JP6794289B2 - 凹凸面の平滑度検出方法及びシステム - Google Patents

凹凸面の平滑度検出方法及びシステム Download PDF

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Description

本発明は凹凸面の平滑度検出方法及びプログラムに関し,とくに凹凸面上の窪み又は突出の三次元位置を検出する方法及びシステムに関する。
土木建築構造物を施工する場合に,施工した構造物表面の凹凸を点検し,必要に応じて凹凸の修復等を求められることがある。例えば山岳トンネルを掘削するNATM工法では,掘削直後の切羽のトンネル周壁にコンクリートを吹付けて固め(一次覆工),その内側から外側(地山内部)にロックボルトを放射状に打ち込んだ後,吹付けコンクリートの内空面に覆工コンクリートを打設して二次覆工とする。一般に吹付けコンクリートと覆工コンクリートとの間には覆工コンクリートのひび割れ時の漏水等を防止する遮水シートを敷設するが,吹付けコンクリートの表面に窪み又は突出があると遮水シートが破損して漏水の原因となりうる(特許文献1〜3,非特許文献1参照)。そのため,覆工コンクリートの打設前に作業員が吹付けコンクリート表面の凹凸を目視で点検し,遮水シートの破損の原因となるような窪み又は突出を発見した場合はコンクリートを追加的に吹付けて修復することが必要となる。ただし,吹付けコンクリート表面のような凹凸面の目視による点検には手間がかかると共に見落としが発生し得る問題点がある。
これに対し,例えば図5に示すように,凹凸面(トンネル内空面等)上を走査した多数の計測点の三次元座標から凹凸面の出来型を把握する方法が開発されている(特許文献4及び5参照)。図5の方法は,トンネル2の切羽2aの後方底盤2b上に三次元レーザスキャナ5を設置してトンネル内空面(凹凸面)1を走査することにより,内空面1上の多数の計測点の三次元座標を取得する。三次元レーザスキャナ5とは,レーザ光の発光体及び受光センサと方位角及び仰角の切り替え装置とが組み合わされたレーザヘッド5aを例えば三脚上に搭載し,方位角(水平角)θ及び仰角(鉛直角)φを切替えながらレーザ光を計測対象面上で走査すると共にその対象面からの反射光をセンサで検知することにより,レーザ光の往復時間(対象面までの距離d)と方位角θ及び仰角φとから対象面上の各計測点の三次元座標を取得する装置である。例えば経緯台式又は回転ミラー式の切り替え装置を用いた三次元レーザスキャナにより,トンネル内空面上の140万点〜7億点の三次元座標を迅速に取得することができる。
図5の方法は,トンネル内空面(凹凸面)1上の3以上の既知位置(地球座標系の位置。以下,トンネル座標ということがある)にそれぞれターゲット9を取り付け,そのターゲット9を含む内空面1を走査して多数の計測点の三次元座標を取得し,先ず計測点の中からターゲット9の位置を検出する。次いで,特定したターゲット9のスキャン座標とトンネル座標との関係に基づき他の計測点のスキャン座標をそれぞれトンネル座標に変換し,変換後の各計測点のトンネル座標に基づきトンネル内空断面の形状を計測する。図5のような三次元レーザスキャナ5を用いる方法によれば,吹付けコンクリート内面のような凹凸面の出来型を比較的容易に把握することが期待できる。
特開2000−274195号公報 特開2008−057220号公報 特開2012−082603号公報 特開2010−217017号公報 特開2014−002027号公報
土木学会トンネル工学委員会・技術小委員会山岳トンネル覆工検討部会編「トンネルライブラリー12 山岳トンネル覆工の現状と対策」社団法人土木学会,第39頁,平成14年9月20日発行
しかし,上述した図5の方法は,多数の計測点の三次元座標から凹凸面の全体的な出来型を把握することは容易であるものの,凹凸面上の比較的細かい窪み又は突出を特定することが難しい問題点がある。上述したNATM工法における遮水シートの破損は,吹付けコンクリートの内空面の比較的細かい窪み又は突出,例えば直径30cmの円形範囲内の深さ6cm程度の窪み又は突出が存在するだけで発生しうることが経験されている。遮水シートの破損の原因となるような吹付けコンクリート表面の窪み又は突出を発見するためには,凹凸面の全体的な出来型だけでなく,凹凸面上の比較的細かい窪み又は突出を容易に特定できる技術の開発が必要である。
そこで本発明の目的は,凹凸面上に存在する様々な窪みや突出の三次元位置を容易に特定することができる方法及びシステムを提供することにある。
図1の実施例及び図2の流れ図を参照するに,本発明による凹凸面の平滑度検出方法は,凹凸面1上に散在する計測点群の三次元座標(X,Y,Z)を計測し(図2のステップS101,図3(A)参照),計測点群から基準計測点Pを選定すると共にその基準計測点Pを中心とする所定長Lの範囲内から比較すべき複数の対象計測点Q1,Q2を選定し(図2のステップS104〜S105,及び図3(B)参照),その対象計測点Q1,Q2を結ぶ線分と基準計測点PとのZ座標の差分dの平滑度基準長Wに対する割合(d/W)を基準計測点Pの平滑度Sとして検出するものであって,一態様において平滑度基準長Wを所定長Lとしたものである(図2のステップS106〜S107,及び図3(C)参照)。
平滑度基準長Wは,他の態様において対象計測点Q1,Q2を結ぶ線分の長さNとすることができる(図2のステップS106〜S107,及び図3(C)参照)。この態様では,複数の対象計測点Q1,Q2を,その対象計測点Q1,Q2を結ぶ線分の長さNが所定長Lとその所定長Lより小さい下限長L(L>0)との間の範囲の長さとなるように選定することが望ましい。何れの態様においても,必要に応じて,計測点群の三次元座標(X,Y,Z)に対し凹凸面1の平面展開用の座標変換Rを施した変換三次元座標(x,y,z)を求め,対象計測点Q1,Q2を結ぶ線分と基準計測点PとのZ座標の差分dに代えて,対象計測点Q1,Q2を結ぶ線分と基準計測点Pとのz座標の差分dの平滑度基準長Wに対する割合(d/W)を基準計測点Pの平滑度Sとして検出することができる。
好ましくは,図3(B)に示すように,基準計測点Pを中心とする所定長Lの範囲内から3以上の対象計測点Q1,Q2,Q3,……を選定し,対象計測点Q1,Q2,Q3,……の何れか2点を結ぶ各線分と基準計測点PとのZ座標の差分dの平滑度基準長Wに対する割合(d/W)の最大値を基準計測点Pの平滑度Sとして検出する。更に好ましくは,凹凸面上の計測点群の各々について,基準計測点Pに選定して平滑度Sを検出するサイクルを繰り返す。
望ましくは,図4(A)〜(B)に示すように,凹凸面1を所定大きさgのメッシュに分割して各メッシュ区画Mの計測点の三次元座標の代表値をそのメッシュ区画Mに含まれる計測点の三次元座標から算出し,基準計測点P及び対象計測点Q1,Q2を何れかのメッシュ区画Mの代表値として各メッシュ区画Mの平滑度Sを検出する。更に望ましくは,図4(C)に示すように,各メッシュ区画Mの平滑度Sを識別可能に表した平滑度分布図Dを作成する。
また,図1の実施例を参照するに,本発明による凹凸面の平滑度検出システムは,凹凸面1上に散在する計測点群の三次元座標(X,Y,Z)を計測する計測装置5,及び計測点群から基準計測点Pを選定すると共にその基準計測点Pを中心とする所定長Lの範囲内から比較すべき複数の対象計測点Q1,Q2を選定し且つその対象計測点Q1,Q2を結ぶ線分と基準計測点PとのZ座標の差分dの平滑度基準長Wに対する割合(d/W)を基準計測点Pの平滑度Sとして検出するサイクルを計測点群の各々について繰り返す平滑度検出手段23を備えてなり,一態様において平滑度基準長Wを所定長Lとしたものである。
平滑度基準長Wは,他の態様において対象計測点Q1,Q2を結ぶ線分の長さNとすることができる。この態様では,平滑度検出手段23により,複数の対象計測点Q1,Q2を,その対象計測点Q1,Q2を結ぶ線分の長さNが所定長Lとその所定長Lより小さい下限長L(L>0)との間の範囲の長さとなるように選定することが望ましい。何れの態様においても,必要に応じて,図1に示すように,計測点群の三次元座標(X,Y,Z)に対し凹凸面1の平面展開用の座標変換Rを施した変換三次元座標(x,y,z)を求める座標変換手段21を設け,平滑度検出手段23により,対象計測点Q1,Q2を結ぶ線分と基準計測点Pとのz座標の差分dの平滑度基準長Wに対する割合(d/W)を基準計測点Pの平滑度Sとして検出することができる。
望ましくは,図1に示すように,凹凸面1を所定大きさgのメッシュに分割して各メッシュ区画Mの計測点の三次元座標の代表値をそのメッシュ区画Mに含まれる計測点の三次元座標から算出するメッシュ分割手段22を設け,平滑度検出手段23により基準計測点P及び対象計測点Q1,Q2を何れかのメッシュ区画Mの代表値として各メッシュ区画Mの平滑度Sを検出する。更に望ましくは,図1に示すように,各メッシュ区画Mの平滑度Sを識別可能に表した平滑度分布図Dを作成する分布図作成手段24を設ける。
本発明によれば,凹凸面の全体的な出来型だけでなく,凹凸面上に存在する様々な窪みや突出の三次元位置を容易に特定することができる。
以下,添付図面を参照して本発明を実施するための形態及び実施例を説明する。
は,本発明による凹凸面の平滑度検出システムのブロック図の一例である。 は,本発明による凹凸面の平滑度検出方法を示す流れ図の一例である。 は,本発明による凹凸面の平滑度検出方法の一実施例の説明図である。 は,本発明による凹凸面の平滑度検出方法の他の実施例の説明図である。 は,従来の三次元レーザスキャナを用いたトンネル内空断面の形状計測の説明図である。
図1は,例えばNATM工法における吹付けコンクリートの内空面(トンネル内空面)を凹凸面1として本発明の平滑度検出システムを適用した実施例を示す。図示例のシステムは,凹凸面1上に散在する計測点群の三次元座標(X,Y,Z)を計測する計測装置5と,その計測装置5で計測した計測点群の三次元座標を入力して凹凸面1上の平滑度Sを検出するコンピュータ10とを有する。図示例の計測装置5の一例は,図5と同様の三次元レーザスキャナである。
以下,図1を参照して本発明を説明するが,本発明はトンネル内空面のような湾曲面への適用に限定されるわけではなく,平坦な構造物表面等に適用することもでき,様々な自然地形又は構造物の凹凸表面(自然物又は人工物の表面)の平滑度Sの検出に広く適用可能である。また,計測点群の三次元座標を取得する計測装置5も三次元レーザスキャナに限定されるわけではなく,凹凸面1を走査して多数の計測点の三次元座標(X,Y,Z)を取得する様々な計測装置5を用いることができる。
図示例の計測装置5は,例えば凹凸面1に臨むトンネル内側の所定座標位置Oに設置してトンネル内空面上の計測点群の地球座標系における三次元座標を取得するが,その設置位置Oのトンネル座標は,例えばトンネル2内の複数の既知位置に設けた測量基準点8に基づき定めることができる。或いは,図5を参照して上述したように,計測装置5のスキャン範囲内の3以上の既知位置にそれぞれターゲット9を取り付け,そのターゲット9を含む対象域を走査して各計測点の三次元座標(スキャン座標)を取得したのち,計測点から抽出したターゲット9のスキャン座標と既知座標(トンネル座標)との関係に基づき計測装置5の設置位置Oの三次元座標を算出することも可能である。
図示例のコンピュータ10は,キーボード・マウス等の入力装置13と,ディスプレイ・プリンタ等の出力装置15と,一次記憶装置又は二次記憶装置等の記憶手段11とを有している。また内蔵プログラムとして,計測装置5から計測点群の三次元座標(X,Y,Z)を入力する入力手段12と,その計測点群の三次元座標(X,Y,Z)から凹凸面1の平滑度Sを検出する平滑度検出手段23と,検出された凹凸面1の平滑度Sを出力装置15へ適宜出力する出力手段14を有している。
また図示例のコンピュータ10は,内蔵プログラムとして,計測装置5から入力した計測点群の三次元座標(X,Y,Z)に対し凹凸面1の平面展開用の座標変換Rを施す座標変換手段21を有している。座標変換Rは,例えば凹凸面1であるトンネル内空面1の近似曲面である円柱面又は円錐面を伸び縮みなく平面上に展開するものである。凹凸面1の三次元形状が複雑であっても,柱面,錐面その他の可展面(伸縮なく平面上に展開できる曲面)又はそれらを組合せた曲面で近似することにより,可展面を展開する座標変換Rによって凹凸面1上の各計測点の三次元座標を平面上に展開することができる。また,そのような凹凸面1に応じた座標変換式Rは,予め作成してコンピュータ10の記憶手段11に登録しておくことができる(図1参照)。
座標変換手段21によって計測装置5から入力した計測点群の三次元座標(X,Y,Z)に座標変換Rを施して変換三次元座標(x,y,z)を求めることにより,凹凸面1が湾曲している場合であっても,平滑度検出手段23により変換三次元座標(x,y,z)から凹凸面1の平滑度Sを検出することができる。ただし,凹凸面1が平坦である場合は座標変換Rの必要はなく,計測装置5から入力した計測点群の三次元座標(X,Y,Z)から直接的に平滑度検出手段23によって凹凸面1の平滑度Sを検出することができるので,座標変換手段21は本発明に必須のものではない。
また図示例のコンピュータ10は,凹凸面1を所定大きさgのメッシュに分割するメッシュ分割手段22を有している。図3に示すように計測装置5から入力した計測点群の三次元座標(X,Y,Z)から直接的に凹凸面1の平滑度Sを検出できるが,図4に示すように,メッシュ分割手段22によって凹凸面1をメッシュに分割し,各メッシュ区画Mの計測点の三次元座標の代表値をそのメッシュ区画Mに含まれる計測点の三次元座標から算出することにより,メッシュ区画M毎に平滑度Sを検出することができ,平滑度Sの検出作業を効率的に進めることが可能となる。ただし,凹凸面1から直接的に平滑度Sを検出する場合はメッシュ分割の必要はなく,メッシュ分割手段22も本発明に必須のものではない。
図2は,図1のコンピュータ10により凹凸面1(この場合は吹付けコンクリート内空面)の平滑度Sを検出する方法の流れ図を示す。以下,図2の流れ図を参照して図1のコンピュータ10の各内蔵プログラムの機能を説明する。先ずステップS101において,計測装置5により凹凸面1を走査して多数の計測点群の三次元座標(X,Y,Z)を取得し,取得した計測点群の三次元座標を入力手段12経由でコンピュータ10に入力する。ステップS102において,必要に応じて座標変換手段21により計測点群の三次元座標(X,Y,Z)に対し平面展開用の座標変換Rを施して変換三次元座標(x,y,z)を求める。またステップS103において,必要に応じてメッシュ分割手段22により凹凸面1を所定大きさgのメッシュに分割し,各メッシュ区画Mの計測点の三次元座標の代表値をそのメッシュ区画Mに含まれる計測点の三次元座標から算出する。
図2のステップS104〜S107は,図3に示すように,平滑度検出手段23により凹凸面1の平滑度Sを検出する処理を示す。図3(A)はステップS101において入力した計測点群の三次元座標(X,Y,Z)をプロットしたXY平面,又はステップS102において求めた計測点群の変換三次元座標(x,y,z)をプロットしたxy平面を表しており,平滑度検出手段23は先ずステップS104において,図3(A)に示すように計測点群から平滑度Sを検出すべき基準計測点Pを選定する。次いでステップS105において,図3(B)に示すようにその基準計測点Pを中心とする所定長Lの範囲内から比較すべき複数の対象計測点Q1,Q2を選定する。所定長Lは,例えば基準計測点Pを中心とする円形領域の径の長さ,又は基準計測点Pを中心とする多角形領域(矩形領域等)の一辺の長さとすることができ,たとえば30cm程度とすることができる。
また平滑度検出手段23は,ステップS106において,図3(C)に示すように,対象計測点Q1,Q2を結ぶ線分と基準計測点PとのZ座標の差分dを算出する。図3(C)は,基準計測点P及び対象計測点Q1,Q2をプロットしたYZ平面又はyz平面を表している。更にステップS107において,算出した差分dの所定長Lに対する割合(d/L)を基準計測点Pの平滑度Sとして検出する。このように,基準計測点Pを中心とするXY平面(又はxy平面)上の所定長Lの範囲内におけるZ座標の変位を求めることにより,例えば吹付けコンクリートのような凹凸面1上の比較的狭い範囲の細かい窪み又は突出を検出することができる。窪み又は突出を検出すべき所定長Lは,予めコンピュータ10の記憶手段11に登録しておくことができ,必要に応じて適宜変更することも可能である。
或いは平滑度検出手段23により,ステップS106において,図3(C)に示すように,対象計測点Q1,Q2を結ぶ線分と基準計測点PとのZ座標の差分dを算出すると同時に対象計測点Q1,Q2を結ぶ線分の長さNを求め,ステップS107において,差分dの所定長Lに対する割合に代えて,差分dの長さNに対する割合(d/N)を基準計測点Pの平滑度Sとして検出してもよい。このように,線分の長さNに対する差分dの割合(d/N)を平滑度Sとすることにより,凹凸面1上の更に狭い範囲の細かい窪み又は突出を検出することが期待できる。
ただし,対象計測点Q1,Q2を結ぶ線分の長さNに対する差分dの割合(d/N)を平滑度Sとする場合は,計測装置5で計測した対象計測点Q1,Q2が極めて至近距離にあるときに平滑度Sが大きな数値となってしまう。このような大きな数値となることをさけるため,線分の長さNに対して所定長Lより小さい下限長L(L>0)を設定し,平滑度検出手段23がステップS105において,線分の長さNが所定長Lと下限長Lとの間の範囲の長さとなるように対象計測点Q1,Q2を選定することが望ましい。例えば,下限長Lとして所定長Lの1/2,1/3,又は2/3を設定し,線分の長さNが所定長Lと下限長1/2L(又は1/3L,2/3L)との間となるように対象計測点Q1,Q2を選定する。
好ましくは,図3(B)に示すステップS105において,基準計測点Pを中心とする所定長Lの範囲内から3以上の対象計測点Q1〜Q6を選定し,図3(C)に示すステップS106において,対象計測点Q1〜Q6の何れか2点を結ぶ各線分(図示例ではQ1−Q2,Q3−Q4,Q5−Q6,Q7−Q8の4本の線分)と基準計測点PとのZ座標の差分dをそれぞれ算出し,ステップS107において所定長L(又は各線分の長さN)に対する差分dの割合(d/L)の最大値を基準計測点Pの平滑度Sとして検出する。このように,所定長Lの範囲内において複数の線分に対するZ座標の変位を求めることにより,例えば吹付けコンクリート上の歪んだ窪み又は突出を精度よく検出することが可能となる。
図2のステップS108において,凹凸面上の必要な計測点における平滑度Sが全て検出されたか否かを判断し,平滑度Sを検出すべき計測点が残っている場合はステップS104へ戻り,上述したステップS104〜S107を繰り返す。好ましくは,ステップS101において入力した計測点群の各々についてステップS104〜S107を繰り返し,凹凸面1上の多数の計測点においてそれぞれ平滑度Sを検出する。凹凸面1上の多数の計測点において平滑度Sを検出することにより,例えば吹付けコンクリートのような凹凸面1上における窪み又は突出の見落としを避けることができる。
図2のステップS108において,凹凸面上の必要な計測点全てで平滑度Sが検出された場合はステップS109へ進み,図3(D)に示すように,検出された凹凸面1の平滑度Sを出力手段14経由で出力装置15へ出力する。図1のコンピュータ10は,内蔵プログラムとして,凹凸面1上で検出された平滑度Sを識別可能に表示した平滑度分布図Dを作成する分布図作成手段24を有している。例えば分布図作成手段24により,凹凸面上で検出された平滑度Sを所定閾値Tと対比し,所定閾値Tを越える平滑度Sが検出された計測点を色付きマークで表した図3(D)のような平滑度分布図Dを作成することができる。このような所定閾値Tは,予めコンピュータ10の記憶手段11に登録しておくことができ,必要に応じて複数の閾値T1,T2,……を登録しておくことも可能である。
例えば,検出度S(=d/L又はd/N)から吹付けコンクリートのような凹凸面1上における窪み又は突出を検出する場合は,所定閾値T1として1/3を登録しておくことにより,凹凸面1上の所定長Lの円形又は多角形領域内におけるL/3以上の大きさの窪み又は突出が識別可能に表された平滑度分布図Dを作成することができる。また,所定閾値T1だけでなく,閾値T2=1/6,T3=1/12,T4=1/18を登録しておくことにより,凹凸面1上の所定長Lの円形又は多角形領域におけるL/3以上の大きさの窪み又は突出だけでなく,大きさがT1〜T2の範囲内の窪み又は突出,大きさがT2〜T3の範囲内の窪み又は突出,大きさがT3〜T4の範囲内の窪み又は突出等が識別可能に表示された平滑度分布図Dを作成することも可能である。
図2にステップS110において平滑度の検出を終了するか否かを判断し,検出を継続する場合はステップS101に戻り,他の凹凸面1において上述したステップS101〜109を繰り返すことにより平滑度分布図Dを作成する。本発明によれば,凹凸面1上の複数の計測点の三次元座標から各計測点を中心とする所定長Lの範囲内のZ座標の変位を求めることにより,凹凸面1上の比較的狭い範囲の細かい窪み又は突出を容易に検出することができる。また,凹凸面1上の多数の計測点において平滑度Sを検出することにより,凹凸面1上における窪み又は突出の見落としを避けることができる。
こうして本発明の目的である「凹凸面上に存在する様々な窪みや突出の三次元位置を容易に特定することができる方法及びシステム」の提供を達成することができる。
図4は,凹凸面1をメッシュに分割し,メッシュ区画M毎に平滑度Sを検出する本発明の他の実施例を示す。図4(A)は,コンピュータ10のメッシュ分割手段22により,図2のステップS103において,ステップS101で入力した計測点群の三次元座標(X,Y,Z)をプロットしたXY平面,又はステップS102において求めた計測点群の変換三次元座標(x,y,z)をプロットしたxy平面を,所定大きさgのメッシュに分割する処理を示す。このようなメッシュの大きさgは,予めコンピュータ10の記憶手段11に登録しておくことができ,必要に応じて適宜変更することも可能である。
図2のステップS103では,メッシュ分割手段22により凹凸面1をメッシュに分割すると共に,各メッシュ区画Mの計測点の三次元座標の代表値を,そのメッシュ区画Mに含まれる計測点の三次元座標から算出する。例えば各メッシュ区画MのX座標及びY座標の代表値は,図4(B)に示すようにXY平面(又はxy平面)上の各メッシュ区画Mの中心座標とすることができるし,中央値としてもよい。また,各メッシュ区画MのZ座標の代表値は,そのメッシュ区画Mに含まれる計測点のZ座標の最大値,最小値,又は平均値から選択することができる。したがって,差分dは,各メッシュ区間についてそれぞれの,基準計測点とみなすメッシュ区間の平均値と対象計測点とみなすメッシュ区間の平均値の差分としてもよいし,基準計測点とみなすメッシュ区間の最小値と対象計測点とみなすメッシュ区間の最大値の差分としてもよいし,基準計測点とみなすメッシュ区間の最大値と対象計測点とみなすメッシュ区間の最小値の差分としてもよい。また,最大値と平均値の差分,または,平均値と最小値の差分としてもよい。
次いで図4(B)に示すように,平滑度検出手段23により,図2のステップS104において計測点群から平滑度Sを検出すべき基準計測点Pを何れかのメッシュ区画Mの代表値として,ステップS105において基準計測点Pを中心とする所定長Lの範囲内の対象計測点Q1,Q2を何れかのメッシュ区画Mの代表値を用いて算出する。例えば,基準計測点Pを中心とする一辺の長さが所定長Lの多角形領域(矩形領域等)の範囲内に含まれる全てのメッシュ区画Mを選定し,選定した各メッシュ区画Mの代表値を対象計測点Q1,Q2とする。好ましくは,基準計測点Pを中心とする所定長Lの範囲内から3以上の対象計測点Q1〜Q6を選定してもよい。
更に図4(C)に示すように,図2のステップS106において,対象計測点Q1〜Q6の何れか2点を結ぶ各線分(図示例ではQ1−Q2,Q3−Q4,Q5−Q6,Q7−Q8の4本の線分)と基準計測点PとのZ座標の差分dをそれぞれ算出し,ステップS107において所定長Lに対する差分dの割合(d/L)の最大値を基準計測点Pの平滑度S,すなわちメッシュ区画Mの平滑度Sとして検出する。全てのメッシュ区画MについてステップS104〜S107を繰り返すことにより,凹凸面1上の全てのメッシュ区画Mの平滑度Sを検出することができる。
図2のステップS109において,図4(D)に示すように,分布図作成手段24により,検出された各メッシュ区画Mの平滑度Sを識別可能に表示した平滑度分布図Dを作成する。例えば分布図作成手段24により,凹凸面上で検出された平滑度Sを所定閾値Tと対比し,所定閾値Tを越える平滑度Sが検出されたメッシュ区画Mを色付き区画で表した平滑度分布図Dを作成する。或いは複数の所定閾値T1〜T4を登録しておくことにより,平滑度Sが段階的に表示された平滑度分布図Dを作成することも可能である。平滑度分布図Dを作成することで,平滑度Sの把握が容易にできる。
1…凹凸面(トンネル内空面) 2…構造物(トンネル)
2a…切羽 2b…底盤
5…走査装置 5a…レーザヘッド
7…姿勢(方位)計測装置 9…ターゲット
10…コンピュータ 11…記憶手段
12…入力手段 13…入力装置
14…出力手段 15…出力装置
21…座標変換手段 22…メッシュ分割手段
23…平滑度検出手段 24…分布図作成手段
D…平滑度分布図 E…窪み又は突出
g…メッシュ区画幅 L…所定長
M…メッシュ N…線分の長さ
P…基準計測点 Q…対象計測点
R…座標変換式 S…平滑度
T…閾値 W…平滑度基準長

Claims (13)

  1. 凹凸面上に散在する計測点群の三次元座標(X,Y,Z)を計測し,前記計測点群から基準計測点を選定すると共に当該基準計測点を中心とする所定長Lの範囲内から比較すべき複数の対象計測点を選定し,前記対象計測点を結ぶ線分と基準計測点とのZ座標の差分dの平滑度基準長Wに対する割合(d/W)を基準計測点の平滑度として検出するものであって,前記平滑度基準長Wは所定長Lである凹凸面の平滑度検出方法。
  2. 凹凸面上に散在する計測点群の三次元座標(X,Y,Z)を計測し,前記計測点群から基準計測点を選定すると共に当該基準計測点を中心とする所定長Lの範囲内から比較すべき複数の対象計測点を選定し,前記対象計測点を結ぶ線分と基準計測点とのZ座標の差分dの平滑度基準長Wに対する割合(d/W)を基準計測点の平滑度として検出するものであって,平滑度基準長Wは前記対象計測点を結ぶ線分の長さNである凹凸面の平滑度検出方法。
  3. 請求項2の方法において,前記対象計測点を結ぶ線分の長さ(N)が,所定長Lと所定長より小さい下限長L(L>0)との間の範囲の長さとなるように複数の対象計測点を選定してなる凹凸面の平滑度検出方法。
  4. 請求項1から3の何れかの方法において,前記計測点群の三次元座標に対し前記凹凸面の平面展開用の座標変換を施した変換三次元座標(x,y,z)を求め,前記対象計測点を結ぶ線分と基準計測点とのz座標の差分dの平滑度基準長Wに対する割合(d/W)を基準計測点の平滑度として検出してなる凹凸面の平滑度検出方法。
  5. 請求項1から4の何れかの方法において,前記基準計測点を中心とする所定長Lの範囲内から3以上の対象計測点を選定し,前記対象計測点の何れか2点を結ぶ各線分と基準計測点との差分dの平滑度基準長Wに対する割合(d/W)の最大値を基準計測点の平滑度として検出してなる凹凸面の平滑度検出方法。
  6. 請求項1から5の何れかの方法において,前記凹凸面上の計測点群の各々について前記基準計測点に選定して平滑度を検出するサイクルを繰り返してなる凹凸面の平滑度検出方法。
  7. 請求項6の方法において,前記凹凸面を所定大きさのメッシュに分割して各メッシュ区画の計測点の三次元座標の代表値を当該メッシュ区画に含まれる計測点の三次元座標から算出し,前記基準計測点及び対象計測点を何れかのメッシュ区画の代表値として各メッシュ区画の平滑度を検出してなる凹凸面の平滑度検出方法。
  8. 請求項7の方法において,前記各メッシュ区画の平滑度を識別可能に表した平滑度分布図を作成してなる凹凸面の平滑度検出方法。
  9. 凹凸面上に散在する計測点群の三次元座標(X,Y,Z)を計測する計測装置,及び前記計測点群から基準計測点を選定すると共に当該基準計測点を中心とする所定長Lの範囲内から比較すべき複数の対象計測点を選定し且つ当該対象計測点を結ぶ線分と基準計測点とのZ座標の差分dの平滑度基準長Wに対する割合(d/W)を基準計測点の平滑度として検出するサイクルを計測点群の各々について繰り返す平滑度検出手段を備えてなり,前記平滑度基準長Wは所定長Lである凹凸面の平滑度検出システム。
  10. 凹凸面上に散在する計測点群の三次元座標(X,Y,Z)を計測する計測装置,及び前記計測点群から基準計測点を選定すると共に当該基準計測点を中心とする所定長Lの範囲内から比較すべき複数の対象計測点を選定し且つ当該対象計測点を結ぶ線分と基準計測点とのZ座標の差分dの平滑度基準長Wに対する割合(d/W)を基準計測点の平滑度として検出するサイクルを計測点群の各々について繰り返す平滑度検出手段を備えてなり,前記平滑度基準長Wは前記対象計測点を結ぶ線分の長さNである凹凸面の平滑度検出システム。
  11. 請求項10のシステムにおいて,前記平滑度検出手段により,前記対象計測点を結ぶ線分の長さ(N)が,所定長Lと所定長より小さい下限長L(L>0)との間の範囲の長さとなるように複数の対象計測点を選定してなる凹凸面の平滑度検出システム。
  12. 請求項9から11の何れかのシステムにおいて,前記計測点群の三次元座標に対し前記凹凸面の平面展開用の座標変換を施した変換三次元座標(x,y,z)を求める座標変換手段を設け,前記平滑度検出手段により,前記対象計測点を結ぶ線分と基準計測点とのz座標の差分dの平滑度基準長Wに対する割合(d/W)を基準計測点の平滑度として検出してなる凹凸面の平滑度検出システム。
  13. 請求項9から12の何れかのシステムにおいて,前記凹凸面を所定大きさのメッシュに分割して各メッシュ区画の計測点の三次元座標の代表値を当該メッシュ区画に含まれる計測点の三次元座標から算出するメッシュ分割手段を設け,前記平滑度検出手段により前記基準計測点及び対象計測点を何れかのメッシュ区画の代表値として各メッシュ区画の平滑度を検出してなる凹凸面の平滑度検出システム。
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