JP2751923B1 - 多地点テレビ会議システムおよび多地点テレビ会議装置 - Google Patents

多地点テレビ会議システムおよび多地点テレビ会議装置

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JP2751923B1
JP2751923B1 JP9022614A JP2261497A JP2751923B1 JP 2751923 B1 JP2751923 B1 JP 2751923B1 JP 9022614 A JP9022614 A JP 9022614A JP 2261497 A JP2261497 A JP 2261497A JP 2751923 B1 JP2751923 B1 JP 2751923B1
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/14Systems for two-way working
    • H04N7/15Conference systems
    • H04N7/152Multipoint control units therefor

Abstract

【要約】 【課題】 一般の多地点制御装置を使用しても秘話通信
を実現することができる安価で汎用性のある多地点テレ
ビ会議システムを提供する。 【解決手段】 秘話識別信号出力手段(11)により多
地点テレビ会議装置のユーザが秘話通信を行う他のテレ
ビ会議装置を指定した場合に、秘話通信の対象とならな
い多地点テレビ会議装置において画像と音声の出力を出
力制御信号(20R)に基づいて制御する出力画像制御
手段(18)と出力音声制御手段(19)とを各多地点
テレビ会議装置に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多地点テレビ会議
システムおよび多地点テレビ会議装置に関し、特に多地
点テレビ会議における特定の地点との秘話通信に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数の地点に備えられた多地
点テレビ会議装置を伝送路で多地点制御装置と接続し、
各地点の会議参加者、すなわち多地点テレビ会議装置の
ユーザの画像と音声を他の多地点テレビ会議装置に表示
出力する多地点テレビ会議システムにおいては、特定の
会議参加地点間のみの会話を実現する秘話通信機能が要
求されている。従来の多地点テレビ会議システムでは、
たとえば特開平2−228158号公報に開示されるよ
うに、テレビ会議端末(多地点テレビ会議装置)に秘話
通信を希望する端末を選択するコントローラを設け、か
つテレビ会議通信制御部(多地点制御装置)に相互に秘
話通信を希望する端末を認識しその端末情報を出力する
制御信号処理部と、この端末情報に基づいて音声通話路
を制御する音声通話路制御部を設けることにより秘話通
信機能を実現している。
【0003】このような従来の多地点テレビ会議システ
ムについて図6,図7,図8を参照して説明する。図6
は、上述のような従来の多地点テレビ会議システムの全
体構成を示すブロック図である。多地点テレビ会議シス
テムは、テレビ会議通信制御器(多地点制御装置)10
1に複数のテレビ会議端末(多地点テレビ会議装置)1
02,103,104,105を双方向ディジタル伝送
路106,107,108,109を介して接続するこ
とにより構成されている。
【0004】各テレビ会議端末102,103,10
4,105は複数の地点に備えられ、テレビ会議の参加
者の画像と音声を双方向ディジタル伝送路106,10
7,108,109に送出すると同時に、テレビ会議通
信制御器101から受信した出力画像信号および出力音
声信号を受信し表示再生する。図7は、特開平2−22
8158に開示された従来の多地点テレビ会議システム
のテレビ会議端末102の構成を示すブロック図であ
る。なお、他のテレビ会議端末103,104,105
も同様の構成を有するので、以下、テレビ会議端末10
2を例にとって説明する。
【0005】テレビ会議端末102は、双方向ディジタ
ル伝送路106の接続されて信号の送受信を司るインタ
ーフェース部110と、ユーザの画像(入力画像信
号)、音声(入力音声信号)、音声制御信号等を多重化
処理等をする信号処理部111と、会議参加者の音声を
入力するマイク112と、他の会議参加者の音声を出力
するスピーカ113と、ユーザの画像入力のためのカメ
ラ114と、テレビ会議における発言者の画像を出力す
るためのディスプレイ115と、秘話通信を希望する相
手を指示する音声制御信号を出力するコントローラ11
6と、スピーカ113から出力された音声がマイク11
2に入力することにより発生するエコー現象を防ぐエコ
ーキャンセラ117とから構成される。このような構成
を有するテレビ会議端末102は、マイク112、カメ
ラ114およびコントローラ116よりそれぞれ出力さ
れた音声信号、画像信号および音声制御信号を信号処理
部111で多重化し、インターフェース部110から双
方向ディジタル伝送路106を介してテレビ会議通信制
御器101に送出する。
【0006】一方、テレビ会議通信制御器101は、以
下に述べるように、各テレビ会議端末102,103,
104,105から送信される音声信号に基づいて出力
画像信号を合成するとともに、出力音声信号を加算・合
成する。図8は特開平2−228158に開示された従
来の多地点テレビ会議システムにおけるテレビ会議通信
制御器101の構成例を示す図である。ここで双方向デ
ィジタル伝送路106,107,108,109とそれ
ぞれ接続された各信号切分部118,119,120,
121は、各テレビ会議端末102、103、104、
105から送出された多重信号を受信し、入力画像信
号、入力音声信号、音声制御信号に分離・出力する。こ
れらの信号のうち、入力画像信号は入力画像信号線12
6を介して画像通信路部127に、入力音声信号は入力
音声信号線122を介して音声レベル検出部123およ
び音声通話路部124に入力される。さらに、音声制御
信号は、音声制御信号線129を介して制御信号処理部
130に入力される。また、音声通話路部124の出力
が出力音声信号線125を介して、画像通信路部127
の出力が出力画像信号線128を介して信号切分部11
8〜121に入力される。各信号切分部118〜121
はこれらの信号を多重化し双方向ディジタル伝送路10
6〜109に送出する。
【0007】ここで、制御信号処理部130は、テレビ
会議通信制御器101のコントローラ116から出力さ
れた音声制御信号に基づいて音声秘話通信を行う端末を
指定する命令を出力するものである。音声通話路制御部
131は、この制御信号処理部130が出力する命令に
基づいて音声通話路部124を制御し、秘話通信の対象
となっていないテレビ会議端末には秘話通信の内容が出
力されないようにする。また、音声レベル検出部123
はもっとも音声レベルの高いテレビ会議端末を検知する
ものである。映像制御部132は、各端末より入力画像
信号線125を介して画像通信路部127に集めた画像
信号のうち、音声レベル検出部123で検知したもっと
も音声レベルの高いテレビ会議端末102の画像を出力
画像信号線128に出力するように画像通信路部127
を制御する。このとき、制御信号処理部130の出力が
音声レベル検出部123にも入力され、秘話通信中の画
像が出力されないようになっている。
【0008】以上のようなテレビ会議端末(多地点テレ
ビ会議装置)とテレビ会議通信制御器(多地点制御装
置)から構成される従来の多地点テレビ会議システムの
基本的な動作は次のようなものである。図7に示すテレ
ビ会議端末102は、そのカメラ114、マイク11
2、コントローラ116より出力された入力画像信号、
入力音声信号、音声制御信号を多重化し、双方向ディジ
タル伝送路106を経由してテレビ会議通信制御器10
1に送出する。各テレビ会議端末102〜105より送
信された多重化入力信号を受信したテレビ会議通信制御
器101(図8)は、信号切分部118〜121におい
て入力画像信号、入力音声信号、音声制御信号を分離
し、それぞれ画像通信路部127、音声レベル検出部1
23と音声通話路部124、制御信号処理部130に入
力する。
【0009】ここで、上述のように音声レベル検出部1
23は、最もレベルの高い入力音声を出している端末は
どれかを示す情報を映像制御部132に出力する。映像
制御部132は、各端末より入力画像信号線125を介
して画像通信路部127に集めた画像信号のうち、音声
レベル検出部123で検知したもっとも音声レベルの高
いテレビ会議端末102の画像を出力画像信号線128
に出力する。すなわち、最もレベルの高い入力音声を出
している端末には発言者がおり、その発言者がいる端末
はどの端末化を示す情報を映像制御部132に出力し、
この情報を受けた映像制御部132は、音声レベルが最
大である(発言者がいる)端末以外の端末または全端末
の出力画像信号を、音声レベルが最大の端末の入力画像
信号とするように、画像通信路部127に指令するので
ある。画像通信路部127は、映像制御部132の指示
に従って、発言者のいる端末以外には発言者のいる端末
の画像を、また発言者のいる端末には以前から選択され
ていた画像または発言者のいる端末の画像を出力画像と
するように、入力画像信号のうちから各テレビ会議端末
102〜105に対応する出力画像信号を決め、出力画
像信号線128を通し信号切分部118、119、12
0、121に出力する。
【0010】また、音声通話路部124に得られた音声
信号は、通常は各端末において自分以外のすべての端末
からの音声が聞こえるように、音声加算により各テレビ
会議端末102〜105に対応した出力音声信号を合成
し、出力音声信号線125を通じて信号切分部118〜
121に出力する。そして、各信号切分部118〜12
1は、画像通信路部127と音声通信路部124より出
力された出力画像信号と出力音声信号を圧縮、多重化
し、それぞれ双方向ディジタル伝送路106〜109を
経由して対応するテレビ会議端末102〜105に送出
する。
【0011】各テレビ会議端末102〜105では(図
7)、インターフェース部110においてテレビ会議通
信制御器101より送出された多重化された出力信号を
受信する。受信された信号は、信号処理部111におい
て、出力画像信号と出力音声信号に分離される。これら
出力画像信号と出力音声信号は、伸展処理を施されたの
ちにそれぞれディスプレイ115とスピーカ113に出
力される。
【0012】このような従来のテレビ会議システムおい
て秘話通信を行う場合は、たとえばテレビ会議端末10
2のコントローラ116から出力される音声秘話通信を
行う他の端末を指定する命令に基づいて、テレビ会議通
信制御器101が、その指定された特定の他の端末以外
の端末にはテレビ会議端末102の音声が送出されない
ように音声通話路部124に得られた音声信号を制御し
ている。すなわち、各テレビ会議端末102,103,
104,105から多重信号として送出された信号は、
それぞれ信号切分部118,118,120,121に
より、入力画像信号、入力音声信号、音声制御信号に分
けられる。そのうち音声制御信号は音声制御信号線12
9を通り制御信号処理部130に入る。制御信号処理部
130は、音声秘話通信を希望している端末とその相手
となる端末を認知し、それらの端末がどれかを示す情報
を、音声通話路制御部131及び音声レベル検出部12
3に送出する。
【0013】音声通話路制御部131は、音声秘話通信
を指定した端末の音声が指定された端末のみに送出さ
れ、指定された端末の音声が指定した端末以外には送出
されず、また音声秘話通信を行う2端末には同時に指定
された2端末以外の端末からの音声をも聞こえるように
指示する命令を送出する。その命令に基づいて音声通話
路部124は各入力音声信号線122を通って入ってき
た入力音声信号に合成あるいは選択などの制御を施し、
出力音声信号として各出力信号線125を経由し、信号
切分部118、119、120、121に送出する。
【0014】さらに、音声レベル検出部123は、制御
信号処理部130が出力する音声秘話通信に関する命令
を受けて、音声秘話通信を考慮した制御信号を映像制御
部132に出力し、画像通信路部127を制御する。す
なわち、音声レベル検出部123では、制御信号処理部
130からの選択された端末(音声秘話通信を行う端
末)からの命令をもとに、入力音声信号線122を通っ
て入力された入力音声信号のうち秘話通信を行う端末の
入力音声信号を除いた音声信号の中でもっとも音声レベ
ルの高い入力音声信号線からの音声を検出し、それらが
どの信号切分部からの入力信号であることを示す情報を
映像制御部132に転送する。その結果、秘話通信を行
っているテレビ会議端末より入力される画像が秘話通信
の対象となっていない他のテレビ会議端末にも表示され
ることを避けている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
多地点テレビ会議システムのおいては、多地点制御装置
(テレビ会議通信制御器101)において秘話通信実現
のための制御を行っている。しかしながら、このような
従来の多地点テレビ会議システムは、次のような問題点
を有している。第1には、テレビ会議装置(テレビ会議
端末)と多地点制御装置(テレビ会議通信制御器)との
組み合わせにおいて多地点制御装置の汎用性が失われる
点である。すなわち、従来の多地点テレビ会議システム
において秘話通信機能を実現するためには、多地点テレ
ビ会議装置(テレビ会議端末102,103,104,
105)は、多地点制御装置(テレビ会議通信制御器1
01)の制御信号処理部130と対応した特定の音声制
御信号を出力するコントローラ116を備えていなけれ
ばならない。言い換えると、その音声制御信号を出力す
る多地点テレビ会議装置(テレビ会議端末)は、各テレ
ビ会議端末から送出された音声制御信号に基づいて動作
し音声秘話通信を行う端末を識別する情報を出力する音
声通話路制御部131や、その音声通話制御部131か
ら出力される端末識別情報に基づいて音声合成を行う音
声通信路部124を持った多地点制御装置(テレビ会議
通信制御器)との組み合わせでないと音声秘話通信を実
現することができない。
【0016】第2の問題点は、多地点テレビ会議システ
ム、特に多地点制御装置が高価になる点にある。一般に
多地点テレビ会議を実現するための多地点制御装置(テ
レビ会議通信制御器)は、秘話通信機能を備えていな
い、すなわち制御信号処理部や音声通話路制御部等を備
えていない場合であっても高価である。上述のような秘
話通信機能を有する従来のテレビ会議装置の場合、音声
秘話通信の実現のため、多地点制御装置(テレビ会議通
信制御器101)に新たに制御信号処理部や音声通話路
制御部等を追加しているためにさらに高価になり、ユー
ザの導入における弊害と成り得る。
【0017】そこで本発明の目的は、一般の多地点制御
装置を使用しても秘話通信を実現することができる汎用
性のある多地点テレビ会議システムを提供することにあ
る。また本発明の別の目的は、多地点テレビ会議システ
ムにおいて、各多地点テレビ会議装置(テレビ会議端
末)に簡単な変更を施すだけで安価に秘話通信を実現で
きる多地点テレビ会議システムおよび多地点テレビ会議
装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明にかかる多地点テレビ会議システムにおい
ては、いずれかの多地点テレビ会議装置のユーザ(会議
参加者)が秘話通信を行う他のテレビ会議端末を指定し
た場合に、秘話通信の対象とならない多地点テレビ会議
装置において画像と音声の出力をミュートするように出
力画像信号と出力音声信号を制御する出力信号制御部を
各多地点テレビ会議装置に設けたものである。より具体
的には、多地点制御装置と、複数の地点に配置され前記
多地点制御装置と伝送路を介して接続される複数の多地
点テレビ会議装置とからなり、前記複数の多地点テレビ
会議装置間で各地点における画像と音声とを送受信する
多地点テレビ会議システムにおいて、上記多地点制御装
置は、上記複数の多地点テレビ会議装置の各々から送信
される入力画像信号と入力音声信号および秘話通信の対
象となる他のテレビ会議装置を識別するための秘話識別
信号からそれぞれ出力画像信号と出力音声信号および出
力制御信号を合成し、これらを上記伝送路を介して上記
多地点テレビ会議装置の各々に送信し、また、上記多地
点テレビ会議装置の各々は、上記秘話識別信号を出力す
る識別信号発生部と、上記ユーザの入力画像信号と入力
音声信号および上記秘話識別信号を多重化した入力信号
を上記伝送路に送出する入力信号送信部と、上記多地点
制御装置から送出される出力画像信号と出力音声信号と
出力制御信号とが多重化された出力信号を上記伝送路を
介して受信し、上記出力画像信号と出力音声信号と出力
制御信号とを分離して出力する出力信号受信部と、画像
表示手段に入力する出力画像信号および音声再生手段に
入力する出力音声信号を上記出力制御信号に基づいてそ
れぞれ制御する出力画像制御部および出力音声制御部と
を備え、上記出力画像制御部は、上記出力信号受信部か
ら出力される上記出力画像信号を一時記憶する出力画像
記憶部を備え、いずれかの多地点テレビ会議装置が秘話
通信を行うときに上記出力制御信号に基づいて自己が秘
話通信の対象となっているか否かを識別し、秘話通信の
対象となっている場合には上記出力信号受信部から出力
される出力画像信号を画像表示手段に入力する一方、秘
話通信の対象となっていない場合には上記出力画像記憶
部にあらかじめ記憶されている出力画像信号を上記画像
表示手段に入力し、また、上記出力音声制御部は、いず
れかの多地点テレビ会議装置が秘話通信を行うときに上
記出力制御信号に基づいて自己が秘話通信の対象となっ
ているか否かを識別し、秘話通信の対象となっている場
合には上記出力音声信号を上記音声再生手段に入力し、
秘話通信の対象となっていないと判定された場合には上
記音声再生手段に入力する信号を遮断することを特徴と
するものである。
【0019】本発明にかかる多地点テレビ会議システム
において、上記多地点制御装置は、各多地点テレビ会議
装置から送信されてきた多重化入力信号から入力画像信
号と入力音声信号と秘話識別信号とを分離し、各信号ご
とにそれぞれ出力画像信号と出力音声信号と出力制御信
号として合成し、これらの信号を多重化した出力信号を
伝送路を介して各多地点テレビ会議装置に送信するもの
であればよく、どのような合成を行うかは特に問題では
ない。
【0020】したがって、各多地点テレビ会議装置から
得られた入力画像信号から合成される出力画像信号およ
び出力画像はどのようなものであってもよい。例えば、
各多地点テレビ会議装置より得られた入力画像信号すべ
てから1枚のフレームを構成しても良いし、またはそれ
らの入力画像信号の一つ若しくは複数を選択するように
しても良い。このとき、従来のテレビ会議通信制御器の
ように、必ずしも入力音声信号レベルや秘話識別信号を
参照する必要はない。したがって、上述した従来のテレ
ビ会議通信制御器のように、入力音声信号のレベルを参
照することにより、各多地点テレビ会議装置から送信さ
れた入力画像信号から発言者がいる多地点テレビ会議装
置からの入力画像信号を出力画像信号として出力するも
のであってもよいが、たとえば各多地点テレビ会議装置
において得られた画像を単に1フルームに同時に表示す
るものを合成し、これを出力画像信号として出力しても
よい。さらに、各多地点テレビ会議装置に対応して別個
の出力画像信号を合成しても良いが、前多地点テレビ会
議装置に共通の出力画像信号を合成するだけでも良い。
【0021】また、音声信号に関しても、各多地点テレ
ビ会議装置より得られた入力音声信号から特定のものを
選択して出力音声信号としても良いが、単に入力音声信
号を音声加算するだけでも良い。したがって各多地点テ
レビ会議装置から送出された入力音声信号を加算し、こ
れを出力音声信号として出力できれば足り、従来の多地
点テレビ会議システムの通信制御器のように秘話識別信
号に基づいて音声通話路を制御する必要はない。さら
に、各多地点テレビ会議装置に対応して別個の出力音声
信号を合成しても良いが、前多地点テレビ会議装置に共
通の出力音声信号を合成するだけでも良い。
【0022】また、出力制御信号には、多地点テレビ会
議システム内で秘話通信を行う多地点テレビ会議装置を
認識するのに必要な情報が含まれる。上記多地点制御装
置は、各多地点テレビ会議装置に他の多地点テレビ会議
装置から送出されたすべての秘話識別信号が伝わるよう
に出力制御信号を合成すればよい。したがって、上記多
地点制御装置は、たとえば各多地点テレビ会議装置から
入力される秘話識別信号から送出された秘話識別信号を
結合することにより出力制御信号を合成してもよい。
【0023】一方、各多地点テレビ会議装置において、
上記識別信号発生部は、ユーザの一人が秘話通信の対象
として他のテレビ会議装置を指定することにより秘話通
信の対象となるテレビ会議装置を識別するための秘話識
別信号を出力する。この秘話識別信号は、秘話識別信号
を発生する多地点テレビ会議装置とこの多地点テレビ会
議装置と秘話通信を行う他の多地点テレビ会議装置とを
特定できるものであればよく、その表現形式は問題では
ない。たとえば、識別信号発生部より出力される秘話識
別信号は、そのユーザが指定した他の多地点テレビ会議
装置の識別子とそのユーザの多地点テレビ会議装置の識
別子、およびその通信が秘話通信である旨を表すコード
を含む一連のディジタル信号を秘話識別信号として出力
するようにしてもよい。
【0024】このような秘話信号識別信号は、入力信号
送信部によってユーザの画像および音声を表す入力画像
信号および入力音声信号と共に多重化された後伝送路に
送出される。このとき入力信号送信部は、伝送効率を向
上させるためにテレビカメラやマイクから得られる画像
信号や音声信号を圧縮したものをそれぞれ入力画像信号
や入力音声信号とし、これらの信号を秘話識別信号と共
に多重化したものを入力信号として伝送するようにして
もよい。この場合は、入力信号送信部は多重化手段に加
えて信号圧縮手段を含むものとする。
【0025】これに対し、出力信号受信部は、上記多地
点制御装置から送出される出力信号を伝送路を介して受
信し、出力信号合成部で合成された出力画像信号と出力
音声信号と出力制御信号とを分離・出力するものであ
る。このとき、この出力信号受信部は、圧縮・多重化さ
れた出力信号を出力画像信号、出力音声信号、出力制御
信号に分離・伸展して出力する。
【0026】出力画像制御部および出力音声制御部は、
上記出力制御信号を参照し、多地点テレビ会議システム
内において秘話通信が行われているか否か、および自己
が秘話通信の対象となっているか否かをそこに含まれる
情報から識別する。識別の結果、多地点テレビ会議シス
テム内で秘話通信が行われていない場合、または自己が
秘話通信の対象となっている場合には、出力画像制御部
は、出力信号受信部から得られる出力画像信号を画像表
示手段と出力画像記憶部に入力する。これに対し、他の
多地点テレビ会議装置間で秘話通信が行われ、かつ自己
がその秘話通信の対象となっていない場合には、上記出
力画像制御部は、出力信号受信部から出力される出力画
像信号の代わりに上記出力画像記憶部に記憶されている
画像信号を画像表示手段に出力する。また、出力音声制
御部は、識別の結果、多地点テレビ会議システム内で秘
話通信が行われていない場合、または自己が秘話通信の
対象となっている場合には、出力信号受信部から得られ
る出力音声信号を音声再生手段に入力し、他の多地点テ
レビ会議装置間で秘話通信が行われ、かつ自己がその秘
話通信の対象となっていない場合には、音声再生手段へ
の出力音声信号入力を遮断する。その結果、いずれかの
多地点テレビ会議装置間で秘話通信が行われている場
合、そのときの画像および音声は秘話通信の対象となっ
ている多地点テレビ会議装置においてのみ表示・再生さ
れ、他の秘話通信の対象とはなっていない多地点テレビ
会議装置においては上記出力画像記憶部にあらかじめ記
憶されている静止画像が表示されると同時に、音声が出
力されず無声となる。
【0027】本発明に係る多地点テレビ会議システム
は、このような構成を有することにより、秘話通信を行
う多地点テレビ会議装置を識別する情報を汎用のチャネ
ルで各多地点テレビ会議装置に転送し、出力画像信号及
び出力音声信号の制御を各多地点テレビ会議装置側にお
いて行う。したがって、上述のような必要最小限の機能
を有する多地点制御装置と組み合わせることにより多地
点会議で必要な多地点制御装置に特別な装置の追加をす
ることなく秘話通信機能を実現することができる。その
結果、多地点制御装置との関係において多地点テレビ会
議装置の汎用性を向上させることができ、また、多地点
テレビ会議システムを安価に提供することができる。
【0028】本発明において秘話通信時に秘話通信の対
象となっていない各地点テレビ会議装置に表示される画
像は、秘話通信中以外のものであればどのようなもので
もよいが、請求項2に記載された発明は、特に自己が秘
話通信の対象となっている場合には上記出力信号受信部
から出力される出力画像信号を画像表示手段および上記
出力画像記憶部に入力する一方、秘話通信の対象となっ
ていない場合には上記出力画像記憶部にすでに記憶され
ている出力画像信号を上記画像表示手段に入力するもの
である。これによって、他のいずれかの多地点テレビ会
議装置間で秘話通信が行われている間は上記秘話通信の
対象となっていない上記多地点テレビ会議装置の画像表
示手段に上記秘話通信が行われる直前の画像が表示され
る。
【0029】また、本発明のうち請求項3に記載された
発明は、上述のような多地点テレビ会議システムにおけ
る多地点テレビ会議装置である。すなわち、秘話通信の
対象となる他のテレビ会議装置を識別するための秘話識
別信号を出力する識別信号発生部と、上記入力画像信号
と上記入力音声信号および上記秘話識別信号を多重化し
た入力信号を上記伝送路に送出する入力信号送信部と、
伝送路から多地点制御装置が送出する出力画像信号と出
力音声信号と出力制御信号とが多重化された出力信号を
受信し、上記出力画像信号と出力音声信号と出力制御信
号とを分離して出力する出力信号受信部と、画像表示手
段に入力する出力画像信号および音声再生手段に入力す
る出力音声信号を上記出力制御信号に基づいてそれぞれ
制御する出力画像制御部および出力音声制御部とを備
え、上記出力画像制御部は、上記出力信号受信部から出
力される上記出力画像信号を一時記憶する出力画像記憶
部を備え、いずれかの多地点テレビ会議装置が秘話通信
を行うときに上記出力制御信号に基づいて自己が秘話通
信の対象となっているか否かを識別し、秘話通信の対象
となっている場合には上記出力信号受信部から出力され
る出力画像信号を画像表示手段に入力する一方、秘話通
信の対象となっていない場合には前記出力画像記憶部に
あらかじめ記憶されている出力画像信号を前記画像表示
手段に入力し、また、上記出力音声制御部は、いずれか
の多地点テレビ会議装置が秘話通信を行うときに上記出
力制御信号に基づいて自己が秘話通信の対象となってい
るか否かを識別し、秘話通信の対象となっている場合に
は上記出力音声信号を上記音声再生手段に入力し、秘話
通信の対象となっていないと判定された場合には上記音
声再生手段に入力する信号を遮断する多地点テレビ会議
装置である。このような構成によって、従来の多地点テ
レビ会議装置に簡単な変更を施すだけで秘話通信のため
の制御機能を有する各多地点テレビ会議装置を得ること
ができる。
【0030】さらに、請求項4に記載された発明は、テ
レビカメラ等の撮像手段並びにマイクロフォン等の集音
手段、ディスプレイ等の画像表示手段並びにスピーカや
ヘッドフォン等の音声再生手段に加えて、上述のような
識別信号出力部と入力信号送信部と出力信号受信部と出
力画像制御部と出力音声制御部とを備えた多地点テレビ
会議装置である。ここで、撮像手段および集音手段で得
られた入力画像信号および入力音声信号は入力信号送信
部から伝送路に送出される。また画像表示手段および音
声再生手段には上記出力画像制御部および出力音声制御
部において制御された画像信号および音声信号が入力さ
れ、多地点テレビ会議における秘話通信機能を実現す
る。また、上記出力画像制御部は、自己が秘話通信の対
象となっている場合には上記出力信号受信部から出力さ
れる出力画像信号を画像表示手段および上記出力画像記
憶部に入力する一方、秘話通信の対象となっていない場
合には上記出力画像記憶部にすでに記憶されている出力
画像信号を上記画像表示手段に入力するものである。こ
れによって、他のいずれかの多地点テレビ会議装置間で
秘話通信が行われている間は上記秘話通信の対象となっ
ていない上記多地点テレビ会議装置の画像表示手段に上
記秘話通信が行われる直前の画像が表示されると共に、
出力音声を無音とし、秘話通信機能を実現する。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳述する。本実施の形態にかかる多地
点テレビ会議システムの構成を表す概要図を図1に示
す。多地点テレビ会議装置(以下、テレビ会議装置とい
う)1a,1b,1c,1dは、双方向ディジタル伝送
路2を介して多地点制御装置(MCU)3と接続されて
いる。各テレビ会議装置1a,1b,1c,1dから転
送された多重化入力信号を多地点制御装置3が受信し、
この多地点制御装置3において合成し送出される多重化
出力信号を各テレビ会議装置1a,1b,1c,1dが
受信することにより多地点テレビ会議を行う。
【0032】図2は、本実施の形態におけるテレビ会議
装置1aの構成例を示すブロック図である。なお、他の
テレビ会議装置1b,1c,1dもこれと同様の構成を
有することとから、以下テレビ会議装置1aを例に説明
する。テレビ会議装置1aは、双方向ディジタル伝送路
2aと接続され入力信号の送信および出力信号の受信を
行う多重化装置10、秘話通信を行うテレビ会議装置の
情報(秘話通信制御信号)20Sを出力するコマンド入
力装置11、撮像手段たるテレビカメラ12、集音手段
たるマイク13、画像表示手段たるディスプレイ14、
音声再生手段たるスピーカ15、入力画像信号の圧縮お
よび出力画像信号の伸張を行う画像コーデック16、入
力音声信号の圧縮および出力音声信号の伸展を行う音声
コーデック17、出力画像信号の制御を行う画像ミュー
ト部18および出力音声信号の制御を行う音声ミュート
部19を備えている。
【0033】図2に示すテレビ会議装置において、テレ
ビカメラ12によって撮像されたユーザ、すなわち会議
参加者の画像は、入力画像信号として画像コーデック1
6に入力される。画像コーデック16はこの画像信号を
圧縮し、その結果得られる圧縮入力画像信号を多重化装
置(MUX/DEMUX)10に出力する。また、マイ
ク13によって集音されたユーザの音声は、入力音声信
号として音声コーデック17に入力される。音声コーデ
ック17はこの音声信号の圧縮を行い、圧縮入力音声信
号を多重化装置11に出力する。識別信号発生部として
作用するコマンド入力装置11は、ユーザの入力により
秘話通信を行う端末の情報を秘話識別信号20Sとして
多重化装置10に出力する。このとき秘話識別信号に
は、そのユーザが指定した他の多地点テレビ会議装置の
識別子とそのユーザの多地点テレビ会議装置の識別子、
およびその通信が秘話通信である旨を表すコード含む一
連のディジタル信号を用いる。
【0034】多重化装置10は、画像チャネルとして画
像コーデック16からの圧縮入力画像信号と、音声チャ
ネルとして音声コーデック17からの圧縮入力音声信号
と、データチャネルとしてコマンド入力装置11からの
送信秘話通信制御信号20Sとを入力し、画像・音声・
データ多重を行い、これを送信入力信号として双方向デ
ィジタル伝送路2に出力する。多重化装置10は、ま
た、後述する多地点制御装置から送られてくる多重出力
信号を双方向ディジタル伝送路2から受信し、これから
圧縮出力画像信号、圧縮出力音声信号および出力制御信
号20Rを分離する。分離された圧縮出力画像信号と圧
縮出力音声信号は、それぞれ画像コーデック16と音声
コーデック17に入力される。画像コーデック16と音
声コーデック17は、これらの圧縮信号を伸展し、出力
画像信号と出力音声信号としてそれぞれ画像ミュート部
18と音声ミュート部19に入力する。このように、画
像コーデック16と音声コーデック17および多重化装
置10は入力信号送信部および出力信号受信部を形成し
ている。また、多重化装置10から出力される出力制御
信号20Rは、出力画像制御部として作用する画像ミュ
ート部18および出力音声制御部として作用する音声ミ
ュート部19に入力されている。画像ミュート部18お
よび音声ミュート部19は出力制御信号20Rに基づい
てディスプレイ14およびスピーカ15に出力する出力
画像信号および出力音声信号を制御する。
【0035】一方、多地点制御装置3は、基本的には複
数の多地点テレビ会議装置の各々から送信される多重化
された上記入力信号を受信し、多重化された上記入力画
像信号と上記入力音声信号および上記秘話識別信号を分
離して出力する入力信号受信部と、上記入力信号受信部
から出力される上記入力画像信号と上記入力音声信号お
よび上記秘話識別信号からそれぞれ出力画像信号と出力
音声信号および出力制御信号を合成する出力信号合成部
と、上記出力信号合成部で合成された上記出力画像信
号、出力音声信号および出力制御信号を圧縮・多重化
し、これを出力信号を上記伝送路を介して上記多地点テ
レビ会議装置の各々に送信する出力信号送信部とからな
る。
【0036】このような多地点制御装置3の構成例を図
3に示す。多地点制御装置3は、通信部30a,30
b,30c,30dにおいて各テレビ会議装置1a,1
b,1c,1dと双方向ディジタル伝送路2を介して情
報の送受信を行う。すなわち、通信部30a,30b,
30c,30dは、各テレビ会議端末1a,1b,1
c,1dから双方向ディジタル伝送路2を介して送信さ
れた送信入力信号を受信してDEMUX部31a,31
b,31c,31dにそれぞれ送出する一方、MUX部
32a,32b,32c,32dから多重化された出力
信号を入力し、双方向ディジタル伝送路2を介して各テ
レビ会議端末1a,1b,1c,1dに送出する。言い
換えると、通信部30a〜30dとDEMUX部31a
〜31dは上記入力信号受信部を構成し、また、通信部
30a〜30dとMUX部32a〜32dは上記出力信
号送信部を構成する。また、出力信号合成部は、画像合
成部33、音声合成部34、データ合成部35から構成
されている。
【0037】ここでDEMUX部31a,31b,31
c,31dは、テレビ会議装置1a,1b,1c,1d
において圧縮された入力画像信号、入力音声信号、秘話
識別信号を通信部30a,30b,30c,30dから
入力される送信入力信号から分離し、これらを伸展した
後、それぞれ画像合成部33、音声合成部34、データ
合成部35に出力する。このように各通信部30a〜3
0dとDEMUX部31a〜31dは、入力信号受信部
を構成している。MUX部32a,32b,32c,3
2dは、画像合成部33、音声合成部34、データ合成
部35において合成された出力画像信号、出力音声信
号、出力制御信号を圧縮・多重化し、各通信部30a〜
30dに出力する。
【0038】また、画像合成部33は、DEMUX部3
1a,31b,31c,31dからそれぞれ受信した画
像情報に基づいて一枚の画像を合成し、これを出力画像
信号としてMUX部32a,32b,32c,32dに
それぞれ配信する。このとき、音声合成部34から最も
音声レベルの大きいテレビ会議装置に関する情報aを入
力し、このテレビ会議装置から送られてきた入力画像信
号をもって出力画像信号とする。音声合成部34は、D
EMUX部31a,31b,31c,31dからそれぞ
れ受信した音声信号を加算し、この加算された音声信号
を出力音声信号としてMUX部32a,32b,32
c,32dに配信する。データ合成部35は、DEMU
X部31a,31b,31c,31dからそれぞれ出力
される秘話識別信号を合成し、秘話通信の対象となって
いるテレビ会議装置の識別子を含む出力制御信号として
MUX部32a,32b,32c,32dにそれぞれ配
信する。このように画像合成部33、音声合成部34、
データ合成部35においてそれぞれ合成された出力画像
信号、出力音声信号、出力制御信号は、MUX部32
a,32b,32c,32dにおいて多重化され、各通
信部30a,30b,30c,30dに出力される。
【0039】なお、上述の説明では、画像合成部33
は、音声レベルの最も高いテレビ会議装置から送られて
くる入力画像信号を出力画像信号とするとして説明した
が、本発明においては、どのような画像を合成するかは
特に問題とはならない。したがって、複数のテレビ会議
装置から送信される画像信号を1枚のフレームに合成
し、各参加者の画像を一つの画面に表示するようにして
もよいことは言うまでもない。
【0040】次に本実施の形態にかかるテレビ会議シス
テムの動作について説明する。図1に示すテレビ会議シ
ステムおいて、各テレビ会議装置1a,1b,1c,d
には、会議参加者の氏名の様な識別子が設定されてい
る。これらの識別子はあらかじめ多地点制御装置3を介
してシステム内のすべてのテレビ会議装置1a〜1dに
転送されている。この作業により、会議開始時点でどの
テレビ会議装置がその会議において使用されているか、
さらにはそれらの識別子が何であるかが認識しておく。
【0041】テレビ会議中は、図2に示すテレビ会議装
置においてテレビカメラ12およびマイク13から得ら
れた会議参加者の画像および音声は、それぞれ画像コー
デック16および音声コーデック17において圧縮され
たのち多重化装置10に入力される。このとき、秘話通
信を希望するユーザは、コマンド入力装置11から秘話
通信の相手となる他のテレビ会議装置を指定すると、こ
のコマンド入力装置は11は秘話通信が希望されている
旨を示す信号、この秘話通信の対象となる他のテレビ会
議装置および自己を示す識別子からなる秘話識別信号2
0Sを多重化装置10に出力する。たとえばテレビ会議
装置1aにおいてユーザがコマンド入力装置11にテレ
ビ会議装置1aとテレビ会議装置1bとの間で秘話通信
を行うことを要求した場合、テレビ会議装置1aのコマ
ンド入力装置11からは、秘話通信が行われる旨を示す
信号と、自分のテレビ会議装置1aの識別子と秘話通信
の相手となるテレビ会議装置1bの識別子とが合成され
た話通信制御信号20Sが出力される。多重化装置10
は、圧縮された入力画像信号および入力音声信号と共に
この秘話識別信号20Sを多重化し、送信入力信号とし
て双方向ディジタル伝送路2に送出する。
【0042】多地点制御装置3は、テレビ会議装置1a
〜1dの各々から送出された多重化信号から出力画像信
号と出力音声信号と出力制御信号とを合成し、これらを
多重化した出力信号を双方向ディジタル伝送路2に送出
する。たとえばテレビ会議装置1aから送信された送信
多重信号は通信部30aにおいて受信され、DEMUX
部31aにおいてテレビ会議装置1a,1b間の秘話要
求の情報を含んだ秘話識別信号20Sが分離される。各
テレビ会議装置より送出された秘話識別信号はデータ合
成部35において出力制御信号に合成される。ここで出
力制御信号は、いずれかのテレビ会議装置間で秘話通信
が行われる場合には、その秘話識別信号、すなわち秘話
通信が希望されている旨を示す信号、この秘話通信の対
象となる複数のテレビ会議装置を示す識別子を含んでい
る。この出力制御信号はデータ合成部35からMUX部
32a,32b,32c,32dに入力され、出力画像
信号および出力音声信号とともに多重化され、通信部3
0a,30b,30c,30dから各テレビ会議装置1
a,1b,1c,1dに転送される。その結果、テレビ
会議装置1aのユーザが要求したテレビ会議装置1a,
1b間の秘話通信要求の情報が各テレビ会議装置1a,
1b,1c,1dすべてに転送されることになる。
【0043】各テレビ会議装置1a,1b,1c,1d
の多重化装置10は、双方向ディジタル伝送路2から多
地点制御装置3から送られてきた多重出力信号を受信
し、これから圧縮出力画像信号、圧縮出力音声信号およ
び出力制御信号20Rを分離する。このようにテレビ会
議装置1のコマンド入力装置11が出力した秘話通信制
御信号20Sが多地点制御装置3によってすべてのテレ
ビ会議装置1a,1b,1c,1dに配送される。した
がって、テレビ会議装置1a,1b間で秘話通信を行う
情報を持った秘話識別信号は、各テレビ会議装置におい
て多重化装置3で分離された出力制御信号20Rとして
出力される。
【0044】多地点制御装置3から送出された出力信号
は、各テレビ会議装置1a〜1dの多重化装置10にお
いて受信され、出力画像信号、出力音声信号、出力制御
信号に分離される。分離された圧縮出力画像信号と圧縮
出力音声信号は、それぞれ画像コーデック16と音声コ
ーデック17に入力される。画像コーデック16と音声
コーデック17は、これらの圧縮された信号を伸展し、
出力画像信号と出力音声信号としてそれぞれ画像ミュー
ト部18と音声ミュート部19に入力する。また、多重
化装置10から出力される出力制御信号20Rは、画像
コーデック16および音声コーデック17に入力されて
いる。
【0045】図4に画像ミュート部18の構成例を示
す。本実施の形態において、画像ミュート部18は、画
像フレームメモリ40と画像切り替えスイッチ41を備
えている。画像切り替えスイッチ41は、入力される出
力制御信号20Rに従って作用し、画像フレームメモリ
40の書き込み動作を以下のように制御する。すなわ
ち、画像ミュート部18は、出力制御信号20Rを参照
して、いずれかのテレビ会議装置間で秘話通信が行われ
ている場合において、出力制御信号20Rとして入力さ
れた秘話通信を行うテレビ会議端末の識別子が自分の端
末の識別子と一致する場合(自己が秘話通信の対象とな
っていると認識される場合)には、画像切り替えスイッ
チ41をONにする(図4(a))。そして、画像コー
デック16から入力する出力画像信号を画像フレームメ
モリ40に書き込むと同時に画像フレームメモリ40に
書き込まれていた出力画像信号を読み出し、ディスプレ
イ14に出力することにより表示を行う。従って、この
場合各テレビ会義装置のテレビカメラ12で捕らえられ
合成された画像が表示される。
【0046】これに対して、出力制御信号20Rとして
入力された秘話通信を行うテレビ会議端末の識別子が自
分の端末の識別子と一致しない場合(自己が秘話通信の
対象となっていないと認識されるとき)には、画像切り
替えスイッチ41をOFFにし、画像コーデック16か
ら入力する出力画像信号を画像フレームメモリ40に書
き込みを停止すると同時に、その時画像フレームメモリ
40に書き込まれていた出力画像信号を読み出し、デイ
スプレイ14に出力する(図3(b))。この場合、画
像コーデック16より入力される出力画像信号は画像フ
レームメモリ40、ディスプレイ14には入力されない
ため、ディスプレイ14にはそれまでに画像フレームメ
モリ40に記憶された画像、すなわち画像切り替えスイ
ッチ41が切れる直前の状態のままの静止画が表示され
ることとなる。なお、秘話通信がいずれのテレビ会議装
置からも指定されない場合には、画像切り替えスイッチ
41はONとなる。
【0047】同様に、音声ミュート部19は、音声コー
デック17から出力音声信号を入力するとともに、多重
化装置10から出力制御信号20Rを参照し、スピーカ
20に入力する音声信号を制御している。そのような音
声ミュート部19の構成を図5に示す。音声ミュート部
19は、図5に示すように、出力制御信号20Rに従っ
て出力音声信号の切り替えを行う音声切り替えスイッチ
50を備えている。擬似抵抗器51は、音声切り替えス
イッチ50がB側に接続された際にスピーカ20のダミ
ーのために設けられている。
【0048】このような構成において音声ミュート部1
9は、出力制御信号20Rとして入力された秘話通信を
行うテレビ会議装置の識別子が自分の端末の識別子と一
致する場合には、音声切り替えスイッチ50はA側に倒
すことによって音声コーデック17から入力される出力
音声信号をスピーカ15に入力する(図5(a))。そ
の結果、スピーカ15では各テレビ会議装置のマイク1
3で集音された音声が合成されたものが出力される。一
方、出力制御信号20Rとして入力された秘話通信を行
うテレビ会議装置の識別子が自分の端末の識別子と一致
しない場合には、音声切り替えスイッチ50はB側に倒
れ、音声コーデック17から入力される出力音声信号は
スピーカ15に出力されない(図5(b))。従ってス
ピーカ15からは音声が出力されず無音となる。
【0049】以上のように本実施の形態にかかる多地点
テレビ会議システムにおいては、秘話通信機能実現のた
めの制御を各テレビ会議装置において行っている。した
がって、多地点制御装置は出力画像信号と出力音声信号
および出力制御信号を合成するものであれば特に秘話通
信に関する機能を有する必要はなく、テレビ会議装置と
の組み合わせにおいて汎用性が失われることがない。ま
た、各テレビ会議装置に、比較的簡単な構成の画像ミュ
ート部18および音声ミュート部19を設けるだけで秘
話通信機能を実現することが可能となる。
【0050】
【発明の効果】本発明にかかる多地点テレビ会議システ
ムによれば、秘話通信の対象とならない場合に画像をミ
ュートし、ディスプレイに静止画を表示させる画像制御
部と音声をミュートしスピーカを無音にする音声制御部
を各テレビ会議装置に設けることによって、一般的に高
価である多地点制御装置に特別な装置を追加することな
く特定テレビ会議装置間の秘話通信が実現できる。多地
点テレビ会議システムにおいて、一般の多地点テレビ会
議装置に簡単な変更を施すだけで安価に秘話通信を実現
することができる。
【0051】また、本発明にかかる多地点テレビ会議装
置によれば、多地点テレビ会議装置と多地点制御装置と
の組み合わせにおいてテレビ会議装置の汎用性を担保す
ることができる。したがって、汎用性がある一般の多地
点制御装置を使用しても秘話通信を実現することができ
るとともに、このような汎用品に特別な装置を追加する
ことなく安価に秘話通信を実現することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる多地点テレビ会議
システムの構成を表す概要図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかるテルビ会議装置の
ブロック図である。
【図3】上記多地点テレビ会議システムの多地点制御装
置(MCU)の構成ブロック図である。
【図4】上記多地点テレビ会議装置の画像ミュート部の
動作を説明をする図である。
【図5】上記多地点テレビ会議装置の音声ミュート部の
動作を説明をする図である。
【図6】従来の多地点テレビ会議システムの構成のブロ
ック図である。
【図7】従来の多地点テレビ会議装置(テレビ会議端
末)の構成ブロック図である。
【図8】従来の多地点テレビ会議システムにおけるテレ
ビ会議通信制御器の構成ブロック図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c,1d…多地点テレビ会議装置、2…
双方向ディジタル伝送路、3…多地点制御装置、10…
多重化装置、11…コマンド入力装置、12…テレビカ
メラ、13…マイク、14…ディスプレイ、15…スピ
ーカ、16…画像コーデック、17…音声コーデック、
18…画像ミュート部、19…音声ミュート部、20R
…出力制御信号、20S…秘話識別信号、30a,30
b,30c,30d…通信部、31a,31b,31
c,31d…DEMUX部、32a,32b,32c,
32d…MUX部、33…画像合成部、34…音声合成
部、35…データ合成部、40…画像フレームメモリ、
41…画像切り替えスイッチ、50…音声切り替えスイ
ッチ、51…擬似抵抗器、101…テレビ会議通信制御
器、102〜105…テレビ会議端末、106〜109
…双方向ディジタル伝送路、110…インタフェイス
部、111…信号処理部、112…マイク、113…ス
ピーカ、114…カメラ、115…ディスプレイ、11
6…コントローラ、117…エコーキャンセラ、122
…入力音声信号線、124…音声通信路部、123…音
声レベル検出部、125…出力音声信号線、126…入
力画像信号線、127…画像通信路、128…出力画像
信号線、129…音声制御信号線、130…制御信号処
理部、131…普声通話路制御部、132…映像制御
部。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多地点制御装置と、複数の地点に配置さ
    れ前記多地点制御装置と伝送路を介して接続される複数
    の多地点テレビ会議装置とからなり、前記複数の多地点
    テレビ会議装置間で各地点における画像と音声とを送受
    信する多地点テレビ会議システムにおいて、 前記多地点制御装置は、 前記複数の多地点テレビ会議装置の各々から送信される
    入力画像信号と入力音声信号および秘話通信の対象とな
    る他のテレビ会議装置を識別するための秘話識別信号か
    らそれぞれ出力画像信号と出力音声信号および出力制御
    信号を合成し、これらを前記伝送路を介して前記多地点
    テレビ会議装置の各々に送信し、 前記多地点テレビ会議装置の各々は、 前記秘話識別信号を出力する識別信号発生部と、 前記ユーザの入力画像信号と入力音声信号および前記秘
    話識別信号を多重化した入力信号を前記伝送路に送出す
    る入力信号送信部と、 前記多地点制御装置から送出される出力画像信号と出力
    音声信号と出力制御信号とが多重化された出力信号を前
    記伝送路を介して受信し、前記出力画像信号と出力音声
    信号と出力制御信号とを分離して出力する出力信号受信
    部と、 画像表示手段に入力する出力画像信号および音声再生手
    段に入力する出力音声信号を前記出力制御信号に基づい
    てそれぞれ制御する出力画像制御部および出力音声制御
    部とを備え、 前記出力画像制御部は、 前記出力信号受信部から出力される前記出力画像信号を
    一時記憶する出力画像記憶部を備え、 いずれかの多地点テレビ会議装置が秘話通信を行うとき
    に前記出力制御信号に基づいて自己が秘話通信の対象と
    なっているか否かを識別し、秘話通信の対象となってい
    る場合には前記出力信号受信部から出力される出力画像
    信号を画像表示手段に入力する一方、秘話通信の対象と
    なっていない場合には前記出力画像記憶部にあらかじめ
    記憶されている出力画像信号を前記画像表示手段に入力
    し、 前記出力音声制御部は、 いずれかの多地点テレビ会議装置が秘話通信を行うとき
    に前記出力制御信号に基づいて自己が秘話通信の対象と
    なっているか否かを識別し、秘話通信の対象となってい
    る場合には前記出力音声信号を前記音声再生手段に入力
    し、秘話通信の対象となっていないと判定された場合に
    は前記音声再生手段に入力する信号を遮断することを特
    徴とする多地点テレビ会議システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された多地点テレビ会議
    システムにおいて、 前記多地点テレビ会議装置の前記出力画像制御部は、 いずれかの多地点テレビ会議装置が秘話通信を行うとき
    に前記出力制御信号に基づいて自己が秘話通信の対象と
    なっているか否かを識別し、秘話通信の対象となってい
    る場合には前記出力信号受信部から出力される出力画像
    信号を画像表示手段および前記出力画像記憶部に入力す
    る一方、秘話通信の対象となっていない場合には前記出
    力画像記憶部にすでに記憶されている出力画像信号を前
    記画像表示手段に入力することにより、他のいずれかの
    多地点テレビ会議装置間で秘話通信が行われている間は
    前記秘話通信の対象となっていない前記多地点テレビ会
    議装置の画像表示手段に前記秘話通信が行われる直前の
    画像を表示することを特徴とする多地点テレビ会議シス
    テム。
  3. 【請求項3】 入力画像信号と入力音声信号を多地点制
    御装置に送信し、前記多地点制御装置から受信する出力
    画像と出力音声を表示再生する多地点テレビ会議装置に
    おいて、 秘話通信の対象となる他のテレビ会議装置を識別するた
    めの秘話識別信号を出力する識別信号発生部と、 前記入力画像信号と前記入力音声信号および前記秘話識
    別信号を多重化した入力信号を前記伝送路に送出する入
    力信号送信部と、 伝送路から多地点制御装置が送出する出力画像信号と出
    力音声信号と出力制御信号とが多重化された出力信号を
    受信し、前記出力画像信号と出力音声信号と出力制御信
    号とを分離して出力する出力信号受信部と、 画像表示手段に入力する出力画像信号および音声再生手
    段に入力する出力音声信号を前記出力制御信号に基づい
    てそれぞれ制御する出力画像制御部および出力音声制御
    部とを備え、 前記出力画像制御部は、 前記出力信号受信部から出力される前記出力画像信号を
    一時記憶する出力画像記憶部を備え、 いずれかの多地点テレビ会議装置が秘話通信を行うとき
    に前記出力制御信号に基づいて自己が秘話通信の対象と
    なっているか否かを識別し、秘話通信の対象となってい
    る場合には前記出力信号受信部から出力される出力画像
    信号を画像表示手段に入力する一方、秘話通信の対象と
    なっていない場合には前記出力画像記憶部にあらかじめ
    記憶されている出力画像信号を前記画像表示手段に入力
    し、 前記出力音声制御部は、 いずれかの多地点テレビ会議装置が秘話通信を行うとき
    に前記出力制御信号に基づいて自己が秘話通信の対象と
    なっているか否かを識別し、秘話通信の対象となってい
    る場合には前記出力音声信号を前記音声再生手段に入力
    し、秘話通信の対象となっていないと判定された場合に
    は前記音声再生手段に入力する信号を遮断することを特
    徴とする多地点テレビ会議装置。
  4. 【請求項4】 ユーザの画像を撮像し入力画像信号を出
    力する撮像手段と、 ユーザの音声を集音して入力音声信号を出力する集音手
    段と、 秘話通信の対象としてユーザが指定する他のテレビ会議
    装置を識別するための秘話識別信号を出力する識別信号
    出力部と、 前記入力画像信号と前記入力音声信号と前記秘話識別信
    号とを多重化しこれを多重化入力信号として伝送路に送
    出する入力信号送信部と、 伝送路から多地点制御装置が送出する多重化出力信号を
    受信しこれを出力画像信号と出力音声信号と出力制御信
    号とに分離出力する出力信号受信部と、 前記出力制御信号に基づいて前記出力画像信号を制御す
    る出力画像制御部と、 前記出力画像制御部において制御された画像信号を入力
    して画像を表示する画像表示手段と、 前記出力制御信号に基づいて前記出力音声信号を制御す
    る出力音声制御部と、 前記出力音声制御手段によって制御された音声信号を入
    力して音声を再生する音声再生手段とを備えた多地点テ
    レビ会議装置において、 前記出力画像制御部は、 前記出力信号受信部から出力される前記出力画像信号を
    一時記憶する出力画像記憶部を備え、 いずれかの多地点テレビ会議装置が秘話通信を行うとき
    に前記出力制御信号に基づいて自己が秘話通信の対象と
    なっているか否かを識別し、秘話通信の対象となってい
    る場合には前記出力信号受信部から出力される出力画像
    信号を前記画像表示手段に入力する一方、秘話通信の対
    象となっていない場合には前記出力画像記憶部にすでに
    記憶されている出力画像信号を前記画像表示手段に入力
    することにより、他のいずれかの多地点テレビ会議装置
    間で秘話通信が行われている間は前記秘話通信の対象と
    なっていない前記多地点テレビ会議装置の画像表示手段
    に前記秘話通信が行われる直前の画像を表示し、 前記出力音声制御部は、 いずれかの多地点テレビ会議装置が秘話通信を行うとき
    に前記出力制御信号に基づいて自己が秘話通信の対象と
    なっているか否かを識別し、秘話通信の対象となってい
    ると判定された場合には前記出力音声信号を前記音声再
    生手段に入力し、秘話通信の対象となっていないと判定
    された場合には前記音声再生手段に入力する信号を遮断
    することを特徴とする多地点テレビ会議装置。
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