JP6182902B2 - 伝送端末、伝送システム及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、伝送端末、伝送システム及びプログラムの分野に関する。
近年、インターネット等の通信ネットワークを介し、遠隔地との間で遠隔会議を行う会議システムが普及している。会議の出席者は、実際の会議に近い状態で、遠隔地間の会議を行えることが特徴である。
このような会議システムでは、遠隔会議を行う出席者がいる片方の会議室において、端末装置を用い、出席者や会議室などの画像を撮影すると共に、出席者の発言などの音声を収集し、これら画像及び音声をデジタルデータに変換し、相手方の端末装置に送信する。一方、相手方の端末装置は、画像及び音声を受信し、ディスプレイやスピーカより受信した画像及び音声を出力する。
また、このような会議システムにおいて、会議に参加中の全端末装置に対し画像及び音声を送信するだけではなく、端末装置の内、特定の端末装置に対してのみに、画像及び音声を送信することで、特定の端末装置とだけ、秘話通信を行えるものもある。
これらに関する技術として、例えば、特許文献1には、会議中の秘話通信を実現する目的で、会議中の端末操作により秘話通信の対象となる端末を指定し、秘話通信を開始・終了可能な会議中継装置等が記載されている。
しかしながら、従来、秘話通信対応の会議システムは、秘話通信の対象となる端末の選択操作や、秘話通信の開始・終了の操作を行う場合、会議の出席者(利用者)は、端末付属のハードウェアキーを操作したり、リモコンのキー操作を行うなどの操作を行う必要がある。このため、出席者は、秘話通信を行おうとする場合には、これら操作を行わなければならず、通常通信及び秘話通信間の切替えを、スムーズに行えないという問題があった。
本発明は上記のような問題に鑑み提案されたものであり、その目的とするところは、通常通信及び秘話通信間の切替え操作の容易化を図る伝送端末、伝送システム及びプログラム等を提供することにある。
そこで上記課題を解決するため、本発明に係る伝送端末は、端末ごとに予め特定の通信モードの場合のみ通信可能な宛先を関連付けて管理する管理システムとネットワークを介して接続される伝送端末であって、複数の他の端末に対して少なくとも音声データを含むデータを送信する送信手段と、音声データを入力する音声入力手段と、前記他の端末と通信中に、前記音声入力手段により入力された音声データの音量に基づいて、通信モードを判定する判定手段と、0よりも大きい第1音量値と、前記第1音量値よりも大きい第2音量値と、前記第2音量値よりも大きい第3音量値と、を記憶した記憶手段と、を有し、前記判定手段により前記特定の通信モードであると判定された場合、前記送信手段によって送信されるデータは、前記通信中の複数の他の端末のうち、前記管理システムにおいて前記伝送端末に関連付けられた特定の通信モードの場合のみ通信可能な宛先に対応する端末に対してのみ送信され、前記判定手段は、少なくとも、第1の通信モードと前記特定の通信モードである第2の通信モードを判定し、前記入力された音声データの音量が、前記第1音量値よりも小さい、又は、前記第2音量値よりも大きい場合、前記他の複数の端末の全てを宛先とする前記第1の通信モードと判定し、前記入力された音声データの音量が、前記第1音量値よりも大きく、前記第2音量値よりも小さい場合、前記複数の他の端末のうち、一部の端末を宛先とする前記第2の通信モードと判定し、前記第2の通信モードと判定したとき、前記判定から所定時間経過後は、前記入力された音声データの音量が、一定時間以上の間、前記第3音量値よりも大きい場合、前記第1の通信モードと判定する。
なお、本発明の構成要素、表現または構成要素の任意の組合せを、方法、装置、システム、コンピュータプログラム、記録媒体、などに適用したものも本発明の態様として有効である。
本発明によれば、通常通信及び秘話通信間の切替え操作の容易化を図る伝送端末、伝送システム及びプログラム等を提供することができる。
伝送システム1の概略図である。 伝送システム1における画像データ、音声データ、及び各種管理情報の送受信の状態を示した概念図である。 端末10のハードウェア構成図である。 管理システムのハードウェア構成図である。 伝送システム1を構成する各端末、装置及びシステムの機能ブロック図である。 中継装置管理テーブルの一例である。 端末認証管理テーブルの一例である。 端末管理テーブルの一例である。 宛先リスト管理テーブルの一例である。 セッション管理テーブルの一例である。 秘話グループ管理テーブルの一例である。 各中継装置30から管理システム50に送信された各中継装置30の状態を示す状態情報を管理する処理を示したシーケンス図である。 複数の端末10の間で通話を開始する準備段階の処理を示したシーケンス図である。 端末間で画像データ及び音声データを送受信するセッション確立処理を示したシーケンス図である。 「秘話通信モード」への遷移処理を示したシーケンス図である。 通信モード遷移判定表の一例である。 音量Vと各閾値との関係図である。 通信モード遷移のタイミングチャートの一例である。
以下、本発明を実施するための形態を各実施形態において図面を用いて説明する。
[システム]
<全体構成>
はじめに、具体的な発明の内容を説明する前に、本発明を実施するにあたっての全体構成について説明する。
図1は、本実施形態に係る伝送システム1の概略図である。図2は、伝送システム1における画像データ、音声データ、及び各種管理情報の送受信の状態を示した概念図である。
伝送システム1には、伝送管理システム50を介して、一方の伝送端末10から他方の伝送端末10に一方向でコンテンツデータを伝送するデータ提供システムや、伝送管理システム50を介して、複数の伝送端末10間で情報や感情等を相互に伝達するコミュニケーションシステムが含まれる。このコミュニケーションシステムは、コミュニケーション管理システム(「伝送管理システム」に相当)を介して、複数のコミュニケーション端末(「伝送端末」に相当)間で情報や感情等を相互に伝達するためのシステムであり、テレビ会議システム、テレビ電話システム、携帯電話システム等が例として挙げられる。
本実施形態では、コミュニケーションシステムの一例としてのテレビ会議システム、コミュニケーション管理システムの一例としてのテレビ会議管理システム、及びコミュニケーション端末の一例としてのテレビ会議端末を想定した上で、伝送システム1、伝送管理システム50、及び伝送端末10について説明する。即ち、本実施形態に係る伝送端末10及び伝送管理システム50は、テレビ会議システムに適用されるだけでなく、コミュニケーションシステム、又は伝送システムにも適用される。
まず、図1に示されている伝送システム1は、複数の伝送端末10(10aa,10ab,…)、各伝送端末用のディスプレイ120(120aa,120ab,…)、複数の中継装置30(30a,30b,30c,30d)、伝送管理システム50、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100によって構築されている。
複数の端末10は、コンテンツデータの一例としての画像データ及び音声データの送受信による伝送を行う。
なお、以下では、「伝送端末」を単に「端末」として表し、「伝送管理システム」を単に「管理システム」として表す。また、複数の端末(10aa,10ab,…)のうち任意の端末は、「端末10」と表され、複数のディスプレイ(120aa,120ab,…)のうち任意のディスプレイは「ディスプレイ120」と表され、複数の中継装置(30a,30b,30c,30d)のうち任意の中継装置は「中継装置30」と表されている。更に、テレビ会議の開始を要求する要求元としての端末は「要求元端末」と表され、要求先である宛先(中継先)としての端末は「宛先端末」と表されている。
また、図2に示されているように、伝送システム1において、要求元端末と宛先端末との間では、管理システム50を介して、各種の管理情報を送受信するための管理情報用セッションseiが確立される。また、要求元端末と宛先端末との間では、中継装置30を介して、高解像度の画像データ、中解像度の画像データ、低解像度の画像データ及び音声データの4つの各データを送受信するための4つのセッションが確立される。ここでは、これら4つのセッションをまとめて、画像・音声データ用セッションsedとして示している。
図1に示されている中継装置30は、複数の端末10の間で、コンテンツデータの中継、転送を行う。管理システム50は、端末10からのログイン認証、端末10の通話状況の管理、宛先リストの管理等、及び中継装置30の通信状況等を一元的に管理する。なお、画像データの画像は、動画であっても静止画であってもよく、動画と静止画の両方であってもよい。
複数のルータ(70a,70b,70c,70d,70ab,70cd)は、画像データ及び音声データの最適な経路の選択を行う。なお、以下では、ルータ(70a,70b,70c,70d,70ab,70cd)のうち任意のルータは「ルータ70」と表されている。
プログラム提供システム90は、後述のHD(Hard Disk)204を備えており、端末10に各種機能を実現させる(又は、端末10を各種手段として機能させる)ための端末用プログラムが記憶され、端末10に端末用プログラムを送信することができる。また、プログラム提供システム90のHD204には、中継装置30に各種機能を実現させる(又は、中継装置30を各種手段として機能させる)ための中継装置用プログラムも記憶されており、中継装置30に、中継装置用プログラムを送信することができる。更に、プログラム提供システム90のHD204には、管理システム50に各種機能を実現させる(又は、管理システム50を各種手段として機能させる)ための伝送管理用プログラムも記憶されており、管理システム50に、伝送管理用プログラムを送信することができる。
メンテナンスシステム100は、端末10、中継装置30、管理システム50、及びプログラム提供システム90のうちの、少なくとも1つの維持、管理、又は保守を行うためのコンピュータである。例えば、メンテナンスシステム100が国内に設置され、端末10、中継装置30、管理システム50、又はプログラム提供システム90が国外に設置されている場合、メンテナンスシステム100は、通信ネットワーク2を介して遠隔的に、端末10、中継装置30、管理システム50、及びプログラム提供システム90のうちの少なくとも1つの維持、管理、保守等のメンテナンスを行う。また、メンテナンスシステム100は、通信ネットワーク2を介さずに、端末10、中継装置30、管理システム50、及びプログラム提供システム90のうちの少なくとも1つにおける機種番号、製造番号、販売先、保守点検、又は故障履歴の管理等のメンテナンスを行う。
ところで、端末(10aa,10ab,10ac,・・・)、中継装置30a、及びルータ70aは、LAN2aによって通信可能に接続されている。端末(10ba,10bb,10bc,・・・)、中継装置30b、及びルータ70bは、LAN2bによって通信可能に接続されている。また、LAN2a及びLAN2bは、ルータ70abが含まれた専用線2abによって通信可能に接続されており、所定の地域A内で構築されている。例えば、地域Aは日本であり、LAN2aは東京の事業所内で構築されており、LAN2bは大阪の事業所内で構築されている。
一方、端末(10ca,10cb,10cc,・・・)、中継装置30c、及びルータ70cは、LAN2cによって通信可能に接続されている。端末(10da,10db,10dc,・・・)、中継装置30d、及びルータ70dは、LAN2dによって通信可能に接続されている。また、LAN2c及びLAN2dは、ルータ70cdが含まれた専用線2cdによって通信可能に接続されており、所定の地域B内で構築されている。例えば、地域Bはアメリカ合衆国であり、LAN2cはニューヨークの事業所内で構築されており、LAN2dはワシントンD.C.の事業所内で構築されている。地域A及び地域Bは、それぞれルータ(70ab,70cd)からインターネット2iを介して通信可能に接続されている。
また、管理システム50、及びプログラム提供システム90は、インターネット2iを介して、端末10、及び中継装置30と通信可能に接続されている。管理システム50、及びプログラム提供システム90は、地域A又は地域Bに設置されていてもよいし、これら以外の地域に設置されていてもよい。
なお、本実施形態では、LAN2a、LAN2b、専用線2ab、インターネット2i、専用線2cd、LAN2c、及びLAN2dによって、本実施形態の通信ネットワーク2が構築されている。この通信ネットワーク2には、有線だけでなく、WiFi(Wireless Fidelity)や、Bluetooth(登録商標)等の無線による通信が行われる箇所があってもよい。なお、画像データのセッションを解像度に応じて分けることは必須ではなく、1つでもよい。また、解像度に応じて3つよりも少ない、または多い画像データのセッションを確立してもよい。
また、図1において、各端末10、各中継装置30、管理システム50、各ルータ70、及びプログラム提供システム90の下に示されている4組の数字は、一般的なIPv4におけるIPアドレスを簡易的に示している。例えば、端末10aaのIPアドレスは「1.2.1.3」である。また、IPv4ではなく、IPv6を用いてもよいが、説明を簡略化するため、IPv4を用いて説明する。
なお、各端末10は、複数の事業所間での通話や、同じ事業所内の異なる部屋間での通話だけでなく、同じ部屋内での通話や、屋外と屋内又は屋外と屋外での通話で使われてもよい。各端末10が屋外で使われる場合には、携帯電話通信網等の無線による通信が行われる。
<ハードウェア>
図3は、本実施形態に係る端末10のハードウェア構成図である。図3に示されているように、本実施形態の端末10は、端末10全体の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)101、IPL(Initial Program Loader)等のCPU101の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM(Read Only Memory)102、CPU101のワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory)103、端末用プログラム、画像データ及び音声データ等の各種データを記憶するフラッシュメモリ104、CPU101の制御にしたがってフラッシュメモリ104に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するSSD(Solid State Drive)105、フラッシュメモリ等の記録メディア106に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ107、端末10の宛先を選択する場合などに操作される操作ボタン108、端末10の電源のON/OFFを切り換えるための電源スイッチ109、通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F(Interface)111を備えている。
また、端末10は、CPU101の制御に従って被写体を撮像して画像データを得る内蔵型のカメラ112、このカメラ112の駆動を制御する撮像素子I/F113、音声を入力する内蔵型のマイク114、音声を出力する内蔵型のスピーカ115、CPU101の制御に従ってマイク114及びスピーカ115との間で音声信号の入出力を処理する音声入出力I/F116、CPU101の制御に従って外付けのディスプレイ120に画像データを伝送するディスプレイI/F117、各種の外部機器を接続するための外部機器接続I/F118、及び上記各構成要素を図3に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン110を備えている。
ディスプレイ120は、被写体の画像や操作用アイコン等を表示する液晶や有機ELによって構成された表示部である。また、ディスプレイ120は、ケーブル120cによってディスプレイI/F117に接続される。このケーブル120cは、アナログRGB(VGA)信号用のケーブルであってもよいし、コンポーネントビデオ用のケーブルであってもよいし、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)やDVI(Digital Video Interactive)信号用のケーブルであってもよい。
カメラ112は、レンズや、光を電荷に変換して被写体の画像(映像)を電子化する固体撮像素子を含み、固体撮像素子として、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device)等が用いられる。
外部機器接続I/F118には、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等によって、外付けカメラ、外付けマイク、及び外付けスピーカ等の外部機器がそれぞれ接続可能である。外付けカメラが接続された場合には、CPU101の制御に従って、内蔵型のカメラ112に優先して、外付けカメラが駆動する。同じく、外付けマイクが接続された場合や、外付けスピーカが接続された場合には、CPU101の制御に従って、それぞれが内蔵型のマイク114や内蔵型のスピーカ115に優先して、外付けマイクや外付けスピーカが駆動する。
なお、記録メディア106は、端末10に対して着脱自在な構成となっている。また、CPU101の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行う不揮発性メモリであれば、フラッシュメモリ104に限らず、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等を用いてもよい。
更に、上記端末用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア106等の、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。また、上記端末用プログラムは、フラッシュメモリ104ではなくROM102に記憶させるようにしてもよい。
なお、図3によって示した端末10はあくまで一例であり、例えばディスプレイ120と一体となっていてもよい。また、カメラ112、マイク114、スピーカ115は必ずしも内蔵している必要はなく、外付けであってもよい。端末10は、汎用PC、スマートフォン、タブレット型端末、携帯電話であってもよい。
図4は、本実施形態に係る管理システムのハードウェア構成図である。管理システム50は、管理システム50全体の動作を制御するCPU201、IPL等のCPU201の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM202、CPU201のワークエリアとして使用されるRAM203、伝送管理用プログラム等の各種データを記憶するHD204、CPU201の制御にしたがってHD204に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するHDD(Hard Disk Drive)205、フラッシュメモリ等の記録メディア206に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ207、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示するディスプレイ208、通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F209、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボード211、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行うマウス212、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)213に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するCD−ROMドライブ214、及び、上記各構成要素を図4に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン210を備えている。
なお、上記伝送管理用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。また、上記伝送管理用プログラムは、HD204ではなくROM202に記憶されるようにしてもよい。
また、中継装置30は、上記管理システム50と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。但し、HD204には、中継装置30を制御するための中継装置用プログラムが記録されている。この場合も、中継装置用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。また、上記中継装置用プログラムは、HD204ではなくROM202に記憶されるようにしてもよい。
また、プログラム提供システム90及びメンテナンスシステム100は、上記管理システム50と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。但し、HD204には、プログラム提供システム90を制御するためのプログラム提供用プログラムが記録されている。この場合も、プログラム提供用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。また、上記プログラム提供システム用プログラムは、HD204ではなくROM202に記憶されるようにしてもよい。
なお、上記着脱可能な記録媒体の他の例として、CD−R(Compact Disc Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
<機能>
次に、本実施形態の機能構成について説明する。
図5は、本実施形態に係る伝送システム1を構成する各端末、装置及びシステムの機能ブロック図である。図5では、端末10、中継装置30、及び管理システム50が、通信ネットワーク2を介してデータ通信することができるように接続されている。また、図1に示されているプログラム提供システム90は、テレビ会議の通信において直接関係ないため、図5では省略されている。
(端末)
まず、端末の機能構成について説明する。
端末10は、送受信部11、操作入力受付部12、ログイン要求部13、撮像部14、音声入力部15a、音声出力部15b、表示制御部16、記憶・読出処理部17、通信モード遷移判定部18、及び通知部19を有している。これら各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、フラッシュメモリ104からRAM103上に展開された端末用プログラムに従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能、又は機能する手段である。また、端末10は、図3に示されているRAM103、及び図3に示されているフラッシュメモリ104によって構築される記憶部1000を有している。
次に、図3及び図5を用いて、端末10の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、端末10の各機能構成を説明するにあたって、図3に示されている各構成要素のうち、端末10の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
送受信部11は、図3に示されているCPU101からの命令、及び図3に示されているネットワークI/F111によって実現され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。この送受信部11は、所望の宛先端末と通話を開始する前から、管理システム50より、宛先候補としての各端末の状態を示す各状態情報の受信を開始する。なお、この状態情報は、各端末10の稼動状態(オンラインかオフラインかの状態)だけでなく、オンラインであっても更に通話可能であるか、通話中であるか、離籍中であるか等の詳細な状態を示す。また、この状態情報は、各端末10の稼動状態だけでなく、端末10でケーブル120cが端末10から外れていたり、音声を出力するが画像は出力させなかったり、音声を出力さないようにする(MUTE)等、様々な状態を示す。以下では、一例として、状態情報が稼動状態を示す場合について説明する。
操作入力受付部12は、図3に示されているCPU101からの命令、並びに図3に示されている操作ボタン108及び電源スイッチ109によって実現され、利用者による各種入力を受け付ける。例えば、利用者が、図3に示されている電源スイッチ109をONにすると、操作入力受付部12が電源ONを受け付けて、電源をONにする。
ログイン要求部13は、図3に示されているCPU101からの命令によって実現され、上記電源ONの受け付けを契機として、送受信部11から通信ネットワーク2を介して管理システム50に、ログインを要求する旨を示すログイン要求情報、及び要求元端末の現時点のIPアドレスを自動的に送信する。なお、ログイン要求情報を送信する契機は、電源ONの受け付けではなく、端末10に対するユーザの操作指示を契機としてもよい。また、利用者が電源スイッチ109をONの状態からOFFにすると、送受信部11が管理システム50へ電源をOFFする旨の状態情報を送信した後に、操作入力受付部12が電源を完全にOFFにする。これにより、管理システム50側では、端末10が電源ONから電源OFFになったことを把握することができる。
撮像部14は、図3に示されているCPU101からの命令、並びに図3に示されているカメラ112及び撮像素子I/F113によって実現され、被写体を撮像して、この撮像して得た画像データを出力する。
音声入力部15aは、図3に示されているCPU101からの命令、及び図3に示されている音声入出力I/F116によって実現され、マイク114によって利用者の音声が音声信号に変換された後、この音声信号に係る音声データを入力する。
音声出力部15bは、図3に示されているCPU101からの命令、及び図3に示されている音声入出力I/F116によって実現され、音声データに係る音声信号をスピーカに出力し、スピーカ115から音声を出力させる。
表示制御部16は、図3に示されているCPU101からの命令、及び図3に示されているディスプレイI/F117によって実現される。画像データをディスプレイ120に送信するための制御を行う。また、表示制御部16は、管理システム50から受信した宛先リストの情報をディスプレイ120に送信して、ディスプレイ120に宛先リストを表示させることができる。
記憶・読出処理部17は、図3に示されているCPU101からの命令及び図3に示すSSD105によって実行され、又はCPU101からの命令によって実現され、記憶部1000に各種データを記憶したり、記憶部1000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。この記憶部1000には、端末10又は端末10のユーザを識別するための端末ID(Identification)、及びパスワード等が記憶される。更に、記憶部1000には、宛先端末との通話を行う際に受信される画像データ及び音声データが、受信される度に上書き記憶される。このうち、上書きされる前の画像データによってディスプレイ120に画像が表示され、上書きされる前の音声データによってスピーカ115から音声が出力される。
通信モード遷移判定部18は、図3に示されているマイク114から入力された音声の音声データの音量(音量値)に基づいて、通信モードの遷移を判定する。通信モードには、例えば、「通常通信モード」、「暫定秘話通信モード」、「秘話通信モード」などがある。この点、詳細は後述する。
通知部19は、現在の通信モードの状態を通知する。上述のように、通信モードは遷移するので、利用者に対し、現在の通信モードがどの通信モードにあるのかを通知する。具体的な通知方法としては、例えば、図3に示されているディスプレイ120に、現在の通信モードを通知してもよいし、端末10のランプ(非図示)等によって通知してもよい。
なお、本実施形態の端末ID及び後述の中継装置IDは、それぞれ端末10又は端末10のユーザ、並びに中継装置30を一意に識別するために使われる言語、文字、記号、又は各種のしるし等の識別情報を示す。また、端末ID及び中継装置IDは、上記言語、文字、記号、及び各種のしるしのうち、少なくとも2つが組み合わされた識別情報であってもよい。
(中継装置)
次に、中継装置の機能構成について説明する。
中継装置30は、送受信部31、及び状態検知部32を有している。これら各部は、図4に示されている各構成要素のいずれかが、HD204からRAM203上に展開された中継装置用プログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は機能する手段である。
送受信部31は、図4に示されているCPU201からの命令、及び図4に示されているネットワークI/F209によって実現され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置、又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。また、端末10間で送受信される画像データ及び音声データを中継(転送)する。特に、「秘話通信モード」が決定されると、特定の端末10に対してのみ、画像データ及び音声データを中継(転送)する。この点、詳細は後述する。
状態検知部32は、図4に示されているCPU201からの命令によって実現され、この状態検知部32を有する中継装置30の稼動状態を検知する。稼動状態としては、「オンライン」、「オフライン」、「通話中」又は「一時中断」の状態がある。
(管理システム)
管理システム50は、送受信部51、端末認証部52、状態管理部53、端末抽出部54、秘話宛先抽出部55、端末状態取得部56、セッション管理部57、及び記憶・読出処理部58を有している。これら各部は、図4に示されている各構成要素のいずれかが、HD204からRAM203上に展開された管理システム用プログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は機能する手段である。また、管理システム50は、図4に示されているHD204により構築される記憶部5000を有している。
記憶部5000には、図6に示されているような中継装置管理テーブルによって構成されている中継装置管理DB5001が構築されている。この中継装置管理テーブルでは、各中継装置30の中継装置ID毎に、各中継装置30の稼動状態、稼動状態が示される状態情報が管理システム50で受信された受信日時、中継装置30のIPアドレスが関連付けられて管理される。例えば、図6に示されている中継装置管理テーブルにおいて、中継装置IDが「111a」の中継装置30aは、稼動状態が「オンライン」で、管理システム50で状態情報が受信された日時が「2009年11月10日の13時00分」で、この中継装置30aのIPアドレスが「1.2.1.2」であることが示されている。
更に、記憶部5000には、図7に示されているような端末認証管理テーブルによって構成されている端末認証管理DB5002が構築されている。この端末認証管理テーブルでは、管理システム50によって管理される全ての端末10の各端末IDに対して、各パスワードが関連付けられて管理される。例えば、図7に示されている端末認証管理テーブルにおいて、端末10aaの端末IDは「01aa」で、パスワードは「aaaa」であることが示されている。
また、記憶部5000には、図8に示されているような端末管理テーブルによって構成されている端末管理DB5003が構築されている。この端末管理テーブルでは、各端末10の端末ID毎に、各端末10を宛先とした場合の宛先名、各端末10の稼動状態、後述のログイン要求情報が管理システム50で受信された受信日時、及び端末10のIPアドレスが関連付けられて管理される。例えば、図8に示されている端末管理テーブルにおいて、端末IDが「01aa」の端末10aaは、端末名が「日本 東京事業所 AA端末」で、稼動状態が「オンライン(通話可能)」で、管理システム50でログイン要求情報が受信された日時が「2009年11月10日の13時40分」で、この端末10aaのIPアドレスが「1.2.1.3」であることが示されている。
また、記憶部5000には、図9に示されているような宛先リスト管理テーブルによって構成されている宛先リスト管理DB5004が構築されている。この宛先リスト管理テーブルでは、テレビ会議における通話の開始を要求する要求元端末の端末IDに対して、宛先端末の候補として登録されている宛先端末の端末IDが全て関連付けられ、また、その中でも各要求端末が発信する機密データを受信することが許される秘話通信の対象端末であるかどうかが管理される。例えば、図9に示されている宛先リスト管理テーブルにおいて、端末IDが「01aa」である要求元端末(端末10aa)からテレビ会議における通話の開始を要求することができる宛先端末の候補は、端末IDが「01ab」の端末10ab、端末IDが「01ba」の端末10ba、及び端末IDが「01bb」の端末10bb等であることが示されている。また、この内、端末IDが「01ab」の端末10abや、端末IDが「01ba」の端末10baなどは、「*」が付されており、端末10aaが発信する機密性の高い通信の受信対象端末として許可されていることが示されている。この宛先端末の候補、及び、各宛先において秘話通信の受信が許可されるか否かは、任意の要求元端末から管理システム50に対する追加又は削除の要請により、追加又は削除されることで更新される。
また、この記憶部5000には、図10に示されているようなセッション管理テーブルによって構成されているセッション管理DB5005が構築されている。このセッション管理テーブルでは、中継装置30とのセッションの実行に用いられるセッションID毎に、画像データ及び音声データの中継に使用される中継装置30の中継装置ID、要求元端末の端末ID、宛先端末の端末IDが関連付けられて管理される。例えば、図10に示されているセッション管理テーブルにおいて、セッションID「se1」を用いて実行されたセッションで、中継装置30a(中継装置ID「111a」)は、端末IDが「01aa」の要求元端末(端末10aa)と、端末IDが「01db」の宛先端末(端末10db)との間で、画像データ及び音声データを中継している。
また、記憶部5000には、図11で示されているような秘話グループ管理テーブルによって構成されている秘話グループ管理DB5006が構築されている。この秘話グループ管理テーブルでは、相互に秘話通信の送受信が可能なグループが管理される。例えば、図11で示されている秘話グループ管理テーブルの場合には、Gr01として端末ID01aa、01ab、01acが登録されており、例えば、端末ID01aaが発信する秘話通信に関して、01ab及び01acが受信可能であることを示している。また、同様に、端末ID:01abが発信する秘話通信に関して、端末ID01aa及び01acが受信可能であることを示している。
次に、管理システム50の各機能構成について詳細に説明する。
送受信部51は、図4に示されているCPU201からの命令、及び図4に示されているネットワークI/F209によって実行され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
端末認証部52は、図4に示されているCPU102からの命令によって実現され、送受信部51を介して受信されたログイン要求情報に含まれている端末ID及びパスワードを検索キーとして、記憶部5000の端末認証管理DB5002(図7参照)を検索し、端末認証管理DB5002に同一の端末ID及びパスワードが管理されているかを判断することによって端末認証を行う。
状態管理部53は、図4に示されているCPU102からの命令によって実現され、ログイン要求してきた要求元端末の稼動状態を管理すべく、端末管理DB5003(図8参照)に、この要求元端末の端末ID、要求元端末の稼動状態、管理システム50でログイン要求情報が受信された受信日時、及び要求元端末のIPアドレスを関連付けて記憶して管理する。また、状態管理部53は、利用者が端末10の電源スイッチ109の状態をONからOFFにすることで、端末10から送られてきた、電源をOFFする旨の状態情報に基づいて、端末管理DB5003(図8参照)のオンラインを示す稼動状態をオフラインに変更する。
端末抽出部54は、図4に示されているCPU102からの命令によって実現され、ログイン要求した要求元端末の端末IDをキーとして、宛先リスト管理DB5004(図9参照)を検索し、要求元端末と通話することができる宛先端末の候補の端末IDを読み出すことで、端末IDを抽出する。また、端末抽出部54は、ログイン要求してきた要求元端末の端末IDをキーとして、宛先リスト管理DB5004(図9参照)を検索し、上記要求元端末の端末IDを宛先端末の候補として登録している他の要求元端末の端末IDも抽出する。
秘話宛先抽出部55は、図4に示されているCPU102からの命令によって実現され、キーとなる要求元端末IDから、宛先リスト管理DB5004(図9参照)、及び、秘話グループ管理DB5006(図11参照)を検索し、要求元端末IDに対して秘話通信が許可されている端末の端末IDを抽出する。
端末状態取得部56は、図4に示されているCPU102からの命令によって実現され、上記端末抽出部54によって抽出された宛先端末の候補の端末IDを検索キーとして、端末管理DB5003(図8参照)を検索し、上記端末抽出部54によって抽出された端末ID毎に稼動状態を読み出す。これにより、端末状態取得部56は、ログイン要求してきた要求元端末と通話することができる宛先端末の候補の稼動状態を取得することができる。また、端末状態取得部56は、上記端末抽出部54によって抽出された端末IDを検索キーとして、端末管理DB5003を検索し、ログイン要求してきた要求元端末の稼動状態も取得する。
セッション管理部57は、図4に示されているCPU102からの命令によって実現され、記憶部5000のセッション管理DB5005(図10参照)に、生成したセッションID、中継装置の中継装置ID、要求元端末の端末ID、及び宛先端末の端末IDを関連付けて記憶して管理する。
記憶・読出処理部58は、図4に示されているCPU102からの命令、及び図4に示されているHDD205によって実行され、記憶部5000に各種データを記憶したり、記憶部5000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。
[情報処理1]
次に、本実施形態に係る伝送システム1における処理方法を説明する。
(各中継装置30の管理処理)
図12は、各中継装置30から管理システム50に送信された各中継装置30の状態を示す状態情報を管理する処理を示したシーケンス図である。まず、図12を用いて、各中継装置30から管理システム50に送信された各中継装置30の状態を示す状態情報を管理する処理を説明する。
各中継装置30では、図5に示されている状態検知部32が、自装置である中継装置30の稼動状態を定期的に検知している(ステップS1−1〜4)。そして、管理システム50側で各中継装置30の稼動状態をリアルタイムで管理させるべく、各中継装置30の送受信部31は、定期的に通信ネットワーク2を介して管理システム50へ各状態情報を送信する(ステップS2−1〜4)。これら各状態情報には、中継装置30毎の中継装置IDと、これら各中継装置IDに係る中継装置30の状態検知部32で検知された稼動状態とが含まれている。
なお、本実施形態では、中継装置(30a,30b,30d)は、正常に稼動して「オンライン」となっている一方で、中継装置30cは稼働中ではあるが、中継装置30cの中継動作を実行するためのプログラムに何らかの不具合が生じて、「オフライン」となっている場合が示されている。
次に、管理システム50では、各中継装置30から送られて来た各状態情報を送受信部51が受信し、記憶・読出処理部58を介して記憶部5000の中継装置管理DB5001(図6参照)に、中継装置ID毎に状態情報を記憶して管理する(ステップS3−1〜4)。これにより、図6に示されるような中継装置管理テーブルに対して、中継装置ID毎に「オンライン」、「オフライン」、又は「故障中」のいずれかの稼動状態が記憶されて管理される。またこの際に、中継装置ID毎に、管理システム50で状態情報が受信された受信日時も記憶されて管理される。
なお、中継装置30から状態情報が送られない場合には、図6に示されている中継装置管理テーブルの各レコードにおける稼動状態のフィールド部分及び受信日時のフィールド部分が空白になるか、又は、前回の受信時の稼動状態及び受信日時をそれぞれ示す。
(通話を開始する前の準備段階処理)
図13は、複数の端末10の間で通話を開始する準備段階の処理を示したシーケンス図である。図13を用いて、端末10aaと端末10dbとの間で、通話を開始する前の準備段階における各管理情報の送受信処理について説明する。なお、図13では、全て図2に示されている管理情報用セッションseiによって、各種管理情報が送受信される。
まず、利用者が、図3に示されている電源スイッチ109をONにすると、図5に示されている操作入力受付部12が電源ONを受け付けて、電源をONにする(ステップS21)。そして、ログイン要求部13は、上記電源ONの受け付けを契機とし、送受信部11から通信ネットワーク2を介して管理システム50に、ログイン要求を示すログイン要求情報を自動的に送信する(ステップS22)。上述のように、ログイン要求を送信するための契機は、電源ONの受け付けではなく、端末10に対するユーザの操作指示を契機としてもよい。このログイン要求情報には、要求元としての自端末である端末10aa(又は端末10aaのユーザ)を識別するための端末ID及びパスワードが含まれている。これら端末ID及びパスワードは、記憶・読出処理部17を介して記憶部1000から読み出されて、送受信部11に送られたデータである。なお、端末ID及びパスワードは、記憶部1000から読み出されたものを用いるのではなく、ユーザが端末10に対して入力したものを用いてもよい。また、端末10aaから管理システム50へログイン要求情報が送信される際は、受信側である管理システム50は、送信側である端末10abのIPアドレスを把握することができる。
次に、管理システム50の端末認証部52は、送受信部51を介して受信したログイン要求情報に含まれている端末ID及びパスワードを検索キーとして、記憶部5000の端末認証管理DB5002(図7参照)を検索し、端末認証管理DB5002に同一の端末ID及びパスワードが管理されているかを判断することによって端末認証を行う(ステップS23)。この端末認証部52によって、同一の端末ID及びパスワードが管理されているため、正当な利用権限を有する端末10からのログイン要求であると判断された場合には、状態管理部53は、端末管理DB5003(図8参照)に、端末10aaの端末ID、稼動状態、上記ログイン要求情報が受信された受信日時、及び端末10aaのIPアドレスを関連付けて記憶する(ステップS24)。これにより、図8に示されている端末管理テーブルには、端末ID「01aa」に、稼動状態「オンライン」、受信日時「2009.11.10.13:40」及び端末10aaのIPアドレス「1.2.1.3」が関連付けて管理されることになる。
そして、管理システム50の送受信部51は、上記端末認証部52によって得られた認証結果が示された認証結果情報を、通信ネットワーク2を介して、上記ログイン要求してきた要求元端末(端末10aa)に送信する(ステップS25)。本実施形態では、端末認証部52によって正当な利用権限を有する端末であると判断された場合につき、以下続けて説明する。
管理システム50の端末抽出部54は、ログイン要求した要求元端末(端末10aa)の端末ID「01aa」を検索キーとして、宛先リスト管理DB5004(図9参照)を検索し、要求元端末(端末10aa)と通信することができる宛先端末の候補の端末IDを読み出すことによって抽出する(ステップS26)。ここでは、要求元端末(端末10aa)の端末ID「01aa」に対応する宛先端末のそれぞれの端末ID(例えば、「01ab」、「01ba」、「01bb」、「01ca」、「01cb」、「01da」、「01db」・・・)が抽出されることになる。
次に、端末状態取得部56は、上記端末抽出部54によって抽出された宛先端末の候補の端末ID(例えば、「01ab」、「01ba」、「01bb」、「01ca」、「01cb」、「01da」、「01db」・・・)を検索キーとして、端末管理DB5003(図8参照)を検索し、上記端末抽出部54によって抽出された端末ID毎に稼動状態(「オフライン」又は「オンライン」)を読み出すことにより、宛先端末の各稼動状態を取得する(ステップS27)。
次に、送受信部51は、上記ステップS27で使用された検索キーとしての端末ID(例えば、「01ab」、「01ba」、「01bb」、「01ca」、「01cb」、「01da」、「01db」)と、それぞれに対応する宛先端末(端末01ab、01ba、01bb、01ca、01cb、01da、01db)のそれぞれの稼動状態(「オフライン」又は「オンライン」)とが含まれた宛先状態情報を、通信ネットワーク2を介して要求元端末(端末10aa)に送信する(ステップS28)。これにより、要求元端末(端末10aa)は、この要求元端末(端末10aa)と通信することができる宛先端末の候補である端末の現時点のそれぞれの稼動状態を把握することができる。
更に、管理システム50の端末抽出部54は、ログイン要求してきた要求元端末(端末10aa)の端末ID「01aa」を検索キーとして、宛先リスト管理DB5004(図9参照)を検索し、上記要求元端末(端末10aa)の端末ID「01aa」を宛先端末の候補として登録している他の要求元端末の端末IDを抽出する(ステップS29)。図9に示されている宛先リスト管理テーブルでは、抽出される他の要求元端末の端末IDは、例えば、「01ab」、「01ba」、「01bb」、「01ca」、「01cb」、「01da」、「01db」である。
次に、管理システム50の端末状態取得部56は、上記ログイン要求して来た要求元端末(端末10aa)の端末ID「01aa」を検索キーとして、端末管理DB5003(図8参照)を検索し、ログイン要求してきた要求元端末(端末10aa)の稼動状態を取得する(ステップS30)。
そして、送受信部51は、上記ステップS29で抽出された端末IDに係るそれぞれの端末のうち、端末管理DB5003(図8参照)で稼動状態が「オンライン」となっている端末01ba、01bb、01cb、01da、01dbに、上記ステップS30で取得された要求元端末(端末10aa)の端末ID「01aa」と稼動状態「オンライン」が含まれる宛先状態情報を送信する(ステップS31−1,2)。なお、送受信部51が端末に宛先状態情報を送信する際に、各端末ID(「01ba」、「01db」)に基づいて、図8に示されている端末管理テーブルで管理されている端末のIPアドレスを参照する。これにより、ログイン要求した要求元端末(端末10aa)を宛先として通信することができる他の宛先端末のそれぞれに、上記ログイン要求した要求元端末(端末10aa)の端末ID「01aa」、及び稼動状態「オンライン」を伝えることができる。
一方、他の端末10でも、上記ステップ21と同様に、利用者が図4に示されている電源スイッチ109をONにすると、図5に示されている操作入力受付部12が電源ONを受け付け、上記ステップS22〜S31−1,2の処理と同様の処理を行うため、その説明を省略する。
(セッション確立処理)
図14は、端末間で画像データ及び音声データを送受信するセッション確立処理を示したシーケンス図である。図14を用いて、端末間で画像データ及び音声データを送受信するセッション確立処理を説明する。なお、図14では、全て図14に示されている管理情報用セッションseiによって、各種管理情報が送受信される。また、本実施形態においては、要求元端末(端末10aa)は、宛先の候補としての端末10のうち、端末の状態情報により、稼動状態がオンラインである端末(例えば、10ba,10db)の少なくとも一方と通話を行うことができる。そこで、以下では、要求元端末(端末10aa)の利用者が、宛先端末(端末10db)と通話を開始することを選択した場合について説明する。
まず、利用者が図3に示されている操作ボタン108を押下して端末10dbを選択すると、図5に示されている操作入力受付部12は、宛先端末(端末10db)との通話を開始する要求を受け付ける(ステップS41)。そして、要求元端末(端末10aa)の送受信部11は、端末10aaの端末ID「01aa」、及び宛先端末(端末10db)の端末ID「01db」が含まれ、通話を開始したい旨を示す開始要求情報を、管理システム50へ送信する(ステップS42)。これにより、管理システム50の送受信部51は、上記開始要求情報を受信すると共に、送信元である要求元端末(端末10aa)のIPアドレス「1.2.1.3」を把握することができる。
そして、状態管理部53は、開始要求情報に含まれる要求元端末(端末10aa)の端末ID「01aa」及び宛先端末(端末10db)の端末ID「01db」に基づき、端末管理DB5003(図8参照)の端末管理テーブルにおいて、上記端末ID「01aa」及び端末ID「01db」がそれぞれ含まれるレコードの稼動状態のフィールド部分を、ともに「伝送中(通話中)」に変更する(ステップS43)。なお、この状態では、要求元端末(端末10aa)と宛先端末(端末10db)は、通話を開始していないが、通話中状態となり、他の端末10が要求元端末(端末10aa)又は宛先端末(端末10db)と通話しようとすると、いわゆる通話中状態を示す旨の通知音又は表示が出力される。
次に、中継装置30とセッションを実行する処理を説明する。
まず、図5に示されているセッション管理部57は、中継装置管理DB5001(図6参照)の中継装置管理テーブルにおいて、稼動状態が「オンライン」になっている中継装置30を一つ決定し、その中継装置30の中継装置ID(例えば、「111a」とする)を取得すると共に、その中継装置30とのセッションの実行に用いられるセッションIDを生成する(ステップS44)。そして、セッション管理部57は、記憶部5000のセッション管理DB5005(図10参照)に、上記ステップS44で生成されたセッションID「se1」、中継装置ID「111a」、要求元端末(端末10aa)の端末ID「01aa」、及び宛先端末(端末10db)の端末ID「01db」を関連付けて記憶して管理する(ステップS45)。
次に、図5に示されている送受信部51は、通信ネットワーク2を介して、宛先端末(端末10db)へ、中継装置絞込情報を送信する(ステップS46)。中継装置情報には、要求元端末(端末10aa)の端末ID「01aa」、セッションID「se1」、及び管理システム50のIPアドレスが含まれている。これにより、端末10dbは、セッションID「se1」におけるセッションの実行において、どの端末10から通話を開始したいとの要求があったのかを把握することができると共に、中継装置情報の送信元である管理システム50のIPアドレス「1.1.1.2」を把握することができる。
そして、端末10dbは、送受信部11から通信ネットワーク2を介して管理システム50へ、上記中継装置情報の受信が完了した旨を示す受信完了情報を送信する(ステップS47)。この受信完了情報には、セッションID「se1」が含まれている。これにより、管理システム50は、セッションID「se1」で実行されている中継装置数の伝達が完了した旨と共に、送信元である宛先端末(端末10db)のIPアドレス「1.3.2.4」を把握することができる。
管理システム50の送受信部51は、通信ネットワーク2を介して中継装置30aへ、中継を開始する旨の要求が示された中継開始要求情報を送信する(ステップS48)。この中継開始要求情報には、中継される要求元端末(端末10aa)及び宛先端末(端末10db)の各IPアドレス(「1.2.1.3」,「1.3.2.4」)が含まれている。これにより、中継装置30aは、自装置である中継装置30aが中継装置として動作することを認識し、端末(10aa,10db)の間で、低解像度、中解像度、及び高解像度の3つ画像データ、並びに、音声データを通話するためのセッションを確立する(ステップS69)。よって、端末(10aa,10db)は、テレビ会議の通話を開始することができる。
[情報処理2]
次に、「秘話通信モード」へ遷移するまでのフローとそれぞれの状態での映像データの伝送状態について説明する。ここで、通信モードとは、画像データ及び音声データを、いずれの端末10に対し送信するかを決定するためのモードをいう。通信モードの種類として、例えば、「通常通信モード」、「秘話通信モード」、及び「暫定秘話通信モード」がある。
「通常通信モード」は、会議に参加する全ての端末10に、画像データ及び音声データが転送されるモードである。会議開始直後は、「通常通信モード」の状態から開始される。また、「秘話通信モード」は、宛先リスト管理テーブル(図9参照)、又は、秘話グループ管理テーブル(図11参照)において事前に登録された端末へのみ、画像データ及び音声データが転送されるモードである。また、「暫定秘話通信モード」は、「秘話通信モード」へ遷移する迄の一時的な通信モードである。
(秘話通信モードへの遷移処理)
図15は、「秘話通信モード」への遷移処理を示したシーケンス図である。この図では、端末10aa、10db、10abが上述の方法に沿って、同一の会議を行っている場合について説明する。
まず、どの端末も秘話通信を行っていない「通常通信モード」時では、端末10aaより送信される画像データ及び音声データ(ステップS51)については、この会議に参加している全ての端末10db、10abに伝送される(ステップS52、ステップS53)。このため、端末10db、10abを使用している利用者は、端末10aaより送信される画像及び音声データを視聴することが可能である。
ここで、例えば、通信モード遷移判定部18により、端末10aaにおいて、「秘話通信モード」ONが決定されると(詳細は後述)、その旨を中継装置30aに通知する。この際、要求内容と合わせて、端末10aaの自らのIPアドレスも通知される(ステップS54)。
これを受けた中継装置30aは、伝送管理システム50に対して、秘話通信宛先取得の要求と、「秘話通信モード」ONを要求した端末のIPアドレスを通知する(ステップS55)。
この要求を受けた伝送管理システム50の秘話宛先抽出部55は、秘話宛先抽出処理を行う(ステップS56)。
具体的に、まず秘話宛先抽出部55は、通知されてきた要求端末のIPアドレスをキーにして、端末管理DB5003の端末管理テーブル(図8参照)を検索することにより、秘話通信の宛先を抽出する対象となる要求元の端末IDを抽出する。ここでは、端末10aaのIPアドレス(1.2.1.3)に基づき、端末IDとして、01aaが抽出される。
次に、秘話宛先抽出部55は、抽出した端末IDをキーにして、宛先リスト管理DB5004の宛先リスト管理テーブル(図9参照)を検索し、要求元端末から発信される秘話通信の受信が許可されている端末のリストを抽出する。ここで、図9を参照すると、宛先端末IDのうち、「*」が付くものが、秘話通信の受信が許可されている端末を示す。よって、要求元端末ID01aaである場合、秘話通信の受信が許可されている端末として、宛先端末ID01ab、01ba、01cb、01dbが抽出される。
次に、秘話宛先抽出部55は、要求元の端末IDをキーにして、秘話グループ管理DB5006の秘話グループ管理テーブル(図11参照)を検索し、該当端末が所属している秘話グループと、そのグループに所属している端末のリストを抽出し、先の抽出結果と結合する処理を行う。
ここで、図11を参照すると、該当端末の端末ID01aaが所属している秘話グループは、秘話グループIDがGr01であり、その同一秘話グループに所属する所属端末IDは、001aa、01ab、01acである。一方、先の抽出結果で抽出された秘話通信の受信が許可されている宛先端末IDは、01ab、01ba、01cb、01dbである。よって、最終的に、要求端末10aaに対して、秘話通信宛先として抽出される端末は、端末10ab(端末ID01ab)である。
秘話宛先抽出部55は、秘話通信宛先として抽出された端末IDをキーとして、端末管理DB5003の端末管理テーブル(図8参照)を検索し、稼動状態がONライン(伝送可能)となっている端末について、端末のIPアドレスの抽出を行う。そして、送受信部51により、秘話通信宛先通知として、抽出した端末のIPアドレスを含む秘話通信の宛先端末IPアドレスリストと、要求端末IPアドレスとを、中継装置30aに送信する(ステップS57)。
この秘話通信宛先通知を受けた中継装置30aの送受信部31は、以後、「秘話通信モード」がONになっている端末(要求端末IPアドレス)からの画像データ及び音声データの通信に関しては、伝送管理システム50から通知を受けた秘話通信の宛先端末IPアドレスリスト上のIPアドレスに対してのみ、データ転送を行う。
図15において、端末10aa(端末ID01aa)が要求元の場合、秘話通信宛先として許可されているのは、端末10ab(端末ID01ab)のみである。このため、端末10aaより送信されてきた画像・音声データ(ステップS58)は、端末10abのみに転送される(ステップS59)。その後、端末10aaにおいて、通信モード遷移判定部18において、「秘話通信モード」OFFが判定されると、その旨が要求元端末IPアドレスと共に、中継装置30aに通知される(ステップS60)。
これを受けて、中継装置30aは、端末10aaから送信されてくる画像・音声に関する処理を通常状態(「通常通信モード」)に戻す。つまり、端末10aaaから送信されてきた画像・音声(ステップS61)は、端末10dbと端末10abの両方に転送される。
(通信モード遷移判定処理)
上述したように、端末10aaは、通信モード遷移判定部18により、「秘話通信モード」ONを決定すると、「秘話通信モード」ONを中継装置30aに通知することで、秘話通信モードが実現される(図15のステップS54参照)。以下、端末10の通信モード遷移判定部18が、どのように「秘話通信モード」ON/OFFを決定するか、即ち、通信モード遷移判定処理について詳しく説明する。
図16は、通信モード遷移判定表の一例である。図16に示される通信モード遷移判定表では、「現在のモード」、「遷移条件」、「遷移先モード」、「処理」の項目により、判定方法が規定される。「現在のモード」において、「遷移条件」を満たすと、「遷移先モード」へ遷移すると共に、遷移時の「処理」が実行される。なお、表中の記号については以下の通りである。
V:マイク114から入力される音声の音量
Vt1:秘話モード遷移の下限閾値(第1音量値)
Vt2:秘話モード遷移の上限閾値(第2音量値)
Vt3:通常モード遷移の閾値(第3音量値)
T1:「暫定秘話通信モード」から「秘話通信モード」への遷移判定に用いられる継続時間
T2:「秘話通信モード」から「通常通信モード」への遷移判定に用いられる継続時間
図17は、音量Vと各閾値との関係図である。図17に示されるように、Vt1、Vt2は、利用者による実際の発声音量に従って調整され決定される音量値である。以下、図16及び図17を参照しながら、説明する。
(1)現在のモードが「通常通信モード」の場合
まず、会議を開始した直後、各端末10の通信モード状態は、「通常通信モード」となっている。以下、遷移条件(a)〜(h)毎に説明する。
遷移条件(a):
「通常通信モード」の状態(図中(1))で、マイク114から入力されている音量Vが、秘話モード遷移の下限閾値Vt1を下回る場合(無音に近い状態)、又は、上限閾値vt2を超えている場合(十分に大きい音量で会話されている状態)、通信モード遷移判定部18は、通常通信モードを継続する。理由として、音量Vがこのような状態にある場合、利用者が通常時の会話を行っていると判断されるためである。
遷移条件(b):
マイク114から入力されている音量Vが秘話モード遷移の下限閾値Vt1と上限閾値Vt2の間である場合(適度な小声、ひそひそ声の状態)、現在の通信モードを、「通常通信モード」から「暫定秘話通信モード」に遷移させる。これに伴い、この時点より時間t1の計時を開始する。理由として、音量Vがこのような状態にある場合、利用者が特別な秘話を行っていると判断されるためである。
このとき、通信モード遷移判定部18は、「秘話通信モード」ONを決定する(図5のS54参照)。また、通知部19は、利用者に対し、「暫定秘話通信モード」への遷移を開始した旨を通知する。
(2)現在のモードが「暫定秘話通信モード」の場合
遷移条件(c):
端末10の現在の通信モードが「暫定秘話通信モード」である場合(図中(2))は、マイク114から入力されている音量Vが「秘話通信モード」遷移の上限閾値Vt2より大きい場合(十分に大きな音量で会話されている状態)、通信モード遷移判定部18は、現在のモードを、「暫定秘話通信モード」から「通常通信モード」へ復帰させる。これに伴い、(b)にて計時開始した時間t1の計時処理を終了する。理由として、音量Vがこのような状態にある場合、利用者が通常時の会話を行っていると判断されるためである。
通信モード遷移判定部18は、秘話通信モードOFFを決定する(図5のS60参照)。また、通知部19は、利用者に対し、「通常通信モード」へ遷移した旨を通知する。
遷移条件(d):
図中(2)の状態で、入力される音量Vが「秘話通信モード」遷移の上限閾値Vt2より小さく、かつ、図中(b)で計時開始した時間t1からT1以上の時間が経過した場合(適度な小声で十分な時間会話が継続された場合)、通信モード遷移判定部18は、現在のモードを、「暫定秘話通信モード」から「秘話通信モード」へ遷移させる。
このとき、通信モード遷移判定部18は、「秘話通信モード」ONを維持し、通信モードを変更しない。「暫定秘話通信モード」と「秘話通信モード」は、「通常通信モード」へ復帰条件が異なるもので、特定の宛先端末のみ、画像データ及び音声データが転送されるという実効性は同一だからである。また、通知部19は、利用者に対し、秘話通信モードへの遷移した旨を通知する。
遷移条件(e):
図中(2)の状態で、入力される音量Vが「秘話通信モード」遷移の上限閾値Vt2より小さく、かつ、図中(b)で計時開始した時間t1の経過時間がT1未満である場合(適度な小声で会話されているが、継続時間が短い場合)、通信モード遷移判定部18は、「暫定秘話通信モード」を維持する。
通信モード遷移判定部18は、「秘話通信モード」ONを維持し、通信モードを変更しない。また、通知部19は、利用者に対し、閾値T1までの残り時間を通知する。
(3)現在のモードが「秘話通信モード」の場合
遷移条件(f):
端末10の現在の通信モードが「秘話通信モード」である場合(図中(3))は、マイク114から入力されている音量Vが「通常通信モード」への遷移閾値であるVt3より小さい場合(小声が継続されている場合)、通信モード遷移判定部18は、「秘話通信モード」ONを維持する。また、後述の(g)により、時間t2の計時が行われている場合、計時を終了する。
遷移条件(g):
表中(3)の状態で、入力されている音量Vが「通常通信モード」への遷移閾値であるVt3より大きい場合で、かつ、計時中の時間t2が閾値T2未満である場合(一定以上の音量で会話されているが、その状態の継続時間が短い場合)、通信モード遷移判定部18は、「秘密通信モード」ONを維持する。但しこの場合、まだ計時が開始されていない場合には、時間t2の計時を開始する。既に時間t2を計時中であるときには、通知部19は、利用者に対してT2までの残り時間を通知する。
遷移条件(h):
図中(3)の状態で、入力されている音量Vが「通常通信モード」への遷移閾値であるVt3より大きく、かつ、時間t2が閾値T2に達した場合(一定以上の音量で会話されている状態が十分に継続した場合)、通信モード遷移判定部18は、現在のモードを、「通常通信モード」へ遷移させる。
このとき、通信モード遷移判定部18は、「秘話通信モード」OFFを決定する(図5のS60参照)。また、通知部19は、利用者に対し、「通常通信モード」への遷移を通知する。また、後述の(g)により、時間t2の計時が行われている場合、計時を終了する。
(秘話通信モード遷移の一例)
図18は、通信モード遷移のタイミングチャートの一例である。図18において、横軸は時間の経過を、縦軸はマイク114から入力されている音量Vをそれぞれ示す。また、場面(a)〜(g)は、時間経過と共に変化する場面を示す。
会議が開始した直後、通常の音量で会話されている間(a)、「通常通話モード」となっており、要求元端末から送信される画像データ及び音声データは、参加している全ての宛先端末に転送されている。
その後、マイク114から入力される音声の音量VがVt2を下回り、小声になったことが検知できた時点(P1)で、「暫定秘話通信モード」へと遷移する。このとき、要求元端末から送信される画像データ及び音声データは、宛先リスト管理テーブル(図9参照)、又は、秘話グループ管理テーブル(図11参照)において事前に登録された宛先端末へのみ、転送されるようになる。
その後、音量VがVt1とVt2の間(b)は、「暫定秘話通信モード」が継続しているが、「秘話通信モード」へ遷移するために必要な時間T1が経過する前に、音量VがVt2を上回った時点(P2)で、「通常通話モード」に遷移する。このとき、要求元端末から送信される画像データ及び音声データは、参加している全ての宛先端末に転送されるようになる(c)。
その後、再び音量VがVt2を下回り、「暫定秘話通信モード」へ遷移する(P3)。音量VがVt1とVt2の間である状態(d)がT1だけの時間経過した時点(P4)で、「秘話通信モード」へと遷移する。
「秘話通信モード」の間は、音量VがVt2を上回っても、Vt3以下であれば、「秘話通信モード」が継続される(e)。これにより、ほんの一時的な(急激な)大音量により、「通常通信モード」に遷移してしまうことを防止できるので、利用者は、より安定して秘話を継続することができる。
一方、「秘話通信モード」中、音量VがVt2を上回った時点(P5)から、「秘話通信モード」を継続しながら、時間t2の計時を行う(f)。そして、音量VがVt2を上回った状態のまま、時間t2が時間T2を経過した時点(P6)で、「通常通話モード」へと遷移する。このとき、画像データ及び音声データは、参加する全ての宛先端末に転送されるようになる。
なお、上述の通信モード遷移判定処理において、マイク114から入力される音量Vについては、ノイズ等による急激な変化の影響を考慮し、判定時点から所定の時間分だけ遡った音量データ群から平均値を求めた値を判定に利用する形にしてもよい。また、音量判定処理に関する各閾値Vt1、Vt2、Vt3については、端末10に接続されているマイク114の特性等も考慮して適切な値に決定されることが望ましい。また、利用者ごとの好みなどに応じて、規定として設定された値から調整可能としてもよい。
また、ここでは、「通常通信モード」及び「秘話通信モード」に加えて、「暫定秘話通信モード」を設け、現在のモードに応じて音量Vに対する閾値を変更する実施例を示した。しかしながら、簡易的な処理として、「通常通信モード」及び「秘話通信モード」の2つモードのみを持ち、2つの判定閾値Vt2、Vt3を同一とした処理を行うことも可能である。
また、「秘話通信モード」ONになるような場合、要求元端末のマイク114から入力される音量Vは、例えば、ひそひそ声のため、宛先端末のスピーカから出力される音量も比較的小さい場合がある(例えば、Vt2以下)。この場合、相手側の利用者が聞き取り易いように、たとえ入力された音量Vが小さくとも、宛先端末のスピーカから出力される出力音量は高くして出力するようにするとよい(例えば、Vt2以上)。これにより、要求元端末側の利用者としては、入力する音声の音量により通信モード遷移を操作・変更できる一方、宛先端末の利用者にとって、通常時(通常通信モード時)と変わらずに、入力された音声が聞き取り易くなるという効果がある。
[総括]
以上、本実施形態に係る伝送システム1においては、秘話通信へ切替えや、通常通信への復帰を行う場合、会議の出席者(利用者)は、入力する発生音量により、通常通信及び秘話通信間の通信モード遷移を操作・変更することが可能である。このため、出席者(利用者)は、例えば、端末付属のハードウェアキーを操作したり、リモコンのキー操作を行うなどの操作を行う必要はなく、スムーズに通常通話及び秘話通信間の切替え操作を行うことができる。即ち、本実施形態によれば、通常通話及び秘話通信間の切替え操作の容易化を図ることが可能となる。
本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、本実施形態に係る伝送システム1は一例であり、用途や目的に応じ、様々なシステム構成例とすることができる。
例えば、図5の伝送管理システム50、伝送端末10、及び中継装置30が有する各機能は、伝送システム1全体として備えればよい。このため、一部の機能を、他の装置上で実現することもできる。また、伝送システム1を構成する装置は、複数台でもよく、いずれの装置に機能を備えさせてもよい。
1 伝送管理システム
2 通信ネットワーク
10 伝送端末
11 送受信部
12 操作入力受付部
13 ログイン要求部
14 撮像部
15a 音声入力部
15b 音声出力部
16 表示制御部
17 記憶・読出処理部
18 通信モード遷移判定部
19 通知部
30 中継装置
31 送受信部
32 状態検知部
50 伝送管理システム
51 送受信部
52 端末認証部
53 状態管理部
54 端末抽出部
55 秘話宛先抽出部
56 端末状態取得部
57 セッション管理部
58 記憶・読出処理部
70 ルータ
90 プログラム提供システム
100 メンテナンスシステム
120 ディスプレイ
特開2011‐045028号公報

Claims (6)

  1. 端末ごとに予め特定の通信モードの場合のみ通信可能な宛先を関連付けて管理する管理システムとネットワークを介して接続される伝送端末であって、
    複数の他の端末に対して少なくとも音声データを含むデータを送信する送信手段と、
    音声データを入力する音声入力手段と、
    前記他の端末と通信中に、前記音声入力手段により入力された音声データの音量に基づいて、通信モードを判定する判定手段と、
    0よりも大きい第1音量値と、前記第1音量値よりも大きい第2音量値と、前記第2音量値よりも大きい第3音量値と、を記憶した記憶手段と、
    を有し、
    前記判定手段により前記特定の通信モードであると判定された場合、前記送信手段によって送信されるデータは、前記通信中の複数の他の端末のうち、前記管理システムにおいて前記伝送端末に関連付けられた特定の通信モードの場合のみ通信可能な宛先に対応する端末に対してのみ送信され
    前記判定手段は、
    少なくとも、第1の通信モードと前記特定の通信モードである第2の通信モードを判定し、
    前記入力された音声データの音量が、前記第1音量値よりも小さい、又は、前記第2音量値よりも大きい場合、前記他の複数の端末の全てを宛先とする前記第1の通信モードと判定し、
    前記入力された音声データの音量が、前記第1音量値よりも大きく、前記第2音量値よりも小さい場合、前記複数の他の端末のうち、一部の端末を宛先とする前記第2の通信モードと判定し、
    前記第2の通信モードと判定したとき、
    前記判定から所定時間経過後は、
    前記入力された音声データの音量が、一定時間以上の間、前記第3音量値よりも大きい場合、前記第1の通信モードと判定すること、
    を特徴とする伝送端末。
  2. 前記判定手段は、さらに、第3の通信モードを判定し、
    前記判定手段は、
    前記第2の通信モードと判定したとき、
    前記判定から所定時間経過前は、
    前記入力された音声データの音量が、前記第2音量値よりも大きい場合、前記複数の端末の全てを、前記宛先とする第3の通信モードと判定すること、
    を特徴とする請求項記載の伝送端末。
  3. 前記宛先、前記所定時間経過迄の残り時間、前記一定時間迄の残り時間の少なくとも何れかを通知する通知手段と、
    を特徴とする請求項1又は2に記載の伝送端末。
  4. ネットワークを介し、複数の端末間で、少なくとも音声データを含むデータを相互に伝送する伝送システムであって、
    端末ごとに予め特定の通信モードの場合のみ通信可能な宛先を関連付けて記憶する記憶手段と、
    端末から前記データを受信する受信手段と、
    前記端末において入力された音声データの入力音量に基づいて、通信モードを判定する判定手段と、
    0よりも大きい第1音量値と、前記第1音量値よりも大きい第2音量値と、前記第2音量値よりも大きい第3音量値と、を記憶した記憶手段と、
    前記判定手段により前記特定の通信モードであると判定された場合、前記受信手段によって受信されるデータを、該データを送信した端末と通信中の他の複数の端末のうち、前記記憶手段において前記データを送信した端末に関連付けられた特定の通信モードの場合のみ通信可能な宛先に対応する他の端末に対してのみ中継する中継手段と、
    を有し、
    前記判定手段は、
    少なくとも、第1の通信モードと前記特定の通信モードである第2の通信モードを判定し、
    前記入力された音声データの音量が、前記第1音量値よりも小さい、又は、前記第2音量値よりも大きい場合、前記他の複数の端末の全てを宛先とする前記第1の通信モードと判定し、
    前記入力された音声データの音量が、前記第1音量値よりも大きく、前記第2音量値よりも小さい場合、前記複数の他の端末のうち、一部の端末を宛先とする前記第2の通信モードと判定し、
    前記第2の通信モードと判定したとき、
    前記判定から所定時間経過後は、
    前記入力された音声データの音量が、一定時間以上の間、前記第3音量値よりも大きい場合、前記第1の通信モードと判定すること、
    特徴とする伝送システム。
  5. 前記記憶手段は、前記データを伝送した端末と、他の端末とが所属するグループを記憶し、
    前記中継手段は、前記判定手段により前記特定の通信モードであると判定された場合、前記受信手段によって受信されるデータを、該データを送信した端末と通信中の他の複数の端末のうち、前記グループに所属する端末に対してのみ中継すること、
    を特徴とする請求項記載の伝送システム。
  6. 端末ごとに予め特定の通信モードの場合のみ通信可能な宛先を関連付けて管理する管理システムとネットワークを介して接続される伝送端末
    複数の他の端末に対して少なくとも音声データを含むデータを送信する送信手段と、
    音声データを入力する音声入力手段と、
    前記他の端末と通信中に、前記音声入力手段により入力された音声データの音量に基づいて、通信モードを判定する判定手段と、
    0よりも大きい第1音量値と、前記第1音量値よりも大きい第2音量値と、前記第2音量値よりも大きい第3音量値と、を記憶した記憶手段と、
    として機能させ、
    前記判定手段により前記特定の通信モードであると判定された場合、前記送信手段によって送信されるデータは、前記通信中の複数の他の端末のうち、前記管理システムにおいて前記伝送端末に関連付けられた特定の通信モードの場合のみ通信可能な宛先に対応する端末に対してのみ送信され、
    前記判定手段は、
    少なくとも、第1の通信モードと前記特定の通信モードである第2の通信モードを判定し、
    前記入力された音声データの音量が、前記第1音量値よりも小さい、又は、前記第2音量値よりも大きい場合、前記他の複数の端末の全てを宛先とする前記第1の通信モードと判定し、
    前記入力された音声データの音量が、前記第1音量値よりも大きく、前記第2音量値よりも小さい場合、前記複数の他の端末のうち、一部の端末を宛先とする前記第2の通信モードと判定し、
    前記第2の通信モードと判定したとき、
    前記判定から所定時間経過後は、
    前記入力された音声データの音量が、一定時間以上の間、前記第3音量値よりも大きい場合、前記第1の通信モードと判定すること、
    を特徴とするプログラム。
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