JP2002122604A - 反応容器洗浄装置 - Google Patents

反応容器洗浄装置

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JP2002122604A
JP2002122604A JP2000313594A JP2000313594A JP2002122604A JP 2002122604 A JP2002122604 A JP 2002122604A JP 2000313594 A JP2000313594 A JP 2000313594A JP 2000313594 A JP2000313594 A JP 2000313594A JP 2002122604 A JP2002122604 A JP 2002122604A
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well
cleaning
washing liquid
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Tomiyuki Imai
利美幸 今井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ノズル詰りが発生しているかどうかを確実に判
断することができるようにする。 【解決方法】洗浄液を吐出する洗浄液ノズル16と、洗
浄液を吸引する吸引ノズル17と、洗浄液を受けるウェ
ル22と、該ウェル22に隣接させて配設され、ウェル
22内を通過する光に基づいて信号を発生させる信号発
生手段と、該信号発生手段によって発生させられた信号
に基づいて、前記洗浄液ノズル16及び吸引ノズル17
のうちの少なくとも一方にノズル詰りが発生したかどう
かを判断するノズル詰り発生判断処理手段とを有する。
洗浄液が水である場合でも、各ウェル22内の洗浄液の
量が設定値以上であるかどうかを容易に判断することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、反応容器洗浄装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、酵素免疫法等を行うための分析装
置においては、反応容器として複数のホールを備えたマ
イクロプレートが使用され、前記各ホールに固相化され
た所定の試薬をあらかじめ塗布しておき、前記各ホール
に検体を供給し、検体と試薬とを反応させて検体を分析
するようになっている。前記ホールはマトリックス状、
例えば、8個×12列に配列される。
【0003】そして、使用後のマイクロプレートは、洗
浄工程において洗浄装置によって洗浄され、1列ごとに
各ホール内の残留物が水、塩(燐酸塩溶液等)溶液等の
洗浄液によって順次洗い流されるようになっている。そ
のために、前記洗浄装置は、1列の8個のホールにわた
って延びるノズルブロックを備え、該ノズルブロック
に、各ホールに向けて洗浄液を吐出する洗浄液ノズル
と、各ホール内の洗浄液を吸引する吸引ノズルとが8対
配設される。そして、前記ノズルブロックの下方におい
て、前記マイクロプレートが間欠的に移動させられ、1
列ごとに前記洗浄液の吐出及び吸引が数回繰り返され
る。なお、前記吸引ノズルによって吸引される洗浄液に
は、検体と試薬との反応によって生成された反応成分が
含有される。
【0004】ところで、前記洗浄液ノズルにおいては、
洗浄液を各ホールの上方から吐出するようになっている
ので、前記洗浄液ノズルの下端は各ホールの上方の所定
の位置に置かれるのに対して、吸引ノズルにおいては、
各ホール内の洗浄液を吸引する必要があるので、吸引ノ
ズルの下端は各ホール内の所定の位置に置かれる。した
がって、前記ノズルブロックは、上下方向に移動自在に
配設され、洗浄工程においては下方の洗浄位置に置か
れ、前記マイクロプレートを移動させる間は、吸引ノズ
ルとマイクロプレートとが干渉しないように上方の退避
位置に置かれる。
【0005】なお、前記ノズルブロックとマイクロプレ
ートとの間には、洗浄液吐出槽が、水平方向に移動自在
に配設され、洗浄工程以外においてはノズルブロックの
直下に置かれ、洗浄工程中は退避させられる。そして、
前記洗浄液吐出槽は、各洗浄液ノズル及び吸引ノズルの
対に対応させて8個のウェルを備え、各ウェルによっ
て、洗浄工程が開始される直前に、洗浄液ノズルから吐
出される洗浄液のプライム(空気と洗浄液との混合物)
を受けたり、洗浄工程以外において洗浄液ノズル及び吸
引ノズルから滴下する洗浄液を受けたりする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の洗浄装置においては、洗浄工程が完了すると、ノズ
ルブロック内の洗浄液が精製水と置き換えられるように
なっているが、前記ノズルブロック内の洗浄液と精製水
との置換えが十分に行われないまま放置されると、前記
洗浄液ノズル及び吸引ノズルは比較的細いステンレス管
から成るので、洗浄液に含有される塩溶液が洗浄液ノズ
ル内で結晶化したり、吸引された洗浄液中の反応成分が
吸引ノズルに付着したりして、ノズル詰りが発生してし
まう。その場合、洗浄液の吐出量が少なくなって、洗浄
を十分に行うことができなくなったり、洗浄液の吸引量
が少なくなって、洗浄液がマイクロプレートから溢(あ
ふ)れたりしてしまう。
【0007】そこで、洗浄工程の開始前、又は完了後
に、ノズル詰りが発生しているかどうかを判定すること
が考えられる。そのために、前記洗浄液吐出槽の各ウェ
ルの底面に臨ませて一対のセンサ電極が配設され、各セ
ンサ電極に電源及び電圧検出部が接続される。そして、
前記洗浄液吐出槽をノズルブロックの直下に置き、第1
段階で、各洗浄液ノズルから各ウェルに洗浄液を吐出さ
せ、各ウェル内に洗浄液を溜(た)め、この状態で前記
センサ電極が導通しているかどうかを、電圧検出部によ
って検出された電圧に基づいて判断する。
【0008】前記センサ電極が導通している場合、洗浄
液内を電流が流れていることが分かるので、各ウェル内
に洗浄液が存在しており、洗浄液ノズルは正常であり、
ノズル詰りは発生していないことが分かる。また、前記
センサ電極が導通していない場合、洗浄液内を電流が流
れていないことが分かるので、各ウェル内に洗浄液が存
在しておらず、洗浄液ノズルにノズル詰りが発生したこ
とが分かる。
【0009】続いて、第2段階で、各ウェルに溜められ
た洗浄液を各吸引ノズルによって吸引し、この状態で前
記センサ電極が導通しているかどうかを、電圧検出部に
よって検出された電圧に基づいて判断する。
【0010】前記センサ電極が導通している場合、洗浄
液内を電流が流れていることが分かるので、各ウェル内
に洗浄液が存在しており、吸引ノズルにノズル詰りが発
生したことが分かる。また、前記センサ電極が導通して
いない場合、洗浄液内を電流が流れていないことが分か
るので、各ウェル内に洗浄液が存在しておらず、吸引ノ
ズルは正常であり、ノズル詰りは発生していないことが
分かる。
【0011】ところが、洗浄液が塩溶液である場合、洗
浄液内を電流が流れやすいので、センサ電極が導通して
いるかどうかによって、各ウェル内に洗浄液が存在して
いるかどうかを容易に判断することができるが、洗浄液
が水である場合、洗浄液内を電流が流れにくいので、各
ウェル内に洗浄液が存在しているかどうかを容易に判断
することができない。
【0012】したがって、ノズル詰りが発生しているか
どうかを確実に判断することができない。
【0013】本発明は、前記従来の洗浄装置の問題点を
解決して、ノズル詰りが発生しているかどうかを確実に
判断することができる反応容器洗浄装置を提供すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の反
応容器洗浄装置においては、洗浄液を吐出する洗浄液ノ
ズルと、洗浄液を吸引する吸引ノズルと、洗浄液を受け
るウェルと、該ウェルに隣接させて配設され、ウェル内
を通過する光に基づいて信号を発生させる信号発生手段
と、該信号発生手段によって発生させられた信号に基づ
いて、前記洗浄液ノズル及び吸引ノズルのうちの少なく
とも一方にノズル詰りが発生したかどうかを判断するノ
ズル詰り発生判断処理手段とを有する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0016】図1は本発明の実施の形態における反応容
器洗浄装置の斜視図である。
【0017】図において、11は矢印A方向に移動自在
に配設された反応容器としてのマイクロプレートであ
り、該マイクロプレート11は、図示されない搬送手段
としてのコンベヤ上に載置された状態で、図示されない
第1の駆動手段を駆動することによって移動させられ
る。前記マイクロプレート11は、マトリックス状、例
えば、8個×14列に配列された複数のホール12を備
える。なお、前記マイクロプレート11を置く方向によ
って、各ホール12は14個×8列に配列される。前記
マイクロプレート11の各ホール12に固相化された所
定の図示されない試薬があらかじめ塗布され、酵素免疫
法等を行うための図示されない分析装置は、前記各ホー
ル12に図示されない検体を供給し、検体と試薬とを反
応させて検体を分析する。
【0018】そして、使用後のマイクロプレート11
は、洗浄工程において洗浄装置13によって洗浄され、
1列ごとに各ホール12内の残留物が水、塩(燐酸塩溶
液等)溶液等の洗浄液によって順次洗い流されるように
なっている。そのために、前記洗浄装置13は、1列の
8個のホール12にわたって延びるノズルブロック14
を備え、該ノズルブロック14に、各ホール12に向け
て洗浄液を吐出する洗浄液ノズル16と、各ホール12
内の洗浄液を吸引する吸引ノズル17とが8対配設され
る。そして、前記第1の駆動手段が駆動され、前記ノズ
ルブロック14の下方において、前記マイクロプレート
11が間欠的に移動させられ、1列ごとに前記洗浄液の
吐出及び吸引が数回繰り返される。
【0019】前記洗浄液は、図示されない洗浄液槽から
管18を介して矢印B方向に供給され、前記洗浄液ノズ
ル16に供給され、洗浄液ノズル16によって各ホール
12に向けて吐出される。また、吸引ノズル17によっ
て各ホール12から吸引された洗浄液は、管19を介し
て矢印C方向に排出され、図示されない廃液槽に供給さ
れる。そのために、前記管18に図示されない吐出用の
ポンプが、管19に図示されない吸引用のポンプがそれ
ぞれ配設される。なお、前記吸引ノズル17によって吸
引される洗浄液には、検体と試薬との反応によって生成
された反応成分が含有される。
【0020】ところで、前記洗浄液ノズル16において
は、洗浄液を各ホール12の上方から吐出するようにな
っているので、前記洗浄液ノズル16の下端は各ホール
12の上方の所定の位置に置かれるのに対して、吸引ノ
ズル17においては、各ホール12内の洗浄液を吸引す
る必要があるので、吸引ノズル17の下端は各ホール1
2内の所定の位置に置かれる。したがって、前記ノズル
ブロック14は、上下方向、すなわち、矢印D方向に移
動自在に配設され、図示されない第2の駆動手段を駆動
することによって、洗浄工程においては下方の洗浄位置
に置かれ、前記マイクロプレート11を移動させる間
は、吸引ノズル17とマイクロプレート11とが干渉し
ないように上方の退避位置に置かれる。
【0021】なお、前記ノズルブロック14とマイクロ
プレート11との間には、洗浄液吐出槽21が、水平方
向、すなわち、矢印A方向に移動自在に配設され、図示
されない第3の駆動手段を駆動することによって、洗浄
工程以外においてはノズルブロック14の直下に置か
れ、洗浄工程中は退避させられる。そして、前記洗浄液
吐出槽21は、各洗浄液ノズル16及び吸引ノズル17
の対に対応させて8個のウェル22を備え、各ウェル2
2によって、洗浄工程が開始される直前に、洗浄液ノズ
ル16から吐出される洗浄液のプライムを受けたり、洗
浄工程以外において洗浄液ノズル16及び吸引ノズル1
7から滴下する洗浄液を受けたりする。なお、各ウェル
22から溢れたプライム及び洗浄液が洗浄液吐出槽21
の外に流れ出ないように、洗浄液吐出槽21の上面に所
定の深さの長溝23が形成され、前記各ウェル22は長
溝23の底面において開口させられる。
【0022】ところで、洗浄工程が完了すると、ノズル
ブロック14内の洗浄液は、管18を介して図示されな
い精製水槽から供給された精製水と置き換えられるよう
になっているが、前記ノズルブロック14内の洗浄液と
精製水との置換えが十分に行われないまま放置される
と、前記洗浄液ノズル16及び吸引ノズル17は比較的
細いステンレス管から成るので、洗浄液に含有される塩
溶液が洗浄液ノズル16内で結晶化したり、吸引された
洗浄液中の反応成分が吸引ノズル17に付着したりし
て、ノズル詰りが発生してしまう。
【0023】その場合、洗浄液の吐出量が少なくなっ
て、洗浄を十分に行うことができなくなったり、洗浄液
の吸引量が少なくなって、洗浄液がマイクロプレート1
1から溢れたりしてしまう。
【0024】そこで、洗浄工程の開始前、又は完了後
に、ノズル詰りが発生しているかどうかを判定し、ノズ
ル詰り発生している場合に、洗浄液ノズル16又は吸引
ノズル17を交換したり、結晶化した塩溶液、付着した
反応成分等を除去したりすることが考えられる。そのた
めに、前記洗浄液吐出槽21の各ウェル22に隣接させ
て光検出手段及び信号発生手段としてのホトセンサ25
が配設され、各ホトセンサ25に図示されない電源及び
図示されない制御装置がケーブル26によって接続され
る。そして、前記洗浄液吐出槽21をノズルブロック1
4の直下に置き、第1段階で、各洗浄液ノズル16から
各ウェル22に洗浄液を吐出させ、各ウェル22内に洗
浄液を溜め、この状態でウェル内を通過する光に基づい
て、前記ホトセンサ25によって発生させられた信号の
レベル、本実施の形態においては、オン・オフによっ
て、ウェル22内の洗浄液の量が設定値以上であるかど
うかを判断する。
【0025】次に、洗浄液吐出槽21について説明す
る。
【0026】図2は本発明の実施の形態における洗浄液
吐出槽及びホトセンサの平面図、図3は本発明の実施の
形態における洗浄液吐出槽及びホトセンサの正面図、図
4は本発明の実施の形態における洗浄液吐出槽及びホト
センサの断面図である。
【0027】図において、21は洗浄液吐出槽であり、
該洗浄液吐出槽21は、上面に長溝23が成形されたア
クリル樹脂製のブロック29を備え、該ブロック29に
8個の貫通穴30が形成され、該各貫通穴30に、透明
な樹脂製、本実施の形態においては、アクリル樹脂製の
円筒形の形状を有する有底容器31が、上端を長溝23
の底面に臨ませて、下端をブロック29の下面より下方
に突出させて取り付けられる。したがって、前記有底容
器31内の空間によって、前記ウェル22が長溝23の
底面において開口させられて形成される。
【0028】また、前記ブロック29の下には、各ウェ
ル22に隣接させてホトセンサ25が配設される。該ホ
トセンサ25は、前記有底容器31におけるブロック2
9の下面から突出した部分を包囲し、断面が「コ」字状
の形状を有する支持ブロック33を備え、該支持ブロッ
ク33における有底容器31と対向する各面に、発光部
35及び受光部36が互いに対向させて配設される。こ
の場合、ウェル22内の洗浄液の量が設定値、本実施の
形態においては、発光部35及び受光部36のレベル以
上である場合、前記ホトセンサ25はオンになり、発光
部35及び受光部36のレベル未満である場合、前記ホ
トセンサ25はオフになる。したがって、ホトセンサ2
5のオン・オフによって、ウェル22内の洗浄液の量が
発光部35及び受光部36のレベル以上であるかどうか
を判断することができる。
【0029】また、前記各ホトセンサ25は、基板28
に取り付けられ、該基板28と前記ブロック29とをボ
ルトb1、b2によって連結することによって、所定の
位置に置かれる。本実施の形態において、図3に示され
るように、前記発光部35及び受光部36は、各ウェル
22の中心に対して偏位させられる。
【0030】次に、前記ホトセンサ25の動作について
説明する。
【0031】図5は本発明の実施の形態におけるウェル
に洗浄液が吐出される場合のホトセンサの動作を説明す
る断面図、図6は本発明の実施の形態におけるウェルに
洗浄液が吐出される場合のホトセンサの動作を説明する
平面図、図7は本発明の実施の形態におけるウェルに洗
浄液が吐出される場合のホトセンサの動作を説明する斜
視図、図8は本発明の実施の形態におけるウェル内の洗
浄液が吸引される場合のホトセンサの動作を説明する断
面図、図9は本発明の実施の形態におけるウェル内の洗
浄液が吸引される場合のホトセンサの動作を説明する平
面図、図10は本発明の実施の形態におけるウェル内の
洗浄液が吸引される場合のホトセンサの動作を説明する
斜視図である。
【0032】図において、16は洗浄液ノズル、17は
吸引ノズル、22はウェル、25はホトセンサ、31は
有底容器、33は支持ブロック、35は発光部、36は
受光部、41は洗浄液である。
【0033】第1段階で、図5〜7に示されるように、
洗浄液ノズル16によって洗浄液41がウェル22に向
けて吐出され、ウェル22に溜められる。そして、ウェ
ル22内の洗浄液41の量が発光部35及び受光部36
のレベル以上になると、発光部35から放射された光
が、有底容器31を通過して洗浄液41内に進入したと
き、図5〜7の矢印で示されるように屈折させられ、続
いて、洗浄液41を通過して有底容器31内に進入した
とき更に屈折させられる。その結果、前記光は受光部3
6に到達せず、ホトセンサ25はオフになる。
【0034】このように、第1段階でホトセンサ25が
オフであると、各ウェル22内の洗浄液の量が設定値以
上であることが分かるので、前記制御装置の図示されな
いノズル詰り発生判断処理手段は、洗浄液ノズル16は
正常であり、ノズル詰りは発生していないと判断する。
【0035】続いて、第2段階で、図8〜10に示され
るように、各ウェル22に溜められた洗浄液41が各吸
引ノズル17によって吸引される。そして、ウェル22
内の洗浄液41の量が発光部35及び受光部36のレベ
ル未満になると、発光部35から放射された光が、有底
容器31を通過してウェル22内に進入し、図8〜10
の矢印で示されるように屈折させられることなく直進
し、続いて、有底容器31内に進入し、更に直進する。
その結果、前記光は受光部36に到達し、ホトセンサ2
5はオンになる。
【0036】このように、第2段階でホトセンサ25が
オンであると、各ウェル22内の洗浄液の量が設定値未
満であることが分かるので、前記ノズル詰り発生判断処
理手段は、吸引ノズル17は正常であり、ノズル詰りは
発生していないと判断する。
【0037】これに対して、第1段階でホトセンサ25
がオンであると、各ウェル22内の洗浄液の量が設定値
未満であることが分かるので、前記ノズル詰り発生判断
処理手段は、洗浄液ノズル16は異常であり、ノズル詰
りが発生していると判断する。また、第2段階でホトセ
ンサ25がオフであると、各ウェル22内の洗浄液の量
が設定値以上であることが分かるので、前記ノズル詰り
発生判断処理手段は、吸引ノズル17は異常であり、ノ
ズル詰りが発生していると判断する。
【0038】このように、ホトセンサ25のオン・オフ
に基づいて洗浄液ノズル16及び吸引ノズル17にノズ
ル詰りが発生したかどうかを判断するようにしているの
で、洗浄液41が水である場合でも、各ウェル22内の
洗浄液の量が設定値以上であるかどうかを容易に判断す
ることができる。したがって、ノズル詰りが発生してい
るかどうかを確実に判断することができる。
【0039】なお、ホトセンサ25のオン・オフに基づ
いて管18(図1)、19に配設された吐出用及び吸引
用のポンプに故障が発生したかどうかを判断することも
できる。
【0040】また、本実施の形態においては、ホトセン
サ25のオン・オフによって、ウェル22内の洗浄液の
量が発光部35及び受光部36のレベル以上であるかど
うかを判断するようになっているが、ホトセンサ25に
よってアナログの信号を発生させ、該信号のレベルが所
定の閾(しきい)値以上である場合に、ウェル22内の
洗浄液の量が発光部35及び受光部36のレベル未満で
あると判断し、前記信号のレベルが前記閾値未満である
場合に、ウェル22内の洗浄液の量が発光部35及び受
光部36のレベル以上であると判断することもできる。
【0041】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0042】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、反応容器洗浄装置においては、洗浄液を吐出する
洗浄液ノズルと、洗浄液を吸引する吸引ノズルと、洗浄
液を受けるウェルと、該ウェルに隣接させて配設され、
ウェル内を通過する光に基づいて信号を発生させる信号
発生手段と、該信号発生手段によって発生させられた信
号に基づいて、前記洗浄液ノズル及び吸引ノズルのうち
の少なくとも一方にノズル詰りが発生したかどうかを判
断するノズル詰り発生判断処理手段とを有する。
【0043】この場合、信号発生手段によって発生させ
られた信号に基づいて、洗浄液ノズル及び吸引ノズルの
うちの少なくとも一方にノズル詰りが発生したかどうか
を判断するようにしているので、洗浄液が水である場合
でも、各ウェル内の洗浄液の量が設定値以上であるかど
うかを容易に判断することができる。したがって、ノズ
ル詰りが発生しているかどうかを確実に判断することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における反応容器洗浄装置
の斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態における洗浄液吐出槽及び
ホトセンサの平面図である。
【図3】本発明の実施の形態における洗浄液吐出槽及び
ホトセンサの正面図である。
【図4】本発明の実施の形態における洗浄液吐出槽及び
ホトセンサの断面図である。
【図5】本発明の実施の形態におけるウェルに洗浄液が
吐出される場合のホトセンサの動作を説明する断面図で
ある。
【図6】本発明の実施の形態におけるウェルに洗浄液が
吐出される場合のホトセンサの動作を説明する平面図で
ある。
【図7】本発明の実施の形態におけるウェルに洗浄液が
吐出される場合のホトセンサの動作を説明する斜視図で
ある。
【図8】本発明の実施の形態におけるウェル内の洗浄液
が吸引される場合のホトセンサの動作を説明する断面図
である。
【図9】本発明の実施の形態におけるウェル内の洗浄液
が吸引される場合のホトセンサの動作を説明する平面図
である。
【図10】本発明の実施の形態におけるウェル内の洗浄
液が吸引される場合のホトセンサの動作を説明する斜視
図である。
【符号の説明】
11 マイクロプレート 13 洗浄装置 16 洗浄液ノズル 17 吸引ノズル 22 ウェル 25 ホトセンサ 41 洗浄液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 35/10 G01N 35/06 F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)洗浄液を吐出する洗浄液ノズル
    と、(b)洗浄液を吸引する吸引ノズルと、(c)洗浄
    液を受けるウェルと、(d)該ウェルに隣接させて配設
    され、ウェル内を通過する光に基づいて信号を発生させ
    る信号発生手段と、(e)該信号発生手段によって発生
    させられた信号に基づいて、前記洗浄液ノズル及び吸引
    ノズルのうちの少なくとも一方にノズル詰りが発生した
    かどうかを判断するノズル詰り発生判断処理手段とを有
    することを特徴とする反応容器洗浄装置。
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Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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