JP6476711B2 - 伝送システム、通信制御装置、伝送端末、通信方法、送信方法、プログラム - Google Patents

伝送システム、通信制御装置、伝送端末、通信方法、送信方法、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、伝送システム、通信制御装置、伝送端末、通信方法、送信方法、及び、プログラムに関する。
インターネット等の通信ネットワークを介して、複数の端末装置間で通信を行う伝送システムが普及している。伝送システムを用いたサービスとして、テキストメッセージを交換するテキストチャットサービスやテレビ会議を行うテレビ会議サービス等が知られている。
例えば、テキストチャットサービスでは一方のユーザがテキストメッセージをキーボードなどで端末に入力して送信し、通信相手の端末がテキストメッセージを受信してディスプレイなどに表示する。通信相手のユーザは表示されたテキストメッセージから所望の情報を得ることができる。
このようにテキストチャットサービスでは、テキストメッセージを送信できることを利用して、受信側の端末などがテキストメッセージに含まれる有用な情報を活用することができる(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、通信相手に対し個人情報を所定の形式に変換して送信し、通信相手の端末が個人情報をデータベースに登録する通信システムが開示されている。
しかしながら、従来のテキストチャットサービスは、テキストメッセージに含まれる情報が正しいか否かを判断することができないという問題があった。
図1(a)は、テキストチャットサービスにより送信されるテキストメッセージの一例を示す図である。Aさんはテキストメッセージに自分のID(123456789012)を含めてBさんに送信している。このIDはBさんが例えばテレビ会議サービスでAさんを特定して発信するために必要な識別情報である。したがって、IDが正しければBさんはIDを指定してAさんと会話することができる。
これに対し図1(b)に示すように、Aさんが誤った自分のID(123456789011)をテキストメッセージに含めて送信してしまう場合がある。この場合、Bさんが誤ったIDでAさんを呼び出してもAさんと連絡することができず、連絡を待つAさんも連絡を受けることができない。
本発明は、上記課題に鑑み、送信されるデータに含まれる情報が正しいか否か受信側が判断可能な伝送システムを提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、第1の伝送端末から第2の伝送端末へデータを送信する伝送システムであって、第1の識別情報により特定される前記第1の伝送端末と第2の識別情報により特定される前記第2の伝送端末との間で第1のデータの通信接続を行う第1の通信接続手段と、前記第1の伝送端末の前記第1の識別情報に対応づけて第3の識別情報が登録された登録情報を参照して、前記第1の識別情報に対応づけられた前記第3の識別情報を取得し、前記第1の伝送端末が前記第2の伝送端末に送信する送信データに前記第3の識別情報が含まれているか否かを判定する判定手段と、前記送信データに前記第3の識別情報が含まれていると前記判定手段が判定した場合に、前記第3の識別情報が正しい旨の情報を前記送信データに付加する付加手段と、を有することを特徴とする。
送信されるデータに含まれる情報が正しいか否か受信側が判断可能な伝送システムを提供することができる。
テキストチャットサービスにより送信されるテキストメッセージの一例を示す図である。 テキストチャットシステムとテレビ会議システムの連携を模式的に示す図の一例である。 ユーザAが送信してユーザBが受信するテキストメッセージの一例を示す図である。 本実施形態に係る伝送システムの一例の概略図である。 本実施形態に係るテレビ会議専用端末のハードウェア構成図の一例である。 本実施形態に係る携帯端末の一例のハードウェア構成図である。 本実施形態に係る中継装置、伝送管理システム、共通情報管理装置、プログラム提供システム、メンテナンスシステムのハードウェア構成図の一例である。 本実施例に係る伝送システムを構成する各端末、装置及びシステムの機能ブロック図の一例である。 セッション管理テーブルの一例を示す図である。 宛先リスト管理テーブルの一例を示す図である。 サービス管理テーブルの一例を示す図である。 認証管理テーブルの一例を示す図である。 端末種別テーブルの一例を示す図である。 ID管理テーブルの一例を示す図である。 ユーザ識別情報管理テーブルの一例を示す図である。 本実施形態に係るテレビ会議専用端末のログインから宛先リスト表示までの一例のシーケンス図である。 本実施形態に係る稼働状態通知判定処理の一例を示すフローチャートである。 テレビ会議専用端末に表示される宛先リスト表示画面の一例のイメージ図である 携帯端末が自分の通信IDを送信するシーケンス図の一例である。 テキストチャット管理システムが通信IDの検証等を行う詳細なフローチャート図の一例である。 本実施例に係る伝送システムを構成する各端末、装置及びシステムの機能ブロック図の一例である(実施例2)。 携帯端末が有するユーザ識別情報管理テーブルとテキストメッセージの一例を示す図である。 携帯端末が自分の通信IDが含まれるテキストメッセージを送信するシーケンス図の一例である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。
<テキストメッセージに含まれる情報の検証>
図2を用いて、テキストメッセージに含まれる情報の検証方法について説明する。図2は、テキストチャットシステムとテレビ会議システムの連携を模式的に示す図の一例である。
テキストチャットシステムはテキストチャット管理システム50により呼制御が行われ、テレビ会議システムはテレビ会議管理システム50により呼制御が行われる。ユーザA、Bはどちらもテキストチャット管理サービスとテレビ会議サービスの両方のサービスを利用可能である。しかし、テキストチャット管理システム50ではユーザをユーザIDにより識別し、テレビ会議サービスではユーザを通信IDにより識別している。
本実施形態のテキストチャット管理システム502は以下のようにしてテキストメッセージに含まれる通信IDが正しいか否かを検証する。
(i)ユーザAがBに対しテキストチャット管理システム50を利用してテキストメッセージ(送信データの一例)を送信する際、テレビ会議を行うために自分の通信IDをテキストメッセージに含めた。ユーザBがユーザAとテレビ会議を行うためには通信IDが必要である。
(ii)テキストチャット管理システム50はユーザIDと通信IDとが対応付けられたユーザ識別情報管理DB6005を参照する。ユーザAとBのユーザIDは既知なので、ユーザAのユーザIDに対応づけられた通信IDを読み出すことができる。
(iii)テキストチャット管理システム50は、ユーザ識別情報管理DB6005から読み出した通信IDとテキストメッセージに含まれる通信IDとが一致する場合、テレビ会議を始めるためのリンクを埋め込んでユーザBに送信する。
(iv)ユーザBはこのリンクを選択することでテレビ会議管理システム50に対しテレビ会議の開始を要求できる。
したがって、テキストメッセージに含まれる通信IDがユーザAのものであると検証された場合にはリンクが埋め込まれるので、ユーザBはテキストチャット管理システム50とは別のテレビ会議管理システム50を用いてユーザAと通信を開始できる。テキストメッセージに含まれる通信IDがユーザAの通信IDと一致しない場合にはリンクが埋め込まれないので、ユーザBは通信IDが正しくない可能性を考慮してユーザAの通信IDをユーザAに問い合わせるなどの適切な行動を取ることができる。したがって、リンクの有無が通信IDの検証が行われたか否かの旨の情報となる。
なお、例えば電子メールなどに電話番号やメールアドレスが含まれている場合にリンクを埋め込む技術があるが、この技術は電話番号やメールアドレスの記述形式(桁数や@マーク)のみを見ているのであり、電話番号やメールアドレスが正しいか否かは判断していない。
また、本実施形態のように通信IDにリンクを埋め込むことで、テキストメッセージの通信IDには下線が表示されたり通信IDが強調色で表示されたりするので、送信相手のユーザは通信IDを特定しやすいという効果が得られる。
図3は、ユーザAが送信してユーザBが受信するテキストメッセージの一例を示す図である。図3に示すように、通信IDと似たような複数の数字がテキストメッセージに含まれる場合がある。図3では「201407010930」「123456789012」「09012345678」という3つの数字が含まれている。しかし、通信IDである「123456789012」にはリンクが埋め込まれているのでユーザBは通信IDを容易に特定できる。
<実施形態で用いるIDなどの用語について>
テレビ会議管理システム50のID…通信ID(テレビ会議管理システム50にユーザがログインする際の認証で利用される)。通信IDにより伝送端末が特定され、伝送端末同士の間で画像データや音声データの送受信が行われる。通信IDは第3の識別情報、第4の識別情報の一例である。
テキストチャット管理システム50のID…ユーザID(テキストチャット管理システム50にユーザがログインする際の認証で利用される)。ユーザIDにより伝送端末が特定され、伝送端末同士の間でテキストメッセージの送受信が行われる。ユーザIDは第1の識別情報、第2の識別情報の一例である。また、テキストチャット管理システム50は通信制御装置、情報処理装置の一例である。
本実施形態のIDは、伝送端末若しくはこの伝送端末を利用するユーザを一意に識別するために使われる言語、文字、記号、又は各種のしるし等の識別情報を示す。また、通信IDは、上記言語、文字、記号、及び各種のしるしのうち、少なくとも2つが組み合わされた識別情報であってもよい。
また、リンクを埋め込むとは、通信IDに関連づけて他の情報を付加することをいう。他の情報はブラウザなどの機能により他の情報が指示するWebページやサーバへ伝送端末10を通信接続させる。例えばテキストメッセージがHTMLで記述されている場合、リンクを埋め込むための記述方法として<a>タグのhref属性を用いることが知られている。テキストメッセージがXMLで記述されている場合、リンクを埋め込むための記述方法としてXLINKが知られている。なお、リンクの埋め込み方はこれらに限られるものではなく、テキストメッセージの記述形式や通信プロトコルなどに応じて選択、設定される。
<全体構成>
図4は、本実施形態に係る伝送システムの一例の概略図である。
伝送システムには、伝送管理システムを介して一方の伝送端末から他方の伝送端末に一方向でコンテンツデータを伝送するデータ提供システムや、伝送管理システムを介して複数の伝送端末間で情報や感情等を相互に伝達するコミュニケーションシステムが含まれる。このコミュニケーションシステムは、コミュニケーション管理システム(「伝送管理システム」に相当)を介して複数のコミュニケーション端末(「伝送端末」に相当)間で情報や感情等を相互に伝達するためのシステムであり、テレビ会議システムやテレビ電話システム、音声会議システム、音声電話システム、PC(Personal Computer)画面共有システム、テキストチャットシステム等が例として挙げられる。
本実施形態では、コミュニケーションシステムの一例としてのテレビ会議及びテキストチャットを行うことができるシステムを想定した上で、伝送システムについて説明する。すなわち、本実施形態のコミュニケーションシステムは、テレビ会議サービスとテキストチャットサービスを提供することができる伝送システムである。また、本実施形態では、コミュニケーション管理システムの一例としてのテレビ会議管理システム50及びテキストチャット管理システム50を想定した上で、伝送管理システムについて説明する。同様に、コミュニケーション端末の一例としてのテレビ会議若しくはテキストチャットのいずれか又はその両方を行うことができる端末を想定した上で、伝送端末について説明する。
すなわち、本発明の伝送端末及び伝送管理システムは、上記の伝送システムに適用されるだけでなく、その他のコミュニケーションシステムやデータ提供システム等にも適用される。
図4に示されている伝送システム1は、複数の伝送端末(10aa,10ab,・・・,20aa,20ab,・・・)、各伝送端末(10aa,10ab,・・・)用のディスプレイ(120aa,120ab,・・・)、複数の中継装置(30a,30b,・・・)、複数の伝送管理システム(50,50、・・・)、共通情報管理装置60、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100によって構築されている。
複数の伝送端末10は、コンテンツデータの一例としての画像データ及び音声データの送受信を行う。すなわち、複数の伝送端末10は、テレビ会議サービスを利用することができるテレビ会議端末である。本実施形態では、伝送端末10は、テレビ会議サービス専用の端末(テレビ会議専用端末)であるとする。以降、伝送端末10をテレビ会議専用端末10と表す。これらのテレビ会議専用端末10は、テレビ会議サービスの呼制御を管理する伝送管理システム50により管理される。なお、テレビ会議専用端末10は必ずしも端末のハードウェア自体がテレビ会議サービスに特化した端末でなくてもよく、ハードウェアは汎用的であっても端末が利用可能なアプリケーションがテレビ会議サービスに特化した端末も含まれる。
また、コミュニケーション管理システムが音声会議システムまたは音声電話システムの場合にはコンテンツデータとの一例として音声データの送受信を行い、音声通話サービスを利用することができる。
他方、複数の伝送端末20は、コンテンツデータの一例としての画像データ及び音声データ、又は、テキストデータの送受信を行う。すなわち、複数の伝送端末20は、テレビ会議又はテキストチャットを利用することができる端末である。本実施形態では、伝送端末20は、特に断らない限り、テレビ会議サービスとテキストチャットサービスの両方を利用することができるタブレット型端末、携帯電話、スマートフォンなどの汎用の携帯端末であるとする。伝送端末20は、少なくともテキストチャットサービスを利用することができればよく、テレビ会議サービスは必ずしも利用することができなくてもよい。なお、伝送端末20は、例えば携帯電話通信網やWiFi(Wireless Fidelity)などを介して通信ネットワーク2に無線で接続されている。以降、伝送端末20を携帯端末20と表す。これらの携帯端末20は、テキストチャットサービスの呼制御を管理する伝送管理システム50により管理される。
なお、上記のテレビ会議専用端末10及び携帯端末20は、上述した通りコミュニケーション端末の一例であり、コミュニケーション端末としては、会議専用端末、タブレット型端末、携帯電話、スマートフォンの他に、ゲーム機器、汎用PC端末、自動車に搭載されるカーナビゲーション端末、プロジェクタなどの投影装置、電子黒板、ウェアラブル端末などの各種電子機器であってもよい。
なお、以下では、複数のテレビ会議専用端末(10aa,10ab,・・・)のうちの任意の端末は「テレビ会議専用端末10」と表され、複数の携帯端末(20aa,20ab,・・・)のうちの任意の端末は「携帯端末20」と表されている。
また、複数のディスプレイ(120aa,120ab,・・・)のうち任意のディスプレイは「ディスプレイ120」と表され、複数の中継装置(30a,30b,・・・)のうち任意の中継装置は「中継装置30」と表されている。また、複数の伝送管理システム(50,50、・・・)のうち任意の伝送管理システムは「伝送管理システム50」と表されている。さらに、一方のテレビ会議専用端末10若しくは携帯端末20から他方のテレビ会議専用端末10若しくは携帯端末20へのテレビ会議若しくはテキストチャットの開始を要求する端末は「要求元端末」と表され、要求先である宛先としての端末は「宛先端末」と表されている。
また、伝送システム1において、要求元端末と宛先端末との間では、伝送管理システム50を介して、各種の管理情報を送受信するための管理情報用セッションが確立される。また、要求元端末と宛先端末との間では、中継装置30を介して、コンテンツデータを送受信するためのセッションが確立される。なお、要求元端末と宛先端末との間で送受信されるコンテンツデータがテキストデータのみである場合、伝送管理システム50を介したセッション又は要求元端末と宛先端末とが直接セッションを確立してもよい。
ここで、本実施形態では、要求元端末がテレビ会議専用端末10である場合は伝送管理システム50を介してセッションが確立され、他方、要求元端末が携帯端末20である場合は伝送管理システム50を介してセッションが確立される。換言すれば、テレビ会議サービスのみを利用するテレビ会議専用端末10は伝送管理システム50により呼制御が管理され、他方、テキストチャットサービスを利用する携帯端末20は伝送管理システム50により呼制御が管理される。このように、本実施形態では、サービス毎に呼制御を行う伝送管理システム50が異なり、各伝送端末は、いずれのサービスを主に利用するかに応じて、いずれかの伝送管理システム50により呼制御が管理される。以降では、管理システム50は「テレビ会議管理システム50」、管理システム50は「テキストチャット管理システム50」と表される。
図4に示されている中継装置30は、複数のテレビ会議専用端末10、携帯端末20の間で、コンテンツデータの中継を行う。
伝送管理システム50は、伝送端末のログイン認証、通話状況の管理、宛先リストの管理、及び中継装置30の通話状況等を行う。また、伝送管理システム50は、これらの管理を、各サービスの呼制御を管理する伝送管理システム50毎に管理する。換言すれば、テレビ会議専用端末10のログイン認証、通話状況の管理、宛先リストの管理、中継装置30の通話状況等はテレビ会議管理システム50で管理される。他方、携帯端末20のログイン認証、通話状況の管理、宛先リストの管理、中継装置30の通話状況等はテキストチャット管理システム50で管理される。なお、後述するように、通話状況の管理などのいわゆる各伝送端末の状態情報は、関係する各伝送管理システム50間において互いに通知される。
共通情報管理装置60は、各伝送管理システム50間で共通に利用する情報を管理するDB(Database)サーバなどである。共通情報管理装置60は、各伝送管理システム50間で共通に利用する情報を記憶する例えばネットワークストレージなどの記憶装置であってもよい。なお、本実施形態では、共通情報管理装置60は、各伝送管理システム50と別に設けられている構成であるが、各伝送管理システム50に含まれる構成であってもよい。
複数のルータ(70a,70b,70c,70d,70ab,70cd)は、コンテンツデータの最適な経路選択を行う。なお、以下では、ルータ(70a,70b,70c,70d,70ab,70cd)のうち任意のルータは「ルータ70」と表されている。
プログラム提供システム90は、後述のHD(Hard Disk)204を備えており、テレビ会議専用端末10や携帯端末20に各種機能を実現させる(又は、テレビ会議専用端末10、携帯端末20を各種手段として機能させる)ための端末用プログラムが記憶され、テレビ会議専用端末10、携帯端末20に端末用プログラムを送信することができる。ここで、テレビ会議専用端末10、携帯端末20にそれぞれ異なる端末用プログラムを送信する。すなわち、プログラム提供システム90は、テレビ会議サービスを利用するための端末用プログラムをテレビ会議専用端末10に送信し、他方、テレビ会議サービス及びテキストチャットサービスを利用するための端末用プログラムを携帯端末20に送信する。なお、プログラム提供システム90は、テキストチャットサービスのみを利用するための端末用プログラムを携帯端末20に送信してもよい。
また、プログラム提供システム90のHD204には、中継装置30に各種機能を実現させる(又は、中継装置30を各種手段として機能させる)ための中継装置用プログラムも記憶されており、中継装置30に、中継装置用プログラムを送信することができる。また、プログラム提供システム90のHD204には、伝送管理システム50に各種機能を実現させる(又は、伝送管理システム50を各種手段として機能させる)ための伝送管理用プログラムも記憶されており、伝送管理システム50に、伝送管理用プログラムを送信することができる。さらに、プログラム提供システム90のHD204には、共通情報管理装置60に各種機能を実現させる(又は、共通情報管理装置60を各種手段として機能させる)ための情報管理用プログラムも記憶されており、共通情報管理装置60に、情報管理用プログラムを送信することができる。
メンテナンスシステム100は、テレビ会議専用端末10、携帯端末20、中継装置30、伝送管理システム50、共通情報管理装置60、及びプログラム提供システム90のうちの少なくとも1つの維持、管理、又は保守を行うためのコンピュータである。例えば、メンテナンスシステム100が国内に設置され、テレビ会議専用端末10、携帯端末20、中継装置30、伝送管理システム50、共通情報管理装置60、又はプログラム提供システム90が国外に設置されている場合、メンテナンスシステム100は、通信ネットワーク2を介して遠隔的に、テレビ会議専用端末10、携帯端末20、中継装置30、伝送管理システム50、共通情報管理装置60、及びプログラム提供システム90のうちの少なくとも1つの維持、管理、保守等のメンテナンスを行う。また、メンテナンスシステム100は、通信ネットワーク2を介さずに、テレビ会議専用端末10、携帯端末20、中継装置30、伝送管理システム50、共通情報管理装置60、及びプログラム提供システム90のうちの少なくとも1つにおける機種番号、製造番号、販売先、保守点検、又は故障履歴の管理等のメンテナンスを行う。
ところで、テレビ会議専用端末(10aa,10ab,10ac,・・・)、中継装置30a、及びルータ70aは、LAN2aによって通信可能に接続されている。テレビ会議専用端末(10ba,10bb,10bc,・・・)、中継装置30b、及びルータ70bは、LAN2bによって通信可能に接続されている。また、LAN2a及びLAN2bは、ルータ70abが含まれた専用線2abによって通信可能に接続されており、所定の地域A内で構築されている。例えば、地域Aは日本であり、LAN2aは東京の事業所内で構築されており、LAN2bは大阪の事業所内で構築されている。また、携帯端末(20aa,20ab,・・・)は、地域Aで利用されている。
一方、テレビ会議専用端末(10ca,10cb,10cc,・・・)、中継装置30c、及びルータ70cは、LAN2cによって通信可能に接続されている。テレビ会議専用端末(10da,10db,10dc,・・・)、中継装置30d、及びルータ70dは、LAN2dによって通信可能に接続されている。また、LAN2c及びLAN2dは、ルータ70cdが含まれた専用線2cdによって通信可能に接続されており、所定の地域B内で構築されている。例えば、地域Bはアメリカ合衆国であり、LAN2cはニューヨークの事業所内で構築されており、LAN2dはワシントンD.C.の事業所内で構築されている。また、携帯端末(20ba,20bb,・・・)は、地域Bで利用されている。
地域A及び地域Bは、それぞれルータ(70ab,70cd)からインターネット2iを介して通信可能に接続されている。
なお、テレビ会議専用端末10は必ずしも専用線を介する必要はなく、インターネット2iに直接接続されていてもよい。
また、伝送管理システム50、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100は、インターネット2iを介して、テレビ会議専用端末10、携帯端末20、中継装置30、及び共通情報管理装置60と通信可能に接続されている。伝送管理システム50、共通情報管理装置60、プログラム提供システム90、又はメンテナンスシステム100は、地域A又は地域Bに設置されていてもよいし、これら以外の地域に設置されていてもよい。
なお、本実施形態では、LAN2a、LAN2b、専用線2ab、インターネット2i、専用線2cd、LAN2c、及びLAN2dによって、通信ネットワーク2が構築されている。この通信ネットワーク2には、有線だけでなく、WiFiや、Bluetooth(登録商標)等の無線による通信が行われる箇所があってもよい。
また、図4において、各テレビ会議専用端末10、各携帯端末20、各中継装置30、各伝送管理システム50、共通情報管理装置60、各ルータ70、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100の下に示されている4組の数字は、一般的なIPv4におけるIPアドレスを簡易的に示している。例えば、テレビ会議専用端末10aaのIPアドレスは「1.2.1.3」である。また、IPv4ではなく、IPv6を用いてもよいが、説明を簡略化するため、IPv4を用いて説明する。
なお、各テレビ会議専用端末10、各携帯端末20は、複数の事業所間での通信や、同じ事業者内の異なる部屋間での通信だけでなく、同じ部屋内での通信や、屋外と屋内又は屋外と屋外での通信で使われてもよい。各テレビ会議専用端末10、各携帯端末20が屋外で使われる場合には、携帯電話通信網等の無線による通信が行われる。
≪テレビ会議専用端末≫
次に、テレビ会議専用端末10のハードウェア構成について説明する。図5は、本実施形態に係るテレビ会議専用端末のハードウェア構成図である。図5に示されているように、本実施形態のテレビ会議専用端末10は、テレビ会議専用端末10全体の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)101、IPL(Initial Program Loader)等のCPU101の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM(Read Only Memory)102、CPU101のワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory)103、端末用プログラム、画像データ、及び音声データ等の各種データを記憶するフラッシュメモリ104、CPU101の制御にしたがってフラッシュメモリ104に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するSSD(Solid State Drive)105、フラッシュメモリ等の記録メディア106に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ107、テレビ会議専用端末10の宛先を選択する場合などに操作される操作ボタン108、テレビ会議専用端末10の電源のON/OFFを切り換えるための電源スイッチ109、通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F(Interface)111を備えている。
また、テレビ会議専用端末10は、CPU101の制御に従って被写体を撮像して画像データを得る内蔵型のカメラ112、このカメラ112の駆動を制御する撮像素子I/F113、音声を入力する内蔵型のマイク114、音声を出力する内蔵型のスピーカ115、CPU101の制御に従ってマイク114及びスピーカ115との間で音声信号の入出力を処理する音声入出力I/F116、CPU101の制御に従って外付けのディスプレイ120に画像データを伝送するディスプレイI/F117、各種の外部機器を接続するための外部機器接続I/F118、及び、上記各構成要素を図5に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン110を備えている。
ディスプレイ120は、被写体の画像や操作用アイコン等を表示する液晶や有機ELによって構成された表示部である。また、ディスプレイ120は、ケーブル120cによってディスプレイI/F117に接続される。このケーブル120cは、アナログRGB(VGA)信号用のケーブルであってもよいし、コンポーネントビデオ用のケーブルであってもよいし、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)やDVI(Digital Video Interactive)信号用のケーブルであってもよい。
カメラ112は、レンズや、光を電荷に変換して被写体の画像(映像)を電子化する固体撮像素子を含み、固体撮像素子として、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device)等が用いられる。
外部機器接続I/F118には、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等によって、外付けカメラ、外付けマイク、及び外付けスピーカ等の外部機器がそれぞれ接続可能である。外付けカメラが接続された場合には、CPU101の制御に従って、内蔵型のカメラ112に優先して外付けカメラが駆動する。同じく、外付けマイクが接続された場合や、外付けスピーカが接続された場合には、CPU101の制御に従って、それぞれが内蔵型のマイク114や内蔵型のスピーカ115に優先して、外付けマイクや外付けスピーカが駆動する。なお、テレビ会議専用端末10は、内蔵型のカメラ112を必ずしも備えていなくてもよく、外部機器接続I/F118を介して外付けカメラのみが接続されていてもよい。同様に、テレビ会議専用端末10は、内蔵型のマイク114や内蔵型のスピーカ115を必ずしも備えていなくてもよく、外部機器接続I/F118を介して外付けマイクや外付けスピーカのみが接続されていてもよい。また、テレビ会議専用端末10のディスプレイ120は、ケーブル120cによってディスプレイI/F117に接続されているが、これに限られず、ディスプレイ120は、テレビ会議専用端末10に内蔵されていてもよい。
また、テレビ会議専用端末10は、外部機器接続I/F118以外にもSDカードやSIM(Subscriber Identity Module)カードなどの外部記録媒体を読み込み可能な外部記録媒体I/Fを備えていてもよい。
なお、記録メディア106は、テレビ会議専用端末10に対して着脱自在な構成となっている。また、CPU101の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行う不揮発性メモリであれば、フラッシュメモリ104に限らず、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等を用いてもよい。
さらに、上記端末用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア106等の、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。また、上記端末用プログラムは、フラッシュメモリ104ではなくROM102に記憶させるようにしてもよい。
≪携帯端末≫
図6は、本実施形態に係る携帯端末の一例のハードウェア構成図である。図6に示されているように、本実施形態の携帯端末20は、携帯端末20全体の動作を制御するCPU201、携帯端末20に各種操作信号を入力するための入力装置202、携帯端末20による処理結果を表示するための表示装置203、外付けマイク、外付けカメラや外部記録媒体(記録メディア)などの各種外部装置とのインタフェースである外部I/F204、CPU201のワークエリアとして使用されるRAM205、携帯端末20のOSの設定やネットワーク設定などのプログラムやデータが格納されるROM206、携帯電話通信網などを利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F207、端末用プログラム等の各種データを記憶するフラッシュメモリ208、CPU201の制御にしたがってフラッシュメモリ208に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するSSD209を備えている。
また、携帯端末20は、CPU201の制御に従って被写体を撮像して画像データを得る内蔵型のカメラ210、このカメラ210の駆動を制御する撮像素子I/F211、音声を入力する内蔵型のマイク212、音声を出力する内蔵型のスピーカ213、CPU201の制御に従ってマイク212及びスピーカ213との間で音声信号の入出力を処理する音声入出力I/F214、及び上記各構成要素を図6に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン215を備えている。なお、携帯端末20がテキストチャットサービスのみを利用する端末である場合、カメラ210やマイク212、スピーカ213などは備えていなくてもよい。
また、CPU101の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行う不揮発性メモリであれば、フラッシュメモリ208に限らず、EEPROM等を用いてもよい。
上記端末用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア等の、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。また、上記端末用プログラムは、フラッシュメモリ208ではなくROM206に記憶させるようにしてもよい。
≪中継装置、伝送管理システム、共通情報管理装置、プログラム提供システム、メンテナンスシステム≫
次に、中継装置30、伝送管理システム50、共通情報管理装置60、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100のハードウェア構成について説明する。図7は、本実施形態に係る中継装置、伝送管理システム、共通情報管理装置、プログラム提供システム、メンテナンスシステムのハードウェア構成図である。
伝送管理システム50は、伝送管理システム50全体の動作を制御するCPU301、IPL等のCPU301の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM302、CPU301のワークエリアとして使用されるRAM303、伝送管理用プログラム等の各種データを記憶するHD304、CPU301の制御にしたがってHD304に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するHDD(Hard Disk Drive)305、フラッシュメモリ等の記録メディア306に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ307、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示するディスプレイ308、通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F309、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボード311、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行うマウス312、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)313に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するCD−ROMドライブ314、及び、上記各構成要素を図7に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン310を備えている。
なお、上記伝送管理用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア306やCD−ROM313等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。また、上記伝送管理用プログラムは、HD304ではなくROM302に記憶されるようにしてもよい。
また、中継装置30及び共通情報管理装置60は、上記の伝送管理システム50と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。ただし、中継装置30のHD304には、中継装置30を制御するための中継装置用プログラムが記録されており、共通情報管理装置60のHD304には、共通情報管理装置60を制御するための情報管理用プログラムが記憶されている。この場合も、中継装置用プログラム、情報管理用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア306やCD−ROM313等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。また、上記中継装置用プログラム、情報管理用プログラムは、HD304ではなくROM302に記憶されるようにしてもよい。
また、プログラム提供システム90及びメンテナンスシステム100は、上記の伝送管理システム50と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。但し、HD304には、プログラム提供システム90を制御するためのプログラム提供用プログラムが記録されている。この場合も、プログラム提供用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア306やCD−ROM313等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。また、上記プログラム提供システム用プログラムは、HD304ではなくROM302に記憶されるようにしてもよい。
なお、上記着脱可能な記録媒体の他の例として、CD−R(Compact Disc Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
<機能構成>
次に、本実施形態の機能構成について説明する。図8は、本実施形態に係る伝送システムを構成する各端末、装置及びシステムの機能ブロック図である。図8では、テレビ会議専用端末10、携帯端末20、伝送管理システム50、及び共通情報管理装置60が、通信ネットワーク2を介してデータ通信することができるように接続されている。なお、図4に示されている中継装置30、プログラム提供システム90及びメンテナンスシステム100は、本実施形態では直接関係ないため、図8では省略されている。
《端末の各機能構成》
テレビ会議専用端末10及び携帯端末20は、送受信部11、操作入力受付部12、ログイン要求部13、撮像部14、音声入力部15a、音声出力部15b、表示制御部16、宛先リスト作成部17、及び記憶・読出処理部18を有している。以降では、図8の伝送端末がテレビ会議専用端末10である場合について主に説明する。
上記の各部は、図8に示されている各構成要素のいずれかが、フラッシュメモリ104からRAM103上に展開された端末用プログラムに従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能、又は機能される手段である。
また、テレビ会議専用端末10は、図5に示されているRAM103によって構築される揮発性記憶部2000、及び図5に示されているフラッシュメモリ104によって構築される不揮発性記憶部1000を有している。
次に、図5及び図8を用いて、テレビ会議専用端末10の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、テレビ会議専用端末10の各機能構成部を説明するにあたって、図8に示されている各構成要素のうち、テレビ会議専用端末10の各機能構成部を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
図8に示されているテレビ会議専用端末10の送受信部11は、図5に示されているCPU101からの命令、及び図5に示されているネットワークI/F111によって実現され、通信ネットワーク2を介してほかの端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。この送受信部11は、所望の宛先端末と通話を開始する前から、テレビ会議管理システム50より、宛先候補としての各伝送端末の状態を示す各状態情報の受信を開始する。なお、この状態情報は、各テレビ会議専用端末10又は/及び各携帯端末20の稼働状態(オンラインかオフラインかの状態)だけでなく、オンラインであってもさらに通話中であるか、離席中であるか等の詳細な状態を示す。また、この状態情報は、各テレビ会議専用端末10の稼働状態だけでなく、テレビ会議専用端末10でケーブル120cがテレビ会議専用端末10から外れていたり、音声を出力するが画像は出力させなかったり、音声を出力させないようにする(MUTE)等、様々な状態を示す。以下では、一例として、状態情報が稼働状態を示す場合について説明する。なお、上記において、図8の伝送端末が携帯端末20である場合、送受信部11は、所望の宛先端末と通話を開始する前から、テキストチャット管理システム50より、宛先候補としての各端末の状態を示す各状態情報の受信を開始する。
操作入力受付部12は、図5に示されているCPU101からの命令、並びに図5に示されている操作ボタン108及び電源スイッチ109によって実現され、ユーザによる各種入力を受け付ける。例えば、ユーザが、図5に示されている電源スイッチ109をONにすると、図8に示されている操作入力受付部12が電源ONを受け付けて、電源をONにする。なお。図8の伝送端末が携帯端末20である場合、CPU201からの命令、及び操作入力受付部12は、入力装置202によって実現される。
ログイン要求部13は、図5に示されているCPU101からの命令によって実現され、上記電源ONの受け付けを契機として、送受信部11から通信ネットワーク2を介してテレビ会議管理システム50に、ログインを要求する旨を示すログイン要求情報、端末種別を示す情報、この端末が利用することができるサービス名、及び要求元端末の現時点のIPアドレスを自動的に送信する。また、ユーザが電源スイッチ109をONの状態からOFFにすると、送受信部11がテレビ会議管理システム50へ電源をOFFする旨の状態情報を送信した後に、操作入力受付部12が電源を完全にOFFにする。これにより、テレビ会議管理システム50側では、テレビ会議専用端末10が電源ONから電源OFFになったことを把握することができる。
なお、上記において、図8の伝送端末が携帯端末20である場合、ログイン要求部13はCPU201からの命令によって実現され、携帯端末20のユーザが行ったログイン操作の受け付けを契機として、送受信部11から通信ネットワーク2を介してテキストチャット管理システム50に、ログインを要求する旨を示すログイン要求情報、及び要求元端末の端末種別を示す情報、この伝送端末が利用することができるサービス名、及び要求元端末の現時点のIPアドレスを送信する。このように、携帯端末20においては、この携帯端末20にインストールされたプログラム(端末用プログラム)においてユーザがログイン操作を行うことでログイン要求等がテキストチャット管理システム50に送信される。
撮像部14は、図5に示されているCPU101からの命令、並びに図5に示されているカメラ112及び撮像素子I/F113によって実現され、被写体を撮像して、この撮像して得た画像データを出力する。なお、図8の伝送端末が携帯端末20である場合、撮像部14は図6に示されているCPU201からの命令、並びに図6に示されているカメラ210及び撮像素子I/F211によって実現される。ただし、携帯端末20がテキストチャットサービスのみ利用することができるときは、携帯端末20は、撮像部14を有しなくてもよい。
音声入力部15aは、図5に示されているCPU101からの命令、及び図5に示されている音声入出力I/F116によって実現され、マイク114によってユーザの音声が音声信号に変換された後、この音声信号に係る音声データを入力する。音声出力部15bは、図5に示されているCPU101からの命令、及び図5に示されている音声入出力I/F116によって実現され、音声データに係る音声信号をスピーカに出力し、スピーカ115から音声を出力させる。なお、図8の伝送端末が携帯端末20である場合、音声入力部15a及び音声出力部15bは図6に示されているCPU201からの命令、並びに図6に示されている音声入出力I/F214によって実現される。ただし、携帯端末20がテキストチャットサービスのみ利用することができるときは、携帯端末20は、音声入力部15a及び音声出力部15bを有しなくてもよい。
表示制御部16は、図5に示されているCPU101からの命令、及び図5に示されているディスプレイI/F117によって実現され、外付けのディスプレイ120に対して画像データを送信するための制御を行う。なお、図8の伝送端末が携帯端末20である場合、表示制御部16は図6に示されているCPU201からの命令、及びに図6に示されている表示装置203によって実現され、表示装置203に画像データ等を送信するための制御を行う。
宛先リスト作成部17は、図5に示されているCPU101からの命令によって実現され、管理システム50から受信した宛先リスト情報及び各宛先候補としてのテレビ会議専用端末10及び/又は携帯端末20の状態情報に基づいて、宛先リストの作成及び更新を行う。なお、図8の伝送端末が携帯端末20である場合、宛先リスト作成部17は図6に示されているCPU201からの命令によって実現される。
記憶・読出処理部18は、図5に示されているCPU101からの命令、及び図5に示すSSD105によって実行され、不揮発性記憶部1000に各種データを記憶したり、揮発性記憶部2000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。この不揮発性記憶部1000には、通信先としてのテレビ会議専用端末10の端末又はユーザを識別するための通信ID(Identification)、及びパスワード等が記憶される。なお、通信ID及びパスワードは不揮発性記憶部1000に記憶されておらず、例えば伝送管理システム50に対してログイン要求を行う際に都度、ユーザが入力するようにしてもよい。
また、記憶・読出処理部18は、揮発性記憶部2000に各種データを記憶したり、揮発性記憶部2000に記憶された各種データを読み出す処理も行う。この揮発性記憶部2000には、宛先端末との通話を行う際に受信される画像データや音声データが、受信される度に上書き記憶される。このうち、上書きされる前の画像データによってディスプレイ120に画像が表示される、上書きされる前の音声データによってスピーカ150から音声が出力される。なお、上記において、図8の伝送端末が携帯端末20である場合、記憶・読出処理部18は図6に示されているCPU201からの命令、及び図6に示されているSSD209によって実現される。また、揮発性記憶部2000には、宛先端末とのテキストチャットを行う際に受信されるテキストデータも記憶される。
≪伝送管理システムの機能構成≫
伝送管理システム50は、送受信部51、認証部52、状態管理部53、端末抽出部54、端末状態通知・取得部55、セッション管理部56、通知先判定部57、ID一致判定部41、リンク埋め込み部42、受信端末管理部43及び、記憶・読出処理部58を有している。これら各部は、図8に示されている各構成要素のいずれかが、図7に示したHD304からRAM303上に展開された管理システム用プログラムに従ったCPU301からの命令によって動作することで実現される機能又は機能される手段である。また、伝送管理システム50は、伝送管理システム50の電源をOFFにしても各種データ(または情報)の記憶が維持される不揮発性記憶部5000を有しており、この不揮発性記憶部5000は図7に示されているHD304により構築されている。
(セッション管理テーブル)
また、この不揮発性記憶部5000には、図9に示されているようなセッション管理テーブルによって構成されているセッション管理DB5001が構築されている。このセッション管理テーブルでは、中継装置30を選択するためのセッションの実行に用いられるセッションID毎に、データの中継に使用される中継装置30の中継装置ID、要求元端末の通信ID及び宛先端末の通信IDが関連付けられて管理される。例えば、図9に示されているセッション管理テーブルにおいて、セッションID「se1」を用いて実行されたセッションで選択された中継装置30a(中継装置ID「111a」)は、通信IDが「02aa」の要求元端末(携帯端末02aa)と、通信IDが「01ab」の宛先端末(テレビ会議専用端末10ab)との間で、データを中継することが示されている。
(宛先リスト管理テーブル)
さらに、不揮発性記憶部5000には、図10に示されているような宛先情報を管理する宛先リスト管理テーブルによって構成されている宛先リスト管理DB5002が構築されている。宛先リスト管理テーブルは宛先端末登録情報の一例である。
図10(a)は、テレビ会議管理システム50が管理する宛先情報が登録されている宛先リスト管理テーブルの一例である。他方、図10(b)は、テキストチャット管理システム50が管理する宛先情報が登録されている宛先リスト管理テーブルの一例である。これらの宛先リスト管理テーブルでは、テレビ会議サービスやテキストチャットサービスにおける接続の開始(発呼)を要求する要求元端末の通信IDに対して、宛先端末の候補として登録されている宛先端末の通信IDが宛先情報として全て関連付けられて管理される。また、宛先端末の通信IDには、「@」以降に、それぞれこの宛先端末の呼制御を管理している管理システム50の情報が関連付けられている。例えば、図10(a)に示されているテレビ会議管理システム50が管理する宛先リスト管理テーブルにおいて通信IDが「01ab」である要求元端末(テレビ会議専用端末10ab)からテレビ会議サービスを利用した接続開始を要求することができる宛先端末の候補は、テレビ会議管理システム50で管理されている通信IDが「01aa」のテレビ会議専用端末10ab、テキストチャット管理システム50で管理されているユーザIDが「02AA」の携帯端末20aa等であることが示されている。
他方、例えば図10(b)に示されているテキストチャット管理システム50が管理する宛先リスト管理テーブルにおいてユーザIDが「02AA」である要求元端末(携帯端末20aa)からテレビ会議サービス又はテキストチャットサービスを利用した接続開始を要求することができる宛先端末の候補は、テキストチャット管理システム50で管理されている通信IDが「02AB」の携帯端末20ab、テレビ会議管理システム50で管理されている通信IDが「01ab」のテレビ会議専用端末10ab等であることが示されている。なお、宛先リストで管理されている場合であっても、宛先端末が利用することができないサービスの接続開始要求をすることはできない。例えば、ユーザID「02AA」の携帯端末20aaは、通信ID「01ab」の宛先端末とテキストチャットサービスの接続開始要求をすることはできない(一方、テレビ会議サービスの接続開始要求をすることはできる。)。
なお、図10に示されている「@」以降の記載はそれぞれの伝送管理システム50に対応するドメイン情報(ドメイン名)であってもよい。
次に、伝送管理システム50の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、伝送管理システム50の各機能構成部を説明するにあたって、図8に示されている各構成要素のうち、伝送管理システム50の各機能構成部を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
送受信部51は、図7に示されているCPU301からの命令、及び図7に示されているネットワークI/F309によって実行され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
認証部52は、図7に示されているCPU301からの命令、及び図7に示されているネットワークI/F309によって実行され、送受信部51を介して受信されたログイン要求情報に含まれている通信ID及びパスワードを検索キーとし、共通情報管理装置60の認証管理DB6002を検索し、認証管理DB6002に同一の通信ID及びパスワードが管理されているかを判断することによって認証を行う。
状態管理部53は、図7に示されているCPU301からの命令によって実現され、ログイン要求してきた要求元端末の稼動状態を管理すべく、共通情報管理装置60のID管理DB6004に、この要求元端末の稼動状態を、通信IDなどと関連して記憶させる。
端末抽出部54は、図7に示されているCPU301からの命令によって実現され、ログイン要求した要求元端末の通信IDをキーとして、宛先リスト管理DB5002を検索し、要求元端末と接続することができる宛先端末の候補の通信IDと、この通信IDの端末の呼制御を管理している伝送管理システム50の情報とを読み出す。
端末状態通知・取得部55は、図7に示されているCPU301からの命令によって実現され、上記端末抽出部54によって抽出された宛先端末の候補の通信IDのうち、自身で管理している伝送端末の稼働状態を取得する。また、端末状態通知・取得部55は、受け取った要求元端末の稼働状態を、該当の宛先候補の端末に通知する。
セッション管理部56は、図7に示されているCPU301からの命令によって実現され、不揮発性記憶部5000のセッション管理DB5001に、コンテンツデータを中継する中継装置30の中継装置IDと、セッションID、要求元端末の通信ID、及び宛先端末の通信IDを関連付けて記憶して管理する。
通知先判定部57は、図7に示されているCPU301からの命令によって実現され、要求元端末からのログイン要求情報に含まれるサービス名に応じて、この要求元端末の稼働状態を通知する伝送管理システム50を判定する。すなわち、例えば、テレビ会議サービスを利用することができる携帯端末20がテキストチャット管理システム50にログインした場合、この携帯端末20の稼働状態をテレビ会議管理システム50に通知するように判定する。これにより、異なる呼制御で管理される異なるサービス間において、サービスを跨いで利用することができる伝送端末の稼働状態などの状態情報を通知・取得できるようになる。
ID一致判定部41は、図7に示されているCPU301からの命令によって実現され、ユーザ識別情報管理DB6005からユーザIDに対応づけられた通信IDを取得して、テキストメッセージに含まれる数字と一致しているか否かを判断する。
リンク埋め込み部42は、図7に示されているCPU301からの命令によって実現され、ID一致判定部41が一致していると判断した場合のみ、テレビ会議を始めるためのリンク、ユーザが宛先リスト管理テーブルに通信IDを登録するためのリンク、又は、ユーザがテレビ会議管理システム50へログインするためリンクをテキストメッセージに含まれる通信IDに埋め込む。
受信端末管理部43は、図7に示されているCPU301からの命令によって実現され、宛先リスト管理テーブルへの通信IDの登録状態、及び、携帯端末20のテレビ会議管理システム50へのログイン状態を管理する。
記憶・読出処理部58は、図7に示されているCPU301からの命令、及び図7に示されているHDD305によって実行され、不揮発性記憶部5000に各種データを記憶したり、不揮発性記憶部5000に記憶された各種データを読み出したりする処理を行う。
≪共通情報管理装置の機能構成≫
共通情報管理装置60は、送受信部61及び記憶・読出処理部62を有している。これら各部は、図7に示されている各構成要素のいずれかが、HD304からRAM303上に展開された管理システム用プログラムに従ったCPU301からの命令によって動作することで実現される機能又は機能される手段である。また、共通情報管理装置60は、共通情報管理装置60の電源をOFFにしても各種データ(または情報)の記憶が維持される不揮発性記憶部6000を有しており、この不揮発性記憶部6000は図7に示されているHD304により構築されている。
(サービス管理テーブル)
不揮発性記憶部6000には、図11に示されているようなサービス管理テーブルによって構成されているサービス管理DB6001が構築されている。このサービス管理テーブルでは、伝送システム1のサービス名毎に、各サービスの呼制御を行う伝送管理システム名が関連付けられて管理される。例えば、図11に示されているサービス管理テーブルにおいて、サービス名が「テレビ会議」は、伝送管理システム名が「テレビ会議管理システム」(伝送管理システム50)によって呼制御が管理されることを示されている。同様に、サービス名が「テキストチャット」は、伝送管理システム名が「テキストチャット管理システム」(伝送管理システム50)によって呼制御が管理されることを示されている。
なお、図11に示されている管理システム名はそれぞれの伝送管理システム50に対応するドメイン情報(ドメイン名)であってもよい。
(認証管理テーブル)
また、不揮発性記憶部6000には、図12に示されているような認証管理テーブルによって構成されている認証管理DB6002が構築されている。図12(a)の認証管理テーブルでは、テレビ会議管理システム50によって管理されるすべての伝送端末(テレビ会議専用端末10及び携帯端末20)の各通信IDに対して、各パスワードが関連付けられて管理される。例えば、図12(a)に示されている認証管理テーブルにおいて、テレビ会議専用端末10aaの通信IDは「01aa」で、パスワードは「aaaa」であることが示されている。
同様に、図12(b)の認証管理テーブルでは、テキストチャット管理システム50によって管理されるすべての伝送端末(テレビ会議専用端末10及び携帯端末20)の各ユーザIDに対して、各パスワードが関連付けられて管理される。
(端末種別管理テーブル)
また、不揮発性記憶部6000には、図13に示されているような端末種別テーブルによって構成されている端末種別DB6003が構築されている。この端末種別テーブルでは、伝送システム1を構成するすべての伝送端末の端末種別名と、この端末種別の端末が利用することができるサービス名とが関連付けられて管理される。例えば、図13に示されている端末種別テーブルにおいて、端末種別名が「テレビ会議専用」は、サービス名が「テレビ会議」のサービスを利用できることが示されている。同様に、端末種別名が「汎用」は、サービス名が「テレビ会議」とサービス名が「テキストチャット」のサービスを利用できることが示されている。端末種別名が「チャット専用」は、サービス名が「テキストチャット」のサービスが利用できることが示されている。
なお、本実施形態において、テレビ会議専用端末10の端末種別は「テレビ会議専用」であり、携帯端末20の端末種別は「汎用」であるものとする。ただし、携帯端末20は、この携帯端末20に、テキストチャットサービスのみが行えるプログラムをインストールすることで、端末種別が「チャット専用」の端末として用いることができる。同様に、携帯端末20に、テレビ会議サービスのみが行えるプログラムをインストールすることで、端末種別が「テレビ会議専用」の端末として用いることができる。このように、携帯端末20は、インストールする端末用プログラムの種類に応じて、異なる端末種別の端末として用いることができる。
(ID管理テーブル)
さらに、不揮発性記憶部6000には、図14に示されているようなID管理テーブルによって構成されているID管理DB6004が構築されている。このID管理テーブルでは、伝送システム1を構成する各端末の通信ID毎に、各通信IDを宛先とした場合の名称、各端末の稼動状態、稼働状態の通知先、ログイン要求情報が伝送管理システム50で受信された受信日時、及び端末のIPアドレスが関連付けられて管理される。例えば、図14に示されているID管理テーブルにおいて、通信IDが「01aa」のテレビ会議専用端末10aaは、名称が「AA会議端末」で、稼動状態が「オンライン(通信可能)」で、通知先が「−」(設定なし)で、伝送管理システム50(テレビ会議管理システム50)でログイン要求情報が受信された日時が「2013年11月10日の13時40分」で、このテレビ会議専用端末10aaのIPアドレスが「1.2.1.3」であることが示されている。なお、通知先が「−」(設定なし)の場合は、端末の稼働状態は、他の伝送管理システム50には通知されない。換言すれば、この端末の稼働状態は、ログイン要求を行った伝送管理システム50にのみ通知される。上記の例では、テレビ会議専用端末10aaの稼働状態は伝送管理システム50(テレビ会議管理システム)にのみ通知される。
他方、ユーザIDが「02AA」の携帯端末20aaは、名称が「AA携帯端末」で、稼働状態が「オンライン(通信可能)」で、通知先が「テレビ会議管理システム」で、伝送管理システム50(テキストチャット管理システム50)でログイン要求情報が受信された日時が「2013年11月25日の14時30分」で、この携帯端末20aaのIPアドレスが「1.4.1.1」であることが示されている。なお、通知先が設定されている場合、この端末の稼働状態を、設定されている他の伝送管理システム50には通知する。上記の例では、携帯端末20aaの稼働状態は伝送管理システム50(テレビ会議管理システム)にも通知される。なお、通知先は、例えば「テレビ会議管理システム、○○○管理システム、・・・」というように、複数設定されていてもよい。
(ユーザ識別情報管理テーブル)
また、不揮発性記憶部6000には、図15に示されているようなユーザ識別情報管理テーブルによって構成されているユーザ識別情報管理DB6005が構築されている。ユーザ識別情報管理テーブルには、テキストチャットサービスにおけるユーザ識別情報のユーザIDとテレビ会議サービスにおいてユーザを識別するための通信IDとが、管理IDにより対応づけられている。ユーザ識別情報管理テーブルは登録情報の一例である。
ユーザIDと通信IDは基本的に1対1に対応するが、一人のユーザに複数の通信IDが対応づけられていてもよい。ユーザ識別情報管理テーブルによれば、テキストチャットサービスでテキストメッセージを入力したユーザのユーザIDに対応づけられた通信IDを読み出すことができる。したがって、テキストメッセージに含まれる通信IDが、テキストメッセージの送信者のユーザに与えられている通信IDと一致するか否かをID一致判定部41が判断できる。
なお、通信IDは例えば01aaのように二桁の数字+二桁の小文字のアルファベットで表しているが、実際の桁数はもっと多い。例えば、図1、2で説明したように十桁以上の数字やアルファベットで構成されている。本実施形態では、通信IDを原則的に二桁の数字+二桁の小文字のアルファベットで説明しながら、説明の上で好ましい場合に12桁の数字で表すものとする。例えば、通信IDが02aaの携帯端末20aaの通信IDは「123456789012」である。
次に、共通情報管理装置60の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、共通情報管理装置60の各機能構成部を説明するにあたって、図8に示されている各構成要素のうち、共通情報管理装置60の各機能構成部を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
送受信部61は、図7に示されているCPU301からの命令、及び図7に示されているネットワークI/F309によって実行され、通信ネットワーク2を介して伝送管理システム50と各種データ(または情報)の送受信を行う。
記憶・読出処理部62は、図7に示されているCPU301からの命令、及び図7に示されているHDD305によって実行され、不揮発性記憶部6000に各種データを記憶したり、不揮発性記憶部6000に記憶された各種データを読み出したりする処理を行う。
<処理の詳細>
《ログイン、宛先リスト表示、セッションの確立》
図16を用いて、ユーザが携帯端末20aaを操作して、この携帯端末20aaの宛先端末の候補のリストである宛先リストを表示させる処理の詳細について説明する。図16は、本実施形態に係る携帯端末のログインから宛先リスト表示までの一例のシーケンス図である。
ユーザが、携帯端末20の入力装置202を介して、ログイン操作を行う(ステップS1801)。
すると、携帯端末20の操作入力受付部12は、このログイン操作を受け付けて、ログイン要求情報をテキストチャット管理システム50に送信する(ステップS1802)。このログイン要求情報には、要求元としての自端末である携帯端末20aaを識別するためのユーザID、及びパスワードが含まれている。また、ログイン要求情報には、携帯端末20aaの端末種別名とサービス名が含まれている。なお、ユーザID及びパスワードは、ログイン操作の際に、ユーザから操作入力受付部12を介して入力される。携帯端末20aaからテキストチャット管理システム50へログイン要求情報が送信されると、受信側であるテキストチャット管理システム50は、送信側である携帯端末20aaのIPアドレスを把握することができる。
ここで、以降では、携帯端末20aaが送信したログイン要求情報に含まれる端末種別名が「汎用」、サービス名が「テレビ会議、テキストチャット」であるとして説明する。
次に、テキストチャット管理システム50の認証部52は、送受信部51を介してログイン要求情報を受信すると認証処理を行う(ステップS1803)。この認証処理は、携帯端末20aaから送信されたユーザIDとパスワードが認証管理テーブルに登録されているか否かを判定する処理である。ここでは認証が成立したものとして説明する。
テキストチャット管理システム50の送受信部51は、上記のステップS1803の認証処理において生成された認証結果を携帯端末20aaに送信する(ステップS1804)。テキストチャット管理システム50は、ログイン成功を示す認証結果を携帯端末20aaに送信したものとして説明を続ける。なお、携帯端末20aaは、テキストチャット管理システム50からログイン失敗を示す認証情報を受信した場合、ログインが失敗したことを示す画面を携帯端末20aaの表示装置203に表示させ、処理を終了させる。
続いて、携帯端末20aaの送受信部11は、ログイン成功を示す認証結果をテキストチャット管理システム50から受け取ると、宛先リスト要求を要求すると共に、携帯端末20aaの稼働状態を通知する(ステップS1805)。ここで通知する携帯端末20aaの稼働状態は、稼働状態が「オンライン(通信可能)」であることを示す情報である。なお、例えば、稼働状態がオンラインであるが、何らかの理由により他の伝送端末と通信を行うことができない状態等である場合は「オンライン(通信不可)」などであることを示す情報であってもよい。
その後、テキストチャット管理システム50の状態管理部53は、共通情報管理装置60のID管理DB6004における要求元端末(携帯端末20aa)の稼動状態を「オンライン(通信可能)」にする(ステップS1806)。
すると、テキストチャット管理システム50は、稼働状態通知判定処理を行う(ステップS1807)。この稼働状態通知判定処理について、図17を用いて説明する。図17は、本実施形態に係る稼働状態通知判定処理の一例を示すフローチャートである。
テキストチャット管理システム50の端末抽出部54は、宛先リスト管理DB5002の宛先リスト管理テーブルから要求元端末(携帯端末20aa)の宛先リストを取得する(ステップS1601)。
次に、テキストチャット管理システム50の通知先判定部57は、ステップS1601で取得した宛先リストに、他の伝送管理システム50が管理する伝送端末が存在するか否かを判定する(ステップS1602)。
ここでは、携帯端末20aa(ユーザID「02AA」)の宛先リストは、「02AB@テキストチャット管理システム」、「01ab@テレビ会議管理システム」が含まれている。したがって、テレビ会議管理システム50が管理する通信ID「01ab」のテレビ会議専用端末10abが存在するため、ステップS1603に進む。
なお、取得した宛先リストに他の伝送管理システム50が管理する伝送端末が存在しない場合、処理を終了させる。すなわち、この場合、取得した宛先リストに含まれる宛先端末の候補は、すべてテキストチャット管理システム50で管理される伝送端末である。したがって、テキストチャット管理システム50の通知先判定部57は、要求元端末の稼働状態を他の伝送管理システム50に通知したり、他の伝送管理システム50から稼働状態を取得したりする必要はないと判定する。
次に、テキストチャット管理システム50の通知先判定部57は、要求元端末(携帯端末20aa)について、ID管理テーブルの通知先が設定されているか否かを判定する(ステップS1603)。
ここでは、携帯端末20aa(通信ID「02aa」)のID管理テーブルにおける通知先が「テレビ会議管理システム」設定されているため、ステップS1604に進む。
続いて、テキストチャット管理システム50の通知先判定部57は、要求元端末のID管理テーブルにおける通知先に設定されている他の伝送管理システム50(テレビ会議管理システム50)に対して稼働状態の通知及び取得要と判定して、処理を終了させる(ステップS1604)。このように、通知先判定部57は、ID管理テーブルにおいて要求元端末の通知先が設定されている場合、この通知先に対して要求元端末の稼働状態を通知すると共に要求元端末の宛先端末の候補の稼働状態の取得する必要があると判定する。
ステップS1603の判定がNoの場合、処理はステップS1605に進む。テレビ会議管理システム50の通知先判定部57は、要求元端末の宛先リストの宛先端末の候補について、ID管理テーブルの通知先に自身(テキストチャット管理システム50)を設定している宛先端末があるか否かを判定する(ステップS1605)。
次に、テレビ会議管理システム50の通知先判定部57は、自身(テキストチャット管理システム50)を通知先に設定している宛先端末の候補を管理している伝送管理システム50に対して稼働状態の通知及び取得要と判定する(ステップS1606)。
図16の説明に戻る。図17を用いて説明した、ステップS1807の稼働状態通知判定処理において、他の伝送管理システム50に対して、稼働状態の通知及び取得が必要であると判定された場合、ステップS1808〜S1810の処理を行う。ここでは、上述した通り、テレビ会議管理システム50に対して、稼働状態の通知及び取得が必要であると判定されたため、ステップS1808〜S1810の処理を行う。
まず、テキストチャット管理システム50の送受信部51は、要求元端末(携帯端末20aa)の稼働状態「オンライン(通信可能)」と、該当の宛先端末の候補(テレビ会議専用端末10ab)の稼働状態の取得要求とをテレビ会議管理システム50に対して行う(ステップS1808)。
次に、テレビ会議管理システム50の端末状態通知・取得部55は、上記の要求元端末の稼働状態と、該当の宛先端末の候補の稼働状態の取得要求とを受信すると、この該当の宛先端末の候補の稼働状態を取得すると共に、この宛先端末の候補に要求元端末の稼働状態を通知する(ステップS1809)。ただし、要求元端末の稼働状態は、宛先端末の候補の稼働状態が「オンライン」である場合にのみ、宛先端末の候補に通知される。
ここでは、テレビ会議管理システム50の端末状態通知・取得部55は、宛先端末の候補であるテレビ会議専用端末10ab(通信ID「01ab」)の稼働状態をID管理DB6004から取得する。そして、このテレビ会議専用端末10abの稼働状態は「オフライン」であるため、要求元端末(携帯端末20aa)の稼働状態は、テレビ会議専用端末10abには通知されない。
続いて、テキストチャット管理システム50の送受信部51は、宛先端末の候補(テレビ会議専用端末10ab)の稼働状態をテキストチャット管理システム50に通知する(ステップS1810)。
テキストチャット管理システム50の端末状態通知・取得部55は、要求元端末(携帯端末20aa)の宛先端末の候補のうち、自身(テキストチャット管理システム50)が管理する伝送端末の稼働状態をID管理DB6004から取得する(ステップS1811)。ここでは、テキストチャット管理システム50の端末状態通知・取得部55は、携帯端末20aaの宛先端末の候補のうち、自身が管理する伝送端末である携帯端末20ab(ユーザID「02AB」)の稼働状態をID管理DB6004から取得する。
そして、テキストチャット管理システム50の送受信部51は、要求元端末(携帯端末20aa)に対して、この要求元端末の宛先リストの情報(宛先端末の候補の通信IDなど)と、上記のステップS1810及びS1811で取得した宛先端末の候補の稼働状態とを送信する(ステップS1812)。ここでは、要求元端末である携帯端末20aaの宛先リストの情報と、この宛先リストに含まれる宛先端末の候補である携帯端末20ab及びテレビ会議専用端末10abの稼働状態とを携帯端末20aaに送信する。
携帯端末20aaの宛先リスト作成部17は、テキストチャット管理システム50から宛先リストの情報と、宛先端末の候補の稼働状態とを受け取ると、宛先リストを作成し、表示装置203に表示させる(ステップS1813)。ここで、携帯端末20aaの表示装置203には、例えば図18に示されるような宛先リストが表示される。
図18は、携帯端末に表示される宛先リスト表示画面の一例のイメージ図である。図18に示される宛先リスト表示画面4000は、宛先リスト4100と、自端末の通信ID4200と、自端末が撮像した映像表示4300とが含まれる。宛先リスト4100は、携帯端末20aaの宛先端末の候補としての伝送端末の一覧が表示されている。これらの宛先端末の候補の一覧には、宛先端末の候補の通信ID、ユーザIDと、名称と、稼働状態と、この宛先端末の候補が利用可能なサービス(テレビ会議、テキストチャット)が表示されている。
通信ID4200は、この宛先リスト表示画面4000を表示している携帯端末20aaのユーザIDが表示される。映像表示4300は、この宛先リスト表示画面4000を表示している携帯端末20aaのカメラ210で撮像されている映像が表示されている。
携帯端末20aaのユーザは、この宛先リスト表示画面4000の宛先リスト4100から通信を行いたい所望の伝送端末を選択することで、選択した伝送端末とテレビ会議又はテキストチャットを行うことができる。なお、宛先リスト4100に表示されている宛先端末の候補の一覧のうち、例えば稼働状態が「オフライン」である伝送端末や、稼働状態が「オンライン」であっても他の伝送端末と通信中であるような場合には、このような伝送端末とはテレビ会議を行うことができない。
図16に戻り、携帯端末20aaのユーザは、この宛先リスト表示画面の宛先リストから通信を行いたい所望の伝送端末を選択する(S1814)。
次に、携帯端末20aaの送受信部11は、要求元端末20aaのユーザID「02AA」および宛先端末20abのユーザID「02AB」が含まれる、通信を開始したい旨を示す開始要求情報を、テキストチャット管理システム50へ送信する(ステップS1815)。テキストチャット管理システム50は開始要求情報の送信により要求元端末のIPアドレスを取得する。開始要求情報は通信接続要求の一例である。
これにより、テキストチャット管理システム50は、ID管理テーブルを参照して宛先端末である携帯端末20abのIPアドレスを読み出し、携帯端末20aaと携帯端末20abの間でテキストチャットのセッションを確立する(S1816)。
テレビ会議管理システム50によるセッションの確立では、中継装置30がテレビ会議管理システムからの要求でセッションを確立するが、テキストチャットサービスではテキストチャット管理システム50がセッションを確立する。なお、テキストチャットサービスにおいても中継装置30がセッションを確立してもよい。
また、図16では、携帯端末20aaがテキストチャット管理システム50にログインする手順を説明したが、テレビ会議専用端末10がテレビ会議管理システム50にログインする際の手順も同様である。
本実施例では、テキストチャット管理システム50が、テキストメッセージに含まれる通信IDを検証する伝送システム1について説明する。以下、携帯端末20aaがテキストメッセージを送信し、携帯端末20abがテキストメッセージを受信するものとして説明する。携帯端末20aaを送信元、携帯端末20abを送信相手という場合がある。
<<テキストチャット管理システムにおける通信IDの送信>>
携帯端末20aaが携帯端末20abとテキストチャットを開始した後に、携帯端末20aaのユーザが自分の通信IDを送信する手順について説明する。図19は携帯端末20aaが自分の通信IDを送信するシーケンス図の一例を、図20はテキストチャット管理システム50が通信IDの検証等を行う詳細なフローチャート図の一例を示す。
S1:携帯端末20aaの送受信部11はテキストメッセージをテキストチャット管理システム50に送信する。
S2:テキストチャット管理システム50の送受信部51がテキストメッセージを受信すると、ID一致判定部41はテキストメッセージに通信ID(12桁の数値)が含まれているか否かを判定する。ここでは、通信IDが含まれているものとして説明する。
S3:テキストチャット管理システム50のID一致判定部41は送信元の携帯端末20aaのユーザIDに対応づけられた通信IDをユーザ識別情報管理テーブルから読み出す。送信元の携帯端末20aaのユーザIDは、例えばセッション管理テーブルなどのテーブルに登録されたものを用いてもよいし、携帯端末20aaが送信したテキストメッセージに添付されたものを用いてもよい。
S4:ID一致判定部41はテキストメッセージに含まれている通信IDと、ユーザ識別情報管理テーブルから読み出した通信IDとが一致するか否かを判定する。ここでは一致したものとするが、一致しない場合はステップS9を除いて以下の処理は行われない。
S5:次に、受信端末管理部43は送信相手である携帯端末20abのユーザIDに対応づけられた通信IDをユーザ識別情報管理テーブルから読み出す。携帯端末20abのユーザIDは、例えばセッション管理テーブルなどのテーブルに登録されたものを用いてもよいし、携帯端末20aaが送信したテキストメッセージに添付されたものを用いてもよい。
S6:受信端末管理部43は、送信元の通信IDと送信相手の通信IDをテレビ会議管理システム50に送信して、宛先リスト管理テーブルに登録されている通信IDの確認をテレビ会議管理システム50に要求する。
これは、宛先リスト管理テーブルに宛先の通信IDが登録されていないと携帯端末20は他の携帯端末20に対し発信できないためである。図10(a)の宛先リスト管理テーブルでは携帯端末20abの宛先リストに「02aa@テレビ会議管理システム」が登録されているので、携帯端末20aaの通信IDが携帯端末20abの宛先リストに登録されている。
また、発信を受ける側(ここでは携帯端末20aa)も発信側(ここでは携帯端末20ab)の通信IDを宛先リスト管理テーブルに登録している必要がある。図10(a)の宛先リスト管理テーブルでは携帯端末20aaの宛先リストに「02ab@テレビ会議管理システム」が登録されているので、携帯端末20abの通信IDが携帯端末20aaの宛先リストに登録されている。このような仕組みにより、自分が知らない他人が自分に接続要求することを困難にできる。
S6.1:仮に、携帯端末20abの通信IDが携帯端末20aaの宛先リストに登録されていない場合、受信端末管理部43は、携帯端末20aaに対し、携帯端末20abの通信IDを宛先リスト管理テーブルに登録するよう要求する。なお、ステップS1で携帯端末20aaがテキストメッセージを送信することで、携帯端末20aaは自分の宛先リスト管理テーブルへの携帯端末20abの通信IDの登録を許可したと考えてよい。このため、ステップS6.1の前に、テキストチャット管理システム50がテレビ会議管理システム50に対し携帯端末20abの通信IDを携帯端末20aaの宛先リスト管理テーブルに登録するよう要求してもよい。
S7:次に、受信端末管理部43は、送信元の携帯端末20aa、及び、送信相手の携帯端末20abのテレビ会議管理システム50に対する稼働状態をID管理テーブルから取得する。
S7.1:仮に、携帯端末20aaの稼働状態がオフラインの場合、受信端末管理部43は、携帯端末20aaに対し、テレビ会議管理システム50へのログインを要求する。
S8:次に、テキストチャット管理システム50のリンク埋め込み部42は、テキストメッセージの文字列に変換処理を施す。すなわち、テキストメッセージに含まれる通信IDに会議を開始するためのリンクを埋め込む。リンクの詳細は図20にて説明する。
S9:テキストチャット管理システム50の送受信部51は、送信相手である携帯端末20abにテキストメッセージを送信する。
続いて、図20に基づいて説明する。
送信元である携帯端末20aaのユーザがテキストメッセージを入力し、テキストメッセージを送信する(S10)。これにより、テキストメッセージがテキストチャット管理システム50に送信され、テキストチャット管理システム50の送受信部51はテキストメッセージを取得する(S20)。
次に、ID一致判定部41は取得したテキストメッセージの文字列中に12桁の数字が含まれるかどうか判定する(S30)。12桁の数字としたのは、通信IDが12桁の数字で構成されているためである。このステップS30の判定により通信IDが含まれる可能性が高いテキストメッセージを抽出できる。通信IDが例えば11桁の数字で構成されている場合は、テキストメッセージに11桁の数字が含まれているか否かが判定される。また、例えば、決まった位置に横バー「−」を含む記述形式では、桁数が同じで決まった位置に「−」が含まれているか否かが判定される。したがって、ID一致判定部41は通信IDの記述形式と同じ文字列が含まれているか否かを判定すればよい。
ステップS30の判定がNoの場合、テキストチャット管理システム50の送受信部51はテキストメッセージをそのまま送信相手である携帯端末20abに送信する(S120)。すなわち、通信IDが含まれない可能性が高いためそのまま送信する。
ステップS30の判定がYesの場合、テキストチャット管理システム50のID一致判定部41はユーザ識別情報管理テーブルから携帯端末20aaのユーザIDに対応付けられた通信IDを取得する(S40)。
次に、テキストメッセージに含まれる通信IDであると推定される数字と、ユーザ識別情報管理テーブルから取得した通信IDとが一致するか否かを判定する(S50)。
ステップS50の判定がNoの場合、ステップS30で通信IDと推定された数字は送信元の携帯端末20aaのユーザとは無関係であると判断して、テキストチャット管理システム50の送受信部51はテキストメッセージをそのまま送信相手の携帯端末20abに送信する(S120)。
ステップS50の判定がYesの場合、通信IDと推定される数字は携帯端末20aaユーザの通信IDであると判断でき、送信相手である携帯端末20abがテレビ会議を開始できるように以下の処理を行う。
まず、テキストチャット管理システム50の受信端末管理部43は、宛先リスト管理テーブルの携帯端末20abの宛先リストに携帯端末20aaの通信IDが登録されているか否かを判定する(S70)。なお、宛先リスト管理テーブルの携帯端末20aaの宛先リストに携帯端末20abの通信IDが登録されているか否かも判定する。
ステップS70の判定がNoの場合、リンク埋め込み部42は携帯端末20aaの通信IDに宛先登録のリンクを埋め込む(S80)。すなわち、携帯端末20aaの通信IDに宛先登録のWebページを取得できるURI(Uniform Resource Identifier)を埋め込む。携帯端末20abのユーザはこのURIからWebページを取得し、宛先リスト管理テーブルの携帯端末20abの宛先リストに携帯端末20aaの通信IDを登録することができる。
ステップS70の判定がYesの場合、テキストチャット管理システム50の受信端末管理部43は、送信相手である携帯端末20abがテレビ会議管理システム50にログインしているか否かを判定する(S90)。テキストチャット管理システム50とテレビ会議システムとは別のシステムなので、携帯端末20abのユーザがテレビ会議システムにログインしていない場合、テレビ会議を開始できないためである。なお、送信元である携帯端末20aaがテレビ会議管理システム50にログインしているか否かも判定する。
ステップS90の判定がNoの場合、リンク埋め込み部42はテレビ会議管理システム50のログイン画面へのリンクを携帯端末20aaの通信IDに埋め込む(S100)。すなわち、携帯端末20aaの通信IDにログイン画面のWebページを取得できるURIを埋め込む。
ステップS90の判定がYesの場合、リンク埋め込み部42はテレビ会議を開始するための開始画面へのリンクを携帯端末20aaの通信IDに埋め込む(S110)。すなわち、携帯端末20aaの通信IDに、携帯端末20abを要求元端末、携帯端末20aaを送信相手として通信ID「02ab」「02aa」が含まれる、通信を開始したい旨を示す開始要求情報をテレビ会議管理システム50へ送信するためのリンクを埋め込む。
以上の処理の後、テキストチャット管理システム50の送受信部はステップS80、S100,又はS110のリンクが埋め込まれたテキストメッセージを携帯端末20abに送信する。
図20の処理が終了すると、携帯端末20abのユーザは通信IDにリンクが埋め込まれていれば携帯端末20aaの通信IDが正しいと判断して、必要であれば、宛先リスト管理テーブルへの携帯端末20aaの通信IDの登録及びログインを行って、テレビ会議を開始することができる。また、通信IDに似た数字が複数個テキストメッセージに含まれていても通信IDを容易に特定できる。
通信IDにリンクが埋め込まれていない場合、携帯端末20abのユーザは、携帯端末20aaの通信IDが正しくないと判断できる。したがって、テレビ会議を開始せずに携帯端末20aaのユーザにもう一度、通信IDを問い合わせるなどの適切な対応が可能になる。
本実施例では、通信IDが含まれるテキストメッセージを送信する携帯端末20aaが、テキストメッセージに含まれる通信IDを検証する伝送システム1について説明する。
図21は、本実施例に係る伝送システムを構成する各端末、装置及びシステムの機能ブロック図である。本実施例において、図8において同一の符号を付した構成要素は同様の機能を果たすので、主に本実施例の主要な構成要素についてのみ説明する場合がある。
図21では、携帯端末20がID一致判定部41及びリンク埋め込み部42を有している。これらは、図6に示されているCPU101からの命令によって実現され、それぞれの機能はテキストチャット管理システム50が有している場合と同様である。
また、携帯端末20は、図6に示されているRAM103によって構築される揮発性記憶部2000、及び図6に示されているフラッシュメモリ104によって構築される不揮発性記憶部1000を有している。揮発性記憶部2000には、ユーザ識別情報管理DB6005を有している。携帯端末20が有するユーザ識別情報管理テーブルは、実施例1において共通情報管理装置60が有していたものと同等の情報を有している。しかしながら、本実施例では自分(すなわち送信元のユーザ)と送信相手のユーザIDに対応づけられている通信IDを有していればよい。
一方、伝送管理システム50としてのテキストチャット管理システム50はID一致判定部41とリンク埋め込み部42を有している。これは、テキストチャット管理システム50においても、通信IDが一致するか否かを判定し、テキストメッセージに含まれる通信IDにリンクの埋め込みを行うためである。携帯端末20abのリンク埋め込み部42を省略して、リンクの埋め込みの全てをテキストチャット管理システム50が行ってもよい。
次に、図22を用いて、テキストメッセージの送信側の携帯端末20aaが有するユーザ識別情報管理テーブルとIDの一致判定について説明する。図22は携帯端末20aaが有するユーザ識別情報管理テーブルとテキストメッセージの一例を示す図である。携帯端末20aaにとって自分の通信IDは既知であるが、ユーザ識別情報管理テーブルから自分のユーザIDに対応付けられた通信IDを読み出すことができる。
実施例1と同様に、携帯端末20aaのID一致判定部41は、テキストメッセージに含まれる通信IDと推定される数字が、ユーザ識別情報管理テーブルの自分の通信IDと一致するか否を判定する。
ところで、共通情報管理装置60がユーザ識別情報管理DB6005を有している場合、ユーザ識別情報管理テーブルの通信IDは、送信元の携帯端末20aaの正しい通信IDであると確認された上で登録されている。携帯端末20aaが有するユーザ識別情報管理DB6005が、共通情報管理装置60からダウンロードされたものであれば、携帯端末20aaが有するユーザ識別情報管理テーブルの通信IDも正しい可能性が高い。しかしながら、ダウンロードした場合でも、ユーザが編集したり何者かが改ざんしたりする可能性はゼロでない。
また、携帯端末20が有するユーザ識別情報管理DB6005をユーザが自分で入力して構築する場合、ユーザ識別情報管理テーブルの通信IDが送信元である携帯端末20aaのユーザの正しい通信IDであるという保障がないことになる。
そこで、本実施例ではユーザ識別情報管理テーブルがチェック欄を有するものとする。このチェック欄には、携帯端末20aaがテレビ会議管理システム50にログインした場合、確認済み(図22では"○"で表示)が登録される。携帯端末20aaがログインした場合(ユーザの認証が成立した場合)、通信IDが正しいとみなすことができるため、ユーザ識別情報管理テーブルに確認済みが登録されている場合、ID一致判定部41がテキストメッセージに含まれている通信IDの検証に用いてよいことになる。
なお、テレビ会議管理システム50へのログインまでの手順は図16にて説明した手順と同様であり携帯端末20aaにはテレビ会議管理システム50から認証結果情報が送信される。記憶・読出処理部18はテレビ会議管理システム50からログイン成功を示す認証結果を受信した場合、ユーザ識別情報管理テーブルの自分の通信IDに対応付けられたチェック欄に確認済みを登録する。
こうすることで、テキストメッセージに含まれる通信IDと、ユーザ識別情報管理テーブルに登録された通信IDが一致すると判定された場合、テキストメッセージに含まれる通信IDが送信元の通信IDであることが保証される。
<動作手順>
図23を用いて、携帯端末02aaが通信IDを検証した後に、携帯端末02aaが自分の通信IDが含まれるテキストメッセージを送信する手順について説明する。図23は携帯端末02aaが自分の通信IDが含まれるテキストメッセージを送信するシーケンス図の一例を示す。
なお、図23のチャットアプリは、携帯端末20が保持する端末用プログラムの一例である。チャットアプリは、ユーザがテキストチャットを行うために動作させるアプリであり、図21に示した携帯端末20aaの機能を有している。
S1:携帯端末20aaのユーザはテキストメッセージを入力して送信する。
S2:携帯端末20aaの操作入力受付部12はテキストメッセージを取得して、チャットアプリがテキストメッセージを取得する。チャットアプリのID一致判定部41はテキストメッセージに通信IDが含まれているか否かを判定する。ここでは、通信IDが含まれているものとして説明する。
S3:次に、携帯端末20aaの記憶・読出処理部18はユーザ識別情報管理DB6005のユーザ識別情報管理テーブルから、自分のユーザIDに対応付けられた通信IDを読み出す。
S4:次に、携帯端末20aaのID一致判定部41はテキストメッセージに含まれている通信IDと、ユーザ識別情報管理テーブルから読み出した通信IDとが一致するか否かを判定する。ここでは一致したものとする。
S5:携帯端末20aaのリンク埋め込み部42は、テキストメッセージの文字列に変換処理を施す。すなわち、テキストメッセージに含まれる通信IDに会議を開始するためのリンクを埋め込む。この段階では、送信相手である携帯端末20abの宛先リスト管理テーブルの宛先リストに携帯端末20aaが登録されているか、及び、携帯端末20abがテレビ会議管理システム50にログインしているか否か不明なので、会議を開始できる状態であるという前提でリンクを埋め込む。
S6:携帯端末20aaの送受信部11はリンクを埋め込んだテキストメッセージをテキストチャット管理システム50に送信する。
S7:テキストチャット管理システム50の送受信部51がテキストメッセージを受信すると、受信端末管理部43は、宛先リスト管理テーブルへの宛先登録の確認をテレビ会議管理システム50に要求する。すなわち、送信相手の携帯端末20abに対応づけて宛先リスト管理テーブルの宛先リストに送信元の携帯端末20aaが登録されているか否かの確認を要求する。送信元の携帯端末20aaに対応づけて宛先リスト管理テーブルの宛先リストに送信相手の携帯端末20abが登録されているか否かの確認を要求する。
S7.1:仮に、携帯端末20abの通信IDが携帯端末20aaの宛先リストに登録されていない場合、受信端末管理部43は、携帯端末20aaに対し、携帯端末20abの通信IDを宛先リスト管理テーブルに登録するよう要求する。
S8:次に、受信端末管理部43はID管理テーブルを参照して、携帯端末20aaと携帯端末20abのテレビ会議管理システム50へのログイン状態を取得する。
S8.1:仮に、携帯端末20aaの稼働状態がオフラインの場合、受信端末管理部43は、携帯端末20aaに対しテレビ会議管理システム50へのログインを要求する。
S9:テキストチャット管理システム50のリンク埋め込み部42は、以下の場合に、テキストメッセージの文字列に変換処理を施す。
・宛先登録済みでログイン状態の場合:リンクは埋め込まない(携帯端末20aaがすでに埋め込んでいるため)
・宛先登録済みでない場合:宛先登録のためのリンクを埋め込む
・宛先登録済みであるがログインしていない場合:ログイン画面のリンクを埋め込む
S10:テキストチャット管理システム50の送受信部51は、送信相手である携帯端末20abにテキストメッセージを送信する。
したがって、本実施例の伝送システム1によれば、テキストメッセージの送信元の携帯端末20aaが通信IDが一致しているか否かを判断するため、テキストチャット管理システム50の負荷が増大することを抑制できる。
<好適な変形例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、共通情報管理装置60が有する各種のデータベースは伝送管理システム50が有していてもよい。
また、不揮発性記憶部5000,1000、6000は、伝送管理システム50及び共通情報管理装置60が通信ネットワーク2からアクセス可能な場所にあればよい。
また、複数のテレビ会議管理システム50、複数のテキストチャット管理システム502がそれぞれ存在してもよい。また、複数のテレビ会議管理システム50、複数のテキストチャット管理システム50の機能の一部が別の装置により分散して保持されていてもよい。
また、本実施形態では、伝送システム1がテレビ会議システムとテキストチャットシステムを例にして説明したが、通話システム、SNS(Social Network Service)、電子メールシステムの任意の2つの組み合わせに適用できる。
1 伝送システム
10、20 伝送端末
30 中継装置
41 ID一致判定部
42 リンク埋め込み部
43 受信端末管理部
50 伝送管理システム
51 送受信部
52 認証部
53 状態管理部
54 端末抽出部
55 端末状態通知・取得部
56 セッション管理部
57 通知先判定部
60 共通情報管理装置
特開2004−274427号公報

Claims (11)

  1. 第1の伝送端末から第2の伝送端末へデータを送信する伝送システムであって、
    第1の識別情報により特定される前記第1の伝送端末と第2の識別情報により特定される前記第2の伝送端末との間で第1のデータの通信接続を行う第1の通信接続手段と、
    前記第1の伝送端末の前記第1の識別情報に対応づけて第3の識別情報が登録された登録情報を参照して、前記第1の識別情報に対応づけられた前記第3の識別情報を取得し、前記第1の伝送端末が前記第2の伝送端末に送信する送信データに前記第3の識別情報が含まれているか否かを判定する判定手段と、
    前記送信データに前記第3の識別情報が含まれていると前記判定手段が判定した場合に、前記第3の識別情報が正しい旨の情報を前記送信データに付加する付加手段と、を有する伝送システム。
  2. 前記登録情報には前記第2の伝送端末の前記第2の識別情報に対応づけて第4の識別情報が登録されており、
    前記登録情報を参照して、前記第2の識別情報に対応づけられた前記第4の識別情報を取得して、前記第4の識別情報に対応づけて前記第2の伝送端末の宛先端末が登録された宛先端末登録情報に、前記第3の識別情報が含まれているか否かを判定する宛先情報判定手段を有し、
    前記宛先情報判定手段が前記宛先端末登録情報に前記第3の識別情報が含まれていないと判定した場合、前記付加手段は前記情報に加え、前記宛先端末登録情報に前記第3の識別情報の登録を促す第2の情報を付加する請求項1に記載の伝送システム。
  3. 前記登録情報を参照して、前記第3の識別情報に対応づけて前記第1の伝送端末の宛先端末が登録された宛先端末登録情報に、前記第4の識別情報が含まれているか否かを判定する宛先情報判定手段を有し、
    前記宛先情報判定手段が前記宛先端末登録情報に前記第4の識別情報が含まれていないと判定した場合、前記第1の伝送端末に対し、前記宛先端末登録情報に前記第4の識別情報の登録を要求する請求項2に記載の伝送システム。
  4. 前記登録情報を参照して、前記第2の識別情報に対応づけられた第4の識別情報を取得し、
    前記第4の識別情報の前記第2の伝送端末が、複数の伝送端末の間で第2のデータの通信接続を行う他の伝送システムにログインしているか否かを判定する宛先情報判定手段を有し、
    前記宛先情報判定手段が前記他の伝送システムに前記第4の識別情報の前記第2の伝送端末がログインしていないと判定した場合、前記付加手段は前記情報に加え、前記他の伝送システムへのログインを促す第2の情報を付加する請求項1に記載の伝送システム。
  5. 第1の伝送端末と第2の伝送端末との通信接続を行う通信制御装置であって、
    第1の識別情報により特定される前記第1の伝送端末と第2の識別情報により特定される前記第2の伝送端末との間で第1のデータの通信接続を行う第1の通信接続手段と、
    前記第1の伝送端末が送信する送信データを受信する受信手段と、
    前記第1の伝送端末の前記第1の識別情報に対応づけて第3の識別情報が登録された登録情報を参照して、前記第1の識別情報に対応づけられた前記第3の識別情報を取得し、前記第1の伝送端末が前記第2の伝送端末に送信する送信データに前記第3の識別情報が含まれているか否かを判定する判定手段と、
    前記送信データに前記第3の識別情報が含まれていると前記判定手段が判定した場合に、前記第3の識別情報が正しい旨の情報を前記送信データに付加する付加手段と、を有する通信制御装置。
  6. 第2の伝送端末へデータを送信する伝送端末であって、
    第1の識別情報により特定される前記伝送端末と第2の識別情報により特定される前記第2の伝送端末との間における第1のデータの通信接続を外部の装置に対し要求する通信接続手段と、
    前記伝送端末の前記第1の識別情報に対応づけて第3の識別情報が登録された登録情報を参照して、前記第1の識別情報に対応づけられた前記第3の識別情報を取得し、前記伝送端末が前記第2の伝送端末に送信する送信データに前記第3の識別情報が含まれているか否かを判定する判定手段と、
    前記送信データに前記第3の識別情報が含まれていると前記判定手段が判定した場合に、前記第3の識別情報が正しい旨の情報を前記送信データに付加する付加手段と、
    前記付加手段が前記情報を付加した前記送信データを前記第2の伝送端末に送信する送信手段と、を有する伝送端末。
  7. 第1の伝送端末から第2の伝送端末へデータを送信する通信方法であって、
    第1の通信接続手段が、第1の識別情報により特定される前記第1の伝送端末と第2の識別情報により特定される前記第2の伝送端末との間で第1のデータの通信接続を行うステップと、
    判定手段が、前記第1の伝送端末の前記第1の識別情報に対応づけて第3の識別情報が登録された登録情報を参照して、前記第1の識別情報に対応づけられた前記第3の識別情報を取得し、前記第1の伝送端末が前記第2の伝送端末に送信する送信データに前記第3の識別情報が含まれているか否かを判定する判定ステップと、
    付加手段が、前記送信データに前記第3の識別情報が含まれていると前記判定手段が判定した場合に、前記第3の識別情報が正しい旨の情報を前記送信データに付加するステップと、を有する通信方法。
  8. 第1の伝送端末と第2の伝送端末との通信接続を行う通信方法であって、
    第1の通信接続手段が、第1の識別情報により特定される前記第1の伝送端末と第2の識別情報により特定される前記第2の伝送端末との間で第1のデータの通信接続を行うステップと、
    受信手段が、前記第1の伝送端末が送信する送信データを受信するステップと、
    判定手段が、前記第1の伝送端末の前記第1の識別情報に対応づけて第3の識別情報が登録された登録情報を参照して、前記第1の識別情報に対応づけられた前記第3の識別情報を取得し、前記第1の伝送端末が前記第2の伝送端末に送信する送信データに前記第3の識別情報が含まれているか否かを判定する判定ステップと、
    付加手段が、前記送信データに第3の識別情報が含まれていると前記判定手段が判定した場合に、前記第3の識別情報が正しい旨の情報を前記送信データに付加するステップと、を有する通信方法。
  9. 第2の伝送端末へデータを送信する伝送端末の送信方法であって、
    通信接続手段が、第1の識別情報により特定される前記伝送端末と第2の識別情報により特定される前記第2の伝送端末との間における第1のデータの通信接続を外部の装置に対し要求するステップと、
    判定手段が、前記伝送端末の前記第1の識別情報に対応づけて第3の識別情報が登録された登録情報を参照して、前記第1の識別情報に対応づけられた前記第3の識別情報を取得し、前記伝送端末が前記第2の伝送端末に送信する送信データに前記第3の識別情報が含まれているか否かを判定する判定ステップと、
    付加手段が、前記送信データに第3の識別情報が含まれていると前記判定手段が判定した場合に、前記第3の識別情報が正しい旨の情報を前記送信データに付加するステップと、
    送信手段が、前記付加手段が前記情報を付加した前記送信データを前記第2の伝送端末に送信するステップと、を有する送信方法。
  10. 第1の伝送端末と第2の伝送端末との通信接続を行う情報処理装置に、
    第1の識別情報により特定される前記第1の伝送端末と第2の識別情報により特定される前記第2の伝送端末との間で第1のデータの通信接続を行う第1の通信接続ステップと、
    前記第1の伝送端末が送信する送信データを受信する受信ステップと、
    前記第1の伝送端末の前記第1の識別情報に対応づけて第3の識別情報が登録された登録情報を参照して、前記第1の識別情報に対応づけられた前記第3の識別情報を取得し、前記第1の伝送端末が前記第2の伝送端末に送信する送信データに前記第3の識別情報が含まれているか否かを判定する判定ステップと、
    前記送信データに前記第3の識別情報が含まれていると前記判定ステップで判定された場合に、前記第3の識別情報が正しい旨の情報を前記送信データに付加する付加ステップと、を実行させるプログラム。
  11. 第2の伝送端末へデータを送信する伝送端末に、
    第1の識別情報により特定される前記伝送端末と第2の識別情報により特定される前記第2の伝送端末との間における第1のデータの通信接続を外部の装置に対し要求する通信接続ステップと、
    前記伝送端末の前記第1の識別情報に対応づけて第3の識別情報が登録された登録情報を参照して、前記第1の識別情報に対応づけられた前記第3の識別情報を取得し、前記伝送端末が前記第2の伝送端末に送信する送信データに前記第3の識別情報が含まれているか否かを判定する判定ステップと、
    前記送信データに前記第3の識別情報が含まれていると前記判定ステップで判定された場合に、前記第3の識別情報が正しい旨の情報を前記送信データに付加する付加ステップと、
    前記付加ステップにより前記情報が付加された前記送信データを前記第2の伝送端末に送信する送信ステップと、を実行させるプログラム。
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