JP6471592B2 - 熱交換器 - Google Patents

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Description

本発明は、冷凍サイクル装置に用いられる熱交換器に関する。
この種の熱交換器としては、例えば特許文献1に記載の熱交換器がある。特許文献1に記載の熱交換器は、チューブ、フィン、及び蓄冷容器の積層構造を備えている。
詳しくは、チューブは、内部に冷媒の通路を有する扁平状の管である。複数のチューブは、その長手方向に直交する方向に所定の隙間を隔てて配置されている。隣り合うチューブ間の隙間を空気が流れることにより、チューブ内を流れる冷媒と空気との間で熱交換が行われ、空気が冷却される。複数のチューブ間の隙間の一部にはフィンが配置されている。フィンは、伝熱面積を増やすことにより熱交換器の熱交換性能を高めている。複数のチューブ間の隙間の残りの部分には蓄冷容器が配置されている。蓄冷容器の内部には蓄冷材が充填されている。特許文献1に記載の熱交換器では、冷凍サイクル装置が停止している場合でも、チューブ間の隙間を通過する空気と蓄冷材との間で熱交換が行われることにより、空気の冷却性能を維持することができる。
特開2014−20757号公報
ところで、特許文献1に記載の熱交換器では、複数のチューブ間の隙間の全てにフィンが配置されている熱交換器と比較すると、フィンの数が少なくなる。そのため、空気に接触可能なフィンの面積が減少するため、結果的に冷凍サイクル装置の動作時における空気冷却性能が低下する懸念がある。
また、蓄冷容器が配置されている部分は、フィンが配置されている部分と比較すると、空気が流れ難い。すなわち、蓄冷容器は空気の流れにとって抵抗となる。そのため、複数のチューブ間の隙間の全てにフィンが配置されている熱交換器と比較すると、通風抵抗が増加する懸念がある。空調装置において熱交換器の通風抵抗が増加すると、空気の風量が低下する。この場合、空気の風量を確保するためにはブロアモータの出力を上げなければならず、消費電力が増加する等の新たな問題を招くおそれがある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、冷凍サイクル装置の停止時に空気の冷却性能を維持することが可能であるとともに、冷凍サイクル装置の動作時に空気冷却性能の低下及び通風抵抗の増加を回避することのできる熱交換器を提供することにある。
上記課題を解決するために、冷凍サイクル装置(1)に用いられる熱交換器(40)は、複数のチューブ(45)と、複数のフィン(46)とを備えている。複数のチューブは、冷媒の流れる冷媒通路(453)、及び蓄冷材の収容される蓄冷材収容部(454)を内部に有し、隙間を有して積層配置されている。複数のフィンは、隣り合うチューブ間の隙間に配置されている。チューブの外部を流れる空気の流れ方向を空気流れ方向(A)とし、複数のチューブが積層されている方向をチューブ積層方向(C)とするとき、チューブは、冷媒通路と蓄冷材収容部とが空気流れ方向に重なって配置されるようにチューブの内部空間を区画する隔壁(452)を有している。隔壁は、チューブ積層方向に対して傾斜するように配置されている。冷媒通路は、隔壁に対して空気流れ方向の上流側のみに配置されている。蓄冷材収容部は、隔壁に対して空気流れ方向の下流側のみに配置されている。
また、上記課題を解決するために、冷凍サイクル装置(1)に用いられる熱交換器(40)は、複数のチューブ(45)と、複数のフィン(46)と、インナーフィン(455)と、を備える。複数のチューブは、冷媒の流れる冷媒通路(453)、及び蓄冷材の収容される蓄冷材収容部(454)を内部に有し、隙間を有して積層配置されている。複数のフィンは、隣り合うチューブ間の隙間に配置されている。インナーフィンは、冷媒通路の内部に配置されている。チューブの外部を流れる空気の流れ方向を空気流れ方向(A)とし、複数のチューブが積層されている方向をチューブ積層方向(C)とするとき、チューブは、冷媒通路と蓄冷材収容部とが空気流れ方向に重なって配置されるようにチューブの内部空間を区画する隔壁(452)を有している。隔壁は、チューブ積層方向と交差するように配置されるとともに、インナーフィンにより形成されている。冷媒通路は、隔壁に対して空気流れ方向の上流側のみに配置されている。蓄冷材収容部は、隔壁に対して空気流れ方向の下流側のみに配置されている。
この構成によれば、チューブの蓄冷材収容部に蓄冷材が収容されているため、冷凍サイクル装置が停止している場合でも、チューブ間の隙間を通過する空気と蓄冷材との間で熱交換が行われる。よって、空気の冷却性能を維持することができる。また、複数のチューブ間の隙間の全てにフィンを配置することができるため、冷凍サイクル装置の動作時における空気冷却性能の低下や通風抵抗の増加を回避することができる。
なお、上記手段、及び特許請求の範囲に記載の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
本発明によれば、冷凍サイクル装置の停止時に空気の冷却性能を維持することが可能であるとともに、冷凍サイクル装置の動作時に空気冷却性能の低下及び通風抵抗の増加を回避することができる。
冷凍サイクル装置の概略構成を示すブロック図である。 熱交換器の一実施形態についてその正面構造を示す正面図である。 実施形態の熱交換器の側面構造を示す側面図である。 実施形態の熱交換器についてそのチューブ及びフィンの断面構造を示す断面図である。 熱交換器の変形例についてそのチューブ及びフィンの断面構造を示す断面図である。 熱交換器の他の変形例についてそのチューブ及びフィンの断面構造を示す断面図である。 熱交換器の他の変形例についてそのチューブ及びフィンの断面構造を示す断面図である。 熱交換器の他の変形例についてそのチューブ及びフィンの断面構造を示す断面図である。 熱交換器の他の変形例についてそのチューブ及びフィンの断面構造を示す断面図である。 熱交換器の他の変形例についてそのチューブの断面構造を示す断面図である。 熱交換器の他の変形例についてそのチューブの断面構造を示す断面図である。 熱交換器の他の変形例についてそのチューブの断面構造を示す断面図である。
以下、熱交換器の一実施形態について説明する。本実施形態の熱交換器は、車両用空調装置を構成する冷凍サイクル装置に用いられる。はじめに、冷凍サイクル装置の概要について説明する。
図1に示されるように、本実施形態の冷凍サイクル装置1は、圧縮機10と、放熱器20と、減圧器30と、熱交換器40とを備えている。これらの要素は配管により環状に接続されている。配管を介して各要素を冷媒が循環する。
圧縮機10は車両の走行用の駆動源2により駆動される。駆動源2は、内燃機関や電動機等である。駆動源2が停止すると、圧縮機10も停止する。圧縮機10は、熱交換器40から冷媒を吸引して圧縮し、圧縮後の冷媒を放熱器20に吐出する。放熱器20は、圧縮機10により圧縮されることにより高温状態になった冷媒を冷却する。減圧器30は、放熱器20により冷却された冷媒を減圧する。熱交換器40は、空調装置の空調ダクト内に配置されている。熱交換器40は蒸発器として機能する。すなわち、熱交換器40は、減圧器30により減圧された冷媒と、空調ダクト内を流れる空気との間で熱交換を行うことにより、空調ダクト内を流れる空気を冷却する。これにより、空調ダクトから車室内に送風される空気が冷却される。
次に、熱交換器40の構造について説明する。
図2及び図3に示されるように、熱交換器40は、第1熱交換部48と、第1熱交換部48よりも空気流れ方向Aの上流側に配置された第2熱交換部49とを備えている。
具体的には、熱交換器40は、ヘッダタンク41〜44と、チューブ45と、フィン46を有している。
ヘッダタンク41及びヘッダタンク42は、矢印Bで示される方向において離間して配置されており、互いに対をなしている。矢印Bで示される方向は、空気流れ方向Aに直交する方向である。ヘッダタンク41とヘッダタンク42との間には、矢印Cで示される方向に複数のチューブ45が隙間を有して積層配置されている。矢印Cで示される方向は、空気流れ方向A及び矢印Bで示される方向の両者に直交する方向である。以下では、便宜上、矢印Cで示される方向を「チューブ積層方向」と称する。
チューブ45は、矢印Bで示される方向に長手方向を有する扁平状の細長い管である。以下では、便宜上、矢印Bで示される方向を「チューブ長手方向」と称する。チューブ45の内部には、冷媒の流れる冷媒通路が形成されている。チューブ45の長手方向Bの両端部はヘッダタンク41及びヘッダタンク42にそれぞれ接続されている。チューブ45内の冷媒通路は、ヘッダタンク41及びヘッダタンク42の内部通路に連通されている。隣り合うチューブ45間の隙間にはフィン46が配置されている。
フィン46は、薄く長い金属板をつづら折りに加工することにより形成された、いわゆるコルゲートフィンである。フィン46は、伝熱面積を増やすことにより熱交換性能を高める機能を有している。
ヘッダタンク41、ヘッダタンク42、チューブ45、及びフィン46により第1熱交換部48が構成されている。
ヘッダタンク41の一端部には、冷媒入口としての図示しないジョイントが設けられている。ヘッダタンク41の内部通路は、その長手方向の略中央部に設けられた図示しない仕切板により第1区画通路と第2区画通路とに区画されている。これに対応して、複数のチューブ45は第1群と第2群とに区分されている。
ヘッダタンク43及びヘッダタンク44も、チューブ長手方向Bにおいて離間して配置されており、互いに対をなしている。ヘッダタンク43及びヘッダタンク44の間には、複数のチューブ45が隙間を有して積層配置されている。チューブ45内の冷媒通路は、ヘッダタンク43及びヘッダタンク44の内部通路に連通されている。隣り合うチューブ45間の隙間にはフィン46が配置されている。ヘッダタンク43、ヘッダタンク44、チューブ45、及びフィン46により第2熱交換部49が構成されている。
ヘッダタンク43の一端部には、冷媒出口としての図示しないジョイントが設けられている。ヘッダタンク43の内部通路は、その長手方向の略中央部に設けられた図示しない仕切板により第1区画通路と第2区画通路とに区画されている。これに対応して、複数のチューブ45は第3群と第4群とに区分されている。
熱交換器40では、ヘッダタンク41の冷媒入口からヘッダタンク41の第1区画通路に冷媒が供給されると、当該冷媒が第1群のチューブ45に分配される。第1群のチューブ45に分配された冷媒はヘッダタンク42に流入し、集合される。ヘッダタンク42に集合された冷媒は、第2群のチューブ45に再び分配された後、ヘッダタンク41の第2区画通路に流入する。このように、第1熱交換部48には、冷媒をU字状に流す流路が形成されている。
ヘッダタンク41の第2区画通路に流入した冷媒は、ヘッダタンク43の第1区画通路に流入した後、第3群のチューブ45に分配される。第3群のチューブ45に分配された冷媒はヘッダタンク44に流入し、集合される。ヘッダタンク44に集合された冷媒は、第4群のチューブ45に再び分配された後、ヘッダタンク43の第2区画通路に流入する。このように、第2熱交換部49には、冷媒をU字状に流す流路が形成されている。ヘッダタンク43の第2区画通路内に流入した冷媒は、冷媒出口から流出し、圧縮機10に向かって吐出される。
熱交換器40では、冷媒がチューブ45を流れる際、チューブ45の外部を流れる空気と冷媒との間で熱交換が行われる。これにより、冷媒の一部が蒸発することで空気から吸熱し、空気の冷却が行われる。
次に、チューブ45の構造について詳しく説明する。
図4に示されるように、チューブ45は、第1プレート部材450と第2プレート部材451とにより構成される板成型管からなる。
第1プレート部材450及び第2プレート部材451は平板状の金属部材である。第1プレート部材450及び第2プレート部材451は、空気流れ方向Aに平行に配置されるとともに、チューブ積層方向Cに隙間を有して対向配置されている。第1プレート部材450の外面450a及び第2プレート部材451の外面451aにはフィン46がろう付けにより接合されている。フィン46には、鎧窓状のルーバ460が複数形成されている。
第1プレート部材450は、空気流れ方向Aの両端部に接合部450b,450cをそれぞれ有している。第2プレート部材451も、空気流れ方向Aの両端部に接合部451b,451cをそれぞれ有している。接合部450b,450c,451b,451cは、フィン46から離間するように折り曲げられた部分からなる。第1プレート部材450の接合部450bと第2プレート部材451の接合部451bとがろう付けされることにより、第1プレート部材450及び第2プレート部材451のそれぞれの一端部が接合されている。また、第1プレート部材450の接合部450cと第2プレート部材451の接合部451cとがろう付けされることにより、第1プレート部材450及び第2プレート部材451のそれぞれの他端部が接合されている。これにより、第1プレート部材450の内面450d及び第2プレート部材451の内面451dによってチューブ45の内部空間が区画形成されている。このように、第1プレート部材450及び第2プレート部材451はチューブ45の外壁を構成している。
チューブ45の内部には、チューブ45の内部空間を冷媒通路453と蓄冷材収容部454とに区画する隔壁452が設けられている。隔壁452は、第1プレート部材450及び第2プレート部材451とは別部材からなる。隔壁452は、空気流れ方向Aにおけるチューブ45の略中央に配置されている。冷媒通路453及び蓄冷材収容部454は、この順で空気流れ方向Aに沿って重なるように配置されている。隔壁452は、チューブ積層方向Cに対して傾斜するように配置された平板状の金属部材からなる。すなわち、隔壁452は、チューブ積層方向Cと交差するように配置されている。このように隔壁452が配置されることにより、冷媒通路453及び蓄冷材収容部454が扁平状に形成されている。
冷媒通路453はヘッダタンク41及びヘッダタンク42に連通、あるいはヘッダタンク43及びヘッダタンク43に連通されている。すなわち、冷媒通路453は、冷媒の流れる部分として機能する。冷媒通路453の内部にはインナーフィン455が収容されている。インナーフィン455は、金属部材により形成されるコルゲートフィンである。インナーフィン455は、第1プレート部材450の内面450d及び第2プレート部材451の内面451dにろう付けにより接合されている。インナーフィン455は、冷媒の伝熱効果を高める機能を有している。
蓄冷材収容部454は密閉された空間からなる。蓄冷材収容部454の内部には蓄冷材が収容されている。
次に、本実施形態の熱交換器40の動作例について説明する。
本実施形態の熱交換器40では、冷凍サイクル装置1の動作時に、冷媒通路453内を流れる冷媒と、蓄冷材収容部454内に収容される蓄冷材との間で隔壁452を介して熱交換が行われることにより、蓄冷材が冷却されて凍結し、凝固する。そして、冷凍サイクル装置1が停止した際、チューブ45の外部を流れる空気と、凍結した蓄冷材との間で熱交換が行われることにより、空気の冷却性能が維持される。
以上説明した本実施形態の熱交換器40によれば、以下の(1)〜(6)に示される作用及び効果を得ることができる。
(1)複数のチューブ45間の隙間の全てにフィン46を配置することができるため、冷凍サイクル装置1の動作時における空気冷却性能の低下や通風抵抗の増加を回避することができる。
(2)隔壁452がチューブ積層方向Cに対して傾斜するように配置されているため、隔壁452がチューブ積層方向Cに平行に配置されている場合と比較すると、冷媒通路453内の冷媒と蓄冷材収容部454内の蓄冷材との間の伝熱面積を増加させることができる。これにより、冷媒から蓄冷材への伝熱効率を高めることができるため、蓄冷材の蓄冷効率を向上させることができる。よって、蓄冷材が凍結するまでの時間を短縮することができる。
(3)チューブ45としては、例えば冷媒通路453の位置と蓄冷材収容部454の位置とが入れ替わった構造を採用することもできる。すなわち、チューブ45は、蓄冷材収容部454が冷媒通路453よりも空気流れ方向Aの上流側に配置された構造を採用することもできる。しかしながら、このような構造からなるチューブ45では、冷却前の空気と蓄冷材収容部454内の冷媒との間で熱交換が行われるため、冷凍サイクル装置1の動作時における蓄冷材の蓄冷効率が低下するおそれがある。この点、本実施形態の熱交換器40では、蓄冷材収容部454が冷媒通路453よりも空気流れ方向Aの下流側に配置されている。これにより、冷媒通路453内の冷媒との熱交換により冷却された空気が蓄冷材収容部454の外部を流れるため、蓄冷材収容部454が冷媒通路453よりも空気流れ方向Aの上流側に配置されている場合と比較すると、空気と蓄冷材との間の熱交換量を少なくすることができる。よって、蓄冷材の蓄冷効率を向上させることができる。
(4)冷媒通路453が扁平状に形成されているため、冷媒通路453内の冷媒と空気との間の熱交換が行われ易くなる。また、蓄冷材収容部454も扁平状に形成されているため、蓄冷材収容部454内の蓄冷材と空気との間の熱交換が行われ易くなる。よって、熱交換器40の空気冷却性能を向上させることができる。
(5)冷媒通路453の外側に位置するチューブ45の外面450a,451aにはフィン46が接合されているため、冷媒通路453内の冷媒からフィン46への伝熱効率を向上させることができる。これにより、冷凍サイクル装置1の動作時における空気冷却性能を向上させることができる。
(6)蓄冷材収容部454の外側に位置するチューブ45の外面450a,451aにはフィン46が接合されているため、蓄冷材収容部454内の蓄冷材からフィン46への伝熱効率を向上させることができる。これにより、冷凍サイクル装置1の停止時における空気の冷却性能を向上させることができる。
なお、上記実施形態は、以下の形態にて実施することもできる。
・図5に示されるように、蓄冷材収容部454の内部にインナーフィン456を収容してもよい。インナーフィン456は金属部材により形成されている。インナーフィン456における隔壁452に対向していない部分には、空気流れ方向Aに平行な平板部456aが形成されている。インナーフィン456における隔壁452に対向している部分には、つづら折りに折り曲げられた湾曲部456bが形成されている。湾曲部456bは、チューブ45の内面450d及び隔壁452にろう付けにより接合されている。このような構成によれば、インナーフィン456により、隔壁452から蓄冷材収容部454内の蓄冷材に熱が伝わり易くなる。これにより、冷媒通路453内の冷媒から蓄冷材への伝熱効率を高めることができるため、蓄冷材の蓄冷効率を更に向上させることができる。すなわち、蓄冷材が凍結するまでの時間を更に短縮することができる。
・隔壁452の形状は適宜変更可能である。例えば図6に示されるように、隔壁452は、チューブ長手方向Bに直交する断面形状がクランク形状をなすものであってもよい。また、図7及び図8に示されるように、隔壁452は、チューブ長手方向Bに直交する断面形状がU字状あるいはV字状をなすものであってもよい。要は、隔壁452は、チューブ積層方向Cと交差するように配置されているものであればよい。
・チューブ45の内部に複数の隔壁が配置されていてもよい。例えば図9に示されるように、チューブ45の内部に2つの隔壁452a,452bが配置されていてもよい。隔壁452a,452bは、チューブ45の内部空間を第1冷媒通路453a、蓄冷材収容部454、及び第2冷媒通路453bに区画している。第1冷媒通路453a、蓄冷材収容部454、及び第2冷媒通路453bは、この順で空気流れ方向Aに沿って重なるように配置されている。第1冷媒通路453aにはインナーフィン455aが収容されている。第2冷媒通路453bにはインナーフィン455bが収容されている。このような構成によれば、蓄冷材収容部454の両側に第1冷媒通路453a及び第2冷媒通路453bがそれぞれ配置されているため、冷媒と蓄冷材との間の伝熱面積を更に増加させることができる。よって、蓄冷材の蓄冷効率を更に向上させることができる。
・チューブ45は、例えば図10に示されるような構造を採用することができる。図10に示されるように、本変形例のチューブ45では、第1プレート部材450が環状に折り曲げられている。第1プレート部材450の両端部にそれぞれ形成された接合部450b,450cが接合されることにより、第1プレート部材450の内部に空間が区画形成されている。第1プレート部材450の内部空間は冷媒通路453を構成している。第1プレート部材450の空気流れ方向Aの下流側の部分には、チューブ積層方向Cに対して傾斜する傾斜部450eが形成されている。第2プレート部材451も環状に折り曲げられている。第2プレート部材451の両端部に形成された接合部451b,451cが接合されることにより、第2プレート部材451の内部に空間が区画形成されている。第2プレート部材451の内部空間は蓄冷材収容部454を構成している。第2プレート部材451の空気流れ方向Aの上流側の部分には、チューブ積層方向Cに対して傾斜する傾斜部451eが形成されている。第1プレート部材450の傾斜部450eと第2プレート部材451の傾斜部451eとが接合されることにより、チューブ45が構成されている。このチューブ45では、第1プレート部材450の傾斜部450eと第2プレート部材451の傾斜部451eとが隔壁452を構成している。すなわち、隔壁452は、第1プレート部材450及び第2プレート部材451により構成されている。
・図11に示されるように、インナーフィン455の一部により隔壁452を形成してもよい。
・チューブ45は一つのプレート部材により形成されるものであってもよい。例えば図12に示されるように、一つのプレート部材450を環状に折り曲げ加工することにより、チューブ45を構成してもよい。具体的には、プレート部材450は、環状に折り曲げられた環状部450fを有している。プレート部材450の両端部450g,450hは、環状部450fの内周面側に折り曲げられることにより隔壁452を構成している。
・チューブ45は板成型管に限らず、例えばアルミニウムの押出管からなるものであってもよい。
・本発明は上記の具体例に限定されるものではない。すなわち、上記の具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、前述した各具体例が備える各要素及びその配置、材料、条件、形状、サイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
A:空気流れ方向
C:チューブ積層方向
1:冷凍サイクル装置
40:熱交換器
45:チューブ
450,451:プレート部材
450a,451a:外面
452:隔壁
453:冷媒通路
454:蓄冷材収容部
455:インナーフィン
46:フィン

Claims (7)

  1. 冷凍サイクル装置(1)に用いられる熱交換器(40)であって、
    冷媒の流れる冷媒通路(453)、及び蓄冷材の収容される蓄冷材収容部(454)を内部に有し、隙間を有して積層配置される複数のチューブ(45)と、
    隣り合う前記チューブ間の隙間に配置される複数のフィン(46)と、を備え、
    前記チューブの外部を流れる空気の流れ方向を空気流れ方向(A)とし、
    前記複数のチューブが積層されている方向をチューブ積層方向(C)とするとき、
    前記チューブは、前記冷媒通路と前記蓄冷材収容部とが前記空気流れ方向に重なって配置されるように前記チューブの内部空間を区画する隔壁(452)を有し、
    前記隔壁は、前記チューブ積層方向に対して傾斜するように配置され、
    前記冷媒通路は、前記隔壁に対して前記空気流れ方向の上流側のみに配置され、
    前記蓄冷材収容部は、前記隔壁に対して前記空気流れ方向の下流側のみに配置されていることを特徴とする熱交換器。
  2. 請求項1に記載の熱交換器において、
    前記冷媒通路及び前記蓄冷材収容部は扁平状に形成されていることを特徴とする熱交換器。
  3. 請求項1又は2に記載の熱交換器において、
    前記冷媒通路の外側に位置する前記チューブの外面(450a,451a)には前記フィンが接合されていることを特徴とする熱交換器。
  4. 請求項1〜のいずれか一項に記載の熱交換器において、
    前記蓄冷材収容部の外側に位置する前記チューブの外面には前記フィンが接合されていることを特徴とする熱交換器。
  5. 請求項1〜のいずれか一項に記載の熱交換器において、
    前記隔壁は、前記チューブの外壁を構成するプレート部材(450,451)とは別部材からなることを特徴とする熱交換器。
  6. 請求項1〜のいずれか一項に記載の熱交換器において、
    前記冷媒通路の内部に配置されるインナーフィン(455)を更に備え、
    前記隔壁は、前記インナーフィンにより形成されていることを特徴とする熱交換器。
  7. 冷凍サイクル装置(1)に用いられる熱交換器(40)であって、
    冷媒の流れる冷媒通路(453)、及び蓄冷材の収容される蓄冷材収容部(454)を内部に有し、隙間を有して積層配置される複数のチューブ(45)と、
    隣り合う前記チューブ間の隙間に配置される複数のフィン(46)と、
    前記冷媒通路の内部に配置されるインナーフィン(455)と、を備え、
    前記チューブの外部を流れる空気の流れ方向を空気流れ方向(A)とし、
    前記複数のチューブが積層されている方向をチューブ積層方向(C)とするとき、
    前記チューブは、前記冷媒通路と前記蓄冷材収容部とが前記空気流れ方向に重なって配置されるように前記チューブの内部空間を区画する隔壁(452)を有し、
    前記隔壁は、前記チューブ積層方向と交差するように配置されるとともに、前記インナーフィンにより形成され、
    前記冷媒通路は、前記隔壁に対して前記空気流れ方向の上流側のみに配置され、
    前記蓄冷材収容部は、前記隔壁に対して前記空気流れ方向の下流側のみに配置されていることを特徴とする熱交換器。
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