JP6473702B2 - 作業機械 - Google Patents

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Description

本発明は、作業機械に関する。
ステアリング回路と作業機を一つのポンプで駆動する油圧システムにおいて、ステアリング回路に圧油が優先的に供給される構成とし、ポンプの吐出量制御を行うものが、特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載の技術では、ポンプ下流にプライオリティ弁を設けてステアリング回路に優先的に圧油が供給される構成にした上で、作業機用油圧回路の戻り油ラインに固定絞りを設けている。そして、固定絞りの前後差圧が一定となるようにポンプの傾転を制御すると共に、作業機を駆動制御する際には固定絞りと並列に設けたバイパス手段を開放することで固定絞りの前後差圧を低下させ、ポンプを最大吐出量とすることで、ステアリング回路と作業機を同時駆動制御するのに十分なポンプ吐出量を確保するようにしている。
特開2008−162410号公報
しかしながら、作業機を操作したときにはポンプ吐出量を最大とするので、作業機の要求流量に関わらずポンプは最大流量を吐出する。そのため、作業機の要求流量が少ないと、プライオリティ弁からの余剰油の一部は作業機で利用されずにタンクに排出されることになり、エネルギーを浪費することになる
本発明に係る作業機械は、吐出容積を調整するレギュレータを備えた可変容量型の油圧ポンプと、冷却ファンを回転駆動する油圧モータと、前記油圧モータの回転を制御するファン回路と、ステアリングシリンダの伸縮動作を制御するステアリング回路と、前記油圧ポンプからの作動油を前記ステアリング回路に優先的に供給し、前記油圧ポンプからの作動油と前記ステアリング回路へ送出される作動油との差である余剰油を前記ファン回路に供給するプライオリティ弁とを有する油圧制御を備えた作業機械であって、前記プライオリティ弁と前記ファン回路との油路に設けられ、前記油圧モータの目標流量に応じて絞り量が可変な可変絞りを備え、前記レギュレータは、前記可変絞りの流入側圧力と排出側圧力との差圧を一定とするように前記油圧ポンプの前記吐出容積を制御することを特徴とする。
本発明によれば、ステアリング回路とファン回路に共通の油圧ポンプからの圧油を供給するように構成し、ステアリング回路に優先的に圧油を供給する油圧制御装置を備えた作業機械において、油圧ポンプが吐出する圧油の油量をステアリング回路およびファン回路に必要な油量に制御でき、エネルギー浪費を防止することができる。
図1は、本発明に係る作業機械の一実施の形態であるホイールローダを示す図である。 図2は、油圧制御装置の油圧回路を示す概略図である。 図3は、ステアリング回路の一例を示す図である。 図4は、ファン回路の一例を示す図である。 図5は、演算部における処理内容を示す機能ブロック図である。 図6は、油圧制御装置の変形例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態による作業機械について詳細に説明する。以下では、油圧制御装置が搭載される作業機械の一例として、ホイールローダを例に説明するが、本発明は、ホイールローダに限らず種々の作業機械に適用可能である。
−第1の実施の形態−
図1は、本発明に係る作業機械の一実施の形態であるホイールローダ200を示す図である。ホイールローダ200は、アーム201、バケット202、前輪101a,101b等を有する前部車体203と、操縦室102、エンジン(不図示)、後輪101c,101d等を有する後部車体204とを備える。アーム201は、アームシリンダ103の駆動により上下方向に回動(俯仰動)する。バケット202は、バケットシリンダ104の駆動により上下方向に回動(ダンプまたはクラウド)する。なお、以下において、前輪101a,101bと後輪101c,101dについて総称する場合には、車輪101と称する。
前部車体203と後部車体204とは、連結軸205により互いに回動自在に連結されている。ホイールローダ200は、連結軸205にて前部車体203と後部車体204とが屈曲されるアーティキュレート式の作業車両である。前部車体203と後部車体204には、連結軸205を中心とする一対のステアリングシリンダ105a,105bの一端と他端とが、それぞれ回転可能に係止されている。後述する油圧装置により一対のステアリングシリンダ105a,105bの内の一方を伸長させ、他方を縮退させることにより、前部車体203と後部車体204とをそれぞれ連結軸205を中心に回転させる。これにより、前部車体203と後部車体204との相対的な角度が変化する。すなわち、ステアリングホイールを操作することにより車両が操舵される。
後部車体204には、冷却ファン4および冷却ファン4を回転駆動するための油圧モータ5が設けられている。冷却ファン4を回動することによって、エンジン1の冷却液を冷却するラジエータ106および作動油を冷却するオイルクーラ107に冷却風が送風される。
図2は、油圧制御装置の油圧回路の概略を示す図である。ホイールローダ200には、エンジン1、エンジン1により駆動される可変容量型の油圧ポンプ2、一対のステアリングシリンダ105a,105bを伸縮制御するためのステアリング回路3、油圧モータ5に供給される圧油の向きと流量を調節するファン回路6、プライオリティ弁8、可変絞り10、油圧ポンプ2の傾転(吐出容積)を調整するレギュレータ11、コントローラ12が設けられている。
油圧ポンプ2から圧油が吐出されると、油圧ポンプ2の吐出油はプライオリティ弁8を通過してステアリング回路3に供給される。後述するが、ステアリング回路3はステアリングホイールの操作に応じて一対のステアリングシリンダ105a、105bに圧油を供給するステアリングバルブ31を備えている。このステアリングバルブ31は、ステアリングホイールが操作されていないときは供給された圧油を遮断する。したがって、ステアリングホイールが非操作時にはプライオリティ弁8はR位置に切り換わり、油圧ポンプ2の吐出油の全量が可変絞り10を通ってファン回路6に供給される。可変絞り10は、後述するように、コントローラ12からの出力信号に基づいて駆動され、絞り量が可変とされる。可変絞り10の前後差圧はレギュレータ11の駆動圧として作用し、差圧が大きいほど油圧ポンプ2の傾転量(吐出容積)が小さくなり、油圧ポンプ2から吐出される油量が低減される。
図3は、ステアリング回路3の一例を示す図である。ステアリング回路3は、ステアリングバルブ31、リリーフ弁32a,32bおよびチェック弁33a,33bを備えている。ステアリングバルブ31は、ステアリングホイールの操作に応じて操作され、一対のステアリングシリンダ105a,105bの駆動方向および速度を制御するように圧油の流れを調整する。リリーフ弁32a,32bは、ステアリングシリンダ105a,105bの最大駆動圧を規定する。チェック弁33a,33bは、ステアリングシリンダ105a,105bが負圧になるのを防止するためのメイクアップ用チェック弁である。
図示しないステアリングホイールの操作量に応じたパイロット圧がステアリングバルブ31のパイロットポートaに作用すると、ステアリングバルブ31は中立位置CからA位置方向に切り替わる。プライオリティ弁8を通ってステアリングバルブ31に供給された圧油は、ステアリングバルブ31で流量を調整されてステアリングシリンダ105a,105bに送られ、ステアリングシリンダ105aを伸張させると共にステアリングシリンダ105bを縮退させる。ステアリングホイールの操作が所定の操舵角に位置して停止すると、ステアリングバルブ31は中立位置Cに戻る。その結果、ステアリングシリンダ105a,105bの伸縮動作は終了し、ステアリングホイールの操舵角に応じた伸張位置、すなわち操舵角が維持される。
プライオリティ弁8は、ステアリング回路3の回路差圧を一定にするように動作する。ステアリングホイールの操作によりステアリングバルブ31が動作し、ステアリングシリンダ105a,105bを伸張・縮退させる場合には、プライオリティ弁8はR位置側に切り換えられ、油圧ポンプ2より吐出される圧油はステアリング回路3に優先的に供給される。そして、油圧ポンプ2から供給される圧油流量とステアリング回路3からステアリングシリンダ105a,105bへ流れる圧油流量との差である余剰油が、可変絞り10および油路9を介してファン回路6へ供給される。
図4は、ファン回路6の一例を示す図である。ファン回路6は、方向制御弁21、リリーフ弁22、チェック弁23a,23b、電磁比例減圧弁24、電磁比例リリーフ弁25および固定絞り26を備えている。方向制御弁21は、油圧モータ5に供給される圧油の方向を制御する。リリーフ弁22は、油路9を介して方向制御弁21に送られる圧油の最高圧力を規定する。チェック弁23a,23bは、油圧モータ5のポート51,52の圧力がタンク圧を下回ったときに、タンクTから圧油をポートに導入してキャビテーションの発生を防止するために設けられている。
電磁比例減圧弁24は、コントローラ12から電気指令を受けて、方向制御弁21に切換制御圧を提供する。電磁比例リリーフ弁25は、コントローラ12からの電気指令を受けて、リリーフ弁22の指令圧ポート、すなわちパイロットポートの圧力を変化させてリリーフ弁22のセット圧を変更する。固定絞り26は、電磁比例リリーフ弁25によりリリーフ弁22のセット圧が制御可能なように、油路9と電磁比例リリーフ弁25を繋ぐ油路上に設けられている。
冷却ファン4を逆転させる場合には、コントローラ12から電磁比例リリーフ弁25に対して減圧指令が入力される。電磁比例リリーフ弁25はその一次圧を減圧するように動作し、固定絞り26の下流からリリーフ弁22のパイロットポートまでの管路が減圧される。リリーフ弁22のパイロットポート圧が減圧されると、リリーフ弁22のセット圧が低下し、リリーフ弁22の一次圧、すなわち油路9の最大圧が低く抑えられる。その結果、油路9の圧油の一部がリリーフ弁22からタンクへ逃げるため、油圧モータ5の回転数が低下する。油圧モータ5の回転数が十分に低下するだけの時間を待って、コントローラ12から電磁比例減圧弁24に昇圧指令が送られる。コントローラ12からの昇圧指令を受けると、電磁比例減圧弁24はその二次圧を昇圧する。その結果、方向制御弁21が正転位置から逆転位置に切り換えられる。
次に、コントローラ12から電磁比例リリーフ弁25に昇圧指令が送られると、電磁比例リリーフ弁25の一次圧が昇圧する。それにより、リリーフ弁22のセット圧が高く設定されるので、油路9の圧力が増加して油圧モータ5が逆転駆動される。
一方、冷却ファン4を逆転状態から正転状態へ復帰させる場合には、電磁比例リリーフ弁25を介してリリーフ弁22のセット圧を低下させる。必要な回転数まで低下する時間を待ち、その時間経過後、電磁比例減圧弁24を介して方向制御弁21を逆転位置から正転位置に切り換え、電磁比例リリーフ弁25を介してリリーフ弁22のセット圧を増加させる。このようなプロセスを経て、油圧モータ5は逆転状態から正転状態に切り替わる。
次に、可変絞り10およびレギュレータ11の動作について説明する。レギュレータ11は可変絞り10の前後差圧を駆動圧とする油圧制御式のレギュレータであり、油路13を介して可変絞り10の上流圧Puが導かれると共に、油路14を介して可変絞り10の下流圧Pdが導かれる。レギュレータ11は、上流圧Puと下流圧Pdとの差圧ΔP=Pu−Pdが設定圧Psとなるように、油圧ポンプ2の傾転を調整する。
このように、差圧ΔP=Psとなるように油圧ポンプ2の傾転が制御されるので、ステアリングシリンダ105a,105bの動作に影響されず、可変絞り10の差圧は一定となる。可変絞り10の通過流量Qは、可変絞り10の開口面積をS、差圧をΔPとすると、オリフィスの式を用いて次式(1)のように表される。
Q∝S√(ΔP) …(1)
上述のように、レギュレータ11はΔP=Psとなるように油圧ポンプ2の傾転を調整しているので、通過流量Qは、ステアリングシリンダ105a,105bの動作に関係なく可変絞り10の開口面積Sの値によって決定される。例えば、ステアリングシリンダ105a,105bが伸縮動作されて可変絞り10への余剰油の流量が減少すると、可変絞り10の差圧ΔPは減少する。そのため、レギュレータ11は差圧ΔPが増加するように、油圧ポンプ2の傾転を調整して油圧ポンプ2の吐出流量を増加させる。逆に、ステアリングシリンダ105a,105bの伸縮動作が停止して余剰油の流量が増加した場合には差圧ΔPが増加するので、レギュレータ11は油圧ポンプ2の吐出流量が減少するように油圧ポンプ2の傾転(吐出容積)を調整する。
コントローラ12は、温度センサ15の検出温度に基づいて油圧モータ5の回転数を制御する。なお、一般的に、油圧モータ5の回転数制御に用いられる温度センサは複数設けられ、例えば、作動油の温度を検出する温度センサ、エンジン冷却液の温度を検出する温度センサ、操縦室内温度を検出する温度センサ、外気温度を検出する温度センサなどがある。図2では、それらの温度センサを温度センサ15で表している。そして、コントローラ12は、作動油の温度を検出する温度センサ、エンジン冷却液の温度を検出する温度センサ、操縦室内温度を検出する温度センサ、外気温度を検出する温度センサの少なくとも一つで検出される温度に基づいて可変絞り10の開度を制御し、油圧モータ5の回転数を制御する。
例えば、温度センサ15によってエンジン1の冷却液温度が設定値よりも高くなった場合には、コントローラ12は油圧モータ5の回転数を増加させて、ラジエータ106の冷却性能を上げる。具体的には、コントローラ12は、可変絞り10の開口面積Sを大きくすることで通過流量Qを増加させて、油圧モータ5の回転数を増加させる。
図5は、コントローラ12の演算部121における処理内容を示す機能ブロック図である。演算部121は、目標回転数演算部121a、開口面積演算部121b、制御信号演算部121cを有している。目標回転数演算部121aでは、温度センサ15から入力された計測温度Tsに基づいて冷却ファン4の目標回転数、すなわち油圧モータ5の目標回転数を、目標回転数と計測温度Tsとの相関マップにより求める。開口面積演算部121bでは、可変絞り10の開口面積Sと目標回転数との相関マップと、目標回転数演算部121aで演算された目標回転数とに基づいて、可変絞り10の開口面積Sを求める。制御信号演算部121cでは、可変絞り10のソレノイドの駆動電流(制御信号)iと開口面積Sとの相関マップと、開口面積演算部121bで演算された開口面積Sとに基づいて駆動電流iを演算する。なお、目標回転数演算部121a、開口面積演算部121bおよび制御信号演算部121cにおいて、相関マップに代えて演算式を用いても良い。
コントローラ12は駆動電流(制御信号)iを可変絞り10に出力して、可変絞り10の開口面積Sを変更する。可変絞り10の開口面積Sを変更すると、可変絞り10の差圧ΔPが設定圧Psから変化するので、レギュレータ11は差圧ΔPの変化に応じて油圧ポンプ2の傾転を変更する。油圧ポンプ2の傾転が変更されて吐出流量が変化すると、プライオリティ弁8から可変絞り10に流入する余剰油の流量が変化し、差圧ΔPが設定圧Psに戻される。
以上のように、本実施の形態では、油圧ポンプ2からの作動油は、プライオリティ弁8によりステアリング回路3に優先的に供給されると共に、余剰油は油圧モータ5の回転を制御するファン回路6に供給される。
そして、油圧モータ5の目標流量に応じて絞り量が可変な可変絞り10を、プライオリティ弁8とファン回路6との油路に設けると共に、可変絞り10の流入側圧力である上流圧Puと排出側圧力である下流圧Pdとの差圧ΔP=Pu−Pdが予め定められた圧力となるように、レギュレータ11により油圧ポンプ2の吐出容積を調整するようにした。
そのため、ステアリングシリンダ105a,105bの動作に伴ってステアリング回路3へ送出される作動油の流量が変化すると、可変絞り10の差圧ΔPが一定となるようにレギュレータ11が油圧ポンプ2の吐出容積を調整する。その結果、可変絞り10を通過する作動油の流量は絞り量に応じた流量となり、プライオリティ弁8からの余剰油の流量は、油圧モータ5の駆動に必要な目標流量に対して過不足のない流量となる。すなわち、油圧ポンプ2は、ステアリング回路3が要求する流量と、可変絞り10の開口面積Sで与えたファン回路6の要求流量との合計を常に出力することができる。そのため、従来は、余剰油の一部が利用されずエネルギーを浪費していたが、本実施の形態では、そのようなエネルギーの浪費を防止することができる。
なお、ファン回路6の要求流量は冷却ファン4の(すなわち油圧モータ5の)目標回転数と比例関係にあるので、ステアリング回路3が要求する流量を供給しつつ、冷却ファン4を目標回転数通りに駆動することが可能となる。
さらに、温度センサ15で検出された温度、すなわち、外気温度、操縦室内温度、作動油の温度および冷却液の温度の少なくとも一つに基づいて、目標流量が演算部121において演算され、コントローラ12は、その目標流量に基づいて可変絞り10の絞り量を制御する。その結果、冷却ファン4は、温度センサ15で検出された温度に応じた最適の回転数で回転駆動され、その際においても、プライオリティ弁8からの余剰油は、ファン回路6に必要なだけの油量となるようにレギュレータ11により調整される。
図6は、図2に示す油圧制御装置の変形例を示す図である。図2に示した構成では、可変絞り10の上流圧Puと下流圧Pdとを油圧制御式のレギュレータ11に入力し、油圧によりレギュレータ11を制御するようにした。
一方、図6に示す変形例では、上流圧Puを検出する圧力センサ17と、下流圧Pdを検出する圧力センサ18とを設け、各圧力センサ17,18の検出信号をコントローラ12に入力するようにした。コントローラ12は、検出された上流圧Puと下流圧Pdとの差分ΔP=Pu−Pdを演算部121で演算し、その演算結果に基づく制御信号をレギュレータ11に入力する。変形例におけるレギュレータ11は電子制御式のレギュレータであり、入力された制御信号に基づいて油圧ポンプ2の吐出容積を調整する。差圧ΔPに基づく油圧ポンプ2の制御は図2で説明した制御と同様であり、可変絞り10の前後差圧(差分ΔP)が予め定められた圧力となるように吐出容積を調整する。
本発明は、ステアリング回路、プライオリティ弁、ファン回路を有するホイール式油圧ショベルなどの作業機械にも適用できる。
なお、以上の説明はあくまでも一例であり、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではない。また、上述した実施形態および各変形例はそれぞれ単独に、あるいは組み合わせて用いても良い。
1…エンジン、2…油圧ポンプ、3…ステアリング回路、4…冷却ファン、5…油圧モータ、6…ファン回路、8…プライオリティ弁、10…可変絞り、11…レギュレータ、12…コントローラ、15…温度センサ、17,18…圧力センサ、31…ステアリングバルブ、105a,105b…ステアリングシリンダ、121…演算部、121a…目標回転数演算部、121b…開口面積演算部、121c…制御信号演算部、200…ホイールローダ(作業機械)、Pd…下流圧、Ps…設定圧、Pu…上流圧

Claims (4)

  1. 吐出容積を調整するレギュレータを備えた可変容量型の油圧ポンプと、
    冷却ファンを回転駆動する油圧モータと、
    前記油圧モータの回転を制御するファン回路と、
    ステアリングシリンダの伸縮動作を制御するステアリング回路と、
    前記油圧ポンプからの作動油を前記ステアリング回路に優先的に供給し、前記油圧ポンプからの作動油と前記ステアリング回路へ送出される作動油との差である余剰油を前記ファン回路に供給するプライオリティ弁とを有する油圧制御を備えた作業機械であって、
    前記プライオリティ弁と前記ファン回路とを結ぶ油路に設けられ、前記油圧モータの目標流量に応じて絞り量が可変な可変絞りを備え、
    前記レギュレータは、前記可変絞りの流入側圧力と排出側圧力との差圧が予め定めた圧力となるように前記油圧ポンプの前記吐出容積を調整することを特徴とする作業機械。
  2. 請求項1に記載の作業機械において、
    前記油圧モータを駆動するエンジンと、
    前記目標流量を、外気温度、作動油の温度、前記エンジンの冷却液の温度および操縦室内温度の少なくとも一つに基づいて演算する演算部と、
    前記演算部で演算された目標流量に基づいて前記可変絞りの絞り量を制御するコントローラと、を備えることを特徴とする作業機械。
  3. 請求項1に記載の作業機械において、
    前記レギュレータは、前記可変絞りの前後差圧で前記吐出容積を調整する油圧装置であり、前記前後差圧が予め定められた圧力となるように前記吐出容積を調整することを特徴とする作業機械。
  4. 請求項1に記載の作業機械において、
    前記可変絞りの流入側圧力を検出する第1の圧力センサと、
    前記可変絞りの排出側圧力を検出する第2の圧力センサと、
    前記第1および第2の圧力センサで検出される圧力に基づいて、前記レギュレータに前記吐出容積の調整を行わせるコントローラと、を備えることを特徴とする作業機械。
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