JP6174410B2 - 電力制御装置、電力制御方法、および電力制御システム - Google Patents

電力制御装置、電力制御方法、および電力制御システム Download PDF

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Description

本発明は、電力制御装置、電力制御方法、および電力制御システムに関するものである。より詳細には、本発明は、複数の分散電源を系統連系することができる電力制御装置、このような装置における電力制御方法、および当該装置を含む電力制御システムに関するものである。
近年、例えば太陽電池などの発電装置および蓄電池の双方に対応する電力制御装置が知られている。このような電力制御装置は、発電装置および蓄電池の出力を、系統および/または負荷に供給することにより、連系運転または自立運転を行う。また、このような電力制御装置は、発電装置の出力をDC電力のまま蓄電池に供給することにより、蓄電池を充電することができる(例えば、特許文献1)。
特開2012−228043号公報
従来、複数の分散電源の出力を系統連系することができる電力制御装置において、売電などで逆潮流を行う際の電力の制御は、充分なものとは言えなかった。このため、ユーザにとって、より利便性の高い電力制御装置が未だ望まれている。
したがって、本発明の目的は、複数の分散電源の出力を系統連系することができ、より利便性の高い電力制御装置、電力制御方法、および電力制御システムを提供することにある。
上記目的を達成する第1の観点に係る発明は、
少なくとも1つの第1種の分散電源ならびに、少なくとも1つの蓄電池および少なくとも1つの発電部を含む第2種の分散電源をまとめて系統連系することができる電力制御装置であって、
前記第2種の分散電源が前記第1種の分散電源とともに系統へ連系する並列状態と、前記第2種の分散電源が前記第1種の分散電源から独立し系統から解列した解列状態とを切り替えるスイッチと、
逆潮流が生じている際は、前記スイッチを前記解列状態とする制御部と、
を備え
前記制御部は、前記蓄電池の充放電の予測または前記発電部の発電の予測に基づいて、前記解列状態時に、前記蓄電池が充電可能になるように制御する
また、前記制御部は、過去の履歴に基づいて、前記蓄電池の充放電または前記発電部の発電を予測してもよい。
また、前記スイッチは、前記第1種の分散電源および前記第2種の分散電源の発電電力をまとめて交流に変換する前の位置に設けられてもよい。
また、前記第1種の分散電源の出力および前記第2種の分散電源の出力のうち少なくとも一方が系統に逆潮流していることを検出するセンサを備えてもよい。
また、前記第1種の分散電源は逆潮流可能であり、前記第2種の分散電源は逆潮流不可能であってもよい。
また、前記第1種の分散電源は太陽光発電装置または風力発電装置であり、前記第2種の分散電源は太陽光発電装置および風力発電装置とは異なる発電装置であってもよい。
また、前記制御部は、前記第1種の分散電源の発電電力が系統に逆潮流している際、前記発電部の発電電力を前記蓄電池に蓄電するように制御してもよい。
また、前記制御部は、前記発電部の発電予定、前記蓄電池の蓄電予定、および前記蓄電池の蓄電量のうち少なくとも1つに基づいて、前記蓄電池の蓄電を制御してもよい。
また、前記制御部は、前記発電部の発電予定、前記蓄電池の蓄電予定、および当該蓄電池の蓄電量のうち少なくとも1つに基づいて、負荷に供給する電力を制御してもよい。
上記目的を達成する第2の観点に係る発明は、
少なくとも1つの第1種の分散電源ならびに、少なくとも1つの蓄電池および少なくとも1つの発電部を含む第2種の分散電源をまとめて系統連系する電力制御方法であって、
逆潮流の発生を検出するステップと、
逆潮流が生じていないときには前記第2種の分散電源を前記第1種の分散電源とともに系統へ連系させ、逆潮流が生じているときには前記第2種の分散電源を前記第1種の分散電源から独立させ系統から解列させるように切り替えるステップと、
前記蓄電池の充放電の予測または前記発電部の発電の予測に基づいて、前記解列状態時に、前記蓄電池が充電可能になるように制御するステップと、を有する。
上記目的を達成する第3の観点に係る発明は、
少なくとも1つの第1種の分散電源と、
少なくとも1つの蓄電池および少なくとも1つの発電部を含む第2種の分散電源と、
前記第1種の分散電源および前記第2種の分散電源をまとめて系統連系することができる電力制御装置と、
を含む電力制御システムであって、
前記電力制御装置は、逆潮流が生じていないときには前記第2種の分散電源を前記第1種の分散電源とともに系統へ連系させ、逆潮流が生じているときには前記第2種の分散電源を前記第1種の分散電源から独立させ系統から解列させるように切り替え、前記蓄電池の充放電の予測または前記発電部の発電の予測に基づいて、前記解列状態時に、前記蓄電池が充電可能になるように制御する

本発明によれば、複数の分散電源の出力を系統連系することができる電力制御装置、電力制御方法、および電力制御システムであって、より利便性の高めたものを提供することができる。
本発明の実施形態に係る電力制御システムを概略的に示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る電力制御装置の動作の例を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態に係る電力制御システムの変形例を概略的に示す機能ブロック図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
近年、例えば太陽光発電システム、燃料電池発電システム、および蓄電池などの複数の分散電源の出力をまとめて系統連系することができる電力制御装置が開発されつつある。このような各種の電源は、従来、それぞれが個別にパワーコンディショナのような電力制御装置を有するのが主流であった。しかしながら、複数の分散電源の出力をまとめる場合、これらの分散電源の出力を1つの電力制御装置にまとめて系統連系することが考えられる。以下、本発明の実施形態として、上述のような複数の分散電源をDCリンクさせたシステムを想定して説明するが、本発明は実施形態に記載した構成に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る電力制御システムを概略的に示す機能ブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係る電力制御システム1は、電力制御装置10と、蓄電池12と、太陽光発電部31および32と、燃料電池発電部40と、を含んで構成される。
ここで、本実施形態において、例えば太陽光発電部31,32のような、逆潮流可能な分散電源を「第1種の分散電源」と記す。本明細書において「逆潮流可能」な分散電源による電力とは、例えば太陽光発電または風力発電による電力のように再生可能エネルギーに基づく電力であって、例えば現在の日本国におけるように売電が認められている電力である。また、本実施形態においては、例えば燃料電池発電部40または蓄電池12のような、逆潮流不可能な分散電源を「第2種の分散電源」と記す。本明細書において「逆潮流不可能」な分散電源による電力とは、例えば燃料電池の発電による電力のようにインフラストラクチャーから供給されるエネルギーに基づく電力であって、例えば現在の日本国におけるように売電が認められていない電力である。本実施形態において、第1種の分散電源は例えば太陽光発電装置または風力発電装置とし、第2種の分散電源は太陽光発電装置および風力発電装置とは異なる発電装置とすることができる。
本実施形態において、電力制御システム1は、少なくとも1つの第1種の分散電源および少なくとも1つの第2種の分散電源を含む。本実施形態においては、太陽光発電部を逆潮流可能な分散電源の代表例として記載し、燃料電池発電部および蓄電池を逆潮流不可能な分散電源の代表例として記載したが、それぞれの分散電源はこれらの例には限定されない。
図1に示すように、電力制御装置10は、少なくとも1つの第1種の分散電源および少なくとも1つの第2種の分散電源を、まとめて系統連系する。このように、電力制御装置10が複数の分散電源をまとめて系統連系する際には、電力制御装置10と電力系統との間に、分電盤20を配する。
分電盤20は、サービスブレーカ21およびブレーカ22A〜22Eを備えている。サービスブレーカ21は、複数の分散電源をまとめて系統連系する際に、電力制御装置10と電力系統との間に配置され、例えば、順潮流の際に、契約した容量を超える電力を遮断する。ブレーカ22A〜22Eは、分電盤20から家庭内などの各種の負荷に電力を分岐させる箇所に配置される安全ブレーカである。すなわち、ブレーカ22B〜22Eからは、それぞれ、負荷に電力が供給される。これらのブレーカ22A〜22Eは、家庭の各部屋などの電気器具およびケーブル等の故障によりショートが発生した際および過電流が流れた際などに、電力を遮断する。その他、分電盤20は、漏電ブレーカなど各種の機能部を備えることもあるが、そのような機能部の詳細についての説明は省略する。
太陽光発電部31,32は、太陽光を利用して発電することができる。このため、太陽光発電部31,32は、太陽電池発電装置を備えており、太陽光のエネルギーを直接的に電力に変換する。本実施形態において、太陽光発電部31,32は、例えば家の屋根などにソーラパネルを設置して、太陽光を利用して発電するような態様を想定している。しかしながら、本発明において、太陽光発電部31,32は、太陽光のエネルギーを電力に変換できるものであれば、任意のものを採用することができる。
図1においては、太陽光発電部31および32の2つの太陽光発電部を示したが、上述したように、本実施形態において、逆潮流可能な第1種の分散電源は、少なくとも1つの任意の数とすることができる。
図1に示すように、太陽光発電部31,32は、電力系統(商用電源)に電力を供給することができる。すなわち、太陽光発電部31,32は、系統連系することができる。このようにして、太陽光発電部31,32が発電した電力は、逆潮流させて電力系統に売電することができる。
燃料電池発電部40は、外部から供給された水素および酸素などのガスを電気化学反応させる燃料電池発電装置によって発電を行い、発電した電力を供給することができる。本実施形態において、燃料電池発電部40は、燃料電池が起動した後は、電力系統からの電力を受けずに稼動する、すなわち自立運転することが可能であってもよい。本実施形態において、燃料電池発電部40は、自立運転することができるように、改質部など他の機能部も必要に応じて適宜含むものとする。この燃料電池発電部40は、例えばSOFC等とすることができるが、逆潮流不可能な分散電源であって発電可能なものであれば、SOFCに限定されない。
燃料電池発電部40が発電した電力は、電力制御装置10および分電盤20を経て、電力を消費する各種の負荷に供給することができる。ここで、各種の負荷とは、電力制御システム1から電力が供給される、ユーザが使用する家電製品などの機器の総称とする。
蓄電池12は、充電された電力を放電することにより、電力を供給することができる。また、蓄電池12は、電力系統、太陽光発電部31,32または燃料電池発電部40等から供給される電力を充電することもできる。また、蓄電池12から放電される電力も、電力制御装置10および分電盤20を経て、電力を消費する各種の負荷に供給することができる。一方、太陽光発電部31,32および燃料電池発電部40が発電する電力、ならびに蓄電池12が放電する電力では、各種の負荷に供給する電力として不足する場合には、当該不足ぶんを電力系統から買電することができる。
図1においては、1つの燃料電池発電部40および1つの蓄電池12を示したが、上述したように、本実施形態において、逆潮流不可能な第2種の分散電源は、少なくとも1つの任意の数とすることができる。特に、本実施形態において、第2種の分散電源は、少なくとも1つの蓄電池12および少なくとも1つの発電部40を含むようにするのが好適である。
次に、電力制御装置10について、さらに説明する。
図1に示すように、電力制御装置10は、制御部11、蓄電池12、変圧部13A〜13D、電力変換部14、およびスイッチ15〜18を備えている。
制御部11は、電力制御装置10全体を制御および管理するものであり、例えばプロセッサにより構成することができる。本実施形態において、制御部11が行う制御についてはさらに後述する。
蓄電池12は、上述した通りである。図1において、電力制御装置10は、蓄電池12を含めた、蓄電池内蔵型の電力制御装置として示した。しかしながら、本実施形態において、電力制御装置10は、装置の外部に設置された蓄電池から給電されるようにしてもよい。
変圧部13A〜13Dは、入力される直流電力の電圧を昇圧または降圧する昇降圧回路である。図1に示すように、変圧部13Aは、太陽光発電部31と電力変換部14との間を中継するように接続される。この変圧部13Aは、太陽光発電部31の発電電力を適切な電圧に変圧し、適宜変圧した電力を電力変換部14に出力する。また、変圧部13Bは、太陽光発電部32と電力変換部14との間を中継するように接続される。この変圧部13Bは、太陽光発電部32の発電電力を適切な電圧に変圧し、適宜変圧した電力を電力変換部14に出力する。
図1に示すように、電力変換部14は、変圧部13Aと変圧部13Bとの出力をまとめて系統連系することができるように、変圧部13Aおよび変圧部13Bの出力をまとめた接続点に一端を接続する。電力変換部14は、複数の分散電源の直流電力をまとめて系統連系するために、交流に変換する回路である。また、電力変換部14は、電力系統から供給される交流電力を、例えば蓄電池12に充電する等のために直流に変換することもできる。
変圧部13Cは、燃料電池発電部40に接続され、燃料電池発電部40の発電電力を適切な電圧に変圧して出力する。変圧部13Dは、蓄電池12に接続され、蓄電池12に充電される電力を適切な電圧に変圧するとともに、蓄電池12が放電する電力を適切な電圧に変圧する。また、図1に示すように、変圧部13Cと変圧部13Dとは接続され、燃料電池発電部40が発電する電力を蓄電池12に充電することができる。
スイッチ15は、変圧部13Aおよび変圧部13Bの出力をまとめた接続点と、変圧部13Cおよび変圧部13Dの出力をまとめた接続点との間に設けられ、これら2つの接続点間の接続と切断とを切り替える。すなわち、本実施形態において、スイッチ15は、太陽光発電部31,32(第1種の分散電源)ならびに蓄電池12および燃料電池発電部40(第2種の分散電源)の発電電力を、まとめて交流に変換する電力変換部14の前の位置に設けるのが好適である。
スイッチ15〜18は、それぞれ、電力の供給ラインの接続と切断とを切り替える。これらスイッチ15〜18は、例えば任意のリレースイッチなどで構成することができる。これらのスイッチ15〜18は、それぞれ、制御部11の制御によって接続と切断とを切り替え可能に構成するのが好適である。この場合の制御部11による制御については、さらに後述する。
スイッチ15が切断された(オフ)状態においては、太陽光発電部31,32の出力のみが電力系統に接続され、燃料電池発電部40および蓄電池12の出力は電力系統から切り離される。一方、スイッチ15が接続された(オン)状態においては、太陽光発電部31,32のみならず燃料電池発電部40および蓄電池12の出力がまとめて電力系統に接続される。このように、本実施形態において、スイッチ15は、第2種の分散電源が第1種の分散電源とともに系統へ連系する並列状態と、第2種の分散電源が第1種の分散電源から独立し系統から解列した解列状態とを切り替える。
スイッチ16は、分散電源の系統連系を切り替えるスイッチ(系統連系リレースイッチ)である。すなわち、スイッチ16がオンの時は、太陽光発電部31,32、燃料電池発電部40、および蓄電池12の出力をまとめたものを系統へ並列し、分散電源の出力をまとめて系統連系する。また、スイッチ16がオフの時は、太陽光発電部31,32、燃料電池発電部40、および蓄電池12の出力のいずれも系統から解列し、分散電源の出力が系統連系しない。
スイッチ17は、分散電源が系統連系している際に、電力系統および/または分散電源の出力を負荷に供給するための経路を接続するスイッチ(系統連系バイパススイッチ)である。
スイッチ18は、分散電源が系統連系していない時に、分散電源の出力を負荷に供給する経路を接続するスイッチ(自立リレースイッチ)である。すなわち、スイッチ18は、スイッチ16がオフの時にオンにすることによって、分散電源が系統から解列されている際に、当該分散電源の出力を負荷に供給(自立運転)する。なお、このような自立運転時(スイッチ16がオフ、かつスイッチ18がオン)にはスイッチ17はオフされ、自立運転時以外にはスイッチ17はオンされている。
図1に示すように、分電盤20は、さらにセンサ23を備えている。このセンサ23は、電力制御装置10側から分電盤20を経て系統側に出力される電力、すなわち分散電源の出力をまとめたものが電力系統に逆潮流する電力を検出する。すなわち、センサ23は、太陽光発電部31,32のような第1種の分散電源出力、ならびに蓄電池12および燃料電池発電部40のような第2種の分散電源の出力のうち少なくとも一方が、系統に逆潮流していることを検出する。センサ23は、CT(Current Transformer)など、任意の電流センサなどにより構成することができる。このようにして、センサ23が検出した結果は、制御部11に通知される。したがって、制御部11は、センサ23の検出結果を認識することができる。
その他、本実施形態に係る電力制御装置10は、操作者が操作入力を行うための操作部を備えてもよい。さらに、本実施形態に係る電力制御装置10は、当該装置による制御内容および各種の通知を表示するための表示部を備えてもよい。これらの操作部および/または表示部は、電力制御装置10の筐体表面に配置されるようにしてもよいし、電力制御装置10の外部にリモートコントローラのような端末として配置されるようにしてもよい。
以下、制御部11の制御について、さらに説明する。
上述したように、本実施形態において、制御部11は、スイッチ15〜18のオン/オフを制御する。図1において、このような制御を行うための制御ラインを破線により示してある。その他、制御部11は、各分散電源の発電および当該発電の出力なども制御するが、これらの制御の詳細、および制御ラインの図示は省略する。
まず、本実施形態に係る電力制御装置10の動作の基本的な例を説明する。
本実施形態に係る電力制御装置10において、スイッチ16およびスイッチ17がオンであり、かつ、センサ23が逆潮流を検出したら、制御部11は、スイッチ15がオフになるように制御する。スイッチ16およびスイッチ17がオンであり、なおかつ分散電源がまとめて系統へ並列されて系統連系の状態にある場合、蓄電池12および燃料電池発電部40のような第2種の分散電源の出力が逆潮流してしまう恐れがある。したがって、逆潮流が検出される状態においては、スイッチ15をオフにして第2種の分散電源を系統から解列することにより、第2種の分散電源の出力を逆潮流させない。
すなわち、本実施形態において、制御部11がスイッチ15を制御することにより、逆潮流しているときは燃料電池発電部40のような第2種の分散電源が系統から解列され、太陽光発電部31,32のような第1種の分散電源の発電電力だけが系統に逆潮流される。また、太陽光発電部31,32のような第1種の分散電源の発電電力を系統に逆潮流する際は、制御部11は、当該第1種の分散電源を系統へ並列するように、スイッチ16およびスイッチ17のオン状態を予め維持する。
また、この際、スイッチ16およびスイッチ17がオン状態にあるため、第1種の分散電源の発電電力は、ブレーカ22A〜Eを経て負荷にも供給される。
さらに、太陽光発電部31,32のような第1種の分散電源の発電電力が系統に逆潮流している際、燃料電池発電部40および蓄電池12は系統から解列されている。このため、太陽光発電部31,32の出力による逆潮流が発生している最中であっても、燃料電池発電部40からの出力を逆潮流させることなく燃料電池発電部40による発電を行い、その出力を蓄電池12に充電することができる。
つまり、電力制御装置10は、太陽光発電部31,32のような第1種の分散電源と、逆潮流不可能な蓄電池12および燃料電池発電部40のような第2種の分散電源とをまとめて系統連携する場合において、非効率な仕様を回避することが出来る。例えば、第2種の分散電源からの逆潮流を防止するために第1種の分散電源からの逆潮流を諦める、あるいは第1種の分散電源から逆潮流している間には燃料電池発電部40および蓄電池12を停止させる、という非効率な仕様とせずに済むようになる。
このように、本発明によれば、逆潮流可能な分散電源の出力を逆潮流しながら、逆潮流不可能な分散電源の出力を蓄電池に逆潮流させることなく充電することができる。したがって、本発明によれば、複数の分散電源の出力をまとめて系統連系することが可能な電力制御装置の利便性を、一層高めることができる。
一方、スイッチ16およびスイッチ17がオン状態であってもセンサ23が逆潮を検出していない場合、スイッチ15をオンにすることができる。スイッチ16およびスイッチ17がオン状態でセンサ23が逆潮を検出していない場合とは、分散電源がいずれも発電していない場合、または分散電源による出力が全て負荷で消費されていて余剰電力が発生していない場合などが想定される。
このように、制御部11は、第1種の分散電源(太陽光発電部31,32)の発電電力が系統に逆潮流していない時、第1種の分散電源の出力および第2種の分散電源(蓄電池12,燃料電池発電部40)の出力のうち少なくとも一方を負荷に供給するように制御してもよい。このような場合、制御部11は、第1種の分散電源の出力および第2種の分散電源の出力のうち少なくとも一方を蓄電池12に供給し、蓄電池12を充電することもできる。
また、自立運転時(スイッチ16およびスイッチ17が共にオフかつスイッチ18がオン状態)には分散電源の出力は系統連系していないため、スイッチ15をオンにすることができる。
このように、制御部11は、第1種の分散電源(太陽光発電部31,32)および第2種の分散電源(蓄電池12,燃料電池発電部40)を系統から解列し、第1種の分散電源の出力および第2種の分散電源の出力のうち少なくとも一方を負荷に供給するように制御してもよい。このような場合も、制御部11は、第1種の分散電源の出力および第2種の分散電源の出力のうち少なくとも一方を蓄電池12に供給し、蓄電池12を充電することもできる。
次に、本実施形態に係る電力制御装置10を実際に使用することを想定した動作の例を説明する。図2は、本実施形態に係る電力制御装置10の動作の例を説明するフローチャートである。
図2に示す動作が開始する時点は、例えば電力制御装置10または電力制御システム1の起動時などとすることができる。また、例えば、燃料電池発電部40をSOFCなどで構成する場合、燃料電池発電部40の動作とともに温水が生成されるため、燃料電池発電部40の起動時または温水の生成開始時を、図2の開始時点としてもよい。
まず、スイッチ15,16,および17がオン状態とされた状態で開始する場合を例に説明を行う。 図2に示す動作が開始すると、制御部11は、センサ23が逆潮流を検出しているか否かを判定する(ステップS11)。
ステップS11において逆潮流が検出されないとき、上述のように、制御部11は、第2種の分散電源(蓄電池12,燃料電池発電部40)を系統へ並列していても問題ないため、スイッチ15,16,および17のオン状態を維持する(ステップS12)。そして、制御部11は、燃料電池発電部40が発電を開始するように制御する(ステップS13)。この場合、各分散電源の出力は、負荷および蓄電池12の少なくとも一方に供給されている。
一方、ステップS11において逆潮流が検出された場合、制御部11は、蓄電池12が充電可能な状態であるか否かを判定する(ステップS14)。蓄電池12が充電可能な状態とは、例えば蓄電池12が満充電になっておらず、正常に動作している状態などが想定できる。
ステップS14において蓄電池12が充電可能な状態であれば、制御部11は、スイッチ15をオフ状態になるように制御し、第2種の分散電源(蓄電池12,燃料電池発電部40)を系統から解列する(ステップS15)。そして、制御部11は、燃料電池発電部40が発電を開始するように制御して(ステップS16)、発電された電力が蓄電池12に充電されるように制御する(ステップS17)。この場合、売電不可能な第2種の分散電源は系統から解列されており、当該第2の分散電源の出力は逆潮流しないこととなる。
一方、ステップS14において蓄電池12が充電可能な状態でなければ、制御部11は、太陽光発電部31,32の発電を抑制したり、燃料電池発電部40の発電を抑制するなどの措置により、総合的な発電電力を逆潮流の生じないレベルにまで低下させるように制御する(ステップS18)。蓄電池12が充電不可能な状態とは、例えば蓄電池12が既に満充電かそれに近い状態などが想定できる。
以下、ステップS18において講じる措置について、さらに説明する。
図2に示す動作において、ステップS14の時点で蓄電池12が既に満充電かそれに近い状態であると、蓄電池12に対する充電は既にできないか、すぐに充電できなくなる。この場合、ステップS11で逆潮流を検出しているため、スイッチ15をオン状態にして第2種の分散電源を系統連系することはできない。ところが、この場合、蓄電池12が既に満充電かそれに近い状態であり、蓄電池12において電力が受け容れ可能ではないため、余程負荷での消費電力が急激に増大しない限り、燃料電池発電部40の出力を蓄電池12に充電し続けることは不可能になる。
したがって、このような場合、例えば温水の生成を維持したい等の理由により燃料電池発電部40の発電を優先させたいならば、制御部11は、太陽光発電部31,32の発電を抑制または停止するように制御する(ステップS18)こととなる。この場合、太陽光発電部31,32の発電を抑制または停止することにより、余剰電力(負荷で消費しきれない電力)が減少するため逆潮流自体が無くなり、当然センサ23による逆潮流が検出されなくなる。その結果、スイッチ15をオン状態にできるようになることが期待できる。
一方、例えば温水の生成が途切れても太陽光発電部31,32の発電を優先させたい場合、制御部11は、燃料電池発電部40の発電を抑制または停止するように制御する(ステップS18)。また、ステップS18で講じる措置として、例えば、制御部11は、太陽光発電部31,32および燃料電池発電部40の出力のバランスを考慮して全体的に制御してもよい。
このように分散電源の発電を抑制する場合、制御部が各分散電源そのものを制御してもよいし、例えば変圧部13A〜Dを制御してもよい。また、このような制御については、利用者の所望に応じて予め制御部11に制御の内容を規定しておいてもよいし、制御部11が各種の条件に応じて最も適切な制御をインテリジェントに判断してもよい。
ところで、燃料電池発電部40が例えばSOFCなどである場合、常に定格出力を維持する発電を行う方が、発電効率が良好とされている。また、SOFCのように燃料電池発電部40の動作とともに温水が生成される場合、燃料電池発電部40の発電を抑制または停止するのは、本来生成できたはずの温水の供給量または熱量を低減させることになる。このような場合、燃料電池発電部40の発電によるメリットを効率的に活用できないことになる。したがって、蓄電池12に充電できない状況は、可能な限り回避することが望ましい。
以下、ステップS14において蓄電池12に充電できない状況を極力回避するための策について説明する。
ステップS14において蓄電池12に充電できない状況を極力回避するために、本実施形態において、制御部11は、蓄電池12の充放電のタイミングおよび量などを制御することができる。
例えば、家庭内で負荷に供給することが望まれる電力および/または供給が望まれる温水のタイミングおよび供給量は、例えば過去の履歴などから、制御部11において、ある程度予測可能である場合もある。また、利用者によっては、この先の必要性が見込まれる電力および/または温水の見通しがある程度決まっていることも考えられ、このような場合には、予め電力制御装置10に設定可能にするニーズも考えられる。
したがって、燃料電池発電部40の発電のスケジュールが決まっている場合、またはある程度予測できる場合、制御部11は、このようなスケジュールに基づいて、蓄電池12の充電を予め抑制するように制御することができる。また、蓄電池12の充電を抑制するのでは不十分な場合には、制御部11は、燃料電池発電部40の発電スケジュールに基づいて、蓄電池12に充電してある電力を放電する制御を行うこともできる。すなわち、本実施形態において、制御部11は、燃料電池発電部40の発電予定に基づいて、蓄電池12の蓄電を制御してもよい。さらに、燃料電池発電部40の発電のスケジュールが決まっている場合、またはある程度予測できる場合、制御部11は、このようなスケジュールに基づいて、蓄電池12が負荷に供給する電力を適宜制御してもよい。
一方、蓄電池12の充放電のスケジュールによって蓄電池12に対する充電の可否が前もってある程度把握できる場合、制御部11は、このようなスケジュールに基づいて燃料電池発電部40の発電を抑制または停止するなどの制御を行うこともできる。すなわち、制御部11は、蓄電池12の蓄電予定に基づいて燃料電池発電部40の発電を制御してもよい。また、制御部11は、蓄電池12の蓄電量に基づいて燃料電池発電部40の発電を制御してもよい。ここで、制御部11は、蓄電池12の現在の蓄電量に基づいて燃料電池発電部40の発電を制御してもよいし、過去の蓄電量の履歴または先の蓄電量の予測に基づいて燃料電池発電部40の発電を制御してもよい。さらに、制御部11は、例えば、燃料電池発電部40の発電予定、蓄電池12の蓄電予定、および蓄電池12の蓄電量のうち少なくとも1つなど、各種の条件に基づいて、蓄電池12が負荷に供給する電力を制御してもよい。
また、制御部11は、例えば、燃料電池発電部40の発電予定、蓄電池12の蓄電予定、および蓄電池12の蓄電量のうち少なくとも1つなど、各種の条件に基づいて、分散電源の少なくも1つが発電する電力および/または負荷に供給する電力を制御してもよい。このように、本実施形態によれば、各分散電源の発電、蓄電池の充放電、各分散電源の少なくとも1つが負荷に供給する電力、電力系統への売電、および電力系統からの買電などを、インテリジェントに制御することができる。
次に、上述した実施形態の変形例について説明する。
図3は、本発明の実施形態に係る電力制御システムの変形例を概略的に示す機能ブロック図である。以下、図3に示す電力制御システム2が図1で説明した電力制御システム1と異なる点を中心に説明し、同じ内容になる説明は適宜省略する。
図1における変圧部13Cは、図3においては電力変換部19としてある。この電力変換部19は、燃料電池発電部40から出力される交流の電力を直流に変換する。また、図3においては、分電盤20において負荷に供給される電力が入力される位置に、センサ24が設けてある。このセンサ24は、燃料電池発電部40に接続されている。
現在、燃料電池発電システムは、負荷に対して交流の電力を直接供給できるように、発電システムの内部にインバータを備えているものがある。このような燃料電池発電システムは、発電された直流電力がシステム内部で交流に変換されて出力される。したがって、このような燃料電池発電部を本発明の電力制御システムに採用する場合、当該燃料電池発電部の交流の出力に対応する必要がある。
そのような場合、図3に示すように、分散電源として燃料電池発電部40が供給する交流の電力を受け入れ可能にするために、電力変換装置10が電力変換部19を備えるようにするのが好適である。図3に示す電力変換装置10によれば、すでに燃料電池発電システムを導入している家庭においても、そのような発電システムを流用しつつ、本発明に係る電力制御システムを導入することができる。このように、本発明の実施形態の変形例に係る構成によれば、より汎用性の高い電力制御システムを実現できる。
また、上述したような従来型のインバータを備えた燃料電池発電システムは、CTのような電流センサを備えるものがある。このような電流センサを備えた燃料電池発電システムは、電流センサが負荷に対する順潮流の電流を検出している場合にのみ発電する仕様になっていることがある。このような仕様の燃料電池発電部を本発明の電力制御システムに採用する場合、電流センサを図3に示すセンサ24として設置し、センサ24の検出結果を燃料電池発電部40に通知することができる。
このような構成によれば、家庭内において負荷が電力を消費していれば、センサ24は負荷に対する順潮流の電流を検出することになるため、燃料電池発電部40の発電が可能になる。一般的な家庭であればいくつもの電気製品が存在し、その家庭で人間が生活していれば、各電気製品の待機電力や、例えば冷蔵庫など常時稼働している電気製品の電力が必要であるため、常に負荷が存在することになる。したがって、センサ24は常に負荷に対する順潮流の電流を検出するため、燃料電池発電部40の発電は常時可能になる。
一方、図3に示す構成に対し、図1において説明した電力制御システム1によれば、インバータ付の燃料電池発電システムを導入していない家庭が、本発明の電力制御システムを導入する場合に、インバータなしの燃料電池発電部を採用することができる。この場合、電力の変換を行う回数を低減することができるため、発電の効率を高めることが期待できる。
以上、本実施形態に係る電力制御装置、および当該電力制御装置を含む電力制御システムについて説明したが、本発明は、上述したような電力制御装置における電力制御方法として実施することもできる。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。したがって、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各機能部、各手段、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の機能部やステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、上述した本発明の各実施形態は、それぞれ説明した各実施形態に忠実に実施することに限定されるものではなく、適宜、各特徴を組み合わせて実施することもできる。
上述した実施形態においては、逆潮流可能な第1種の分散電源が太陽光発電部31,32である場合について説明した。しかしながら、本発明において、第1種の分散電源は、太陽光発電部31,32に限定されるものではなく、逆潮流可能なものであれば、例えば風力発電など、太陽光発電以外の発電を行う分散電源を採用することもできる。
また、上述した電力制御システムにおいて、電力制御装置10と、分電盤20との間に、電力制御装置10専用の分電盤を更に設けるようにしてもよい。このように、専用の分電盤を設けることで、電力制御装置10が故障したり修理したりした際のメンテナンスに資するため有利である。
上述した実施形態においては、分散電源の出力を直流の電源としてまとめて系統連系する電力制御装置について説明した。しかしながら、本発明は分散電源の出力を直流の電源とするもののみに限定されるものではなく、交流の電源を採用することもできる。
1 電力制御システム
10 電力制御装置
11 制御部
12 蓄電池
13A〜13D 変圧部
14,19 電力変換部
15〜18 スイッチ
20 分電盤
21 サービスブレーカ
22A〜22E ブレーカ
23,24 センサ
31,32 太陽光発電部
40 燃料電池発電部

Claims (11)

  1. 少なくとも1つの第1種の分散電源ならびに、少なくとも1つの蓄電池および少なくとも1つの発電部を含む第2種の分散電源をまとめて系統連系することができる電力制御装置であって、
    前記第2種の分散電源が前記第1種の分散電源とともに系統へ連系する並列状態と、前記第2種の分散電源が前記第1種の分散電源から独立し系統から解列した解列状態とを切り替えるスイッチと、
    逆潮流が生じている際は、前記スイッチを前記解列状態とする制御部と、
    を備え
    前記制御部は、前記蓄電池の充放電の予測または前記発電部の発電の予測に基づいて、前記解列状態時に、前記蓄電池が充電可能になるように制御する電力制御装置。
  2. 前記制御部は、過去の履歴に基づいて、前記蓄電池の充放電または前記発電部の発電を予測する、請求項1に記載の電力制御装置。
  3. 前記スイッチは、前記第1種の分散電源および前記第2種の分散電源の発電電力をまとめて交流に変換する前の位置に設けられる、請求項1または2に記載の電力制御装置。
  4. 前記第1種の分散電源の出力および前記第2種の分散電源の出力のうち少なくとも一方が系統に逆潮流していることを検出するセンサを備える、請求項1から3のいずれか一項に記載の電力制御装置。
  5. 前記第1種の分散電源は逆潮流可能であり、前記第2種の分散電源は逆潮流不可能である、請求項1からのいずれか一項に記載の電力制御装置。
  6. 前記第1種の分散電源は太陽光発電装置または風力発電装置であり、前記第2種の分散電源は太陽光発電装置および風力発電装置とは異なる発電装置である、請求項1からのいずれか一項に記載の電力制御装置。
  7. 前記制御部は、前記第1種の分散電源の発電電力が系統に逆潮流している際、前記発電部の発電電力を前記蓄電池に蓄電するように制御する、請求項1からのいずれか一項に記載の電力制御装置。
  8. 前記制御部は、前記発電部の発電予定、前記蓄電池の蓄電予定、および前記蓄電池の蓄電量のうち少なくとも1つに基づいて、前記蓄電池の蓄電を制御する、請求項1からのいずれか一項に記載の電力制御装置。
  9. 前記制御部は、前記発電部の発電予定、前記蓄電池の蓄電予定、および当該蓄電池の蓄電量のうち少なくとも1つに基づいて、負荷に供給する電力を制御する、請求項1からのいずれか一項に記載の電力制御装置。
  10. 少なくとも1つの第1種の分散電源ならびに、少なくとも1つの蓄電池および少なくとも1つの発電部を含む第2種の分散電源をまとめて系統連系する電力制御方法であって、
    逆潮流の発生を検出するステップと、
    逆潮流が生じていないときには前記第2種の分散電源を前記第1種の分散電源とともに系統へ連系させ、逆潮流が生じているときには前記第2種の分散電源を前記第1種の分散電源から独立させ系統から解列させるように切り替えるステップと、
    前記蓄電池の充放電の予測または前記発電部の発電の予測に基づいて、前記解列状態時に、前記蓄電池が充電可能になるように制御するステップと、を有する電力制御方法。
  11. 少なくとも1つの第1種の分散電源と、
    少なくとも1つの蓄電池および少なくとも1つの発電部を含む第2種の分散電源と、
    前記第1種の分散電源および前記第2種の分散電源をまとめて系統連系することができる電力制御装置と、
    を含む電力制御システムであって、
    前記電力制御装置は、逆潮流が生じていないときには前記第2種の分散電源を前記第1種の分散電源とともに系統へ連系させ、逆潮流が生じているときには前記第2種の分散電源を前記第1種の分散電源から独立させ系統から解列させるように切り替え、前記蓄電池の充放電の予測または前記発電部の発電の予測に基づいて、前記解列状態時に、前記蓄電池が充電可能になるように制御する
    ことを特徴とする、電力制御システム。
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