JP6471592B2 - 熱交換器 - Google Patents
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Description
また、上記課題を解決するために、冷凍サイクル装置(1)に用いられる熱交換器(40)は、複数のチューブ(45)と、複数のフィン(46)と、インナーフィン(455)と、を備える。複数のチューブは、冷媒の流れる冷媒通路(453)、及び蓄冷材の収容される蓄冷材収容部(454)を内部に有し、隙間を有して積層配置されている。複数のフィンは、隣り合うチューブ間の隙間に配置されている。インナーフィンは、冷媒通路の内部に配置されている。チューブの外部を流れる空気の流れ方向を空気流れ方向(A)とし、複数のチューブが積層されている方向をチューブ積層方向(C)とするとき、チューブは、冷媒通路と蓄冷材収容部とが空気流れ方向に重なって配置されるようにチューブの内部空間を区画する隔壁(452)を有している。隔壁は、チューブ積層方向と交差するように配置されるとともに、インナーフィンにより形成されている。冷媒通路は、隔壁に対して空気流れ方向の上流側のみに配置されている。蓄冷材収容部は、隔壁に対して空気流れ方向の下流側のみに配置されている。
図2及び図3に示されるように、熱交換器40は、第1熱交換部48と、第1熱交換部48よりも空気流れ方向Aの上流側に配置された第2熱交換部49とを備えている。
図4に示されるように、チューブ45は、第1プレート部材450と第2プレート部材451とにより構成される板成型管からなる。
本実施形態の熱交換器40では、冷凍サイクル装置1の動作時に、冷媒通路453内を流れる冷媒と、蓄冷材収容部454内に収容される蓄冷材との間で隔壁452を介して熱交換が行われることにより、蓄冷材が冷却されて凍結し、凝固する。そして、冷凍サイクル装置1が停止した際、チューブ45の外部を流れる空気と、凍結した蓄冷材との間で熱交換が行われることにより、空気の冷却性能が維持される。
・図5に示されるように、蓄冷材収容部454の内部にインナーフィン456を収容してもよい。インナーフィン456は金属部材により形成されている。インナーフィン456における隔壁452に対向していない部分には、空気流れ方向Aに平行な平板部456aが形成されている。インナーフィン456における隔壁452に対向している部分には、つづら折りに折り曲げられた湾曲部456bが形成されている。湾曲部456bは、チューブ45の内面450d及び隔壁452にろう付けにより接合されている。このような構成によれば、インナーフィン456により、隔壁452から蓄冷材収容部454内の蓄冷材に熱が伝わり易くなる。これにより、冷媒通路453内の冷媒から蓄冷材への伝熱効率を高めることができるため、蓄冷材の蓄冷効率を更に向上させることができる。すなわち、蓄冷材が凍結するまでの時間を更に短縮することができる。
C:チューブ積層方向
1:冷凍サイクル装置
40:熱交換器
45:チューブ
450,451:プレート部材
450a,451a:外面
452:隔壁
453:冷媒通路
454:蓄冷材収容部
455:インナーフィン
46:フィン
Claims (7)
- 冷凍サイクル装置(1)に用いられる熱交換器(40)であって、
冷媒の流れる冷媒通路(453)、及び蓄冷材の収容される蓄冷材収容部(454)を内部に有し、隙間を有して積層配置される複数のチューブ(45)と、
隣り合う前記チューブ間の隙間に配置される複数のフィン(46)と、を備え、
前記チューブの外部を流れる空気の流れ方向を空気流れ方向(A)とし、
前記複数のチューブが積層されている方向をチューブ積層方向(C)とするとき、
前記チューブは、前記冷媒通路と前記蓄冷材収容部とが前記空気流れ方向に重なって配置されるように前記チューブの内部空間を区画する隔壁(452)を有し、
前記隔壁は、前記チューブ積層方向に対して傾斜するように配置され、
前記冷媒通路は、前記隔壁に対して前記空気流れ方向の上流側のみに配置され、
前記蓄冷材収容部は、前記隔壁に対して前記空気流れ方向の下流側のみに配置されていることを特徴とする熱交換器。 - 請求項1に記載の熱交換器において、
前記冷媒通路及び前記蓄冷材収容部は扁平状に形成されていることを特徴とする熱交換器。 - 請求項1又は2に記載の熱交換器において、
前記冷媒通路の外側に位置する前記チューブの外面(450a,451a)には前記フィンが接合されていることを特徴とする熱交換器。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の熱交換器において、
前記蓄冷材収容部の外側に位置する前記チューブの外面には前記フィンが接合されていることを特徴とする熱交換器。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の熱交換器において、
前記隔壁は、前記チューブの外壁を構成するプレート部材(450,451)とは別部材からなることを特徴とする熱交換器。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の熱交換器において、
前記冷媒通路の内部に配置されるインナーフィン(455)を更に備え、
前記隔壁は、前記インナーフィンにより形成されていることを特徴とする熱交換器。 - 冷凍サイクル装置(1)に用いられる熱交換器(40)であって、
冷媒の流れる冷媒通路(453)、及び蓄冷材の収容される蓄冷材収容部(454)を内部に有し、隙間を有して積層配置される複数のチューブ(45)と、
隣り合う前記チューブ間の隙間に配置される複数のフィン(46)と、
前記冷媒通路の内部に配置されるインナーフィン(455)と、を備え、
前記チューブの外部を流れる空気の流れ方向を空気流れ方向(A)とし、
前記複数のチューブが積層されている方向をチューブ積層方向(C)とするとき、
前記チューブは、前記冷媒通路と前記蓄冷材収容部とが前記空気流れ方向に重なって配置されるように前記チューブの内部空間を区画する隔壁(452)を有し、
前記隔壁は、前記チューブ積層方向と交差するように配置されるとともに、前記インナーフィンにより形成され、
前記冷媒通路は、前記隔壁に対して前記空気流れ方向の上流側のみに配置され、
前記蓄冷材収容部は、前記隔壁に対して前記空気流れ方向の下流側のみに配置されていることを特徴とする熱交換器。
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