JP6479567B2 - 電力用遮断器 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、電力系統において電流遮断を行う電力用遮断器に関する。
現在、高電圧大容量の電力系統では、消弧性ガスによる電力用遮断器が広く使用されている。電力用遮断器は、電力系統における故障電流を速やかに遮断する。電力用遮断器は、遮断過程で一対の接点部を機械的に切り離す。この切り離しによって接触子間にアークが発弧する。電力用遮断器は、より安定的に電流を遮断するための方法として、遮断時に消弧性ガスを接点間のアークに吹き付けることで消弧する。
すなわち、電力用遮断器には、接点部の機械的な切り離しに連動して容積を減少させるパッファ室が備えられており、パッファ室は、容積減少に伴って内部の消弧性ガスを蓄圧する。そして、パッファ室は、蓄圧した消弧性ガスをアークに向けて噴出させる。アークは、両接点部が備える一対のアーク接触子の間に発弧する。電力用遮断器は、パッファ室に接続され、一対のアーク接触子の間のアーク発弧空間まで延びる絶縁ノズルを備えており、絶縁ノズルは、噴出した消弧性ガスを整流し、アークまで案内する。
消弧性ガスにはその優れたアーク消弧性能からSFが主に用いられている。しかしながら、SFガスは地球温暖化ガスであり、その使用量の削減が求められている。将来的にはSFガスではなく、地球温暖化係数の高くないガスを使用した電力用遮断器とすることが望ましい。現在のところ、SFガスに匹敵する消弧性能を持つ消弧性ガスは見出されていない。
このため、SFガスの使用量を減らす観点から、電力用遮断器の大きさを小さくする、特に消弧性ガスを充填した密閉容器の体積を小さくすることが求められている。消弧性ガスを充填する密閉容器を小さくするための技術的課題の一つとしては、耐電圧性能に関わる静電界に対する絶縁設計が挙げられる。これは電力用遮断器の主たる責務である電流遮断ではないが、閉極および開極状態において、雷インパルスや開閉インパルスおよび交流電圧に対して耐電圧性能を有することを機器として求められている。
すなわち、密閉容器の体積を縮小させた場合、密閉容器とそれ以外の部品間の距離が短くなる。そのため、各部品における電界が上昇する。その結果、耐電圧性能が低下してしまう。そこで、耐電圧性能を向上させた電力用遮断機器は、従来、電界上昇を抑えるために部品形状や部品配置を変更していた。この部品形状や部品配置の変更対象の1つに対向アーク接触子に係る変更があった。密閉容器の体積の縮小に伴い、対向アーク接触子の径が小さくなると、対向アーク接触子の先端に高電界部が集中する。この対向アーク接触子の電界を低下させる方法として、対向アーク接触子と対向通電接触子の間に、シールド電極を設置していた。
特開平10−269913号公報 特開平11−111127号公報 特開平11−176301号公報
しかしながら、シールド電極を追加することで部品点数が増加するため、部品コストが増大するという問題があった。また、追加したシールド電極自体の電界も考慮しなければならないため、絶縁設計が複雑になる問題があった。
本実施形態に係る電力用遮断器は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、部品点数を増加させることなく、対向アーク接触子の先端の電界を低下させ、電力用遮断器の耐電圧性能を向上させることを目的としている。
また、上記の目的を達成するために、本実施形態の電力用遮断器は、電流遮断と投入を切り替える電力用遮断器であって、相対して配置され、相対的に接離可能な一対のアーク接触子と、前記アーク接触子の開離過程で発弧するアークに吹き付ける消弧性ガスを蓄圧するパッファ室と、前記パッファ室で蓄圧された消弧性ガスを整流して前記アークに案内する絶縁ノズルと、を備え、前記絶縁ノズルは、外面の直径の最小値をφomin、外面の直径の最大値をφomaxとしたとき、φomin<0.7×φomaxの関係を有し、内面の直径が最小となる位置よりも消弧性ガスのノズル出口側は、内面にノズル軸となす角がゼロでなく、該なす角が各々異なる2以上の内面傾斜部を有し、内面の直径が最小となる位置よりも消弧性ガスのノズル出口側は、外面にノズル軸となす角がゼロでない外面傾斜部を有し、消弧性ガスの最もノズル出口側に位置する前記内面傾斜部と前記ノズル軸とがなす傾斜角をθif、前記外面傾斜部と前記ノズル軸とがなす傾斜角をθoとすると、θif<θoの関係を有すること、を特徴とする。
また、上記の目的を達成するために、本実施形態の電力用遮断器は、電流遮断と投入を切り替える電力用遮断器であって、相対して配置され、相対的に接離可能な一対のアーク接触子と、前記アーク接触子の開離過程で発弧するアークに吹き付ける消弧性ガスを蓄圧するパッファ室と、前記パッファ室で蓄圧された消弧性ガスを整流して前記アークに案内する絶縁ノズルと、を備え、前記絶縁ノズルは、外面の直径の最小値をφomin、外面の直径の最大値をφomaxとしたとき、φomin<0.7×φomaxの関係を有し、内面の直径が最小となる位置よりも消弧性ガスのノズル出口側は、内面にノズル軸となす角がゼロでない内面傾斜部を有し、内面の直径が最小となる位置よりも消弧性ガスのノズル出口側は、外面にノズル軸となす角がゼロでなく、該なす角が各々異なる2以上の外面傾斜部を有し、前記内面傾斜部と前記ノズル軸とがなす傾斜角をθi、消弧性ガスの最もノズル出口側に位置する前記外面傾斜部と前記ノズル軸とがなす傾斜角をθofとすると、θi<θofの関係を有すること、を特徴とする。
また、上記の目的を達成するために、本実施形態の電力用遮断器は、電流遮断と投入を切り替える電力用遮断器であって、相対して配置され、相対的に接離可能な一対のアーク接触子と、前記アーク接触子の開離過程で発弧するアークに吹き付ける消弧性ガスを蓄圧するパッファ室と、前記パッファ室で蓄圧された消弧性ガスを整流して前記アークに案内する絶縁ノズルと、を備え、前記絶縁ノズルは、外面の直径の最小値をφomin、外面の直径の最大値をφomaxとしたとき、φomin<0.7×φomaxの関係を有し、内面の直径が最小となる位置よりも消弧性ガスのノズル出口側は、内面にノズル軸となす角がゼロでなく、該なす角が各々異なる2以上の内面傾斜部を有し、内面の直径が最小となる位置よりも消弧性ガスのノズル出口側は、外面にノズル軸となす角がゼロでなく、該なす角が各々異なる2以上の外面傾斜部を有し、消弧性ガスの最もノズル出口側に位置する前記内面傾斜部と前記ノズル軸とがなす傾斜角をθif、消弧性ガスの最もノズル出口側に位置する前記外面傾斜部と前記ノズル軸とがなす傾斜角をθofとすると、θif<θofの関係を有すること、を特徴とする。
本実施形態の電力用遮断器の全体構成を示す断面図であり、図1(a)は、通常時の閉極(電流通電)状態を示し、図1(b)は開極(電流遮断動作中)の状態を示している。 第1の態様に係る絶縁ノズルの形状を示す拡大図である。 第1の態様に係る絶縁ノズルを備える電力用遮断器の対向アーク接触子側に電圧を印加した場合の電位分布として等電位線を示し、(a)は対向アーク接触子近傍の全体図、(b)は対向アーク接触子近傍の拡大図である。 第2の態様に係る絶縁ノズルの形状を示す拡大図である。 第3の態様に係る絶縁ノズルの形状を示す拡大図である。 第4の態様に係る絶縁ノズルの形状を示す拡大図である。
(全体構成)
まず、本実施形態に係る電力用遮断器の全体構成について図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、本実施形態の電力用遮断器の全体構成を示す断面図であり、図1(a)は、通常時の閉極(電流通電)状態を示し、図1(b)は開極(電流遮断動作中)の状態を示している。
電力用遮断器は、外部から引き込まれる導体7aと導体7bとの間に対向接点部1と可動接点部2を相対させて備える。対向接点部1は、導体7aと接続された対向側支持部3に固定される。可動接点部2は、対向接点部1と接離する方向に摺動可能に可動側支持部4に嵌め込まれている。導体7bは、可動側支持部4と接続する。導体7a、対向側支持部3及び対向接点部1が一連に接続されて片側の電路が形成され、導体7b、可動側支持部4及び可動接点部2が一連に接続されて他方の電路が形成される。
この電力用遮断器は、対向接点部1に対して可動接点部2を接触及び離反させることで導体7a側と導体7b側の電路を開閉し、電流を導通及び遮断する。可動接点部2は、絶縁ロッド82と接続されており、絶縁ロッド82はバネ式や油圧式等の動力源である機構部81に接続されている。可動接点部2は、機構部81による絶縁ロッド82の押し引きにより、対向接点部1に対して接離する。
電流遮断過程では、対向接点部1と可動接点部2との間にアーク9が発弧する。電力用遮断器は、対向接点部1と可動接点部2を収容する密閉容器6を有する。密閉容器6は、接地された金属や硝子などからなり、消弧性ガスが充填されている。また可動接点部2には、対向接点部1からの離反に連動して容積を減少させるパッファ室24が設けられている。パッファ室24は、容積減少によって消弧性ガスを蓄圧及びアーク9に向けて噴出し、アーク9を電流ゼロ点で消弧する。
消弧性ガスは、消弧性能及び絶縁性能に優れたガスであり、例えば六フッ化硫黄ガス(SFガス)が挙げられる。但し、SFガスは、二酸化炭素ガスの23900倍の地球温暖化効果を有すると言われており、環境保全の観点から、SFガスよりも地球温暖化係数の小さいガスを用いるようにしても良い。この地球温暖化係数の小さいガスとしては、空気、二酸化炭素、酸素、窒素またはそれらの混合ガス等が挙げられる。
このような電力用遮断器は、円筒を主体とする部材によって組み立てられており、各部材は中心軸を一致させて密閉容器6内に配置されている。以下では、各部材の位置関係及び方向を説明するのに、対向接点部1及び対向側支持部3の各部材において可動接点部2に向かう方向を可動側、その反対を反可動側と呼び、可動接点部2及び可動側支持部4の各部材において対向接点部1に向かう方向を対向側、その反対を反対向側と呼ぶ。
まず、対向接点部1を固定する対向側支持部3は、両端が開口した中空円筒形状の導体である。対向側支持部3の内壁面には、棒状又は板状の部材である支持板32が中心軸に向けて突き出るように固定されている。可動側支持部4は、内周面に摺動部41が形成された両端開口の円筒形状の導体である。可動接点部2は、対向側の開口から挿通され、摺動部41に外周面を接触させて支持される。
この可動側支持部4と対向側支持部3は離間配置され、絶縁筒5で継合される。突出部42、31は同径であり、絶縁筒5は、突出部42、31の一回り内周側で可動側支持部4と対向側支持部3を繋いでいる。絶縁筒5は、可動側支持部4と対向側支持部3との間の空間と密閉容器6の内壁面との間を絶縁し、対向側支持部3と可動側支持部4と共にアーク9を消弧する消弧室を形成する。この絶縁筒5は、FRPやエポキシ系樹脂製であり、中空円筒形が広く用いられている。FRPはマンドレルと言われる棒にFRPシートを巻きつけることで円筒形状を構成するのに対し、エポキシ系樹脂では所謂型に注型することで円筒形状を成形する。
対向側支持部3に固定される対向接点部1は、対向通電接触子11及び対向アーク接触子12により構成されている。対向通電接触子11は、円筒形状を有する両端開口の導体であり、可動側の開口縁が内部に膨出している。この対向通電接触子11は、絶縁筒5の内周側に位置し、対向側支持部3の可動側の端面に立設され、可動側へ筒を延出させている。対向アーク接触子12は、一端が丸みを帯びた中実の円柱状の導体である。この対向アーク接触子12は、支持板32に接続され、丸みを帯びた一端を可動側へ向けて中心軸上を延びている。
可動側支持部4に挿通される可動接点部2には、中心軸上に操作ロッド23がコアとして配置され、該操作ロッド23を芯とするバウムクーヘン状の空間であるパッファ室24が操作ロッド23の一回り外周に配置され、操作ロッド23の対向側端面に可動アーク接触子22が延設され、可動アーク接触子22を包囲するように絶縁ノズル25がパッファ室24の対向側端面から対向側に向けて延設され、更に絶縁ノズル25の一回り外周に可動通電接触子21がパッファ室24の対向側端面から対向側に向けて延設される。本実施形態では、対向アーク接触子12は、先端が対向通電接触子11よりも若干反対向側へ埋没し、換言すると、対向通電接触子11が最も可動側へ突き出している。
コアとなる操作ロッド23は、対向側が開口した中空の筒である。この操作ロッド23は、反対向側端部が絶縁ロッド82に繋がっており、絶縁ロッド82を介して機構部81に接続されている。操作ロッド23が機構部81によって押し引きされることによって、可動接点部2全体が対向側及び反対向側へ移動する。
操作ロッド23から延設される可動アーク接触子22は、両端が開口した円筒形状を有する導体である。可動アーク接触子22の対向側開口縁は内部に膨出し、その膨出位置の内径は対向アーク接触子12の外径と一致する。この可動アーク接触子22は、対向アーク接触子12との間でアーク9を引き受けるべく、導体としては最も対向側まで延びている。
可動アーク接触子22は、操作ロッド23の中心軸に沿った対向側への移動により、対向アーク接触子12に向けて移動し、対向アーク接触子12が可動アーク接触子22の開口に差し込まれることで互いに接触し、導通できる状態となる。また、可動アーク接触子22は、操作ロッド23の中心軸に沿った反対向側への移動により、対向アーク接触子12から離れる方向に移動し、対向アーク接触子12が可動アーク接触子22から引き抜かれることで互いに開離する。開離によってアーク9が発弧する。
なお、可動アーク接触子22の先端は円周方向に分割され、指状電極となっている場合もある。その場合、可動アーク接触子22は可撓性を有し、可動アーク接触子22の開口縁の内径は、対向アーク接触子12の外径より若干小さくされてすぼめられている。対向アーク接触子12が可動アーク接触子22の開口に差し込まれることで互いに接触し、導通できる状態となる。
操作ロッド23の周りに位置するパッファ室24は、操作ロッド23と連動するシリンダ24aと位置不動のピストン24bから構成されている。シリンダ24aは、孔あき有底のコップ形状を有する導体であり、有底端面を対向側に向けて、側面が操作ロッド23を取り囲むように中心軸に沿って反対向側に延びている。シリンダ24aは、孔と操作ロッド23を同軸にし、操作ロッド23の対向側端面と面一にして連結される。シリンダ24aの有底端面に有する孔は、操作ロッド23よりも一回り大きい。すなわち、操作ロッド23の周りにシリンダ24a内外を繋ぐ連通口24cが形成されている。
ピストン24bは、中心が開口したドーナツ形状の円盤である。可動側支持部4の内面からは、ピストン支え43が延びており、ピストン24bは、このピストン支え43によって位置が固定されている。ピストン24bは、シリンダ24aの有底端面と反対向側へ離れて対面設置される。まず、開口を操作ロッド23が挿通することで、中心軸と直交平面を有する。また、ピストン24bの外径はシリンダ24aの内径と略一致し、ピストン24bはシリンダ24aに嵌め込まれる。
このパッファ室24は、操作ロッド23の外周面、シリンダ24aの内周面及びピストン24bで画成された空間を有する。シリンダ24aは、操作ロッド23の反対向側へ向けた移動に連動して有底端面をピストン24bに近づけるように移動し、パッファ室24の容積を減少させる。パッファ室24内は蓄圧され、やがて連通口24cから消弧性ガスをアーク9に向けて噴出させる。
可動アーク接触子22を覆う絶縁ノズル25は、シリンダ24aの連通口24c周りから筒を対向側へ延ばすように立設される。この絶縁ノズル25は、特に限定されないが、耐アーク性の高い絶縁物材料を主体に構成されることが望ましい。絶縁物材料としては、例えばポリテトラフルオロエチレンである。この絶縁ノズル25は、連通口24c付近の基端から直線的に延び、途中から末広がりとなるダイバージェントノズルの形状を有し、ノズルの軸は電力用遮断器の中心軸と一致する。
また、シリンダ24aの連通口24cの内周りには、可動アーク接触子22を外側から被覆するように補助ノズル26が対向側へ筒を延ばすように立設されている。この絶縁ノズル25によって、パッファ室24から連通口24cを通して噴出した消弧性ガスが、絶縁ノズル25と補助ノズル25との間を通り、可動アーク接触子22の先端に発弧するアーク9に向けて案内される。
絶縁ノズル25の一回り外周の可動通電接触子21は、端面が開口した円筒形状の導体である。可動通電接触子21は、シリンダ24aの有底端面から対向側に向けて立設される。この可動通電接触子21は、対向通電接触子11と向かい合わせにされる。可動通電接触子21の外径は、対向通電接触子11の内部に膨出した開口縁部分の内径と一致している。
対向通電接触子11の開口に可動通電接触子21が差し込まれることで、対向通電接触子11の内面と可動通電接触子21の外面とが接触し、電気的に導通状態となる。対向通電接触子11の開口から可動通電接触子21が引き抜かれることで、対向通電接触子11と可動通電接触子21が開離する。
尚、対向通電接触子11と可動通電接触子21よりも、対向アーク接触子12と可動アーク接触子22の方が深く差し込まれ、対向通電接触子11と可動通電接触子21が先に開離することで、対向アーク接触子12と可動アーク接触子22との間にアーク9の発弧が引き受けられ、消弧性ガスの吹き付けにより、電流零点で消弧に至り、電流遮断となる。
(絶縁ノズルの第1の態様)
この電力用遮断器の絶縁ノズル25の形状について更に詳細に説明する。図2は、第1の態様に係る絶縁ノズル25の形状を示す拡大図である。図2に示すように、絶縁ノズル25は、末広がり部分が直線的又は一の曲率で拡がっている。絶縁ノズル25の外面の直径が最小となる外径最小位置25aの最小値をφomin、外面の直径が最大となる外径最大位置25bの最大値をφomaxとする。このとき、絶縁ノズル25の形状には、φomin<0.7×φomaxという関係が成立している。
また、絶縁ノズル25の内面の直径が最小となる内径最小位置25cより対向側には、すなわちノズル出口側には、内面に1つの内面傾斜部25dが形成され、外面に1つの外面傾斜部25eが形成される。この内面傾斜部25d及び外面傾斜部25eは、沿面が中心軸に対して角度をもって延びている。この内面傾斜部25d及び外面傾斜部25eの沿面は、中心軸方向に沿って径が不均一になっている。すなわち、沿面は滑らかな直線ではなく、凹凸部や曲線部等が形成されている。
内面傾斜部25dの傾斜度を傾斜角θi、外面傾斜部25eの傾斜度を傾斜角θoとする。これら傾斜角は、内面傾斜部25dと外面傾斜部25eが全体として直線的である場合、絶縁ノズル25の中心軸と内面傾斜部25dと外面傾斜部25eが各々なす角度であり、曲線で表される場合は曲線の弦と絶縁ノズル25の中心軸がなす各々の角度である。これら傾斜角においては、θi<θoという関係が成立している。すなわち、末広がりの出口に向かって、絶縁ノズル25の肉厚は増している。
図3は、この絶縁ノズル25を備える電力用遮断器の対向アーク接触子12側に電圧を印加した場合の電位分布として等電位線L1を示し、(a)は対向アーク接触子12近傍の全体図、(b)は対向アーク接触子12近傍の拡大図である。この等電位線L1は、対向アーク接触子12側に電位を与え、可動アーク接触子22側及び密閉容器6を接地とし、表面電荷法にて、密閉容器6内部の電界を計算した結果である。同図において、本実施形態の等電位線L1を実線、従来の電力用遮断器の等電位線L2を破線で示している。従来の電力用遮断器における等電位線L2は、絶縁ノズルの形状以外は同じ条件で電界計算し、描画条件も同じである。
図3に示すように、本実施形態の電力用遮断器は、従来の電力用遮断器と比べて、等電位線L1が可動側に引き寄せられている。対向アーク接触子12の先端近傍の等電位線L1も可動側に引き寄せられ、等電位線L1の間隔が広くなっている。等電位線L1の間隔が広くなると、電界は低下するため、対向アーク接触子12先端の電界が低下する。そのため、対向アーク接触子12及び可動アーク接触子22が開離した状態でインパルス電圧や開閉インパルス電圧が印加されても、この絶縁ノズル25の形状によって、接触子間および接触子−密閉容器間で電気的に絶縁された状態を保つ耐電圧性能を備えることができる。
従って、絶縁ノズル25以外の部品形状の変更ないしは部品点数の追加をしなくても、対向アーク接触子12先端の電界を低下させることが可能となり、電力用遮断器をコンパクト化し、SFガスの使用量削減に貢献できる。
(絶縁ノズルの第2の態様)
図4は、第2の態様に係る絶縁ノズル25の形状を示す拡大図である。図4に示すように、まず、絶縁ノズル25の外面の直径が最小となる外径最小位置25aの最小値をφomin、外面の直径が最大となる外径最大位置25bの最大値をφomaxとする。このとき、絶縁ノズル25の形状には、φomin<0.7×φomaxという関係が成立している。
また、この絶縁ノズル25は、末広がり部分の内面が2段階以上の傾斜角を有して拡がっている。本実施形態の絶縁ノズル25は、末広がり部分の内面が2段階の傾斜角で拡がり、内面にスロート部から延びる第1の内面傾斜部25d1と、第1の内面傾斜部25d1に続き、最も対向側に位置する第2の内面傾斜部25d2を備えている。中心軸とのなす角度において、第1の内面傾斜部25d1の拡大率は、第2の内面傾斜部25d2の拡大率よりも大きい。この第2の内面傾斜部25d2の傾斜度を傾斜角θif、また外面傾斜部25eの傾斜度を傾斜角θoとする。このとき、これら傾斜角において、θif<θoという関係が成立する。
この第2の態様に係る絶縁ノズル25においても、第1の態様と同様の作用効果を得ることができる。更に、第2の態様の絶縁ノズル25では、第1の態様と比較して、内面形状の設計自由度が高くなるため、ガス整流効果を詳細に制御することが可能となる。すなわち、内面に形成する最も対向側の傾斜の角度を外面の外面傾斜部25eと比べて小さくなるようにすれば、その他、絶縁ノズル25の内径を自由に設計しつてガス整流効果を制御できる。
(絶縁ノズルの第3の態様)
図5は、第3の態様に係る絶縁ノズル25の形状を示す拡大図である。図5に示すように、まず、絶縁ノズル25の外面の直径が最小となる外径最小位置25aの最小値をφomin、外面の直径が最大となる外径最大位置25bの最大値をφomaxとする。このとき、絶縁ノズル25の形状には、φomin<0.7×φomaxという関係が成立している。
また、この絶縁ノズル25は、末広がり部分の外面が2段階以上の傾斜角を有して拡がっている。本実施形態の絶縁ノズル25は、末広がり部分の外面が3段階の傾斜角で拡がり、スロート部から延びる第1の外面傾斜部25e1と、第1の外面傾斜部25e1に続き、最も対向側に位置する第2の外面傾斜部25e2と、第2の外面傾斜部25e2に続き、絶縁ノズル25の最先端である平坦部25e3を備えている。
中心軸とのなす角度において、第1の外面傾斜部25e1の拡大率は、第2の外面傾斜部25e2の拡大率よりも小さい。また、平坦部25e3は、中心軸と平行に延び、換言すると傾斜角度はゼロである。すなわち、この絶縁ノズル25の外面は、拡径の度合いが先端にかけて大きくなり、最後に平坦に戻る。傾斜角がゼロでない最も対向側の第2の外面傾斜部25e2の傾斜度を傾斜角θof、また内面傾斜部25dの傾斜度を傾斜角θiとする。このとき、これら傾斜角において、θi<θofという関係が成立する。
この第3の態様に係る絶縁ノズル25においても、第1の態様と同様の作用効果を得ることができる。更に、第2の態様の絶縁ノズル25では、第1の態様と比較して、外面形状の設計自由度が高くなるため、絶縁ノズル25の肉厚を細かく設定して軽量化することが可能となる。
(絶縁ノズルの第4の態様)
図6は、第4の態様に係る絶縁ノズル25の形状を示す拡大図である。図6に示すように、まず、絶縁ノズル25の外面の直径が最小となる外径最小位置25aの最小値をφomin、外面の直径が最大となる外径最大位置25bの最大値をφomaxとする。このとき、絶縁ノズル25の形状には、φomin<0.7×φomaxという関係が成立している。
また、この絶縁ノズル25は、末広がり部分の内面が2段階以上の傾斜角を有して拡がっている。本実施形態の絶縁ノズル25は、末広がり部分の内面が2段階の傾斜角で拡がり、内面にスロート部から延びる第1の内面傾斜部25d1と、第1の内面傾斜部25d1に続き、最も対向側に位置する第2の内面傾斜部25d2を備えている。中心軸とのなす角度において、第1の内面傾斜部25d1の拡大率は、第2の内面傾斜部25d2の拡大率よりも大きい。
また、この絶縁ノズル25は、末広がり部分の外面が2段階以上の傾斜角を有して拡がっている。本実施形態の絶縁ノズル25は、末広がり部分の外面が3段階の傾斜角で拡がり、スロート部から延びる第1の外面傾斜部25e1と、第1の外面傾斜部25e1に続き、最も対向側に位置する第2の外面傾斜部25e2と、第2の外面傾斜部25e2に続き、絶縁ノズル25の最先端である平坦部25e3を備えている。
この第2の内面傾斜部25d2の傾斜度を傾斜角θif、傾斜角がゼロでない最も対向側の第2の外面傾斜部25e2の傾斜度を傾斜角θofとする。このとき、これら傾斜角において、θif<θofという関係が成立する。つまり、第2の内面傾斜部25d2と第2の外面傾斜部25e2が対面する位置では先端にいくにつれて肉厚になっていく。
この第4の態様に係る絶縁ノズル25は、第1、第2及び第3の態様を合わせた作用効果を得ることができる。すなわち、絶縁ノズル25以外の部品形状の変更ないしは部品点数の追加をしなくても、対向アーク接触子12先端の電界を低下させることが可能となり、電力用遮断器をコンパクト化し、SFガスの使用量削減に貢献できる。また、内面形状の設計自由度が高くなるため、ガス整流効果を詳細に制御することが可能となる。そして、外面形状の設計自由度が高くなるため、絶縁ノズル25の肉厚を細かく設定して軽量化することが可能となる。
(その他の実施形態)
本明細書においては、本発明に係る複数の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであって、発明の範囲を限定することを意図していない。具体的には、第1乃至第4の実施形態を全て又はいずれかを組み合わせたものも包含される。以上のような実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の範囲を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
例えば、第1乃至第4の実施形態では、対向接点部1を固定して、可動接点部2のみ軸方向に移動させるよう構成したが、対向接点部1に対して可動接点部2が相対的に移動するように、対向接点部1も軸方向に移動させ、相対的開極速度を向上させようとするいわゆるデュアルモーション機構にしても良い。
また、第1乃至第4の実施形態では、機構部81による機械的作用による蓄圧空間を有する電力用遮断器を示したが、本発明には、機械的作用の蓄圧空間と熱エネルギー作用による蓄圧空間を有する電力用遮断器に対しても適用可能である。
1 対向接点部
11 対向通電接触子
12 対向アーク接触子
2 可動接点部
21 可動通電接触子
22 可動アーク接触子
23 操作ロッド
24 パッファ室
24a シリンダ
24b ピストン
24c 連通口
25 絶縁ノズル
25a 外径最小位置
25b 外径最大位置
25c 内径最小位置
25d 内面傾斜部
25d1 第1の内面傾斜部
25d2 第2の内面傾斜部
25e 外面傾斜部
25e1 第1の外面傾斜部
25e2 第2の外面傾斜部
25e3 平坦部
26 補助ノズル
3 対向側支持部
31 突出部
32 支持板
4 可動側支持部
41 摺動部
42 突出部
43 ピストン支え
5 絶縁筒
6 密閉容器
7a 導体
7b 導体
81 機構部
82 絶縁ロッド
9 アーク
L1 等電位線
L2 等電位線

Claims (3)

  1. 電流遮断と投入を切り替える電力用遮断器であって、
    相対して配置され、相対的に接離可能な一対のアーク接触子と、
    前記アーク接触子の開離過程で発弧するアークに吹き付ける消弧性ガスを蓄圧するパッファ室と、
    前記パッファ室で蓄圧された消弧性ガスを整流して前記アークに案内する絶縁ノズルと、
    を備え、
    前記絶縁ノズルは、
    外面の直径の最小値をφomin、外面の直径の最大値をφomaxとしたとき、φomin<0.7×φomaxの関係を有し、
    内面の直径が最小となる位置よりも消弧性ガスのノズル出口側は、内面にノズル軸となす角がゼロでなく、該なす角が各々異なる2以上の内面傾斜部を有し、
    内面の直径が最小となる位置よりも消弧性ガスのノズル出口側は、外面にノズル軸となす角がゼロでない外面傾斜部を有し、
    消弧性ガスの最もノズル出口側に位置する前記内面傾斜部と前記ノズル軸とがなす傾斜角をθif、前記外面傾斜部と前記ノズル軸とがなす傾斜角をθoとすると、θif<θoの関係を有すること、
    を特徴とする電力用遮断器。
  2. 電流遮断と投入を切り替える電力用遮断器であって、
    相対して配置され、相対的に接離可能な一対のアーク接触子と、
    前記アーク接触子の開離過程で発弧するアークに吹き付ける消弧性ガスを蓄圧するパッファ室と、
    前記パッファ室で蓄圧された消弧性ガスを整流して前記アークに案内する絶縁ノズルと、
    を備え、
    前記絶縁ノズルは、
    外面の直径の最小値をφomin、外面の直径の最大値をφomaxとしたとき、φomin<0.7×φomaxの関係を有し、
    内面の直径が最小となる位置よりも消弧性ガスのノズル出口側は、内面にノズル軸となす角がゼロでない内面傾斜部を有し、
    内面の直径が最小となる位置よりも消弧性ガスのノズル出口側は、外面にノズル軸となす角がゼロでなく、該なす角が各々異なる2以上の外面傾斜部を有し、
    前記内面傾斜部と前記ノズル軸とがなす傾斜角をθi、消弧性ガスの最もノズル出口側に位置する前記外面傾斜部と前記ノズル軸とがなす傾斜角をθofとすると、θi<θofの関係を有すること、
    を特徴とする電力用遮断器。
  3. 電流遮断と投入を切り替える電力用遮断器であって、
    相対して配置され、相対的に接離可能な一対のアーク接触子と、
    前記アーク接触子の開離過程で発弧するアークに吹き付ける消弧性ガスを蓄圧するパッファ室と、
    前記パッファ室で蓄圧された消弧性ガスを整流して前記アークに案内する絶縁ノズルと、
    を備え、
    前記絶縁ノズルは、
    外面の直径の最小値をφomin、外面の直径の最大値をφomaxとしたとき、φomin<0.7×φomaxの関係を有し、
    内面の直径が最小となる位置よりも消弧性ガスのノズル出口側は、内面にノズル軸となす角がゼロでなく、該なす角が各々異なる2以上の内面傾斜部を有し、
    内面の直径が最小となる位置よりも消弧性ガスのノズル出口側は、外面にノズル軸となす角がゼロでなく、該なす角が各々異なる2以上の外面傾斜部を有し、
    消弧性ガスの最もノズル出口側に位置する前記内面傾斜部と前記ノズル軸とがなす傾斜角をθif、消弧性ガスの最もノズル出口側に位置する前記外面傾斜部と前記ノズル軸とがなす傾斜角をθofとすると、θif<θofの関係を有すること、
    を特徴とする電力用遮断器。
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