JP2017040547A - 埋設物の探査方法、及び埋設物探査装置 - Google Patents

埋設物の探査方法、及び埋設物探査装置 Download PDF

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Abstract

【課題】埋設部をより高精度に探査可能な埋設物の探査方法を提供する。【解決手段】本実施形態に係る埋設物の探査方法は、第1の設定工程と、第1の解析工程と、第1の表示工程と、第2の設定工程と、第2の走査工程と、第2の解析工程と、第2の表示工程と、を備える。第1の設定工程は、高周波数電磁波レーダ探査機の第1の走査範囲を設定する。第1の解析工程は、第1の走査工程にて得られた結果データの解析に基づき、第1の探査対象深度における第1の埋設物の第1の位置情報を得る。第1の表示工程は、第1の埋設物の位置を表示する。第2の設定工程は、低周波数電磁波レーダ探査機の第2の走査位置を設定するする。第2の解析工程は、第2の走査工程にて得られた結果データの解析に基づき、第2の探査対象深度の第2の埋設物の第2の位置情報を得る。第2の表示工程は、第2の埋設物の位置を表示する。【選択図】図13

Description

本発明の実施形態は、埋設物の探査方法、及び埋設物探査装置に関する。
電磁波レーダ法の基本原理として以下に示すことが知られている。すなわち、探査機に内蔵しているアンテナからコンクリート表面に向けて、電磁波がパルス波として発信される。この電磁波は、コンクリートと電気的性質の異なる物質に到達すると、その境界面で反射波として反射される。また、この反射波がアンテナに受信されるまでに要する時間から、コンクリート表面から物質の境界面までの深さが測定される。そして、この反射波の波形のピークを読み取ることにより、物質の境界面の位置が測定される。
一般に、この位置の測定性能は電磁波の周波数によって異なっている。例えば、測定に用いる電磁波の周波数が低いほど測定深度はより深くなるが、得られる結果データの測定精度はより低くなる。一方、測定に用いる電磁波の周波数が高いほど測定精度はより高くなるが、結果データを得るための測定深度はより浅くなる。
なお、電磁波レーダ法では、内在する鉄筋や埋設物の大小に関わらずデータ上の波形は任意の深さに対し一定の形状を示す特徴がある。このため、鉄筋や埋設物の大きさは特定することができない。また、電磁波は深さ方向へは広がりをもって伝播する特徴があるため、深くなるにしたがい波形は広がりをもった形状となる。
特開2013−245988号公報 特開2013−250107号公報 特開平10−48347号公報
原子力発電所のコンクリートは、一般構造物よりコンクリートが厚く施工されている。このため、深層における埋設物の検出は困難である。また、一般に原子力発電所におけるコンクリート中の鉄筋径が大きいので、電磁波の伝播性が悪くなることも深層の埋設物の検出精度を落とす要因となっている。さらにまた、埋設物がコンクリートの表層付近に敷設された鉄筋と被っている場合、表層鉄筋により、電磁波が深層の埋設物に到達することを阻害される。このため、深層部の埋設物の検出はより困難となっている。これらの理由から、ボーリング施工時に深層にある埋設物を損傷する事象が生じている。
また、埋設物が密に配列されていたり、不規則に配列されている場合、その反射波形のピークを自動で識別する自動識別の精度は低下する。このため、探査員が反射波形のピークを識別し埋設物の位置情報を得ることが行われている。しかし、反射波の反射波形におけるピークを識別するには専門的な知識が必要であり、探査員の技量によっても左右される。また、上記のような場合、埋設物有無の位置情報を得る処理は、熟練の探査員であっても膨大な手間と時間を要する。このため、精度よく効率的に埋設物を検出可能な方法が求めらている。
そこで、本発明の実施形態は、このような点を考慮してなされたものであり、埋設物をより高精度に探査可能な埋設物の探査方法を提供することを目的とする。
本実施形態に係る埋設物の探査方法は、
基準位置に対して高周波数電磁波レーダ探査機の第1の走査範囲を設定する第1の設定工程と、
前記高周波数電磁波レーダ探査機を前記設定した第1の走査範囲で走査させる第1の走査工程と、
前記第1の走査工程にて得られた結果データの解析に基づき、第1の探査対象深度における第1の埋設物の第1の位置情報を得る第1の解析工程と、
前記第1の位置情報に基づき、前記第1の埋設物の位置を表示する第1の表示工程と、
前記基準位置に対して低周波数電磁波レーダ探査機の第2の走査位置を設定する第2の設定工程と、
前記低周波数電磁波レーダ探査機を前記設定した第2の走査位置で走査させる第2の走査工程と、
前記第2の走査工程にて得られた結果データの解析に基づき、前記第1の探査対象深度よりも深い深度である第2の探査対象深度の第2の埋設物の第2の位置情報を得る第2の解析工程と、
前記第2の位置情報に基づき、前記第2の埋設物の位置を表示する第2の表示工程と、
を備えることを特徴とする。
本実施形態に係る埋設物探査装置は、
電磁波が埋設物で反射した反射波の信号値を側線に沿って取得したデータを入力する入力部と、
前記電磁波の伝播深さに応じた反射波形の広がりを有する仮想波形テンプレートを生成する生成部と、
前記データと前記伝搬深さに応じた形状の仮想波形テンプレートを共に表示する表示部と、
を備えることを特徴とする。
本実施形態によれば、埋設物をより高精度に探査可能な埋設物の探査方法を提供することができる。
一実施形態に係る高周波数電磁波レーダ探査機の構成を説明するブロック図。 高周波数電磁波レーダ探査機が測定する側線と穿孔の関係を示す図。 側線に沿って測定されたデータにおける反射波の例を示す図。 表示部で表示される第1の埋設物の平面画像の例を示す図。 表示部で表示される第1の埋設物の3D画像の例を示す図。 第1の埋設物を探査する高周波数電磁波レーダ探査機の外観を示す模式図。 一実施形態に係る低周波数電磁波レーダ探査機の構成を説明するブロック図。 低周波数電磁波レーダ探査機が測定する側線と第1の埋設物の関係を示す図。 第2の埋設物を探査する低周波数電磁波レーダ探査機の外観を示す模式図。 一実施形態に係る埋設物探査装置の構成を説明するブロック図。 テンプレート生成部で生成される仮想波形テンプレートの一例を示す図。 測線に沿って得られたデータと共に、仮想波形テンプレートを表示する図。 埋設物の探査を行う場合の処理の流れであるフローチャートを示す図。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
一実施形態に係る埋設物の探査方法は、高周波数電磁波レーダ探査機を走査させて第1の探査対象深度における第1の埋設物の位置情報を得ることにより、第1の埋設物を避けて低周波数電磁波レーダ探査機を走査させ、第1の探査対象深度よりも深い深度である第2の探査対象深度における第2の埋設物の位置情報をより高精度に得ようとしたものである。より詳しくを、以下に説明する。
図1乃至図4に基づいて本実施形態に係る高周波数電磁波レーダ探査機100の全体構成を説明する。この高周波数電磁波レーダ探査機100は、探査深さがより浅い位置にある鉄筋などの第1の埋設部を探査する。図1は、本実施形態に係る高周波数電磁波レーダ探査機100の構成を説明するブロック図である。この図1に示すように、本実施形態に係る高周波数電磁波レーダ探査機100は、制御部102と、高周波数電磁波送信部104と、高周波数電磁波受信部106と、距離測定部108と、設定部110と、記憶部112と、可搬型の記憶媒体114と、データ解析部116と、表示部118とを備えて構成されている。
制御部102は、バスを介して各構成部の制御を行う。この制御部102は、例えばCPUで構成されている。
高周波数電磁波送信部104は、測定対象に向けて高周波数電磁波を送信する。この高周波数電磁波の周波数は例えば2.6GHZであり、2.0GHZ以上の周波数の電磁波が高周波数電磁波として用いられている。この高周波数電磁波を用いる場合、例えば探査深さがコンクリート表面から約250mmまでの範囲に限定される。
高周波数電磁波受信部106は、高周波数電磁波送信部104が送信した高周波数電磁波の反射波を受信する。すなわち、この高周波数電磁波受信部106は、反射波の受信センサーを複数有して構成されている。例えば、150mm間隔で4つの受信センサを備えて構成されている。この場合、1回の走査で幅を持った探査が可能となり、600mmの範囲であれば、4ライン分の測定データを得ることが可能である。
距離測定部108は、高周波数電磁波レーダ探査機100の移動距離を測定する。すなわち、この距離測定部108は、探査員によって測定開始信号が入力された位置を測定の始点として移動距離の測定を開始するように構成されている。この移動距離の測定は、例えば高周波数電磁波レーダ探査機100が備える移動用の車輪120(図6)と連動する付図示のエンコーダを用いて行われる。そして、この距離測定部108は、探査員によって測定終了信号が入力された位置を測定の終点として移動距離の測定を終了するように構成されている。
次に図1を参照にしつつ図2に基づいて設定部110について説明する。図2は、高周波数電磁波レーダ探査機100が測定する側線と穿孔の関係を示す図である。この図2に示すように、設定部110は、高周波数電磁波レーダ探査機100で走査する第1の走査範囲を設定する。例えば、第1の走査範囲は基準位置を原点とする四角形として設定される。また、基準位置を原点とする基準ラインから高周波数電磁波レーダ探査機100を走査させる側線の長さ、及び側線間の幅などが設定部110を介して設定される。この穿孔は、作業計画で予定されている箇所であり、予め作業対象の構造設計図などでおおよその位置が決められている。これらの側線は、例えばこの穿孔の周りに設定される。
これらの第1の走査範囲及び側線に対応するテープなどが、測定対象であるコンクリ−トの表面に貼られる。すなわち、この設定部110で設定された第1の走査範囲及び側線と、測定対象のコンクリート表面上にテープなどで示された第1の走査範囲及び側線とが対応している。そして、測線上のデータを取得するように高周波数電磁波レーダ探査機100は矢印の向きに移動させられる。
再び図1に示すように、記憶部112は、高周波数電磁波受信部106で得られた測定データを距離測定部108で得られた距離と関連づけて記憶する。すなわち、記憶部112は、設定部110で設定された側線上の位置座標に対応させた測定データを記憶する。可搬型の記憶媒体114は、不図示の挿脱部に挿脱可能に装着され、記憶部112に記憶されるデータを記憶する。またさらに、この可搬型の記憶媒体114に記憶されるデータを記憶部112に記憶することが可能である。
データ解析部116は、高周波数電磁波受信部106から出力される信号を処理して第1の埋設物の位置と深さの情報を第1の位置情報として解析する。すなわち、このデータ解析部116は、設定されたコンクリートの誘電率に基づいて、側線それぞれに対応する測定データを解析して第1の埋設物の基準ラインからの距離と深さの情報を第1の位置情報として解析する。この場合、この第1の埋設物の第1の位置情報は、設定部110で設定された側線上の位置座標に対応させて記憶部112に記憶される。また、この第1の探査対象深度は、上述したコンクリート表面から約250mmまでの範囲である。
表示部118は、第1の位置情報に基づいて第1の埋設物を2次元で表示する。また、この表示部118は、第1の埋設物の深さの情報も用いて埋設物を3次元で3D表示することも可能である。この場合、一般に2次元での表示では把握が困難な斜めに布設された鉄筋等の埋設状況を、3D表示させることでより容易に把握することが可能である。このため、探査効率及び探査スピードの向上を図ることができる。
次に、図3に基づいて、データ解析部116で解析される第1の埋設物の位置と深さの情報について説明する。図3は、側線に沿って測定されたデータにおける反射波の例を示す図である。横軸は、側線上の位置を示している。縦軸は、地表からの深さを示している。この深さは、反射波が送信されてから受信されるまでの時間と設定された誘電率に基づく電磁波の速度とを乗算し2で除算した値である。すなわち、図3中で下に行くほど、高周波数電磁波受信部106と第1の埋設物との距離が遠いことを示している。このため、高周波数電磁波受信部106と第1の埋設物の距離が一番短くなった位置が、第1の埋設物の真上であることを示している。このように、第1の埋設物の真上の位置、すなわち、第1の埋設物の位置と深さの情報がデータ解析部116で解析される。なお、この側線に沿って測定されたデータを表示部118に表示させ、探査員が第1の埋設物の位置と深さの情報を求め、側線上の座標と関連づけて記憶部112に記録してもよい。
次に、図4に基づいて、表示部118で表示される第1の埋設物の平面画像について説明する。図4は、表示部118で表示される第1の埋設物の平面画像の例を示す図である。この図4に示すように、表示部118は記憶部112に記憶される第1の埋設物の位置の情報に基づいて第1の埋設物の平面画像を表示することが可能である。この第1の埋設物の画像は、測定対象であるコンクリートに表示されている第1の走査範囲と対応しているので、探査員はどの位置に第1の埋設物が位置するか把握することが可能である。これにより、探査員は、得られた第1の埋設物の位置をコンクリートの表面に印などをつけることが可能である。
次に、図5に基づいて、表示部118で表示される第1の埋設物の3D画像について説明する。図5は、表示部118で表示される第1の埋設物の3D画像の例を示す図である。この図5に示すように、表示部118は記憶部112に記憶される第1の埋設物の位置と深さの情報に基づいて第1の埋設物の3D画像を表示することが可能である。これにより、探査員はどの位置に第1の埋設物が位置するかを、立体的に把握することが可能である。
次に、図6に基づいて高周波数電磁波レーダ探査機100について説明する。図6は、第1の埋設物を探査する高周波数電磁波レーダ探査機100の外観を示す模式図である。この図6に示すように高周波数電磁波レーダ探査機100は4つの車輪120を有しており、探査員がハンドル122を把持して高周波数電磁波レーダ探査機100を側線上を移動させる。設定部110で設定された情報にしたがって測定された位置情報は表示部118に表示されるものである。
次に、図7乃至図9に基づいて本実施形態に係る低周波数電磁波レーダ探査機200の全体構成を説明する。この低周波数電磁波レーダ探査機200は、高周波数電磁波レーダ探査機100の探査対象深度よりも深い深度に位置する第2の埋設物を探査する。図7は、本実施形態に係る低周波数電磁波レーダ探査機200の構成を説明するブロック図である。この図7に示すように、本実施形態に係る低周波数電磁波レーダ探査機200は、制御部202と、低周波数電磁波送信部204と、低周波数電磁波受信部206と、距離測定部208と、設定部210と、記憶部212と、可搬型の記憶媒体214と、データ解析部216と、表示部218とを備えて構成されている。
制御部202は、制御部102と同等の構成である。すなわち、この制御部202は、バスを介して各構成部の制御を行う。
低周波数電磁波送信部204は、測定対象に向けて低周波数電磁波を送信する。この低周波数電磁波の周波数は例えば900MHZであり、2.0GHZ未満の周波数の電磁波が低周波数電磁波として用いられている。この低周波数電磁波を用いる場合、例えば探査深さがコンクリート表面から約250mm以上から約500mm以下の範囲に限定される。低周波数電磁波受信部206は、低周波数電磁波送信部204が送信した低周波数電磁波の反射波を受信する。
距離測定部208は、距離測定部108と同等の構成である。すなわち、距離測定部208は、低周波数電磁波レーダ探査機200の移動距離を測定する。
次に図7を参照にしつつ図8に基づいて設定部210について説明する。図8は、低周波数電磁波レーダ探査機200が測定する側線と第1の埋設物の関係を示す図である。この図8に示すように、設定部210は、低周波数電磁波レーダ探査機200で走査する第2の走査範囲を設定する。すなわち、この第2の走査範囲は、基準位置を原点とする四角形として、この設定部210を介して設定される。また、基準位置を原点とする基準ラインから低周波数電磁波レーダ探査機200を走査させる側線の長さ、及び側線間の幅などがこの設定部210を介して設定される。この場合、高周波数電磁波レーダ探査機100で得られた第1の埋設物の位置情報に基づき、第1の埋設物などを避けて測線が設定される。これは、第1の埋設物に電磁波の伝播が阻害され深層まで届かず、低周波数電磁波レーダ探査機200の性能が発揮できないことを防ぐためである。また、第2の走査範囲は、第1の走査範囲より広めに設定される。例えば、第2の走査範囲は、第1の走査範囲の約2倍に設定される。これは、埋設物からの反応をより多く検出できる機会を増やすこと、及び埋設物の繋がりを把握しやすくするためである。
これらの第2の走査範囲及び側線に対応するテープなどが、測定対象であるコンクリ−トの表面に貼られる。すなわち、設定部210で設定された第2の走査範囲及び側線と、測定対象のコンクリート表面上にテープなどで示された第2の走査範囲及び側線とが対応している。そして、測線上のデータを取得するように低周波数電磁波レーダ探査機200は矢印の向きに移動させられる。
再び図7に示すように、記憶部212は、低周波数電磁波受信部206で得られた測定データを距離測定部208で得られた距離と関連づけて記憶する。また。この記憶部212は、高周波数電磁波受信部106で得られた測定データ及び第1の埋設物の位置情報を記憶することも可能である。この場合、この記憶部212には、可搬型の記憶媒体114を介してこれらの測定データ及び第1の埋設物の位置情報が入力される。
可搬型の記憶媒体214は、不図示の挿脱部に挿脱可能に装着され、記憶部212に記憶されるデータを記憶する。さらにまた、この可搬型の記憶媒体214に記憶されるデータを記憶部112、212に記憶することが可能である。
データ解析部216は、低周波数電磁波受信部206から出力される信号を処理して第2の埋設物の位置及び深さの情報を第2の位置情報として解析する。この場合、この第2の埋設物における第2の位置情報は、設定部210で設定された側線上の位置座標に対応させて記憶部212に記憶される。また、この第2の探査対象深度は、上述したようにコンクリート表面から約250mm未満で約500mm以内までの範囲である。
表示部218は、第2の位置情報に基づいて第2の埋設物を2次元的に表示する。また、この表示部218は、第2の埋設物の深さの情報も用いて埋設物を3次元的に表示することも可能である。さらにまた、この表示部218は、第1の位置情報にも基づいて第1の埋設物及び第2の埋設物を同一の画面内に表示することも可能である。埋設物を3次元的に表示する場合、格子状に配置された配管や斜めに布設された鉄筋も容易に確認可能である。このように、異なる特性を持つ探査機を併用することにより、第1の探査対象深度における鉄筋などの第1の埋設物の影響を低減し、第1の探査対象深度よりも深い深度である第2の探査対象深度における第2の埋設物の検出性をより向上させることができる。
次に、図9に基づいて低周波数電磁波レーダ探査機200について説明する。図9は、第2の埋設物を探査する低周波数電磁波レーダ探査機200の外観を示す模式図である。この図9に示すように低周波数電磁波レーダ探査機200は4つの車輪220を有しており、探査員がハンドル222を把持して高周波数電磁波レーダ探査機100を側線上を移動させる。設定部210で設定された情報にしたがって測定された位置情報は表示部218に表示されるものである。
図10乃至図12に基づいて本実施形態に係る埋設物探査装置300の全体構成を説明する。図10は、本実施形態に係る埋設物探査装置300の構成を説明するブロック図である。この図10に示すように、本実施形態に係る埋設物探査装置300は、入力部302と、テンプレート生成部304と、表示部306と、記憶部308と、可搬型の記憶媒体310と、位置検出部312とを備えて構成されている。この埋設物探査装置300は、2次元の断面画像である所謂Bモード画像に基づいて、より高精度に埋設物を抽出する場合などに用いられる。
入力部302は、高周波数電磁波レーダ探査機100及び機低周波数電磁波レーダ探査機200の内の少なくともいずれかで測定したデータを、可搬型の記憶媒体114、214を介して入力する。また、この入力部302は、探査員の操作にしたがい仮想波形テンプレートの位置情報を入力する。すなわち、入力部302を介して深さと基準ラインからの距離が探査員の操作にしたがい入力される。
次に図10を参照にしつつ図11に基づいて、テンプレート生成部304における仮想波形テンプレートの生成処理について説明する。図11は、テンプレート生成部304で生成される仮想波形テンプレートの一例を示す図である。この図11に示すようにテンプレート生成部304は、例えば埋設物の深さに応じた仮想波形テンプレート400,402,404を生成する。反射波の波形は、埋設物が埋設されている地表からの深さに応じて定まっている。一般に、これらの反射波の波形は双極線で表され、同一の漸近線を有している。すなわち、このテンプレート生成部304は、電磁波の伝搬深さをパラメータとする双曲線を生成する。この場合、埋設物の深さが深い程、仮想波形テンプレートの凸形状の曲率はなだらかになっいている。つまり、仮想波形テンプレート400に対応する埋設物と比較して、仮想波形テンプレート404に対応する埋設物の方が深い位置に埋設されている。
次に図10を参照にしつつ図12に基づいて表示部306の処理について説明する。図12は、測線に沿って得られたデータと共に、深さに応じた仮想波形テンプレートを表示する一例を示す図である。この図11に示すように、この表示部306は、測線に沿って得られたデータにおける信号値と共に、深さに応じた仮想波形テンプレートを表示する。例えば、この表示部306は、探査員の操作にしたがい入力部302を介して入力された深さ及び基準ラインからの距離に基づき、仮想波形テンプレートを表示する。探査員は表示部306に表示された仮想波形テンプレートの形状を参照し、類似する反射波形に対応する深及び基準ラインからの距離の情報を入力部302を介して入力する。
また、表示部306は、電磁波の波長に応じて仮想波形テンプレートを表示する範囲を制限してもよい。すなわち、入力部302を介して入力したデータを測定するのに用いた電磁波の波長に応じて表示範囲を制限する。例えば2.0GHZ以上の高周波数の電磁波を用いた場合、表示範囲は、コンクリート表面から約250mm以下の範囲に限定される。一方、例えば2.0GHZ未満の低周波数の電磁波を用いた場合、表示範囲は、コンクリート表面から約250mm以下から約500mm以上の範囲に限定される。この電磁波の波長に関する情報は、入力部302を介して探査員の操作にしたがい入力してもよく、データのヘッダーなどに記録されている情報を用いてもよい。
このように、仮想波形テンプレートと反射波形を比較することで、埋設物の位置情報を求める解析作業を客観的に行うことが可能である。このため、経験が浅い探査員でも判定が容易になり、技量に左右されない探査精度が得られる。
再び図11に示すように、記憶部308は、入力部302を介して入力された反射波形に対応する深さ及び基準ラインからの距離を位置情報として記憶する。この記憶部308に記憶されたこの位置情報は、測線に沿って得られたデータにおける信号値と共に表示部306に表示してもよい。また、可搬型の記憶媒体310は、不図示の挿脱部に挿脱可能に装着され、記憶部308に記憶されるデータを記憶する。さらにまた、この可搬型の記憶媒体310に記憶されるデータを記憶部112、212、308に記憶することが可能である。
位置検出部312は、側線に沿って得られたデータにおける信号値と深さとに応じた仮想波形テンプレートとの一致度に基づいて、埋設物の基準ラインからの距離及び深さの情報を得る。すなわち、位置検出部312は、この一致度が予め定められた値以上を示す仮想波形テンプレートに対応する基準ラインからの距離及び深さの情報を位置情報として得るものである。また、この位置検出部312と同等の処理を、データ解析部116,216で行ってもい。この場合、仮想波形テンプレートを用いることで、埋設物に対する探査精度がより向上する。
また、位置検出部312は、電磁波の波長に応じて仮想波形テンプレートを用いて埋設物の検出する範囲を制限してもよい。すなわち、入力部302を介して入力したデータを測定するのに用いた電磁波の波長に応じて埋設物の検出する範囲を制限する。例えば2.0GHZ以上の高周波数の電磁波を用いた場合、検出範囲は、コンクリート表面から約250mm以下の範囲に限定される。一方、例えば2.0GHZ未満の低周波数の電磁波を用いた場合、検出範囲は、コンクリート表面から約250mm以下から約500mm以上の範囲に限定される。
このように本実施形態に係る埋設物探査装置300は、位置検出部312を用いて自動処理で埋設物の位置情報を求めることも可能である。この場合、表示部306は、位置検出部312で所定値以上の一致度を示した仮想波形テンプレートを、測線に沿って得られたデータにおける信号値と共に表示部306に表示させてもよい。
次に、図13に基づいて埋設物の探査方法について説明する。図13は、埋設物の探査を行う場合の処理の流れであるフローチャートを示す図である。ここでは、原子力発電所において、鉄筋コンクリート構造物に内在する埋設物の探査を例に説明する。この探査は、ボーリング施工前に実施される例である。
まず、探査員は、コンクリート表面に探査機の走査に支障がないことを確認し凹凸が支障のない程度ある場合に、確認信号を高周波数電磁波レーダ探査機100に設定部110を介して入力する(ステップS100)。これは、高周波数電磁波レーダ探査機100の測線上に5mmを超える凹凸があると探査精度に影響がでるためである。また、適切な探査範囲を設定する上で、探査可能範囲を事前に確認することも必要となるためである。
次に、設定部110を介して、ボーリング穿孔部が全て網羅できるように第1の測定範囲及び側線を設定する(ステップS102)。この場合、基準位置に対してし、高周波数電磁波レーダ探査機100の第1の走査範囲及び基準ラインを設定する。また、これらの第1の走査範囲及び側線に対応するテープなどが、測定対象であるコンクリ−トの表面に貼られる。
次に、3D表示を行うか否かを、探査員は選択する(ステップS104)。選択する場合(ステップS104:YES)、3D表示機能を有する高周波数電磁波レーダ探査機100を用いて、設定した側線に沿ったデータを取得する(ステップS106)。一方、選択しない場合(ステップS104:NO)、通常の高周波数電磁波レーダ探査機100を用いて、設定した側線に沿ったデータを取得する(ステップS108)。
次に、上述のステップS106或いはステップS108の後に、データ解析部116は、取得したデータを探査対象のコンクリートに応じた比誘電率に基づいて解析し、第1の埋設物の位置と深さの情報を第1の位置情報として記録する(ステップS110)。
次に、表示部118は第1の位置情報に基づいて第1の埋設物の位置及び深さの情報を表示する。続いて、コンクリート表面に第1の位置情報に基づいて埋設物の位置をコンクリート表面にテープなどで表示する。続いて、高周波数電磁波レーダ探査機100を用いてテープでマークされた第1の埋設物の位置を再び探査し、第1の埋設部の位置を再度度確認する(ステップS112)。3D表示機能を有する高周波数電磁波レーダ探査機100を用いてデータを取得した場合には、第1の埋設物の3D画像を表示してもよい。この場合、3D表示機能を有する探査機を用いることで、検出が困難な格子状に配置された配管や斜めに布設された鉄筋もより容易に確認可能である。また、通常の高周波数電磁波レーダ探査機100を用いてデータを取得した場合には、第1の埋設物の平面画像を表示してもよい。
次に、設定部210を介して、第2の測定範囲及び側線を設定する(ステップS114)。また、これらの第2の走査範囲及び側線に対応するテープなどが、測定対象であるコンクリ−トの表面に貼られる。この場合、基準位置に対してし、低周波数電磁波レーダ探査機200の第2の走査範囲及び基準ラインを設定する。この第2の探査範囲は第1の探査範囲の約2倍に設定される。さらにまた、第1の位置情報に基づき、コンクリート表面に近い鉄筋などを避けるように、測線が例えば縦横約50mmに設定される。
次に、各測線に合わせて低周波数電磁波レーダ探査機200を走査し、探査データを取得し、探査対象のコンクリートの比誘電率に応じた電磁波の速度に基づいたデータに変換される(ステップS116)。なお、低周波数電磁波レーダ探査機200に比誘電率の計測機能が備わっている場合は、事前に当該コンクリートの比誘電率を測定し、その数値を解析に使用する。
次に、仮想波形テンプレートを使用するか否かを選択し(ステップS118)、選択する場合(ステップS118:YES)には、埋設物探査装置300により仮想波形テンプレートを用いて解析する(ステップS120)。一方、選択しない場合(ステップS180:NO)にはデータ解析部216で解析する(ステップS122)。上述のステップS120或いは上述のステップS122の後に、第2の埋設部の位置と深さを表示部218或いは表示部306に表示すると共に、第2の埋設物の位置をコンクリート表面にマークする。続いて、そのマーク位置について低周波数電磁波レーダ探査機200を使用し再度確認する(ステップS124)。なお、データ解析部216で解析した場合、得られた第2の埋設部の位置と深さを低周波数電磁波レーダ探査機200の表示部218に表示する。一方、仮想波形テンプレートを用いて解析した場合、埋設物探査装置300の表示部306に表示する。次に、第1の埋設物及び第2の埋設物を避けてボーリング施工を行い(ステップS126)、処理を終了する。
このように、図13の処理では、高周波数電磁波レーダ探査機100を走査させて得た第1の探査対象深度における第1の埋設物の位置情報に基づき、第1の埋設物を避けて低周波数電磁波レーダ探査機200を走査させる。このため、低周波数電磁波レーダ探査機200が用いる低周波数電磁波レーダが第1の埋設物に阻害されることが低減されるので、第2の埋設物の位置情報をより高精度に得ることが可能となる。
以上のように、本実施形態に係る埋設物の探査方法によれば、高周波数電磁波レーダ探査機100を走査させて第1の探査対象深度における第1の埋設物の第1の位置情報を得ることにより、第1の埋設物を避けて低周波数電磁波レーダ探査機200を走査させ、第1の探査対象深度よりも深い深度である第2の探査対象深度の第2の埋設物の第2の位置情報を得ることにした。このため、第2の埋設物を走査するために用いる低周波数電磁波レーダの伝搬が第1の埋設物に阻害されることが低減され、第2の埋設物の第2の位置情報の検出精度をより向上させることができる。
以上、いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例としてのみ提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図したものではない。本明細書で説明した新規な装置および方法は、その他の様々な形態で実施することができる。また、本明細書で説明した装置および方法の形態に対し、発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の省略、置換、変更を行うことができる。添付の特許請求の範囲およびこれに均等な範囲は、発明の範囲や要旨に含まれるこのような形態や変形例を含むように意図されている。
100:高周波数電磁波レーダ探査機、200:低周波数電磁波レーダ探査機、300:埋設物探査装置、302:入力部、304:テンプレート生成部、306:表示部、312:位置検出部

Claims (9)

  1. 基準位置に対して高周波数電磁波レーダ探査機の第1の走査範囲を設定する第1の設定工程と、
    前記高周波数電磁波レーダ探査機を前記設定した第1の走査範囲で走査させる第1の走査工程と、
    前記第1の走査工程にて得られたデータの解析に基づき、第1の探査対象深度における第1の埋設物の第1の位置情報を得る第1の解析工程と、
    前記第1の位置情報に基づき、前記第1の埋設物の位置を表示する第1の表示工程と、
    前記基準位置に対して低周波数電磁波レーダ探査機の第2の走査位置を設定する第2の設定工程と、
    前記低周波数電磁波レーダ探査機を前記設定した第2の走査位置で走査させる第2の走査工程と、
    前記第2の走査工程にて得られたデータの解析に基づき、前記第1の探査対象深度よりも深い深度である第2の探査対象深度の第2の埋設物の第2の位置情報を得る第2の解析工程と、
    前記第2の位置情報に基づき、前記第2の埋設物の位置を表示する第2の表示工程と、
    を備えることを特徴とする埋設物の探査方法。
  2. 前記第1の走査工程を開始する前に、探査対象表面の状況を確認したことを示す確認信号を入力する工程と、
    前記第1の解析工程の解析結果に基づき、前記第1の位置情報を記録する第1の記録工程と、
    前記第2の解析工程の解析結果に基づき、前記第2の位置情報を記録する第2の記録工程と、を備え、
    前記第2の表示工程は、前記第1の位置情報及び前記第2の位置情報に基づき、前記第1の埋設物及び前記第2の埋設物の位置を表示することを特徴とする請求項1に記載の埋設物の探査方法。
  3. 前記第1の走査工程は、3D表示機能を有した高周波数電磁波レーダ探査機を用いることを特徴とする請求項1又は2に記載の埋設物の探査方法。
  4. 前記第2の設定工程は、前記前記低周波数電磁波レーダ探査機が送信する低周波電磁波の伝播が阻害されない位置に測線を設定する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の埋設物の探査方法。
  5. 前記第2の走査範囲は、前記第1の走査範囲より広いことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の埋設物の探査方法。
  6. 前記第2の解析工程は、前記第2の走査工程にて得られたデータと電磁波の伝播深さに応じて反射波形の広がりを有する仮想波形テンプレートを比較することにより第2の位置情報を得ることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の埋設物の探査方法。
  7. 電磁波が埋設物で反射した反射波の信号値を側線に沿って取得したデータを入力する入力部と、
    前記電磁波の伝播深さに応じた反射波形の広がりを有する仮想波形テンプレートを生成する生成部と、
    前記データの信号値と前記伝搬深さに応じた形状の仮想波形テンプレートとを共に表示する表示部と、
    を備えることを特徴とする埋設物探査装置。
  8. 前記表示部は、前記電磁波の波長に応じて前記仮想波形テンプレートを表示する範囲を制限することを特徴とする請求項7に記載の埋設物探査装置。
  9. 前記データの信号値と前記仮想波形テンプレートとの一致度合いに応じて前記埋設物の位置を検出する位置検出部を、
    更に備えることを特徴とする請求項7又は8に記載の埋設物探査装置。
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