JP7226364B2 - 熱交換器 - Google Patents

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Description

本開示は、熱交換器に関する。
従来、下記の特許文献1に記載の熱交換器がある。特許文献1に記載の熱交換器は、凝縮器であって、積層して配置される複数のチューブを備えている。チューブの内部には、冷媒が流れている。隣り合うチューブ間の隙間には空気が流れている。この熱交換器では、各チューブの内部を流れる冷媒と、各チューブの外部を流れる空気との間で熱交換が行われることにより、冷媒が凝縮される。チューブの内部にはインナーフィンが収容されている。インナーフィンは、薄い金属版を波状に屈曲させることにより形成された、いわゆるコルゲートフィンである。インナーフィンは、冷媒に対する伝熱面積を増加させることにより、冷媒と空気との間の熱交換を促進させる機能を有している。
特開2013-217507号公報
特許文献1に記載されるような構造、具体的にはチューブの内部にインナーフィンを設ける構造は、凝縮器に限らず、冷却水の熱を空気に放熱することにより冷却水を冷却するラジエータに適用する場合でも有効である。しかしながら、チューブの内部にインナーフィンを設ける構造をラジエータに採用した場合、次のような懸念がある。
近年、電動機を動力源として走行する車両には、エンジン冷却水を冷却するラジエータとは別に、電動機に電力を供給する電池やその周辺機器を循環する冷却水を冷却するためのラジエータが搭載される場合がある。このようなラジエータは、エンジン冷却水よりも温度の低い冷却水が流れることから、低水温ラジエータと称されることがある。低水温ラジエータでは、エンジン冷却水用ラジエータと比較すると、電動ポンプから供給される冷却水の流量が少ない場合があるため、チューブの内部の冷却水の流れが低Re(レイノルズ)数領域の流れになり易く、冷却水の熱伝達率が低下するおそれがある。そのため、特許文献1に記載の熱交換器のように、チューブの内部にインナーフィンを設ければ、冷却水に対する伝熱面積を増加させることができるため、冷却水の熱伝達率を向上させることが可能となる。
ところで、チューブの内部にインナーフィンを設けた場合、冷却水の流れに対してインナーフィンが障害物となるため、冷却水の通水抵抗が増加する。また、低水温ラジエータを車両に搭載する場合には、車両のスペース的な制約とラジエータの発熱量との関係により、ラジエータのチューブの積段数を少なくする必要が生じる場合がある。チューブの積段数が少なくなるほど、チューブ内の冷却水の流速が速くなるため、冷却水の通水抵抗が更に増加することになる。冷却水の通水抵抗が増加すると、チューブ内を冷却水が流れ難くなることから、低水温ラジエータの熱伝達率が低下するおそれがある。これが、チューブの内部にインナーフィンが設けられているにも関わらず、低水温ラジエータの熱伝達率を向上させることができない要因の一つとなっている。
なお、このような課題は、低水温ラジエータに限らず、チューブの内部を流れる流体と、チューブの外部を流れる流体との間で熱交換を行う熱交換器に共通する課題である。
本開示は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、通水抵抗の低減と熱伝達率の向上との両立を図ることの可能な熱交換器を提供することにある。
上記課題を解決する熱交換器は、積層して配置される複数のチューブ(21)を有し、チューブの内部を流れる第1流体と、チューブの外部を流れる第2流体との間で熱交換が行われる。熱交換器は、チューブの内部に収容されるフィン(23)を備える。フィンは、所定のフィンピッチで波状に折り曲げられ、且つ折り曲げられた部分の先端部がチューブの内面に接合される接合部(230a,230b,230c)と、所定のフィンピッチよりも長く形成された部分であって、所定のフィンピッチで折り曲げられておらず、且つチューブの内面に接合されていない非接合部(231a,231b)と、を有する。チューブにおいて非接合部に対向する外壁部(210,211)には、突起部(210a,211a)が形成されている。
上記課題を解決する他の熱交換器は、積層して配置される複数のチューブ(21)を有し、チューブの内部を流れる第1流体と、チューブの外部を流れる第2流体との間で熱交換が行われる。熱交換器は、チューブの内部に収容されるフィン(23)を備える。フィンは、所定のフィンピッチで波状に折り曲げられ、且つ折り曲げられた部分の先端部がチューブの内面に接合される接合部(230a,230b,230c)と、所定のフィンピッチよりも長く形成された部分であって、チューブの内面に接合されていない非接合部(231a,231b)と、を有する。チューブにおいて非接合部に対向する外壁部(210,211)には、突起部(210a,211a)が形成されている。突起部は、チューブの内側に突出するように形成されている。
この構成によれば、フィンの非接合部がチューブの内面に接触していないため、第1流体の流れる流路断面積を確保することができる。よって、通水抵抗を低減することが可能である。また、チューブに形成されている突起部により、第1流体に対するチューブの伝熱面積が増加するため、熱交換器の熱伝達率を向上させることができる。
また、上記課題を解決する他の熱交換器は、積層して配置される複数のチューブ(21)を有し、チューブの内部を流れる第1流体と、チューブの外部を流れる第2流体との間で熱交換が行われる。熱交換器は、チューブの内部に収容されるフィン(23)を備える。フィンは、所定のフィンピッチで波状に折り曲げられ、且つ折り曲げられた部分の先端部がチューブの内面に接合される接合部(230a,230b,230c)と、所定のフィンピッチよりも長く形成された部分であって、所定のフィンピッチで折り曲げられておらず、且つチューブの内面に接合されていない非接合部(231a,231b)と、を有する。非接合部には、突起部(232a)が形成されている。
この構成によれば、フィンの非接合部がチューブの内面に接触していないため、第1流体の流れる流路断面積を確保することができる。よって、通水抵抗を低減することが可能である。また、フィンの非接合部に形成されている突起部により、第1流体に対するフィンの伝熱面積が増加するため、熱交換器の熱伝達率を向上させることができる。
さらに、上記課題を解決する他の熱交換器は、積層して配置される複数のチューブ(21)を有し、チューブの内部を流れる第1流体と、チューブの外部を流れる第2流体との間で熱交換が行われる。熱交換器は、チューブの内部に収容されるフィン(23)を備える。フィンは、所定のフィンピッチで波状に折り曲げられ、且つ折り曲げられた部分の先端部がチューブの内面に接合される接合部(230a,230b,230c)と、所定のフィンピッチよりも長く形成された部分であって、所定のフィンピッチで折り曲げられておらず、且つチューブの内面に接合されていない非接合部(231a,231b)と、を有する。チューブにおいて非接合部に対向する外壁部(210,211)には、突起部(210a,211a)が形成されている。非接合部には、突起部(232a)が形成されている。
この構成によれば、フィンの非接合部がチューブの内面に接触していないため、第1流体の流れる流路断面積を確保することができる。よって、通水抵抗を低減することが可能である。また、チューブに形成されている突起部、及びフィンの非接合部に形成されている突起部により、第1流体に対するチューブ及びフィンの伝熱面積が増加するため、熱交換器の熱伝達率を向上させることができる。
なお、上記手段、特許請求の範囲に記載の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
本開示によれば、通水抵抗の低減と熱伝達率の向上との両立を図ることの可能な熱交換器を提供できる。
図1は、第1実施形態の熱交換器の正面構造を示す正面図である。 図2は、図1のII-II線に沿った断面構造を示す断面図である。 図3は、第1実施形態のチューブの断面構造を示す断面図である。 図4は、第1実施形態のチューブの断面斜視構造を示す斜視図である。 図5は、冷却水のレイノルズ数Reと熱伝達率αとの関係を示すグラフである。 図6は、第1実施形態の第1変形例のチューブの断面構造を示す断面図である。 図7は、第1実施形態の第1変形例のチューブの断面斜視構造を示す斜視図である。 図8は、第2実施形態のチューブの断面構造を示す断面図である。 図9は、第2実施形態の第1変形例のチューブの断面構造を示す断面図である。 図10は、第2実施形態の第1変形例のチューブの断面構造を示す断面図である。 図11は、第2実施形態の第2変形例のチューブの断面斜視構造を示す斜視図である。 図12(A),(B)は、第2実施形態の第2変形例のチューブにおける突起部周辺の断面構造を示す断面図である。 図13は、第2実施形態の第2変形例の熱交換器におけるチューブ内の冷却水の流れ態様を模式的に示す図である。 図14は、第2実施形態の第3変形例のチューブの断面斜視構造を示す斜視図である。 図15(A),(B)は、第2実施形態の第3変形例のチューブにおける突起部周辺の断面構造を示す断面図である。 図16は、第2実施形態の第4変形例のチューブの断面斜視構造を示す斜視図である。 図17(A),(B)は、第2実施形態の第4変形例のチューブにおける突起部周辺の断面構造を示す断面図である。 図18は、他の実施形態のチューブの断面構造を示す断面図である。 図19は、他の実施形態のチューブの断面構造を示す断面図である。
以下、熱交換器の実施形態について図面を参照しながら説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
<第1実施形態>
はじめに、図1に示される第1実施形態の熱交換器10について説明する。図1に示される熱交換器10は、走行用の動力源としてエンジン及び電動機を備える車両に搭載されている。熱交換器10には、エンジンを冷却するためのエンジン冷却水と、電動機及びその周辺機器を冷却するための冷却水とが循環している。なお、電動機及びその周辺機器を冷却するための冷却水は、エンジン冷却水よりも低温であるため、以下では「低温冷却水」と称する。熱交換器10は、エンジン冷却水と空気との間で熱交換を行うとともに、低温冷却水と空気との間で熱交換を行うことにより、エンジン冷却水及び低温冷却水を冷却することが可能な複合型ラジエータである。本実施形態では、エンジン冷却水及び低温冷却水が第1流体に相当し、空気が第2流体に相当する。なお、以下では、便宜上、エンジン冷却水及び低温冷却水をまとめて「冷却水」とも称する。熱交換器10は、車両用空調装置の凝縮器や蒸発器と共に、エンジンルーム内に配置されている。例えば車両用空調装置の蒸発器との組合せの場合には、熱交換器10は、車両用空調装置の凝縮器よりもグリル開口部に近い位置に配置されている。熱交換器10には、グリル開口部から導入される空気が供給される。
図1に示されるように、熱交換器10は、コア部20と、第1ヘッダタンク30と、第2ヘッダタンク40とを備えている。
コア部20は、複数のチューブ21と、複数のアウターフィン22とを備えている。
複数のチューブ21は、矢印Zで示される方向に所定の間隔をあけて積層して配置されている。チューブ21は、矢印Xで示される方向に延びるように形成されている。矢印Xで示される方向に直交するチューブ21の断面形状は扁平筒状に形成されている。チューブ21の内部には、冷却水の流れる流路が矢印Xで示される方向に延びるように形成されている。隣り合うチューブ21,21の間の隙間には、矢印Yで示される方向に空気が流れている。
以下では、矢印Xで示される方向を「チューブ長手方向X」と称し、矢印Yで示される方向を「空気流れ方向Y」と称し、矢印Zで示される方向を「チューブ積層方向Z」と称する。なお、本実施形態では、チューブ積層方向Zが鉛直方向となっており、チューブ長手方向X及び空気流れ方向Yが水平方向となっている。したがって、本実施形態の熱交換器10は、いわゆるクロスフロー式の熱交換器である。
アウターフィン22は、隣り合うチューブ21,21の間の隙間に配置されている。アウターフィン22は、アルミニウム等からなる薄い金属板を波状に折り曲げることにより形成された、いわゆるコルゲートフィンである。アウターフィン22の折り曲げ部分の先端部は、隣り合うチューブ21,21のそれぞれの外面に接触するとともに、それらの接触部分がろう付けにより接合されている。この接合構造によりアウターフィン22がチューブ21に固定されている。アウターフィン22は、隣り合うチューブ21,21の間を流れる空気に対する伝熱面積を増加させることにより、チューブ21の内部を流れる冷媒と空気との間の熱交換を促進させる機能を有している。
第1ヘッダタンク30は、各チューブ21の一端部に接続されている。第1ヘッダタンク30は筒状に形成されている。第1ヘッダタンク30の内部には、その内部空間を第1分配流路31と第2分配流路32とに仕切る仕切部33が形成されている。第1ヘッダタンク30には、第1分配流路31が形成される部分に対応して第1流入口310が設けられるとともに、第2分配流路32が形成される部分に対応して第2流入口320が設けられている。
第2ヘッダタンク40は、各チューブ21の他端部に接続されている。第2ヘッダタンク40は、第1ヘッダタンク30と同様に筒状に形成されている。第2ヘッダタンク40の内部には、その内部空間を第1集合流路41と第2集合流路42とに仕切る仕切部43が形成されている。第2ヘッダタンク40の仕切部43は、チューブ積層方向Zにおいて第1ヘッダタンク30の仕切部33の位置と同一の位置に配置されている。第2ヘッダタンク40には、第1集合流路41が形成されている部分に対応して第1排出口410が設けられるとともに、第2集合流路42が形成されている部分に対応して第2排出口420が設けられている。
なお、以下では、コア部20において第1ヘッダタンク30の第1分配流路31及び第2ヘッダタンク40の第1集合流路41に接続されている領域を第1コア領域A1と称し、コア部20において第1ヘッダタンク30の第2分配流路32及び第2ヘッダタンク40の第2集合流路42に接続されている領域を第2コア領域A2と称する。図1に示されるように、本実施形態の熱交換器10では、第1コア領域A1が第2コア領域A2よりも大きい。
この熱交換器10では、第1ヘッダタンク30の第1流入口310にエンジン冷却水が流入する。第1流入口310に流入したエンジン冷却水は、第1ヘッダタンク30の第1分配流路31からコア部20の第1コア領域A1の各チューブ21に分配される。コア部20の第1コア領域A1では、各チューブ21の内部を流れるエンジン冷却水と各チューブの外部を流れる空気との間で熱交換が行われることにより、エンジン冷却水が冷却される。各チューブを流れることにより冷却されたエンジン冷却水は、第2ヘッダタンク40の第1集合流路41に集められた後、第2ヘッダタンク40の第1排出口410から排出される。
また、この熱交換器10では、第1ヘッダタンク30の第2流入口320に低水温冷却水が流入する。第2流入口320に流入した低水温冷却水は、第1ヘッダタンク30の第2分配流路32からコア部20の第2コア領域A2の各チューブ21に分配される。コア部20の第2コア領域A2では、各チューブ21の内部を流れる低水温冷却水と各チューブの外部を流れる空気との間で熱交換が行われることにより、低水温冷却水が冷却される。各チューブを流れることにより冷却された低水温冷却水は、第2ヘッダタンク40の第2集合流路42に集められた後、第2ヘッダタンク40の第2排出口420から排出される。
次に、コア部20の構造について具体的に説明する。
図2に示されるように、コア部20では、チューブ21の積層構造が空気流れ方向Yに2列並べて配置されている。なお、コア部20は、チューブ21の積層構造を2列有する構造に限らず、チューブ21の積層構造を一列だけ有する構造であってもよい。
チューブ21の内部には、インナーフィン23が収容されている。インナーフィン23は、アルミニウム等の薄い金属板を折り曲げることにより形成されている。
図3及び図4に示されるように、インナーフィン23の一端部には、チューブ21にかしめられる、かしめ部232が形成されている。かしめ部232によりチューブ21の一端部の板厚が太くなることで、チューブ21のストーンチッピング性能が確保されている。
インナーフィン23におけるかしめ部232よりも内側の部分、及びインナーフィン23の中央部及び他端部には、所定のフィンピッチFPで波状に折り曲げられた接合部230a~230cがそれぞれ形成されている。接合部230a~230cの折り曲げ部分の先端部はチューブ21の内面に接触している。それらの接触部分はろう付けにより接合されている。接合部230a~230cは、チューブ21に対するインナーフィン23の位置決めを行うとともに、チューブ21への熱移動およびチューブ21の剛性を確保している。
インナーフィン23における接合部230aと接合部230bとの間の部分には、チューブ21の内面に接合されていない非接合部231aが形成されている。同様に、インナーフィン23における接合部230bと接合部230cとの間の部分にも非接合部231bが形成されている。各非接合部231a,231bは、チューブ21の内面に対して平行に延びるように形成されている。非接合部231a,231bのそれぞれの長さL1,L2は、接合部230a~230cのそれぞれのフィンピッチFPよりも長くなっている。
チューブ21においてインナーフィン23の非接合部231a,231bに対向する部分には、チューブ21の内側に突出するように複数の突起部210a,211aが形成されている。より詳細には、インナーフィン23の非接合部231aに対向するチューブ21の一方の外壁部210には、第1突起部210aが形成されている。インナーフィン23の非接合部231aに対向するチューブ21の他方の外壁部211には、第2突起部211aが形成されている。第1突起部210aは、インナーフィン23の接合部230bよりも接合部230aに近い位置に配置されている。第2突起部211aは、インナーフィン23の接合部230aよりも接合部230bに近い位置に配置されている。インナーフィン23の非接合部231bに対向するチューブ21の外壁部210,211にも、同様に第1突起部210a及び第2突起部211aがそれぞれ形成されている。インナーフィン23の接合部230a,230b、非接合部231a、及びチューブ21の外壁部210,211により仕切られる空間を第1空間S1とし、インナーフィン23の接合部230b,230c、非接合部231b、及びチューブ21の外壁部210,211により仕切られる空間を第2空間S2とするとき、第1空間S1及び第2空間S2が略同一の形状を有する空間となっている。
次に、本実施形態の熱交換器10の動作例について説明する。
本実施形態の熱交換器10では、チューブ21を流れる冷却水のレイノルズ数Reと冷却水の熱伝達率αとが図5に実線L1で示されるように推移する。なお、図5では、参考例として、チューブ21に突起部210a,211aが形成されておらず、且つチューブ21の内部にインナーフィン23が設けられていない場合のレイノルズ数Reと冷却水の熱伝達率αとの関係が一点鎖線L2で示されている。また、図5では、同じく参考例として、チューブ21に突起部210a,211aが形成されており、且つチューブ21の内部にインナーフィン23が設けられていない場合のレイノルズ数Reと冷却水の熱伝達率αとの関係が二点鎖線L3で示されている。
図5に示されるように、レイノルズ数Reの値が小さい場合、冷却水の流れは層流域となる。また、レイノルズ数Reの値が大きい場合、冷却水の流れは乱流域となる。レイノルズ数Reの値がそれらの中間の値である場合、冷却水の流れは遷移域となる。遷移域とは、冷却水の流れが層流域と乱流域との間で遷移する領域である。
チューブ21に突起部210a,211aが形成されている一方、チューブ21の内部にインナーフィン23が設けられていない場合には、図5に二点鎖線L3で示されるように、冷却水の流れが遷移域及び乱流域であるとき、冷却水の熱伝達率αを確保することができる。しかしながら、冷却水の流れが層流域であるとき、冷却水の熱伝達率αを十分に確保できないおそれがある。第1コア領域A1を流れるエンジン冷却水の流量と比較すると、熱交換器10の第2コア領域A2を流れる低温冷却水の流量は低流量である。したがって、熱交換器10の第2コア領域A2を流れる低温冷却水の流れは層流域となり易いため、チューブ21に突起部210a,211aを形成しただけでは、冷却水の熱伝達率αを十分に確保できないおそれがある。
この点、本実施形態の熱交換器10では、図5に実線L1で示されるように、二点鎖線L3の参考例と比較すると、冷却水の流れが層流域であるときに冷却水の熱伝達率αを向上させることが可能である。これは、本実施形態の熱交換器10では、チューブ21の内部に設けられるインナーフィン23により、伝熱面積の増加及び熱伝達の促進を図ることができるためである。
また、本実施形態の熱交換器10では、図5に実線L1で示されるように、二点鎖線L3の参考例と比較すると、冷却水の流れが遷移域であるときにも冷却水の熱伝達率αを向上させることが可能である。これは、突起部210a,211aそのものの効果に加え、インナーフィン23により伝熱面積の増加及び熱伝達の促進を図ることができるためである。
以上説明した本実施形態の熱交換器10によれば、以下の(1)~(3)に示される作用及び効果を得ることができる。
(1)インナーフィン23の非接合部231a,231bがチューブ21の内面に接触していないため、エンジン冷却水及び低温冷却水の流れる流路断面積を確保することができる。よって、通水抵抗を低減することが可能である。また、チューブ21に形成されている突起部210a,211aにより、冷却水に対するチューブ21の局所的な伝熱面積が増加に加え、冷却水の突起部周りの乱流化により、熱交換器10の熱伝達率を向上させることができる。
(2)突起部210a,211aは、チューブ21の内側に突出するように形成されている。このような構成によれば、突起部210a,211aとアウターフィン22との干渉を回避することができる。
(3)インナーフィン23の非接合部231a,231bは、チューブ21の内面に対して平行に延びるように形成されている。このような構成によれば、チューブ21の内面とインナーフィン23の非接合部231a,231bとの間に所定の幅の流路を確保することができるため、チューブ21内を流れる冷却水の通水抵抗を一層低減することが可能である。
(第1変形例)
次に、第1実施形態の熱交換器10の第1変形例について説明する。
図6に示されるように、本変形例のチューブ21には、突起部210a,211aが外側に突出するように形成されている。
このような構成によれば、隣り合うチューブ21,21の間を流れる空気が突起部210a,211aに衝突することにより、チューブ外側周りの空気の流れ方向を変化させることができる。よって、アウターフィン22に形成されるルーバ部への空気の導入を促進することができるため、空気側の熱交換性能の向上を突起部210a,211aにより促進することが可能である。
(第2変形例)
次に、第1実施形態の熱交換器10の第2変形例について説明する。
図7に示されるように、本変形例の突起部210a,211aは、半球形状ではなく、冷却水の流れ方向に対して斜めに交差する長穴形状で形成されている。このような構成によれば、突起部210a,211aとアウターフィン22との接合面に形成される隙間を最小化することが可能である。これにより、チューブ21とアウターフィン22との接合面積が増加するため、冷却水側及び空気側の両方の熱交換性能を向上させることができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態の熱交換器10について説明する。以下、第1実施形態の熱交換器10との相違点を中心に説明する。
図8に示されるように、本実施形態の熱交換器10では、インナーフィン23の非接合部231a,231bに複数の突起部232aが形成されている。突起部232aは、チューブ21の内面に接触しないように形成されている。非接合部231aにおける突起部232aの配置、及び非接合部231bにおける突起部232aの配置は略同一である。これにより、インナーフィン23の接合部230a,230b、非接合部231a、及びチューブ21の外壁部210,211により仕切られる空間を第1空間S1とし、インナーフィン23の接合部230b,230c、非接合部231b、及びチューブ21の外壁部210,211により仕切られる空間を第2空間S2とするとき、第1空間S1及び第2空間S2が略同一の形状を有している。
以上説明した本実施形態の熱交換器10によれば、上記の(3)に示される作用及び効果に加え、以下の(4)に示される作用及び効果を得ることができる。
(4)インナーフィン23の非接合部231a,231bがチューブ21の内面に接触していないため、エンジン冷却水及び低温冷却水の流れる流路断面積を確保することができる。よって、通水抵抗を低減することが可能である。また、インナーフィン23に形成されている突起部232aにより、冷却水に対するインナーフィン23の伝熱面積が増加するため、熱交換器10の熱伝達率を向上させることができる。なお、全ての突起部232aがチューブ21の内面に接触しないことが望ましいが、本実施形態の熱交換器10と同一又は類似の効果を得られる範囲であれば突起部232aの一部がチューブ21の内面に接触していてもよい。
(第1変形例)
次に、第2実施形態の熱交換器10の第1変形例について説明する。
図9に示されるように、本変形例の熱交換器10では、インナーフィン23の非接合部231a,231bの一部が台形状に切り起こされることにより突起部232aが形成されている。なお、突起部232aの切り起こし形状は、台形状に限らず、例えば図10に示されるように三角形状であってもよい。
このような構成によれば、インナーフィン23に突起部232aを容易に形成することが可能である。
(第2変形例)
次に、第2実施形態の熱交換器10の第2変形例について説明する。なお、以下では、図11に示されるように、チューブ長手方向Xのうちの一方向をX1方向と称し、その他方向をX2方向と称する。また、空気流れ方向Yのうちの一方向をY1方向と称し、その他方向をY2方向と称する。更に、チューブ積層方向Zのうちの一方向をZ1方向と称し、その他方向をZ2方向と称する。なお、X2方向は冷却水の流れ方向に相当する。
図11に示されるように、本変形例の熱交換器10では、インナーフィン23の非接合部231a,231bに突起部232b,232cが形成されている。
突起部232bは、非接合部231a,231bからZ2方向に突出するように形成されている。突起部232bは、X2方向成分及びY1方向成分を合成した方向に延びるように形成されている。
突起部232cは、非接合部231a,231bからZ1方向に突出するように形成されている。突起部232cは、X2方向成分及びY2方向成分を合成した方向に延びるように形成されている。
図12(A),(B)に示されるように各突起部232b,232cはチューブ21の外壁部210,211に接触しないように形成されている。
次に、本変形例の熱交換器10の動作例について説明する。
インナーフィン23に突起部232cが形成されている場合、チューブ21の内部を流れる冷却水の流れ方向を例えば図13に矢印で示されるように変化させることができる。なお、図13では、突起部232cの断面形状が台形状である場合について例示している。図13に示されるように、冷却水が突起部232cに到達すると、冷却水が突起部232cの外面に沿って流れることにより、チューブ21の外壁部210の内側を流れる冷却水の流れ方向をZ1方向に変化させることができる。これにより、冷却水がチューブ21の内壁面に向かって衝突するように流れるため、チューブ21の内壁面と冷却水との間で熱交換が行われ易くなる。突起部232cでも同様の作用及び効果が奏される。結果として、アウターフィン22を流れる空気と、チューブ21の内部を流れる冷却水との熱交換を更に促進させることができるため、熱交換器10の熱伝達率を向上させることができる。なお、全ての突起部232b,232cがチューブ21の外壁部210,211に接触しないことが望ましいが、本実施形態の熱交換器10と同一又は類似の効果を得られる範囲であれば、突起部232b,232cの一部がチューブ21の外壁部210,211に接触していてもよい。
また、図11に示されるように、本変形例のチューブ21では、Z2方向に突出する突起部232cと、Z1方向に突出する突起部232cとが、X2方向において交互に、換言すれば冷却水の流れ方向において交互に配置されているため、冷却水はチューブ21のZ1方向の内壁面及びZ2方向の内壁面への衝突を非連続的に交互に繰り返す。これにより、冷却水の圧損を低減しつつ、熱交換器10の熱伝達率を向上させることができる。
(第3変形例)
次に、第2実施形態の熱交換器10の第3変形例について説明する。
図14,図15(A),(B)に示されるように、本変形例の熱交換器10では、突起部232b,232cが、X1方向に向かうほど、換言すれば冷却水の流れ方向の上流側に向かうほど突出量が大きくなるような形状、いわゆる魚影流線形状と称される形状を有している。なお、このような突起部232b,232cの形状は傾斜翼形状とも称される。
次に、本変形例の熱交換器10の動作例について説明する。
図13に矢印で示されるように冷却水が流れる場合、突起部232bを越えた冷却水がインナーフィン23から乖離するように流れ易くなる。これは、インナーフィン23における冷却水の伝熱面積を減少させる要因となる。
この点、本変形例の熱交換器10のように突起部232が魚影流線形状に形成されていれば、突起部232b,232cを越えた冷却水がインナーフィン23に沿って流れ易くなるため、インナーフィン23における冷却水の伝熱面積の減少を抑制することができる。
(第4変形例)
次に、第2実施形態の熱交換器10の第4変形例について説明する。
図16,図17(A),(B)に示されるように、本変形例の熱交換器10では、Z1,Z2方向に直交する突起部232b,232cの断面形状が円形状に形成されている。このような構成によれば、突起部232b,232cの周囲に沿って冷却水が流れ易くなるため、冷却水が突起部232b,232cから乖離し難くなる。結果として、インナーフィン23における突起部232b,232c周辺の熱伝達率を局所的に向上させることができる。
<他の実施形態>
なお、各実施形態は、以下の形態にて実施することもできる。
・各実施形態の熱交換器10では、インナーフィン23の接合部230a,230b、非接合部231a、及びチューブ21の外壁部210,211により仕切られる空間を第1空間S1とし、インナーフィン23の接合部230b,230c、非接合部231b、及びチューブ21の外壁部210,211により仕切られる空間を第2空間S2とするとき、第1空間S1及び第2空間S2が、空気流れ方向Yにおけるチューブ21の中央線に対して線対称な形状を有していてもよい。このような構成によれば、チューブ21の内部流路において、より均一に冷却水を流すことが可能である。
・第1実施形態のインナーフィン23には、その空気流れ方向Yの中央線に対して複数の突起部210a,211aが線対称に形成されていてもよい。また、複数の突起部210a,211aは、千鳥状又は格子状に配置されていてもよい。
・本実施形態の熱交換器10の構成は、任意の熱交換器に適用可能である。適用可能な熱交換器としては、例えば1種類の流体のみが流れる熱交換器、小サイズのダウンフェース式の熱交換器、中サイズのハーフフェース式の熱交換器、大サイズのフルフェース式の熱交換器がある。また、熱交換器10における冷却水の流れ方向も適宜変更可能である。例えば熱交換器10として、冷却水が鉛直方向に流れる、いわゆるダウンフロー式を採用することも可能である。
・各実施形態の熱交換器10の構成は、冷却水を冷却するラジエータに限らず、空気と冷媒との熱交換により冷媒を凝縮させる凝縮器等、任意の熱交換器に適用することが可能である。なお、各実施形態の熱交換器10の構成を凝縮器に適用した場合、冷媒が第1流体に相当し、空気が第2流体に相当する。
・図18に示されるように、熱交換器10では、チューブ21に突起部210a,211aが形成され、且つインナーフィン23に突起部232a,232aが形成されていてもよい。また、チューブ21は、その先端がインナーフィン23を保持していない構造を有するものであってもよい。
・図19に示されるように、第1実施形態の熱交換器10では、チューブ21の突起部210a,211aがインナーフィン23に接触していてもよい。また、第2実施形態の熱交換器10では、インナーフィン23の突起部232aがチューブ21の内面に接触していてもよい。
・第1実施形態のチューブ21に形成される突起部210a,211aの数、及びインナーフィン23に形成される接合部230a,230b,230cの数は任意に変更可能である。また、第2実施形態のインナーフィン23に形成される突起部232a,232b,232cの数、及び接合部230a,230b,230cの数も任意に変更可能である。
・本開示は上記の具体例に限定されるものではない。上記の具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素、及びその配置、条件、形状等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
10:熱交換器
21:チューブ
23:フィン
210,211:外壁部
210a,211a,232a,232b,232c:突起部
230a,230b,230c:接合部
231a,231b:非接合部

Claims (10)

  1. 積層して配置される複数のチューブ(21)を有し、前記チューブの内部を流れる第1流体と、前記チューブの外部を流れる第2流体との間で熱交換が行われる熱交換器であって、
    前記チューブの内部に収容されるフィン(23)を備え、
    前記フィンは、
    所定のフィンピッチで波状に折り曲げられ、且つ折り曲げられた部分の先端部が前記チューブの内面に接合される接合部(230a,230b,230c)と、
    前記所定のフィンピッチよりも長く形成された部分であって、前記所定のフィンピッチで折り曲げられておらず、且つ前記チューブの内面に接合されていない非接合部(231a,231b)と、を有し、
    前記チューブにおいて前記非接合部に対向する外壁部(210,211)には、突起部(210a,211a)が形成されている
    熱交換器。
  2. 前記突起部は、前記チューブの内側に突出するように形成されている
    請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記突起部は、前記フィンに接触しないように形成されている
    請求項1又は2に記載の熱交換器。
  4. 前記突起部は、前記チューブの外側に突出するように形成されている
    請求項1に記載の熱交換器。
  5. 積層して配置される複数のチューブ(21)を有し、前記チューブの内部を流れる第1流体と、前記チューブの外部を流れる第2流体との間で熱交換が行われる熱交換器であって、
    前記チューブの内部に収容されるフィン(23)を備え、
    前記フィンは、
    所定のフィンピッチで波状に折り曲げられ、且つ折り曲げられた部分の先端部が前記チューブの内面に接合される接合部(230a,230b,230c)と、
    前記所定のフィンピッチよりも長く形成された部分であって、前記所定のフィンピッチで折り曲げられておらず、且つ前記チューブの内面に接合されていない非接合部(231a,231b)と、を有し、
    前記非接合部には、突起部(232a,232b,232c)が形成されている
    熱交換器。
  6. 前記突起部は、前記非接合部の一部を切り起こすことで形成されている
    請求項5に記載の熱交換器。
  7. 前記突起部は、前記チューブの内面に接触しないように形成されている
    請求項5又は6に記載の熱交換器。
  8. 前記非接合部は、前記チューブの内面に対して平行に延びるように形成されている
    請求項1~7のいずれか一項に記載の熱交換器。
  9. 積層して配置される複数のチューブ(21)を有し、前記チューブの内部を流れる第1流体と、前記チューブの外部を流れる第2流体との間で熱交換が行われる熱交換器であって、
    前記チューブの内部に収容されるフィン(23)を備え、
    前記フィンは、
    所定のフィンピッチで波状に折り曲げられ、且つ折り曲げられた部分の先端部が前記チューブの内面に接合される接合部(230a,230b,230c)と、
    前記所定のフィンピッチよりも長く形成された部分であって、前記所定のフィンピッチで折り曲げられておらず、且つ前記チューブの内面に接合されていない非接合部(231a,231b)と、を有し、
    前記チューブにおいて前記非接合部に対向する外壁部(210,211)には、突起部(210a,211a)が形成され、
    前記非接合部には、突起部(232a)が形成されている
    熱交換器。
  10. 積層して配置される複数のチューブ(21)を有し、前記チューブの内部を流れる第1流体と、前記チューブの外部を流れる第2流体との間で熱交換が行われる熱交換器であって、
    前記チューブの内部に収容されるフィン(23)を備え、
    前記フィンは、
    所定のフィンピッチで波状に折り曲げられ、且つ折り曲げられた部分の先端部が前記チューブの内面に接合される接合部(230a,230b,230c)と、
    前記所定のフィンピッチよりも長く形成された部分であって、前記チューブの内面に接合されていない非接合部(231a,231b)と、を有し、
    前記チューブにおいて前記非接合部に対向する外壁部(210,211)には、突起部(210a,211a)が形成されており、
    前記突起部は、前記チューブの内側に突出するように形成されている
    熱交換器。
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