JP6472506B2 - 手袋包装体 - Google Patents
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Description
包装箱1は上面10が長方形状の直方体形状であり、上面10と、底面と、四つの側面12,13,14,15とから構成される。包装箱1の上面10は長方形状であるため、一対の長辺10cと一対の短辺10a,10bを有しており、包装箱1の底面も同様である。上面10の一対の長辺10cと底面の一対の長辺との間に一対の長辺側の側面12,13が位置し、上面10の一対の短辺10a,10bと底面の一対の短辺との間に一対の短辺側の側面14,15が位置している。従って、長辺側の側面12,13の上端及び下端はそれぞれ上面10の長辺10c及び底面の長辺となり、短辺側の側面14,15の上端及び下端はそれぞれ上面10の短辺10a,10b及び底面の短辺となる。上面10の長辺10cに沿った方向を長辺方向と、上面10の短辺10a,10bに沿った方向を短辺方向と称する。尚、本実施形態の包装箱1は、その高さが、包装箱1の長辺方向の長さよりも小さく、包装箱1の短辺方向の長さよりも短いものであるが、包装箱1の短辺方向の長さと同じかそれよりも大きくてもよい。
包装箱1の上面10の一方の短辺10aの近傍に、手袋2を包装箱1から取り出すための取り出し口20が設けられている。上面10の一方の短辺10aは上面10と短辺側の側面14との間の境界であるが、取り出し口20は上面10の一方の短辺10aを上下方向に跨ぐようにして、上面10から短辺側の側面14にかけて形成されている。従って、取り出し口20は、上面10に形成された部分である上部取り出し口部21と、短辺側の側面14に形成された部分である側部取り出し口部22とからなる。上部取り出し口部21は、図2のように、一方の短辺10aから長辺方向に離れる程幅広となる逆テーパ形状であって、一方の短辺10aを下底としそれとは反対側の内端21aを上底とする台形状である。側部取り出し口部22は、図3のように、短辺方向に長い横長の長方形状である。そして、上部取り出し口部21の長辺方向の寸法は、側部取り出し口部22の上下方向の寸法(高さ)に比して長い。但し、上部取り出し口部21の長辺方向の寸法は、上面10の長辺の1/3以下とされる。側部取り出し口部22の下端は包装箱1の上下方向中央よりも若干低い位置にある。上部取り出し口部21の面積は側部取り出し口部22の面積よりも大きい。
包装箱1は、所定形状に裁断された厚紙から箱状に組み立てられたものである。図4に包装箱1の展開図を示しているが、この展開形状の厚紙を組み立てるのであるが、その際、一対の短辺側の側面14,15がそれぞれ開口部となるように角筒状に形成される。詳細には、展開形状の厚紙は、包装箱1の上面10となる上面片30と、包装箱1の底面となる底面片31と、包装箱1の一対の長辺側の側面12,13となる一対の側面片32,33とが短辺方向に沿って連設されている。側面片33の隣には糊代片36が延設されている。
かかる展開形状の厚紙を箱状に組み立てていくのであるが、まずは糊代片36を糊代部として底面片31の内面側に貼着して、上面片30と底面片31と一対の側面片32,33とから両端が開口した角筒状に組み立てる。図8に角筒状に形成した包装箱1を一方の開口部側から見た図を示しており、図5には他方の開口部側から見た図を示している。
このような包装箱1に収容される手袋2は薄手のものであって、例えば数十枚から百数十枚という多数枚上下に積層された状態で包装箱1に一括的に収容される。図1及び図2のように、手袋2は、その向きが全て揃っている。手挿入口3が包装箱1の長辺方向の一端側を向き、即ち、包装箱1の上面10の一方の短辺10a側を向いていて、指先4が包装箱1の長辺方向の他端側(包装箱1の上面10の他方の短辺10b側)を向いている。尚、手袋2は左右兼用とすることが好ましく、従って、本実施形態では全ての手袋2の親指5が左側となるように揃えられている。手袋2は、例えばポリエチレンシート等からなるプラスチック製のものやニトリルゴム等のゴム製のものである。尚、手袋2の手挿入口3の開口縁部には縁取り部を設ける等して他の部分よりも開口縁部の強度を高めた構成とすることが好ましい。
以上のように構成された手袋包装体を開封する手順について説明する。図11(a)に開封前の状態の手袋包装体の要部を示しているが、その状態から図11(b)のように指先で左右一対の開封用切り込み線27の間の部分、即ち、台形状の開封開始片28を押して、左右一対の開封用切り込み線27の間に位置するミシン目23の部分を切離して、開封開始片28を包装箱1の内側に折り曲げるように押し込む。そして、切離片24を包装箱1の上面10側から短辺側の側面14に向けて切離していく。まず、図12(a)のように上面切離片部25を立ち上げるように切離し、引き続いて側面切離片部26を下方に向けて切離していって、図12(b)のように切離片24の全体を包装箱1から分離除去する。
2 手袋
3 手挿入口
4 指先
5 親指
10 上面
10a 一方の短辺
10b 他方の短辺
10c 長辺
12 長辺側の側面
13 長辺側の側面
14 短辺側の側面
15 短辺側の側面
20 取り出し口
21 上部取り出し口部
21a 内端
22 側部取り出し口部
23 ミシン目
24 切離片
25 上面切離片部
26 側面切離片部
27 開封用切り込み線
28 開封開始片
30 上面片
31 底面片
32 側面片
33 側面片
36 糊代片
40 第一の上フラップ
41 第二の上フラップ
43 第一の下フラップ
44 第二の下フラップ
45 第一のサイドフラップ
46 第一のサイドフラップ
47 第二のサイドフラップ
48 第二のサイドフラップ
50 差し込み片
51 差し込み片
52 差し込み用切り込み線
53 差し込み用切り込み線
60 外側切欠部
61 差し込み片
62 差し込み片
70 係止用切欠部
71 係止用切欠部
72 内側切欠部
S 隙間
Claims (3)
- 包装箱に複数枚の手袋が積層状態で収容された手袋包装体であって、
包装箱は、長方形状の上面及び底面と、上面の短辺を上端とする一対の短辺側の側面と、上面の長辺を上端とする一対の長辺側の側面とを有する直方体形状であり、
複数枚の手袋は、手挿入口が包装箱の上面の一方の短辺側を向き、指先が包装箱の上面の他方の短辺側を向くように、向きを揃えて収容されており、
包装箱に手袋の取り出し口が設けられ、該取り出し口は、包装箱の上面の前記一方の短辺を上下に跨ぐように形成されて、上面に形成された部分である上部取り出し口部と、側面に形成された部分である側部取り出し口部とから構成され、
前記一方の短辺側の側面には、上面から延設された上フラップが設けられ、
該上フラップに側部取り出し口部が形成され、上フラップにおける側部取り出し口部の下側の位置には左右に連続する部分が残存しており、
前記一方の短辺側の側面には、上フラップの内側に、長辺側の側面から延設されて互いに係止連結された左右一対のサイドフラップが設けられ、該左右一対のサイドフラップの上端には、側部取り出し口部を構成する切欠部が形成されていることを特徴とする手袋包装体。 - 包装箱に複数枚の手袋が積層状態で収容された手袋包装体であって、
包装箱は、長方形状の上面及び底面と、上面の短辺を上端とする一対の短辺側の側面と、上面の長辺を上端とする一対の長辺側の側面とを有する直方体形状であり、
複数枚の手袋は、手挿入口が包装箱の上面の一方の短辺側を向き、指先が包装箱の上面の他方の短辺側を向くように、向きを揃えて収容されており、
包装箱に手袋の取り出し口が設けられ、該取り出し口は、包装箱の上面の前記一方の短辺を上下に跨ぐように形成されて、上面に形成された部分である上部取り出し口部と、側面に形成された部分である側部取り出し口部とから構成され、
前記一方の短辺側の側面は、長辺側の側面から延設されて互いに係止連結された左右一対のサイドフラップと、底面から延設された下フラップと、上面から延設された上フラップを備え、
側部取り出し口部は、上フラップに切離可能に形成された側面切離片部と、下フラップの上端に形成された切欠部と、互いに係止連結された左右一対のサイドフラップの上端に形成された切欠部とから構成され、上フラップにおける側面切離片部の下側の位置には左右に連続する部分が残存していることを特徴とする手袋包装体。 - 取り出し口には、ミシン目を介して周囲の部分から切離可能に構成された切離片が設けられ、該切離片を全部切り離す又はその一部を残して切り離すことにより、取り出し口が開口する構成である請求項1又は2記載の手袋包装体。
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JP2017249012A JP6472506B2 (ja) | 2017-12-26 | 2017-12-26 | 手袋包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017249012A JP6472506B2 (ja) | 2017-12-26 | 2017-12-26 | 手袋包装体 |
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Publications (2)
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JP2018043801A JP2018043801A (ja) | 2018-03-22 |
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Family Applications (1)
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JP2017249012A Active JP6472506B2 (ja) | 2017-12-26 | 2017-12-26 | 手袋包装体 |
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-
2017
- 2017-12-26 JP JP2017249012A patent/JP6472506B2/ja active Active
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JP2018043801A (ja) | 2018-03-22 |
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