JP2015084625A - 電力供給システム及び電力供給方法 - Google Patents

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Abstract

【目的】商用電力電源から電力が供給される通常時の他に、商用電源の停電時においても燃料電池装置と蓄電装置を十分に活用することが可能なシステムを提供する。【構成】電力供給システム100は、商用電力供給ラインに第1の発電ラインが接続され、燃料を用いて発電する燃料電池装置10と、商用電力供給ライン及び燃料電池装置から供給される電力を蓄電する蓄電装置30と、商用電力供給ライン、燃料電池装置及び蓄電装置に接続され、商用電力供給ライン及び燃料電池装置から供給される電力を負荷装置側および蓄電装置に供給すると共に、蓄電装置に蓄電された電力を負荷装置側に出力する双方向インバータ装置20と、双方向インバータ装置の負荷装置側に配置された電力使用量検出器62と、を備え、燃料電池装置の第2の発電ラインが双方向インバータ装置の負荷装置側に接続されたことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、電力供給システム及び電力供給方法に関し、例えば、燃料電池と電力会社等から供給される系統電源(商用電力)とを組み合わせた電力供給システム及び電力供給方法に関する。
固体酸化物燃料電池(SOFC: Solid Oxide Fuel Cell)は、固体電解質型燃料電池とも呼ばれ、空気極で生成した酸化物イオン(O2−)が電解質を透過し、燃料極で水素あるいは一酸化炭素と反応することにより電気エネルギーを発生させている。そのため、水素だけではなく天然ガスなどを燃料として用いることが可能である。そのため、近年、SOFCを家庭用電力として用いることが検討されている。かかる燃料電池装置としては、商用電源に連系して使用されるものか、或いは可搬型発電システムとして商用電源とは別個に使用されるものが開発されている。商用電源に連系して使用される燃料電池装置では、商用電力ラインに流れる電力量を検出して、電力量に応じて自己が発電可能な範囲で発電して商用電力ラインに電力を流す。これにより、商用電源の使用電力量を低減させるというものである(特許文献1参照)。
一方、電力需要の少ない夜間に商用電源から双方向インバータを介して二次電池に蓄電し、電力需要が多い昼間に二次電池から双方向インバータを介して負荷側に放電することで、電力需要ピーク時の電力需要の平準化を図るという技術等も検討されている。
ここで、上述した商用電源に連系して使用される燃料電池装置にさらに蓄電装置(二次電池)を接続するシステムが検討されている。しかしながら、商用電力電源から電力が供給される通常時の他に、商用電源の停電時においても燃料電池装置と蓄電装置を十分に活用することが可能なシステムが確立されていないといった問題があった。
特開2007−179886号公報
そこで、本発明は、上述した問題点を克服し、商用電力電源から電力が供給される通常時の他に、商用電源の停電時においても燃料電池装置と蓄電装置を十分に活用することが可能なシステムを提供することを目的とする。
本発明の一態様の電力供給システムは、
商用電力供給ラインに第1の発電ラインが接続され、燃料を用いて発電する燃料電池装置と、
商用電力供給ライン及び燃料電池装置から供給される電力を蓄電する蓄電装置と、
商用電力供給ライン、燃料電池装置及び蓄電装置に接続され、商用電力供給ライン及び燃料電池装置から供給される電力を負荷装置側および蓄電装置に供給すると共に、蓄電装置に蓄電された電力を負荷装置側に出力する双方向インバータ装置と、
双方向インバータ装置の負荷装置側に配置された電力使用量検出器と、
を備え、
燃料電池装置の第2の発電ラインが双方向インバータ装置の負荷装置側に接続されたことを特徴とする。
また、双方向インバータ装置の商用電力供給ライン側に配置された第2の電力使用量検出器と、
燃料電池装置の第1の発電ラインと第2の発電ラインとを切り替える切り替えスイッチと、
をさらに備えると好適である。
また、蓄電装置として、電気自動車のバッテリ装置が用いられると好適である。
また、燃料電池装置として、固体酸化物燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)が用いられると好適である。
本発明の一態様の電力供給方法は、
供給される電力を負荷装置側および蓄電装置に供給する双方向インバータ装置に商用電力供給ラインから供給される第1の電力量を検出する工程と、
燃料電池装置を用いて、検出された第1の電力量に応じて発電して、第1の発電ラインを通じて商用電力供給ラインに電力を供給する工程と、
商用電力供給ラインからの電力供給が停止した状態で、蓄電装置から双方向インバータ装置を介して負荷装置側に供給される第2の電力量を検出する工程と、
商用電力供給ラインからの電力供給が停止した状態で、燃料電池装置の第1の発電ラインから、双方向インバータ装置の負荷装置側に接続される、燃料電池装置の第2の発電ラインに切り替える工程と、
燃料電池装置を用いて、検出された第2の電力量に応じて発電して、第2の発電ラインを通じて負荷装置側に電力を供給する工程と、
を備えたことを特徴とする。
本発明の一態様によれば、商用電源から電力が供給される通常時の他に、商用電源の停電時においても燃料電池装置と蓄電装置を十分に活用できる。
実施の形態1における電力供給システムの構成を示す構成図の一例である。 実施の形態1の比較例となる電力供給システムの構成を示す構成図の一例である。 実施の形態1における双方向インバータ装置の操作パネルの一例を示す図である。 実施の形態1における双方向インバータ装置の操作パネルの一例を示す図である。 実施の形態1における電力供給方法のタイムチャートの一例を示す図である。 実施の形態1における蓄電装置の一例を示す図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における電力供給システムの構成を示す構成図の一例である。図1(a)において、電力供給システム100は、燃料電池装置10、双方向インバータ装置20(V2H)、蓄電装置30、検出器60,62(CT)、切り替えスイッチ70、及び遮断スイッチ80(解列スイッチ)を備えている。系統電源(商用電源)50から電力が供給される商用電力供給ライン52(交流、例えば100V)は、遮断スイッチ80に接続される。系統電源50と遮断スイッチ80との間の商用電力供給ライン52には検出器60(第2の電力使用量検出器)と燃料電池装置10からの発電ライン12(第1の発電ライン)とが接続される。言い換えれば、検出器60は、双方向インバータ装置20の商用電力供給ライン52側に配置される。また、燃料電池装置10からの発電ライン12は、双方向インバータ装置20の商用電力供給ライン52側に接続される。
発電ライン12(交流)は商用電力供給ライン52と接点54において接続される。検出器60と発電ライン12の接続順序は検出器60が上流側(系統電源50側)に配置されると好適である。検出器60からの信号線16は、切り替えスイッチ70を介して信号線17に接続され、信号線17は、燃料電池装置10に接続される。発電ライン12は、切り替えスイッチ70を介して発電ライン13に接続され、発電ライン13は燃料電池装置10に接続される。
遮断スイッチ80の下流側(系統電源50とは逆側)は、商用電力供給ライン53(交流、例えば100V)によって、双方向インバータ装置20に接続される。双方向インバータ装置20の下流側(系統電源50とは逆側)は、例えば、家屋41内外の家庭用の電気機器等の負荷装置40に接続される。商用電力供給ライン53は、例えば、双方向インバータ装置20内部の接点24において分岐して電力供給ライン55と商用電力供給ライン56とに分かれる。そして、商用電力供給ライン56は、双方向インバータ装置20から例えば、家屋41内外の家庭用の電気機器等の負荷装置40に接続される。接点24において分岐された電力供給ライン55は双方向インバータ装置20内の双方向インバータ回路21に接続される。双方向インバータ装置20(双方向インバータ回路21)は、二次電池等の蓄電装置30に接続される。
燃料電池装置10は、例えば天然ガス等の燃料を用いて発電する。蓄電装置30は、商用電力供給ライン52,53及び/或いは燃料電池装置10から供給される電力を蓄電する。双方向インバータ装置20は、上述したように商用電力供給ライン52,53、燃料電池装置10及び蓄電装置30に接続され、内部の制御部22の制御のもと、商用電力供給ライン52,53及び燃料電池装置10から供給される電力を負荷装置40側および蓄電装置30に供給すると共に、蓄電装置30に蓄電された電力を負荷装置40側に出力する。
系統電源50から電力が供給される通常時には、遮断スイッチ80をON(閉)にして、系統電源50から供給される電力を負荷装置40と蓄電装置30に供給する。系統電源50から供給される電力による負荷装置40の電力消費量と蓄電装置30に充電される電力量との合計電力量を検出器60で検出して、燃料電池装置10は発電を開始する。燃料電池装置10は検出器60で検出された合計電力量に応じて発電する。燃料電池装置10内では、制御部11の制御のもと、発電量が検出器60で検出された合計電力量を超えないように制御される。検出器60で検出された合計電力量に応じて燃料電池装置10が発電することで、燃料電池装置10から系統電源50への逆潮を防止できる。
但し、燃料電池装置10の発電能力にも限界があるので、燃料電池装置10の発電能力の限界値を超える電力については系統電源50から供給される電力が使用されることになる。実施の形態1では、燃料電池装置10の発電能力の限界値までは、燃料電池装置10が発電した電力が優先して使用されると好適である。かかる構成により、系統電源50から供給される電力の消費量を小さく、或いは0(ゼロ)にできる。このように、燃料電池装置10からの発電ライン12の下流側に双方向インバータ装置20を介して蓄電装置30を接続することで、燃料電池装置10によって発電される電力のうち、負荷装置40の電力消費量を上回る余剰電力を蓄電装置30に充電することができる。双方向インバータ装置20は、交流電力を直流電力に変換して、蓄電装置30に充電する。
ここで、何らかの理由により系統電源50の停電が生じると、遮断スイッチ80をOFF(開)にして、系統電源50を解列し、今度はそれまで充電されていた蓄電装置30から電力が放電される。系統電源50を解列することで蓄電装置30から系統電源50への逆潮を防止できる。蓄電装置30から放電された電力は双方向インバータ装置20によって直流電力から交流電力に変換されて、負荷装置40に供給される。
図2は、実施の形態1の比較例となる電力供給システムの構成を示す構成図の一例である。図2の比較例では、検出器62、切り替えスイッチ70、発電ライン13,14、及び信号線17,18が無い点以外は図1と同様である。図2では、交流の各ラインを1本の線に簡略化して示している。図1(a)について上述しただけの状態は、図2に示す比較例と実質的に同様の構成となる。
しかし、図2に示す比較例と同様の構成のままでは、遮断スイッチ80によって系統電源50と共に燃料電池装置10もシステムから解列されてしまうので、停電時の燃料電池装置10の活用が困難になる。そこで、実施の形態1では、図1(a)に示すように、接点24と負荷装置40との間の商用電力供給ライン56に検出器62(電力使用量検出器、或いは第1の電力使用量検出器)と燃料電池装置10からの発電ライン14(第2の発電ライン)とが接続される。言い換えれば、検出器62は、双方向インバータ装置20の負荷装置40側に配置される。また、燃料電池装置10の発電ライン14が双方向インバータ装置20の負荷装置40側に接続される。
発電ライン14(交流)は商用電力供給ライン56と接点90において接続される。検出器62と発電ライン14の接続順序は検出器62が上流側(系統電源50側)に配置されると好適である。検出器62からの信号線18は、切り替えスイッチ70を介して信号線17に接続される。信号線17が、燃料電池装置10に接続されることは上述した通りである。発電ライン14は、切り替えスイッチ70を介して発電ライン13に接続される。発電ライン13が燃料電池装置10に接続されることは上述した通りである。
系統電源50から電力が供給される通常時には、図1(a)に示すように、切り替えスイッチ70内部において、検出器60からの信号線16が接続された接点74が、信号線17が接続された接点71に接続される(通常時モード)。そのため、通常時は、検出器60からの信号を燃料電池装置10は受信する。同時に、発電ライン12(交流)が接続された接点76,77が、発電ライン13が接続された接点72,73に接続される(通常時モード)。そのため、通常時は、燃料電池装置10によって発電され、出力される電力は、発電ライン12と通って、商用電力供給ライン52に供給される。
一方、系統電源50の停電時は、図1(b)に示すように、切り替えスイッチ70内部において、接点の切り替えが行われる。切り替えスイッチ70は、燃料電池装置の発電ライン12と発電ライン14とを切り替える。同時に、切り替えスイッチ70は、検出器60からの信号線16と検出器62からの信号線18とを切り替える。具体的には、以下のように動作する。検出器62からの信号線18が接続された接点75が、接点74から切り替わり、信号線17が接続された接点71に接続される(停電時モード)。そのため、停電時は、検出器62からの信号を燃料電池装置10は受信する。同時に、発電ライン14(交流)が接続された接点78,79が、接点76,77から切り替わり、発電ライン13が接続された接点72,73に接続される(停電時モード)。そのため、停電時は、燃料電池装置10によって発電され、出力される電力は、発電ライン14と通って、商用電力供給ライン56に供給される。
蓄電装置30から双方向インバータ装置20を介して供給される電力による負荷装置40の電力消費量を検出器62で検出して、燃料電池装置10は発電を開始する。燃料電池装置10は検出器62で検出された電力量に応じて発電する。燃料電池装置10内では、制御部11の制御のもと、発電量が検出器62で検出された電力量を超えないように制御される。検出器62で検出された電力量に応じて燃料電池装置10が発電することで、燃料電池装置10から双方向インバータ装置20への逆潮を防止できる。
但し、燃料電池装置10の発電能力にも限界があるので、燃料電池装置10の発電能力の限界値を超える電力については蓄電装置30から供給される電力が使用されることになる。実施の形態1では、燃料電池装置10の発電能力の限界値までは、燃料電池装置10が発電した電力が優先して使用されると好適である。かかる構成により、蓄電装置30から放電される電力の消費量を小さく、或いは0(ゼロ)にできる。
このように、双方向インバータ装置20の下流側に燃料電池装置10からの発電ライン14を接続することで、停電時についても燃料電池装置10によって発電される電力を利用できる。
なお、切り替えスイッチ70において、信号線と発電ラインとを連動して切り替えると好適である。これにより、一方を切り替え忘れることを防止できる。
かかる構成により、商用電源から電力が供給される通常時の他に、商用電源の停電時においても燃料電池装置と蓄電装置を十分に活用できる。
図3は、実施の形態1における双方向インバータ装置の操作パネルの一例を示す図である。図3の例では、操作パネルには、状態表示、電池情報、システム情報、及び操作スイッチが表示される。状態表示として、例えば、運転、通信、待機、充電、放電、異常の各表示ランプ、充電可能、放電可能、充電終了、放電終了、停電、及び異常停止の各表示ランプが示される。電池情報として、例えば、蓄電装置30の蓄電残量割合(SOC)等の電池情報が示される。システム情報として、例えば、双方向インバータ装置20からの出力電力、及び、双方向インバータ装置20への受電電力等の双方向インバータ装置20のシステム情報が表示される。操作スイッチとして、例えば、自動、充電、放電、自立、待機、等停止の各操作スイッチが示される。ここで、操作パネルは、タッチパネルで構成してもよいし、表示ランプや操作スイッチ等を配置した基板であってもよい。
図4は、実施の形態1における双方向インバータ装置の操作パネルの一例を示す図である。図4に示す番号は、図3に示す番号と対応する。例えば、「自動」操作スイッチを押すことで、双方向インバータ装置20の自動運転を開始する。例えば、「充電」操作スイッチを押すことで、双方向インバータ装置20から蓄電装置30への手動の充電動作を開始する。例えば、「放電」操作スイッチを押すことで、蓄電装置30から双方向インバータ装置20を介して商用電力供給ライン56への手動の放電動作を開始する。このように、双方向インバータ装置20では、自動運転および手動運転のいずれも実施できる。
図5は、実施の形態1における電力供給方法のタイムチャートの一例を示す図である。図5の例では、燃料電池装置10での最大発電量が、例えば、700Wとし、蓄電装置30からの放電量が、例えば、最大3000Wとする。
まず、系統電源50から電力を供給し、かかる電力が家庭内の負荷装置400と蓄電装置30に供給される。そして、蓄電装置30では充電を行う。負荷装置400では電力を消費する。
その後、供給される電力を負荷装置40側および蓄電装置30に供給する双方向インバータ装置20に商用電力供給ライン52から供給される電力量(第1の電力量)を検出する。具体的には、検出器60によって負荷装置400と蓄電装置30によって使用されている電力の合計を検出する。
検出器60の検出結果を受けて、燃料電池装置10が発電を開始する。燃料電池装置10は、検出された電力量(第1の電力量)に応じて発電して、発電ライン12を通じて商用電力供給ライン52に電力を供給する。これにより、系統電源50からの電力出力が減る。これにより、系統電源50の出力を「高」から「低」に減らすことができる。ここでは、まだ、蓄電装置30の充電が必要となり、燃料電池装置10の最大発電量700Wよりも大きな電力が供給される必要がある場合を示している。
かかる状態での動作の結果、途中で蓄電装置30の充電が完了する。蓄電装置30は、待機状態になる。負荷装置400の電力消費量が燃料電池装置10の最大発電量700Wよりも大きい場合、実線で示すように、燃料電池装置10だけでは電力需要を満たすことができないので、引き続き、系統電源50からの電力供給が続く。但し、同じ「低」状態であっても、系統電源50からの電力供給量は、蓄電装置30の充電に必要な電力が不要になった分だけ少なくできる。或いは、負荷装置400の電力消費量が燃料電池装置10の最大発電量700Wよりも小さい場合、点線で示すように、燃料電池装置10だけで電力需要を満たすことができるので、系統電源50からの電力供給はゼロになる。
その後、停電が発生する。これにより、系統電源50からの電力供給はゼロになる。そして、遮断スイッチ80をOFF(開)にすることによって系統電源50がシステムから解列される。かかる遮断スイッチ80の操作は自動制御であっても手動制御であっても構わない。停電により、系統電源50からの電力供給量はゼロになり、検出器60での検出量もゼロになる。かかる検出器60の検出結果(消費電力量)が燃料電池装置10に送信される。そのため、燃料電池装置10は、制御部11の制御のもと、発電を停止する。
一方、双方向インバータ装置20では、自動運転では自動で、手動運転では「放電」スイッチを押すことで、充電モードから放電モードへと切り替わる。これにより、蓄電装置30からの放電が開始される。ここでは、蓄電装置30からの放電量は、双方向インバータ装置20の制御部22によって制御され、負荷装置400の電力消費量に応じて放電される。
商用電力供給ライン52からの電力供給が停止した状態で、蓄電装置30から双方向インバータ装置20を介して負荷装置40側に供給される電力量(第2の電力量)を検出する。具体的には、検出器62によって負荷装置400の消費電力量を検出する。
その後、切り替えスイッチ70を通常時モードから停電時モードへと切り替える。切り替えスイッチ70の操作は自動制御であっても手動制御であっても構わない。これにより、商用電力供給ライン52からの電力供給が停止した状態で、燃料電池装置10の発電ライン12から、双方向インバータ装置20の負荷装置40側に接続される、燃料電池装置10の発電ライン14に切り替える。
また、切り替えスイッチ70の通常時モードから停電時モードへと切り替えにより、信号線18が燃料電池装置10に接続されるので、検出器62によって検出された負荷装置400の消費電力量(第2の電力量)は燃料電池装置10に送信される。
検出器62の検出結果(消費電力量)を受けて、燃料電池装置10が発電を開始する。燃料電池装置10は、検出された電力量に応じて発電して、発電ライン14を通じて負荷装置40側に電力を供給する。これにより、蓄電装置30からの電力出力が減る。これにより、蓄電装置30の出力を「高」から「低」に減らすことができる。負荷装置400の電力消費量が燃料電池装置10の最大発電量700Wよりも大きい場合、実線で示すように、燃料電池装置10だけでは電力需要を満たすことができないので、引き続き、蓄電装置30からの電力供給(放電)が続く。これにより、蓄電装置30の出力(放電)を「高」から「低」に減らすことができる。或いは、負荷装置400の電力消費量が燃料電池装置10の最大発電量700Wよりも小さい場合、点線で示すように、燃料電池装置10だけで電力需要を満たすことができるので、蓄電装置30からの電力供給はゼロになり、待機状態になる。
以上のように、燃料電池装置10によって発電された電力が、系統電源50および蓄電装置30に優先して使用される。但し、これに限るものではなく、図2に示す「放電」スイッチを押すことで、燃料電池装置10に優先されて蓄電装置30からの放電電力が使用されるようにしてもよい。かかる場合、例えば、双方向インバータ装置20の制御部22から燃料電池装置10の制御部11へ制御信号を送信することで、燃料電池装置10での発電を停止させるようにすればよい。或いは、蓄電装置30からの放電電力では負荷装置40の消費電力を賄えない場合に、その不足電力を燃料電池装置10に発電させてもよい。停電時に限らず通常時に適用してもよい。かかる場合、蓄電装置30からの放電、燃料電池装置10での発電、系統電源50からの供給の順で優先して使用される。
また、双方向インバータ装置20による自動運転中に、停電が発生しなくても、蓄電装置30からの放電を行っても良い。かかる場合、燃料電池装置10での発電、蓄電装置30からの放電、系統電源50からの供給の順で優先して使用されるとよい。
図6は、実施の形態1における蓄電装置の一例を示す図である。図6に示すように、蓄電装置30として、電気自動車31のバッテリ装置32が用いられると好適である。これにより、蓄電装置30は、系統電源50或いは燃料電池装置10から供給された充電電力を電気自動車31の走行にも使用できる。これにより、さらに、燃料電池装置10と蓄電装置30の活用の幅を広げることができる。
また、燃料電池装置10に使用する燃料電池として、固体酸化物燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)が用いられると好適である。SOFCを使用することで燃料から電力への変換効率を高めることができる。但し、これに限るものではない。その他の燃料電池を用いても構わない。例えば、固体高分子形燃料電池(PEFC)、りん酸形燃料電池(PAFC)、溶融炭酸塩形燃料電池(MCFC)、アルカリ電解質形燃料電池(AFC)、直接形燃料電池(DFC)、或いはバイオ燃料電池、等を用いてもよい。
以上、具体例を参照しつつ実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。
また、装置構成や制御手法等、本発明の説明に直接必要しない部分等については記載を省略したが、必要とされる装置構成や制御手法を適宜選択して用いることができる。
その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全ての電力供給システム及び電力供給方法は、本発明の範囲に包含される。
10 燃料電池装置
11 制御部
12,13,14 発電ライン
16,17,18 信号線
20 双方向インバータ装置
30 蓄電装置
31 電気自動車
32 バッテリ
40 負荷装置
41 家屋
50 系統電源
52,53,56 商用電力供給ライン
54,24,90 接点
60,62 検出器
70 切り替えスイッチ
71,72,73,74,75,76,77,78,79 接点
80 遮断スイッチ
100 電力供給システム

Claims (5)

  1. 商用電力供給ラインに第1の発電ラインが接続され、燃料を用いて発電する燃料電池装置と、
    前記商用電力供給ライン及び前記燃料電池装置から供給される電力を蓄電する蓄電装置と、
    前記商用電力供給ライン、前記燃料電池装置及び前記蓄電装置に接続され、前記商用電力供給ライン及び前記燃料電池装置から供給される電力を負荷装置側および前記蓄電装置に供給すると共に、前記蓄電装置に蓄電された電力を前記負荷装置側に出力する双方向インバータ装置と、
    前記双方向インバータ装置の前記負荷装置側に配置された電力使用量検出器と、
    を備え、
    前記燃料電池装置の第2の発電ラインが前記双方向インバータ装置の前記負荷装置側に接続されたことを特徴とする電力供給システム。
  2. 前記双方向インバータ装置の前記商用電力供給ライン側に配置された第2の電力使用量検出器と、
    前記燃料電池装置の第1の発電ラインと第2の発電ラインとを切り替える切り替えスイッチと、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の電力供給システム。
  3. 前記蓄電装置として、電気自動車のバッテリ装置が用いられることを特徴とする請求項1又は2記載の電力供給システム。
  4. 前記燃料電池装置として、固体酸化物燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)が用いられることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の電力供給システム。
  5. 供給される電力を負荷装置側および蓄電装置に供給する双方向インバータ装置に商用電力供給ラインから供給される第1の電力量を検出する工程と、
    燃料電池装置を用いて、検出された第1の電力量に応じて発電して、第1の発電ラインを通じて前記商用電力供給ラインに電力を供給する工程と、
    前記商用電力供給ラインからの電力供給が停止した状態で、前記蓄電装置から前記双方向インバータ装置を介して前記負荷装置側に供給される第2の電力量を検出する工程と、
    前記商用電力供給ラインからの電力供給が停止した状態で、前記燃料電池装置の前記第1の発電ラインから、前記双方向インバータ装置の負荷装置側に接続される、前記燃料電池装置の第2の発電ラインに切り替える工程と、
    前記燃料電池装置を用いて、検出された第2の電力量に応じて発電して、前記第2の発電ラインを通じて前記負荷装置側に電力を供給する工程と、
    を備えたことを特徴とする電力供給方法。
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