部材の一方側の面には、例えば放熱フィンが設けられてもよい。この場合には、デバイス本体からベース部材に伝わった熱を効率よく外部(空間)に放散することが可能となる。
1 電子回路装置
2 ベース部材
3 電子デバイス
4 基板
5 樹脂
11 ベース本体
12 一方側の面
13 他方側の面
14 傾斜面
14a 下端
14b 上端
15 立ち上がり面
15a 上端
16,16A,16B 配置面
21 デバイス本体
22 リード
23 主面
24 側面
24A 第一側面
24B 第二側面
25 発熱体
26 基端部
27 先端部

Claims (7)

  1. 厚さ方向における一方側の面が平坦面であるベース部材と、
    板状に形成されたデバイス本体を有し、前記ベース部材の他方側の面に配される電子デバイスと、を備え、
    前記他方側の面が、前記一方側の面に対して傾斜する傾斜面と、前記ベース部材の厚さ方向において前記一方側の面側に位置する前記傾斜面の下端から立ち上がる立ち上がり面と、を有し、
    前記電子デバイスは、前記デバイス本体の主面全体が前記傾斜面に接し、かつ、前記デバイス本体の側面が前記立ち上がり面に接するように、前記他方側の面に配され、
    前記デバイス本体は、通電によって発熱する発熱体を含み、
    前記ベース部材が、放熱部材であり、
    前記発熱体が、前記デバイス本体内のうち前記立ち上がり面に接触する前記デバイス本体の側面側に寄せて位置する電子デバイスの配置構造。
  2. 一つの前記傾斜面と一つの前記立ち上がり面とが、前記電子デバイスを配置するための配置面を構成し、
    前記配置面が、前記一方側の面に沿って複数配列されている請求項1に記載の電子デバイスの配置構造。
  3. 複数の前記配置面は、前記傾斜面と前記立ち上がり面とが前記一方側の面に沿う一方向に交互に並ぶように配列されている請求項2に記載の電子デバイスの配置構造。
  4. 前記電子デバイスが、前記立ち上がり面に接する前記デバイス本体の第一側面と反対側に位置する前記デバイス本体の第二側面から延びるリードを備え、
    第一配置面に配された電子デバイスの前記リードは、前記第一配置面に隣り合う第二配置面に配された電子デバイスの前記デバイス本体の上方に位置している請求項3に記載の電子デバイスの配置構造。
  5. 前記電子デバイスが、前記立ち上がり面に接する前記デバイス本体の第一側面と反対側に位置する前記デバイス本体の第二側面から延びるリードを備え、
    前記リードは、前記第二側面から前記傾斜面の傾斜方向に延びている請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の電子デバイスの配置構造。
  6. 前記リードは、前記第二側面から前記傾斜面の傾斜方向に延びる基端部と、基端部の先端から前記厚さ方向において前記他方側の面から離れる方向に延びる先端部と、を備える請求項5に記載の電子デバイスの配置構造。
  7. 厚さ方向における一方側の面が平坦面であるベース部材と、
    板状に形成されたデバイス本体及び前記デバイス本体から延びるリードを有し、前記ベース部材の他方側の面に配される電子デバイスと、
    前記他方側の面に対向して配されて前記リードに接続される基板と、を備え、
    前記他方側の面が、前記一方側の面に対して傾斜する傾斜面と、前記ベース部材の厚さ方向において前記一方側の面側に位置する前記傾斜面の下端から立ち上がる立ち上がり面と、を有し、
    前記電子デバイスは、前記デバイス本体の主面全体が前記傾斜面に接し、かつ、前記デバイス本体の側面が前記立ち上がり面に接するように、前記他方側の面に配され、
    前記デバイス本体は、通電によって発熱する発熱体を含み、
    前記ベース部材が、放熱部材であり、
    前記発熱体が、前記デバイス本体内のうち前記立ち上がり面に接触する前記デバイス本体の側面側に寄せて位置する電子回路装置。
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