JP6478578B2 - 探査装置 - Google Patents

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本発明は、地表上の探査範囲において互いに平行に又は直交するように設定された複数の走査ラインに沿って走査されたときに、地中に向けて放射した探査用電磁波の反射波を処理し、前記走査ラインを含む垂直断面視での埋設管の埋設状況を示す断面データを取得する制御部を備えた探査装置に関する。
このような媒質中の探査にあたっては、電磁波の反射を用いて地中にある埋設物または空洞を探査する探査装置が知られている。特許文献1に示す探査装置は地表面上の位置(x,y)において、電磁波を地中に向けて放射し、埋設物からの反射信号を受信して、一定間隔の反射時間毎の受信信号強度を測定する。この探査装置は、地表面上の位置(x,y)を一定間隔の格子状に取り、反射時間をzとして、xyz空間において、xy平面で見た時に全ての位置にデータ値(受信信号強度)が存在する完全な3次元データを得、当該3次元データにマイグレーション処理を加えて可視化するように構成されている。
特開2000−75025号公報
しかしながら、上述の探査装置では、地中にある埋設物の有無を調査するにあたって、探査対象である媒質の表面(地表面)上を、所望の分解能に応じて細かな間隔で全面走査する必要がある。このため、例えば、媒質表面を切断するような作業時に、切断予定箇所に存在し得る埋設物の調査に時間と手間がかかるという問題がある。
調査時間の短縮を目的として、電磁波の送信器及び受信器を複数設け、単位時間当たりに電磁波を受信できる箇所を増やすような探査装置も存在するが、装置コストが大幅に上昇するため、手軽には使えないという問題がある。
また、地中の電波速度は、土質、地下水、含水比などによって異なるため、一様な電波速度で画像化すると、正確な表示ができない。これは、電気定数の比誘電率が大きく影響しているためであり、地中の探査を行う場合には、3次元データで比誘電率分布を推定し、電波速度を補正する必要がある。この補正のための演算には、メモリ容量や演算速度が要求されるため、地表面上を全面走査し大量のデータを取得した場合には、探査装置本体や演算装置に設けられた演算装置では対応できない場合がある。
そこで、本発明の目的は、埋設物の調査にかかる作業時間を抑えるとともに、探査範囲における埋設物の位置を視覚的に把握し易いように可視化するための演算負荷を軽くできる探査装置を実現することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る探査装置の特徴構成は、地表上の探査範囲において互いに平行に又は直交するように設定された複数の走査ラインに沿って走査されたときに、地中に向けて放射した探査用電磁波の反射波を処理し、前記走査ラインを含む垂直断面視での埋設管の埋設状況を示す断面データを取得する制御部を備えた探査装置であって、
前記制御部が、
取得した複数の前記断面データそれぞれにおいて、前記断面データにおいて前記埋設管が存在する可能性のある位置にマーカを設定するマーカ設定部と
複数の前記断面データそれぞれにおいて、前記マーカそれぞれの3次元座標を取得する座標取得部と、
一の前記断面データである第1断面データ上に存在する前記マーカである第1マーカと、隣接する他の前記断面データである第2断面データ上に存在する前記マーカである第2マーカとが同一の前記埋設管を示しているかを、前記座標取得部により取得された前記第1マーカの3次元座標及び前記第2マーカの3次元座標に基づいて判定する同一埋設管判定部と、
当該同一埋設管判定部により同一の前記埋設管を示していると判定された前記第1マーカ及び前記第2マーカの3次元座標同士を線分で結ぶ結線部と、
当該結線部により結ばれた前記線分を2次元平面上に投影した探査マップを生成する探査マップ生成部と、を備え
前記同一埋設管判定部が、
前記第1マーカの3次元座標に対して、前記第2マーカの3次元座標が、隣接する前記第1断面データと前記第2断面データとの距離の1.2倍の距離以内にあり、
前記第1マーカの3次元座標と前記第2マーカの3次元座標とを結ぶベクトルの延長線上に、前記第1断面データ及び前記第2断面データとは異なる前記断面データである第3断面データが存在し、
当該第3断面データ上に存在する前記マーカである第3マーカが前記ベクトルの方向に存在する場合に、前記第1マーカと前記第2マーカとが同一の前記埋設管を示していると判定する点にある。
上記特徴構成によれば、地表上に設定された複数の走査ラインに沿って走査が行われると、走査ライン位置における断面データが取得される。続いて、断面データにおいて埋設管が存在する可能性のある位置にはマーカ設定部によりマーカが設定され、座標取得部により当該マーカが設定された3次元座標が取得される。さらに、同一埋設管判定部により、埋設管を示すと判定された3次元座標同士(第1マーカの3次元座標と第2マーカの3次元座標と)を、結線部により線分で繋ぐことにより、埋設管が存在すると考えられる位置に線が引かれる。繋がれた線分は、探査マップ生成部により、2次元の平面上に投影され、表示される。
このような構成により、作業者は探査装置を、互いに平行にまたは直交するように設定された複数の走査ライン上を走査させることのみで、探査範囲における埋設管の位置を、2次元の探査マップ上で把握することができる。
ここで、探査装置を走査するにあたっては、探査範囲を全面走査する必要がなく、あらかじめ把握している埋設管の埋設状況に合わせて複数の走査ラインを適宜設け、走査すると良い。例えば、探査領域が道路上に設定される場合、埋設管も道路の進行方向に設けられていることが多いため、道路の進行方向に沿って適当な間隔で、進行方向の横断方向に複数の走査ラインを設け、走査するだけで精度良く埋設管の位置を把握することが可能である。
このため、探査範囲を全面走査する場合に比べ、設定する走査ラインを少なくすることができ、断面データ取得部により取得する断面データの数を少なくできる。これにより、地中の探査を行う場合に必要な電波速度を補正するための演算量を少なくできるため、探査マップ生成までにかかる演算負荷を少なくすることができる。
また、探査装置の制御部においては、マーカ設定部により断面データからマーカ位置を取得した後は、マーカが設定された位置を示す3次元座標群のみを処理対象とする。このため、従来のように走査ラインを走査することで取得した断面データ全てを処理対象として探査マップを生成する場合に比べ、データ量を大幅に低減することができ、演算負荷を小さくできる。よって、必要に応じ、例えばスマートフォンやタブレットなどの携帯端末を用いて探査マップの生成を行うことも可能となる。
以上のようにして、埋設物の調査にかかる作業時間を抑えるとともに、探査範囲における埋設物の位置を視覚的に把握し易いように可視化するための演算負荷を軽くできる探査装置を実現することができる。
上記特徴構成によれば、結線部により、第1断面データ上の第1マーカの3次元座標と第2断面データ上の第2マーカの3次元座標との間で、埋設管の存在する可能性の高い位置に線分を引くにあたり、同一埋設管判定部は、第1マーカの3次元座標に対して、第2マーカの3次元座標が、隣接する第1断面データと第2断面データとの距離の1.2倍の距離以内にあるものを用いると共に、第3断面データを用いることで、より高精度に埋設管の存在する可能性の高い位置を判定することができる。すなわち、埋設物の調査にかかる作業時間を抑えつつ、探査範囲における埋設物の位置をより高精度に取得し、視覚的に把握し易いように可視化できる探査装置を実現できる。
さらに別の特徴構成は、前記第3断面データにおいて前記ベクトルの延長線が交わる位置から一定の距離内に、前記第3マーカが存在する場合に、
前記第3マーカが前記ベクトルの方向に存在するとみなす点にある。
上記特徴構成によれば、例えば、一定の距離を測定誤差に基づいてあらかじめ決定しておくことで、測定誤差の影響を排して、埋設管が存在する可能性のある位置に、第1断面上の第1マーカの3次元座標から第2断面上の第2マーカの3次元座標への線分を結ぶことができる。
また、別の特徴構成は、前記探査マップ生成部が、
前記結線部により結ばれた前記線分を、深さ方向における当該線分の座標位置に基づいて場合分けして表示するように構成された点にある。
上記特徴構成によれば、2次元の探査マップ上に線分で示される埋設管の、深さ方向の位置が区別可能となる。すなわち、作業者は、探査マップから埋設管の位置に加え、深さ方向の情報も確認できるようになる。すなわち、埋設物の調査にかかる作業時間を抑えつつ、探査範囲における埋設物の位置を3次元的に把握し易いように可視化できる探査装置を実現することができる。
探査装置の概略図 探査装置のブロック図 走査ラインと断面データとの対応関係を示す図 第1実施形態における断面データと探査マップとの対応関係を示す図 第2実施形態における断面データと探査マップとの対応関係を示す図 第3実施形態における断面データと探査マップとの対応関係を示す図
1.探査装置の概要
以下では本発明の実施形態に係る探査装置3を、図を用いて説明する。図1及び図2に示すように、探査装置3の一実施の形態は、送受信手段であるアンテナ31と、送受信器で得られた信号を処理する制御部30とを、主な機器として備えて構成されている。そして、本実施形態にあっては、制御部30における信号処理にその特徴がある。
また、図1(b)に示すように、探査装置3は、作業者により手押しされ、地中に埋設された埋設管Xなどを含む探査範囲SAにおいて設定された走査ラインSLに沿って走査される。探査装置3は、走査ラインSLに沿って走査されたときに、地中に向けて探査用電磁波を放射し、当該探査用電磁波の反射波を処理し、探査範囲SA下の媒質中に存在する物体の位置を探査するために用いられる。
本実施形態では、探査装置3は、探査範囲SAは地表上に設定され、媒質としての地中に存在する埋設管Xの位置を探査するために用いられる。
探査装置3は、アンテナ31で取得した反射波に基づいて、図4(b)及び図6(f)に示すような探査マップsを出力する制御部30を備える。探査マップsは、探査範囲SAにおける埋設管Xの位置の概略を示したもので、図4(b)及び図6(f)において、埋設管Xが存在する可能性が高い位置を黒色の太い線分(実線と破線の2種類)で表示している。図4(b)及び図6(f)において、探査マップsの横方向をx方向とし、縦方向をy方向としている。制御部30により出力された探査マップsは、図1(b)に示すように探査装置3の上部に設置された表示部32に表示される。
より詳しくは、探査装置3は、手押し式のレーダ探査装置であり、埋設管Xの探査作業の対象となる所定の探査範囲SAにおいて設定された走査ラインSLに沿って走行する。なお、探査装置3を自走式のレーダ探査装置としても構わない。探査装置3は走行しながら、アンテナ31から探査用電磁波を地中に放射する。放射された電磁波の伝播経路に埋設管Xが存在すると、探査用電磁波はそこで反射される。この反射されて戻ってくる反射波が制御部30で処理され、目的となる埋設管Xの存在を評価するための探査マップsが生成される。
探査範囲SAは、一般的には歩道や道路、建物の壁面などにおける特定範囲であり、この探査範囲SA内に走査ラインSLが設定される。走査ラインSLは、互いに平行に、又は、直交するように設定される。本実施形態においては、少なくとも3本以上の走査ラインSLが設定される。その際、この走査ラインSLを規定する基準マーカMが指標として探査範囲SAの地表に付与される。本実施形態においては、図3(a)に示すように、あらかじめ埋設管Xが直管であること、及び、設けられた方向が明らかであるため、複数の走査ラインSLを一方向(y方向)のみに設ける。
ここでいう、走査ラインSLを規定する基準マーカMとは、例えば走査ラインSLの起点、中間点、終点などを示す文字や記号であり、チョークやペンキなどで直接地表に描画してもよいし、三角コーンなどの標識体を地面に載置してもよい。あるいは、走査ラインSLを示す線を描画する方法やロープを載置するような方法でも走査ラインSLを規定する基準マーカMを作り出すことができる。つまり、この基準マーカMの地表の位置により、実際の走査位置と、その走査位置での探査データとが関係付けられることが重要である。なお、走査ラインSLの位置関係があらかじめ制御部30において判明している場合は、基準マーカMを付与しなくても構わない。
図1(a)の例では、基準マーカMは、3本の走査ラインSLの各起点に黒丸と操作方向を示す矢印とからなる、地面にチョークで描かれた指標である。本実施形態においては、走査ラインSLは、後述するように、作業者が、確認したい埋設管Xの状況に応じて、任意の間隔及び方向で設定して構わない。
2.探査装置の詳細構成
図2に示すように、探査装置3は、大きく分けて、アンテナ31、制御部30、表示部32を備える。制御部30は、アンテナ31で受信した電磁波を信号処理し、表示部32は、制御部30で信号処理された探査マップsを可視化した形態で作業者に表示する。
2−1.アンテナ
探査装置3のアンテナ31は、好ましくは複数のアンテナ素子から構成されると良い。探査装置3は、アンテナ31を通じてマイクロ波領域のパルス状の電磁波を地中に向けて所定の繰り返し周波数で放射するための高周波電源と送信部(いずれも不図示)、及びアンテナ31を通じて地中から反射してきた反射波を受信する受信部(不図示)を備える。
ところで探査装置3は、チョークで地面に描画された指標である基準マーカMを起点として、ないしは基準マーカMから所定の位置を起点として設定される走査ラインSLに沿って移動させられる。探査装置3には、その移動距離ないしは移動点を検出する位置検出センサユニット(不図示)が装備されている。この位置データは制御部30に送られ、地中から反射してきた反射波と合わされ、探査マップsを作成するために利用される。位置検出センサユニットは、簡単には走行車輪に連結したロータリエンコーダによって構築することができるが、GPSやジャイロによって構築しても良い。
2−2.表示部
表示部32は、探査マップsを作業者が視覚的に確認できる形態で表示するフラットパネルディスプレイからなる。具体的には、フラットパネルディスプレイには、探査マップsが、図4(b)に示す形態で可視化して表示される。作業者は表示部32に表示された探査マップsを目視することで、探査範囲SAにおける埋設管Xの位置を把握することが可能となる。図1(b)に示すように、フラットパネルディスプレイは探査装置3の上面に探査装置3を手押しする作業者から良く見えるように傾斜姿勢で設けられる。
2−3.制御部
探査装置3は、受信部で受け取った受信信号を適宜増幅し、増幅された受信信号を信号処理することで、表示部32に表示できる形態とする。より詳しくは、制御部30は、受信信号に基づいて断面データPを取得する断面データ取得部40と、取得した断面データPから座標群データpを生成するためのマーカ設定部41及び座標取得部42、ならびに生成された座標群データpから探査マップsを生成するための座標群データ処理部50と、を備える。
以下では、断面データPが、図3(b)〜(d)に示す模式図のような2次元データであるとして本実施形態の説明を行う。なお、図中x方向は、走査ラインSL上での位置を示し、z方向は、地中の深さ方向を示している。また、円弧状のマークは、比較的、受信信号の強度が高い位置を示している。
2−3−1.断面データ取得部
断面データ取得部40は、作業者によって探査装置3が走査ラインSL上で走査されたときに、当該走査ラインSLそれぞれについて、断面データPを取得する。断面データPは、上述のように、位置検出センサユニット及び受信部で受信した受信信号に基づいて断面データ取得部40で取得される。
断面データPは、各空間位置(走査ラインSL上の位置と地中深さとの組み合わせ)における反射波の強度が記録されたデータであり、例えば、図3(b)に示すように、横軸(x方向)に走査ラインSL上の位置、縦軸(z方向)に地中深さをとったグラフで可視化できる。
具体的な例を用いて説明する。図3(a)に、埋設管Xとして下水管やガス管が埋設された道路を上から見た図を示す。図3(a)に示す領域を探査範囲SAとして、作業者が、複数の走査ラインSLを設け、探査装置3を走査した場合に各走査ラインSLについて断面データ取得部40で生成される断面データPを、図3(b)〜(d)に示す。
ここで、作業者が設ける走査ラインSLの数や位置は、必要とする探査マップsの精度に応じて適宜設定される。例えば、図3(a)に示すように道路上が探査範囲SAの場合には、埋設管Xが敷設される方向は道路の進行方向(y方向)に沿うものであることがあらかじめ分かっているため、探査範囲SA下の埋設管Xの位置関係をおおまかに把握したいといった目的においては、図中y方向に一定の間隔で走査ラインSLを設けるだけで良い。この場合、走査ラインSLはx方向に平行に設けると良い。
図3(b)〜(d)は順に、図3(a)においてPa〜Pcで示す位置において生成される断面データP(Pa〜Pc)を示す。図中、横方向が走査ラインSL上の位置を示すx方向であり、縦方向が地中深さを示すz方向である。図では、断面データPにおいて、反射波の強度分布が円弧状に形成された箇所のみを表示している。また、特に受信信号の強度が高い箇所を太線で示している。
2−3−2.マーカ設定部
マーカ設定部41は、断面データ取得部40により取得された断面データPそれぞれにおいて、当該断面データPにおいて埋設管Xが存在する可能性のある位置にマーカmを設定する。マーカmは、設定された空間位置に埋設管Xが存在する可能性が高いことを示す情報である。
例えば、図3(b)〜(d)に示す断面データP(Pa〜Pc)においては、マーカ設定部41により図中太線で示している反射波の強度が強い箇所に、マーカmが設定される。断面データP内において、マーカmが設定される箇所を判別するため(反射波の強度が高いと判定するため)の閾値は、適宜設定すると良い。
なお、本実施形態においては、マーカmは、マーカ設定部41により自動的に設定されるが、マーカ設定部41は、作業者が断面データPを確認して、埋設管Xが存在する可能性が高いと判断した箇所に手動でマーカmを設定できるように構成しても良い。
2−3−3.座標取得部
座標取得部42は、断面データ取得部40によって取得された複数の断面データPそれぞれにおいて、断面データPに含まれるマーカmそれぞれの3次元座標を取得する。本実施形態では、3次元座標は、図中x方向、y方向、z方向のそれぞれの絶対位置を示す(x、y、z)で表される。
座標取得部42は、断面データ取得部40によって取得された全断面データPに対して、マーカmの3次元座標を取得し、取得した3次元座標をひとまとめの座標群データpとして制御部30内部で生成する。このようにして、複数の断面データPを、座標群データpに変換することで、データ容量を大幅に削減し、探査マップsを生成するための処理負荷を低減することが可能となる。
具体的には、図3(b)〜(d)に示す断面データP(Pa〜Pc)においては、座標取得部42により、マーカ設定部41により設定されたマーカmの3次元座標a1、a2、b1〜b3、及びc1〜c4が取得される。取得された3次元座標はひとまとめにされ、座標群データpとして生成される。
図2に示すように、座標取得部42により取得された座標群データpは、座標群データ処理部50により適宜処理され、2次元平面上の探査マップsとして可視化される。座標群データ処理部50は、以下に説明する各部51〜54から構成される。
2−3−4.同一埋設管判定部
同一埋設管判定部51は、座標群データpに含まれる3次元座標のうちの2点が、同一の埋設管Xを示しているか否かを、それらの位置関係に基づいて判定するように構成される。
本実施形態においては、例えば、断面データPaにおける一のマーカmと、隣接する断面データPbにおける他のマーカmとが同一の埋設管Xを示しているかを、座標取得部42により取得されたマーカmの3次元座標a1とマーカmの3次元座標b1との位置関係に基づいて判定する。ここで、「隣接する断面データP」とは、複数の走査ラインSLを設けた一方向(本実施形態ではy方向)において、一のマーカmが設けられた断面データPと隣り合う断面データPを意味する。
この例では、断面データPaが「第1断面データ」に相当し、断面データPbが「第2断面データ」に相当する。また、3次元座標a1の位置にあるマーカmが「第1マーカ」に相当し、3次元座標b1の位置にあるマーカmが「第2マーカ」に相当する。
より詳しくは、一の断面データPにおけるマーカmの3次元座標(以下では、座標p1と呼ぶ)と、他の断面データPにおけるマーカmの3次元座標(以下では、座標p2と呼ぶ)とが存在する時、座標p1と座標p2とが次の2つの条件を満たす場合に同一の埋設管Xを示していると判定する。
1つ目の条件は、座標p1と座標p2とが所定の距離内に存在することであり、2つ目の条件は、座標p1から座標p2へ向かうベクトルの方向に別の断面データPが存在し、当該断面データP上において座標p1から座標p2へ向かうベクトルの方向(本実施形態においては、ベクトルの延長線上にあたる位置)に、マーカmの存在を示す3次元座標が存在することである。
ここで、1つ目の条件における「所定の距離」としては、作業者が適宜設定すると良く、例えば、p1と他の断面データPとの距離の1.2倍程度のように設定することができる。なお、ガス管や水道管のように埋設管Xが90°の曲りを有し得る場合には、p1と他の断面データPとの距離を細かく設定し、電気・通信ケーブルや下水管のように埋設管Xが直管のみの場合には、p1と他の断面データPとの距離を粗く設定すると良い。具体的には、ガス管や水道管の場合には、p1と他の断面データPとの距離を25cmに設定し、電気・通信ケーブルや下水管の場合には、p1と他の断面データPとの距離を50cmに設定すると良い。
2つ目の条件における、座標p1から座標p2へ向かうベクトルの延長線上にあたる位置に、座標取得部42により取得された座標p1及び座標p2とは異なる3次元座標が存在するか否かの判定に関しては、ある程度の誤差を許容するものとする。具体的には、別の断面データPにおいて当該ベクトルの延長線が交わる位置から一定の距離内に3次元座標が存在するか否かをもって判定すると良い。
ここで「一定の距離」としては、例えば、測定誤差を考慮して設定すると良い。具体的には、埋設管Xが直管の場合には、10cmとし、曲管の場合は、直管の場合の2〜3倍の長さとすると良い。
具体的な例を、図3及び図4を用いて説明する。図4(a)は、図3(b)〜(d)に示す断面データP(Pa〜Pc)から取得された座標群データpに含まれる各3次元座標a1、a2、b1〜b3、及びc1〜c4を、3次元空間に投影したものを示している。
例えば、断面データPaにおける3次元座標a1に着目すると、異なる断面データPである断面データPbにおいて、所定の距離内に存在する3次元座標を探す。この例では、3次元座標b1が所定の距離内にあった(上記1つ目の条件を満たした)とする。
続いて、同一埋設管判定部51は、3次元座標a1から3次元座標b1に向かうベクトルを算出し、当該ベクトルの延長線上に存在する断面データPを探す。この例では、3次元座標a1から3次元座標b1に向かうベクトルの延長線上に断面データPcが存在し、さらに当該ベクトルの延長線上に3次元座標c1が存在する(3次元座標b1は上記2つ目の条件を満たす)。ここで、断面データPcは「第3断面データ」に相当し、3次元座標c1の位置にあるマーカmは「第3マーカ」に相当する。
以上の結果をもって、この例では、3次元座標a1と3次元座標b1とが、同一の埋設管を示していると判定される。
また、別の例として、断面データPaにおける3次元座標a2に着目する。この例では、3次元座標b2及びb3が、所定の距離内にあった(上記1つ目の条件を満たした)とする。
続いて、同一埋設管判定部51は、3次元座標(b2及びb3)それぞれについて、3次元座標a1から当該3次元座標(b2又はb3)に向かうベクトルを算出し、当該ベクトルの延長線上に存在する断面データPを探す。
この例では、3次元座標a2から3次元座標b2に向かうベクトルの延長線上に断面データPcが存在し、さらに当該ベクトルの延長線上に3次元座標c2が存在する(3次元座標b2は上記2つ目の条件を満たす)。ここで、断面データPcは「第3断面データ」に相当し、3次元座標c2の位置にあるマーカmは「第3マーカ」に相当する。
一方、3次元座標a2から3次元座標b3に向かうベクトルの延長線上には断面データPが存在しない(3次元座標b3は上記2つ目の条件を満たさない)。
以上の結果をもって、この例では、3次元座標a2と3次元座標b2とが、同一の埋設管を示していると判定される。同一埋設管判定部51は、このような処理を、座標群データpに含まれる全3次元座標について行い、同一の埋設管Xを示す2点を求める。
2−3−5.結線部
結線部52は、同一埋設管判定部51により同一の埋設管Xを示していると判定された一のマーカm及び他のマーカmの3次元座標同士を結ぶ線分を3次元空間上に配置する。具体的には、図4(a)に示すように、同一埋設管判定部51によって求められた、同一の埋設管Xを示す2点同士が線分で結ばれる。具体的には、図4(a)においてはL1〜L4の線分が結ばれる。
2−3−6.深さ方向反映部
本実施形態においては、座標群データ処理部50は、深さ方向反映部53を備える。方向反映部53は、結線部52により結ばれた線分を、深さ方向(図中z方向)における当該線分の座標位置に基づいて場合分けして表示する。
具体的には、深さ方向反映部53は、例えば図4(a)に示すように、深さ方向の位置に応じて、線分の線種(実線と破線)を変えるように構成される。図4(a)の例では、L1及びL2を破線に、L1及びL2よりも地表に近い位置にあるL3及びL4は実線で表示している。
なお、深さ方向反映部53による線分の場合分け方法としては、線種の変更に限られず、線分の色を変える、線分の色の濃度を変える、線分の太さを変えるなど各種の方法を用いて構わない。
2−3−7.探査マップ生成部
探査マップ生成部54は、結線部52により配置された3次元空間上の線分を2次元平面上に投影し表示する。より詳しくは、探査マップ生成部54は、3次元空間上の線分を、探査範囲SAの表面(図中、x−y平面)上に投影することで探査マップsを生成し、当該探査マップsを表示部32に表示させる。すなわち、3次元空間上の線分を、探査範囲SAの表面(図中、x−y平面)から見たときの様子を、探査マップsとして生成する。
探査マップsの具体例を、図4(b)に示す。このような探査マップsが表示部32に表示されることにより、作業者は、探査範囲SAにおいて埋設管Xがどの位置に存在するか、またどの程度の深さに存在しているかを把握することが可能となる。
〔第2実施形態〕
上記第1実施形態においては、探査範囲SAにおいて埋設管Xが一方向にのみ敷設されていることがあらかじめ分かっている場合の例を示した。この場合には、上述のように、走査ラインSLを、図3(a)に示すようにy方向のみに一定の間隔で設けるだけでも構わない。
しかしながら、実際の現場では探査範囲SAにおいて埋設管Xが一方向にのみ敷設されていない場合や、そもそもどのように敷設されているか不明な場合も少なくない。以下では、このような場合における、探査装置3の操作手順と、探査装置3の制御部30における処理を説明する。なお、説明を簡略化するため、本実施形態においては、制御部30における各処理をx−y平面(2次元空間)上で説明する。
探査装置3の構成については、上記実施形態と同様である。まず、作業者は、図5(a)に示すように探査範囲SAにおいて一定の間隔で格子状に走査ラインSLを設定する。すなわち、本実施形態においては複数の走査ラインSLが、直交する2方向(図中、x方向とy方向)のいずれにも設定される。このときの走査ラインSLの間隔は、例えば25cmとすると良い。
本実施形態においては、図5(a)に点線で示すように、埋設管Xが屈曲部を有する。図5(a)における各走査ラインSLを走査した結果を、図5(b)に示す。図5(b)において、各走査ラインSLに対応する断面データPの位置を破線で示し、断面データPにおける埋設管マーカmに対応する座標を黒点で示している。
作業者が探査装置3を走査ラインSL上で走査すると、探査装置3は、断面データ取得部40により各走査ラインSLに対応する断面データPを取得する。さらに、マーカ設定部41により各断面データPにおいて埋設管マーカmを設定し、座標取得部42により各埋設管マーカmの座標を取得し、座標群データpを生成する。
本実施形態においては、座標群データ処理部50のうち同一埋設管判定部51における「隣接する断面データP」の選択方法が、上記第1実施形態と異なる。具体的には、一のマーカmの座標に対して、当該座標に隣接する断面データPとして、当該一のマーカmの座標に対して、走査ラインSLが設けられた2方向(図中、x方向及びy方向)のいずれかに隣接して存在する断面データPを用いる。
図5(b)の例では、例えば、断面データPy2上のマーカmの座標に対して、断面データPx1、Px2、Py1、及びPy2が「隣接する断面データP」に相当する。ここで、断面データPy2を「第1断面データ」とすると、断面データPy1またはPy3が「第2断面データ」に相当する。
本実施形態においては、第1断面データにおける一のマーカmの座標に対して、隣接する断面データPが複数存在する場合、各断面データPを第2断面データとしたときそれぞれについて、一のマーカmの座標と当該第2断面データにおける他のマーカmとが同一の埋設管Xを示しているかを判定する。判定方法については、上記第1実施形態と同様に行う。
これにより、同一埋設管判定部51において座標群データpに含まれる3次元座標のうちの2点が、同一の埋設管Xを示しているか否かを、それらの位置関係に基づいて判定することができる。座標群データ処理部50における結線部52〜探査マップ生成部54の処理については、上記第1実施形態と同様である。
以上のようにして、図5(b)に示すように、探査マップsにおいて埋設管Xが存在する可能性のある位置に線分が引かれる。図示するように、格子状に走査ラインSLを設定することで、屈曲した埋設管Xであっても概ね正しい位置に線分を表示することが可能となる。なお、より高精度に埋設管Xの位置を把握したい場合には、より細かな間隔で走査ラインSLを再設定し、再度断面データPを取得すると良い。
〔第3実施形態〕
第3実施形態として、同一埋設管判定部51が第1実施形態とは異なる方法で、座標群データpのうちの2点が同一の埋設管Xを示していると判定する場合の構成の一例を示す。本実施形態においては、探査範囲SAにおいて、x方向に平行な走査ラインSLと、y平行な走査ラインSLとを設定する場合の例を示す。その他の構成については、第1実施形態と同様のため、説明を省略する。
図6(f)に示すように、本実施形態においては、探査範囲SA(x−y平面)上にPa2〜Pe2で示す5箇所に走査ラインSLが設定される。Pa2〜Pe2の位置を走査して取得される断面データP(Pa2〜Pe2)を、図6(a)〜(e)に示す。
本実施形態においては、同一埋設管判定部51は、隣り合う断面データPにおいて、同じ深さ方向(z方向)の位置にある3次元座標を、同一の埋設管Xを示していると判定する。このような構成とすることで、x方向及びy方向の両方に走査ラインSLを設定すれば、断面データPa2〜Pe2に基づいて、図6(f)に示すように、埋設管Xが屈曲している状態や、断面データPbと断面データPcとの間の位置で埋設管Xが交差している状態であっても、探査マップsを好適に生成し、表示部32に表示することが可能となる。
〔別実施形態〕
(1)同一埋設管判定部51による判定方法は、上記第1〜第3実施形態において示した方法に限らない。例えば、一の断面データPにおけるマーカmの3次元座標と、他の断面データPにおけるマーカmの3次元座標との距離が所定の距離内に存在する場合に、同一の埋設管を示すものと判定しても構わない。
また、例えば、一の断面データPにおけるマーカmの3次元座標と、他の断面データPにおけるマーカmの3次元座標とを、探査範囲SAの表面(x−y平面)で見て、その座標間の距離が所定の距離内に存在するものを同一の埋設管を示すものと判定しても構わない。
また、上記第1実施形態においては、同一埋設管判定部51が同一の埋設管Xを示しているか判定する際の2つ目の条件として、座標p1から座標p2へ向かうベクトル方向に別の断面データPが1つ存在し、当該断面データP上において座標p1から座標p2へ向かうベクトルの延長線上にあたる位置に、マーカmの存在を示す3次元座標が存在することを用いる場合の例を示した。すなわち、同一埋設管判定部51は、3つの断面データPに基づいて判定を行う場合の例を示した。
しかし、2つ目の条件はこのような形態に限定されない。すなわち、同一埋設管判定部51が、4つ以上の断面データPに基づいて判定を行っても構わない。具体的には、同一埋設管判定部51は、2つ目の条件として、座標p1から座標p2へ向かうベクトル方向に2つ以上の断面データPが存在し、いずれの断面データPにおいても当該断面データP上において座標p1から座標p2へ向かうベクトルの延長線上にあたる位置に、マーカmの存在を示す3次元座標が存在することを用いても構わない。
また、上記例は、いずれも同一埋設管判定部51において自動的に判定を行う場合の例を示したが、作業者が任意に、同一の埋設管を示していると判定される3次元座標を追加もしくは削除できる構成としても構わない。
(2)上記実施形態においては、深さ方向反映部53を備える場合の一例を示したが、深さ方向反映部53を備えない構成としても構わない。
(3)上記実施形態においては、結線部52が3次元空間上で、座標p1から座標p2への線分を結ぶ場合の例を示したが、結線部52は、2次元空間上で線分を結んでも構わない。具体的には、結線部52は、座標p1及び座標p2をx−y平面上に投影した状態(すなわち、探査マップs上に投影された状態)で、線分を結ぶ構成としても良い。
(4)上記実施形態においては、探査装置3として、制御部30及び表示部32が、アンテナ31と一体とされている場合の例を示したが、各部が別体として設けられていても構わない。
例えば、探査装置3として、断面データPの取得と座標群データpの生成のみを行う探査機器と、探査機器と通信可能な携帯端末の組み合わせを用いても構わない。具体的には、探査機器が、アンテナ31、断面データ取得部40、マーカ設定部41、及び座標取得部42を備え、スマートフォンやタブレットの携帯端末が、制御部30の座標群データ処理部50及び表示部32を備える構成とすることが可能である。
本発明は、地表上の探査範囲において互いに平行に又は直交するように設定された複数の走査ラインに沿って走査されたときに、地中に向けて放射した探査用電磁波の反射波を処理し、前記走査ラインを含む垂直断面視での埋設管の埋設状況を示す断面データを取得する制御部を備えた探査装置として利用可能である。
3 :探査装置
30 :制御部
41 :マーカ設定部
42 :座標取得部
51 :同一埋設管判定部
52 :結線部
54 :探査マップ生成部
P :断面データ
Pa〜Pc:断面データ
Pa2〜Pe2:断面データ
SA :探査範囲
SL :走査ライン
X :埋設管
a1、a2、b1〜b3、c1〜c4:3次元座標
m :マーカ
s :探査マップ

Claims (3)

  1. 地表上の探査範囲において互いに平行に又は直交するように設定された複数の走査ラインに沿って走査されたときに、地中に向けて放射した探査用電磁波の反射波を処理し、前記走査ラインを含む垂直断面視での埋設管の埋設状況を示す断面データを取得する制御部を備えた探査装置であって、
    前記制御部が、
    取得した複数の前記断面データそれぞれにおいて、前記断面データにおいて前記埋設管が存在する可能性のある位置にマーカを設定するマーカ設定部と
    複数の前記断面データそれぞれにおいて、前記マーカそれぞれの3次元座標を取得する座標取得部と、
    一の前記断面データである第1断面データ上に存在する前記マーカである第1マーカと、隣接する他の前記断面データである第2断面データ上に存在する前記マーカである第2マーカとが同一の前記埋設管を示しているかを、前記座標取得部により取得された前記第1マーカの3次元座標及び前記第2マーカの3次元座標に基づいて判定する同一埋設管判定部と、
    当該同一埋設管判定部により同一の前記埋設管を示していると判定された前記第1マーカ及び前記第2マーカの3次元座標同士を線分で結ぶ結線部と、
    当該結線部により結ばれた前記線分を2次元平面上に投影した探査マップを生成する探査マップ生成部と備え、
    前記同一埋設管判定部が、
    前記第1マーカの3次元座標に対して、前記第2マーカの3次元座標が、隣接する前記第1断面データと前記第2断面データとの距離の1.2倍の距離以内にあり、
    前記第1マーカの3次元座標と前記第2マーカの3次元座標とを結ぶベクトルの延長線上に、前記第1断面データ及び前記第2断面データとは異なる前記断面データである第3断面データが存在し、
    当該第3断面データ上に存在する前記マーカである第3マーカが前記ベクトルの方向に存在する場合に、前記第1マーカと前記第2マーカとが同一の前記埋設管を示していると判定する探査装置。
  2. 前記第3断面データにおいて前記ベクトルの延長線が交わる位置から一定の距離内に、前記第3マーカが存在する場合に、
    前記第3マーカが前記ベクトルの方向に存在するとみなす請求項1に記載の探査装置。
  3. 前記探査マップ生成部が、
    前記結線部により結ばれた前記線分を、深さ方向における当該線分の座標位置に基づいて場合分けして表示するように構成された請求項1又は2に記載の探査装置。
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