JP6475945B2 - 電力供給機器、電力供給方法、及び電力供給システム - Google Patents

電力供給機器、電力供給方法、及び電力供給システム Download PDF

Info

Publication number
JP6475945B2
JP6475945B2 JP2014197135A JP2014197135A JP6475945B2 JP 6475945 B2 JP6475945 B2 JP 6475945B2 JP 2014197135 A JP2014197135 A JP 2014197135A JP 2014197135 A JP2014197135 A JP 2014197135A JP 6475945 B2 JP6475945 B2 JP 6475945B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
inverter
power supply
fuel cell
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014197135A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016073017A (ja
Inventor
亮 野口
亮 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2014197135A priority Critical patent/JP6475945B2/ja
Publication of JP2016073017A publication Critical patent/JP2016073017A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6475945B2 publication Critical patent/JP6475945B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02B90/10Applications of fuel cells in buildings
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/40Fuel cell technologies in production processes

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)
  • Stand-By Power Supply Arrangements (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Description

本発明は、電力供給機器、電力供給方法、及び電力供給システムに関するものである。
近年、石油に依存しないエネルギー安全保障(セキュリティ)の向上、及び排出ガスに窒素酸化物を含まないクリーンエネルギー化等の観点から、ガスの電気化学反応により電気を発生させる燃料電池による発電システムへの期待が高まっている。そして、燃料電池を利用した数々の燃料電池給電システムが提案されている。例えば、特許文献1には、停電時に燃料電池の自立運転を支援する自立運転支援装置が開示されている。
この燃料電池は、使用する電解質の種類によって分類することができ、反応温度が300度以下の低温タイプには、固体高分子形(PEFC)、リン酸形(PAFC)などがあり、高温タイプには、溶融炭酸塩形(MCFC)、固体酸化物形(SOFC)などがある。
例えば、固体酸化物形燃料電池では、動作温度として700−1000度程度が必要とされるため、燃料電池の起動時には、外部から一定の電力量を供給して燃料電池セル(電池部)の温度を所定温度まで高める必要がある。しかも、燃料電池セルの材質には高耐熱性が要求されるため、一般にセラミックスなどの脆性材料が使用されており、ある程度時間をかけて温度上昇させる必要がある。例えば、ある固体酸化物形燃料電池では、200Wの起動電力を約2時間にわたって供給し続ける必要がある。
特開2013− 51879号公報
上述のように、燃料電池は、外部から電力を供給して起動する必要があるため、停電等の理由により商用電源系統から電力供給が受けられなくなると、蓄電池等の他の分散型電源から電力供給を受ける必要がある。この場合、蓄電池からの出力電力を、電力供給機器向けの定格出力電力が大きいインバータで電力変換して燃料電池に供給しようとすると、インバータを変換効率が適切ではない動作点で用いることになる。そのため、本来燃料電池の起動に必要とされる以上の電力が燃料電池の起動時に消費されるという問題があった。
かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、燃料電池を起動する際の消費電力の浪費を低減することができる、電力供給機器、電力供給方法、及び電力供給システムを提供することである。
上記課題を解決するため、本発明に係る電力供給機器は、蓄電池を含む分散型電源からの直流電力を交流電力に変換する第1インバータと、該第1インバータよりも定格出力電力が小さく、前記蓄電池からの直流電力を、発電装置を起動する交流電力に変換するための第2インバータと、商用電源系統と解列した自立運転時において、前記発電装置の起動時に前記第2インバータを前記発電装置と接続し、前記発電装置の発電時に前記第1インバータを前記発電装置と接続し前記第1インバータ経由で前記蓄電池に発電電力を供給する制御部とを備えたことを特徴とする。
また、前記電力供給機器は、商用電源系統と連系して負荷に電力供給を行う機器であって、前記制御部は、前記商用電源系統と解列した自立運転時に、前記第2インバータを前記発電装置と接続することが好ましい。
また、前記制御部は、少なくとも前記発電装置の起動に要する電力を前記蓄電池に充電するように制御を行うことが好ましい。
また、前記発電装置は、前記商用電源系統と該発電装置との間に配置された電流センサが順潮流の電流を検出する間発電を行い、前記制御部は、前記第2インバータで前記発電装置を起動しており、前記電流センサが検出する順潮流の電流を擬似電流生成回路で発生させた時に前記第2インバータを流れる電流の向きの変化を検出して、前記発電装置が発電可能か否かを判定することが好ましい。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る電力供給方法は、蓄電池を含む分散型電源からの直流電力を、第1インバータにより交流電力に変換するステップと、前記蓄電池からの直流電力を、前記第1インバータよりも定格出力電力が小さい第2インバータにより、発電装置を起動する交流電力に変換するステップと、商用電源系統と解列した自立運転時において、前記発電装置の起動時に前記第2インバータを前記発電装置と接続するステップと、前記商用電源系統と解列した自立運転時において、前記発電装置の発電時に前記第1インバータを前記発電装置と接続し前記第1インバータ経由で前記蓄電池に発電電力を供給するステップとを含むことを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る電力供給システムは、発電装置と、蓄電池と、前記蓄電池を含む分散型電源からの直流電力を交流電力に変換する第1インバータと、該第1インバータよりも定格出力電力が小さく、前記蓄電池からの直流電力を前記発電装置を起動する交流電力に変換するための第2インバータと、商用電源系統と解列した自立運転時において、前記発電装置の起動時に前記第2インバータを前記発電装置と接続し、前記発電装置の発電時に前記第1インバータを前記発電装置と接続し前記第1インバータ経由で前記蓄電池に発電電力を供給する制御部とを有する電力供給機器とを備えることを特徴とする。
本発明に係る電力供給機器、電力供給方法、及び電力供給システムによれば、燃料電池を起動する際の消費電力の浪費を低減することができる。
本発明の一実施形態に係る電力供給システムを示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る電力供給システムの連系運転時における制御例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る電力供給システムの自立運転時(放電時)における制御例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る電力供給システムの自立運転時における制御フローを示す図である。 本発明の一実施形態に係る電力供給システムの自立運転時(燃料電池起動時)における制御例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る電力供給システムの燃料電池発電可能判定時における、擬似電流及び電流センサ出力波形の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る電力供給システムの自立運転時(燃料電池発電可能時)における制御例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る電力供給システムの自立運転時(燃料電池発電時)における制御例を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電力供給システム100の概略の構成を示すブロック図である。なお、図1において、破線は制御信号又は通信される情報の流れを表す。本実施形態に係る電力供給システム100は、電力供給機器101と、蓄電池11と、電流センサ23と、分電盤24と、燃料電池25とを備える。また、図1には、電力供給システム100に接続されて用いられる太陽電池10a,10b、商用電源系統20、電流センサ21、連系運転スイッチ22、及び負荷26を併せて示す。
電力供給機器101は、太陽電池10a,10b、蓄電池11等の分散型電源からの直流電力を交流電力に変換し、商用電源系統20と連系して負荷26等に供給するための機器である。電力供給機器101は、第1インバータ1、第2インバータ2、電圧変換器3a〜3c、スイッチ4a〜4c、電流センサ5a,5b、擬似電流生成回路6、及び制御部7を備える。
電圧変換器3a〜3cは、太陽電池10a,10b、及び蓄電池11からの直流出力電圧が所定の直流電圧値になるようにDC/DC変換を行う。より具体的には、電圧変換器3a〜3cは、DC/DC変換回路を有し、太陽電池10a,10b、及び蓄電池11からの直流入力電圧を、所定の目標電圧値まで昇圧してから、第1インバータ1に出力する。電力供給機器101は、いわゆるDCリンクシステムの構成を有しており、電圧変換器3a〜3cは、太陽電池10a,10b及び蓄電池11からの直流電力が同一電圧値になるようにそれぞれ電圧変換を行う。
特に電圧変換器3cは双方向のDC/DC変換を行うことが可能である。電圧変換器3cは、太陽電池10a,10b又は第1インバータ1からの直流出力電力を降圧又は昇圧して蓄電池11に充電し、蓄電池11からの直流電力を昇圧又は降圧して第1インバータ1に供給することができる。
なお、DCリンクシステムとは、太陽電池10a,10b、蓄電池11等からの電力を直流電力のままリンクさせ、一つのインバータを使って交流電力に変換し負荷に供給するシステムである。従来のように分散電源ごとに出力をインバータで変換する必要がないため変換ロスが少なく効率の向上が見込める他、システムが簡素になりコストダウンが実現できる。また直流電力をリンクさせるので電力の制御も容易になる等の利点がある。
第1インバータ1は、太陽電池10a,10b、及び蓄電池11からの電圧変換後の電力を、負荷26に対応した電力に変換する。本実施形態において、第1インバータ1は、太陽電池10a,10b、及び蓄電池11からの電圧変換後の電力を交流100Vに変換する。交流100Vに変換された電力は、スイッチ4a又はスイッチ4b、及び電流センサ23を経由して、分電盤24に接続された負荷26に供給される。また、第1インバータ1は、双方向インバータであり、商用電源系統20、燃料電池25等からの交流電力を直流電力に変換して、蓄電池11に充電することも可能である。なお、本実施形態において、第1インバータ1の定格出力電力は、約6kWである。
第2インバータ2は、燃料電池25に対して起動電力を供給するために設けたインバータである。燃料電池25は、後述するように、商用電源系統20及び太陽電池10a、10bからの電力供給が停止した場合においても、蓄電池11からの少量の電力供給により起動して発電を開始しなければならない。この燃料電池25の起動に要する電力は、例えばある固体酸化物形燃料電池の場合には、約200Wである。一方、電力供給機器に一般に用いられているインバータの定格出力電力は数kW程度と大きい。そして、インバータの定格出力電力に対して実際の出力電力が小さくなるほど、インバータにおける変換効率が低下することが知られている。これは、負荷において電力が消費されない場合でも、インバータのスイッチング動作により電力が消費されるからである。従って燃料電池25の起動に要する200Wの交流電力を、一般的な電力供給機器向けインバータにより供給した場合、変換効率が例えば70〜80%程度にまで低下することがある。
そこで本実施形態では、負荷26等に電力を供給するための第1インバータ1に加えて、燃料電池25を起動させるための第2インバータ2を別途設けている。この第2インバータ2の定格出力電力は、例えば約300Wとすることができる。このように、第2インバータ2の定格出力電力を、燃料電池25の起動に必要な電力値に近づけておくことにより、動作時の第2インバータ2の変換効率を向上させることができる。これにより、燃料電池25の起動時における蓄電池11に充電された電力の使用量を減らすことができる。すなわち、燃料電池25の起動のために蓄電池11にあらかじめ蓄えておくべき充電量を減らすことができる。
スイッチ4a〜4cはそれぞれ、連系運転スイッチ4a、自立運転スイッチ4b及び燃料電池起動スイッチ4cである。スイッチ4a〜4cはリレー、トランジスタなどにより構成され、制御部7からの制御信号に基づきオン/オフ状態の切り替えを行うように構成される。
連系運転スイッチ4aは、分散型電源(太陽電池10a,10b及び蓄電池11)と、商用電源系統20との連系のオン/オフを切り替えるスイッチである。すなわち、連系運転スイッチ4aがオンの時は、分散型電源の出力をまとめて商用電源系統20と連系する。また、連系運転スイッチ4aがオフの時は、分散型電源の出力はいずれも商用電源系統20から解列し、商用電源系統20とは連系しない。なお、後述するように電力供給機器101外に配置された連系運転スイッチ22についても、連系運転スイッチ4aと連動してオン/オフ制御される。
自立運転スイッチ4bは、分散型電源(太陽電池10a,10b及び蓄電池11)が商用電源系統20と連系していない場合に、分散型電源の出力を負荷26に供給するための経路を閉じるスイッチである。すなわち、自立運転スイッチ4bは、連系運転スイッチ4aがオフ状態となり分散型電源が商用電源系統20から解列されている場合にオン状態となり、分散型電源の出力を負荷26に供給して自立運転を行わせる。
燃料電池起動スイッチ4cは、自立運転時において、燃料電池25の起動時にオン制御されるスイッチである。上述のように、消費電力が僅か200Wの燃料電池25の起動時に第1インバータ1経由で起動電力を供給すると、インバータにおける変換効率が著しく低下する。そこで、燃料電池25の起動時にのみ燃料電池起動スイッチ4cをオンすると共に自立運転スイッチ4bをオフ状態として、第2インバータ2経由で起動電力を供給する。第2インバータ2は、上述のように、燃料電池25の起動電力を供給するために設けられたインバータであり、定格出力電力は約300Wと小さく設計されている。従って、第2インバータ2を用いることにより燃料電池25の起動電力(本実施形態では約200W)を供給する際の変換効率が改善する。
なお、スイッチ4b、4cの切り替えは、両スイッチが同時にオンされている状態を経由して行われる。すなわち、通常の自立運転状態から燃料電池25の起動へと移行する際には、制御部7は、燃料電池起動スイッチ4cをオン状態とした後に、自立運転スイッチ4bがオフ状態となるように制御を行う。また、制御部7は、燃料電池25の起動が終了して通常の自立運転状態に戻る際には、自立運転スイッチ4bをオン状態とした後に、燃料電池起動スイッチ4cをオフ状態とする。これは、スイッチ4b、4cの双方が一時的にオフの状態になると、燃料電池25における発電電力を受け入れる機器が未接続の状態となり、電圧の異常上昇等のおそれが生じる為である。
電流センサ5a,5bは、それぞれ第1インバータ1及び第2インバータ2を流れる電流を検出するためのセンサである。なお、電流センサ5a,5bは、CT(Current Transformer)など、任意の電流センサにより構成することができる。制御部7は、電流センサ5a,5bが検出した結果を通信により取得することができる。
擬似電流生成回路6は、燃料電池25と接続された電流センサ23に対して、順潮流方向の擬似電流を検出させるための回路である。なお、ここでいう順潮流方向とは、商用電源系統20から燃料電池25へと向かう方向をいう。
日本国内においては、燃料電池25の発電電力は売電することができない。そこで、燃料電池25は、商用電源系統20と燃料電池25との間に設置された電流センサ23の出力を監視し、この電流センサ23が順潮流方向の電流を検出している間は、発電電力が商用電源系統20に逆潮流していないと判断して発電を継続するように構成されている。
そこで本実施形態では、擬似電流生成回路6を用いて電流センサ23に擬似的な順潮流方向の電流を検出させるように構成する。この構成により、燃料電池25から蓄電池11に充電を行う場合に、電流センサ23に流れる逆潮流方向の電流を打ち消す為の順潮流方向の擬似電流を検出させる。そして、電流センサ23に逆潮流方向の電流が流れても、燃料電池25の発電を継続させることができる。
擬似電流生成回路6は、例えば、リング状の電流センサ23に対して、コイルを数ターン巻回し、そのコイルに所定の電流を流すように構成することができる。擬似電流生成回路6への電源供給は、例えば蓄電池11からの出力電力を用いることができる。また、制御部7が擬似電流生成回路6と通信を行い、擬似電流のオン/オフ制御、及び擬似電流量を制御可能に構成することができる。
制御部7は、電力供給機器101内のスイッチ4a〜4c、擬似電流生成回路6等と通信を行い、これらのデバイスの制御を行う。なお、本実施形態において、制御部7が各構成要素を制御するための制御信号の経路を図1に破線で示したが、この制御信号の伝送は有線による通信を用いてもよいし、無線通信を用いてもよい。また、制御部7は、ハードウエアで構成してもよいし、CPUによりプログラムを実行させることにより機能を実現してもよい。
太陽電池10a,10bは太陽光のエネルギーを直流電力に変換するものであり、例えば光電変換セルを多数直列に接続し、太陽光が照射されたときに所定の電流を出力するように構成される。本実施形態において電力供給機器101に接続される太陽電池10a,10bには、例えばシリコン系多結晶太陽電池を使用することができるが、この態様に限定されるものではない。太陽電池10a,10bは、シリコン系単結晶太陽電池、あるいはCIGS等の薄膜太陽電池等、光電変換可能なものであればよい。
蓄電池11は、商用電源系統20、燃料電池25等から第1インバータ1を経由して供給された直流電力を充電するための電池である。また、蓄電池11は、停電、天候不良等により商用電源系統20、太陽電池10a,10bから電力供給が受けられない場合に、負荷26等に電力供給を行う。蓄電池11は、例えばリチウムイオン電池を用いることが好ましいが、ニッケル水素電池等の他の種類の蓄電池も使用することができる。
電流センサ21は、商用電源系統20と連系運転スイッチ4aとの間に設置され、電力供給機器101から商用電源系統20への逆潮流を検出するためのセンサである。先述のように、日本国内においては、再生可能エネルギーではない、蓄電池11及び燃料電池25からの電力は、売電することができない。そのため、電力供給機器101の制御部7が電流センサ21における検出電流を監視し、太陽電池10a,10b以外の電力が商用電源系統20側に逆潮流しないように制御を行う。なお、この電流センサ21は、CT(Current Transformer)など、任意の電流センサにより構成することができる。
連系運転スイッチ22は、先述のように連系運転スイッチ4aと連動して切り替えられる。連系運転スイッチ22の切り替え制御は、制御部7からの制御信号により行ってもよいし、連系運転スイッチ4aに対する制御信号を分岐させて連系運転スイッチ22に供給するように構成してもよい。
電流センサ23は先述のように燃料電池25と接続され、燃料電池25により出力電流が監視される。そして、燃料電池25は、電流センサ23が、順潮流方向の電流を検出する間は発電を行う。電流センサ23についても、他の電流センサと同様に任意の電流センサにより構成することができる。
分電盤24は、連系運転時に商用電源系統20から供給される電力を複数の支幹に分岐させて負荷26に分配する。また、分電盤24は、複数の分散型電源(太陽電池10a,10b、蓄電池11、燃料電池25)から供給される電力を、複数の支幹に分岐させて負荷26に分配する。
燃料電池25は、ガスの電気化学反応により電気を発生させるものであり、使用する電解質の種類又は反応温度等によって分類することができる。反応温度が300度以下の低温タイプには、固体高分子形(PEFC)、リン酸形(PAFC)などがあり、高温タイプには、溶融炭酸塩形(MCFC)、固体酸化物形(SOFC)などがある。この中で、固体酸化物形は、運転温度が高いために排熱が利用し易く、高い発電効率が得られるなどの特徴がある。本実施形態においても、この固体酸化物形(SOFC)燃料電池を用いることができる。
燃料電池25は、水素と空気中の酸素との化学反応により直流の電力を発電するセルと、発電された直流電力を100Vあるいは200Vの交流電力に変換するインバータと、その他補機類とを備える。すなわち、燃料電池25は、電力変換器を介さずとも負荷26に対する交流電力の供給を可能とするシステムであり、必ずしも電力変換器との接続を想定して設計されたものではなく、汎用性を有するシステムであってよい。
負荷26は、家庭で使用される単相交流100V又は200Vで動作する負荷である。負荷26の例としては、冷蔵庫、非常用電灯、給湯システム又は家庭用ネットワークサーバなどの停電を極力回避すべき電気製品の他、ドライヤー、家庭用ゲーム機又は音楽鑑賞用オーディオシステムなどの家庭用一般負荷などが挙げられる。
なお、本実施形態においては、接続する負荷26として日本国内で使用可能な電気機器を想定して記載したが、日本国外で使用可能な電気機器の使用も考慮して適宜変更をなし得る。例えば、交流220〜240Vを出力可能なインバータを配置し、アジア、オセアニア及びヨーロッパ地域で使用可能な電気機器を接続可能に構成することも可能である。また、業務用の冷蔵庫、エアコン、又は工場でのモータ駆動等には三相3線200Vがよく用いられるため、三相200Vに変換するためのインバータを配置してもよい。
次に、本実施形態に係る電力供給システム100の具体的な制御例について図2以降を用いて具体的に説明する。
(連系運転時の制御)
図2は、本実施形態に係る電力供給システム100の連系運転時における制御例である。この制御例において、電力供給システム100の各スイッチは、連系運転スイッチ4a,22がオン、自立運転スイッチ4b及び燃料電池起動スイッチ4cがオフに制御される。また、制御部7は、擬似電流がオフとなるように擬似電流生成回路6の制御を行う。なお、図2における太い実線は電力の流れを表す。図3,5,7,8においても同様とする。
連系運転時には、太線矢印で示すように、商用電源系統20から交流100V(又は交流200V)が供給されて、負荷26に給電される。また、太陽電池10a,10bからの直流電力は、第1インバータ1で交流電力に変換されて負荷26に給電される。電力供給機器101は、蓄電池11の充電が完了していない場合、商用電源系統20又は太陽電池10a,10bからの電力を蓄電池11に充電する。
また、図示していない制御例として、電力供給機器101は、太陽電池10a,10bの発電電力を交流電力に変換して商用電源系統20に逆潮流し、余剰電力を売電することができる。また、燃料電池25は、電流センサ23において検出される順潮流方向の電流に応じて発電を行い、商用電源系統20から購入する電力を減少させるように動作させることができる。
(自立運転時の放電制御)
図3は、本実施形態に係る電力供給システム100の自立運転時における蓄電池11の放電動作の例を示す。自立運転時とは、停電等の理由により商用電源系統20が分散型電源から解列されている状態をいう。また、図3の例では、太陽電池10a,10b、及び燃料電池25からの電力供給も停止していることを想定している。この制御例において、電力供給システム100の各スイッチは、連系運転スイッチ4a,22がオフ、自立運転スイッチ4bがオン、燃料電池起動スイッチ4cがオフ状態となるように制御が行われる。また、制御部7は、擬似電流がオフとなるように擬似電流生成回路6の制御を行う。
図3に示す自立運転時には、太線矢印で示すように、商用電源系統20からの電力供給は停止され、蓄電池11からの直流の放電電力が第1インバータ1において交流100V(又は交流200V)に変換され、負荷26に給電されている。しかし、蓄電池11に充電されている電力量は限られており、燃料電池25等の発電装置を起動させて、蓄電池11及び負荷26に対して電力供給を行う必要がある。
なお、制御部7は、連系運転時・自立運転時を問わず蓄電池11における充電量を管理しており、燃料電池25を起動させるために必要な電力量が常に蓄電池11に蓄えられるように制御を行う。
また、図3において、電流センサ23では順潮流方向の電流が検出されているため、燃料電池25が発電可能状態であれば、太い破線で示すように燃料電池25は発電を開始して、負荷26に電力の供給を行う。
(自立運転時の燃料電池25の起動制御)
図4は、自立運転時において、燃料電池25を起動させる為の制御フローを示す図である。この制御フローは、例えば図3に示したように、電力供給システム100が自立運転時であり、第1インバータ1経由で負荷26等に電力供給が行われている状態から開始する(ステップS101)。
制御部7は、燃料電池25の起動時の動作が既に完了し、発電可能な状態であるか否かを判定する(ステップS102)。この発電可能であるか否かの判定は、例えば、制御部7が、擬似電流生成回路6の制御を行い、電流センサ23に順方向の擬似電流を検出させた時の第1インバータ1に流れる電流の向きの変化により判定することができる。すなわち、図3の状態において、燃料電池25が発電可能である場合には、上述のように燃料電池25は発電を開始し、負荷26に電力供給を行う。しかし、燃料電池25は、電流センサ23が順潮流を検出している間のみ発電を行うため、燃料電池25が発電を開始しても第1インバータ1を流れる電流の向きが変化することはなく、燃料電池25から蓄電池11に向かって電力が供給されることはない。しかし、擬似電流生成回路6により電流センサ23に順潮流方向の擬似電流を検出させると、燃料電池25が蓄電池11に電力を供給する状態、すなわち、電流センサ23を流れる電流が逆潮流になっても、電流センサ23は擬似電流を検出することにより順調流を検出し続ける。従って、燃料電池25が発電を停止することはないため、第1インバータ1を流れる電流の向きはやがて逆方向に変化する。
以上のように、燃料電池25が発電可能状態にある場合には、電流センサ23に擬似電流を検出させることにより、第1インバータ1を流れる電流の向きが変化する。この電流の向きの変化を電流センサ5aによって検出することにより、制御部7は、燃料電池25が発電可能状態にあるかどうかを判定することができる。
制御部7は、ステップS102において燃料電池25が発電可能状態にあると判定すると、擬似電流の生成を継続したまま、図4の制御フローを終了する。これにより、燃料電池25から負荷26への電力供給を行いつつ、蓄電池11への充電を行うことが可能となる。
一方、ステップS102において、燃料電池25の起動時の動作が完了しておらず、燃料電池25が発電可能状態にないと判定すると、制御部7は、負荷26における消費電力が所定の閾値未満であるか否かを判定する(ステップS103)。
制御部7は、ステップS103において、負荷26における消費電力が所定の閾値未満であると判定すると、使用するインバータを第1インバータ1から第2インバータ2へと切り替えを行う(ステップS105)。なお、ここでいう所定の閾値は、例えば燃料電池25の起動時に必要とされる電力(本実施形態では200W)と比較して少なくとも1桁小さく、ゼロに近い消費電力値とすることができる。この切り替えに際しては、制御部7は、まず第2インバータ2と直列に接続された燃料電池起動スイッチ4cをオン状態とし、次に第1インバータ1と直列に接続された自立運転スイッチ4bをオフ状態とする。なお、先述のようにスイッチ4b、4cの切り替えは、両スイッチが同時にオンされている状態を経由して行われる。
一方、ステップS103において、負荷26における消費電力が所定の閾値未満でないと判定すると、制御部7は、負荷26の使用を停止するように利用者に通知する(ステップS104)。本実施形態において、燃料電池25の起動に一定時間(2時間程度)を要することを想定しており、この起動の間も負荷26により多くの電力が消費されると、蓄電池11から燃料電池25の起動に必要な電力を供給できなくなるおそれがあるからである。なお、この通知は例えば電力供給機器101の表示部に表示したり、音声による通知等により行われ、負荷26における消費電力が所定の閾値未満になるまで継続される。
ステップS105において第2インバータ2への切り替えが完了すると、制御部7は、蓄電池11から燃料電池25に対して、第2インバータ2経由で電力の供給を行わせる(ステップS106)。この時の電力供給システム100の状態を図5に示す。
図5は、燃料電池25の起動時における、蓄電池11から燃料電池25への給電動作の一例を示す図である。図5の燃料電池起動時において、制御部7は、連系運転スイッチ4a、及び自立運転スイッチ4bがオフ状態、燃料電池起動スイッチ4cがオン状態となるように制御を行う。また、制御部7は、擬似電流がオフとなるように擬似電流生成回路6の制御を行う。燃料電池25の起動時には、ステップS103及びS104により、負荷26における消費電力が所定の閾値以下になっており、燃料電池25への給電は、第1インバータ1よりも定格出力電力が小さい第2インバータ2経由で行われる。この切り替えにより、先述のように、燃料電池25起動時における消費電力が電力供給機器101の通常動作時より少ない場合でも、インバータにおける変換効率を高く維持することができ、燃料電池25の起動に要する電力を低く抑えることができる。
ステップS106において燃料電池25への給電を開始すると、制御部7は、定期的に、燃料電池25の起動時の動作が完了し発電可能状態になったか否かを判定する(ステップS107)。この判定動作の一例を、図6に示す。
図6(a)は、擬似電流生成回路6により生成された擬似電流波形を時間軸上に示したものである。また、図6(b)及び(c)は、それぞれ、電流センサ5a及び5bの電流検出出力の波形を、図6(a)と同一の時間軸上に示したものである。なお、図6(b)及び(c)において、検出電流の極性は、燃料電池25から蓄電池11へと電流が流れる方向をプラス方向としている。
制御部7は、図6(a)に示すように、時刻t1、t2、及びt3において、擬似電流生成回路6の制御を行い、順潮流方向の擬似電流を電流センサ23に検出させている。このとき、時刻t1及びt2においては電流センサ5bの出力は、マイナス方向に一定値となっている。これは、図5における、蓄電池11から燃料電池25に電力供給が行われている状態を表しており、電流センサ23に擬似電流を検出させても、燃料電池25が発電を開始していないことを示している。
これに対して、時刻t3においては、擬似電流の検出に伴い、電流センサ5bが検出する電流の方向に変化が見られ、燃料電池25から蓄電池11に向かう方向の電流が検出されている。これは、時刻t3において燃料電池25の燃料電池セルが発電可能な状態になっており、電流センサ23に順潮流方向の擬似電流が流れることにより、燃料電池25は発電を開始して良いと認識して、発電を開始する。
図6の時刻t3における電力供給システム100の状態を図7に示す。図5と同様に、連系運転スイッチ4a、及び自立運転スイッチ4bがオフ状態、燃料電池起動スイッチ4cがオン状態となるように制御されている。但し、時刻t3においては、制御部7は擬似電流がオン状態となるように擬似電流生成回路6の制御を行っており、発電可能状態にある燃料電池25は、発電を開始し、第2インバータ2を経由して蓄電池11に充電を行う。また、燃料電池25は、必要に応じて負荷26に対しても発電電力を供給する。
なお、燃料電池25が発電を開始するのに必要な擬似電流値は、燃料電池25ごとに異なり得る。電力供給機器101は、燃料電池25ごとに必要な擬似電流値をあらかじめ設定し、又は事前確認により検出して、その擬似電流値になるように擬似電流生成回路6の制御を行う。
ステップS107において、燃料電池25が発電可能な状態になると、制御部7は、蓄電池11から燃料電池25への給電を停止し、インバータを第1インバータ1へと切り替える(ステップS108)。この第2インバータ2から第1インバータ1への切り替えについても、自立運転スイッチ4bと燃料電池起動スイッチ4cが共にオンとなる状態を経由して切り替えが行われる。
ステップS108において、第1インバータ1への切り替えが完了すると、制御部7は電流センサ23に擬似電流を検出させて、燃料電池25に継続的な発電を行わせる(ステップS109)。これにより図4の制御フローは終了する。
図8は、図4の制御フロー終了後に、燃料電池25から蓄電池11に充電を行っている状態を示す図である。連系運転スイッチ4a、及び燃料電池起動スイッチ4cがオフ状態、自立運転スイッチ4bがオン状態となるように制御されており、第1インバータ1経由で燃料電池25からの発電電力が蓄電池11に供給される。制御部7は擬似電流がオン状態となるように擬似電流生成回路6の制御を行う。これにより、電流センサ23には実際には逆潮流の電流が流れているにも関わらず、燃料電池25は発電を継続して行うことができる。
本実施形態では、図7に示す発電可能か否かの判定時と、図8に示す発電動作時とでは、電流センサ23に流すべき擬似電流値が異なることに留意すべきである。すなわち、図7においては、燃料電池25からの発電電力が第2インバータ2経由で蓄電池11に供給されるため、発電電力が電流センサ23を流れることが無い。従って、擬似電流生成回路6は、電流センサ23が順潮流を検出するための最低限の擬似電流を供給すれば足りる。一方、図8においては、燃料電池25からの発電電力が第1インバータ1経由で蓄電池11に供給されるため、発電電力が電流センサ23を経由して流れることになる。従って、擬似電流生成回路6は、発電電力による逆潮流を打ち消すだけの擬似電流を電流センサ23に供給する必要がある。
なお、本実施形態では、自立運転時に蓄電池11に電力供給する発電装置として、燃料電池25を一例として記載したが、この例示には限定されない。起動時に外部から電力供給が必要となるあらゆる発電装置に適用が可能である。
また、本実施形態においては、燃料電池25の起動時のみ、定格出力電力が小さい第2インバータ2経由で電力を供給するように構成したが、この態様には限定されない。負荷26における消費電力が小さい場合に、第2インバータ2経由で負荷26に電力を供給するように構成しても良い。
以上述べたように、本実施形態によれば、燃料電池25を起動する際に、専用の第2インバータ2経由で起動電力を供給するように構成した。これにより、起動時の燃料電池25の消費電力に適した仕様のインバータを用いるので、起動時の消費電力の浪費を低減させることができる。
また、本実施形態によれば、燃料電池25の起動の為の第2インバータ2の定格出力電力を、分散型電源から負荷26への供給電力を変換する第1インバータ1の定格出力電力よりも小さく設定した。この構成により、燃料電池25の起動に要する電力が、想定されている負荷26の消費電力より小さい場合においても、インバータの変換効率が最適となる動作点で用いることができる。このため、燃料電池25の起動時における消費電力の浪費を低減させることができる。
また、本実施形態によれば、燃料電池25の起動に必要な電力量を常に蓄電池11に維持するように制御を行うので、急に停電が発生したような場合においても、燃料電池25を安定に起動させて電力供給を行うことが可能となる。
また、本実施形態によれば、商用電源系統20と燃料電池25との間に配置された電流センサ23に順潮流方向の擬似電流を検出させ、擬似電流の有無と燃料電池25からの電流の向きとの関係から燃料電池25が発電可能であるか否かを判定するように構成した。これにより、燃料電池25と通信等を行うことなく、燃料電池25の状態を認識することができる。
また、本実施形態によれば、電流センサ23に順潮流方向の擬似電流を検出させることにより、電流センサ23に逆潮流方向の電流が流れている場合においても、燃料電池25に継続して発電させることができる。
本発明を諸図面及び実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形又は修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形又は修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部及びステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
1 第1インバータ
2 第2インバータ
3a〜3c 電圧変換器
4a 連系運転スイッチ
4b 自立運転スイッチ
4c 燃料電池起動スイッチ
5a,5b 電流センサ
6 擬似電流生成回路
7 制御部
10a,10b 太陽電池
11 蓄電池
20 商用電源系統
21,23 電流センサ
22 連系運転スイッチ
24 分電盤
25 燃料電池(発電装置)
26 負荷
100 電力供給システム
101 電力供給機器

Claims (6)

  1. 蓄電池を含む分散型電源からの直流電力を交流電力に変換する第1インバータと、
    該第1インバータよりも定格出力電力が小さく、前記蓄電池からの直流電力を、発電装置を起動する交流電力に変換するための第2インバータと、
    商用電源系統と解列した自立運転時において、前記発電装置の起動時に前記第2インバータを前記発電装置と接続し、前記発電装置の発電時に前記第1インバータを前記発電装置と接続し前記第1インバータ経由で前記蓄電池に発電電力を供給する制御部と
    を備えた、電力供給機器。
  2. 前記電力供給機器は、前記商用電源系統と連系して負荷に電力供給を行う機器であって、
    前記制御部は、前記商用電源系統と解列した自立運転時に、前記第2インバータを前記発電装置と接続する、請求項1に記載の電力供給機器。
  3. 前記制御部は、少なくとも前記発電装置の起動に要する電力を前記蓄電池に充電するように制御を行う、請求項1又は2に記載の電力供給機器。
  4. 前記発電装置は、前記商用電源系統と該発電装置との間に配置された電流センサが順潮流の電流を検出する間発電を行い、
    前記制御部は、前記第2インバータで前記発電装置を起動しており、前記電流センサが検出する順潮流の電流を擬似電流生成回路で発生させた時に前記第2インバータを流れる電流の向きの変化を検出して、前記発電装置が発電可能か否かを判定する、請求項2に記載の電力供給機器。
  5. 蓄電池を含む分散型電源からの直流電力を、第1インバータにより交流電力に変換するステップと、
    前記蓄電池からの直流電力を、前記第1インバータよりも定格出力電力が小さい第2インバータにより、発電装置を起動する交流電力に変換するステップと、
    商用電源系統と解列した自立運転時において、前記発電装置の起動時に前記第2インバータを前記発電装置と接続するステップと、
    前記商用電源系統と解列した自立運転時において、前記発電装置の発電時に前記第1インバータを前記発電装置と接続し前記第1インバータ経由で前記蓄電池に発電電力を供給するステップと
    を含む電力供給方法。
  6. 発電装置と、
    蓄電池と、
    前記蓄電池を含む分散型電源からの直流電力を交流電力に変換する第1インバータと、該第1インバータよりも定格出力電力が小さく、前記蓄電池からの直流電力を前記発電装置を起動する交流電力に変換するための第2インバータと、商用電源系統と解列した自立運転時において、前記発電装置の起動時に前記第2インバータを前記発電装置と接続し、前記発電装置の発電時に前記第1インバータを前記発電装置と接続し前記第1インバータ経由で前記蓄電池に発電電力を供給する制御部とを有する電力供給機器と
    を備えることを特徴とする電力供給システム。
JP2014197135A 2014-09-26 2014-09-26 電力供給機器、電力供給方法、及び電力供給システム Active JP6475945B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014197135A JP6475945B2 (ja) 2014-09-26 2014-09-26 電力供給機器、電力供給方法、及び電力供給システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014197135A JP6475945B2 (ja) 2014-09-26 2014-09-26 電力供給機器、電力供給方法、及び電力供給システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016073017A JP2016073017A (ja) 2016-05-09
JP6475945B2 true JP6475945B2 (ja) 2019-02-27

Family

ID=55867554

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014197135A Active JP6475945B2 (ja) 2014-09-26 2014-09-26 電力供給機器、電力供給方法、及び電力供給システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6475945B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020255351A1 (ja) 2019-06-20 2020-12-24 東芝三菱電機産業システム株式会社 直流直流変換システムおよび太陽光発電システム

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108417863B (zh) * 2018-02-08 2020-12-15 广东国鸿氢能科技有限公司 一种燃料电池启动控制方法及装置
JP7113693B2 (ja) * 2018-07-31 2022-08-05 大阪瓦斯株式会社 電力供給システム
JP2021125988A (ja) * 2020-02-06 2021-08-30 東京瓦斯株式会社 分散型電源装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3469678B2 (ja) * 1995-05-30 2003-11-25 三洋電機株式会社 直流電源システム
JPH0919083A (ja) * 1995-06-27 1997-01-17 Japan Storage Battery Co Ltd 分散形電源装置
JPH0946912A (ja) * 1995-08-01 1997-02-14 Japan Storage Battery Co Ltd 分散形電源装置
JP4570245B2 (ja) * 2000-12-27 2010-10-27 シャープ株式会社 分散電源システム
JP2002374628A (ja) * 2001-06-14 2002-12-26 Isuzu Motors Ltd 逆潮流防止機能を備えたコージェネレーションシステム
JP5372313B2 (ja) * 2006-02-03 2013-12-18 Jx日鉱日石エネルギー株式会社 燃料電池装置を有する電源システム
JP4868883B2 (ja) * 2006-02-23 2012-02-01 Jx日鉱日石エネルギー株式会社 燃料電池を用いた非常電源システム、及び分電盤
JP2008022650A (ja) * 2006-07-13 2008-01-31 Univ Of Tsukuba 自立運転支援装置及び電源システム
JP2011015501A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Panasonic Electric Works Co Ltd 配電システム
JP5452422B2 (ja) * 2009-10-29 2014-03-26 田淵電機株式会社 パワーコンディショナ
JP5268973B2 (ja) * 2010-03-08 2013-08-21 株式会社正興電機製作所 電力供給システム、電力供給方法及び制御装置
CN102474104B (zh) * 2010-03-15 2014-11-05 株式会社正兴电机制作所 电力供给系统、电力供给方法、程序、记录介质及电力供给控制装置
BR112013031623B1 (pt) * 2011-06-09 2020-04-28 Toshiba Mitsubishi Elec Ind sistema de fonte de alimentação ininterrupta
JP5914821B2 (ja) * 2011-12-15 2016-05-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 電力供給システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020255351A1 (ja) 2019-06-20 2020-12-24 東芝三菱電機産業システム株式会社 直流直流変換システムおよび太陽光発電システム
US11502539B2 (en) 2019-06-20 2022-11-15 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial Systems Corporation DC/DC converter system and photovoltaic system

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016073017A (ja) 2016-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6480096B2 (ja) 電力制御システム、電力制御装置、電力制御システムの制御方法
JP6289661B2 (ja) 電力供給機器、電力供給システム及び電力供給機器の制御方法
US9583943B2 (en) Power supply system, power distribution apparatus, and power control method
JP6174410B2 (ja) 電力制御装置、電力制御方法、および電力制御システム
JP2014212656A (ja) 電力制御システム、電力制御装置、電力制御システムの制御方法
JP6158628B2 (ja) 電源機器判定装置、電源機器判定方法及び電力変換装置
JP6475945B2 (ja) 電力供給機器、電力供給方法、及び電力供給システム
JP2014011057A (ja) 固体高分子形燃料電池システム
JP2017118598A (ja) 電力供給システム
JP2016092850A (ja) 電力供給システムの制御方法、電力供給機器及び電力供給システム
JP6216066B2 (ja) 電力制御システムの制御方法、電力制御システム、及び電力制御装置
JP6704479B2 (ja) 電力供給システム、電力供給機器及び電力供給システムの制御方法
JP6694930B2 (ja) 電力制御システムの制御方法、電力制御システム、及び電力制御装置
JP6410567B2 (ja) 電力供給システム、起動制御装置及び電力供給システムの制御方法
JP2018081929A (ja) 電力制御装置、電力制御装置の制御方法および電力制御装置の制御プログラム
JP2015076966A (ja) 燃料電池を用いた電源システムの制御装置、並びに燃料電池を用いた電源システム及びその制御方法
JP2015084625A (ja) 電力供給システム及び電力供給方法
JP2019033601A (ja) 分散型電源システム
JP6476240B2 (ja) 電力制御装置、電力制御装置の制御方法および電力制御装置の制御プログラム
JPWO2017073076A1 (ja) 電力制御システム及び電力制御システムの制御方法
JP6199794B2 (ja) 電力制御システム、電力制御システムの制御方法、及び電力制御装置
JP2015136258A (ja) 電力制御装置、電力制御装置の制御方法および電力制御システム
JP6174477B2 (ja) 電力制御装置、電力制御装置の制御方法および電力制御装置の制御プログラム
JP6276036B2 (ja) 電力制御装置、電力制御装置の制御方法および電力制御装置の制御プログラム
JP6629694B2 (ja) 電力制御装置及びその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170524

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180320

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180710

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180907

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181016

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190204

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6475945

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150