JP2015159030A - ガス遮断器 - Google Patents

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健 新海
旭 島村
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旭 島村
周也 真島
Shuya Majima
周也 真島
彰 石井
Akira Ishii
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Abstract

【課題】開極速度の向上を抑制しつつ良好な小電流遮断性能を得ることができるガス遮断器を提供する。【解決手段】絶縁ガイド36の開口部36aの内周部は対向アーク接触子11の外周部と摺動接触するようになっている。絶縁ガイド36の開口部36aの内周部と対向アーク接触子11の外周部との接触は、遮断動作過程で可動アーク接触子21及び対向アーク接触子11の開離した後まで維持されるように構成されている。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は小電流から大電流まで遮断可能な大容量のガス遮断器に関する。
電力系統には消弧性ガスを封入したガス遮断器が設けられている。ガス遮断器には接離自在な2つの接触子部が対向して配置されており、各接触子部には開離時にアークが発生するアーク接触子が設けられている。ガス遮断器のタイプとして、2つの接触子部の一方に少なくとも1つの蓄圧空間が形成されたものが知られている。
蓄圧空間内の消弧性ガスは、ガス遮断器の遮断動作過程で機械的圧縮作用によって蓄圧され、さらには遮断動作過程で発生するアークの熱的昇圧作用によって蓄圧される。蓄圧された消弧性ガスは、蓄圧空間に接続された絶縁ノズルを介して、蓄圧空間からアークへと吹き付けられるガス流となる。
ガス遮断器にて事故電流等の大電流を遮断すると、アーク接触子間には数kAオーダー以上の大電流アークが発生する。このとき、開離するアーク接触子間の距離が十分開いて適切なガス流路が形成され、且つアークへのガス流の吹きつけ圧力が十分に蓄圧された状態を整えられてからでないと、たとえ電流零点を迎えたとしても、大電流アークは消弧されない。
これに対して、ガス遮断器が進み小電流等の小電流を遮断する場合は、アーク接触子間に発生するアークは数百A以下程度の小電流アークに過ぎない。そのため、アーク接触子部同士の開離直後に微弱なガス流が吹きつけられるだけで、電流零点を迎えれば簡単にアークは消弧される。電流位相によっては、接触子部間に発生するアークの継続時間は限りなく0に近くなるので、アーク接触子同士が開離しただけでアークが消弧される。
つまり、ガス遮断器が小電流を遮断する場合、アーク接触子間の距離が極めて小さい状態でもアークが消弧され得る。その結果、距離の近い接触子部間に対して系統から回復電圧が印加される。この回復電圧により、アーク接触子間に絶縁破壊が発生して再点弧を引き起こすと、大きな過電圧が発生するおそれがある。再点弧とは、商用周波電圧において、電流零点後、4分の1周期以上の時間経過した後にアーク接触子間に生ずる絶縁破壊現象である。
近年、ガス遮断器の小型化が進み、アーク接触子の径が小さくなってアーク接触子間の電界は厳しさを増しており、アーク接触子間で再点弧が発生しやすい状況にある。再点弧を防ぐために、ガス遮断器は速やかな絶縁回復特性を持つ必要がある。例えば、速やかな絶縁回復特性を阻害する要因として、ガス流に起因するアーク接触子先端近傍での圧力及び密度の低下(以下、「ガス流の圧力・密度の低下」と呼ぶ)が挙げられる。そこで、特許文献1−4では、ガス流をアークに吹き付ける絶縁ノズルの形状を改良することで、ガス流の圧力・密度の低下を防ぎ、これにより、速やかな絶縁回復特性を実現しようとしている。
また、特許文献5−8では、アーク接触子間の開極速度を向上させることによって、速やかな絶縁回復特性を実現しようとしている。例えば、特許文献5や6では、リンク機構等を用いて、特に速やかな絶縁回復が要求されるアーク接触子開離直後の開極速度を向上させている。
特許文献7や8は、いわゆるデュアルモーション機構を用いた技術である。デュアルモーション機構とは、対向する2つのアーク接触子同士を互いに反対向きに駆動する機構であり、遮断動作過程で2つのアーク接触子が両方とも離れる方向に駆動するようになっている。これにより、各アーク接触子の絶対速度を抑えつつ、両アーク接触子間の相対的な開極速度を向上させている。
特開平8−203395号公報 特開平7−320612号公報 特開平5−135668号公報 特開5−74286号公報 特開2003−217408号公報 特開2004−55420号公報 特開2003−109476号公報 特開平5−250967号公報
しかしながら、アーク接触子間の開極速度を向上させたガス遮断器では、アーク接触子の開極速度を向上させるために、大きな操作エネルギーを出力する操作機構部が必要となる。さらに、アーク接触子の開極速度を向上させる専用の機構も不可欠となり、部品点数が増加した。その結果、機器の大型化が進みコストが高騰するといった不具合が生じた。そこで従来からのガス遮断器では、開極速度の向上を抑制することが要請されていた。
また、蓄圧空間を有するガス遮断器にて小電流を遮断する場合、蓄圧空間の圧力上昇は微弱であって、前述したガス流の圧力・密度低下という問題は無視できる程度である。そのため、絶縁ノズルの形状によってガス流の圧力・密度低下を防止する従来技術は、小電流遮断時には有効性が必ずしも高くない。
しかも、蓄圧空間における蓄圧依存度に関しては、近年、機械的圧縮作用による蓄圧依存度は低下し、アークの熱的昇圧作用を用いた蓄圧依存度の寄与が増加する傾向にある。このため、蓄圧空間の圧力上昇は、大電流遮断時には大きく、小電流遮断時には小さくなり、優れた小電流遮断性能を確保することは難しくなっていた。
本発明の実施形態は、以上のような従来技術の課題を解決するために提案されてものであり、その目的は、開極速度の向上を抑制しつつ良好な小電流遮断性能を得ることができるガス遮断器を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の実施形態は、消弧性ガスが充填された密閉容器内に、第1接触子部及び第2接触子部を対向して配置し、前記第1接触子部及び前記第2接触子部にはそれぞれ、第1アーク接触子及び第2アーク接触子を配置し、前記第1アーク接触子及び第2アーク接触子は、通常運転時は接触導通状態にあり、遮断動作時は開離するように構成し、前記第1アーク接触子及び第2アーク接触子が開離したときの両アーク接触子間にはアークが発生し、前記第1接触子部には、遮断動作過程において前記アーク空間からの熱的昇圧作用もしくは機械的圧縮作用により蓄圧され前記アークを消弧せしめるガス流を発生する蓄圧空間を、少なくとも1つ形成し、前記第1接触子部には前記蓄圧空間から前記アークへ前記ガス流を誘導して吹き付ける絶縁ノズルを設けたガス遮断器において、次のような構成を有している。
(1)前記絶縁ノズルの内部には、前記第1アーク接触子を囲むようにして中空の絶縁ガイドを設置する。
(2)前記絶縁ガイドは開口部を有する。
(3)前記開口部の内周部は、前記第2アーク接触子の外周部に対して、遮断動作過程で前記第1アーク接触子及び前記第2アーク接触子が開離した後も摺動接触するように構成する。
第1の実施形態にて遮断動作前の投入状態を示す断面図。 第1の実施形態にて遮断動作前の投入状態を示す拡大断面図。 第1の実施形態にて遮断動作途中状態を示す拡大断面図。 第1の実施形態にて遮断動作途中状態を示す拡大断面図。 第1の実施形態にて遮断動作途中状態を示す拡大断面図。 第1の実施形態にて対向アーク接触子と絶縁ガイドの開離した状態を示す拡大断面図。 第1の実施形態にて遮断動作の完了した状態を示す断面図。 進み小電流遮断時の絶縁回復特性とトラベルの関係を示すグラフ。 従来のガス遮断器にて進み小電流遮断時の絶縁回復特性と回復電圧の関係を示すグラフ。 第1の実施形態にて進み小電流遮断時の絶縁回復特性と回復電圧の関係を示すグラフ。 第1の実施形態にて進み小電流遮断時の絶縁回復特性と回復電圧の関係を示すグラフ。 第2の実施の形態にて遮断動作前の投入状態を示す拡大断面図。 第2の実施の形態にて遮断動作の進んだ状態を示す拡大断面図。 第2の実施の形態にて遮断動作の進んだ状態を示す拡大断面図。 第3の実施の形態にて遮断動作の進んだ状態を示す拡大断面図。 第3の実施の形態の変形例にて遮断動作の進んだ状態を示す拡大断面図。 第4の実施の形態にて遮断動作の進んだ状態を示す断面図。 第5の実施の形態にて遮断動作の進んだ状態を示す断面図。
以下には、本発明の実施形態によるガス遮断器の複数の実施形態について、図1−図18を参照して具体的に説明する。
[第1の実施形態]
図1−図7は第1の実施形態を示す断面図である。図1及び図2は遮断動作前の投入状態、図3は遮断動作途中状態、図4は遮断動作が進行してアーク接触子が開離した直後の状態、図5及び図6はさらに遮断動作が進行した状態、図7は遮断動作の完了状態を、それぞれ示している。
(構成)
図1及び図2に示すように、ガス遮断器には、消弧性ガスが充填された密閉容器(図示せず)内に、第1接触子部として可動接触子部20が、第2接触子部として対向接触子部10が、設けられている。両接触部20,10は互いに対向して配置されており、可動接触子部20は軸線上に往復動自在に構成されている。また、対向接触子部10は密閉容器の内部に固定されている。
対向接触子部10は、第2アーク接触子である対向アーク接触子11と、対向通電接触子12と、支持部13と、円筒形のサポート14とから構成されている。このうち、対向アーク接触子11は、その外周面先端部に所定の曲率を有する先端曲率部11aが設けられている。対向通電接触子12は対向アーク接触子11の周囲に配置されている。対向通電接触子12はサポート14の端部に固定され、サポート14は密閉容器の内壁部に固定されている。支持部13は対向アーク接触子11の端部に取り付けられ、この支持部13を介して対向アーク接触子11がサポート14に水平に支持される。
可動接触子部20には、シリンダ24と、中空の操作ロッド25と、中実の絶縁ロッド26と、円形平板状の固定ピストン31が設けられている。固定ピストン31を除いた構成部材は一体的に往復運動するようになっている。また、可動接触子部20には、固定ピストン31とシリンダ24の内壁と操作ロッド25の外周部とで囲まれる空間からなる蓄圧空間16が設けられている。
固定ピストン31はシリンダ24内部に挿入されている。固定ピストン31にはその軸方向に伸びるピストン支持部31aが一体的に設けられ、固定ピストン31はピストン支持部31aを介して、図示していない密閉容器の内部に固定されている。固定ピストン31は内周面で操作ロッド25の外周面に摺動すると共に、外周面でシリンダ24の内周面に摺動するようになっている。
操作ロッド25は絶縁ロッド26に同軸上に取り付けられ、絶縁ロッド26は操作機構部(図示せず)に連結されている。操作ロッド25は、絶縁ロッド26を介して操作機構部からの操作力を受け、軸方向に往復運動するように構成されている。操作ロッド25の中程には複数の開口部25aが形成されている。開口部25aは、操作ロッド25の中空部と密閉容器内に充填された消弧性ガス雰囲気空間とを連通するようになっている。
シリンダ24は操作ロッド25の周囲に配置され、端面部で操作ロッド25に連結されている。シリンダ24の端面部には連通孔24aが形成されている。シリンダ24の端面部において、操作ロッド25が連結された面との反対側には、内側から順番に、第1アーク接触子である可動アーク接触子21、絶縁ガイド36、絶縁ノズル23及び可動通電接触子22が、同心状に配置されている。絶縁ガイド36と絶縁ノズル23とに挟まれた空間はシリンダ24の連通孔24aを介してシリンダ24内部の蓄圧空間16と連通している。
シリンダ24の端面に配置された部材のうち、可動アーク接触子21は、中空かつ指状の部材であって、その内周部に対し、対向接触子部10側の対向アーク接触子11の外周部が摺動接触するように構成されている。また、可動通電接触子22は、その外周部が、対向接触子部10側の対向通電接触子12の内周部と摺動接触するように構成されている。
すなわち、ガス遮断器の通常運転時は可動アーク接触子21と対向アーク接触子11並びに可動通電接触子22と対向通電接触子12は接触導通状態にあり、遮断動作時は両アーク接触子21,11並びに両通電接触子22,12が開離する。このとき、アーク接触子21,11が開離すると、両アーク接触子21,11間の空間には、アーク40(図4及び図5に図示)が発生する。アーク40の大きさは遮断電流の大きさに比例するようになっている。
ところで、蓄圧空間16内部のガスは、ガス遮断器の遮断動作過程において固定ピストン31とシリンダ24との相対的な移動によって機械的圧縮作用を受ける。また、両アーク接触子21,11間に発生したアーク40の熱エネルギーは、シリンダ24の連通孔24aを通って蓄圧空間16に取り入れられる。
したがって、蓄圧空間16内部のガスは、アーク40の熱エネルギーによる熱的昇圧作用を受ける。これら機械的圧縮作用及び熱的昇圧作用を受けることで蓄圧空間16内のガスは遮断動作過程にて、ガス流41(図6に図示)となる。このようなガス流41aは、遮断動作の最終過程で、蓄圧空間16からシリンダ24の連通孔24aを通過し絶縁ノズル23の内部を通ってアーク40に吹き付けるようになっている。
本実施形態の構成上の特徴は、可動接触子部20側に絶縁ガイド36を設けた点にある。絶縁ガイド36は、可動アーク接触子21の外周部及び先端部を囲むようにして配置されている。絶縁ガイド36は、絶縁ノズル23と同心状で絶縁ノズル23の内側に設置されている。絶縁ガイド36は中空の円筒状部材であって、先端部に小径の開口部36aを有している。開口部36aの内径と、可動アーク接触子21の内径とは一致するようになっている。
可動アーク接触子21の内周部と対向アーク接触子11の外周部とは摺動接触するので、絶縁ガイド36の開口部36aの内周部は対向アーク接触子11の外周部と摺動接触するようになっている。絶縁ガイド36の開口部36aの内周部と対向アーク接触子11の外周部との接触は、遮断動作過程で可動アーク接触子21及び対向アーク接触子11の開離した後も維持されるように構成されている(図4及び図5の状態)。
(作用)
以上のような構成を有する本実施形態では、進み小電流等の小電流を遮断する動作を開始すると、操作機構部からの操作力を受けて絶縁ロッド26及び操作ロッド25が、図1中の矢印4の方向に移動し、操作ロッド25と一体的にシリンダ24が移動する。これにより、シリンダ24と、密閉容器に固定された固定ピストン31が相対的に移動し、シリンダ24内部の蓄圧空間16を機械的に圧縮して、ガス流41が発生する。
図2から図3へと遮断動作が進行して、対向アーク接触子11と可動アーク接触子21が開離すると、図4のごとく、両アーク接触子11,21間には小電流のアーク40が発生する。この段階では、絶縁ガイド36の開口部36aの内周部と対向アーク接触子11の外周部とは接したままである。
そのため、ガス流41は、蓄圧空間16からシリンダ24の連通孔24aを抜けて絶縁ノズル23の内側を通っても、絶縁ガイド36の開口部36aの開口部分から進入することはできず、アーク接触子11,21間に発生したアーク40に到達することはない。すなわち、可動アーク接触子21と対向アーク接触子11との間の空間に、蓄圧空間16から流れるガス流41が届くことがない。
このとき、可動アーク接触子21の内部空間から対向アーク接触子11が抜かれていくので、可動アーク接触子21の内部空間は負圧傾向にあり、可動アーク接触子21及び対向アーク接触子11間の電流は切れにくい状態にある。したがって、電流零点を迎えたとしてもアーク40は従来に比べて消弧されにくいことになる。
また、アーク40が小電流であるが故に電流零点を迎えただけで消弧されたとしても、図5に示すように、対向アーク接触子11の先端曲率部11aの外周部は、誘電体である絶縁ガイド36の開口部36aと接触状態を維持している。このため、絶縁体、導体、絶縁媒体という誘電率が異なる3つの物質が交わり、電界が集中する部位である、いわゆるトリプルジャンクションを構成する。したがって、従来に比べて対向アーク接触子11先端付近の電界は上昇しており、アーク接触子11,21間に再発弧を誘発しやすい状態にある。
再発弧とは、再点弧とは違い、電流零点後4分の1周期未満の時間で生ずる絶縁破壊現象である。再発弧は過電圧レベルが低いので、その発生を許容している。つまり、本実施形態では、再発弧を起こしやすい状態を維持してアーク40の継続時間をあえて延ばし、アーク接触子11,21間の距離が極めて小さいうちはアーク40が消弧されることがない。これにより、系統からの回復電圧の印加による再点弧を防ぐことができ、過電圧の発生を回避することが可能である。
遮断動作がさらに進行し、図6に示すように、絶縁ガイド36の開口部36aと対向アーク接触子11の先端曲率部11aが開離する。このとき、アーク接触子11,21間の距離が十分開いてガス流路を形成し、可動アーク接触子21と対向アーク接触子11との間のギャップにガス流41が発生する。また、絶縁ガイド36の開口部36aから離れると、対向アーク接触子11の先端曲率部11aの電界も急速に低下する。そのため、電流零点を迎えると、アーク40は消弧に至り、電流遮断が完了して、正常な絶縁回復が開始する(図7参照)。
(効果)
本実施形態によれば、次のような効果が得られる。すなわち、進み小電流遮断時に、両アーク接触子21,11の開離直後に電流零点を迎えたとしても、絶縁ガイド36の開口部36aと対向アーク接触子11の外周部が接しているため、小電流のアーク40は消弧されず、従来に比べてアーク40の継続時間は長くなる。
このため、アーク接触子11,21の開離直後といった、アーク接触子11,21間の距離が極めて小さい状態では、アーク40が消弧されることはなく、両者間の距離が十分に広がった状態になった後でアーク40が消弧されることになる。つまり、アーク40が消弧される時には、アーク接触子21,11間の距離は十分にあり、回復電圧の印加が開始されたとしても、アーク接触子21,11間に絶縁破壊は発生することはなく、アーク接触子21,11間で再点弧が起きる心配がない。
以上のような本実施形態によれば、アーク接触子21,11の開極速度を上昇させて絶縁回復速度を向上させなくとも、再点弧を回避することができる。したがって、アークの熱的昇圧作用による蓄圧依存度が高いガス遮断器であっても、小電流遮断性能を高めることができる。よって、本実施形態では、小電流遮断性能と大電流遮断性能とのバランスを取りながら、優れた小電流遮断性能を確保することが可能となり、小電流から大電流に至るまで広い範囲で優れた遮断性能を発揮することができる。
しかも、本実施形態では、アーク接触子間の開極速度を向上させていないので、大きな操作エネルギーを出力する操作機構部が不要である。また、リンク機構等の開極速度向上用の機構を設置する必要もないため、部品点数の削減が可能となる。これにより、機器の小型化とコストの低減化を実現し、小型で、信頼性及び経済性に優れたガス遮断器を提供することができる。
また、小電流のアーク40が早期に消弧され、アーク40の継続時間が短かったとしても、対向アーク接触子11の先端曲率部11aの電界が高いことから、本実施形態では再発弧を誘発しやすい。アーク40が再発弧されることでアーク40の継続時間が長い場合と実質的に同じとなり、回復電圧の印加タイミングは遅くなる。したがって、小電流のアーク40が長くなる場合と同様、開極速度の向上を抑制しつつ、小電流遮断性能を獲得することができる。
ここで、ガス遮断器における絶縁回復特性について図8を用いて説明する。図8は進み小電流遮断時の絶縁回復特性と、部材の動作行程距離であるトラベルとの関係を示すグラフである。一般的に、アーク接触子21,11の開離した直後に電流零点を迎えると、進み小電流等の小電流遮断時では小電流のアーク40は即座に消弧される。このとき、アーク40の継続時間は、ほぼ0であり、アーク接触子21,11の開離と同時に、絶縁回復が開始することになる(図8のグラフの実線)。
これに対し、本実施形態では、アーク接触子21,11の開離直後に電流零点を迎えたとしても、対向アーク接触子11が絶縁ガイド36から開離するまでは小電流のアーク40が消弧されずに継続される。そして、電流零点でアーク40が消弧された後に絶縁回復が開始される(図8のグラフの点線及び一点鎖線)。
アーク40の継続時間が長くとも、進み小電流等の小電流遮断の場合にはアーク接触子21,11間に注入されるエネルギーは極めて小さい。そのため、アーク40の消弧後は、速やかに絶縁回復が立ち上がり、アーク接触子21,11間のギャップ距離で決まる絶縁レベルに速やかに移行することができる。
また、上述したように、本実施形態では対向アーク接触子11の先端曲率部11aの電界が高いのでアーク40が消弧されても再発弧が誘発されやすい状況にあるが、対向アーク接触子11の先端曲率部11aと絶縁ガイド36の開口部36aが開離した後は、従来の絶縁回復特性と同等の絶縁回復特性を示すことができる。
さらに、図9〜図11を参照して、絶縁回復特性と回復電圧の関係について説明する。図9は一般的な絶縁回復特性の例を示している。一般に、アーク接触子21,11同士が開離した直後に電流零点を迎えると、アーク40は直ちに消弧されて(図9では0.5ms程度)、早期に回復電圧が印加される。
図9に示したように、開極速度1PU(点線で示す)の場合は絶縁回復特性が回復電圧を常に上回っているが、開極速度が0.83PU(実線で示す)の場合は絶縁回復特性と回復電圧が交差している。図9では、アーク接触子21,11同士が開離後6msから10ms過ぎまでは、絶縁回復特性が回復電圧を下回ることになる。その結果、再点弧が発生する可能性が高まる。
これに対して、図10に示した本実施形態による絶縁回復特性の例では、対向アーク接触子11の先端曲率部11aと絶縁ガイド36の開口部36aが開離するまで(図10ではアーク接触子21,11同士が開離した後の2ms後まで)、小電流のアーク40が継続している。この場合、アーク40の継続時間が長くなり、回復電圧の立ち上がりが遅れる。したがって、開極速度が0.83PUであったとしても、絶縁回復特性が回復電圧を常に上回ることができ、再点弧が発生する確率は極めて低くなる。
図11も本実施形態による絶縁回復特性の例を示している。アーク接触子21,11同士の開離直後の電流零点でアーク40が消弧された場合であっても、対向アーク接触子11の先端曲率部11aと絶縁ガイド36の開口部36aが開離するまでは(図11でもアーク接触子21,11同士が開離した後の2ms後まで)、対向アーク接触子11の先端曲率部11aの電界が高く、絶縁回復が遅いため、低い電圧で、アーク接触子21,11間には再発弧が発生する。
再発弧によるアーク接触子21,11間に流れる高周波電流を遮断した後(図11ではアーク接触子21,11同士が開離した後の3ms程度後)、本実施形態は従来レベルの絶縁回復特性に復帰する。高周波電流を消弧した後は、再度、回復電圧が立ち上がるとともに、負荷電圧が低下している。そのため、回復電圧のピークを抑制することができ(図10では2.0PUに達していたのに対して図11では1.4PU未満)、開極速度が0.83PUであっても絶縁回復特性は回復電圧に対し大きな裕度をもって上回ることができる。
上述したように、本実施形態では、対向アーク接触子11を覆うようにして絶縁ガイド36を設け、アーク接触子21、11が開離した後も、絶縁ガイド36と対向アーク接触子11との接触を維持するようにした。これにより、アーク接触子21,11間の距離が従来よりも拡がった後の段階で、対向アーク接触子11の先端曲率部11aと絶縁ガイド36の開口部36aが開離し、回復電圧が立ち上がることになる。
よって、アーク接触子21,11間の開極速度を抑制しつつ、進み小電流等の小電流遮断の性能を高めることができる。したがって、上述したように、アーク接触子間の開極速度を向上させないことで、機器の小型化とコストの低減化を実現し、しかも、小電流遮断性能を向上させて、信頼性及び経済性の向上に寄与することができる。
[第2の実施形態]
図12−図14は第2の実施形態を示す拡大断面図であり、図12は遮断動作前の投入状態、図13及び図14は遮断動作が進行した状態を示している。なお、下記の第2〜第6の実施形態は基本的に第1の実施形態と同様の構成であって、同一の部材に関しては同一符号を付して説明は省略する。
(構成)
第2の実施形態では、対向アーク接触子11に対する可動アーク接触子21の動作行程距離をトラベルL1(図13に図示)、対向アーク接触子11に対する絶縁ガイド36の動作行程距離をトラベルL2(図14に図示)と定義する(L1、L2の単位はmm)。つまり、トラベルL1とは、可動接触部20が投入動作を終了した位置から、可動アーク接触子21が対向アーク接触子11と開離する位置までの距離、トラベルL2とは、可動接触部20が投入動作を終了した位置から、可動アーク接触子21が絶縁ガイド36と開離する位置までの距離である。
第2の実施形態でも、上記第1の実施形態と同様、遮断動作過程で、可動アーク接触子21及び対向アーク接触子11が開離した後も、絶縁ガイド36の開口部36aと対向アーク接触子11とが接触するので、絶縁ガイド36のトラベルL2>可動アーク接触子21のトラベルL1となる。第2の実施形態における特徴は、絶縁ガイド36のトラベルL2と、可動アーク接触子21のトラベルL1との差について、ガス遮断器の定格電圧をE(kV)と定義したとき、定格電圧の3%に相当する数値よりも大きくした点にある(L2−L1>0.03×E)。
(作用及び効果)
第2の実施形態においては、対向アーク接触子11と開離するまでの絶縁ガイド36のトラベルL2を、対向アーク接触子11と開離するまでの可動アーク接触子21のトラベルL1よりも、定格電圧の3%に相当する数値よりも、大きな長さとしているので、定格電圧の大きさに比例して、絶縁ガイド36のトラベルL2と、可動アーク接触子21のトラベルL1との差が増えることになる。
したがって、定格電圧が大きければ、それだけ、L2とL1との差も大きくなり、2つのアーク接触子21,11が開離してから、長い距離を絶縁ガイド36及び対向アーク接触子11が接することになる。その結果、アーク40の継続時間を延ばすことができ、回復電圧の立ち上がりを遅らせる効果を十分に引き出すことができる。
また、L2とL1との差が定格電圧の3%に相当する数値に満たない長さだと、2つのアーク接触子21,11が開離してから、絶縁ガイド36及び対向アーク接触子11が接し続ける距離が短く、アーク40の継続時間を十分に延ばすことが困難である。したがって、回復電圧の立ち上がりを遅らせる効果が不十分になるおそれがある。
このように、第2の実施形態では、遮断動作過程でアーク接触子21,11が開離した後、対向アーク接触子21と絶縁ガイド36とが開離するまでの長さについて、L2−L1>0.03×Eという条件を満たすことで、いかなる定格電圧Eであっても、有意に回復電圧の立ち上がりを遅らせることができる。これにより、アーク接触子21,11の開極速度を効果的に抑制しつつ、良好な進み小電流遮断性能を得ることができる。
[第3の実施形態]
(構成)
図15は第3の実施形態を示す拡大断面図であり、遮断動作が進行した状態を示している。第3の実施形態は、絶縁ガイド36の開口部36aが、絶縁ガイド36の母材に比べて誘電率の高い高誘電率材料36bで構成された点に特徴がある。
(作用及び効果)
第3の実施形態においては、第1の実施形態の作用及び効果に加えて、次のような作用及び効果が得られる。すなわち、アーク接触子21,11開離直後の電流零点でアーク40が消弧された場合であっても、アーク40近傍に位置する絶縁ガイド36の高誘電率材料36bの影響によって、対向アーク接触子11の先端曲率部11aの電界が高くなる。そのため、アーク接触子21,11間での再発弧を誘発しやすくなり、実質的に回復電圧の立ち上がりが遅くなるといったメリットがある。
(変形例)
第3の実施形態の変形例としては、図16に示すように、絶縁ガイド36の開口部36aの一部に、リング状電極38が設けられ、浮遊電位となるように構成されてもよい。このような実施形態によっても、アーク接触子21,11間での再発弧を誘発しやすくなり、実質的に回復電圧の立ち上がりが遅くなる。
[第4の実施形態]
(構成)
図17は第4の実施形態を示す拡大断面図であり、遮断動作が進行した状態を示している。第4の実施形態では、絶縁ガイド36の開口部36aに、絶縁ガイド36に比べて硬度の高いリング状部材37が取り付けられている。
(作用及び効果)
第4の実施形態においては、第1の実施形態に加え、次のような作用効果が得られる。すなわち、対向アーク接触子11に絶縁ガイド36が摺動自在に配置されるとき、対向アーク接触子11は絶縁ガイド36に比べて硬度の高いリング状部材37によってガイドされることになる。そのため、組み立ての際、対向接触子部10と可動接触子部20の中心軸が一致させ易く、組み立て作業の作業効率が向上するといった効果が得られる。
[第5の実施形態]
(構成)
図18に示すように、第5の実施形態では、絶縁ガイド36の開口部36aの一部には、リング状の耐弧材料部材39が埋め込まれている。耐弧材料部材39は対向アーク接触子11の外周部と接触するようになっている。
(作用及び効果)
第5の実施形態においては、大電流遮断を行っても、耐弧材料部材39により、絶縁ガイド36を保護することができ、絶縁ガイド36の損耗を抑制することができる。そのため、絶縁ガイド36の耐久性が高まり、本実施形態の基本的な作用効果が失われないといった独自の作用効果がある。
[他の実施形態]
なお、上記の実施形態は、本明細書において一例として提示したものであって、発明の範囲を限定することを意図するものではない。すなわち、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の範囲を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことが可能である。これらの実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
例えば、本発明の実施形態では、両アーク接触子が開離した後まで絶縁ガイドの開口部が第2アーク接触子と接していればよく、両アーク接触子が開離してから絶縁ガイドの開口部が第2アーク接触子から離れるまでの距離は、動作速度等に応じて適宜変更可能である。また、本発明の実施形態は、対向接触子部を可動接触子部と反対側へ駆動して相対的開極速度を向上させるデュアルモーション機構を有するガス遮断器や、アークエネルギーを用いて上流の蓄圧を得るいわゆる自力効果を用いたガス遮断器にも適用可能である。さらに、対向接触子部に形成される蓄圧空間は1つに限らず、複数あってもよい。また、絶縁ガイドに組み込まれる高誘電率材料としては、誘電率が高い複合材であってもよいし、傾斜材であってもよい。
10…対向接触子部(第2接触子部)
11…対向アーク接触子(第2のアーク接触子)
11a…先端曲率部
12…対向通電接触子
13…支持部
14…サポート
16…蓄圧空間
20…可動接触子部(第1接触子部)
21…可動アーク接触子(第1のアーク接触子)
22…可動通電接触子
23…絶縁ノズル
24…シリンダ
24a…連通孔
25…操作ロッド
26…絶縁ロッド
31…固定ピストン
31a…ピストン支持部
36…絶縁ガイド
36a…開口部
37…リング状部材
38…リング状電極
39…耐弧材料部材
40…アーク
41…ガス流

Claims (6)

  1. 消弧性ガスが充填された密閉容器内に、第1接触子部及び第2接触子部を対向して配置し、
    前記第1接触子部及び前記第2接触子部にはそれぞれ、第1アーク接触子及び第2アーク接触子を配置し、
    前記第1アーク接触子及び前記第2アーク接触子は、通常運転時は接触導通状態にあり、遮断動作時は開離するように構成し、
    前記第1アーク接触子及び前記第2アーク接触子が開離したときの両アーク接触子間にはアークが発生し、
    前記第1接触子部には、遮断動作過程において前記アーク空間からの熱的昇圧作用もしくは機械的圧縮作用により蓄圧され前記アークを消弧せしめるガス流を発生する蓄圧空間を、少なくとも1つ形成し、
    前記第1接触子部には前記蓄圧空間から前記アークへ前記ガス流を吹き付ける絶縁ノズルを設けたガス遮断器において、
    前記絶縁ノズルの内部には、前記第1アーク接触子を囲むようにして中空の絶縁ガイドを設置し、
    前記絶縁ガイドは開口部を有し、
    前記開口部の内周部は、前記第2アーク接触子の外周部に対して、遮断動作過程で前記第1アーク接触子及び前記第2アーク接触子が開離した後も摺動接触するように構成したことを特徴とするガス遮断器。
  2. 遮断動作過程で、前記第1アーク接触子及び前記第2アーク接触子の動作行程距離をL1、前記絶縁ガイド及び前記第2アーク接触子の動作行程距離をL2、遮断器の定格電圧をEと定義したとき、L2−L1>0.03×Eとなるように構成したことを特徴とする請求項1記載のガス遮断器。
  3. 前記絶縁ガイドの開口部の少なくとも一部を、前記絶縁ガイドの母材の誘電率よりも誘電率が高い複合材もしくは傾斜材で構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載のガス遮断器。
  4. 前記開口部の一部に、前記絶縁ガイドの硬度よりも硬度が高いリング状部材を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のガス遮断器。
  5. 前記開口部の一部に、浮遊電位となるリング状の電極を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のガス遮断器。
  6. 前記開口部の一部に、リング状の耐弧材料部材を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のガス遮断器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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