JP6475942B2 - 半導体装置及びそれを備えた交流抵抗計測システム - Google Patents

半導体装置及びそれを備えた交流抵抗計測システム Download PDF

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    • H02J3/00Circuit arrangements for ac mains or ac distribution networks

Description

本発明は半導体装置及びそれを備えた交流抵抗計測システムに関し、例えば回路規模の増大を抑制するのに適した半導体装置及びそれを備えた交流抵抗測定システムに関する。
体脂肪等の体組成を計測する計測装置は、足等の計測対象に交流基準電流を流したときの交流電圧を計測し、その計測結果を基に当該計測対象の交流抵抗を算出している。この交流抵抗から体脂肪等の体組成が推定される。
体脂肪を計測する技術は、例えば、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示された構成は、計測対象の交流電圧(増幅回路の出力)を、ADコンバータを用いて計測している。
特開平11−113872号公報
特許文献1の構成では、計測対象の交流電圧が広範囲であるため、その計測には高分解能のADコンバータが用いられる必要がある。ここで、代表的な高分解能のADコンバータとして、ΔΣ方式のADコンバータが知られている。ΔΣ方式のADコンバータのサンプリング周波数は、通常のADコンバータのサンプリング周波数よりも低いため、計測対象の交流電圧の周波数よりも低くなる可能性が高い。その場合、ΔΣ方式のADコンバータは、計測対象の交流電圧をそのまま計測することができないため、計測対象の交流電圧を検波し、さらに平滑化して直流電圧に変換したものを計測する必要がある。
つまり、特許文献1の構成は、高分解能のADコンバータに加えて、計測対象の交流電圧を検波する検波回路と、平滑化する平滑化回路と、を備える必要があるため、回路規模が増大してしまうという問題があった。その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、半導体装置は、制御信号に応じた振幅の交流電圧を生成する交流電圧生成部と、計測対象に対して直列に設けられ、前記交流電圧が印加される抵抗素子と、前記抵抗素子の両端間の差電圧が規定電圧に達したことを検出する電圧検出部と、前記電圧検出部の検出結果に基づいて、前記差電圧が前記規定電圧となるような前記交流電圧を生成するように前記交流電圧生成部に対して前記制御信号を出力する制御部と、を備える。
前記一実施の形態によれば、回路規模の増大を抑制することが可能な半導体装置及びそれを備えた交流抵抗測定システムを提供することができる。
実施の形態1に係る半導体装置の構成を示すブロック図である。 図1に示す半導体装置に設けられた交流電圧生成部の構成例を示すブロック図である。 図1に示す半導体装置の動作を示すフローチャートである。 図1に示す半導体装置を備えた交流抵抗計測システムの構成例を示す図である。 実施の形態2に係る交流抵抗計測システムの構成例を示す図である。 実施の形態3に係る交流抵抗計測システムの構成例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について説明する。なお、図面は簡略的なものであるから、この図面の記載を根拠として実施の形態の技術的範囲を狭く解釈してはならない。また、同一の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、応用例、詳細説明、補足説明等の関係にある。また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(動作ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数等(個数、数値、量、範囲等を含む)についても同様である。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1に係る半導体装置1を示すブロック図である。
本実施の形態に係る半導体装置1は、例えば、体脂肪等の体組成を計測する計測装置に適用される。本実施の形態に係る半導体装置1は、足等の計測対象に直列に設けられ交流電圧が印加される抵抗素子を備え、その抵抗素子の両端間に発生する電圧が規定電圧に達した場合における当該交流電圧を計測する。このときに計測された交流電圧の振幅値と、予め分かっている抵抗素子の抵抗値及び抵抗素子に流れる交流電流の値と、に基づいて、計測対象の抵抗値の算出が可能である。そして、算出した計測対象の抵抗値から体組成の推定が可能である。それにより、本実施の形態に係る半導体装置1は、ΔΣ方式等の高分解能のADコンバータを用いて計測対象の交流電圧を計測する必要がないため、検波回路及び平滑化回路を備える必要がなくなり、その結果、回路規模の増大を抑制することができる。以下、具体的に説明する。
図1に示すように、半導体装置1は、交流電圧生成部11と、電圧検出部12と、制御部13と、電圧回路(基準電圧生成回路)14と、抵抗素子Rrと、を備える。なお、図1には、電極T1,T2に接触するように設けられた計測対象Rmも示されている。
交流電圧生成部11は、振幅を調整可能な交流電圧Vgを生成する。より詳細には、交流電圧生成部11は、制御信号S1に応じた振幅の交流電圧Vgを生成する。
(交流電圧生成部11の構成例)
図2は、交流電圧生成部11の構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、交流電圧生成部11は、所定振幅の交流電圧を生成する交流電圧源111と、交流電圧源111から出力された交流電圧を制御信号S1に応じた振幅で増幅し交流電圧Vgとして出力する可変電圧器112と、を備える。
交流電圧源111は、例えば、DAコンバータを搭載した波形生成ジェネレータ、PWM装置、又は、PFM装置と、これらの何れかの出力を正弦波交流に波形整形するローパスフィルタと、により構成される。可変電圧器112は、可変増幅回路又は減衰器により構成される。ここでは、可変電圧器112が減衰器113により構成された例が示されている。
図1に戻り、抵抗素子Rrは、計測対象Rmに対して直列に設けられている。換言すると、抵抗素子Rrは、計測対象Rmとともに、交流電圧生成部11及び電圧回路14の間に直列に設けられている。なお、電圧回路14は、基準電圧を生成する回路である。本実施の形態では、基準電圧が電源電圧及び接地電圧GNDの中間電圧(=(電源電圧+接地電圧)/2)である場合を例に説明する。
より詳細には、抵抗素子Rrは、交流電圧生成部11と、計測対象Rmが接触する一方の電極T1と、の間に設けられている。計測対象Rmが接触する他方の電極T2は、電圧回路14側に接続されている。
抵抗素子Rr及び計測対象Rmを介した電流経路の一端側(即ち、ここでは抵抗素子Rrの一端側)には、交流電圧生成部11からの交流電圧Vgが印加される。また、この電流経路の他端側(即ち、ここでは計測対象Rmの電極T2側)には、電圧回路14からの基準電圧が印加される。それにより、抵抗素子Rr及び計測対象Rmには、交流電流Imが流れる。
電圧検出部12は、抵抗素子Rrの両端間の差電圧Vrが規定電圧Vrefに達したか否かを検出する。例えば、電圧検出部12は、差電圧Vrが規定電圧Vrefに達していない場合、検出結果D1をインアクティブ(例えば、Lレベル)にし、差電圧Vrが規定電圧Vrefに達した場合、検出結果D1をアクティブ(例えば、Hレベル)にする。
制御部13は、例えばマイコンであって、電圧検出部12の検出結果に応じた制御信号S1を出力する。具体的には、制御部13は、検出結果D1がアクティブになるような(即ち、差電圧Vrが規定電圧Vrefとなるような)振幅の交流電圧Vgを生成するように交流電圧生成部11に対して制御信号S1を出力する。
(半導体装置1の動作)
続いて、半導体装置1の動作について説明する。
図3は、半導体装置1の動作を示すフローチャートである。
図3に示すように、初期状態では、交流電圧生成部11の設定値Nが0に設定される(ステップS101)。なお、設定値Nは交流電圧Vgの振幅の大きさを表しており、設定値Nが大きくなるほど交流電圧Vgの振幅は大きくなる。したがって、初期状態では、交流電圧Vgの振幅は小さい。
このとき、差電圧Vrが規定電圧Vrefに達していなければ(ステップS102のNO)、電圧検出部12の検出結果D1はインアクティブとなるため、制御部13は、交流電圧生成部11の設定値Nを1つ増加させる(ステップS103)。それにより、交流電圧Vgの振幅は一段階大きくなる。
その後、まだ差電圧Vrが規定電圧Vrefに達していなければ(ステップS102のNO)、電圧検出部12の検出結果D1はインアクティブを維持するため、制御部13は、交流電圧生成部11の設定値Nをさらに1つ増加させる(ステップS103)。それにより、交流電圧Vgの振幅はさらに一段階大きくなる。
制御部13は、差電圧Vrが規定電圧Vrefに達して電圧検出部12の検出結果D1がインアクティブからアクティブに切り替わるまで、ステップS102のNOからステップS103の動作を繰り返す。つまり、制御部13は、差電圧Vrが規定電圧Vrefに達するまで、交流電圧Vgの振幅を段階的に大きくさせるように制御信号S1を出力する。
差電圧Vrが規定電圧Vrefに達すると(ステップS102のYES)、電圧検出部12の検出結果D1がインアクティブからアクティブに切り替わるため、制御部13は、例えば、交流電圧Vgの振幅をこれ以上変化させないように制御信号S1を出力する。また、制御部13は、交流電圧生成部11に、そのときの設定値Nの情報を出力させる(ステップS104)。
つまり、制御部13は、電圧検出部12により差電圧Vrが規定電圧Vrefに達したことが検出された場合、交流電圧生成部11に、そのときの設定値Nの情報、即ち、そのときの交流電圧Vgの振幅値の情報、を出力させる。なお、交流電圧生成部11の代わりに制御部13が直接設定値Nの情報(交流電圧Vgの振幅値の情報)を出力してもよい。
そして、計測が完了する(ステップS105)。
ここで、計測対象Rmの抵抗値は、差電圧Vrが規定電圧Vrefに達した場合における、交流電圧Vgの振幅値、抵抗素子Rrの抵抗値、及び、抵抗素子Rrに流れる交流電流Imの値に基づいて算出可能である。以下、数式を用いて詳細に説明する。
まず、交流電圧Vg、抵抗素子Rrの両端間の差電圧Vr、及び、計測対象Rmの両端間(電極T1,T2間)の差電圧Vmの関係は、以下の式(1)のように表される。
Vg=Vr+Vm ・・・(1)
なお、差電圧Vrは規定電圧Vrefに達して固定されている(Vr≒Vref)。したがって、このときに抵抗素子Rrに流れる交流電流Imも固定されている(Im≒Vr/Rr)。
計測対象Rmには抵抗素子Rrと同じく交流電流Imが流れるため、計測対象Rmの抵抗値(Rm)、交流電流Im、及び、差電圧Vmの関係は、以下の式(2)のように表される。
Vm=Rm×Im ・・・(2)
式(1)に式(2)を代入すると、式(3)のように表される。
Vg=Vr+(Rm×Im) ・・・(3)
式(3)より、計測対象Rmの抵抗値(Rm)は、以下の式(4)のように表される。
Rm=(Vg−Vr)/Im ・・・(4)
式(4)からわかるように、電圧検出部12により差電圧Vrが規定電圧Vrefに達したことが検出された場合、差電圧Vrが規定電圧Vrefを示し、交流電流ImがVr/Rrで決まる値を示すため、そのときの交流電圧Vgを計測するだけで、計測対象Rmの抵抗値(Rm)を算出することができる。そして、算出された抵抗値Rmから体組成の推定が可能である。
例えば、抵抗素子Rrの抵抗値を100Ω、交流電流Imの値を500μA(1.414mApp)、交流電圧Vgの値を500mVppとすると、式(4)より、計測対象Rmの抵抗値(Rm)は以下のようになる。
Rm={500[mVpp]−(100[Ω]×1.414[mApp])}/1.414[mApp]=253.6[Ω]
このように、本実施の形態に係る半導体装置1は、足等の計測対象Rmに直列に設けられた抵抗素子Rrの両端間に発生する電圧Vrが規定電圧Vrefに達した場合おける交流電圧Vgを計測する。このときに計測された交流電圧Vgの振幅値と、予め分かっている抵抗素子Rrの抵抗値及び抵抗素子Rrに流れる交流電流Imの値と、に基づいて、計測対象Rmの抵抗値の算出が可能である。そして、算出した計測対象Rmの抵抗値から体組成の推定が可能である。それにより、本実施の形態に係る半導体装置1は、ΔΣ方式等の高分解能のADコンバータを用いて計測対象の交流電圧を計測する必要がないため、検波回路及び平滑化回路を備える必要がなくなり、その結果、回路規模の増大を抑制することができる。また、消費電力の増大を抑制することもできる。
(半導体装置1を備えた交流抵抗計測システム)
図4は、半導体装置1を備えた交流抵抗計測システムSYS1の構成例を示す図である。なお、図4では、半導体装置1の具体的構成例として半導体装置1aが示されている。
図4に示すように、交流抵抗計測システムSYS1は、半導体装置1aと、演算装置(演算処理装置)2と、入力装置3と、表示装置4と、記憶装置5と、を備える。
入力装置3は、体脂肪等の体組成の推定に必要な情報を入力する装置である。演算装置2は、半導体装置1aによる計測結果(設定値Nの情報等)から計測対象Rmの抵抗値を算出したり、算出した計測対象Rmの抵抗値から体組成を推定したりする装置である。表示装置4は、演算装置2により推定された体脂肪等の体組成を表示する装置である。記憶装置5は、過去のデータを記憶したり、演算装置2の演算プログラム等を記憶したりする装置である。
半導体装置1aは、電圧検出部12として増幅回路121及びコンパレータ122を備える。増幅回路121は、抵抗素子Rrの両端間の差電圧Vrを増幅する。コンパレータ122は、増幅された差電圧Vrと規定電圧Vrefとを比較して比較結果を検出結果D1として出力する。例えば、コンパレータ122は、増幅された差電圧Vrが規定電圧Vrefより小さい場合にLレベルの検出結果D1を出力し、増幅された差電圧Vrが規定電圧Vref以上の場合にHレベルの検出結果D1を出力する。半導体装置1aのその他の構成及び動作については、半導体装置1と同様であるため、その説明を省略する。
本実施の形態では、電圧検出部12が増幅回路121及びコンパレータ122を備えた場合を例に説明したが、これに限られない。抵抗素子Rrの両端間の差電圧Vrがある程度大きければ、電圧検出部12は、必ずしも増幅回路121を備えていなくてもよい。
また、電圧検出部12は、コンパレータ122の代わりにADコンバータ123を備えてもよい。ADコンバータ123は、差電圧Vr又はその増幅電圧をデジタル値に変換して検出結果D1として出力する。この場合、制御部13は、検出結果D1に基づいて交流電圧生成部11の設定値Nを速やかに最適な値に設定することができるため、効率よく差電圧Vrを規定電圧Vrefに調整することが可能となる。なお、ADコンバータ123は、計測対象Rmに発生する交流電圧Vmの周波数よりも高いサンプリング周波数を有するものであればよい。例えば、交流電圧Vmの周波数が50kHzの場合、ADコンバータ123は、50ksps以上のサンプリング周波数を有するものであればよい。つまり、ADコンバータ123は、高分解能のADコンバータである必要はなく、例えば、汎用MCU内蔵のSAR型ADコンバータ等であってもよい。このとき、検波回路及び平滑化回路は不要である。
<実施の形態2>
図5は、実施の形態2に係る交流抵抗計測システムSYS2の構成例を示す図である。なお、図5では、半導体装置1の具体的構成例として半導体装置1bが示されている。
図5に示すように、交流抵抗計測システムSYS2は、半導体装置1bと、演算装置2と、入力装置3と、表示装置4と、記憶装置5と、を備える。
半導体装置1bは、電圧検出部12として増幅回路121及びコンパレータ122を備えるとともに、増幅回路(正転増幅回路)A1、反転増幅回路A2をさらに備える。なお、電圧回路14は設けられていない。
本実施の形態では、増幅回路A1及び反転増幅回路A2の増幅率が何れも1倍である場合を例に説明するが、これに限られない。増幅回路A1及び反転増幅回路A2の増幅率は、抵抗素子Rrの両端間に発生する差電圧Vrをコンパレータ121の許容入力電圧の範囲内に抑える等の目的で、適宜調整可能である。
増幅回路A1は、交流電圧生成部11により生成された交流電圧Vgを増幅して出力する。反転増幅回路A2は、増幅回路A1の出力を反転増幅して出力する。なお、交流電圧生成部11が可変増幅回路を用いて交流電圧Vgを生成している場合には、反転増幅回路A2は交流電圧Vgを直接反転増幅する構成であってもよい。
抵抗素子Rr及び計測対象Rmを介した電流経路の一端側(即ち、ここでは抵抗素子Rrの一端側)には、増幅回路A1の出力電圧が印加される。また、この電流経路の他端側(即ち、ここでは計測対象Rmの電極T2側)には、反転増幅回路A2の出力電圧が印加される。それにより、抵抗素子Rr及び計測対象Rmには、交流電流Imが流れる。
半導体装置1bのその他の構成及び動作については半導体装置1と同様であるため、その説明を省略する。
ここで、交流電圧Vg、抵抗素子Rrの両端間の差電圧Vr、及び、計測対象Rmの両端間(電極T1,T2間)の差電圧Vmの関係は、以下の式(5)のように表される。
2Vg=Vr+Vm ・・・(5)
式(5)の左辺が2Vgとなっているのは、抵抗素子Rr及び計測対象Rmを介した電流経路の一端側(抵抗素子Rr側)には交流電圧Vgと同位相の交流電圧が印加され、他端側(計測対象Rm側)には交流電圧Vgと逆相の交流電圧が印加されるためである。
なお、差電圧Vrは規定電圧Vrefに達して固定されている(Vr≒Vref)。したがって、このときに抵抗素子Rrに流れる交流電流Imも固定されている(Im≒Vr/Rr)。
計測対象Rmには抵抗素子Rrと同じく交流電流Imが流れるため、計測対象Rmの抵抗値(Rm)、交流電流Im、及び、差電圧Vmの関係は、以下の式(6)のように表される。
Vm=Rm×Im ・・・(6)
式(5)に式(6)を代入すると、式(7)のように表される。
2Vg=Vr+(Rm×Im) ・・・(7)
式(7)より、計測対象Rmの抵抗値(Rm)は、以下の式(8)のように表される。
Rm=(2Vg−Vr)/Im ・・・(8)
式(8)からわかるように、電圧検出部12により差電圧Vrが規定電圧Vrefに達したことが検出された場合、差電圧Vrが規定電圧Vrefを示し、交流電流ImがVr/Rrで決まる値を示すため、そのときの交流電圧Vgを計測するだけで、計測対象Rmの抵抗値(Rm)を算出することができる。そして、算出された抵抗値Rmから体組成の推定が可能である。
例えば、抵抗素子Rrの抵抗値を100Ω、交流電流Imの値を500μArms(1.414mApp)、交流電圧Vgの値を250mVppとすると、式(4)より、計測対象Rmの抵抗値(Rm)は以下のようになる。
Rm={2×250[mVpp]−(100[Ω]×1.414[mApp])}/1.414[mApp]=253.6[Ω]
このように、半導体装置1b及びそれを備えた交流抵抗計測システムSYS2は、半導体装置1a及びそれを備えた交流抵抗計測システムSYS1と同等の効果を奏することができる。さらに半導体装置1b及びそれを備えた交流抵抗計測システムSYS2は、半導体装置1a及びそれを備えた交流抵抗計測システムSYS1と同じ計測精度であれば、交流電圧Vgの範囲を約半分に抑えることができるため、低電圧での動作が可能である。
本実施の形態では、増幅回路A1が設けられた場合について説明したが、これに限られない。交流電圧生成部11が可変増幅回路を用いて交流電圧Vgを生成している場合には、増幅回路A1は必ずしも設けられなくてもよい。その場合、反転増幅回路A2は、交流電圧Vgを直接反転増幅して出力する。また、抵抗素子Rr及び計測対象Rmを介した電流経路の一端側(抵抗素子Rr側)には、交流電圧Vgが直接印加される。
<実施の形態3>
図6は、実施の形態3に係る交流抵抗計測システムSYS3の構成例を示す図である。なお、図6では、半導体装置1の具体的構成例として半導体装置1cが示されている。
交流抵抗計測システムSYS3は、半導体装置1cと、演算装置2と、入力装置3と、表示装置4と、記憶装置5と、を備える。半導体装置1cは、半導体装置1bと比較して、コンパレータ122に代えてADコンバータ123を備える。半導体装置1c及びそれを備えた交流抵抗計測システムSYS3のその他の構成については、半導体装置1b及びそれを備えた交流抵抗計測システムと同様であるため、その説明を省略する。また、ADコンバータ123についても既に説明したとおりである。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は既に述べた実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることはいうまでもない。
例えば、上記の実施の形態に係る半導体装置では、半導体基板、半導体層、拡散層(拡散領域)などの導電型(p型もしくはn型)を反転させた構成としてもよい。そのため、n型、及びp型の一方の導電型を第1の導電型とし、他方の導電型を第2の導電型とした場合、第1の導電型をp型、第2の導電型をn型とすることもできるし、反対に第1の導電型をn型、第2の導電型をp型とすることもできる。
1 半導体装置
1a 半導体装置
1b 半導体装置
1c 半導体装置
2 演算装置
3 入力装置
4 表示装置
5 記憶装置
11 交流電圧生成部
12 電圧検出部
13 制御部
14 電圧回路
111 交流電圧源
112 可変電圧器
113 減衰器
121 増幅回路
122 コンパレータ
123 AD変換器
A1 増幅回路
A2 反転増幅回路
Rr 抵抗素子
Rm 計測対象
T1 電極
T2 電極
SYS1 交流抵抗計測システム
SYS2 交流抵抗計測システム
SYS3 交流抵抗計測システム

Claims (12)

  1. 制御信号に応じた振幅の交流電圧を生成する交流電圧生成部と、
    計測対象に対して直列に設けられ、前記交流電圧が印加される抵抗素子と、
    前記抵抗素子の両端間の差電圧が規定電圧に達したことを検出する電圧検出部と、
    前記電圧検出部により前記差電圧が前記規定電圧に達したことが検出されるまで、前記交流電圧の振幅を段階的に大きくさせるように前記制御信号を出力する制御部と、
    を備えた半導体装置。
  2. 前記電圧検出部は、
    前記抵抗素子の両端間の差電圧と、前記規定電圧と、を比較するコンパレータを備えた、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記電圧検出部は、
    前記抵抗素子の両端間の差電圧を増幅する増幅回路をさらに備え、
    前記コンパレータは、前記増幅回路の出力電圧と、前記規定電圧と、を比較する、請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記電圧検出部は、
    前記抵抗素子の両端間の差電圧に応じたデジタル値に変換するADコンバータを備えた、請求項1に記載の半導体装置。
  5. 前記電圧検出部は、
    前記抵抗素子の両端間の差電圧を増幅する増幅回路をさらに備え、
    前記ADコンバータは、前記増幅回路の出力電圧に応じたデジタル値に変換する、請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記交流電圧生成部は、
    所定振幅の交流電圧を生成する交流電圧源と、
    前記制御信号に応じた振幅で前記交流電圧を増幅又は減衰する可変増幅回路又は減衰器と、
    を有する、請求項1に記載の半導体装置。
  7. 前記抵抗素子及び前記計測対象を介した電流経路の一端には、前記交流電圧が印加され、前記電流経路の他端には、基準電圧が印加される、請求項1に記載の半導体装置。
  8. 前記電流経路の他端に前記基準電圧を印加する基準電圧生成回路をさらに備えた、請求項に記載の半導体装置。
  9. 前記抵抗素子及び前記計測対象を介した電流経路の一端には、前記交流電圧が印加され、前記電流経路の他端には、前記交流電圧を反転した電圧が印加される、請求項1に記載の半導体装置。
  10. 前記交流電圧を増幅して前記電流経路の一端に出力する正転増幅回路と、
    前記交流電圧を反転増幅して前記電流経路の他端に出力する反転増幅回路と、
    をさらに備えた、請求項に記載の半導体装置。
  11. 請求項1に記載の半導体装置と、
    前記電圧検出部により前記差電圧が前記規定電圧に達したことが検出された場合における、前記交流電圧の値、前記抵抗素子の抵抗値、及び、前記抵抗素子に流れる交流電流の値、に基づいて、前記計測対象の抵抗値を算出する演算処理装置と、
    を備えた、交流抵抗計測システム。
  12. 制御信号に応じた振幅の交流電圧を生成する交流電圧生成部と、
    計測対象の前段に当該計測対象と直列に設けられ、前記交流電圧が印加される抵抗素子と、
    前記抵抗素子の両端間の差電圧が規定電圧に達したことを検出する電圧検出部と、
    前記電圧検出部により前記差電圧が前記規定電圧に達したことが検出されるまで、前記交流電圧の振幅を変化させるように前記制御信号を出力する制御部と、
    を備えた半導体装置。
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