JP6479580B2 - 自動分析装置 - Google Patents

自動分析装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6479580B2
JP6479580B2 JP2015112065A JP2015112065A JP6479580B2 JP 6479580 B2 JP6479580 B2 JP 6479580B2 JP 2015112065 A JP2015112065 A JP 2015112065A JP 2015112065 A JP2015112065 A JP 2015112065A JP 6479580 B2 JP6479580 B2 JP 6479580B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
reaction tube
cleaning
liquid level
reaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015112065A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016223967A (ja
Inventor
勇 松田
勇 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Canon Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Medical Systems Corp filed Critical Canon Medical Systems Corp
Priority to JP2015112065A priority Critical patent/JP6479580B2/ja
Publication of JP2016223967A publication Critical patent/JP2016223967A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6479580B2 publication Critical patent/JP6479580B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)

Description

本発明の実施形態は、被検体から採取されたサンプル等の液体に含まれる成分を分析する自動分析装置に関する。
自動分析装置は、生化学検査項目や免疫検査項目等を対象とし、被検体から採取された血液等のサンプルと各検査項目の分析に用いる試薬との混合液の反応によって生ずる色調や、濁りの変化を光学的に測定する。この測定により、自動分析装置は、サンプル中の様々な検査項目成分の濃度や酵素の活性等で表される分析データを生成する。
信頼度が高い分析データを得るためには、サンプルと試薬との混合液を収容する反応管(反応容器)は、測定後に適切に洗浄される必要がある。そのため自動分析装置は、反応管を洗浄するための洗浄ユニットを有する。
ところが、洗浄ユニットにおいて、洗浄ノズルの詰りや洗浄ラインのチューブの外れ又は劣化等により、洗浄水の吸引/吐出のバランスが崩れる場合がある。そして、洗浄性能維持のためには、このような異常を早期に検出する必要がある。
当該異常の検出に際して、従来技術に係る自動分析装置では、なんらかの異常が発生した後でなければ、洗浄ユニットにおいてどこに異常が生じているかを検出できないため、上記に述べた早期の検出には適さない等という問題がある。
従来技術に係る自動分析装置は、洗浄完了後の反応管内に「洗浄水が残らない」ことを前提としている。しかし、従来技術に係る自動分析装置の反応管内に残ってしまった微量の洗浄水を静電容量の変化で検出するのは非常に困難であり、実際には誤検知等の問題を防ぐためにも甘い閾値による異常の有無判定を行わなければならない問題がある。また、そもそも洗浄完了後に反応管内に「洗浄水が残る」システムでは、上記検出方法を利用できない問題がある。
特開2010−002237号公報
目的は、反応管を洗浄する洗浄ユニットにおける洗浄異常の有無を判定可能な自動分析装置を提供することにある。
実施形態に係る自動分析装置は、複数の反応管を移動可能に保持する反応ユニットと、複数の洗浄液にそれぞれ対応する複数の第1流路各々を介して前記洗浄液各々を前記反応管に吐出し、前記洗浄液にそれぞれ対応する複数の第2流路各々を介して前記吐出された洗浄液を前記反応管から吸引することにより、前記反応管を洗浄する洗浄ユニットと、前記洗浄液の吸引後における前記反応管の残存液体の液面高を複数検出する検出部と、前記複数検出された液面高のうち二つの液面高の差に基づいて、前記液面高の差の起因となる前記洗浄ユニットに係る異常の有無を判定する判定部と、を具備することを特徴とする。
図1は、実施形態に係る自動分析装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、実施形態に係る自動分析装置の反応機構の一例を示す斜視外観図である。 図3は、実施形態に係る自動分析装置の洗浄ユニットにおいて、複数のノズル及び複数のポンプの構成の一例を示す模式図である。 図4は、実施形態に係る自動分析装置における洗浄ユニットについて、一の洗浄シーケンスのうち一の処理ターンが行われた後の、各位置に載置された反応管の液面高の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る自動分析装置における洗浄ユニット異常判定機能の処理手順の一例を示すフローチャートである。 図6は、実施形態に係る自動分析装置において、同一の位置グループに所属する二の反応管における液面高の差が所定の閾値により規定される範囲外にある一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る自動分析装置において、別の同一の位置グループに所属する二の反応管における液面高の差が所定の閾値により規定される範囲外にある一例を示す図である。 図8は、実施形態に係る自動分析装置において、同一の位置グループに所属する二の反応管における液面高の平均値と別の同一の位置グループに所属する二の反応管における液面高の平均値との差が、所定の閾値により規定される範囲外にある一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら実施形態を説明する。なお、以下の説明において、略同一の構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
図1は、実施形態に係る自動分析装置1の構成の一例を示すブロック図である。また、図2は、実施形態に係る自動分析装置1の反応機構1aの一例を示す斜視外観図である。以下両図を参照しながら説明を行う。
図1に示されるように、自動分析装置1は、反応機構1a、中央制御部11、判定部13、入力部14、出力部15、記憶部16、分析部17を有する。反応機構1aは、図2を用いて後に詳述する。
中央制御部11は、実施形態に係る自動分析装置1に関連する全体の制御を行う。中央制御部11は、例えば不図示の中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)、単一又は複数の処理回路を有する。ただしこの限りではない。中央制御部11は、上記の通り自動分析装置1に関連する全体の制御に関わり、横断的な役割を有することから、実施形態においては、必要に応じて他の部分の説明と関連して補足説明を行う。
判定部13は、後述の洗浄ユニット異常判定機能において、中央制御部11の命令に応答して、洗浄ユニット7に係る異常の有無を判定する。
入力部14は、例えば、スイッチボタン、マウス、キーボード等のユーザインターフェースを有し、当該ユーザインターフェースを介して、医師等の操作者の命令(例えば、自動分析装置1の分析動作を開始させる旨の命令)を受け付ける。当該命令は、中央制御部11に送信される。中央制御部11は当該命令に応じて、所定の制御や演算を実行する。なお、入力部14は、後述の洗浄ユニット異常判定機能において用いられる所定の閾値の変更又は設定を入力してもよい。
出力部15は、例えばCRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ及びプラズマディスプレイ等の表示デバイスを有する。当該表示デバイスは、中央制御部11の命令に応答して、例えば、グラフィカルユーザインタフェース(Graphical User Interface:GUI)の画面上に、記憶部16に記憶された分析結果等を表示する。また、出力部15は、上記表示デバイスにおける表示画面等を印刷可能なプリンタ(印刷機)を有する。更に、出力部15は、後述の洗浄ユニット異常判定機能において、医師等の操作者に洗浄ユニット7に係る異常の有無を知らせるための警告音等を発するスピーカ等の音声出力デバイスを有する。
記憶部16は、分析結果や、後述の液面高の差に関する情報(液面高の差、所定の閾値)、検出プログラム及び異常判定プログラム等を記憶する。ただしこの限りではない。すなわち記憶部16は、例えばハードディスクドライブ(Hard Disk Drive:HDD)又はソリッドステートドライブ(Solid State Drive:SSD)等の不図示のストレージデバイスを有する。
また、記憶部16は、各種プログラムの演算に係る一時的に必要な情報(引数、配列等)を記憶するランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)等の不図示のメモリを有する。
分析部17は、サンプルと試薬との混合液の分析を実行する。
図2に示されるように、反応機構1aは、サンプルユニット2(サンプラ)、サンプル分注ユニット3、反応ユニット4(反応槽)、第1試薬庫5a、第2試薬庫5b、第1試薬分注ユニット6a、第2試薬分注ユニット6b、洗浄ユニット7、撹拌部8、電解質測定ユニット9及び測光ユニット10を有する。
サンプルユニット2は、反応ユニット4の近傍に配置されている。サンプルユニット2は、サンプル(被検試料)が収容されたサンプル容器20を複数保持する。サンプルユニット2は、特定のサンプル容器20が所定のサンプル吸引位置に位置決められるように、回動する。なお、サンプルユニット2は、ディスクサンプラに関するユニットとして説明したが、ラックサンプラに関するユニットであってもよい。
サンプル分注ユニット3は、サンプルプローブ30とサンプル分注アーム31とを有し、反応ユニット4とサンプルユニット2との間に配置される。サンプル分注ユニット3は、サンプルプローブ30を、サンプルユニット2上のサンプル吸引位置に移動させる。
サンプルプローブ30は、サンプルプローブ30の先端部に、反応管40に収容された反応液等の液面を検出する検出部12(図1に図示)を有する。サンプルプローブ30は、サンプル吸引位置に配置されたサンプル容器20内に下降し、検出部12を用いて液面を検出すると、さらに所定量下降してサンプル容器20内のサンプルを所定量吸引する。サンプルプローブ30は、サンプルの吸引の終了を契機として上昇する。サンプルプローブ30の上昇の終了を契機として、サンプル分注アーム31は回動して、サンプルプローブ30を、反応ユニット4のサンプル吐出位置に移動させる。その後、サンプルプローブ30は、サンプル吐出位置に配置された反応ユニット4における反応管40に、吸引したサンプルを所定量だけ吐出する。サンプルは、測定対象項目毎に反応管40に分注される。
反応ユニット4は、複数の反応管40をセルホルダ41に保持したまま所定の方向に沿って配列する。反応ユニット4は、分析処理のシーケンスに従って反応ユニット駆動部42(図1に図示)により駆動され、当該所定の方向に沿って複数の反応管40を搬送する。また、反応ユニット4は、複数の反応管40を保持しながら円周上に配列し、搬送するディスク状の反応ユニット4とする。
反応ユニット4は、所定角の回動(所定回動)と停止とを繰り返すことで、所定の反応管40を、所定の処理(例えば、第1試薬プローブ60aによる第1試薬の吸引等)に対応する位置に搬送する。実施形態において、当該所定角は、例えば、約90度(90度をわずかに上回る角)であるとする。また四の所定回動により、各反応管40は、回動前の当該反応管40の位置から、当該位置に隣接する反応管40の位置に搬送されるものとする。
第1試薬庫5aは、反応ユニット4の近傍に配置される。第1試薬庫5aは、各測定項目に対応する試薬が収容された複数の第1試薬容器50aを保持する。第1試薬庫5aは、所定の第1試薬容器50aが所定の第1試薬吸引位置に位置決めされるように回動する。
第2試薬庫5bは、反応ユニット4の内側に配置される。第2試薬庫5bは、各測定項目に対応する試薬が収容された複数の第2試薬容器50bを保持する。第2試薬庫5bは、所定の第2試薬容器50bが所定の第2試薬吸引位置に位置決めされるように回動する。
第1試薬分注ユニット6aは、第1試薬プローブ60aと第1試薬アーム61aとを有し、反応ユニット4の外周近傍に配置される。第1試薬分注ユニット6aの先端には第1試薬プローブ60aが取り付けられている。第1試薬分注ユニット6aは、第1試薬プローブ60aを上下動及び回動可能に保持し、第1試薬庫5aにおける試薬の吸引及び反応管40への当該試薬の吐出を行う。
第2試薬分注ユニット6bは、第2試薬プローブ60bと第2試薬アーム61bを有し、反応ユニット4の外周近傍に配置される。第2試薬分注ユニット6bの先端には第2試薬プローブ60bが取り付けられている。第2試薬分注ユニット6bは、第2試薬プローブ60bを上下動及び回動可能に保持し、第2試薬庫5bにおける試薬の吸引及び反応管40への当該試薬の吐出を行う。
洗浄ユニット7は、例えば反応ユニット4の外周近傍に配置される。洗浄ユニット7には、複数本のノズル70(洗浄ノズル及び乾燥ノズル)が取り付けられている。複数本のノズル70は、ノズル駆動部71により上下移動可能に駆動される。洗浄ユニット7は、反応ユニット4の洗浄位置にある反応管40を、ノズル70(洗浄ノズル)を用いて洗浄する。洗浄ユニット7は、反応ユニット4の洗浄位置にある反応管40を、ノズル70(乾燥ノズル)を用いて乾燥させる。乾燥ノズルは、反応管40内の残存液体(残留液)を吸引するスポンジを有する。また洗浄ユニット7は、複数のポンプ75と吸引/吐出制御部76と(いずれも図1に図示)を有する。吸引/吐出制御部76は、所定の洗浄シーケンスに従って、ポンプ75に係る吸引/吐出を制御する。当該制御により、ポンプ75は、洗浄液(塩基性洗剤、酸性洗剤及び純水)を、ノズル70を介して反応管40に吐出又は反応管40から吸引する。なお、洗浄ユニット7は一つに限定されず、複数設けられてもよい。
なお洗浄ユニット7に関連して、実施形態に係る自動分析装置1(判定部13)は、洗浄ユニット7において洗浄液の流れる流路の異常の有無又は洗浄液の吸引/吐出を行うポンプの異常の有無を判定する洗浄ユニット異常判定機能を有する。当該機能については、後に詳述する。
撹拌部8は、反応ユニット4の外周近傍に配置される。撹拌部8は、反応ユニット4上の撹拌位置に配置された反応管40内のサンプルと試薬とを撹拌する。
電解質測定ユニット9は、反応管40内のサンプルと試薬との混合液中に存在する特定の電解質を測定する。
測光ユニット10は、反応ユニット4の下側に設けられ、反応管40内のサンプルと試薬との混合液の吸光度を測定する。測光ユニット10は、不図示の光源、照射光学系、検出光学系、分光器、及び光検出器を有する。光源から照射される測定用の光は、照射光学系によって測光焦点において集光される。反応管40は、測光焦点あるいはその近傍を横切るように、反応ユニット4の回動に伴って回動される。反応管40内のサンプルを透過した光は、検出光学系を通過した後、分光器において分光される。分光された光は、光検出器において光から電気信号に変換される。変換された電気信号は、分析部17(図1に図示)に送信される。分析部17は、当該変換された電気信号によりサンプルと試薬との混合液の分析を実行する。
図3は、洗浄ユニット7において、複数のノズル70及び複数のポンプ75の構成の一例を示す模式図である。複数のポンプ75として、具体的には廃液吸引ポンプ75a、洗剤吐出ポンプ75b、純水吐出ポンプ75c及び真空ポンプ75d(吸引用)が挙げられる。ただしこの限りではない。
廃液吸引ポンプ75aは、廃液位置に対応するノズル70aに流路を介して接続され、反応管40に収容された反応液(廃液)を反応管40から吸引する。当該廃液は、不図示の廃液タンクに処分されることが好適である。
洗剤吐出ポンプ75bは、洗剤タンクに流路(第1流路)を介して接続され、洗剤の原液を当該洗剤タンクから吸引する。洗剤吐出ポンプ75bは、純水吐出ポンプ75cに流路を介して接続され、純水吐出ポンプ75cより吐出された純水を受けとる。洗剤吐出ポンプ75bは、洗剤で洗浄する所定位置に対応するノズル70に流路を介して接続され、吸引した洗剤の原液を純水で希釈し、反応管40に吐出する。なお実施形態では、一の洗剤吐出ポンプ75bに、二の洗剤タンク(塩基性洗剤タンク77及び酸性洗剤タンク78)と二のノズル70(ノズル70b及びノズル70c:塩基洗浄位置及び酸洗浄位置にそれぞれ対応)とが接続されている。
純水吐出ポンプ75cは、純水タンク79に流路(第1流路)を介して接続され、純水を純水タンク79から吸引する。純水吐出ポンプ75cは、洗剤吐出ポンプ75bに流路を介して接続され、純水を洗剤吐出ポンプ75bに吐出する。純水吐出ポンプ75cは、純水で洗浄する所定位置に対応するノズル70に流路を介して接続され、吸引した純水を反応管40に吐出する。なお実施形態では、一の純水吐出ポンプ75cに、一の純水タンク79と三のノズル70(ノズル70d、ノズル70e及びノズル70f:純水洗浄位置、純水再洗浄位置及びブランク位置にそれぞれ対応)とが接続されている。
真空ポンプ75dは、複数のノズル70に流路(第2流路)を介して接続され、反応管40に収容された洗浄液(塩基性洗剤、酸性洗剤又は純水)を反応管40から吸引する。なお実施形態では、一の真空ポンプ75dに、七のノズル70(ノズル70g、ノズル70h、ノズル70i、ノズル70j、ノズル70k、ノズル70l及びノズル70m:塩基洗浄位置、酸洗浄位置、純水洗浄位置、純水再洗浄位置、ブランク位置、残留液吸引位置及び乾燥位置にそれぞれ対応)が接続されている。
上述の通り、塩基洗浄位置及び酸洗浄位置は、ノズル70(ノズル70b及びノズル70c)と流路とを介して、同一の洗剤吐出ポンプ75bに対応づけられる。説明の便宜上、塩基洗浄位置と酸洗浄位置とを、同一の位置グループ(位置グループは、複数の位置から成るグループと定義)である位置グループG1とする。また、塩基洗浄位置に載置された反応管40と酸洗浄位置に載置された反応管40とを、いずれも第1の位置グループG1に所属する反応管40と呼ぶものとする。
同様に、純水洗浄位置及び純水再洗浄位置は、ノズル70(ノズル70d及びノズル70e)と流路とを介して、同一の純水吐出ポンプ75cに対応づけられる。説明の便宜上、純水洗浄位置と純水再洗浄位置とを、同一の位置グループである位置グループG2とする。また、純水洗浄位置に載置された反応管40と純水再洗浄位置に載置された反応管40とを、いずれも第2の位置グループG2に所属する反応管40と呼ぶものとする。
なお、位置グループに関するグループの分類は、同一のポンプに基づく分類に限らない。また、上記分類は医師等の操作者によって任意に設定可能としてもよい。
説明の便宜上、実施形態に係る自動分析装置1では、複数のノズル70のうち、次に列挙するノズル70を以下のように呼ぶものとする。
塩基洗浄位置に対応するノズル70のうち洗剤吐出ポンプ75bに流路を介して接続されているノズル70bを塩基性洗剤吐出ノズル70bと呼ぶ。塩基洗浄位置に対応するノズル70のうち真空ポンプ75dに流路を介して接続されているノズル70gを塩基性洗剤吸引ノズル70gと呼ぶ。
酸洗浄位置に対応するノズル70のうち洗剤吐出ポンプ75bに流路を介して接続されているノズル70cを酸性洗剤吐出ノズル70cと呼ぶ。酸洗浄位置に対応するノズル70のうち真空ポンプ75dに流路を介して接続されているノズル70hを酸性洗剤吸引ノズル70hと呼ぶ。
純水洗浄位置に対応するノズル70のうち純水吐出ポンプ75cに流路を介して接続されているノズル70dを純水吐出ノズル70dと呼ぶ。純水洗浄位置に対応するノズル70のうち真空ポンプ75dに流路を介して接続されているノズル70iを純水吸引ノズル70iと呼ぶ。
純水再洗浄位置に対応するノズル70のうち純水吐出ポンプ75cに流路を介して接続されているノズル70eを純水再吐出ノズル70eと呼ぶ。純水再洗浄位置に対応するノズル70のうち真空ポンプ75dに流路を介して接続されているノズル70jを純水再吸引ノズル70jと呼ぶ。
(洗浄ユニット異常判定機能)
実施形態に係る自動分析装置1は、洗浄ユニット7において、洗浄液の流れる流路の異常の有無又は洗浄液の吸引/吐出を行うポンプ75の異常の有無を判定する洗浄ユニット異常判定機能を有する。以下、洗浄ユニット異常判定機能について、図4〜8を用いて説明を行う。
図4は、実施形態に係る自動分析装置1における洗浄ユニット7について、一の洗浄シーケンスのうち一の処理ターンが行われた後の、各位置に載置された反応管40の液面高を示す図である。図中斜線部は、反応管40に収容された残留液を示している。
洗浄シーケンスとは、洗浄ユニット7が一の反応管40に行う一連の洗浄過程である。実施形態では、洗浄シーケンスは八の処理を有し、当該八の処理は、図4に図示される各反応管40に対応する。左から1番目(右から8番目)の反応管40aが載置される位置では「廃液除去処理」が行われる。左から2番目(右から7番目)の反応管40b(第1反応管40b)が載置される位置では「塩基洗浄処理」が行われる。左から3番目(右から6番目)の反応管40c(第2反応管40c)が載置される位置では「酸洗浄処理」が行われる。左から4番目(右から5番目)の反応管40d(第3反応管40d)が載置される位置では「純水洗浄処理」が行われる。左から5番目(右から4番目)の反応管40e(第4反応管40e)が載置される位置では「純水再洗浄処理」が行われる。左から6番目(右から3番目)の反応管40fが載置される位置では「ブランク処理」(例えば、白色光による純水の吸光度測定:較正用)が行われる。左から7番目(右から2番目)の反応管40gが載置される位置では「残留水除去処理」が行われる。左から8番目(右から1番目)の反応管40hが載置される位置では「乾燥処理」が行われる。
処理ターンとは、各位置において行われる処理(吸引/吐出又は乾燥)の1回分を表す。一の処理ターンでは、例えば、塩基洗浄位置において、塩基性洗剤吐出ノズル70bは塩基性洗剤を第1反応管40bに吐出し、その後、塩基性洗剤吸引ノズル70gは塩基性洗剤を第1反応管40bから吸引する(塩基洗浄処理)。当該一の処理ターンが終了すると、反応ユニット4は、反応ユニット駆動部42の駆動により、第1反応管40bを塩基洗浄位置に隣接する酸洗浄位置に搬送する(つまり第1反応管40bは、搬送後に第2反応管40cとなる)。次の処理ターンでは、第2反応管40cにおいて酸洗浄処理が実行される。
図4に示すように、正常洗浄時において、塩基洗浄処理を施された第1反応管40bにおける液面高と、酸洗浄処理を施された第2反応管40cにおける液面高とは略等しい。すなわち位置グループG1に所属する二の反応管40における液面高は略等しい。換言すれば、当該二の反応管40における液面高の差は約0である。
また、正常洗浄時において、純水洗浄処理を施された第3反応管40dにおける液面高と、純水再洗浄処理を施された第4反応管40eにおける液面高とは略等しい。すなわち位置グループG2に所属する二の反応管40における液面高は略等しい。換言すれば、当該二の反応管40における液面高の差は約0である。
更に、正常洗浄時において、位置グループG1に所属する二の反応管40における液面高(第1反応管40bと第2反応管40cとの液面高の平均値)と位置グループG2に所属する二の反応管40における液面高(第3反応管40dと第4反応管40eとの液面高の平均値)との差は、hである。
図5は、実施形態に係る自動分析装置1(判定部13)における洗浄ユニット異常判定機能の処理手順の一例を示すフローチャートである。以下洗浄ユニット異常判定機能について、図5に記載の各ステップに沿って説明する。
実施形態では、複数の反応管40が各処理位置に載置されているものとする。係る場合、洗浄ユニット異常判定機能は、一のターンにおいて洗浄ユニット7に係る異常の有無を判定することができる。以下ステップS1a〜ステップS1dに記載の動作は、例えば、同時に行われるものである。
(ステップS1a)
塩基性洗剤吐出ノズル70bは、塩基性洗剤を、塩基洗浄位置に載置された第1反応管40bに吐出する。その後、塩基性洗剤吸引ノズル70gは、第1反応管40bに収容された塩基性洗剤を、塩基洗浄位置に載置された第1反応管40bから吸引する。
(ステップS1b)
酸性洗剤吐出ノズル70cは、酸性洗剤を、酸洗浄位置に載置された第2反応管40cに吐出する。その後、酸性洗剤吸引ノズル70hは、第2反応管40cに収容された酸性洗剤を、酸洗浄位置に載置された第2反応管40cから吸引する。
(ステップS1c)
純水吐出ノズル70dは、純水を、純水洗浄位置に載置された第3反応管40dに吐出する。その後、純水吸引ノズル70iは、第3反応管40dに収容された純水を、純水洗浄位置に載置された第3反応管40dから吸引する。
(ステップS1d)
純水再吐出ノズル70eは、純水を、純水再洗浄位置に載置された第4反応管40eに吐出する。その後、純水再吸引ノズル70jは、第4反応管40eに収容された純水を、純水再洗浄位置に載置された第4反応管40eから吸引する。
(ステップS2)
検出部12は、ステップS1a〜ステップS1dにおいて、洗浄液をそれぞれ吸引された後の第1反応管40b〜第4反応管40eに残留する洗浄液の液面高をそれぞれ検出する。
(ステップS3)
判定部13は、位置グループG1に所属する二の反応管40(第1反応管40b及び第2反応管40c)における液面高の差(第1の差:正常時は約0)が所定の閾値により規定される範囲外にあるか否か(液面高の差と所定の閾値とを比較)を判定する。すなわち、判定部13は、複数検出された液面高のうち二つの液面高の差(第1の差)に基づいて、第1の差の起因となる洗浄ユニット7に係る異常の有無を判定する。
(ステップS4)
図6は、実施形態に係る自動分析装置1において、位置グループG1に所属する二の反応管40(第1反応管40b及び第2反応管40c)における液面高の差(第1の差:正常時は約0)が所定の閾値により規定される範囲外(例えば、差の絶対値が所定の閾値以上)にある一例を示す図である。本一例では、第1反応管40bの液面高が、第2反応管40cの液面高に比して高い態様(第1の差h)が示されている(第1の異常ケース:なお第1反応管40bの液面高が第2反応管40cの液面高に比して低い結果でもよい)。係る場合、中央制御部11は、警告を出す旨の命令を実行する。当該命令に応答して、例えば出力部15における音声出力デバイスは、第1の異常ケースに対応する警告音等を発する。或いは、当該命令に応答して、出力部15における表示デバイスは第1の異常ケースである旨を表示する。なお、両者をともに実施してもよい。
第1の異常ケースが発生すると、医師等の操作者は、塩基性洗剤吐出ノズル70bに係る流路、酸性洗剤吐出ノズル70cに係る流路、塩基性洗剤吸引ノズル70gに係る流路又は酸性洗剤吸引ノズル70hに係る流路に異常があると判断することができる。図6では、第1反応管40bの液面高が正常な値より高い。すなわち、塩基性洗剤吸引ノズル70gに係る流路に異常がある場合が図示されている。
なお、当該液面高の差が所定の閾値により規定される範囲に包含されるとき、本ステップはスキップされる。
(ステップS5)
判定部13は、位置グループG2に所属する二の反応管40(第3反応管40d及び第4反応管40e)における液面高の差(第2の差:正常時は約0)が所定の閾値により規定される範囲外にあるか否かを判定する。すなわち、判定部13は、複数検出された液面高のうち二つの液面高の差(第2の差)に基づいて、第2の差の起因となる洗浄ユニット7に係る異常の有無を判定する。
(ステップS6)
図7は、実施形態に係る自動分析装置1において、位置グループG2に所属する二の反応管40(第3反応管40d及び第4反応管40e)における液面高の差(第2の差:正常時は約0)が所定の閾値により規定される範囲外(例えば、差の絶対値が所定の閾値以上)にある一例を示す図である。本一例では、第3反応管40dの液面高が、第4反応管40eの液面高に比して低い態様(第2の差h)が示されている(第2の異常ケース:なお第3反応管40dの液面高が第4反応管40eの液面高に比して高い結果でもよい)。係る場合、中央制御部11は、警告を出す旨の命令を実行する。当該命令に応答して、例えば出力部15における音声出力デバイスは、第2の異常ケースに対応する警告音等を発する。或いは、当該命令に応答して、出力部15における表示デバイスは第2の異常ケースである旨を表示する。なお、両者をともに実施してもよい。
第2の異常ケースが発生すると、医師等の操作者は、純水吐出ノズル70dに係る流路、純水再吐出ノズル70eに係る流路、純水吸引ノズル70iに係る流路又は純水再吸引ノズル70jに係る流路に異常があると判断することができる。図7では、第3反応管40dの液面高が正常な値より低い。すなわち、純水吐出ノズル70dに係る流路に異常がある場合が図示されている。
なお、当該液面高の差が所定の閾値により規定される範囲に包含されるとき、本ステップはスキップされる。また、ステップS3で用いられる所定の閾値とステップS5で用いられる所定の閾値とは、同一の閾値でもよいし異なる閾値でもよい。
(ステップS7)
判定部13は、位置グループG1に所属する二の反応管40(第1反応管40b及び第2反応管40c)における液面高の差(第1の差:正常時は約0)及び位置グループG2に所属する二の反応管40(第3反応管40d及び第4反応管40e)における液面高の差(第2の差:正常時は約0)が、いずれもそれぞれの所定の閾値により規定される範囲内(所定の閾値未満)にあるか否かを判定する。なお、判定部13は、記憶部16(メモリ)に一時的に記憶された、ステップS3における判定結果及びステップS5における判定結果を参照することが好適である。
(ステップS8)
判定部13は、位置グループG1に所属する二の反応管40(第1反応管40b及び第2反応管40c)における液面高の差(第1の差:正常時は約0)と位置グループG2に所属する二の反応管40(第3反応管40d及び第4反応管40e)における液面高の差(第2の差:正常時は約0)とが、いずれもそれぞれの所定の閾値により規定される範囲に包含される(すなわち、第1の異常ケース及び第2の異常ケースのいずれも発生していない)とき、位置グループG1に所属する二の反応管40(第1反応管40b及び第2反応管40c)における液面高の平均値と位置グループG2に所属する二の反応管40(第3反応管40d及び第4反応管40e)における液面高の平均値との差(第3の差:例えば正常時はh)が所定の閾値により規定される範囲外(例えば、差の絶対値が所定の閾値以上)にあるか否かを判定する。すなわち、判定部13は、第3の差に基づいて、第3の差の起因となる洗浄ユニット7に係る異常の有無を判定する。
なお、第3の差は上述の平均値の差に限らず、例えば、位置グループG1に所属する一の反応管40(第1反応管40b又は第2の反応管40c)における液面高と位置グループG2に所属する一の反応管40(第3反応管40d又は第4の反応管40e)における液面高との差としてもよい。
(ステップS9)
図8は、実施形態に係る自動分析装置1において、位置グループG1に所属する二の反応管40(第1反応管40b及び第2反応管40c)における液面高の平均値と位置グループG2に所属する二の反応管40(第3反応管40d及び第4反応管40e)における液面高の平均値との差(第3の差:例えば正常時はh)が、所定の閾値により規定される範囲外にある一例を示す図である。本一例では、正常時のhよりも大きな第3の差hを有する態様が示されている(第3の異常ケース:なおhよりも小さいhとなっていてもよい)。係る場合、中央制御部11は、警告を出す旨の命令を実行する。当該命令に応答して、例えば出力部15における音声出力デバイスは、第3の異常ケースに対応する警告音等を発する。或いは、当該命令に応答して、出力部15における表示デバイスは第3の異常ケースである旨を表示する。なお、両者をともに実施してもよい。
第3の異常ケースが発生すると、医師等の操作者は、洗剤吐出ポンプ75b又は純水吐出ポンプ75cに異常があると判断することができる。図8では、第1反応管40bの液面高及び第2反応管40cの液面高が正常な値より低い。すなわち、洗剤吐出ポンプ75bに異常がある場合が図示されている。
なお、当該液面高における平均値の差が所定の閾値により規定される範囲に包含されるとき、本ステップはスキップされる。
(変形例)
上述の実施形態に係る自動分析装置1では、複数の反応管40が各処理位置に載置されている場合について説明を行った。しかしながら変形例として、ステップS1a〜ステップS1dに係る処理を、一の反応管40について四の処理ターンとして行ってもよい。
また、二の反応管40の液面高の差だけではなく、二の反応管40の液面高の差と二の反応管40うちいずれか一方の反応管40の液面高とを用いて、より詳細な異常箇所を判定してもよい。
実施形態に係る自動分析装置1において、サンプルプローブ30は、検出部12を有する。また当該検出部12を用いて、洗浄ユニット異常判定機能が実行されている。しかしながら、第1試薬プローブ又は第2試薬プローブが検出部12を有し、当該検出部12を用いて、洗浄ユニット異常判定機能が実行されてもよい。
(効果)
以上に述べた実施形態に係る自動分析装置1によれば、次に列挙する効果を得ることができる。
実施形態に係る自動分析装置1は、洗浄ユニット異常判定機能により、洗浄ラインの異常を、実際に測定結果に影響するレベルの異常に悪化する前に、早期に判定又は検出することができる。また、洗浄完了後には反応管40内に「洗浄水が残らない」ことが正常であるような洗浄ユニット又は自動分析装置を前提とする必要がなく、従来に比してより汎用性の高い洗浄ユニットの異常有無を判定することができる。
実施形態に係る自動分析装置1は、洗浄ユニット異常判定機能を実行する際に、二の反応管40における液面高の差分を検出することで、洗浄ユニット7の異常を検出する。これにより、医師等の操作者は、単なる異常の有無だけではなく、二の反応管40の組合せに基づいて、洗浄ユニット7における異常箇所の候補を特定することができる。
実施形態に係る自動分析装置1は、洗浄ユニット異常判定機能を実行する際に、二の反応管40における液面高の差分を検出することで、洗浄ユニット7の異常を検出する。これにより、容器内に残ってしまった微量の洗浄水に対応する静電容量の変化の検出をすることなく、洗浄ユニットの異常有無を判定することができる。すなわち、実施形態に係る自動分析装置1における判定部13は、複数検出された液面高のうち二つの液面高の差に基づいて、当該液面高の差の起因となる洗浄ユニット7に係る異常の有無を判定する。
実施形態に係る自動分析装置1は、洗浄ユニット異常判定機能を実行する際に、二の反応管40における液面高の差分を、同一のグループと異なるグループとにおいて検出することで、洗浄ユニット7の異常の有無を判定する。これにより、流路の異常有無だけではなく、ポンプの異常有無についても判定することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…自動分析装置、2…サンプルユニット、3…サンプル分注ユニット、4…反応ユニット、5…試薬庫、5a…第1試薬庫、5b…第2試薬庫、6a…第1試薬分注ユニット、6b…第2試薬分注ユニット、7…洗浄ユニット、8…撹拌部、9…電解質測定ユニット、10…測光ユニット、11…中央制御部、12…検出部、13…判定部、14…入力部、15…出力部、16…記憶部、17…分析部、20…サンプル容器、30…サンプルプローブ、31…サンプル分注アーム、40…反応管、40b…第1反応管、40c…第2反応管、40d…第3反応管、40e…第4反応管、41…セルホルダ、42…反応ユニット駆動部、50a…第1試薬容器、50b…第2試薬容器、60a…第1試薬プローブ、60b…第2試薬プローブ、61a…第1試薬アーム、61b…第2試薬アーム、70…ノズル、70b…塩基性洗剤吐出ノズル、70c…酸性洗剤吐出ノズル、70d…純水吐出ノズル、70e…純水再吐出ノズル、70g…塩基性洗剤吸引ノズル、70h…酸性洗剤吸引ノズル、70i…純水吸引ノズル、70j…純水再吸引ノズル、71…ノズル駆動部、75…ポンプ、75a…廃液吸引ポンプ、75b…洗剤吐出ポンプ、75c…純水吐出ポンプ、75d…真空ポンプ、76…吸引/吐出制御部、80…撹拌子、81…撹拌アーム、G1…第1の位置グループ、G2…第2の位置グループ。

Claims (7)

  1. 複数の反応管を移動可能に保持する反応ユニットと、
    複数の洗浄液にそれぞれ対応する複数の第1流路各々を介して前記洗浄液各々を前記反応管に吐出し、前記洗浄液にそれぞれ対応する複数の第2流路各々を介して前記吐出された洗浄液を前記反応管から吸引することにより、前記反応管を洗浄する洗浄ユニットと、
    前記洗浄液の吸引後における前記反応管の残存液体の液面高を複数検出する検出部と、
    前記複数検出された液面高のうち二つの液面高の差に基づいて、前記液面高の差の起因となる前記洗浄ユニットに係る異常の有無を判定する判定部と、
    を具備することを特徴とする自動分析装置。
  2. 前記洗浄ユニットは、前記第1流路に接続された複数のポンプを更に具備し、
    前記判定部は、前記ポンプのうち同一のポンプにより前記洗浄液を吐出された前記反応管に関する前記二つの液面高の差に基づいて、前記異常の有無を判定すること、
    を特徴とする請求項1記載の自動分析装置。
  3. 前記判定部は、前記ポンプのうち異なるポンプにより前記洗浄液を吐出された前記反応管に関する前記二つの液面高の差に基づいて、前記異常の有無を判定すること、
    を特徴とする請求項2に記載の自動分析装置。
  4. 前記検出部は、前記液面高を、異なる反応管において複数検出することを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項記載の自動分析装置。
  5. 前記検出部は、前記液面高を、同一の反応管において複数検出することを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項記載の自動分析装置。
  6. 前記判定部は、前記第1流路に接続された複数のポンプと、前記第2流路に接続された複数のポンプと、前記第1流路と、前記第2流路とのうち、少なくとも一つに係る前記異常の有無を判定することを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか一項記載の自動分析装置。
  7. 前記判定部は、前記液面高の差と所定の閾値とを比較することにより、前記異常の有無を判定する請求項1乃至6のうちいずれか一項記載の自動分析装置。
JP2015112065A 2015-06-02 2015-06-02 自動分析装置 Active JP6479580B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015112065A JP6479580B2 (ja) 2015-06-02 2015-06-02 自動分析装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015112065A JP6479580B2 (ja) 2015-06-02 2015-06-02 自動分析装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016223967A JP2016223967A (ja) 2016-12-28
JP6479580B2 true JP6479580B2 (ja) 2019-03-06

Family

ID=57748083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015112065A Active JP6479580B2 (ja) 2015-06-02 2015-06-02 自動分析装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6479580B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4585078B2 (ja) * 2000-04-04 2010-11-24 株式会社東芝 自動分析装置及び反応管の洗浄方法
JP2002122604A (ja) * 2000-10-13 2002-04-26 Tomiyuki Imai 反応容器洗浄装置
JP3740384B2 (ja) * 2001-05-30 2006-02-01 アロカ株式会社 分注装置
JP2010002237A (ja) * 2008-06-18 2010-01-07 Olympus Corp ノズル詰まり検知方法および自動分析装置
JP2010122177A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Beckman Coulter Inc 自動分析装置および洗剤ポンプ異常判定方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016223967A (ja) 2016-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6009872B2 (ja) 自動分析装置
JP2007248085A (ja) 自動分析装置
JP5255265B2 (ja) 洗浄装置および自動分析装置
JP2007024804A (ja) 自動分析装置及びその分注方法
JP2010145284A (ja) 自動分析装置
JP2011232249A (ja) 自動分析装置
US11041874B2 (en) Automatic analyzer
JP5305794B2 (ja) 自動分析装置
JP4948020B2 (ja) 自動分析装置の分析支援用液体の品質管理方法および自動分析装置
JP6462256B2 (ja) 自動分析装置
JP2011227092A (ja) 自動分析装置
JP6479580B2 (ja) 自動分析装置
JP2016206112A (ja) 自動分析装置
JP5606843B2 (ja) 自動分析装置
JP5134452B2 (ja) 自動分析装置
JP2014066730A (ja) 自動分析装置
JP6675162B2 (ja) 自動分析装置
JP5931540B2 (ja) 自動分析装置及び検査システム
JP2012026786A (ja) 自動分析装置
JP6537895B2 (ja) 自動分析装置
JP6758821B2 (ja) 自動分析装置
JP2013210388A (ja) 自動分析装置
JP5808473B2 (ja) 自動分析装置
JP2010243307A (ja) 自動分析装置
JP7297435B2 (ja) 自動分析装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180424

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181226

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6479580

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150