JP2017055349A - 情報処理装置、プログラム、情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、プログラム、情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】他の拠点の伝送端末から離れているユーザを呼び出すことが可能な情報処理装置を提供することができる。【解決手段】本願は、第一の情報端末10aaから画像データを受信している第二の情報端末10ac、及び、前記第二の情報端末10acから画像データを受信している前記第一の情報端末10aaとネットワークを介して通信可能な情報処理装置50であって、前記第二の情報端末を呼び出す呼び出し要求を前記第一の情報端末から受信する受信手段57と、前記受信手段が前記呼び出し要求を受信した場合、前記第二の情報端末に対応づけて通知先端末が登録された通知先端末記憶装置から、前記通知先端末を読み出す読出手段58と、前記読出手段が読み出した前記通知先端末を呼び出す呼び出し手段57cと、を有する情報処理装置を提供する。【選択図】図13

Description

本発明は、情報処理装置、プログラム及び情報処理方法に関する。
インターネット等の通信ネットワークを介して、複数の端末装置間でテレビ会議を行うテレビ会議システムが知られている。このようなテレビ会議システムでは、一方の伝送端末から画像データ及び音声データを送信する。他方の伝送端末はこの画像データ及び音声データを受信し、ディスプレイ等に画像を表示したり、スピーカから音声を出力したりすることで、これらの伝送端末間でテレビ会議を行うことができる。
テレビ会議システムでは複数の伝送端末間で画像データを送信し続けており、各伝送端末は他の伝送端末が送信する画像データをリアルタイムに表示するため、伝送端末のユーザは他の拠点(伝送端末がある場所)の様子を把握できる。すなわち、異なる拠点にいるユーザ同士が、特に言葉を交わしていない間でも、ディスプレイ等に表示される画面を通して互いに存在を感じることで、適度な緊張感と一体感を持って業務を行うことができる。また、必要であれば、ある拠点のユーザが他の拠点のユーザに対し会話を開始することで、任意のタイミングでテレビ会議を開始できる。
しかしながら、ユーザが会話していない間も伝送端末が画像データを送信し続ける使い方では、ある拠点のユーザが他の拠点からの音声をミュート状態(消音状態、無音状態)に設定したり、音量を小さく設定したりしている場合がある。このため、会話を交わしたいユーザが他の拠点のユーザに話しかけるためには、単に大きな声で呼び出しても相手に気づいてもらえない場合がある。
このような不都合に対し、テレビ会議システムとは別の手段で会話したいという意志を伝えることが考えられる(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、携帯電話により通話中の相手のメールアドレスに対して電子メールを送信する技術が開示されている。従って、通話中の相手に電子メールで会話したいという意志を伝えることができる。
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、伝送端末が電子メールを受信するため伝送端末の近くに他の拠点のユーザが存在しなければ、会話したいという意志を伝えることができないという問題がある。例えば、他の拠点のユーザが伝送端末から離れた場所にいる場合、電子メールが届いたことを知ることもできない。
本発明は上記課題に鑑み、他の拠点の伝送端末から離れているユーザを呼び出すことが可能な情報処理装置を提供することを目的とする。
本発明は、第一の情報端末から画像データを受信している第二の情報端末、及び、前記第二の情報端末から画像データを受信している前記第一の情報端末とネットワークを介して通信可能な情報処理装置であって、前記第二の情報端末を呼び出す呼び出し要求を前記第一の情報端末から受信する受信手段と、前記受信手段が前記呼び出し要求を受信した場合、前記第二の情報端末に対応づけて通知先端末が登録された通知先端末記憶装置から、前記通知先端末を読み出す読出手段と、前記読出手段が読み出した前記通知先端末を呼び出す呼び出し手段と、を有する。
他の拠点の伝送端末から離れているユーザを呼び出すことが可能な情報処理装置を提供することができる。
伝送システムの一例の概略図である。 伝送端末のハードウェア構成図の一例である。 情報端末のハードウェア構成図の一例である。 伝送管理システム、中継装置、及び、プログラム提供システムのハードウェア構成図の一例である。 伝送システムに含まれる各端末、装置及びシステムの機能ブロック図の一例である。 情報端末の機能ブロック図の一例である。 複数の伝送端末の間で通信を開始する準備段階の処理を示したシーケンス図の一例である。 複数の端末の間でセッションを確立する処理の一例のシーケンス図である。 会議中にディスプレイに表示される会議画面の一例を示す図である。 伝送端末のユーザが消音した際の伝送端末の動作手順を示すフローチャート図の一例である。 伝送端末10aaのユーザが、識別情報がaaaaの情報端末を伝送管理システムに登録する手順を示すシーケンス図の一例である。 通知先登録画面の一例を示す図である。 伝送端末10acが伝送端末10aaを再呼び出しする手順を示すシーケンス図の一例である。 伝送管理システムが通知先情報テーブルから情報端末を抽出する処理を示すフローチャート図の一例である。 、伝送管理システムがプッシュセンターを介して情報端末に通知する手順を示すシーケンス図の一例である。 情報端末が表示装置に表示する通知画面の一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
<全体構成>
図1は、本実施形態に係る伝送システム1の一例の概略図である。伝送システム1は、伝送管理システム50を介して複数の伝送端末間で情報や感情等を相互に伝達するためのコミュニケーションシステムである。伝送システム1には、テレビ会議システム、テレビ電話システム、音声会議システム、音声電話システム、PC(Personal Computer)画面共有システム、テキストチャットシステム等が例として挙げられる。また、伝送システム1には、伝送管理システム50を介して一方の伝送端末から他方の伝送端末に一方向でコンテンツデータを伝送するデータ提供システムが含まれる。
本実施形態では、コミュニケーションシステムの一例としてのテレビ会議を行うことができるシステムを想定して説明する。
図1に示されている伝送システム1は、複数の伝送端末(10aa,10ab,・・・)、複数の携帯端末(20aa,20ab,・・・)、各伝送端末(10aa,10ab,・・・)用のディスプレイ(120aa,120ab,・・・)、複数の中継装置(30a,30b,・・・)、伝送管理システム50、及び、プログラム提供システム90によって構築されている。
複数の伝送端末10は、コンテンツデータの一例としての画像データ及び音声データの送受信を行う。すなわち、複数の伝送端末10は、テレビ会議サービスを利用することができるテレビ会議端末である。本実施形態では、伝送端末10はテレビ会議に専用の端末であるとする。
他方、複数の携帯端末20は、コンテンツデータの一例としての画像データ及び音声データの送受信を行う。携帯端末20はテキストデータを送受信可能であってもよい。すなわち、複数の携帯端末20は、テレビ会議だけでなく、テキストチャットを利用できてもよい。本実施形態では、携帯端末20は、特に断らない限り、タブレット型端末、携帯電話、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、ウェアラブルPC、ゲーム機器、汎用PC端末、カーナビゲーション端末、プロジェクタなどの投影装置、電子黒板などの汎用の携帯端末であるとする。なお、携帯端末20は、例えば携帯電話通信網やWiFi(Wireless Fidelity)などを介して通信ネットワーク2に無線で接続されている。
後述するハードウェア構成から明らかなように伝送端末10及び携帯端末20は情報処理装置と称される。
伝送端末10及び携帯端末20は、コミュニケーションシステムの呼制御を管理する伝送管理システム50により管理される。
なお、以下では、複数の伝送端末(10aa,10ab,・・・)のうちの任意の伝送端末は「伝送端末10」と表され、複数の携帯端末(20aa,20ab,・・・)のうちの任意の携帯端末は「携帯端末20」と表されている。
また、複数のディスプレイ(120aa,120ab,・・・)のうち任意のディスプレイは「ディスプレイ120」と表され、複数の中継装置(30a,30b,・・・)のうち任意の中継装置は「中継装置30」と表されている。更に、一方の伝送端末10又は携帯端末20から他方の伝送端末10又は携帯端末20へテレビ会議の開始を要求する端末は「要求元端末」と表され、要求先である宛先としての端末は「宛先端末」と表されている。
また、伝送システム1において、要求元端末と宛先端末との間では、伝送管理システム50を介して、各種の管理情報を送受信するための管理情報用セッションが確立される。また、要求元端末と宛先端末との間では、中継装置30を介して、コンテンツデータを送受信するためのセッションが確立される。なお、コンテンツデータのセッションでは、必ず中継装置30を介する必要はなく、伝送管理システム50を介してセッションが確立されてもよいし、要求元端末と宛先端末とが直接セッションを確立してもよい。
中継装置30は、上記のように、複数の伝送端末10と携帯端末20との間で、コンテンツデータの中継を行う。なお、伝送端末10から携帯端末20との間でセッションが確立される場合もある。
伝送管理システム50は、伝送端末10及び携帯端末20のログイン認証、通話状況の管理、宛先リストの管理、及び中継装置30の通話状況の管理等を行う。
複数のルータ(70a,70b,70c,70d,70ab,70cd)は、コンテンツデータの最適な経路選択を行う。なお、以下では、ルータ(70a,70b,70c,70d,70ab,70cd)のうち任意のルータは「ルータ70」と表されている。
プログラム提供システム90は、後述のHD(Hard Disk)304に、伝送端末10や携帯端末20に各種機能を実現させるための端末用プログラムを記憶しており、伝送端末10や携帯端末20に端末用プログラムを送信することができる。また、プログラム提供システム90は、HD304に、中継装置30に各種機能を実現させるための中継装置用プログラムをも記憶しており、中継装置30に中継装置用プログラムを送信することができる。また、プログラム提供システム90はHD304に、伝送管理システム50に各種機能を実現させるための伝送管理用プログラムをも記憶しており、伝送管理システム50に伝送管理用プログラムを送信することができる。
ところで、伝送端末(10aa,10ab,10ac,・・・)、中継装置30a、及びルータ70aは、LAN2aによって通信可能に接続されている。伝送端末(10ba,10bb,10bc,・・・)、携帯端末(20aa、20ab、…)、中継装置30b、及びルータ70bは、LAN2bによって通信可能に接続されている。また、LAN2a及びLAN2bは、ルータ70abが含まれた専用線2abによって通信可能に接続されており、所定の地域A内で構築されている。例えば、地域Aは日本であり、LAN2aは東京の事業所内で構築されており、LAN2bは大阪の事業所内で構築されている。また、携帯端末(20aa,20ab,・・・)は、地域Aで利用されている。
一方、伝送端末(10ca,10cb,10cc,・・・)、中継装置30c、及びルータ70cは、LAN2cによって通信可能に接続されている。伝送端末(10da,10db,10dc,・・・)、携帯端末(20ba、20bb、…)、中継装置30d、及びルータ70dは、LAN2dによって通信可能に接続されている。また、LAN2c及びLAN2dは、ルータ70cdが含まれた専用線2cdによって通信可能に接続されており、所定の地域B内で構築されている。例えば、地域Bはアメリカ合衆国であり、LAN2cはニューヨークの事業所内で構築されており、LAN2dはワシントンD.C.の事業所内で構築されている。また、携帯端末(20ba,20bb,・・・)は、地域Bで利用されている。
地域A及び地域Bは、それぞれルータ(70ab,70cd)からインターネット2iを介して通信可能に接続されている。
なお、伝送端末10は必ずしも専用線を介する必要はなく、インターネット2iに直接接続されていてもよい。
また、伝送端末10aaのユーザは識別情報がaaaaの情報端末60を携帯しており、伝送端末10abのユーザは識別情報がababの情報端末60を携帯している。これらの情報端末60は携帯端末20と同種の携帯可能な情報処理装置である。ユーザは情報端末60により再呼び出しの通知を受信できる。また、情報端末60をテレビ会議の端末としては直接使用してもよい。なお、以下では、情報端末60を区別しない場合、任意の情報端末を「情報端末60」と称する。
また、伝送管理システム50及びプログラム提供システム90は、インターネット2iを介して、伝送端末10、携帯端末20及び中継装置30と通信可能に接続されている。伝送管理システム50又はプログラム提供システム90は、地域A又は地域Bに設置されていてもよいし、これら以外の地域に設置されていてもよい。
なお、本実施形態では、LAN2a、LAN2b、専用線2ab、インターネット2i、専用線2cd、LAN2c、及びLAN2dによって、通信ネットワーク2が構築されている。この通信ネットワーク2には、有線だけでなく、WiFiや、Bluetooth(登録商標)等の無線による通信が行われる箇所があってもよい。
また、図1において、各伝送端末10、各携帯端末20、各中継装置30、伝送管理システム50、各ルータ70、及び、プログラム提供システム90の下に示されている4組の数字は、一般的なIPv4におけるIPアドレスを簡易的に示している。例えば、伝送端末10aaのIPアドレスは「1.2.1.3」である。また、IPv4ではなく、IPv6を用いてもよいが、説明を簡略化するため、IPv4を用いて説明する。
なお、各伝送端末10、各携帯端末20は、複数の事業所間での通信や、同じ事業者内の異なる部屋間での通信だけでなく、同じ部屋内での通信や、屋外と屋内又は屋外と屋外での通信で使われてもよい。各伝送端末10、各携帯端末20が屋外で使われる場合には、携帯電話通信網等の無線による通信が行われる。
<ハードウェア構成>
<<伝送端末>>
次に、図2を用いて、伝送端末10のハードウェア構成について説明する。図2は、本実施形態に係る伝送端末のハードウェア構成図の一例である。図2に示されているように、本実施形態の伝送端末10は、伝送端末10全体の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)101、IPL(Initial Program Loader)等のCPU101の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM(Read Only Memory)102、CPU101のワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory)103、を有する。また、端末用プログラム、画像データ、及び音声データ等の各種データを記憶するフラッシュメモリ104、CPU101の制御に従ってフラッシュメモリ104に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するSSD(Solid State Drive)105を有する。また、フラッシュメモリ等の記録メディア106に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ107、伝送端末10の宛先を選択する場合などに操作される操作ボタン108、伝送端末10の電源のON/OFFを切り換えるための電源スイッチ109、通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F(Interface)111を備えている。
また、伝送端末10は、CPU101の制御に従って被写体を撮像して画像データを得る内蔵型のカメラ112、このカメラ112の駆動を制御する撮像素子I/F113、音声を入力する内蔵型のマイク114、音声を出力する内蔵型のスピーカ115を有する。また、CPU101の制御に従ってマイク114及びスピーカ115との間で音声信号の入出力を処理する音声入出力I/F116、CPU101の制御に従って外付けのディスプレイ120に画像データを伝送するディスプレイI/F117を有する。また、各種の外部機器を接続するための外部機器接続I/F118、及び上記各構成要素を図2に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン110を備えている。
ディスプレイ120は、被写体の画像や操作用アイコン等を表示する液晶や有機ELによって構成された表示部である。また、ディスプレイ120は、ケーブル120cによってディスプレイI/F117に接続される。このケーブル120cは、アナログRGB(VGA)信号用のケーブルであってもよいし、コンポーネントビデオ用のケーブルであってもよいし、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)やDVI(Digital Video Interactive)信号用のケーブルであってもよい。
カメラ112は、レンズや、光を電荷に変換して被写体の画像(映像)を電子化する固体撮像素子を含み、固体撮像素子として、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device)等が用いられる。
外部機器接続I/F118には、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等によって、外付けカメラ、外付けマイク、及び外付けスピーカ等の外部機器がそれぞれ接続可能である。外付けカメラが接続された場合には、CPU101の制御に従って、内蔵型のカメラ112に優先して外付けカメラが駆動する。同じく、外付けマイクが接続された場合や、外付けスピーカが接続された場合には、CPU101の制御に従って、それぞれが内蔵型のマイク114や内蔵型のスピーカ115に優先して、外付けマイクや外付けスピーカが駆動する。なお、伝送端末10は、内蔵型のカメラ112を必ずしも備えていなくてもよく、外部機器接続I/F118を介して外付けカメラのみが接続されていてもよい。同様に、伝送端末10は、内蔵型のマイク114や内蔵型のスピーカ115を必ずしも備えていなくてもよく、外部機器接続I/F118を介して外付けマイクや外付けスピーカのみが接続されていてもよい。また、伝送端末10のディスプレイ120は、ケーブル120cによってディスプレイI/F117に接続されているが、これに限られず、ディスプレイ120は、伝送端末10に内蔵されていてもよい。
また、伝送端末10は、外部機器接続I/F118以外にもSDカードやSIM(Subscriber Identity Module)カードなどの外部記録媒体を読み込み可能な外部記録媒体I/Fを備えていてもよい。
なお、記録メディア106は、伝送端末10に対して着脱自在な構成となっている。また、CPU101の制御に従ってデータの読み出し又は書き込みを行う不揮発性メモリであれば、フラッシュメモリ104に限らず、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等を用いてもよい。
更に、上記端末用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア106等の、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。また、上記端末用プログラムは、フラッシュメモリ104ではなくROM102に記憶させるようにしてもよい。
<<情報端末>>
図3は、本実施形態に係る情報端末60のハードウェア構成図の一例である。図3に示されているように、本実施形態の情報端末60は、情報端末60全体の動作を制御するCPU201、情報端末60に各種操作信号を入力するための入力装置202、情報端末60による処理結果を表示するための表示装置203、外付けマイク、外付けカメラや外部記録媒体(記録メディア)などの各種外部装置とのインタフェースである外部I/F204を有する。また、CPU201のワークエリアとして使用されるRAM205、情報端末60のOSの設定やネットワーク設定などのプログラムやデータが格納されるROM206、携帯電話通信網などを利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F207を有する。また、端末用プログラム等の各種データを記憶するフラッシュメモリ208、CPU201の制御に従ってフラッシュメモリ208に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するSSD209を備えている。
また、情報端末60は、CPU201の制御に従って被写体を撮像して画像データを得る内蔵型のカメラ210、このカメラ210の駆動を制御する撮像素子I/F211、音声を入力する内蔵型のマイク212、音声を出力する内蔵型のスピーカ213を有する。また、CPU201の制御に従ってマイク212及びスピーカ213との間で音声信号の入出力を処理する音声入出力I/F214、及び上記各構成要素を図3に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン215を備えている。
また、CPU201の制御に従ってデータの読み出し又は書き込みを行う不揮発性メモリであれば、フラッシュメモリ208に限らず、EEPROM等を用いてもよい。
上記端末用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア等の、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。また、上記端末用プログラムは、フラッシュメモリ208ではなくROM206に記憶させるようにしてもよい。
なお、携帯端末20のハードウェア構成は図3と同様であるか、差異があるとしても本実施形態の説明に支障がないものとする。
<<伝送管理システム、中継装置、プログラム提供システム≫
次に、図4を用いて、伝送管理システム50、中継装置30、及び、プログラム提供システム90のハードウェア構成について説明する。図4は、本実施形態に係る伝送管理システム50、中継装置30、及び、プログラム提供システム90のハードウェア構成図の一例である。
伝送管理システム50は、伝送管理システム50全体の動作を制御するCPU301、IPL等のCPU301の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM302、CPU301のワークエリアとして使用されるRAM303、伝送管理用プログラム等の各種データを記憶するHD304を有する。また、CPU301の制御に従ってHD304に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するHDD(Hard Disk Drive)305、フラッシュメモリ等の記録メディア306に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ307を有する。また、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示するディスプレイ308、通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F309を有する。また、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボード311、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行うマウス312を有する。また、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)313に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するCD−ROMドライブ314、及び、上記各構成要素を図4に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン310を備えている。
なお、上記伝送管理用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア306やCD−ROM313等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。また、上記伝送管理用プログラムは、HD304ではなくROM302に記憶されるようにしてもよい。
また、中継装置30及びプログラム提供システム90は、上記の伝送管理システム50と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。ただし、中継装置30のHD304には、中継装置30を制御するための中継装置用プログラムが記録されており、プログラム提供システム90のHD304には、プログラム提供システム90を制御するためのプログラム提供用プログラムが記憶されている。この場合も、中継装置用プログラム、プログラム提供用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア306やCD−ROM313等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。また、上記中継装置用プログラム、プログラム提供用プログラムは、HD304ではなくROM302に記憶されるようにしてもよい。
なお、上記着脱可能な記録媒体の他の例として、CD−R(Compact Disc Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
<機能構成>
次に、図5を用いて、本実施形態の機能構成について説明する。図5は、伝送システム1に含まれる各端末、装置及びシステムの機能ブロック図の一例である。
図5では、伝送端末10、携帯端末20、情報端末60及び伝送管理システム50が、通信ネットワーク2を介してデータ通信することができるように接続されている。なお、図1に示されているプログラム提供システム90と中継装置30の機能については適宜説明される。また、携帯端末20は伝送端末10とほぼ同様の機能を備えるため携帯端末20の機能については伝送端末10と共に適宜説明する。
<<端末の各機能構成>>
伝送端末10は、送受信部11、操作入力受付部12、ログイン要求部13、撮像部14、音声入力部15a、音声出力部15b、再呼び出し制御部15c、表示制御部16、宛先リスト作成部17、及び記憶・読出処理部18を有している。以降では、断らない限り、図5の伝送端末10の機能について主に説明する。
伝送端末10が有する各部は、図2に示されている各構成要素のいずれかが、フラッシュメモリ104からRAM103上に展開された端末用プログラムに従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能、又は機能される手段である。
また、伝送端末10は、図2に示されているRAM103によって構築される揮発性記憶部2000、及び図2に示されているフラッシュメモリ104によって構築される不揮発性記憶部1000を有している。
次に、図2及び図5を用いて、伝送端末10の各機能構成について詳細に説明する。図5に示されている伝送端末10の送受信部11は、図2に示されているCPU101からの命令、及び図2に示されているネットワークI/F111によって実現され、通信ネットワーク2を介してほかの端末、装置又はシステムと各種データ(又は情報)の送受信を行う。この送受信部11は、所望の宛先端末と通話を開始する前から、伝送管理システム50より、宛先候補としての各伝送端末の状態を示す各状態情報の受信を開始する。なお、この状態情報は、伝送端末10又は/及び各携帯端末20の稼働状態(オンラインかオフラインかの状態)だけでなく、オンラインであっても更に通話中であるか、離席中であるか等の詳細な状態を示す。以下では、一例として、状態情報が稼働状態を示す場合について説明する。
操作入力受付部12は、図2に示されているCPU101からの命令、並びに図2に示されている操作ボタン108及び電源スイッチ109によって実現され、ユーザによる各種入力を受け付ける。操作入力受付部12は選択受け付け手段の一例である。例えば、ユーザが、図2に示されている電源スイッチ109をONにすると、図2に示されている操作入力受付部12が電源ONを受け付けて、電源をONにする。
ログイン要求部13は、図2に示されているCPU101からの命令によって実現され、上記電源ONの受け付けを契機として、送受信部11から通信ネットワーク2を介して伝送管理システム50に、ログインを要求する旨を示すログイン要求情報、端末種別を示す情報、及び要求元端末の現時点のIPアドレスを自動的に送信する。
また、ユーザが電源スイッチ109をONの状態からOFFにすると、送受信部11が伝送管理システム50へ電源をOFFする旨の状態情報を送信した後に、操作入力受付部12が電源を完全にOFFにする。これにより、伝送管理システム50側では、伝送端末10が電源ONから電源OFFになったことを把握することができる。
撮像部14は、図2に示されているCPU101からの命令、並びに図2に示されているカメラ112及び撮像素子I/F113によって実現され、被写体を撮像して、この撮像して得た画像データを出力する。
音声入力部15aは、図2に示されているCPU101からの命令、及び図2に示されている音声入出力I/F116によって実現され、マイク114によってユーザの音声が音声信号に変換された後、この音声信号に係る音声データを入力する。
音声出力部15bは、図2に示されているCPU101からの命令、及び図2に示されている音声入出力I/F116によって実現され、音声データに係る音声信号をスピーカ115に出力し、スピーカ115から音声を出力させる。
音声出力部15bは更に、音量設定記憶部15b1及び音声増幅部15b2を有しており、音量設定記憶部15b1は音量記憶部15b11、会議音量設定記憶部15b12、ミュート状態記憶部15b13、及び呼び出し音量設定記憶部15b14を有している。
音声増幅部15b2は、音声出力部15bが出力する音声を増幅する。音声増幅部15b2が音量をどの程度増幅するかは音量記憶部15b11に記憶されている。音量記憶部15b11には、会議音量設定記憶部15b12に記憶されている会議音量又は呼び出し音量設定記憶部15b14に記憶されている呼び出し音量がコピーして記憶される。従って、これらの記憶部に記憶される音量は以下のようになる。
・音量記憶部15b11…テレビ会議に参加している各拠点の伝送端末10又は携帯端末20が送信した音声の現在の会議音量、又は、伝送端末10が呼び出し音を出力する呼び出し音量を記憶するための記憶部である。
・会議音量設定記憶部15b12…会議音量が記憶される記憶部である。会議音量は、会議画面、設定画面、端末上に設けられた物理的なボタンなどによりユーザが変更可能である。
・呼び出し音量設定記憶部15b14…呼び出し音の音量である呼び出し音量を記憶するための記憶部である。呼び出し音とは、後述する例えばセッション確立時に発せられる着信音である。呼び出し音の音量には再呼び出し音の音量が含まれる。呼び出し音量は会議音量とは独立に設定される。呼び出し音量はスピーカ115から出力されるが、スピーカ以外の音源から出力してもよい。呼び出し音量は、会議画面、設定画面、端末上に設けられた物理的なボタンなどによりユーザが変更可能である。
ミュート状態記憶部15b13は、現在のミュート設定の状態(以下、ミュート設定状態という)を記憶する。ミュート設定状態には以下の3つがある。
(i) オフ(ミュートなし)
(ii) ミュートオン1(ミュートあり)
(iii) ミュートオン2(ミュートあり、再呼び出し無効)
ミュートオン1はミュート状態でも相手から再呼び出しを受け付けることが可能であり、ミュートオン2は相手から再呼び出しを受け付けることができないミュート状態である。ミュートオン1又はミュートオン2を区別せずに単に消音、消音する、消音状態などと称する場合がある。
従って、音声増幅部15b2はミュート設定状態がオフの場合のみ音声を増幅し、音声出力部15bが音声を出力する。
再呼び出し制御部15cは、図2に示されているCPU101からの命令により実現され、再呼び出しに関する制御を行う。すなわち、少なくとも二つの遠隔会議端末間でテレビ会議のセッションが確立している状態で、再呼び出し制御部15cはユーザが選択した一つ以上の伝送端末10又は携帯端末20に再呼び出しメッセージを送信する。再呼び出しメッセージを受信した伝送端末10又は携帯端末20の再呼び出し制御部15cはミュート設定状態がミュートオン2でない限り(オフ又はミュートオン1の場合)再呼び出し音を出力する。
表示制御部16は、図2に示されているCPU101からの命令、及び図2に示されているディスプレイI/F117によって実現され、外付けのディスプレイ120に対して画像データを送信するための制御を行う。
宛先リスト作成部17は、図2に示されているCPU101からの命令によって実現され、伝送管理システム50から受信した宛先リスト情報及び宛先候補の伝送端末10及び携帯端末20の状態情報に基づいて、宛先リストの作成及び更新を行う。
記憶・読出処理部18は、図2に示されているCPU101からの命令、及び図2に示すSSD105によって実行され、不揮発性記憶部1000に各種データを記憶したり、揮発性記憶部2000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。この不揮発性記憶部1000には、通信先としての伝送端末10の端末又はユーザを識別するための通信ID(Identification)、及びパスワード等が記憶される。なお、通信ID及びパスワードは不揮発性記憶部1000に記憶されていなくてもよく、例えば伝送管理システム50に対してログイン要求を行う際に都度、ユーザが入力するようにしてもよい。
揮発性記憶部2000には、宛先端末との通話を行う際に受信される画像データや音声データが、受信される度に上書き記憶される。このうち、上書きされる前の画像データによってディスプレイ120に画像が表示される、上書きされる前の音声データによってスピーカ115から音声が出力される。
なお、本実施形態の通信ID及び後述の中継装置IDは、それぞれ伝送端末若しくはこの伝送端末を利用するユーザ及び中継装置30を一意に識別するために使われる言語、文字、記号、又は各種のしるし等の識別情報を示す。また、通信ID及び中継装置IDは、上記言語、文字、記号、及び各種のしるしのうち、少なくとも2つが組み合わされた識別情報であってもよい。
<<伝送管理システムの機能構成>>
伝送管理システム50は、送受信部51、認証部52、状態管理部53、端末抽出部54、端末状態取得部55、セッション管理部56、再呼び出し通知制御部57、及び、記憶・読出処理部58を有している。これら各部は、HD304からRAM303上に展開された管理システム用プログラムをCPU301が実行し、図4の各ハードウェアを制御することで実現される機能又は機能される手段である。また、伝送管理システム50は、伝送管理システム50の電源をOFFにしても各種データ(又は情報)の記憶が維持される不揮発性記憶部5000を有しており、この不揮発性記憶部5000は図4に示されているHD304により構築されている。
まず、不揮発性記憶部5000に記憶されている各データベースについて説明する。
Figure 2017055349
不揮発性記憶部5000には、表1に示されているようなセッション管理テーブルによって構成されているセッション管理DB5001が構築されている。このセッション管理テーブルでは、中継装置30を選択するためのセッションの実行に用いられるセッションID毎に、データの中継に使用される中継装置30の中継装置ID、要求元端末の通信ID、宛先端末の通信ID及び会議IDが関連付けられて管理される。
Figure 2017055349
不揮発性記憶部5000には、表2に示されているような宛先情報を管理する宛先リスト管理テーブルによって構成されている宛先リスト管理DB5002が構築されている。宛先リスト管理テーブルでは、テレビ会議における接続の開始(発呼)を要求する要求元端末の通信IDに対して、宛先端末の候補として登録されている宛先端末の通信IDが宛先情報として全て関連付けられて管理される。
Figure 2017055349
不揮発性記憶部5000には、表3に示されているような端末管理テーブルによって構成されている端末管理DB5003が構築されている。この端末管理テーブルでは、伝送端末10又は携帯端末20の通信ID毎に、各通信IDを宛先とした場合の名称、各端末の稼働状態、ログイン要求情報が伝送管理システム50で受信された受信日時、及び端末のIPアドレスが関連付けられて管理される。
Figure 2017055349
不揮発性記憶部5000には、表4に示されているような通知先情報テーブルによって構成されている通知先情報DB5004が構築されている。この通知先情報テーブルでは、エントリID、主端末、会議属性情報、及び、通知先端末が関連付けられて管理される。エントリIDは通知先情報テーブルのレコードを識別する識別情報である。主端末は再呼び出しされる伝送端末10であり、伝送端末10の通信IDが登録される。会議属性情報は、伝送管理システム50が主端末が再呼び出しされた際に通知先端末に通知するための条件である。通知先端末は主端末が再呼び出された場合に、通知される情報端末60の識別情報である。情報端末60の識別情報は、伝送管理システム50が情報端末60を一意に識別するための情報である。識別情報として通信IDを使用できる。
例えば、エントリIDが1のレコードでは、通信IDが01aaの主端末が再呼び出しされると、識別情報がaaaaの情報端末60に通知される。主端末と通知先端末には、主端末のユーザが携帯する情報端末60が通知先端末となるという関係がある。主端末を使用するユーザを、情報端末60を用いて呼び出すためである。しかし、主端末が複数のユーザで使用される場合もあるため、主端末と通知先端末が1対1の関係になるとは限らない。また、主端末のユーザを呼び出すために該ユーザの知り合いの情報端末60を通知先端末として登録される場合もある。従って、主端末のユーザが携帯する情報端末60が通知先端末とならなくてもよい。
会議属性情報について説明する。会議属性情報は、通知を受け取る必要がある場合にだけ情報端末60が通知を受け取るために、伝送端末10又は情報端末60のユーザにより通知先端末と共に設定される。伝送端末10が情報端末60のユーザと無関係な会議に使用されている場合、情報端末60が通知を受けとる必要性は低い。会議属性情報により、ユーザは簡単な操作で通知を受け取る必要がある場合にだけ情報端末60に通知を受け取らせることができる。
エントリIDが1のレコードは、会議IDが1234の会議に通信IDが01aaの伝送端末10aaが参加している場合に、識別情報がaaaaの情報端末60に伝送管理システム50が通知することを意味する。会議IDは会議が終了すると(会議に参加していた全ての参加端末が会議から退出する)セッション管理テーブルから削除されるため、ある特定の会議が開催されている場合にだけ通知先端末に通知される。このような会議属性情報によれば、例えば重要な会議で会議開催の意図をユーザに通知でき、会議の終了後は通知できなくすることができる。
エントリIDが2のレコードは9:00〜17:30 の間に通信IDが01baの伝送端末10baが再呼び出しされた場合、識別情報がbabaの情報端末60に伝送管理システム50が通知することを意味する。つまり、勤務時間内などの決まった時間にだけ情報端末60を介してユーザを再呼び出しすることができる。例えば、自宅に戻ったユーザの情報端末60には通知されないので、ユーザが煩わしく感じることを抑制できる。
エントリIDが3のレコードは、通信IDが01caの伝送端末10caが再呼び出しされ、かつ、会議IDが5678の会議に伝送端末10cbが参加中である場合に限り、識別情報がcacaの情報端末60に伝送管理システム50が通知することを意味する。呼び出し元を限定できるため、頻繁に通知が来ることを抑制できる。また、複数の条件を組み合わせて通知の有無を決定できる。なお、AND条件でなくOR条件で、通知の有無を判定することもできる。
エントリIDが4のレコードは、通信IDが01daの伝送端末10daが再呼び出しされ、伝送端末10daが参加する会議の参加端末に伝送端末10dc及び10dd が含まれる場合、識別情報がefef、fgfgの情報端末60に伝送管理システム50が通知することを意味する。例えば、複数人で1つの伝送端末10daを共有しており、このうちの誰かに通知すれば複数人が口頭で教え合い通知を把握することができる場合がある。この場合、伝送端末10daを主端末として、伝送端末10daのユーザの誰か一人以上の情報端末60を通知先端末に登録しておけばよいことになる。
なお、いずれのエントリもすでに会議が始まっていることが再呼び出しの条件となるため、再呼び出しできるのは会議に参加している伝送端末10のみである。例えば、伝送端末10aaの主端末を再呼び出しできるのは、伝送端末10aaと同じ会議に参加している伝送端末10のみである。
Figure 2017055349
不揮発性記憶部5000には、表5に示されているような対応テーブルによって構成されている対応情報DB5005が構築されている。この対応テーブルでは、通知先端末(情報端末60)の識別情報と端末固有情報が関連付けられて管理される。端末固有情報は、情報端末60を後述するプッシュセンターが一意に識別するための情報である。端末固有情報はトークンと呼ばれる場合がある。
プッシュセンターを介して情報端末60に通知される場合、主端末として伝送端末10の通信IDが伝送管理システム50に送信されるので、伝送管理システム50は通知先情報テーブルから通知先端末を特定する。そして、更に対応テーブルを参照して、端末固有情報を読み出しプッシュセンターに送信する。
なお、情報端末60の後述する会議アプリは伝送管理システム50と通信するので、初期設定等の際に伝送管理システム50に情報端末60の識別情報と端末固有情報を送信しておく。
(伝送管理システムの各機能)
次に、伝送管理システム50の各機能構成について詳細に説明する。送受信部51は、図4に示されているCPU301からの命令、及び図4に示されているネットワークI/F309によって実行され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(又は情報)の送受信を行う。
認証部52は、図4に示されているCPU301からの命令、及び図4に示されているネットワークI/F309によって実行され、送受信部51を介して受信されたログイン要求情報に含まれている通信ID及びパスワードの組み合わせが予め登録されているものと一致するか否かに応じて伝送端末10又は携帯端末20を認証する。
状態管理部53は、図4に示されているCPU301からの命令によって実現され、ログイン要求してきた要求元端末の稼働状態を管理すべく、通信IDなどと関連づけて端末管理DB5003に要求元端末の稼働状態を記憶させる。
端末抽出部54は、図4に示されているCPU301からの命令によって実現され、ログイン要求した要求元端末の通信IDをキーとして、宛先リスト管理DB5002を検索し、要求元端末と接続することができる宛先端末の候補の通信IDを読み出す。
端末状態取得部55は、図4に示されているCPU301からの命令によって実現され、上記端末抽出部54によって抽出された宛先端末の候補としての伝送端末10の稼働状態を取得する。
セッション管理部56は、図4に示されているCPU301からの命令によって実現され、不揮発性記憶部5000のセッション管理DB5001に、コンテンツデータを中継する中継装置30の中継装置IDと、セッションID、要求元端末の通信ID、宛先端末の通信ID、及び、会議IDを関連付けて記憶して管理する。
再呼び出し通知制御部57は、図4に示されているCPU301からの命令によって実現され、伝送端末10から再呼び出しの要求を受け付けると、通知先情報DB5004を参照して通知先端末へ通知する。また、再呼び出し通知制御部57は、通知先登録削除部57a、通知先抽出部57b、及び、通知制御部57cを有している。通知先登録削除部57aは送受信部51を介して情報端末60から通知先情報DB5004へのレコードの登録要求を取得し、通知先情報テーブルにレコードを登録する。また、削除要求があった場合、又は、会議が終了した場合、終了した会議の会議IDを含むレコードを通知先情報テーブルから削除する。
また、通知先抽出部57bは主端末を指定して再呼び出し要求を受け付けると、通知先情報テーブルを参照して主端末と会議属性情報に従い通知先端末を抽出する。通知制御部57cは、通知先抽出部57bが抽出した通知先端末に対し通知を実行する。
記憶・読出処理部58は、図4に示されているCPU301からの命令、及び図4に示されているHDD305によって実行され、不揮発性記憶部5000に各種データを記憶したり、不揮発性記憶部5000に記憶された各種データを読み出したりする処理を行う。
<<情報端末の機能構成>>
図6は、情報端末60の機能ブロック図の一例を示す。情報端末60は、送受信部61、操作入力受付部62、表示制御部63、音声出力部64、撮像部65及び、記憶・読出処理部69を有している。情報端末60が有する各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、フラッシュメモリ208からRAM205上に展開された会議アプリ6020及びOS(Operating System)に従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能、又は機能される手段である。
また、情報端末60は、図3に示されているROM206やフラッシュメモリ208によって構築される不揮発性記憶部6000を有している。不揮発性記憶部6000には装置固有情報6010及び会議アプリ6020が記憶されている。装置固有情報6010は情報端末60をプッシュセンターが一意に識別するための情報である。装置固有情報6010はプッシュセンターにより付与されるが、シリアル番号、製造番号、SIM情報などが装置固有情報6010でもよいし、シリアル番号等から作成されてもよい。会議アプリ6020は後述する認証キー(識別するためのID)により特定される。また、会議アプリ6020は、通知先情報テーブルにレコードを登録する際にユーザにより使用される。
(情報端末の機能について)
情報端末60の送受信部61は、図3に示されているCPU201からの命令、及び図3に示されているネットワークI/F207等によって実現され、通信ネットワーク2を介して伝送管理システム50等と各種データの送受信を行う。
操作入力受付部62は、図3に示されているCPU201からの命令、及び図3に示されている入力装置202等によって実現され、ユーザによる各種入力を受け付ける。
表示制御部63は、図3に示されているCPU201からの命令、及び図3に示されている表示装置203等によって実現され、表示装置203に対してテキストデータや画像データを表示する。
音声出力部64は、図3に示されているCPU201からの命令、及び図3に示されている音声入出力I/F214等によって実現され、音声データに係る音声信号をスピーカ213に出力し、スピーカ213から音声を出力させる。
撮像部65は、図3に示されているCPU101からの命令、並びに図3に示されているカメラ112及び撮像素子I/F113によって実現され、被写体(二次元バーコードなど)を撮像して、この撮像して得た画像データを出力する。
記憶・読出処理部69は、図3に示されているCPU201からの命令、及び図3に示すSSD209等によって実現され、不揮発性記憶部6000に各種データを記憶したり、不揮発性記憶部6000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。
<通信の開始からセッションの確立まで>
図7は、複数の伝送端末10の間で通信を開始する準備段階の処理を示したシーケンス図の一例である。
まず、ユーザが、図2に示されている電源スイッチ109をONにすると、図5に示されている操作入力受付部12が電源ONを受け付けて、電源をONにする(ステップS21)。そして、ログイン要求部13は、上記電源ONの受信を契機とし、送受信部11から通信ネットワーク2を介して伝送管理システム50に、ログイン要求を示すログイン要求情報を自動的に送信する(ステップS22)。ログイン要求は電源ON時だけでなくユーザ操作によって任意のタイミングで送信されることができる。このログイン要求情報には、要求元である伝送端末10aaを識別するための通信ID、及びパスワードが含まれている。なお、伝送端末10aaから伝送管理システム50へログイン要求情報が送信される際は、受信側である伝送管理システム50は、伝送端末10aaのIPアドレスを把握することができる。なお、携帯端末20が要求元端末の場合、操作入力受付部12がユーザのログイン操作を受け付けて、通信ID及びパスワードを伝送管理システム50に送信する。
次に、伝送管理システム50の認証部52は、送受信部51を介して受信したログイン要求情報に含まれている通信ID及びパスワードと同一の通信ID及びパスワードが管理されているかを判定することによって端末認証を行う(ステップS23)。本実施形態では、認証が成立したものとして説明する。
認証部52によって、伝送端末10の認証が成立した場合、状態管理部53は端末管理テーブルに、伝送端末10aaの通信ID、稼働状態、上記ログイン要求情報が受信された受信日時、及び伝送端末10aaのIPアドレスを関連付けて記憶する(ステップS24)。
伝送管理システム50の送受信部51は、認証部52によって得られた認証結果が示された認証結果情報を、通信ネットワーク2を介してログイン要求してきた伝送端末10aaに送信する(ステップS25)。
伝送管理システム50の端末抽出部54は、ログイン要求した伝送端末10aaの通信ID「01aa」を検索キーとして、宛先リスト管理テーブルを検索し、伝送端末10aaと通信することができる伝送端末の候補の通信IDを読み出すことによって抽出する(ステップS26)。ここでは、伝送端末10aaの通信ID「01aa」に対応する宛先端末(10ab,10ac)のそれぞれの通信ID「01ab」、「01ac」が抽出されることになる。
次に、端末状態取得部55は、端末抽出部54によって抽出された伝送端末10ab、10acの通信ID(「01ab」、「01ac」)を検索キーとして端末管理テーブルを検索し、通信ID毎に稼働状態(「オフライン」、「オンライン」)を読み出す。
次に、送受信部51は、端末抽出部54が抽出した通信ID(「01ab」、「01ac」)と稼働状態とが含まれた宛先状態情報を、通信ネットワーク2を介して伝送端末10aaに送信する(ステップS28)。これにより、伝送端末10aaは、伝送端末10aaと通信することができる伝送端末(10ab,10ac)の現時点のそれぞれの稼働状態を把握することができる。
更に、伝送管理システム50の端末抽出部54は、ログイン要求してきた伝送端末10aaの通信ID「01aa」を検索キーとして、宛先リスト管理テーブルを検索し、通信D「01aa」を宛先端末の候補として登録している伝送端末10の通信IDを抽出する(ステップS29)。上記の宛先リスト管理テーブルでは、抽出される他の伝送端末10の通信IDは「01ab」「01ac」である。
次に、伝送管理システム50の端末状態取得部55は、ログイン要求して来た伝送端末10aaの通信ID「01aa」を検索キーとして、端末管理テーブルを検索し伝送端末10aaの稼働状態を取得する(ステップS30)。
そして、送受信部51は、上記ステップS29で抽出された通信ID(「01ab」、「01ac」)に係る伝送端末10のうち、端末管理テーブルで稼働状態が「オンライン」となっている伝送端末10に、上記ステップS30で取得された伝送端末10aaの通信ID「01aa」と稼働状態「オンライン」が含まれる宛先状態情報を送信する(ステップS31)。なお、送受信部51が伝送端末10acに宛先状態情報を送信する際に、通信ID(「01ac」)に基づいて、端末管理テーブルで管理されている端末のIPアドレスを参照する。
伝送端末10aaの宛先リスト作成部17は、宛先リストの情報と宛先端末の候補の稼働状態とを受け取ると、宛先リストを作成し、表示装置203に表示させる(ステップS32)。この場合の宛先リストには、伝送端末10abの名称と稼働状態(オフライン)及び伝送端末10acの名称と稼働状態(オンライン)が表示される。
一方、他の伝送端末10でも、図6と同様の処理を行うことで、各伝送端末10が宛先候補の伝送端末10の稼働状態を把握できる。
図8は、本実施形態に係る複数の端末の間でセッションを確立する処理の一例のシーケンス図である。
ユーザが伝送端末10aaの操作ボタン108から宛先リストに表示された通信ID「01ac」の宛先端末を選択すると、操作入力受付部12は、接続を開始する要求を受け付ける(ステップS41)。
伝送端末10aaの送受信部11は、伝送端末10aaの通信ID「01aa」と、宛先端末の通信ID「01ac」とが含まれ、接続を開始したい旨を示す開始要求情報を伝送管理システム50に送信する(ステップS42)。これにより、伝送管理システム50は要求元端末(伝送端末10aa)のIPアドレスを把握する。
次に、伝送管理システム50のセッション管理部56はセッションIDを生成する(ステップS43)。セッションIDとしては重複しないIDが生成される。
そして、この生成したセッションIDと、要求元端末(伝送端末10aa)の通信ID「01aa」と、宛先端末(伝送端末10ac)の通信ID「01ac」とをセッション管理DB5001に関連付けて記憶して管理する(ステップS44)。また、セッション管理部56は、伝送端末10aaの通信ID(01aa)と伝送端末10acの通信ID(01ac)とに対応づけて会議IDを付与する。この後に伝送端末10aa、10acを宛先として参加した伝送端末10についても同じ会議IDを付与する。
更に、伝送管理システム50のセッション管理部56は、要求元端末と宛先端末とが通信するのに適切な中継装置30を決定する(ステップS45)。中継装置30を決定するための方法は、例えば通信帯域が最も広いネットワーク上にある中継装置30を選択する等の方法が考えられる。
なお、中継装置30を選択せずに、要求元端末及び宛先端末間で直接セッションを確立してもよいし、伝送管理システム50を介したセッションを確立してもよい。
そして、伝送管理システム50の送受信部51は、ステップS43で生成したセッションIDと、ステップS45で決定した中継装置30のIPアドレスとを要求元端末(伝送端末10aa)及び宛先端末(伝送端末10ac)に送信する(ステップS46,47)。
また、伝送管理システム50の送受信部51は、要求元端末(伝送端末10aa)のIPアドレスと宛先端末(伝送端末10ac)のIPアドレスとを中継装置30aに送信する(ステップS48)。
これにより、要求元端末(伝送端末10aa)と宛先端末(伝送端末10ac)との間でセッションが確立される(ステップS49)。セッションが確立することで、伝送端末10aaは画像データと音声データを中継装置30を介して伝送端末10acに送信し、伝送端末10acは画像データと音声データを中継装置30を介して伝送端末10aaに送信する。このステップS49のタイミングで伝送端末10acは呼び出し音(着信音)を出力する。このタイミングの前又は後に出力してもよい。
以降は、上記のステップS49で確立したセッションを用いて、要求元端末(伝送端末10aa)と宛先端末(伝送端末10ac)との間で、中継装置30を介して画像データと音声データが送受信される。
<ミュートの設定>
図9は会議中にディスプレイ120に表示される会議画面130の一例を示す図である。図9(a)は2拠点の会議の画面例を示す。会議画面130は3つの表示領域A21〜A23に区分けされており、画面左部から中央にかけての表示領域A21には、テレビ会議の相手側の拠点の画像が表示されている。表示領域A22には自拠点の画像が表示されている。
表示領域A21には会議音量をユーザが設定するための音量調整バー134が表示されており、ユーザは会議音量を調整することができる。表示領域A23にはミュート1ボタン131、ミュート2ボタン132、再呼び出しボタン133及び切断ボタン135が表示されている。ミュート1ボタン131はミュート設定状態としてミュートオン1をユーザが設定するためのボタンであり、ミュート2ボタン132はミュートオン2をユーザが設定するためのボタンである。再呼び出しボタン133は、自拠点のユーザがテレビ会議の相手側の伝送端末10に対し再呼び出しを行うためのボタンである。切断ボタン135は、会議を終了させる(オフラインにする)ためのボタンである。
これらのボタンは対応するハードキーをユーザが操作することで作動してもよい。また、ディスプレイ120がタッチパネルを有する場合はユーザがボタンにタッチすることにより作動させることもできる。
図10は、本実施形態の伝送端末10のユーザが消音した際の伝送端末10の動作手順を示すフローチャート図の一例である。
ユーザが図9(a)の例えばミュート1ボタン131をタッチしたりマウスで選択したりするなどして押下すると、操作入力受付部12がミュート1ボタン131の押下を受け付け、音声出力部15bに通知する(S10)。
音声出力部15bはミュート状態記憶部15b13にミュート設定状態として「ミュートオン1」を設定する(S20)。なお、ミュート2ボタン132が押下された場合は「ミュートオン2」が設定される。
これにより、音声増幅部15b2がミュート設定状態を参照して音量を増幅しないため、スピーカ115から音声が出力されなくなる。
なお、音量記憶部15b11には会議音量が記憶されたままでよい。ミュート設定状態がミュートオン1又はミュートオン2であるため、音声は出力されないからである。音量記憶部15b11に消音を意味する音量としてゼロを記憶してもよい。
図9(b)に示すように、ユーザにより押下されたミュート1ボタン131は反転表示されることでミュート設定状態がミュートオン1であることがユーザに通知される。反転表示に限られず、表示制御部16がミュート1ボタン131の表示を「ミュート1解除」などに変更して、ミュート設定状態がミュートオン1であることをユーザに通知してもよい。また、ミュート設定状態がミュートオン1に設定されることで、音量調整バー134は消音を意味するゼロ付近を指示する。
図9(a)(b)に示したミュート1ボタン131、ミュート2ボタン132は一例であり、1つ配置されたミュートボタンが押下されるごとにミュートオン1,ミュートオン2及びオフが切り替えられてもよい。また、ミュート1ボタン131、ミュート2ボタン132は図9のようなソフトキーでなくハードキーにより実現されてもよい。
<ミュート中の再呼び出し>
テレビ会議の相手の伝送端末10が消音している場合(ミュートオン1又はミュートオン2)に、自拠点のユーザがテレビ会議の相手側の伝送端末10のユーザを再呼び出しする際の処理について説明する。再呼び出しとは、セッションの確立時に呼び出し音がすでに出力されているため、2回目以降の呼び出し音が出力される旨を意味している。なお、各伝送端末10は以下に示す状況であるものとする。
伝送端末10aa…ミュートなし、又は、ミュートオン1、2
伝送端末10ac…伝送端末10aaを再呼び出しする。
本実施形態では、ユーザが伝送端末10aaから離れている場合に、ユーザを再呼び出しすることで利点が増すため、伝送端末10aaはオフ(ミュートなし)でも情報端末60に通知される。また、ミュートオン2の状態でも、伝送端末10aaから離れているユーザを再呼び出しすることが必要である場合があるため、ミュートオン2の状態でも情報端末60に通知される。
<<情報端末の登録処理>>
本実施形態では、伝送端末10aaが再呼び出し音を出力するだけでなく、伝送管理システム50は情報端末60にも通知する。まず、ユーザによる伝送管理システム50への情報端末60の登録について説明する。
図11は、伝送端末10aaのユーザが、識別情報がaaaaの情報端末60を伝送管理システム50に登録する手順を示すシーケンス図の一例である。
S1:初期状態として、伝送端末10aaと伝送端末10acが会議中である。
S2:ユーザの操作を操作入力受付部12が受け付けると、伝送端末10aaの表示制御部16は伝送端末10aaのディスプレイ120aaに通知先登録用コードを表示する。通知先登録用コードは比較的多くの情報を格納できる二次元バーコードなどが好適である。通知先登録用コードに含まれる情報については表6にて説明される。
Figure 2017055349
通知先登録用コードには、主端末の通信ID、会議ID、及び、参加端末の通信IDが含まれる。主端末の通信IDは、通知先登録用コードを表示した伝送端末10aaの通信IDである。会議ID、及び、参加端末の通信IDは後述する検証に使用される。会議IDや参加端末の通信IDなど伝送管理システム50の内部で管理されており、外部から知り得ない情報が伝送端末10を介して情報端末60に提供される。情報端末60は通知先情報の登録の際、会議ID、及び、参加端末の通信IDを伝送管理システム50に送信するので、伝送管理システム50は通知先情報の登録の要求がユーザによりねつ造されたものでないと検証できる。
なお、主端末の通信IDは伝送端末10aaが不揮発性記憶部1000に記憶している。会議IDと参加端末の通信IDはセッション管理テーブルで管理されており、伝送管理システム50が伝送端末10aaに送信する。
なお、通知先登録用コードの送受信の前に、表6の内容を主端末と通知先端末の間で予め共有された秘密鍵等を用いて主端末が暗号化しておくことが好ましい。また、通知先登録用コードに含まれる情報は、これらをすべて含む必要はなく、またこれらに限るものではない。例えば、通知先登録用コードに通知先登録用コードが作成された時刻が含まれていてもよい。これにより、後述する通知先登録画面の時刻範囲にこの時刻を初期設定として表示させることができる。
S3:ユーザは識別情報がaaaaの情報端末60で会議アプリ6020を起動させ、この情報端末60に搭載されたカメラによりディスプレイ120aaに表示された通知先登録用コードを撮像する。これにより、識別情報がaaaaの情報端末60の撮像部65が通知先登録用コードの画像データを取得する。なお、撮像の前に又は後に情報端末60が伝送管理システム50による認証を受けてもよい。会議アプリ6020により伝送管理システム50と通信し、伝送管理システム50が例えば会議アプリ6020のシリアル番号やライセンスキーなどで会議アプリ6020を認証する。認証が成立した場合にだけ会議アプリ6020がステップS4以降の処理を継続する。
S4:識別情報がaaaaの情報端末60の撮像部65は、画像データをデコードする。
S5:識別情報がaaaaの情報端末60の表示制御部63は、後述する図12の通知先登録画面を表示装置203に表示する。図12の通知先登録画面は情報端末60の会議アプリ6020が予め保持しているか、伝送管理システム50から取得する。
S6:ユーザは通知先登録画面を操作し、所望の条件を設定してOKボタン506を押下する。識別情報がaaaaの情報端末60の操作入力受付部62はユーザの操作を受け付ける。
S7:識別情報がaaaaの情報端末60の送受信部61は、通知先登録リクエストを作成して伝送管理システム50に送信する。通知先登録リクエストには、主端末の通信ID、通知先端末となる情報端末60の識別情報、会議ID、参加端末の通信ID、及び、会議属性情報が含まれる。なお、伝送管理システム50のURLは会議アプリ6020に予め登録されている。
S8:伝送管理システム50の送受信部51は通知先登録リクエストを受信し、再呼び出し通知制御部57はその内容を検証する。例えば、会議IDを用いて、主端末の伝送端末10aaが参加している会議の会議IDと一致するか否かが検証される。各会議に参加している伝送端末10の通信IDはセッション管理テーブルに登録されている。これにより、通知先登録リクエストが伝送端末10aaの通知先登録用コードに基づいて生成されたものであることを検証できる。同様に、参加端末の通信IDに基づいて検証できる。従って、ユーザが任意の主端末と通知先端末を指定して通知先情報を登録することを抑制できる。
S9:検証が終了すると、伝送管理システム50の通知先登録削除部57aは通知先情報テーブルにレコード(主端末、会議属性情報、通知先端末の組)を追加する。すでに同一の主端末及び会議属性情報の組に関連づけられた通知先端末がある場合、新たな通知先端末を追加する。
このように会議中の伝送端末10から得た情報を用いて通知先情報を登録することで、ユーザは情報端末60で伝送端末10にログインしなくても通知先情報を登録できる。従って、ユーザにとって簡便な操作で通知先を登録することができる。
なお、図11では、通知先登録用コードを二次元バーコードで伝送端末10が表示して情報端末60のカメラが読み取っている。しかし、例えばNFC(Near Field Communication)や赤外線通信などで送信されてもよい。また、通信距離が制限されたBluetooth(登録商標)で送信されてもよい。すなわち、近くにある伝送端末10と情報端末60の間で安全に情報を送受信できる近距離通信であればよい。
また、情報端末60が伝送管理システム50に対して通知先登録リクエストを送信するのでなく、伝送端末10が伝送管理システム50に対して通知先登録リクエストを送信してもよい。この場合、伝送端末10(主端末)が情報端末60(通知先端末)の識別情報を受けとって設定画面を表示し、伝送管理システム50に通知先登録リクエストを送信する。
また、通知先管理用のWebアプリケーションを伝送管理システム50が保持しておき、ユーザがPCなどを操作してブラウザソフトからWebアプリケーションにログインしてもよい。ユーザは、主端末、通知先端末、及び、会議属性情報を入力することで、PCが伝送管理システム50に通知先登録リクエストを送信することができる。
(通知先登録画面)
図12は、通知先登録画面の一例を示す図である。通知先登録画面510は、入力欄501〜504、及び、AND・OR条件欄505を有している。入力欄501〜504、及び、AND・OR条件欄505はチェックマークをユーザが入力するためのチェックボックス511を有する。
入力欄501は、現在、伝送端末10が参加している会議が開催中にのみ情報端末60への通知を行う場合に選択される。入力欄501が選択されると、通知先情報テーブルの会議属性情報に「会議ID:1234(現在、主端末が参加している会議の会議ID)」が登録される。この会議IDは通知先登録用コードに含まれているため、ユーザが入力する必要がない。
入力欄502は、所定の参加者(参加端末)が会議に参加している場合に情報端末60への通知を行う場合に選択される。ユーザは入力欄502のチェックボックス511を選択して会議の全ての参加者を一括して選択することができる。また、入力欄502は個別の参加者(図では参加端末の通信IDであるが名称を表示してよい)を指定するための入力欄502a、502bを有し、ユーザは個別の参加者を選択することができる。この参加端末の通信IDは通知先登録用コードに含まれている。入力欄502のチェックボックス511又は入力欄502a、502bが選択されると、通知先情報テーブルの会議属性情報の「参加端末」にユーザが選択した伝送端末10の通信IDが登録される。
入力欄503は、主端末がある時間帯に再呼び出しされた場合に情報端末60への通知を行う場合に選択される。ユーザは入力欄503のチェックボックス511を選択する。また、入力欄503は時間帯入力欄503aを有する。ユーザは時間帯入力欄503aに情報端末60への通知が行われる時間帯を入力する。入力欄503のチェックボックス511が選択されると、通知先情報テーブルの会議属性情報の「時刻範囲」に開始時刻と終了時刻が登録される。
入力欄504は、所定の呼び出し元から再呼び出しされた場合に情報端末60への通知を行う場合に選択される。ユーザは入力欄504のチェックボックス511を選択して会議の全ての参加者を一括して選択することができる。また、入力欄504は個別の参加者(図では参加端末の通信IDであるが名称を表示してよい)を指定するための入力欄504a、504bを有し、ユーザは個別の参加者を呼び出し元として選択することができる。この参加端末の通信IDは通知先登録用コードに含まれている。入力欄504のチェックボックス511又は入力欄504a、504bが選択されると、通知先情報テーブルの会議属性情報の「呼び出し元」にユーザが選択した伝送端末10の通信IDが登録される。
AND・OR条件欄505は、入力欄501〜504の条件がAND条件か又はOR条件かをユーザが設定するために使用される。
ユーザは設定が終わるとOKボタン506を押下する。通知先登録を行わない場合、キャンセルボタン507を押下する。情報端末60の操作入力受付部62はこれらの操作を受け付ける。なお、OKボタン506を押下した際に会議属性情報が一つも指定されていない場合、情報端末60はエラーを表示し、再び通知先登録画面510を表示する。
<通知の手順>
以上のようにして、通知先情報DB5004に通知先情報が登録されると、ユーザは伝送端末10を再呼び出しすることで、この伝送端末10に対応づけられている情報端末60に通知することができる。なお、情報端末60に通知するためには、情報端末60で会議アプリ6020が動作し、情報端末60と伝送管理システム50とが通信していることが必要である。
図13は、伝送端末10acが伝送端末10aaを再呼び出しする手順を示すシーケンス図の一例である。
S1:初期状態として、伝送端末10aaと10acが会議状態である。
S2:伝送端末10ac側にいるユーザは再呼び出しボタン133を押下して、伝送端末10aaに対する再呼び出しを指示する。伝送端末10acの操作入力受付部12は再呼び出しボタン133の押下を受け付ける。
S3:伝送端末10acの再呼び出し制御部15cは伝送端末10aaに対する再呼び出しメッセージを作成し、送受信部11が伝送管理システム50に送信する。再呼び出しメッセージには、主端末の通信ID(01aa)と呼び出し元の通信ID(01ac)が含まれる。
S4:伝送管理システム50の送受信部51は再呼び出しメッセージを受信し、主端末である伝送端末10aaに転送する。
S5:再呼び出しメッセージを受信した伝送端末10aaの再呼び出し制御部15cは再呼び出し音を鳴動させて伝送端末10aaのユーザに知らせる。なお、伝送端末10aaがミュートオン2の状態の場合、伝送端末10aaは再呼び出し音を鳴動させない。再呼び出し音の鳴動と共に伝送端末10acの名称を点滅させたり、ディスプレイ120aaを明滅させてもよい。また、伝送端末10aaの振動により通知するなど聴覚以外で認識可能な報知方法を追加してもよい。
S6:また、伝送管理システム50の通知先抽出部57bは、再呼び出しメッセージを受信すると通知先情報テーブルから通知先端末(情報端末60)を抽出する。すなわち、通知先情報テーブルを参照し、主端末の通信IDに対応づけられている通知先端末(情報端末60)を読み出す。なお、会議属性情報を満たすか否かが判定されるが、詳細は図14にて説明される。
S7:伝送管理システム50の通知制御部57cは、通知先情報テーブルから抽出された通知先端末である情報端末60に通知する。通知制御部57cはメッセージを作成できる。例えば、主端末の通信ID(01aa)と呼び出し元の通信ID(01ac)を利用して「伝送端末(01aa)が伝送端末(01ac)から再呼び出しされました」のようなメッセージを作成する。
S8:通知された情報端末60は、情報端末60に搭載されている通知手段で通知を実行する。通知の際の画面例については図16にて説明する。
一般に、任意のサーバが情報端末60へ自由に通信を開始すると情報端末60のセキュリティが低下するおそれがあるため、伝送管理システム50が情報端末60の会議アプリ6020に通知することは困難な場合がある。このため、情報端末60で動作する会議アプリ6020は情報端末60の識別情報を用いて伝送管理システム50に接続し、定期的な通信を行うことで通知を待ち受ける。会議アプリ6020は起動されていなくてもよく、その場合はバックグラウンドで定期的に通信する。情報端末60が通知を受信すると、音声を出力したり、表示装置203にメッセージを表示したり、振動したりする。
このように再呼び出しを受けた伝送端末10だけでなく任意に登録した情報端末60に通知を行うことで、ユーザが伝送端末10から離れていても確実に通知を受けとることができるようになる。
また、伝送端末10からでなく伝送管理システム50が情報端末60に通知するので、伝送端末10と情報端末60が直接的に通信可能な手段を有しなくても、情報端末60が伝送管理システム50と通信可能な状態にあれば通知を受け取ることができる。
<<抽出処理>>
図14は、伝送管理システム50が通知先情報テーブルから情報端末60を抽出する処理を示すフローチャート図の一例である。図14の処理は、伝送管理システム50が再呼び出しメッセージを受信するとスタートする。
伝送管理システム50の通知先抽出部57bは、通知先情報テーブルに主端末として01aaの通信IDが登録されたレコードがあるか否かを判定する(S10)。
ステップS10の判定がNoの場合、主端末が登録されていないので通知先抽出部57bは通知先端末がないと判定する(S40)。この場合、情報端末60に通知されない。
ステップS10の判定がYesの場合、伝送管理システム50の通知先抽出部57bはステップS10のレコードの会議属性情報が満たされるか否かを判定する(S20)。すなわち、会議属性情報に会議IDが設定されている場合、主端末が参加している会議の会議IDをセッション管理テーブルから読み出して、会議属性情報に設定されている会議IDと一致するか否かを判定する。会議属性情報に時刻範囲が設定されている場合、現在の時刻をタイムサーバから取得したりRTC(Real Time Clock)から取得して、会議属性情報に設定されている時刻範囲に含まれるか否かを判定する。会議属性情報に呼び出し元が設定されている場合、再呼び出しメッセージを送信した伝送端末10acが、会議属性情報に設定されている呼び出し元に含まれるか否かを判定する。会議属性情報に参加端末が設定されている場合、主端末が参加している会議の参加端末をセッション管理テーブルから読み出して、会議属性情報に設定されている参加端末と一致するか否かを判定する。
ステップS20の判定がNoの場合、会議属性情報が満たされないので通知先抽出部57bは通知先端末がないと判定する(S40)。この場合、情報端末60に通知されない。
ステップS20の判定がYesの場合、通知先抽出部57bはステップS10のレコードから通知先端末を抽出する(S30)。
<<プッシュセンターが介在する場合の通知方法>>
プッシュセンターを介した通知は、スマートフォンなどの情報端末60へアプリの管理会社がリアルタイムに通知する仕組みとして利用される。アプリはアプリの管理会社と定期的に通信しなくても、プッシュセンターを介してアプリの管理会社から通知を受けられるので、待機中のバッテリー消費を押さることができる。プッシュセンターの代表的なものとして、米国アップル社が提供する「Apple Push Notification Service」、米国グーグル社の「Google Cloud Messaging」などが知られている。
プッシュセンターを利用することで、情報端末60と伝送管理システム50とが常時、接続されていなくても、プッシュセンターが情報端末60に対してプッシュ通知することができる。また、プッシュセンターを利用することで伝送管理システム50と情報端末60の会議アプリ6020が常に通信状態を維持しなくてもよいため、情報端末60の電力だけでなく伝送管理システム50のリソースを節約できる。
プッシュセンターを介した通知を行うために以下のような事前の準備が行われる。
(i)会議アプリ6020の管理会社は会議アプリ6020の認証を受け認証キーをプッシュセンターに登録する。認証キーは会議アプリ6020を一意に識別するためのIDである。
(ii)各情報端末60はプッシュセンターと通信し端末固有情報(トークン)をプッシュセンターから取得する。
(iii) 各情報端末60は端末固有情報を情報端末60の識別情報と共に伝送管理システム50に送信する。
これにより、伝送管理システム50が会議アプリ6020の認証キーと端末固有情報を指定してプッシュセンターに通知を要求すると、プッシュセンターは端末固有情報の情報端末60に会議アプリ6020に対する通知があったことを送信できる。
図15は、伝送管理システム50がプッシュセンター40を介して情報端末60に通知する手順を示すシーケンス図の一例である。なお、図15では主に図13との相違点を説明する。
S1:図13と同様に伝送端末10acが再呼び出しメッセージを伝送管理システム50に送信する。
S2:伝送管理システム50の通知先抽出部57bは、再呼び出しメッセージを受信すると通知先情報テーブルから通知先端末(情報端末60)を抽出する。
S3:そして、伝送管理システム50の通知先抽出部57bは、対応テーブルから通知先端末の端末固有情報を抽出する。
S4:伝送管理システム50の通知制御部57cは、端末固有情報、会議アプリ6020の認証キー及びメッセージを指定して通知要求をプッシュセンター40に送信する。
S5:プッシュセンター40は会議アプリ6020に関するメッセージを端末固有情報で指定された情報端末60に送信する。これにより、情報端末60の表示制御部63は表示装置203にメッセージを表示する。
<情報端末が表示する画面>
図16(a)は、情報端末60が表示装置203に表示する通知画面の一例を示す図である。図16(a)の通知画面601はロック画面と呼ばれる場合がある。通知画面601は、現在の日時602、メッセージ603、及び、ロック解除ボタン604を有している。このうち、メッセージ603が、伝送管理システム50によりプッシュセンターを介して情報端末60に送信されたものである。また、プッシュセンターは会議アプリ6020の認証キーを指定してメッセージを送信するので、通知画面601にはメッセージ603と共に会議アプリ6020を示す情報(アイコンなど)603aが表示される。
ユーザがロック解除ボタン604を右方向にフリックすると、ユーザ認証用のパスコード入力画面が表示される。一方、ユーザがメッセージ603を右方向にフリックすると、パスコード入力画面を経て、図16(b)のメッセージ一覧画面611が表示される。
メッセージ603を右方向にフリックすることで、情報端末60は会議アプリ6020を起動させる。会議アプリ6020は過去の通知履歴の一覧を含むメッセージ一覧画面611を表示装置203に表示する。従って、ユーザは今回のメッセージ603と過去のメッセージを比較したり、過去にどのくらいの通知があったかを把握できる。
なお、情報端末60はメッセージ603を表示するだけでなく、バイブレータより振動したり通知音を鳴動させてもよい。
<<その他の適用例>>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、中継装置30、伝送管理システム50及びプログラム提供システム90は、それぞれが独立に存在するのでなく、単一のコンピュータによって構築されてもよい。また、伝送端末10及び伝送管理システム50が有する各手段及び不揮発性記憶部1000、揮発性記憶部2000、不揮発性記憶部5000を、複数のコンピュータに任意に割り当ててもよい。不揮発性記憶部1000又は揮発性記憶部2000、不揮発性記憶部5000はネットワーク上にあればよい。
また、図5、6などの構成例は、伝送管理システム50、伝送端末10、及び情報端末60による処理の理解を容易にするために、主な機能に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって本願発明が制限されることはない。伝送管理システム50、伝送端末10、及び情報端末60の処理は、処理内容に応じて更に多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位が更に多くの処理を含むように分割することもできる。
また、上記実施形態では、伝送システム1の一例として、テレビ会議システムの場合について説明したが、これに限るものではなく、IP(Internet Protocol)電話や、インターネット電話等の電話システムであってもよい。
また、伝送システム1は、移動体に搭載されたカーナビゲーション装置を含むシステムであってもよい。また、伝送端末10に画面共有用のPCが接続されてもよい。
また、上記実施形態では、コンテンツデータの一例として、画像データ及び音声データについて説明したが、これに限るものではなく、触覚(touch)データであってもよい。この場合、一方の伝送端末側でユーザが接触した感覚が、他方の伝送端末側に伝達される。
更に、コンテンツデータは、嗅覚(smell)データであってもよい。この場合、一方の伝送端末側の匂い(臭い)が、他の伝送端末側に伝達される。また、コンテンツデータは、画像データ、音声データ、触覚データ及び嗅覚データのうち、少なくとも1つのデータであればよい。
また、上記実施形態では、伝送システム1によってテレビ会議をする場合について説明したが、これに限るものではなく、打ち合わせ、家族間や友人間等の一般的な会話、又は、一方向での情報の提示に使用されても構わない。
なお、伝送端末10は第一の情報端末、第二の情報端末の一例であり、再呼び出し通知制御部57は受信手段の一例であり、記憶・読出処理部58は読出手段の一例であり、通知制御部57cは呼び出し手段の一例である。通知先抽出部57bは条件判定手段の一例であり、通知先登録削除部57aは登録手段の一例である。通知先情報DB5004は通知先端末記憶装置の一例であり、セッション管理DB5001は会議情報記憶装置の一例である。伝送管理システム50が行う処理方法は情報処理方法の一例である。会議IDは会議識別情報の一例である。
1 伝送システム
10 伝送端末
15c 再呼び出し制御部
50 伝送管理システム
57 再呼び出し通知制御部
57a 通知先登録削除部
57b 通先抽出部
57c 通知制御部
60 情報端末
特開2005-348185号公報

Claims (10)

  1. 第一の情報端末から画像データを受信している第二の情報端末、及び、前記第二の情報端末から画像データを受信している前記第一の情報端末とネットワークを介して通信可能な情報処理装置であって、
    前記第二の情報端末を呼び出す呼び出し要求を前記第一の情報端末から受信する受信手段と、
    前記受信手段が前記呼び出し要求を受信した場合、前記第二の情報端末に対応づけて通知先端末が登録された通知先端末記憶装置から、前記通知先端末を読み出す読出手段と、
    前記読出手段が読み出した前記通知先端末を呼び出す呼び出し手段と、
    を有する情報処理装置。
  2. 前記通知先端末記憶装置には、前記第二の情報端末を呼び出すための条件が登録されており、
    前記第二の情報端末に対応づけられた前記条件を満たすか否かを判定する条件判定手段を有し、
    前記条件判定手段が前記条件を満たすと判定した場合にだけ、前記呼び出し手段は、前記通知先端末を呼び出す請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記条件として前記第二の情報端末に会議識別情報が対応づけられており、
    前記受信手段が前記呼び出し要求を受信した場合、前記第一の情報端末と前記第二の情報端末が参加している会議の会議識別情報が登録されている会議情報記憶装置から、前記読出手段は前記第二の情報端末が参加している会議の会議識別情報を読み出し、
    前記条件判定手段が前記通知先端末記憶装置に記憶されている会議識別情報と前記会議情報記憶装置に記憶されている会議識別情報とが一致すると判定した場合、前記呼び出し手段は、前記通知先端末を呼び出す請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記条件として前記第二の情報端末に時刻範囲が対応づけられており、
    前記受信手段が前記呼び出し要求を受信した場合、前記読出手段は前記通知先端末記憶装置から前記第二の情報端末に対応づけられた前記時刻範囲を読み出し、
    前記受信手段が前記呼び出し要求を受信した時刻が前記時刻範囲に含まれると前記条件判定手段が判定した場合、前記呼び出し手段は、前記通知先端末を呼び出す請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記条件として前記第二の情報端末に前記第二の情報端末を呼び出し可能な情報端末が対応づけられており、
    前記受信手段が前記呼び出し要求を受信した場合、前記読出手段は前記通知先端末記憶装置から前記第二の情報端末に対応づけられた前記呼び出し可能な情報端末を読み出し、
    前記呼び出し要求を送信した前記第一の情報端末が前記呼び出し可能な情報端末であると前記条件判定手段が判定した場合、前記呼び出し手段は、前記通知先端末を呼び出す請求項2に記載の情報処理装置。
  6. 前記条件として前記第一の情報端末と前記第二の情報端末が参加している会議に参加しうる参加端末が登録されており、
    前記受信手段が前記呼び出し要求を受信した場合、前記第一の情報端末と前記第二の情報端末が参加している会議の参加端末が登録されている会議情報記憶装置から、前記読出手段は前記第二の情報端末が参加している会議の前記参加端末を読み出し、
    前記条件判定手段が、前記通知先端末記憶装置に記憶されている前記参加しうる参加端末と前記会議情報記憶装置に記憶されている前記参加端末とが一致すると判定した場合、前記呼び出し手段は、前記通知先端末を呼び出す請求項2に記載の情報処理装置。
  7. 前記通知先端末が前記第二の情報端末から取得した前記第二の情報端末の識別情報及び前記通知先端末の識別情報と共に前記通知先端末記憶装置への登録要求を前記通知先端末から取得し、前記通知先端末記憶装置に前記第二の情報端末と前記通知先端末を対応づけて登録する登録手段を有する請求項1〜6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記登録手段は、前記通知先端末が前記第二の情報端末から取得した前記第二の情報端末が参加している会議の会議識別情報を前記登録要求と共に前記通知先端末から取得し、
    前記第二の情報端末が参加している会議の会議識別情報が登録されている会議情報記憶装置に、前記通知先端末から取得した会議識別情報が登録されている場合、前記登録手段は、前記通知先端末記憶装置に前記第二の情報端末と前記通知先端末を対応づけて登録する請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 第一の情報端末から画像データを受信している第二の情報端末、及び、前記第二の情報端末から画像データを受信している前記第一の情報端末とネットワークを介して通信可能な情報処理装置を、
    前記第二の情報端末を呼び出す呼び出し要求を前記第一の情報端末から受信する受信手段と、
    前記受信手段が前記呼び出し要求を受信した場合、前記第二の情報端末に対応づけて通知先端末が登録された通知先端末記憶装置から、前記通知先端末を読み出す読出手段と、
    前記読出手段が読み出した前記通知先端末を呼び出す呼び出し手段と、
    として機能させるためのプログラム。
  10. 第一の情報端末から画像データを受信している第二の情報端末、及び、前記第二の情報端末から画像データを受信している前記第一の情報端末とネットワークを介して通信可能な情報処理装置が行う情報処理方法であって、
    受信手段が、前記第二の情報端末を呼び出す呼び出し要求を前記第一の情報端末から受信するステップと、
    前記受信手段が前記呼び出し要求を受信した場合、前記第二の情報端末に対応づけて通知先端末が登録された通知先端末記憶装置から、読出手段が前記通知先端末を読み出すステップと、
    前記読出手段が読み出した前記通知先端末を呼び出すステップと、
    を有する情報処理方法。
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