JP6472969B2 - 法面の補強構造 - Google Patents

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本発明は、切土や盛土によって形成される法面の補強構造に関する。
従来、切土や盛土によって形成される法面の補強方法としては、例えば特許文献1に示すようなものが知られている。こうした法面の補強方法では、まず、中央部に貫通孔を有するプレキャスト板を法面に設置した後、貫通孔から法面に削孔して有底の削孔部を形成する。続いて、削孔部に異形鉄筋を挿入した後、削孔部内にモルタルを注入して硬化させる。さらに、プレキャスト板と法面との間に裏込材としてモルタルを注入して硬化させた後、異形鉄筋の突端部に形成されたねじ部に座金をかませた状態でナットを螺嵌して締め付ける。これにより、プレキャスト板が法面に固定されて法面が補強される。
特開平7−34464号公報
上述のように法面を補強する場合、図9に示すように、プレキャスト板51の裏面側に入った雨水等を、プレキャスト板51に形成した排水孔52を通じてプレキャスト板51の表面側に排水するのが一般的である。
ところで、プレキャスト板51に設けた排水孔52から排水が流出すると、図9に二点鎖線で示すように、プレキャスト板51の表面に排水が伝い落ちた跡が下側に向けて拡がるようについてしまい、美観の点で好ましくない、という課題がある。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、排水が美観に与える影響を低減することができる法面の補強構造を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する法面の補強構造は、法面に配置される複数の板部材と、前記板部材の裏面と前記法面の間に配置される排水材と、前記板部材の裏面と前記法面の間に、鉛直方向において前記排水材と並ぶように配置される前記排水材よりも透水性の低い裏込材と、を備え、前記板部材は、水平方向と交差する方向に延びる側縁部に、前記排水材に含まれる水分を前記板部材の表面側に排水する水抜き孔を形成するための水抜き部を有し、前記水抜き部は、前記板部材の厚さ方向において裏面から表面側に向けて前記板部材の天端縁から遠ざかるように傾斜しながら延びる溝部と、前記溝部よりも前記厚さ方向における長さが短く、前記溝部の前記表面側の開口を塞ぐ薄板部と、を有し、前記薄板部を除去した2つの前記板部材が鉛直方向と交差する方向に並んだ場合に、隣接する2つの前記溝部により前記水抜き孔が形成される。
この構成によれば、板部材が有する水抜き部の薄板部は、溝部よりも厚さ方向における長さが短いので、ハンマー等で打ち抜くことによって、除去することができる。そして、薄板部を除去して鉛直方向と交差する方向に2つの板部材を並べることにより、隣接する2つの溝部により水抜き孔を形成することができる。そのため、この水抜き孔を通じて、板部材の裏面と法面の間に配置された排水材に含まれる水分を板部材の表面側に排水することができる。このように、2つの板部材のつなぎ目に形成される水抜き孔を通じて排水を板部材の表面側に表出させることにより、排水は板部材のつなぎ目部分に沿って流下する。その結果、板材の表面に排水が伝い落ちた跡が付いたとしても、その跡は板部材のつなぎ目に沿うので、目立ちにくい。したがって、排水が美観に与える影響を低減することができる。
上記法面の補強構造において、前記裏込材は施工時において流体状をなし、前記板部材は鉛直方向における中央付近に貫通孔を有し、前記法面において前記板部材の前記貫通孔と対応する位置に形成された有底の孔に挿入される棒部材と、前記孔に注入される注入材と、前記板部材を前記法面に固定する固定部と、を備え、前記水抜き部及び前記排水材は前記貫通孔よりも鉛直上方に配置されるのが好ましい。
この構成によれば、板部材において、鉛直方向の中央付近に配置される貫通孔よりも鉛直上方に水抜き部及び排水材が配置されるので、排水材の設置後に板部材と法面の間に流体状の裏込材を注入したとしても、排水材の上側に充填される裏込材の量よりも、排水材の下側に充填される裏込材の量の方が多くなる。これにより、排水材より上側に充填された裏込材が排水材に浸入することによる排水材の目詰まりを抑制することができる。また、水抜き部が板部材において底端近くに配置されると、注入された裏込材が水抜き孔を通じて漏出するおそれがあるが、水抜き部を板部材において鉛直方向における中央よりも上方に配置することにより、裏込材の漏出を抑制することができる。
上記法面の補強構造において、前記板部材は、天端縁に沿う位置に、前記裏込材を注入する注入孔を形成するための注入部を有するのが好ましい。
この構成によれば、板部材は天端縁に沿う位置に注入部を有するので、注入部が形成する注入孔から流体状の裏込材を注入することにより、板部材の裏面側に隙間なく裏込材を充填することができる。また、板部材において、裏込材を注入するための注入孔が水抜き部よりも鉛直上方に配置されるので、排水材を鉛直方向において挟むように、裏込材を隙間なく配置することができる。
上記法面の補強構造において、前記板部材は、底端縁に沿う位置に、前記排水材を係止可能な係止部を有するのが好ましい。
この構成によれば、一段目の法面に板部材を設置した後、その下側の地山を掘削して二段目の法面を形成したときに、先に設置した一段目の板部材の底端縁に沿う位置に設けられた係止部に排水材を係止することができる。そして、このように一段目の板部材に排水材を係止することにより、一段目の板部材の下側に配置される二段目の板部材の裏面側に配置する排水材の位置を正確に設定することができる。
上記課題を解決する法面補強用の板部材は、法面補強用の板部材であって、水抜き孔を形成するための水抜き部を側縁部に備え、前記水抜き部は、前記板部材の厚さ方向において裏面から表面側に向けて前記板部材の天端縁から遠ざかるように傾斜しながら延びる溝部と、前記溝部よりも前記厚さ方向における長さが短く、前記溝部の前記表面側の開口を塞ぐ薄板部と、を有し、前記薄板部を除去した上で、同じく前記薄板部を除去した別の板部材と前記側縁部が隣接するように並んだ場合に、隣り合う2つの前記溝部により前記水抜き孔を形成する。
この構成によれば、上記法面の補強構造と同様の作用効果を得ることができる。
上記法面補強用の板部材において、前記水抜き部は、前記薄板部の表面側に、前記溝部の前記表面側の開口形状に沿うように形成された切り欠きを有するのが好ましい。
この構成によれば、薄板部とその周囲の表面部分とが切り欠きを境界にして分離され易くなるため、薄板部をハンマーなどで打ち抜く際に、除去される薄板部とともにその周囲の表面部分が欠損することを抑制することができる。
本発明によれば、排水が美観に与える影響を低減することができる。
法面補強用の板部材の一実施形態を示す正面図。 図1の板部材の側面図。 図1の板部材の背面図。 法面の補強構造の一実施形態を示す断面図。 水抜き孔、排水管及び排水材の構成を示す断面図。 法面の補強構造の作用を説明する正面図。 板部材および法面の補強構造の変更例を示す正面図。 (a)は水抜き部及び注入部の変更例を示す正面図で、(b)は(a)におけるB−B線矢視端面図。 従来の法面の補強構造を説明する正面図。
以下、法面補強用の板部材及び法面の補強構造の一実施形態を図面に従って説明する。
初めに、法面補強用の板部材について説明する。
図1及び図2に示すように、法面補強用の板部材11は、例えば補強用の鉄筋が内蔵されたコンクリートプレキャスト板である。板部材11は、正面視矩形状の本体部12の縦方向Z及び横方向Xにおける中央付近に平面視略正方形状をなす凹部13を有し、さらに、その凹部13の内底面に断面円形の貫通孔14を有している。
板部材11は、縦方向Z及び横方向Xと交差する厚さ方向Yにおける表面側(図2における右面側)に、自然石の表面形状等を模して立体的に形成された化粧面16を有する。化粧面16は、本体部12の縦方向Zに延びる両側端縁並びにこれら側端縁と交差して横方向Xに延びる天端縁及び底端縁から離れた位置において隆起するように形成されている。なお、図2、図4及び図5において、化粧面16は形状を簡略化して図示している。
板部材11は、両側縁部に水抜き孔47(図3参照)を形成するための一対の水抜き部17を有するとともに、水抜き部17よりも上方となる天端縁に沿う位置に、裏込材を注入する注入孔48(図5参照)を形成するための注入部18を有する。なお、水抜き部17は、縦方向Zにおいて、板部材11の天端縁と貫通孔14との間に配置されることが好ましく、さらに、貫通孔14よりも天端縁に近い位置に配置されることがより好ましい。
図2に示すように、水抜き部17は、厚さ方向Yにおいて裏面(図2では左面)から表面側に向けて板部材11(本体部12)の天端縁から遠ざかるように傾斜しながら延びる溝部17bと、溝部17bよりも厚さ方向Yにおける長さが短く、溝部17bの表面側の開口を塞ぐように本体部12の表面を形成する薄板部17aと、を有する。
注入部18は、本体部12の表面を形成する薄板部18aと、厚さ方向Yにおいて裏面から薄板部18aに向けて延びる溝部18bと、を有する。なお、薄板部18aは溝部18bよりも厚さ方向Yにおける長さが短い。
薄板部17a,18aは溝部17b,18bよりも厚さ方向Yにおける長さが短い(すなわち、厚さが薄い)ので、ハンマーなどによって打ち抜くことによって容易に除去することができる。そして、薄板部17a,18aを除去することによって、水抜き部17及び注入部18は、板部材11の裏面から表面まで貫通する溝部17b,18bとなる。
例えば、板部材11の本体部12の縦方向Zの長さLzが1190mm、横方向Xの長さLxが1790mm、化粧面16の盛り上がった部分を除く厚さ方向Yの長さLyが120mmの場合、薄板部18aの厚さ方向Yにおける長さを15mm以下とすると、薄板部18aを容易に除去することができるので、好ましい。一方、この場合に、薄板部18aの厚さ方向Yにおける長さを5mm以上とすると、運搬等の作業時における薄板部18aの意図しない欠損が抑制されるので、好ましい。
水抜き部17は、板部材11の本体部12をコンクリートで成型する際に、円筒状または円柱状の型を埋め込んでおくことで、断面半円状の凹部としての溝部17bと薄板部17aとを形成することができる。そして、本体部12が上記サイズの場合、薄板部17aの上端位置は本体部12の上端(天端)から100〜150mm、半円状の直径(本体部12の側端における縦方向Yの長さ)を100mm程度にするとよい。また、本体部12の天端縁及び底端縁に対する溝部17bの傾斜角度θは、例えば22.6度程度にすることができる。
本体部12が上記サイズの場合、注入部18の位置は板部材11の側端(例えば、図1では右端)から550mm程度にすることができる。なお、注入部18の横方向Xにおける位置は任意に変更することができるが、水抜き部17及び凹部13と重ならないようにすることが好ましい。
図3に示すように、薄板部17aを除去した2つの板部材11が横方向Xに並んだ場合に、隣接する2つの溝部17bにより水抜き孔47が形成される。また、薄板部18aを除去した板部材11の上側に二点鎖線で示す別の板部材11が配置された場合に、上側の板部材11の底端縁と実線で示す下側の板部材11の溝部18bとの間に、注入孔48が形成される。すなわち、水抜き孔47及び注入孔48は、本体部12を成型した後に薄板部17a,18aをハンマー等で打ち抜いて除去することで形成されるいわゆるノックアウト式の孔である。
板部材11は、係止孔21を有して本体部12の底端縁から突出する金属製の係止部22と、本体部12の天端縁から突出する引掛部23を形成する金属製の引掛部材24と、一方の側端縁から突出する係合部材25と、を一対ずつ備えている。係止部22は本体部12の底端から縦方向Zに突出する一方、引掛部23は本体部12の裏面から厚さ方向Yに突出する(図2参照)。対をなす水抜き部17、係止孔21、引掛部23及び係合部材25は、それぞれ貫通孔14の中心軸において直交する軸線Lh,Lvに対して線対称をなすように配置される。
そして、縦方向Zに並ぶように配置される2つの板部材11は、上側に位置する板部材11の係止孔21に、下側に配置される板部材11の引掛部23を引っかけることにより、互いに連結される。また、横方向Xに並ぶように配置される2つの板部材11は、一方の側端縁から突出する係合部材25が、その隣に配置される板部材11と係合することにより、位置合わせされる。なお、一方の側端縁から突出する係合部材25と、その隣に配置される板部材11とを、例えばボルト及びナットなどの連結具によって連結することにより、隣り合う2つの板部材11を連結するようにしてもよい。
次に、板部材11を用いた法面の補強構造について説明する。
図4に示すように、板部材11は、地山(地盤)31に形成された法面32に裏面側が対向するように、水平方向H及び鉛直方向Vに沿って複数配置される。本実施形態において、法面32は斜面であるため、縦方向Zは鉛直方向Vと斜めに交差し、厚さ方向Yは水平方向Hと斜めに交差するが、横方向Xは概ね水平方向Hに沿う。
法面32における貫通孔14と対応する位置には、貫通孔14よりも若干径の小さい有底の孔33が形成されている。孔33には、例えば異形棒鋼よりなる棒部材46が貫通孔14を通して挿通されている。棒部材46は、その一端が孔33の底部33b近傍に位置するとともに、他端が凹部13内に位置している。棒部材46における孔33外に位置する突端部には、ねじ部(図示略)が設けられている。また、孔33内には、例えば早強ポルトランドセメントを使用したセメントミルクによって構成された注入材34が充填された状態で硬化している。
凹部13内において、棒部材46のねじ部には、座金35がかませられた状態でナット36が螺嵌されて締め付けられている。本実施形態において、ねじ部に螺嵌されるナット36と座金35とは、板部材11を法面32に固定する固定部37を構成する。そして、凹部13内には、平面視において略矩形状をなす板状のカバー部材38が固定部37を覆い隠すように嵌め込まれている。カバー部材38の表面側には、板部材11の化粧面16の一部をなすように形成される化粧面が設けられ、凹部13内に嵌め込まれた場合には、視覚的に板部材11と一体化する。
図5に示すように、板部材11と法面32との間には、例えばセメントベントナイトよりなる裏込材41が充填された状態で硬化している。また、板部材11の裏面と法面32の間には、水平方向Hが長手方向となるように排水材42が帯状に配置されている(図6参照)。排水材42は、裏込材41よりも透水率が高くなるように、例えば多孔体を形成する樹脂材などを、包装材によって包んだものからなる。
薄板部17aを除去した2つの板部材11が横方向Xに並んだ場合に隣接する2つの溝部17bにより形成される水抜き孔47には、排水材42に含まれる水分を板部材11の表面(化粧面16)側に排水する排水管43が挿通される。排水管43は、水抜き孔47内において、排水材42に接する後端よりも、板部材11の表面側に出る前端の方が低くなるように前下がりに配置される。
板部材11が傾斜した法面32に配置されて、溝部17bの表面側の開口位置が裏面側の開口位置よりも高くなったとしても、溝部17bは厚さ方向Yにおいて裏面から表面側に向けて天端縁から遠ざかるように傾斜しながら延びるので、排水管43を水抜き孔47内で水平に対してわずかに傾ければ、排水管43を前下がりにすることができる。
なお、法面32の傾斜角度αが大きい場合には、排水管43を水抜き孔47内でより大きく傾ける必要があるので、排水管43と水抜き孔47の直径の差を大きくする必要がある。そして、水抜き孔47と排水管43の間に隙間が生じる場合には、水抜き孔47と排水管43の隙間に弾性体等からなる遮水材44を詰め込むとよい。
次に、板部材11を用いた法面32の補強方法について説明する。
法面32の補強を行う場合には、まず、板部材11を1枚分設置できる程度に地山31を掘削して、一段目となる最上段の法面32を形成する。
次に、板部材11を、法面32との間に隙間が形成されるように隙間形成部材45を介在させた状態で、法面32と平行に配置する。同様に、複数の板部材11を水平方向Hに並べていく。なお、一段目に配置される複数の板部材11については、水抜き部17の薄板部17a及び注入部18の薄板部18aを残したまま、法面32に配置する。
続いて、板部材11の上側から、板部材11と法面32との間に、流体状の裏込材41を注入する。その後、板部材11の貫通孔14を通じて法面32を掘削し、削孔である孔33を形成する。また、孔33に注入材34であるセメントミルクを注入した後、棒部材46を孔33内に挿入し、1日養生して注入材34及び裏込材41を硬化させる。
注入材34及び裏込材41の硬化後、棒部材46のねじ部に座金35をかませた状態でナット36を螺嵌することで、棒部材46と板部材11を緩みがないように一体化させる。その後、カバー部材38を凹部13内に嵌め込み、充填材等によってカバー部材38を凹部13に固定する。そして、水平方向Hに隣り合う板部材11の側端縁の隙間をモルタル等で埋めることで複数の板部材11を互いに接合すると、一段目の施工が完了する。
一段目の施工が完了すると、設置した一段目の板部材11の下側の地山31を、板部材11を1枚分設置できる程度に掘削して、上から二段目となる法面32を形成する。
このとき、図4に示すように、一段目の板部材11の底端縁からは係止部22が突出しているので、この係止部22に対して排水材42を針金等で係止して吊り下げることにより、排水材42を法面32上に位置決めした状態で配置する。すなわち、板部材11は、底端縁に沿う位置に、排水材42を係止可能な係止部22を有する。このように排水材42を位置決めした後、さらに排水材42を法面32にピン留め等してもよい。
次に、二段目の板部材11をクレーン等によって吊り下げ、その天端縁から突出する引掛部23を一段目の板部材11の底端縁から突出する係止部22の係止孔21に係止させる。また、二段目の板部材11の下端側に隙間形成部材45を介在させて、法面32との間に隙間が形成されるように、板部材11を配置する。同様に、複数の板部材11を水平方向Hに並ぶように配置していく。
なお、二段目に配置される複数の板部材11については、法面32の水平方向Hにおける両端に配置される板部材11の側端縁の水抜き部17のみ、薄板部17aを残した状態にして、その他の水抜き部17の薄板部17aは予め除去した上で、法面32に配置する。その結果、板部材11は、同じく薄板部17aを除去した別の板部材11と側縁部が隣接するように並んだ場合に、隣り合う2つの溝部17bにより、水抜き孔47を形成する。
また、二段目以降の法面32に配置される板部材11においては、注入部18の薄板部18aを除去した上で、法面32に配置する。その結果、板部材11の溝部18bは、その上側に位置する板部材11と底端との間に、注入孔48を形成する。
水平方向Hに並ぶように複数の板部材11を法面32に配置した後、水平方向Hに隣り合う2つの板部材11のつなぎ目に形成された水抜き孔47内に、前下がりとなるように排水管43を配置するとともに、水抜き孔47と排水管43の隙間を遮水材44によって間詰めする。
続いて、図5に二点鎖線で示すように、一段目の板部材11と二段目の板部材11との間に形成された注入孔48にホース39を差し込んで、二段目の板部材11と法面32との間に、施工時において流体状をなす裏込材41を注入する。
なお、排水材42は、係止部22に係止される際に、貫通孔14よりも板部材11の天端縁に近い位置に配置される水抜き部17と水平方向Hに並ぶように位置決めされる。その結果、水抜き孔47の後端は排水材42に接するように、鉛直方向Vにおいて板部材11の天端縁に近い位置に配置される。
また、裏込材41は排水材42の上側から注入される態様となり、排水材42の前側(板部材11側)または後側(法面32側)を回り込んで、排水材42よりも下側の隙間にも充填されていく。これにより、板部材11と法面32との隙間には、鉛直方向Vにおいて排水材42と並ぶように(本実施形態においては、鉛直方向Vにおいて排水材42を挟むように)裏込材41が配置される。
このとき、排水材42を包装材によって包んでおくと、裏込材41の浸入による排水材42の目詰まりが抑制される。また、水抜き孔47と排水管43の間に遮水材44を詰め込んでおくと、水抜き孔47からの裏込材41の漏出が抑制される。
その後、一段目と同様に、板部材11の貫通孔14を通じて法面32を掘削し、削孔である孔33を形成する。また、孔33に注入材34であるセメントミルクを注入した後、棒部材46を孔33内に挿入し、1日養生して注入材34及び裏込材41を硬化させる。
注入材34及び裏込材41の硬化後、棒部材46のねじ部に座金35をかませた状態でナット36を螺嵌することで、棒部材46と板部材11を緩みがないように一体化させる。さらにその後、カバー部材38を凹部13に固定する。そして、水平方向Hに隣り合う板部材11の側端縁の隙間と、一段目の板部材11の底端縁と二段目の板部材11の天端縁の隙間とを、モルタル等で埋めることで鉛直方向V及び水平方向Hに並ぶ複数の板部材11を互いに接合すると、二段目の施工が完了する。
図6に示すように、鉛直方向Vに3以上の板部材11を配置する場合には、二段目と同様に、三段目以降についても、下側の地山31を一段分ずつ掘削して法面32を形成しつつ、板部材11を配置していく。
次に、本実施形態にかかる法面の補強構造及び法面の補強方法の作用について説明する。
図6に示すように、複数の板部材11で法面32を保護した場合、排水管43を収容する水抜き孔47は水平方向H(板部材11の横方向X)に並ぶ2つの板部材11の隣接する溝部17bによって形成されるので、排水管43を通じて排水される水は、水平方向Hに並ぶ2つの板部材11の目地部分に沿って流れる。
そのため、図6に二点鎖線で示すように、板部材11の表面に排水が伝い落ちた跡がついたとしても、その跡は二つの板部材11を接合する目地部分に重なるので、化粧面16に排水跡がつく場合よりも、目立ちにくい。特に、化粧面16が立体的に隆起している場合には、目地部分は隆起した化粧面16に対して溝状をなすので、その目地の溝に沿って排水が流れることにより、排水の跡が下側に向けて拡幅しにくい。
そして、水抜き孔47は、水抜き部17の薄板部17aを打ち抜くことによって形成されるので、例えば排水材42を設けない最上段の板部材11Tや、水平方向Hにおける端部に配置されて隣に板部材11が配置されない板部材11Sにおいては、薄板部17aをそのまま残しておけば、不要な孔を形成することがない。
なお、水抜き孔47は、このように2つの板部材11の側端部のつなぎ目に形成されるため、水抜き孔47をそのまま排水孔として用いると、つなぎ目部分から漏水するおそれがある。その点、本実施形態では、板部材11の裏面側に排水材42を配置して排水の流路を確保し、さらにその排水材42に連通する排水管43を水抜き孔47内で前下がりとなるように配置することにより、板部材11の裏面側に入った雨水等を排水管43に流すことができる。そのため、水抜き孔47が2つの板部材11のつなぎ目に形成されていても、板部材11のつなぎ目等からの漏水を抑制することが可能になる。
さらに、例えば図9に示すように、板部材51に断面円形の排水孔52を設けた場合、水平方向Hに並ぶ2つの排水孔52の間に板部材51のつなぎ目が配置されるので、2つの排水孔52の間にたまった排水が板部材51のつなぎ目から漏水してしまうおそれがあり、板部材51につく排水跡が増加して美観を損ねることにもつながる。その点、本実施形態では、水抜き孔47及び排水管43を板部材11のつなぎ目に配置することにより、排水跡の増加が抑制される。
また、注入孔48は、注入部18の薄板部18aを打ち抜くことによって形成されるので、例えば注入孔48を形成しなくても裏込材41の注入が可能な最上段の板部材11Tにおいては、薄板部18aをそのまま残しておけば、板部材11Tの天端縁に不要な溝を形成することがない。したがって、板部材11の裏側に裏込材41を注入する際に、そのような不要な孔や溝から裏込材41が漏出することを抑制することができる。
また、水抜き部17及び注入部18が薄板部17a,18aを有することにより、法面32の上端部や側端部に配置するために、水抜き孔47や注入孔48のない専用の板部材を用意する必要がない。そのため、板部材11の形状を共通化して、板部材11の供給を効率よく行うことが可能になる。
以上詳述した実施形態によれば次のような効果が発揮される。
(1)板部材11が有する水抜き部17の薄板部17aは、溝部17bよりも厚さ方向Yにおける長さが短いので、ハンマー等で打ち抜くことによって、除去することができる。そして、薄板部17aを除去して鉛直方向Vと交差する方向に2つの板部材11を並べることにより、隣接する2つの溝部17bにより水抜き孔47を形成することができる。そのため、この水抜き孔47に排水管43を挿通することにより、2つの板部材11のつなぎ目に配置された排水管43を通じて、板部材11の裏面と法面32の間に配置された排水材42に含まれる水分を板部材11の表面側に排水することができる。このように、2つの板部材11のつなぎ目に配置された排水管43を通じて排水を板部材11の表面側に表出させることにより、排水は板部材11のつなぎ目部分に沿って流下する。その結果、板材の表面に排水が伝い落ちた跡が付いたとしても、その跡は板部材11のつなぎ目に沿うので、目立ちにくい。したがって、排水が美観に与える影響を低減することができる。
(2)板部材11において、鉛直方向Vの中央付近に配置される貫通孔14よりも鉛直上方に水抜き部17及び排水材42が配置されるので、排水材42の設置後に板部材11と法面32の間に流体状の裏込材41を注入したとしても、排水材42の上側に充填される裏込材41の量よりも、排水材42の下側に充填される裏込材41の量の方が多くなる。これにより、排水材42より上側に充填された裏込材41が排水材42に浸入することによる排水材42の目詰まりを抑制することができる。また、水抜き部17が板部材11において底端近くに配置されると、注入された裏込材41が水抜き孔47を通じて漏出するおそれがあるが、水抜き部17を板部材11において鉛直方向Vにおける中央よりも上方に配置することにより、裏込材41の漏出を抑制することができる。
(3)板部材11は天端縁に沿う位置に注入部18を有するので、注入部18が形成する注入孔48から流体状の裏込材41を注入することにより、板部材11の裏面側に隙間なく裏込材41を充填することができる。また、板部材11において、裏込材41を注入するための注入孔48が水抜き部17よりも鉛直上方に配置されるので、排水材42を鉛直方向Vにおいて挟むように、裏込材41を隙間なく配置することができる。
(4)一段目の法面32に板部材11を設置した後、その下側の地山を掘削して二段目の法面32を形成したときに、先に設置した一段目の板部材11の底端縁に沿う位置に設けられた係止部22に排水材42を係止することができる。そして、このように一段目の板部材11に排水材42を係止することにより、一段目の板部材11の下側に配置される二段目の板部材11の裏面側に配置する排水材42の位置を正確に設定することができる。
(5)板部材11と法面32の間に、排水材42と排水材42よりも透水性の低い裏込材41とを鉛直方向Vに並ぶように配置することにより、法面32からの湧水等を段毎に排水材42に集水して、確実に水抜き孔47から排水することができる。また、透水性の低い裏込材41を排水材42の下方に配置することにより、各段において、板部材11の上端付近に排水材42を配置することが可能になる。
これに対して、板部材11と法面32の間に、鉛直方向Vに並ぶ複数の段にまたがるように透水性の高い透水層(例えば、砕石層)を設ける場合には、上の段から下の段に向けて透水層内を水が流れるため、各段に設けられた水抜き孔から排水されにくい。さらに、透水層を通じて下の方に流れた水が下段の板部材のつなぎ目から漏水して、排水跡を増加させるおそれがある。
また、板部材11と法面32の間に裏込土を投入して転圧した裏込土層を設ける場合には、法面32からの湧水により裏込土層の強度が低下するおそれがある。これに対して、本実施形態における透水性の低い裏込材41は、湧水等に接した場合にも、強度が低下しにくい。
(変更例)
なお、上記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。また、下記変更例は、任意に組み合わせることができる。
・板部材11によって補強される法面32は、切土によって一段ずつ形成される傾斜面に限らず、盛土によって形成される傾斜面であってもよい。
・板部材11によって補強される法面32は、水平方向と直交する垂直な面であってもよい。例えば、法面32の水平に対する角度α(図5参照)が63.4349≦α≦90(すなわち、法面32の勾配が1:0.0〜1:0.5)であってもよい。なお、法面32の水平に対する傾斜角度α=63.4度のときに、直径が50mmの排水管43を水抜き孔47内において前下がりに配置するためには、溝部17bの傾斜角度θを9.4623度以上とすればよい。また、直径が100mm程度の排水管43を水抜き孔47内に前下がりになるように配置する場合には、水抜き孔47の直径は150mm程度とすることが好ましい。
・板部材11が法面32に配置された状態で、溝部17bが前下がりになる場合には、水抜き孔47に排水管43を挿通しなくてもよい。ただし、水抜き孔47は2つの板部材11のつなぎ目に形成されるため、水抜き孔47に排水管43を挿通した方が、2つの溝部17bのつなぎ目からの漏水を抑制することができ、好ましい。
・板部材11は、横方向Xが長手方向になる横長のものに限らず、縦方向Zが長手方向になる縦長のものであってもよい。あるいは、縦長の板部材11と横長の板部材11とを組み合わせて使用するようにしてもよい。
例えば、図7に示すように、水平方向Hに並ぶ板部材11の側端縁の位置が、鉛直方向Vにずれるように配置される場合に、法面32の水平方向Hにおける端部に配置される板部材11Bと、それ以外の板部材11とで、横方向Xにおける長さが異なるようにしてもよい。
・板部材11の形状は、法面32の端部の形状に応じて任意に変更することができる。例えば、板部材11の本体部12の形状を、平面視において台形状をなすように変形してもよい。
・板部材11の凹部13に嵌め込まれるカバー部材38は、平面視において略正方形状をなしてもよいし、平面視において横長または縦長の矩形状をなしてもよい。
・図7に示すように、板部材11の長手方向において、複数(例えば2つ)の貫通孔14が並ぶようにしてもよい。
・図8(a),(b)に示すように、水抜き部17及び注入部18において、薄板部17a,18aの表面側に、溝部17b,18bの表面側の開口形状に沿うように形成された切り欠き(凹状をなす溝)17c,18cを設けてもよい。この構成によれば、薄板部17a,18aとその周囲の表面部分とが切り欠き17c,18cを境界にして分離され易くなるため、薄板部17a,18aをハンマーなどで打ち抜く際に、除去される薄板部17a,18aとともにその周囲の表面部分が欠損することを抑制することができる。
例えば、図8(a)に示すように、薄板部17aの一部が化粧面16にかかっているような場合には、溝部17bを打ち抜く際に水抜き部17の周囲の化粧面16の一部が二点鎖線で示すように欠けてしまい、その補修に手間がかかってしまう。その点、図8(a),(b)に示すように、水抜き部17の表面側に溝部17bの開口形状に沿うように半円状の切り欠き17cを設けておけば、薄板部17aがその周囲の化粧面16と分離されやすくなり、化粧面16の不要な欠損を抑制することができる。
・板部材11の化粧面16の形状は、任意に変更することができる。また、板部材11が化粧面16を備えなくてもよい。
・板部材11は、底端縁に沿う位置に、その下側に配置される板部材11の天端縁から突出する引掛部23を係止するための係止部22とは別に、排水材42を係止するための係止部を備えてもよい。あるいは、板部材11が排水材42を係止するための係止部を備えず、法面32に直接排水材42をピン留め等することで、排水材42の位置決めをするようにしてもよい。
・注入孔48はノックアウト式でなくてもよい。すなわち、注入部18が薄板部18aを有さず、本体部12の裏面から表面まで貫通するように形成された溝部18bが注入孔48を形成するようにしてもよい。
・板部材11はコンクリートプレキャスト板に限らず、例えば樹脂や木材からなる板部材であってもよい。
・上記法面32の補強方法においては、(1)法面32に板部材11を配置、(2)裏込材41を注入、(3)法面32に孔33を形成、(4)孔33に注入材34を注入、(5)棒部材46を孔33内に挿入、という順序で各工程を行っているが、各工程の実施順序は以下のように変更してもよい。すなわち、(1)、(3)の後、基端に貫通孔14よりも外径の大きいフランジ部を有する円筒状のガイド部材53を設置して(すなわち、図4に二点鎖線で示すように、ガイド部材53を貫通孔14に挿通してその先端部を孔33まで差し込んだ状態にして)(4)を実施し、その後、(5)、(2)を行うようにしてもよい。あるいは、(1)、(3)の後、ガイド部材53を設置して(5)を実施し、その後、(4)、(2)を行うようにしてもよい。
H…水平方向、V…鉛直方向、Y…厚さ方向、11,11B,11S,11T…板部材、14…貫通孔、17…水抜き部、17a…薄板部、17b…溝部、17c…切り欠き、18…注入部、22…係止部、32…法面、33…孔、34…注入材、37…固定部、41…裏込材、42…排水材、46…棒部材、47…水抜き孔、48…注入孔。

Claims (4)

  1. 法面に配置される複数の板部材と、
    前記板部材の裏面と前記法面の間に配置される排水材と、
    前記板部材の裏面と前記法面の間に、鉛直方向において前記排水材と並ぶように配置される前記排水材よりも透水性の低い裏込材と、
    を備え、
    前記板部材は、水平方向と交差する方向に延びる側縁部に、前記排水材に含まれる水分を前記板部材の表面側に排水する水抜き孔を形成するための水抜き部を有し、
    前記水抜き部は、前記板部材の厚さ方向において裏面から表面側に向けて前記板部材の天端縁から遠ざかるように傾斜しながら延びる溝部と、前記溝部よりも前記厚さ方向における長さが短く、前記溝部の前記表面側の開口を塞ぐ薄板部と、を有し、
    前記薄板部を除去した2つの前記板部材が鉛直方向と交差する方向に並んだ場合に、隣接する2つの前記溝部により前記水抜き孔が形成される
    法面の補強構造。
  2. 前記裏込材は施工時において流体状をなし、
    前記板部材は鉛直方向における中央付近に貫通孔を有し、
    前記法面において前記板部材の前記貫通孔と対応する位置に形成された有底の孔に挿入される棒部材と、
    前記孔に注入される注入材と、
    前記板部材を前記法面に固定する固定部と、
    を備え、
    前記水抜き部及び前記排水材は前記貫通孔よりも鉛直上方に配置される
    請求項1に記載の法面の補強構造。
  3. 前記板部材は、天端縁に沿う位置に、前記裏込材を注入する注入孔を形成するための注入部を有する
    請求項2に記載の法面の補強構造。
  4. 前記板部材は、底端縁に沿う位置に、前記排水材を係止可能な係止部を有する
    請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の法面の補強構造。
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