JP6472059B2 - 防草袋 - Google Patents

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この発明は、雑草の発生を防ぐ防草袋に関する。
雑草の発生を防ぐ手段として、舗装、コンクリート張り、防草シート敷設などが知られている。また、内部に多数の木材チップや小枝や松葉が充填された防草袋を多数敷き詰めることも提案されている(特許文献1〜3)。
特開平9−56267号公報 特開2004−166701号公報 特開2004−332249号公報
しかし、これらのうち、舗装、コンクリート張り、及び木材チップ等充填防草袋は、いずれも費用がかかりすぎる上、前二者は温暖化防止という緑地の機能を損なううえ、自然の景観をも損なう。木材チップ等充填防草袋は、斜面において木材チップ等が偏りやすいし、耐火性に劣るため、施工場所が極めて限られる。また、防草シートは、これを複雑な地形を有する場所に敷設する場合、防草シートを地面に密着させてピンで固定するために、防草シートを地形に合わせて細切れに加工する必要があり、多大のコストと時間を要する。
それ故、この発明の課題は、複雑な地形を有する場所でも安価に施工可能な防草袋を提供することにある。
その課題を解決するために、この発明の防草袋は、
内部に土砂を充填可能で、角柱の輪郭を有し、少なくとも上面全体に遮光率90.0%以上の不織布が設けられ、上面と異なる一面に開口を有する土砂充填部と、
前記不織布よりも柔軟な材質からなり、前記開口を開閉可能に同開口周縁に結合された開閉部と
を備えることを特徴とする。
ここで「角柱」とは、2枚の合同で平行なn角形(nは3以上の整数)の間に長方形を立たせた多面体、又はn角形がそれに交わる方向に平行移動した軌跡であり、典型的には図1(a)に示すような直方体、同(b)に示すような正三角柱、同(c)に示すような正六角柱などをいう。
この発明の防草袋を使用するときは、必要な数の防草袋を準備し、それぞれの土砂充填部に土砂を充填する。開閉部を閉じて防草袋を元の姿勢に戻し、互いの側面が接触するように密に敷き詰める。開閉部は柔軟な材質からなるので、前記開口を有する一面が下面であっても土砂充填部が浮き上がることはないし、側面であっても隣の土砂充填部が遠ざかることはない。そして、土砂充填部が前記の輪郭を有するので、ほとんど隙間無く最密に敷き詰めることができ、上面全体に前記の不織布が設けられているので、地面に向かう光が遮断され、雑草の発生を防ぐことができる。また、充填されているのが土砂であって自重で固定されるため、通常の風雨によって位置ずれを生じることはなく、丁寧な整地の必要もピンを打ち込む必要もない。土砂としては、特に限定されず、施工現場の地面を削り取って生じたものでもよい。
この発明の防草袋において、好ましいのは前記開口を有する一面が前記土砂充填部の下面であって側面全体にも前記不織布が設けられているものである。この構成により、充填された土砂の圧力で土砂充填部の側面が外方に膨らんだとしても、隣り合う防草袋間は前記不織布で覆われることとなり、防草を確実にする。更に好ましいのは、前記土砂充填部の角にリングが取り付けられているものである。リングに紐やワイヤーを通すなどすることで、敷き詰められた防草袋同士が互いに拘束しあい、斜面に敷かれていてもますます位置ずれを生じることが無くなるからである。
前記不織布として好ましいのは、オレフィン系重合体からなるスパンボンド不織布である。耐候性に優れるからである。また、スパンボンド不織布であれば、成形によっても縫製によっても前記輪郭を形成することができる。その他、ポリエステル系長繊維であってもよい。
この発明の防草袋によれば、施工現場の起伏や面積に関わりなく施工現場を整地しなくても土砂充填部を隙間無く最密に敷き詰め、且つ自重で固定することができるので、速くしかも格別の能力を有しなくても施工できる。そして、不要になれば即時且つ容易に撤去することができる。従って、施工にも撤去にもあまり費用がかからない。また、袋毎に色調を選定することで、防草袋群全体として種々の模様を描いて意匠性を持たせることもできる。更に、災害時にはそのまま土嚢袋として利用することもできる。
この発明の防草袋の土砂充填部の輪郭を示す斜視図である。 実施形態1の防草袋を示し、(a)はその正面図、(b)は(a)におけるB部拡大図である。 (a)は同防草袋の土砂充填部の展開状態を示す平面図、(b)は同じく組み立てられた状態を示す正面図である。 同防草袋に土砂を充填し、使用直前の段階に至る過程を示す斜視図である。 (a)は同防草袋の使用状態を示す平面図、(b)は同じく正面図である。 実施形態2の防草袋を示す斜視図である。 (a)は同防草袋の使用状態を示す斜視図、(b)は同じく平面図である。 実施形態3の防草袋を示す斜視図である。
−実施形態1−
第一の実施形態の防草袋1は、図2(a)に示すように直方体の輪郭を有する箱状の土砂充填部2と、土砂充填部2に連なり筒状の開閉部3とを備える。土砂充填部2は、オレフィン系重合体からなり坪量240.0g/m、厚さ0.64mm、遮光率99.5%のスパンボンド不織布を図3(a)に示すように正方形に切断し、一点鎖線で谷折り、二点鎖線で山折りした後、同(b)に示すように重なり部分を縫製することによって形成される。縫製に代えて加熱プレスによって成形してもよい。開閉部3は、前記不織布よりも坪量及び厚さともに小さいポリエチレン織布からなる。そして、その一方の端部の周方向の長さが土砂充填部2の開口周縁の全長と同じになるように加工され、同端部が図3(b)に示すように土砂充填部2の内側側面に糸4で縫合され、他方の端部は自由にされている。
防草袋1を使用するときは、施工現場にて必要個数の防草袋1を図4(a)のように反転させて開閉部3を拡げ、図略の土砂を土砂充填部2に充填する。土砂としては、防草のためには植物の種子を含まないものを持ち込むのが望ましいが、費用節約のために現場で削り取って得られたものでもよい。また、防虫のために忌避剤を混入させても良い。その後、図4(b)に示すように開閉部3を紐で縛ることによって土砂充填部2を閉じる。紐で縛ることに代えて、開閉部3を畳んで接着剤、粘着テープ、ステープラーなどで固着してもよい。その状態で防草袋1を図4(c)に示すように元の姿勢に戻し、図5に示すように隣り合う防草袋1の側面が接するほどに縦横に並べて敷き詰める。
防草袋1によれば、開閉部3が柔軟な材質からなるので、土砂の重みで平らになり土砂充填部2が浮き上がることはない。そして、土砂充填部2が直方体の輪郭を有するので、ほとんど隙間無く最密に敷き詰めることができ、上面及び側面全体に前記の不織布が設けられているので、防草袋1群で覆われている地面が遮光される。従って、防草袋1下の雑草の発生が抑制される。また、充填されているのが土砂であるから、ピンを打ち込まなくても通常の風雨によって位置ずれを生じることはない。傾斜や起伏がある現場であっても、各防草袋1がそれに倣うので、予め丁寧に整地する必要はない。施工にあたって格別の技能も要しない。忌避剤を混入させた場合、忌避剤が直接紫外線に曝されていないので、防虫効果を長期的に持続させることができる。
−実施形態2−
第二の実施形態の防草袋11は、直方体箱状の土砂充填部の角に図6に示すように上下方向に跨がって取り付けられたリング5を有する。リング5の材質は、金属又は布であってよい。そして、土砂が充填された複数個の防草袋11を敷き詰めた後、隣り合う防草袋11のリング5に図7に示すように1本のロープ又はワイヤー6を通す。これにより、防草袋11同士が拘束し合い、その結果、互いに間隔が広がったり、位置がずれたりするのが防がれる。敷き詰められた防草袋11群の一方の端又は両方の端のリング5にピン7を通し、地面に打ち込むことで位置ずれを一層確実に防ぐことができる。
−実施形態3−
第三の実施形態の防草袋21は、直方体箱状の土砂充填部の上面における隣り合う二辺に、図8に示すように土砂充填部の上面よりはみ出て平面方向に延びる目地隠し8を有する。目地隠し8の材質は、土砂充填部2に用いた不織布と同じ不織布であってもよいし、同程度の遮光率を有する他の不織布であってもよい。この防草袋21によれば、土砂が充填された複数個の防草袋21を敷き詰めたとき、目地隠し7を隣の防草袋21の土砂充填部の上面に載せることができる。その結果、一つの防草袋21の土砂充填部と隣りの防草袋21の土砂充填部とで隙間が生じても、防草袋21群で覆われている地面全体が遮光される。
−実施形態4−
第一の実施形態における不織布に代えて坪量150g/m、厚さ0.4mm、遮光率95%以上のポリエステル系不織布を用いても同様の効果を生じる。
1、11、21 防草袋
2 土砂充填部
3 開閉部

Claims (5)

  1. 内部に土砂を充填可能で、角柱の輪郭を有し、少なくとも上面全体に遮光率90.0%以上の不織布が設けられ、上面と異なる一面に開口を有する土砂充填部と、
    前記不織布よりも柔軟な材質からなり、その一方の端部の周方向の長さが前記土砂充填部の開口周縁の全長と同じになるように加工され、同端部が同開口周縁に結合され、他方の端部が自由にされていることにより、前記開口を開閉可能にする開閉部と
    を備えることを特徴とする、防草袋。
  2. 前記開口を有する一面が下面である、請求項1に記載の防草袋。
  3. 前記土砂充填部の側面全体にも前記不織布が設けられている、請求項2に記載の防草袋。
  4. 更に、前記土砂充填部の角にリングが取り付けられている、請求項1〜3のいずれかに記載の防草袋。
  5. 前記不織布が、オレフィン系重合体からなるスパンボンド不織布又はポリエステル系不織布である、請求項1〜4のいずれかに記載の防草袋。
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