JP6475062B2 - マグネットカップリング - Google Patents

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信雄 村田
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本発明は、マグネットカップリングに関し、詳しくは、遠心減圧濃縮装置の真空チャンバ内に設けられた回転体に、真空チャンバの外部に設けた回転駆動モータの回転力を伝達する際に用いられるマグネットカップリングに関する。
遠心減圧濃縮装置は、上部開口を開閉する蓋を備えた有底円筒状の真空チャンバと、真空チャンバ内に配置された回転体と、真空チャンバの底部に設けられた前記回転体の回転駆動部と、真空チャンバ内を減圧する真空ポンプとを備えており、回転駆動部は、真空チャンバの内外を区画する下部隔壁を挟んで設けられたマグネットカップリングを有しており、回転駆動モータの回転力をマグネットカップリングを介して回転体の回転軸に伝達することにより、真空チャンバ内の真空度を維持するようにしている。また、遠心減圧濃縮装置の回転体を回転可能に支持する軸受には、各種化学薬品に対して耐性を有するセラミックベアリングが多く使用されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−331201号公報
しかし、セラミックベアリングは、一般に、鋼製ベアリングに比べて転動球が少なく、スラスト耐荷重容量が小さため、遠心減圧濃縮装置における回転体を支持する場合、回転体の重量に加えて、マグネットカップリングの吸引力がセラミックベアリングに作用するため、セラミックベアリングの寿命が短くなってしまうという問題があった。一方、停止時に永久磁石の同極同士を対向させることにより、スラスト荷重を軽減することも行われているが、同極同士を長時間対向させておくと、永久磁石が減磁するおそれがある。
そこで本発明は、スラスト荷重の軽減を図りながら減磁も抑えることができるマグネットカップリングを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明のマグネットカップリングは、モータで駆動される駆動側回転体と、該駆動側回転体の回転によって回転する従動側回転体とを隔壁を挟んで上下に対向配置し、前記駆動側回転体と前記従動側回転体との対向面に永久磁石をそれぞれ配置したマグネットカップリングにおいて、前記駆動側回転体と前記従動側回転体との対向面に、同数の永久磁石と透磁性ヨークとを回転方向に対して同一間隔で交互に配置するとともに、前記両回転体の永久磁石は、同極を対向させて配置したことを特徴としている。
本発明のマグネットカップリングによれば、同極を対向させた永久磁石と透磁性ヨークとの同数を交互に配置しているので、駆動側回転体の回転力は、永久磁石と透磁性ヨークとの吸引力及び永久磁石の同極同士の反発力によって伝達される。また、永久磁石の異極が対向したときの吸引力に比べて永久磁石と透磁性ヨークとの吸引力は小さくなるので、運転中や停止中のスラスト荷重を軽減でき、セラミックベアリングの延命を図れるとともに、停止状態で長期間放置したときても永久磁石の減磁を抑えることができる。
本発明のマグネットカップリングを適用した遠心減圧濃縮装置の一形態例を示す断面正面図である。 本発明のマグネットカップリングにおける永久磁石及び透磁性ヨークの配置状態の一例を示す説明図である。 停止時と回転時とにおける吸引力及び反発力の状態を示す説明図である。
図1は、本発明のマグネットカップリングを適用した遠心減圧濃縮装置の一形態例を示している。本形態例に示す遠心減圧濃縮装置は、ケーシング11の内部に収容されるもので、上部開口を開閉する蓋12aを備えた有底円筒状の真空チャンバ12と、該真空チャンバ12内に配置され、真空チャンバ12の軸線を回転中心として高速で回転可能な回転体13と、前記真空チャンバ12の底部に設けられた前記回転体13の回転駆動部14と、真空チャンバ12内を減圧する真空ポンプ15とを備えている。回転体13の回転軸13aは、セラミックベアリングを用いたスラストベアリング13bにより、回転可能な状態で支持されている。
前記回転駆動部14は、真空チャンバ12の内外を区画する下部隔壁12bを挟んで対向するマグネットカップリング16を有しており、回転駆動モータ17を作動させることにより、マグネットカップリング16を介して回転軸13aを回転させ、前記回転体13を矢印Rで示す方向に高速で回転させる。また、下部隔壁12bの上部の収容室18の一側には、前記真空ポンプ15に接続された減圧配管19が接続され、収容室18の上壁には、真空チャンバ12内に連通する排気孔20が設けられている。前記回転体13には、試料容器21を保持する複数の容器保持部22が設けられている。
前記マグネットカップリング16は、回転駆動モータ17によって回転駆動される駆動側回転体23と、該駆動側回転体23の回転に伴って回転する従動側回転体24とを前記下部隔壁12bを挟んで上下に対向配置したものであって、両回転体23,24の対向面である前記駆動側回転体23の上面と前記従動側回転体24の下面とには、同数の永久磁石25と透磁性ヨーク26とを回転方向に対して同一間隔で交互にそれぞれ配置している。例えば、図2に示すように、各回転体23,24の外周部に、周方向に3個の永久磁石25と3個の透磁性ヨーク26とを60度間隔で設け、停止時には、対向配置した両回転体23,24の永久磁石25と透磁性ヨーク26とが対向するようにしている。そして、各永久磁石25は、同極、本形態例では、全てN極が対向する方向になるようにそれぞれ設置している。前記透磁性ヨーク26には、透磁率が高い鉄やステンレス鋼などの材料を用いることができる。
このように、同極を向けた永久磁石25と透磁性ヨーク26とを駆動側回転体23及び従動側回転体24に交互にそれぞれ設けることにより、停止時には、図3(A)に示すように、対向する永久磁石25同士は反発するので、永久磁石25と透磁性ヨーク26とが吸引状態となる。また、駆動側回転体23を回転させたときは、図3(B)に示すように、永久磁石25同士の反発力と、永久磁石25と透磁性ヨーク26との吸引力によって駆動側回転体23の駆動力が従動側回転体24に従動力として伝達される。
永久磁石25と透磁性ヨーク26との吸引力は、永久磁石25の異極が対向したときの吸引力に比べて小さいので、運転中や停止中のスラスト荷重を軽減でき、スラストベアリング13bに用いたセラミックベアリングの延命を図れるとともに、同極同士が対向することはないので、停止状態で長期間放置したときでも永久磁石25が減磁することを抑えることができる。
なお、永久磁石及び透磁性ヨークの設置数は、駆動側回転体及び従動側回転体の直径などの条件に応じて適宜設定することができる。また、本発明のマグネットカップリングは、前記遠心減圧濃縮装置に限らず、各種機器に適用することができる。
11…ケーシング、12…真空チャンバ、12a…蓋、12b…下部隔壁、13…回転体、13a…回転軸、13b…スラストベアリング、14…回転駆動部、15…真空ポンプ、16…マグネットカップリング、17…回転駆動モータ、18…収容室、19…減圧配管、20…排気孔、21…試料容器、22…容器保持部、23…駆動側回転体、24…従動側回転体、25…永久磁石、26…透磁性ヨーク

Claims (1)

  1. モータで駆動される駆動側回転体と、該駆動側回転体の回転によって回転する従動側回転体とを隔壁を挟んで上下に対向配置し、前記駆動側回転体と前記従動側回転体との対向面に永久磁石をそれぞれ配置したマグネットカップリングにおいて、前記駆動側回転体と前記従動側回転体との対向面に、同数の永久磁石と透磁性ヨークとを回転方向に対して同一間隔で交互に配置するとともに、前記両回転体の永久磁石は、同極を対向させて配置したことを特徴とするマグネットカップリング。
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