JP2016207605A - 電力用遮断器 - Google Patents

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崇文 飯島
Takafumi Iijima
崇文 飯島
嵩人 石井
Takahito Ishii
嵩人 石井
圭 川崎
Kei Kawasaki
圭 川崎
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Abstract

【課題】絶縁筒によって電位分布を制御することで耐電圧性能を向上させ、電力用遮断器の小型化を達成する。【解決手段】電力用遮断器は、可動接点部2及び対向接点部1を有する。可動接点部2と対向接点部1は、相対して配置され、導体を含んで成る。可動接点部2は、導体からなる可動側支持部4に支持される。対向接点部1は、導体からなる対向側支持部3に支持される。可動側支持部4と対向側支持部3は、可動接点部2と対向接点部1を包囲する絶縁筒5で機械的に繋がれる。この絶縁筒5は、筒壁の厚みが少なくとも1箇所以上の肉厚変化点51を境に変化し、少なくとも2種類以上の肉厚を有する。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、電力系統において電流遮断を行う電力用遮断器に関する。
現在、高電圧大容量の電力系統では、消弧性ガスによる電力用遮断器が広く使用されている。電力用遮断器は、電力系統における故障電流を速やかに遮断する。電力用遮断器は、遮断過程で接触子を機械的に切り離す。この切り離しによって接触子間にアークが発弧する。電力用遮断器は、より安定的に電流を遮断するための方法として、遮断時に消弧性ガスを接触子間のアークに吹き付けることで消弧する。消弧性ガスにはその優れたアーク消弧性能からSFが主に用いられている。
しかしながら、SFガスは地球温暖化ガスであり、その使用量の削減が求められている。将来的にはSFガスではなく、地球温暖化係数の高くないガスを使用した電力用遮断器とすることが望ましい。現在のところ、SFガスに匹敵する消弧性能を持つ消弧性ガスは見出されていない。
このため、SFガスの使用量を減らす観点から、電力用遮断器の大きさを小さくする、特に消弧性ガスを充填した密閉容器の体積を小さくすることが求められている。消弧性ガスを充填する密閉容器を小さくするための技術的課題の一つとしては、耐電圧性能に関わる静電界に対する絶縁設計が挙げられる。これは電力用遮断器の主たる責務である電流遮断ではないが、閉極および開極状態において、雷インパルスや開閉インパルスおよび交流電圧に対して耐電圧性能を有することを機器として求められている。
耐電圧性能に関わる静電界に対する絶縁設計については、基本的には構造物の端部形状の見直しと一定の絶縁距離確保により解決が可能である。そこで、相対する接触子を支持する支持部との間を絶縁筒で継合し、絶縁筒の内部と外部との間の絶縁を図る技術が知られている。
開極時において、極間の電位分布は、絶縁筒の形状や比誘電率により大きく影響を受ける。一般的には絶縁筒は、肉厚が厚く、比誘電率が高い材料を用いる。絶縁筒内の電位分布をバラストするようになることから、極間により均一な電位分布をもたらすことができるためである。
特開昭54―73298号公報 特開2008―75069号公報
しかしながら、絶縁筒の比誘電率を決定する材料は入手性やコストで決定され、厚さは電力用遮断器が求められる機械的強度で決定される。すなわち、電位分布の観点から最適な絶縁筒厚さは、必ずしもコストや機械強度の観点から決定される厚さと等しくなるとは限らない。そのため、従来の電力用遮断器は、絶縁筒の電位分布を制御するために、シールドを設けて電界を低下させていた。
本実施形態に係る電力用遮断器は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、絶縁筒によって電位分布を制御することで耐電圧性能を向上させ、電力用遮断器の小型化を達成することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本実施形態の電力用遮断器は、電流の遮断と投入を切り替える電力用遮断器であって、相対して配置され、導体を含んで成り、相対的に接離可能な可動接点部及び対向接点部と、前記可動接点部と電気的に接触するとともに、前記可動接点部を支持する導体からなる可動側支持部と、前記対向接点部と電気的に接触するとともに、前記対向接点部を支持する導体からなる対向側支持部と、前記可動側支持部と前記対向接点部との間を繋ぐとともに、前記可動接点部と前記対向接点部を包囲する絶縁筒と、を備え、前記絶縁筒は、筒壁の厚みが少なくとも1箇所以上の肉厚変化点を境に変化し、少なくとも2種類以上の肉厚を有すること、を特徴とする。
電力用遮断器の全体構成を示す断面図であって、(a)は通常時の閉極(電流通電)状態を示す電力用遮断器の断面図、(b)は開極(電流遮断動作中)の状態を示す電力用遮断器の断面図である。 電力用遮断器の第1の態様に係る絶縁筒の拡大断面図である。 電力用遮断器の第2の態様に係る絶縁筒の拡大断面図である。 電力用遮断器の第3の態様に係る絶縁筒の拡大断面図である。 電力用遮断器の第4の態様に係る絶縁筒の拡大断面図である。 電力用遮断器の第5の態様に係る絶縁筒の拡大断面図である。 電力用遮断器の第6の態様に係る絶縁筒の拡大断面図である。 電力用遮断器の第7の態様に係る絶縁筒の拡大断面図である。 電力用遮断器の第8の態様に係る絶縁筒の拡大断面図である。 電力用遮断器の第9の態様に係る絶縁筒の拡大断面図である。 電力用遮断器の等電位線分布を示しており、(a)は絶縁筒の周囲を示し、(b)は肉厚変化点周辺を拡大して示している。
(全体構成)
まず、本実施形態に係る電力用遮断器の全体構成について図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、本実施形態の電力用遮断器の全体構成を示す断面図であり、図1(a)は、通常時の閉極(電流通電)状態を示し、図1(b)は開極(電流遮断動作中)の状態を示している。
電力用遮断器は、外部から引き込まれる導体7aと導体7bとの間に対向接点部1と可動接点部2を相対させて備える。対向接点部1は、導体7aと接続された対向側支持部3に固定される。可動接点部2は、対向接点部1と接離する方向に摺動可能に可動側支持部4に嵌め込まれている。導体7bは、可動側支持部4と接続する。導体7a、対向側支持部3及び対向接点部1が一連に接続されて片側の電路が形成され、導体7b、可動側支持部4及び可動接点部2が一連に接続されて他方の電路が形成される。
この電力用遮断器は、対向接点部1に対して可動接点部2を接触及び離反させることで導体7a側と導体7b側の電路を開閉し、電流を導通及び遮断する。可動接点部2は、絶縁ロッド82と接続されており、絶縁ロッド82はバネ式や油圧式等の動力源である機構部81に接続されている。可動接点部2は、機構部81による絶縁ロッド82の押し引きにより、対向接点部1に対して接離する。
電流遮断過程では、対向接点部1と可動接点部2との間にアーク9が発弧する。電力用遮断器は、対向接点部1と可動接点部2を収容する密閉容器6を有する。密閉容器6には消弧性ガスが充填されている。また可動接点部2には、対向接点部1からの離反に連動して容積を減少させるパッファ室24が設けられている。パッファ室24は、容積減少によって消弧性ガスを蓄圧及びアーク9に向けて噴出し、アーク9を電流ゼロ点で消弧する。
消弧性ガスは、消弧性能及び絶縁性能に優れたガスであり、例えば六フッ化硫黄ガス(SFガス)が挙げられる。但し、SFガスは、二酸化炭素ガスの23900倍の地球温暖化効果を有すると言われており、環境保全の観点から、SFガスよりも地球温暖化係数の小さいガスを用いるようにしても良い。この地球温暖化係数の小さいガスとしては、空気、二酸化炭素、酸素、窒素またはそれらの混合ガス等が挙げられる。
このような電力用遮断器は、円筒を主体とする部材によって組み立てられており、各部材は中心軸を一致させて密閉容器6内に配置されている。以下では、各部材の位置関係及び方向を説明するのに、対向接点部1及び対向側支持部3の各部材において可動接点部2に向かう方向を可動側、その反対を反可動側と呼び、可動接点部2及び可動側支持部4の各部材において対向接点部1に向かう方向を対向側、その反対を反対向側と呼ぶ。
まず、対向接点部1を固定する対向側支持部3は、両端が開口した中空円筒形状の導体である。対向側支持部3の外周には突出部31が形成されている。突出部31は、対向側支持部3の各構造のうち、可動側へ最も突き出た導体部分である。対向側支持部3の内壁面には、棒状又は板状の部材である支持板32が中心軸に向けて突き出るように固定されている。
可動側支持部4は、内周面に摺動部41が形成された両端開口の円筒形状の導体である。可動接点部2は、対向側の開口から挿通され、摺動部41に外周面を接触させて支持される。可動側支持部4の外周には、突出部42が形成されている。突出部42は、可動側支持部4の各構造のうち、対向側へ最も突き出た導体部分である。
この可動側支持部4と対向側支持部3は離間配置され、絶縁筒5で継合される。突出部42、31は同径であり、絶縁筒5は、突出部42、31の一回り内周側で可動側支持部4と対向側支持部3を繋いでいる。絶縁筒5は、可動側支持部4と対向側支持部3との間の空間と密閉容器6の内壁面との間を絶縁し、対向側支持部3と可動側支持部2と共にアーク9を消弧する消弧室を形成する。この絶縁筒5は、FRPやエポキシ系樹脂製であり、中空円筒形が広く用いられている。FRPはマンドレルと言われる棒にFRPシートを巻きつけることで円筒形状を構成するのに対し、エポキシ系樹脂では所謂型に注型することで円筒形状を成形する。
対向側支持部3に固定される対向接点部1は、対向通電接触子11及び対向アーク接触子12により構成されている。対向通電接触子11は、円筒形状を有する両端開口の導体であり、可動側の開口縁が内部に膨出している。この対向通電接触子11は、絶縁筒5の内周側に位置し、対向側支持部3の可動側の端面に立設され、可動側へ筒を延出させている。対向アーク接触子12は、一端が丸みを帯びた中実の円柱状の導体である。この対向アーク接触子12は、支持板32に接続され、丸みを帯びた一端を可動側へ向けて中心軸上を延びている。
可動側支持部4に挿通される可動接点部2には、中心軸上に操作ロッド23がコアとして配置され、該操作ロッド23を芯とするバウムクーヘン状の空間であるパッファ室24が操作ロッド23の一回り外周に配置され、操作ロッド23の対向側端面に可動アーク接触子22が延設され、可動アーク接触子22を包囲するように絶縁ノズル25がパッファ室24の対向側端面から対向側に向けて延設され、更に絶縁ノズル25の一回り外周に可動通電接触子21がパッファ室24の対向側端面から対向側に向けて延設される。本実施形態では、対向アーク接触子12は、先端が対向通電接触子11よりも若干反対向側へ埋没し、換言すると、対向通電接触子11が最も可動側へ突き出している。
コアとなる操作ロッド23は、対向側が開口した中空の筒である。この操作ロッド23は、反対向側端部が絶縁ロッド82に繋がっており、絶縁ロッド82を介して機構部81に接続されている。操作ロッド23が機構部81によって押し引きされることによって、可動接点部2全体が対向接点部1側及び反対方向へ移動する。
操作ロッド23から延設される可動アーク接触子22は、両端が開口した円筒形状を有する導体である。可動アーク接触子22の対向側開口縁は内部に膨出し、その膨出位置の内径は対向アーク接触子12の外径と一致する。この可動アーク接触子22は、対向アーク接触子12との間でアーク9を引き受けるべく、導体としては最も対向側まで延びている。
可動アーク接触子22は、操作ロッド23の中心軸に沿った対向側への移動により、対向アーク接触子12に向けて移動し、対向アーク接触子12が可動アーク接触子22の開口に差し込まれることで互いに接触し、導通できる状態となる。また、可動アーク接触子22は、操作ロッド23の中心軸に沿った反対向側への移動により、対向アーク接触子12から離れる方向に移動し、対向アーク接触子12が可動アーク接触子22から引き抜かれることで互いに開離する。開離によってアーク9が発弧する。
なお、可動アーク接触子22の先端は円周方向に分割され、指状電極となっている場合もある。その場合、可動アーク接触子22は可撓性を有し、可動アーク接触子22の開口縁の内径は、対向アーク接触子12の外径より若干小さくされてすぼめられている。対向アーク接触子12が可動アーク接触子22の開口に差し込まれることで互いに接触し、導通できる状態となる。
操作ロッド23の周りに位置するパッファ室24は、操作ロッド23と連動するシリンダ24aと位置不動のピストン24bから構成されている。シリンダ24aは、孔あき有底のコップ形状を有する導体であり、有底端面を対向側に向けて、側面が操作ロッド23を取り囲むように中心軸に沿って反対向側に延びている。シリンダ24aは、孔と操作ロッド23を同軸にし、操作ロッド23の対向側端面と面一にして連結される。シリンダ24aの有底端面に有する孔は、操作ロッド23よりも一回り大きい。すなわち、操作ロッド23の周りにシリンダ24a内外を繋ぐ連通口24cが形成されている。
ピストン24bは、中心が開口したドーナツ形状の円盤である。可動側支持部4の内面からは、ピストン支え43が延びており、ピストン24bは、このピストン支え43によって位置が固定されている。ピストン24bは、シリンダ24aの有底端面と反対向側へ離れて対面設置される。まず、開口を操作ロッド23が挿通することで、中心軸と直交平面を有する。また、ピストン24bの外径はシリンダ24aの内径と略一致し、ピストン24bはシリンダ24aに嵌め込まれる。
このパッファ室24は、操作ロッド23の外周面、シリンダ24aの内周面及びピストン24bで画成された空間を有する。シリンダ24aは、操作ロッド23の反対向側へ向けた移動に連動して有底端面をピストン24bに近づけるように移動し、パッファ室24の容積を減少させる。パッファ室24内は蓄圧され、やがて連通口24cから消弧性ガスをアーク9に向けて噴出させる。
可動アーク接触子22を覆う絶縁ノズル25は、シリンダ24aの連通口24cの外周りから筒を対向側へ延ばすように立設される。この絶縁ノズル25は、U字とV字の互いの屈曲部を重ね合わせた内部空間を有し、コンバージェントノズルとダイバージェントノズルとを組み合わせたラバールノズルとなっている。すなわち、絶縁ノズル25は、途中に内側へ膨出した最小内径部分であるスロート部分を有する。
また、シリンダ24aの連通口24cの内周りには、可動アーク接触子22を外側から被覆するように補助ノズル26が対向側へ筒を延ばすように立設されている。この絶縁ノズル25によって、パッファ室24から連通口24cを通して噴出した消弧性ガスが、絶縁ノズル25と補助ノズル26との間を通り、可動アーク接触子22の先端に発弧するアーク9に向けて案内される。
絶縁ノズル25の一回り外周の可動通電接触子21は、端面が開口した円筒形状の導体である。可動通電接触子21は、シリンダ24aの有底端面から対向側に向けて立設される。この可動通電接触子21は、対向通電接触子11と向かい合わせにされる。可動通電接触子21の外径は、対向通電接触子11の内部に膨出した開口縁部分の内径と一致している。
対向通電接触子11の開口に可動通電接触子21が差し込まれることで、対向通電接触子11の内面と可動通電接触子21の外面とが接触し、電気的に導通状態となる。対向通電接触子11の開口から可動通電接触子21が引き抜かれることで、対向通電接触子11と可動通電接触子21が開離する。
尚、対向通電接触子11と可動通電接触子21よりも、対向アーク接触子12と可動アーク接触子22の方が深く差し込まれ、対向通電接触子11と可動通電接触子21が先に開離することで、対向アーク接触子12と可動アーク接触子22との間にアーク9の発弧が引き受けられ、消弧性ガスの吹き付けにより、電流零点で消弧に至り、電流遮断となる。
(絶縁筒の第1の態様)
この電力用遮断器の絶縁筒5について更に詳細に説明する。図2は、第1の態様に係る絶縁筒5の形状を示す拡大図である。この絶縁筒5は、肉厚が一様ではなく、対向接点部1から可動接点部2までの間で肉厚が変化する肉厚変化点51が設けられ、少なくとも2種以上の肉厚を有する。肉厚変化点51では、絶縁筒5の外周面又は内周面に段部が形成される。換言すれば、絶縁筒5の外周面は肉厚変化点51を境に一方が縮径し、絶縁筒5の内周面は肉厚変化点51を境に一方が拡径する。
第1の態様に係る絶縁筒5は、対向接点部1側に肉厚変化点51を有し、対向側支持部側3の筒基端から肉厚変化点51までの肉厚よりも肉厚変化点51から可動側支持部4側の筒基端までを薄肉化している。すなわち、肉厚変化点51から対向側の肉厚をA、肉厚変化点51から可動側の肉厚をBとすると、A>Bである。
この肉厚変化点51の詳細な形成箇所は次の通りである。まず、可動側に配置される導体の中で最も対向側に突き出た最先端の位置P1と、対向側に配置される導体の中で最も可動側に突き出た最先端の位置P2との中心軸方向の長さをG1とする。
本実施形態において、可動側に配置される導体は、可動接点部2及び可動側支持部4である。そして、可動接点部2と可動側支持部4のうち、最も対向側へ突き出た最先端は、可動アーク接触子22の対向側先端である。対向側に配置される導体は、対向接点部1及び対向側支持部3である。最も可動側に突き出た最先端は、対向通電接触子11の可動側先端である。長さG1は、可動アーク接触子22の先端から対向通電接触子11の先端の間の長さである。肉厚変化点51は、この長さG1の半分の位置P3と対向側支持部3のうちの最も可動側へ延びた導体部分との間に設けられる。この導体部分は、本実施形態において突出部31である。薄肉箇所は、肉厚変化点51を境にして絶縁筒5の外周側を一段掘り下げて構成される。
この構成によれば、対向接点部1側の等電位線分布は可動側に引き寄せられ、等電位線の間隔が広くなり、単位長さ当たりの電位差が小さくなることから、消弧室内の電極所望箇所に対して電界が低下する。
(絶縁筒の第2の態様)
図3に示すように、第2の態様では、肉厚変化点51は、位置P3と対向側支持部3のうちの最も可動側へ延びた導体部分である突出部31との間に設けられる。但し、第1の態様と異なり、薄肉箇所を肉厚変化点51を境にして絶縁筒5の内周側から外周側へ一段掘り下げて構成し、換言すると内周面を拡径し、これにより対向側を薄肉化し、可動側を肉厚にしている点である。この構成によっても、対向接点部1側の等電位線分布は可動側に引き寄せられ、等電位線の間隔が広くなり、単位長さ当たりの電位差が小さくなることから、消弧室内の電極所望箇所に対して電界を低下させることができる。
(絶縁筒の第3の態様)
図4に示すように、第3の態様では、肉厚変化点51を接近させて2箇所に設けてある。2点の肉厚変化点51は第1の態様と同じ位置P3と対向側支持部3の突出部31との間である。この絶縁筒5は、対向接点部1側の第1の肉厚変化点51を境に対向接点部1側が絶縁筒5の内周側から一段掘り下げられて薄肉化されている。また、この絶縁筒5は、可動接点部2側の第2の肉厚変化点51を境に可動接点部2側が絶縁筒5の外周側から一段掘り下げられて薄肉化されている。2点の肉厚変化点51の間は相対的に肉厚である。
この構成によっても、対向接点部1側の等電位線分布は可動側に引き寄せられ、等電位線の間隔が広くなり、単位長さ当たりの電位差が小さくなることから、消弧室内の電極所望箇所に対して電界を低下させることができる。また、第1の肉厚変化点51と第2の肉厚変化点51の位置を選定することで、電界値はより大きく低減される。
尚、絶縁筒5は、対向接点部1側の第1の肉厚変化点51を境に対向接点部1側が絶縁筒の外周側から一段掘り下げられて薄肉化され、可動接点部2側の第2の肉厚変化点51を境に可動接点部2側が絶縁筒5の内周側から一段掘り下げられて薄肉化されるようにしてもよい。
(絶縁筒の第4の態様)
図5に示すように、第4の態様では、第1の態様と肉厚変化点51の設定箇所が異なっている。肉厚変化点51は、可動アーク接触子22の先端から対向通電接触子11の先端の間の長さG1の半分の位置P3と可動側支持部4のうちの最も対向側へ延びた導体部分である突出部42との間に設けられる。そして、薄肉箇所は、肉厚変化点51を境にして対向接点部1側を外周側から一段掘り下げて構成される。
この構成では、対向接点部1側の等電位線分布は対向側に引き寄せられ、等電位線の間隔が広くなり、単位長さ当たりの電位差が小さくなることから、消弧室内の電極所望箇所に対して電界を低下させることができる。
(絶縁筒の第5の態様)
図6に示すように、肉厚変化点51の設定箇所を第4の態様と同じにし、薄肉箇所を肉厚変化点51を境にして絶縁筒5の内周側から一段掘り下げて構成し、可動側を薄肉化し、対向側を肉厚にしても、消弧室内の電極所望箇所に対して電界を低下させることができる。
(絶縁筒の第6の態様)
図7に示すように、可動アーク接触子22の先端から対向通電接触子11の先端の間の長さG1の半分の位置P3と可動側支持部4の最も対向側よりにある導体部分である突出部42との間に、肉厚変化点51を接近させて2箇所に設けるにしてもよい。この構成によっても、等電位線の間隔が広くなり、単位長さ当たりの電位差が小さくなることから、消弧室内の電極所望箇所に対して電界を低下させることができる。
(絶縁筒の第7の態様)
図8に示すように、第7の態様では、2箇所に肉厚変化点51が設けられる。第1の肉厚変化点51は、位置P3と対向側支持部3のうちの最も可動側にある導体部分である突出部31との間に設けられる。第2の肉厚変化点51は、位置P3と可動側支持部4のうちの最も対向側にある導体部分である突出部42との間に設けられる。肉薄箇所は、第1の肉厚変化点51と第2の肉厚変化点51との間を絶縁筒5の外周側から一段掘り下げて構成する。
すなわち、対向側支持部3から可動側支持部4にかけて、絶縁筒5は、第1の肉厚変化点51まで肉厚で、第1の肉厚変化点51から第2の肉厚変化点51まで外周が掘り下げられた薄肉箇所となり、第2の肉厚変化点51から可動側支持部4まで肉厚である。この構成によっても、等電位線の間隔が広くなり、単位長さ当たりの電位差が小さくなることから、消弧室内の電極所望箇所に対して電界を低下させることができる。
(絶縁筒の第8の態様)
図9に示すように、第8の態様では、4箇所に肉厚変化点51が設けられる。肉厚変化点51は、2つずつが接近して設けられ、各組の形成箇所は、位置P3を境に分かれる。第1の肉厚変化点51及び第2の肉厚変化点51は、位置P3と対向側支持部3の突出部31との間に設けられる。第3の肉厚変化点51と第4の肉厚変化点51は、位置P3と可動側支持部4の突出部42との間に設けられる。
この絶縁筒5は、対向接点部1側の第1の肉厚変化点51を境に対向接点部1側が絶縁筒5の内周側から一段掘り下げられて薄肉化されている。また、この絶縁筒5は、可動接点部2側の第2の肉厚変化点51を境に、対向接点部1よりの第3の肉厚変化点51にかけて、可動接点部2側が絶縁筒5の外周側から一段掘り下げられて薄肉化されている。更に、可動接点部2よりの第4の肉厚変化点51を境に可動接点部2側が絶縁筒5の内周側から一段掘り下げられて薄肉化されている。第1の肉厚変化点51と第2の肉厚変化点51との間、及び第3の肉厚変化点51と第4の肉厚変化点51との間は肉厚が厚い。
この構成によっても、等電位線の間隔が広くなり、単位長さ当たりの電位差が小さくなることから、消弧室内の電極所望箇所に対して電界を低下させることができる。
(絶縁筒の第9の態様)
図10に示すように、第9の態様では、2箇所に肉厚変化点51が設けられる。第1の肉厚変化点51は、位置P3と対向側支持部3の突出部31との間に設けられる。第2の肉厚変化点51は、位置P3と可動側支持部4の突出部42との間に設けられる。肉薄箇所は、第1の肉厚変化点51と第2の肉厚変化点51との間を絶縁筒の外周側から肉厚が連続的に減少するように構成される。
この絶縁筒5は、対向側支持部3から可動側支持部4にかけて、第1の肉厚変化点51まで一様な肉厚で、第1の肉厚変化点51から第2の肉厚変化点51まで外周側から肉厚が連続的に減少し、第2の肉厚変化点51から可動側支持部4まで薄肉のまま一様となる。この構成によっても、等電位線の間隔が広くなり、単位長さ当たりの電位差が小さくなることから、消弧室内の電極所望箇所に対して電界を低下させることができる。
(作用効果)
図11は、絶縁筒5の第1の態様を代表して、電力用遮断器の等電位線分布を示しており、(a)は絶縁筒5の周囲を示し、(b)は肉厚変化点51周辺を拡大して示している。図11に示すように対向接点部1側の等電位線分布は、従来の等電位線(点線)と比べて、肉厚変化点51付近で可動側に引き寄せられ、等電位線(実線)の間隔が広くなっていることがわかる。すなわち、単位長さ当たりの電位差が小さくなることから、消弧室内の電極各所に対して電界が低下することとなる。
すなわち、この絶縁筒5は、肉厚変化点51付近で、薄肉化の位置に応じて対向側又は可動側へ等電位線を引き寄せ、等電位線の間隔を拡げており、この等電位線拡大領域の電界を低下させる。従って、肉厚変化点51の位置及び薄肉化の位置を変えることで、電力用遮断器の消弧室の空間及び絶縁物沿面の電界を制御することができるようになる。
これにより、電界設計において局所的に電界が高くなりやすい箇所の電界を低減することができるようになることから、電力用遮断器の対向接点部1と可動接点部2との間の距離を狭めることができ、更に小径化が可能となるから、電力用遮断器をコンパクト化できる。これによって、地球温暖化ガスである六フッ化硫黄ガスSFの使用量削減に貢献できる。
以上のように、本実施形態の電力用遮断器では、入手性、コスト、機械的強度等の他の考慮すべき要素により選択される絶縁筒の材料や厚さの観点ではなく、絶縁筒の形状という観点で耐電圧性能を向上させるものであり、実効的に電力用遮断器をコンパクト化し、SFガスの使用量削減に貢献できる。
(その他の実施形態)
本明細書においては、本発明に係る複数の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであって、発明の範囲を限定することを意図していない。具体的には、第1乃至第9の実施形態を全て又はいずれかを組み合わせたものも包含される。以上のような実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の範囲を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
例えば、第1乃至第9の実施形態では、対向接点部1を固定して、可動接点部2のみ軸方向に移動させるよう構成したが、対向接点部1に対して可動接点部2が相対的に移動するように、対向接点部1も軸方向に移動させ、相対的開極速度を向上させようとするいわゆるデュアルモーション機構にしても良い。
また、第1乃至第9の実施形態では、機構部81による機械的作用による蓄圧空間を有する電力用遮断器を示したが、本発明には、機械的作用の蓄圧空間と熱エネルギー作用による蓄圧空間を有する電力用遮断器に対しても適用可能である。
1 対向接点部
11 対向通電接触子
12 対向アーク接触子
2 可動接点部
21 可動通電接触子
22 可動アーク接触子
23 操作ロッド
24 パッファ室
24a シリンダ
24b ピストン
24c 連通口
25 絶縁ノズル
26 補助ノズル
3 対向側支持部
31 突出部
32 支持板
4 可動側支持部
41 摺動部
42 突出部
43 ピストン支え
5 絶縁筒
51 肉厚変化点
6 密閉容器
7a 導体
7b 導体
81 機構部
82 絶縁ロッド
9 アーク

Claims (16)

  1. 電流の遮断と投入を切り替える電力用遮断器であって、
    相対して配置され、導体を含んで成り、相対的に接離可能な可動接点部及び対向接点部と、
    前記可動接点部と電気的に接触するとともに、前記可動接点部を支持する導体からなる可動側支持部と、
    前記対向接点部と電気的に接触するとともに、前記対向接点部を支持する導体からなる対向側支持部と、
    前記可動側支持部と前記対向側支持部との間を繋ぐとともに、前記可動接点部と前記対向接点部を包囲する絶縁筒と、
    を備え、
    前記絶縁筒は、筒壁の厚みが少なくとも1箇所以上の肉厚変化点を境に変化し、少なくとも2種類以上の肉厚を有すること、
    を特徴とする電力用遮断器。
  2. 前記絶縁筒は、
    前記可動接点部のうちの最も対向接点部よりに位置する導体部分と、前記対向接点部のうちの最も可動接点部よりに位置する導体部分との間の半分の距離の位置を基準位置としたとき、当該基準位置と前記対向側支持部側の基端との間に、前記肉厚変化点を有すること、
    を特徴とする請求項1記載の電力用遮断器。
  3. 前記絶縁筒は、
    前記肉厚変化点を境にして、外周側の径が軸方向位置に対して異なること、
    を特徴とする請求項2記載の電力用遮断器。
  4. 前記絶縁筒は、
    前記肉厚変化点を境にして、前記対向側支持部側の肉厚が厚く、前記可動側支持部側の肉厚が薄いこと、
    を特徴とする請求項3記載の電力用遮断器。
  5. 前記絶縁筒は、
    前記肉厚変化点を境にして、内周側の径が軸方向位置に対して異なること、
    を特徴とする請求項2記載の電力用遮断器。
  6. 前記絶縁筒は、
    前記肉厚変化点を境にして、前記対向側支持部側の肉厚が薄く、前記可動側支持部側の肉厚が厚いこと、
    を特徴とする請求項5記載の電力用遮断器。
  7. 前記絶縁筒は、
    前記肉厚変化点を境にして、外周側及び内周側の両方の径が軸方向位置に対して異なること、
    を特徴とする請求項2記載の電力用遮断器。
  8. 前記絶縁筒は、
    2点の前記肉厚変化点を有し、
    前記対向側支持部よりの前記肉厚変化点を境にして、前記対向側支持部側が内周を拡径させて薄肉となり、
    前記可動側支持部側よりの前記肉厚変化点を境にして、前記可動側支持部側が外周を縮径させて薄肉となること、
    を特徴とする請求項7記載の電力用遮断器。
  9. 前記絶縁筒は、
    前記可動接点部の最も対向接点部よりに位置する導体と、前記対向接点部の最も可動接点部よりに位置する導体との間の半分の距離と位置を基準位置としたとき、当該基準位置と前記可動側支持部側の基端との間に、前記肉厚変化点を有すること、
    を特徴とする請求項1記載の電力用遮断器。
  10. 前記絶縁筒は、
    前記肉厚変化点を境にして、外周側の径が軸方向位置に対して異なること、
    を特徴とする請求項9記載の電力用遮断器。
  11. 前記絶縁筒は、
    前記肉厚変化点を境にして、前記対向側支持部側の肉厚が薄く、前記可動側支持部側の肉厚が厚いこと、
    を特徴とする請求項10記載の電力用遮断器。
  12. 前記絶縁筒は、
    前記肉厚変化点を境にして、内周側の径が軸方向位置に対して異なること、
    を特徴とする請求項9記載の電力用遮断器。
  13. 前記絶縁筒は、
    前記肉厚変化点を境にして、前記対向側支持部側の肉厚が厚く、前記可動側支持部側の肉厚が薄いこと、
    を特徴とする請求項12記載の電力用遮断器。
  14. 前記絶縁筒は、
    2点の前記肉厚変化点を有し、
    前記2点の肉厚変化点を境にして、外周側及び内周側の両方の径が軸方向位置に対して異なること、
    を特徴とする請求項9記載の電力用遮断器。
  15. 前記絶縁筒は、
    前記対向側支持部よりの前記肉厚変化点を境にして、前記対向側支持部側が内周を拡径させて薄肉となり、
    前記可動側支持部側よりの前記肉厚変化点を境にして、前記可動側支持部側が外周を縮径させて薄肉となること、
    を特徴とする請求項14記載の電力用遮断器。
  16. 前記絶縁筒は、
    前記可動接点部のうちの最も対向接点部よりに位置する導体部分と、前記対向接点部のうちの最も可動接点部よりに位置する導体部分との間の半分の距離の位置を第1の基準位置としたとき、
    前記基準位置と前記対向側支持部側の基端との間の肉厚と、前記基準位置と前記可動側支持部側の基端との間の肉厚とが相違すること、
    を特徴とする請求項1記載の電力用遮断器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0337927A (ja) * 1989-07-04 1991-02-19 Toshiba Corp ガス絶縁開閉装置

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