JP6471473B2 - セキュリティ用無線装置および中間ブラケット部材 - Google Patents

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Description

本発明は、セキュリティ用無線装置およびセキュリティ用無線装置を壁面等に取り付けるための中間ブラケット部材に関する。
従来から、家庭内、オフィス内、工場内等において防犯用等の目的で使用されるセキュリティシステムの少なくとも一部を構成するセキュリティ用無線装置が知られている(引用文献1)。このセキュリティ用無線装置は、例えば、建物の壁面に取り付けられ、携帯電話用の無線回線や、無線LAN及びインターネットを介して建物内の異常を警備会社に通報する。このセキュリティ用無線装置に関して、取り付け金具を介して壁面に取り付けられるものが知られている。また、壁面を這わせた電源用や通信用等の配線を内部に引き込んだものが知られている。
特開2011−175597号公報
このセキュリティ用無線装置は、装置の破壊や改変などを防ぐため、建物への侵入者等にその存在を気がつかれないように、できるだけ目立たなくする必要があった。そのため、セキュリティ用無線装置は、装置全体の大きさを小型化することが望まれていた。一方、小型化されたセキュリティ用無線装置は、装置の内部が狭いため、電源用配線等の配線を装置の内部に収容することがほとんどできなかった。従来から、セキュリティ用無線装置を設置する際に、装置に外部配線を引き込むと、引き込んだ配線の長さが余ることがあった。小型化されたセキュリティ用無線装置は、余った配線を装置の内部に収容することができないため、装置の周囲において配線が余った状態となる場合があった。この場合、セキュリティ用無線装置が小型化されているにも関わらず、装置周辺の余った配線によって、結果的に装置が目立ってしまうという問題があった。また、装置周辺の美観を損ねることになった。
また、セキュリティ用無線装置は、電波の受信状態や設置場所によって、装置の向きや配置を変えたい場合がある。例えば、装置の外表面にアンテナがある場合には、そのアンテナが壁や天井に物理的に干渉しないように装置を配置する必要があり、また、装置と無線通信をおこなう通信対象の位置とアンテナの位置との間に装置自身の本体部が位置すると、本体部が通信の障害となる可能性があるので、そのような配置を避けるように装置の向きを変える場合がある。
上記課題を解決するために、本発明は、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、セキュリティ用無線装置が提供される。このセキュリティ用無線装置は、天井面や壁面を含む取り付け面に固定される取り付け金具と、前記取り付け金具に直接的または間接的に取り付けられる本体部と、前記本体部を前記取り付け金具に間接的に取り付けるときに使用され、自身を介して前記本体部を前記取り付け金具に取り付けるための中間ブラケット部材と、を備え、前記取り付け金具は、前記本体部または前記中間ブラケット部材を固定するための金具側固定部を備え、前記本体部は、前記本体部を前記取り付け金具に固定するために使用される第1の本体側固定部および第2の本体側固定部と、前記第1の本体側固定部と前記第2の本体側固定部との間に形成され、無線通信機能を有する内部装置を収容する内部装置収容部と、を含み、前記第1の本体側固定部は、前記本体部を第1の体勢で前記取り付け金具に取り付けたときに、前記金具側固定部に対向する位置に形成されており、前記第2の本体側固定部は、前記本体部を前記第1の体勢を反転させた第2の体勢で前記取り付け金具に取り付けたときに、前記金具側固定部に対向する位置に形成されており、前記中間ブラケット部材は、前記中間ブラケット部材を前記取り付け金具に固定するために使用される第1のブラケット側固定部と、前記本体部を前記中間ブラケット部材に固定するために使用される第2のブラケット側固定部と、前記第1のブラケット側固定部と前記第2のブラケット側固定部との間に形成され、前記本体部を前記中間ブラケット部材に取り付けたときに、前記セキュリティ用無線装置の外部から前記セキュリティ用無線装置の内部に引き込まれて前記本体部に収容されている前記内部装置に接続される配線を収容するためのブラケット側配線収容部と、を含み、前記第1のブラケット側固定部は、前記中間ブラケット部材を前記取り付け金具に取り付けたときに、前記金具側固定部と対向する位置に形成されており、前記第2のブラケット側固定部は、前記本体部を前記第1の体勢で前記中間ブラケット部材に取り付けたときに、前記第2の本体側固定部と対向し、前記本体部を前記第2の体勢で前記中間ブラケット部材に取り付けたときに、前記第1の本体側固定部と対向する位置に形成されていることを特徴としている。
この構成によれば、建物への侵入者等にその存在を気がつかれないように、セキュリティ用無線装置をより目立たなくすることができる。具体的には、この構成によれば、セキュリティ用無線装置に外部配線を引き込んだ際に装置の周囲において配線の長さが余らなかった場合、または、目立たない程度に長さが余る場合には、中間ブラケット部材を使用せずにセキュリティ用無線装置の本体部を直接的に取り付け面に固定できる。そのため、装置全体の大きさを抑制することができる。一方、セキュリティ用無線装置に外部配線を引き込んだ際に装置の周囲において配線の長さが目立つ程度に余る場合には、中間ブラケット部材を使用することによって、中間ブラケット部材の内部の配線収容部に余った配線を収容することができる。これにより、装置周辺の余った配線によって装置が目立つようになることを抑制することができる。また、この構成によれば、選択的に中間ブラケット部材を使用してセキュリティ用無線装置の本体部を取り付け面に固定することができるため、取り付け場所の状況に応じてより目立たない構成を選択することができる。
また、この構成によれば、本体部は第1の体勢または第2の体勢で取り付け金具に取り付け可能に構成されているため、本体部の配線引き込み位置を変更することができる。そのため、装置の周囲において配線の長さが余らない方の体勢を選択することができる。また、本体部にアンテナ等の突起物がある場合、本体部の周辺の物と干渉しない方の体勢を選択することができる。また、アンテナの向きを変えることができるため、本体部と通信対象物との通信電波状況の良い方の体勢を選択することができる。また、この構成によれば、本体部は第1の体勢または第2の体勢で中間ブラケット部材に取り付け可能に構成されているため、本体部の周辺の物理的な状況や、通信電波状況に応じて体勢を変更することができる。
また、この構成によれば、第2のブラケット側固定部は、本体部を第1の体勢で中間ブラケット部材に取り付けたときに、第2の本体側固定部と対向し、本体部を第2の体勢で中間ブラケット部材に取り付けたときに、第1の本体側固定部と対向する位置に形成されているため、セキュリティ用無線装置の本体部を大型化させることなく本体部を中間ブラケット部材に固定することができる。具体的には、この構成によれば、中間ブラケット部材は、本体部に設けられた、本来、本体部を取り付け金具に固定するための2つの本体側固定部のうち、取り付け金具との間の固定に使用されていない方を用いて、本体部を中間ブラケット部材に固定することができる。そのため、本体部に中間ブラケット部材との間の固定に使用される固定部を別途設ける必要がない。よって、本体部を大型化させることなく本体部を中間ブラケット部材に固定することができる。また、この構成によれば、本体部を中間ブラケット部材に取り付けるときの取り付け方法は、本体部を取り付け金具に取り付けるときの取り付け方法と同様となる。よって、本体部を取り付け金具に取り付けるときの取り付け方法のみを覚えれば、本体部を中間ブラケット部材に取り付ける場合にも対応できるため、セキュリティ用無線装置を設置する際の作業性を高めることができる。
また、この構成によれば、内部装置収容部が第1の本体側固定部と第2の本体側固定部との間に配置され、ブラケット側配線収容部が第1のブラケット側固定部と第2のブラケット側固定部との間に形成されているためセキュリティ用無線装置をより目立たなくすることができる。具体的には、本体部を第1の体勢または第2の体勢で中間ブラケット部材に取り付けたとき、第1の本体側固定部および第2の本体側固定部は、第1のブラケット側固定部および第2のブラケット側固定部のいずれかと概ね対向する。そのため、本体部を中間ブラケット部材に取り付けたとき、本体側の大部分を占める内部装置収容部と中間ブラケット部材の大部分を占めるブラケット側配線収容部は、本体部を中間ブラケット部材に取り付けるときの取り付け方向から見て概ね重なる。よって、本体部を中間ブラケット部材に取り付ける方向から見たときのセキュリティ用無線装置全体の大きさを抑制することができる。
(2)上記形態のセキュリティ用無線装置において、前記中間ブラケット部材は、前記第1のブラケット側固定部および前記第2のブラケット側固定部が形成されたブラケット側主面部と、前記ブラケット側主面部の外周に形成された枠状のブラケット側外周面部とを備えており、前記本体部は、前記第1の本体側固定部および前記第2の本体側固定部が形成された本体側ケースを備えており、前記本体部を前記中間ブラケット部材に取り付けるときの取り付け方向から見たときの前記ブラケット側外周面部の外形は、前記本体側ケースを前記取り付け方向から見たときの外形とほぼ同じであることを特徴としていてもよい。
この構成によれば、本体部を中間ブラケット部材に取り付けるときの取り付け方向から見たときのセキュリティ用無線装置全体の大きさを抑制することができる。よって、セキュリティ用無線装置をより目立たなくすることができる。
(3)上記形態のセキュリティ用無線装置において、前記ブラケット側主面部は、略矩形形状の外形を備えており、前記ブラケット側外周面部は、前記ブラケット側主面部の4つの端辺にそれぞれ対応した4つのブラケット側平面部を備えており、前記ブラケット側配線収容部は、前記4つのブラケット側平面部のそれぞれに接していることを特徴としていてもよい。
この構成によれば、ブラケット側配線収容部は、4つのブラケット側平面部のそれぞれに接しているため、いずれのブラケット側平面部からも配線を引き込むことができる。よって、セキュリティ用無線装置の周囲において、壁面を這わせた配線の配線経路を目立つほど変化させずに装置に引き込むことができる。
(4)上記形態のセキュリティ用無線装置において、前記本体側ケースは、前記第1の本体側固定部および前記第2の本体側固定部が形成された略矩形形状の本体側主面部と、前記本体側主面部の外周に形成された枠状の本体側外周面部であって、前記本体側主面部の4つの端辺にそれぞれ対応した4つの本体側平面部を備える本体側外周面部と、前記本体側平面部のうちの1つと前記内部装置収容部との間に形成され、前記本体側主面部の端辺に沿って延伸した形状を有し、セキュリティ用無線装置の外部から前記セキュリティ用無線装置の内部に引き込まれて前記内部装置収容部に収容されている前記内部装置に接続される配線を収容するための本体側配線収容部を備えていることを特徴としていてもよい。
この構成によれば、本体側配線収容部は、本体側平面部のうちの1つと内部装置収容部との間に形成され、本体側主面部の端辺に沿って延伸した形状を有している。これにより、本体側配線収容部を本体部の片側のみに設けて本体部の大型化を抑制しつつ、本体側外周面部のうち、内側が本体側収容部と接している部分から配線を本体部の内部に引き込むことができる。
(5)上記形態のセキュリティ用無線装置において、前記ブラケット側外周面部には、前記セキュリティ用無線装置の外部から前記ブラケット側配線収容部に配線を引き込むための切り欠き部を形成するための目地状の溝が形成されており、前記本体側外周部には、前記セキュリティ用無線装置の外部から前記本体側配線収容部に配線を引き込むための切り欠き部を形成するための目地状の溝が形成されていることを特徴としていてもよい。
この構成によれば、壁面を這わせた配線をセキュリティ用無線装置に引き込むための切り欠き部を容易に形成することができる。中間ブラケット部材を用いれば、電波受信対応やアンテナと周辺物体との接触回避だけでなく、同時に配線取込位置を自由に設定できる。よって、装置周辺で配線引き回しを必要以上におこなう必要がないので、装置をより目立たなくすることができる。
(6)上記形態のセキュリティ用無線装置において、前記取り付け金具は、略矩形形状の金具側主面部と、前記本体部または前記中間ブラケット部材と係合するための一対の金具側係合部を備えており、前記金具側固定部は、前記金具側主面部の端辺に形成されており、前記一対の金具側係合部は、前記金具側主面部の端辺のうち、前記金具側主面部が形成されている端辺と直交する一対の端辺にそれぞれ形成されており、前記本体側ケースは、前記一対の金具側係合部と係合する一対の本体側金具係合部を備えており、前記第1の本体側固定部および前記第2の本体側固定部は、前記本体側主面部の互いに対向する端辺にそれぞれ形成され、前記一対の本体側金具係合部は、前記本体側主面部の端辺のうち、前記第1の本体側固定部が形成されている端辺と直交する一対の端辺にそれぞれ形成されており、前記本体部を前記第1の体勢と前記第2の体勢のいずれの体勢で前記取り付け金具に取り付けた場合でも、前記一対の本体側金具係合部のそれぞれが、前記一対の金具側係合部のそれぞれと係合することを特徴としていてもよい。
この構成によれば、第1または第2の本体側固定部と金具側固定部との間の固定位置、および、一対の本体側係合部と一対の金具側係合部との間の2つの係合位置が、金具側主面部および本体側主面部のそれぞれにおいて、互いに異なる端辺に形成される。これにより、取り付け金具と本体部とを互いに直線状に並ばない3箇所で固定することができるとともに、この3箇所の互いの距離を大きくすることができ、取り付け金具と本体部との間の固定をより安定化させることができる。また、この構成によれば、中間ブラケット部材および本体部ともに内部空間を大きくすることができ、ブラケット側配線収容部および内部装置収容部のサイズを確保した上で、外形を小さく、より目立ちにくくすることができる。
(7)上記形態のセキュリティ用無線装置において、前記中間ブラケット部材は、前記本体部を前記中間ブラケット部材に取り付けたときに、前記本体部と係合するブラケット側係合部を備え、前記本体部は、前記本体部を前記第1の体勢で前記中間ブラケット部材に取り付けたときに、前記ブラケット側係合部と係合する第1の本体側ブラケット係合部と、前記本体部を前記第2の体勢で前記中間ブラケット部材に取り付けたときに、前記ブラケット側係合部と係合する第2の本体側ブラケット係合部とを備え、前記ブラケット側係合部は、前記第2のブラケット側固定部よりも前記第1のブラケット側固定部に近い位置に形成されており、前記第1の本体側ブラケット係合部および前記第2の本体側ブラケット係合部は、前記第1の本体側固定部と前記第2の本体側固定部の間に形成されていることを特徴としていてもよい。
この構成によれば、ブラケット側係合部は、第2のブラケット側固定部よりも第1のブラケット側固定部に近い位置に形成されているため、中間ブラケット部材と本体部との間の固定をより安定化させることができる。具体的には、この構成によれば、ブラケット側係合部が第1のブラケット側固定部よりも第2のブラケット側固定部に近い位置に形成されている場合よりも、第1または第2の本体側ブラケット係合部とブラケット側係合部との間の係合位置と、第1または第2の本体側固定部と第2のブラケット側固定部との間の固定位置との間の距離を大きくすることができる。よって、これらによる中間ブラケット部材と本体部との間の固定をより安定化させることができる。より具体的には、この構成によれば、本体部と係合するブラケット側係合部が、本体部との固定に使用される第2のブラケット側固定部よりも、本体部と固定に使用されない第1のブラケット側固定部に近い位置となる。そのため、本体部と中間ブラケット部材のそれぞれの一方の端部に、ブラケット側係合部と本体部との間の係合部が位置し、本体部と中間ブラケット部材のそれぞれの他方の端部に、第2のブラケット側固定部と本体部との間の固定部が位置する。そのため、本体部と中間ブラケット部材とをそれぞれの両端部において固定することができる。よって、本体部と中間ブラケット部材のそれぞれの中央付近に上記の係合部および固定部が集まってしまう構成よりは、本体部と中間ブラケット部材との間の固定が安定する。そのため、例えば、本体部の他端部を強引に押し広げて本体部を中間ブラケット部材から取り外すことがより難しくなる。また、この構成によれば、第1の本体側ブラケット係合部と第2の本体側ブラケット係合部は、概ね第1の本体側固定部と第2の本体側固定部の間に形成されているため、中間ブラケット部材と本体部との間の固定をより安定化させることができる。具体的には、この構成によれば、本体部を中間ブラケット部材に取り付ける取り付け方向から見たときに、本体部の重心点が、第1または第2の本体側ブラケット係合部とブラケット側係合部との係合位置と、第1または第2の本体側固定部と第2のブラケット側固定部との固定位置と、の間に概ね位置するように構成される。よって、中間ブラケット部材と本体部との間の固定をより安定化させることができる。
(8)上記形態のセキュリティ用無線装置において、前記金具側固定部と、前記第1の本体側固定部と、前記第2の本体側固定部と、前記第1のブラケット側固定部と、前記第2のブラケット側固定部とは、雌ねじ部であり、ねじを挿通させることによって、互いに対向する雌ねじ部と間接的に係合し、前記ブラケット側係合部とは、先端に引っ掛け部が形成された突起部であり、前記第1の本体側ブラケット係合部および前記第2の本体側ブラケット係合部とは、前記ブラケット側係合部の先端を挿通させる開口部であり、前記中間ブラケット部材は、前記一対の金具側係合部と係合する一対のブラケット側金具係合部を備えており、前記一対の金具側係合部とは、一対のフックであり、前記一対の本体側金具係合部および前記一対のブラケット側金具係合部とは、前記一対のフックを挿通させる一対の開口部であり、前記一対のブラケット側金具係合部を前記一対の金具側係合部に係合させる方法は、前記一対の本体側金具係合部を前記一対の金具側係合部に係合させる方法と同じであることを特徴としていてもよい。
この構成によれば、取り付け金具、本体部、および、中間ブラケット部材に形成された雌ねじを互いに対向させた状態でネジを挿通させることによって、これらを互いに容易に固定することができる。また、この構成によれば、中間ブラケット部材に形成された、引っ掛け部を備える突起部を本体部に設けられた開口部に係合させることによって、これらを互いに容易に固定することができる。また、この構成によれば、本体部と中間ブラケット部材のどちらを取り付け金具に取り付ける場合であっても、取り付け金具側のフックに対して、本体部または中間ブラケット部材をスライドさせて仮固定したうえで、ネジによりスライドを抑制して固定することができる。また、本体部を取り付け金具に取り付ける方法と同様の方法で、中間ブラケット部材を取り付け金具に取り付けることができるため、装置設置時の取り付け作業方法を統一することができる。また、取り付け金具側のフックに本体部または中間ブラケット部材を引っ掛け、そのままスライドさせるだけで容易に仮固定でき、その後のねじ締めも容易である。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、セキュリティ用無線装置の本体部を取り付け金具に間接的に取り付けるときに使用され、自身を介して前記本体部を前記取り付け金具に取り付けるための中間ブラケット部材、セキュリティ用無線装置の取り付け構造、取り付け方法、セキュリティ用無線装置の製造方法、セキュリティ用無線装置を含んだセキュリティシステムなどの形態で実現することができる。
セキュリティ用無線装置を例示した図。 セキュリティ用無線装置を例示した斜視図。 セキュリティ用無線装置の取り付け方法を例示した第1の斜視図。 セキュリティ用無線装置の取り付け方法を例示した第2の斜視図。 第2の取り付け方法で取り付けられたセキュリティ用無線装置を示した図。 第2の取り付け方法で取り付けられたセキュリティ用無線装置の斜視図。 セキュリティ用無線装置の第2の取り付け方法を例示した第1の斜視図。 セキュリティ用無線装置の第2の取り付け方法を例示した第2の斜視図。 中間ブラケット部材を含まないセキュリティ用無線装置の第1の分解斜視図。 中間ブラケット部材を含まないセキュリティ用無線装置の第2の分解斜視図。 中間ブラケット部材を含まないセキュリティ用無線装置第3の分解斜視図。 中間ブラケット部材を含むセキュリティ用無線装置の第1の分解斜視図。 中間ブラケット部材を含むセキュリティ用無線装置の第2の分解斜視図。 中間ブラケット部材を含むセキュリティ用無線装置の第3の分解斜視図。 取り付け金具を例示した図。 取り付け金具を例示した斜視図。 本体側ケースを例示した図。 本体側ケースを例示した斜視図。 中間ブラケット部材を例示した図。 中間ブラケット部材を例示した斜視図。
A.第1実施形態:
図1は、セキュリティ用無線装置10を例示した図である。図1(a)〜(e)は、それぞれ、セキュリティ用無線装置10の正面図、上面図、底面図、右側面図、および、左側側面図である。図2は、セキュリティ用無線装置の斜視図である。以後、図1(a)に示されたセキュリティ用無線装置10の紙面上方側を「セキュリティ用無線装置10の上方側」、紙面下方側を「セキュリティ用無線装置10の下方側」、紙面右側を「セキュリティ用無線装置10の右側」、紙面左側を「セキュリティ用無線装置10の左側」とも呼ぶ。
セキュリティ用無線装置10は、略直方体形状の外観を備えており、例えば、家庭内、オフィス内、工場内等の壁面や天井面など取り付け面20に取り付けられる。本実施形態の取り付け面20は、ほぼ鉛直の壁面であるが、取り付け面20は、傾斜面や水平面であってもよく、また曲面であってもよい。セキュリティ用無線装置10は、例えば、家庭の壁面や柱面等に取り付けられ、携帯電話用の無線回線や、無線LAN及びインターネットを介して建物内の異常を警備会社に通報するように構成されていてもよい。本実施形態のセキュリティ用無線装置10は、右側の側面部に棒状のアンテナ121が取り付けられている。アンテナ121は、基端部がセキュリティ用無線装置10の本体部に回動可能に固定されている。
図3は、セキュリティ用無線装置10の取り付け方法を例示した斜視図である。図3に示すように、セキュリティ用無線装置10は、本体部100と、取り付け金具200とを含んでいる。取り付け金具200は、ネジや釘等の固定部材によって取り付け面20に直接固定されている。以後、図3に示された取り付け金具200の紙面上方側を「取り付け金具200の上方側」、紙面下方側を「取り付け金具200の下方側」とも呼ぶ。図3に示すように、本体部100は、上方側が取り付け金具200の上方側に対向し、下方側が取り付け金具200の下方側に対向する体勢(以後、「第1の体勢」とも呼ぶ)で取り付け金具200に取り付け可能に構成されている。
図4は、本体部100が、第1の体勢の上下及び左右をそれぞれ反転させた体勢(以後、「第2の体勢」とも呼ぶ)で取り付け金具200に取り付けられた状態を示している。本体部100を第1の体勢および第2の体勢で取り付け金具200に固定するための具体的な方法については後述する。このように、セキュリティ用無線装置10は、本体部100を第1の体勢または第2の体勢で取り付け金具200に取り付け可能に構成されているため、例えば、アンテナ121が本体部100の周辺の物体と物理的に干渉しない方の体勢を選択することができる。また、アンテナ121と本体部100との相対的な位置を変えることができるため、本体部100と通信対象物との通信電波状況の良い方の体勢を選択することができる。また、本体部100における配線Wの引き込み位置を変えることができるため、後述するように、本体部100に配線Wを引き込む際に引き込まれる配線Wが目立たない方の体勢を選択することができる。
セキュリティ用無線装置10は、上述したように、本体部100を直接的に取り付け金具200に取り付けることができるほか、後述する中間ブラケット部材300を介して本体部100を間接的に取り付け金具200に取り付けることができる。以後、本体部100を直接的に取り付け金具200に取り付ける方法を「第1の取り付け方法」とも呼ぶ。また、後述する中間ブラケット部材300を介して本体部100を間接的に取り付け金具200に取り付ける方法を「第2の取り付け方法」とも呼ぶ。
図5は、第2の取り付け方法で取り付けられたセキュリティ用無線装置10を例示した図である。図5(a)〜(e)は、それぞれ、図1(a)〜(e)と同様の方向から見た状態を例示している。図6は、図2と同様の方向から見た状態を例示している。第2の取り付け方法で取り付けられるセキュリティ用無線装置10は、本体部100および取り付け金具200のほか、中間ブラケット部材300を含んでおり、全体として略直方体形状を備えている。中間ブラケット部材300は、セキュリティ用無線装置10を取り付け面20に取り付けたときに、本体部100と取り付け面20との間に配置され、セキュリティ用無線装置10を自身の厚み分だけ取り付け面20から離した状態で本体部100を支持する。図5(a)に示すように、中間ブラケット部材300は、セキュリティ用無線装置10を正面視したときの外周部の形状が本体部100の外周部の形状と概ね一致するように構成されている。これにより、中間ブラケット部材300を使用してセキュリティ用無線装置10を取り付け面20に取り付けた場合であっても、セキュリティ用無線装置10の外観を目立たなくすることができる。中間ブラケット部材300は、例えば、樹脂等の射出形成によって製造することができる。
図7は、第2の取り付け方法によってセキュリティ用無線装置10を取り付け面20に取り付ける方法を例示した説明図である。中間ブラケット部材300は、取り付け面20に固定された取り付け金具200に直接固定される。中間ブラケット部材300を取り付け金具200に固定する具体的な方法については後述する。以後、図7に示された中間ブラケット部材300の紙面上方側を「中間ブラケット部材300の上方側」、紙面下方側を「中間ブラケット部材300の下方側」とも呼ぶ。本体部100は、第1の体勢で中間ブラケット部材300に取り付け可能に構成されている。すなわち、本体部100は、上方側が金具200の上方側に対向し、下方側が金具200の下方側に対向する体勢で中間ブラケット部材300に取り付け可能に構成されている。
図8は、本体部100が、第2の体勢で取り付け金具200に取り付けられた状態を示している。本体部100を中間ブラケット部材300に固定するための具体的な方法については後述する。このように、セキュリティ用無線装置10は、第2の取り付け方法によっても、本体部100を第1の体勢または第2の体勢で中間ブラケット部材300に取り付け可能に構成されているため、本体部100の周辺の物理的な状況や、通信電波状況に応じて本体部100の体勢を変更することができる。すなわち、セキュリティ用無線装置10を取り付ける際に、図3、4、7、8に示した4つの取り付け方法のいずれかのうちで、本体部100の周辺の物理的な状況、通信状態を考慮して最適なものを選択することができる。
図9〜図11は、中間ブラケット部材300を用いない第1の取り付け方法で取り付けられるセキュリティ用無線装置10の分解斜視図である。図9〜図11には、それぞれ、後述する内部装置120に接続される配線Wの第1の配線経路、第2の配線経路、および、第3の配線経路が示されている。図9〜11では、本体部100は第1の体勢で取り付け金具200に取り付けられている。
本体部100は、外側ケース110と、内部装置120と、本体側ケース400とを含んでいる。外側ケース110は、開口端を備える略函状の外形を有しており、略矩形形状の外側ケース主面部111と、外側ケース主面部111の外周に形成された枠状の外側ケース外周面部112とを備えている。本体側ケース400は、略矩形形状の本体側主面部401と、本体側主面部401の外周に形成された枠状の本体側外周面部410とを備えている。本体側ケース400は、本体側外周面部410に囲まれた領域内に、内部装置120を収容するための内部装置収容部MSと、内部装置120から外部に延びる配線Wを収容するための本体側配線収容部SSが形成されている。本体側ケース400の本体側主面部401には、必要に応じて、図11に示すように、内部装置120から延びる配線Wを本体側ケース400の裏側に挿通させるための本体側開口部440が形成されている。
外側ケース110の外側ケース外周面部112によって形成される開口端と、本体側ケース400の本体側外周面部410によって形成される開口端は、ほぼ同じ形状している。外側ケース外周面部112の開口端と本体側外周面部410の開口端とを接触させることによって、内側に内部装置120を収容した状態で、外側ケース110を本体側ケース400に固定することができる。中間ブラケット部材300を用いない第1の取り付け方法で取り付けられるセキュリティ用無線装置10では、本体側ケース400が取り付け金具200に固定される。外側ケース110と本体側ケース400は、例えば、樹脂等の射出形成によって製造することができる。
内部装置120は、無線通信機能を有しており、基板部122と、電源部123と、アンテナ121を備えている。基板部122と電源部123は、本体側ケース400の内部装置収容部MSに収容されている。内部装置120には、セキュリティ用無線装置10の外部からセキュリティ用無線装置10の内部に引き込まれた配線Wが接続されている。この配線Wは、例えば、電源供給用の電源用配線と、建物内の他の装置(例えば、監視カメラ)との通信用の配線の少なくとも一方の機能を有する配線であり、これらの両方の機能を有していてもよい。
セキュリティ用無線装置10は、取り付け面20を含む壁面上を這わせた配線、および、取り付け面20の裏側から取り付け面20に設けられた開口部21を介して取り出される配線のいずれも引き込み可能に構成されている。第1の取り付け方法で取り付けられたセキュリティ用無線装置10は、セキュリティ用無線装置10の内部に引き込まれた配線Wを図9〜図11に示す配線経路のうちの少なくとも1つの配線経路によって内部装置120に接続させることができる。
例えば、図9に示すように、取り付け面20を含む壁面上を這わせた配線Wをセキュリティ用無線装置10に引き込む場合、本体側ケース400の本体側外周面部410のうち、内側が本体側配線収容部SSと接する部分を切り欠いて切り欠き部CPを形成し、この切り欠き部CPを介してセキュリティ用無線装置10の内部に引き込むことができる。図9では、本体側外周面部410の上方側の面のうち、左側の端部付近に切り欠き部CPが形成されている。引き込まれた配線Wは、先端部が内部装置120の所定の位置に接続される。また、先端部と切り欠き部CPとの間の配線Wは、本体側配線収容部SSに収容される。なお、切り欠き部CPを形成する位置については、本体側外周面部410のうち、内側が本体側配線収容部SSと接する部分であれば図9で示した位置に限定されない。例えば、図10に示すように、本体側外周面部410の下方側の面のうち、左側の端部付近に切り欠き部CPを形成して配線Wを引き込んでもよい。この場合であっても、引き込まれた配線Wの先端部を内部装置120の所定の位置に接続することができる。また、内部装置120に接続された先端部と切り欠き部CPとの間の配線Wを本体側配線収容部SSに収容することができる。
一方、例えば、図11に示すように、取り付け面20の裏側から取り付け面20に設けられた開口部21を介して取り出される配線Wをセキュリティ用無線装置10に引き込む場合、まず、取り付け面20に設けられた開口部21と取り付け金具200に設けられた金具側開口部240とが連通するように金具200を取り付ける。そして、取り付け金具200の金具側開口部240を介して配線Wを取り出す。金具側開口部240から取り出された配線Wを本体側ケース400の本体側開口部440を挿通させて内部装置120の所定の位置に接続させることができる。
図12〜図14は、中間ブラケット部材300を用いる第2の取り付け方法で取り付けられるセキュリティ用無線装置10の分解斜視図である。図12〜図14には、それぞれ、内部装置120に接続される配線Wの第4の配線経路、第5の配線経路、および、第6の配線経路が例示されている。図12〜図14では、本体部100は第1の体勢で中間ブラケット部材300に取り付けられた状態が例示されている。第2の取り付け方法で取り付けられるセキュリティ用無線装置10では、本体側ケース400は中間ブラケット部材300に固定される。
中間ブラケット部材300は、略矩形形状のブラケット側主面部301と、ブラケット側主面部301の外周に形成された枠状のブラケット側外周面部310とを備えている。中間ブラケット部材300は、ブラケット側外周面部310に囲まれた領域に、内部装置120から延びる配線Wを収容するためのブラケット側配線収容部WSが形成されている。ブラケット側主面部301には、必要に応じて、図14に示すように、内部装置120から延びる配線Wを中間ブラケット部材300の裏側に挿通させるためのブラケット側開口部340が形成されている。ブラケット側外周面部310によって形成される開口端は、本体側主面部401の外周部と、ほぼ同じ形状している。中間ブラケット部材300は、ブラケット側外周面部310の開口端を本体側ケース400の本体側主面部401に接触させた状態で本体部100を支持する。第2の取り付け方法で取り付けられたセキュリティ用無線装置10は、セキュリティ用無線装置10の内部に引き込まれた配線Wを図12〜図14に示す配線経路のうちの少なくとも1つの配線経路によって内部装置120に接続させることができる。
例えば、図12に示すように、取り付け面20を含む壁面上を這わせた配線Wをセキュリティ用無線装置10に引き込む場合、ブラケット側外周面部310の任意の部分に切り欠き部CPを形成し、この切り欠き部CPを介してセキュリティ用無線装置10の内部に引き込むことができる。図12では、切り欠き部CPを形成する位置の一例として、ブラケット側外周面部310の上方側の面のうち、右側の端部付近に切り欠き部CPが形成されている。引き込まれた配線Wは、先端部が内部装置120の所定の位置に接続される。また、先端部と切り欠き部CPとの間の配線Wは、ブラケット側配線収容部WSに収容される。切り欠き部CPから引き込まれた配線Wは、ブラケット側配線収容部WSの内部において、配線方向を変化させ、本体側開口部440を介して内部装置120の所定の位置に接続される。なお、切り欠き部CPを形成する位置については、図12で示した位置に限定されない。例えば、図13に示すように、本体側外周面部410の下方側の面のうち、左側の端部付近に切り欠き部CPを形成して配線Wを引き込んでもよい。また、他の例として、ブラケット側外周面部310の左右の側面を切り欠いて切り欠き部CPを形成してもよい。これらの場合であっても、切り欠き部CPから引き込まれた配線をブラケット側配線収容部WSの内部において、配線方向を変化させ、本体側開口部440を介して内部装置120の所定の位置に接続させることができる。このとき、ブラケット側配線収容部WSの内部において、長さの余った配線Wを収容することができる。そのため、セキュリティ用無線装置10の外部において長さの余った配線Wが目立つことを抑制することができる。
一方、例えば、図14に示すように、取り付け面20の裏側から取り付け面20に設けられた開口部を介して取り出される配線Wをセキュリティ用無線装置10に引き込む場合、まず、取り付け面20に設けられた開口部と取り付け金具200に設けられた金具側開口部240とが連通するように金具200を取り付ける。そして、取り付け金具200の金具側開口部240を介して配線Wを取り出す。金具側開口部240から取り出された配線Wをブラケット側開口部340および本体側開口部440を挿通させて内部装置120の所定の位置に接続させることができる。このとき、ブラケット側配線収容部WSの内部において、長さの余った配線Wを収容することができる。このように、セキュリティ用無線装置10は、図9〜14に例示された配線経路のうちで、セキュリティ用無線装置10の周辺の配線の状況、装置自体の大きさ考慮して最も目立たない構成を選択することができる。
図15は、取り付け金具200を例示した図である。図15(a)〜(e)は、それぞれ、取り付け金具200の正面図、上面図、底面図、右側側面図、および、左側側面図である。図16は、取り付け金具200の斜視図である。
取り付け金具200は、金具側主面部201と、金具側固定部210と、一対の金具側係合部220、230(第1の金具側係合部220と第2の金具側係合部230)と、を備えている。金具側主面部201は、略矩形形状の外形を備え、孔部202、203に取り付けたネジや釘等の固定部材によって取り付け面20に固定される。金具側主面部201の略中央部には、上述した金具側開口部240が形成されている。
金具側固定部210は、本体部100または中間ブラケット部材300を取り付け金具200に固定するための部位であって、金具側主面部201の上方側の端辺に形成されている。金具側固定部210には、孔部211が形成されており、ネジやピンなどの固定部材を用いて、本体部100または中間ブラケット部材300を取り付け金具200に固定可能に構成されている。例えば、孔部211は雌ねじ部として構成されていてもよい。この場合、本体部100または中間ブラケット部材300に設けられた雌ねじ部に挿通されたネジを孔部211に挿通させることによって、本体部100または中間ブラケット部材300を取り付け金具200に容易に固定することができる。
一対の金具側係合部220、230は、本体部100または中間ブラケット部材300を固定するための部位であって、金具側主面部201の左右の両端辺に形成されている。一対の金具側係合部220、230は、それぞれ、本体部100または中間ブラケット部材300と係合することによって、本体部100または中間ブラケット部材300を取り付け金具200に固定する。このように取り付け金具200は、金具側固定部210および一対の金具側係合部220、230のそれぞれが互いに異なる金具側主面部201の端辺に形成されている。これにより、取り付け金具200と、本体部100または中間ブラケット部材300とを互いに直線状に並ばない3箇所で固定することができるとともに、この3箇所の互いの距離を大きくすることができ、取り付け金具200と、本体部100または中間ブラケット部材300との間の固定をより安定化させることができる。なお、本実施形態の一対の金具側係合部220、203は、それぞれ先端が上方側を向いたフックとして構成されている。本実施形態では、取り付け金具200に取り付けられた本体部100または中間ブラケット部材300は、金具側固定部210においてネジ止めされることによって上下方向の移動が規制される。
図17は、本体側ケース400を例示した図である。図17(a)〜(e)は、それぞれ、本体側ケース400の正面図、上面図、底面図、右側側面図、および、左側側面図である。図18は、本体側ケース400の斜視図である。
本体側ケース400は、本体側主面部401と、本体側外周面部410のほか、一対の本体側金具係合部420、430(第1の本体側金具係合部420と第2の本体側金具係合部430)と、第1の本体側固定部450と、第2の本体側固定部460、第1の本体側ブラケット係合部471と、第2の本体側ブラケット係合部472とを備えている。本体側主面部401の略中央部には、上述した本体側開口部440が形成されている。
一対の本体側金具係合部420、430は、取り付け金具200の一対の金具側係合部220、230とそれぞれ係合するための部位であって、本体側主面部401の左右の両端辺の略中央に形成されている。本実施形態では、一対の本体側金具係合部420、430は、それぞれ上下方向に延伸した開口部として構成されている。本体側ケース400を第1の体勢で取り付け金具200に取り付けるとき、第1の本体側金具係合部420が第1の金具側係合部220と係合し、第2の本体側金具係合部430が第2の金具側係合部230と係合する。また、本体側ケース400を第2の体勢で取り付け金具200に取り付けるとき、第1の本体側金具係合部420が第2の金具側係合部230と係合し、第2の本体側金具係合部430が第1の金具側係合部220と係合する。本体側ケース400は、第1の体勢であっても第2の体勢であっても、一対の本体側金具係合部420、430に一対の金具側係合部220、203を挿通させた後、本体側ケース400を下方向にスライドさせることで取り付け金具200に仮固定される。
第1の本体側固定部450は、第1の体勢の本体側ケース400を取り付け金具200に固定するための部位であって、本体側ケース400を第1の体勢で取り付け金具200に取り付けたときに金具側固定部210に対向する位置に形成されている。本実施形態では、第1の本体側固定部450は、本体側主面部401の上方側の端辺に形成されている。
第2の本体側固定部460は、第2の体勢の本体側ケース400を取り付け金具200に固定するための部位であって、第2の体勢の本体側ケース400を取り付け金具200に取り付けたときに金具側固定部210に対向する位置に形成されている。本実施形態では、第2の本体側固定部460は、本体側主面部401の下方側の端辺に形成されている。
第1の本体側固定部450と第2の本体側固定部460は、本体側主面部401の中心点を対象点として略点対称となる位置に形成されている。第1の本体側固定部450と第2の本体側固定部460には、それぞれ貫通した孔部が形成されており、ネジやピンなどの固定部材を用いて、金具側固定部210に間接的に係合可能に構成されている。例えば、第1の本体側固定部450と第2の本体側固定部460は雌ねじ部として構成されていてもよい。この場合、ネジを第1の本体側固定部450と第2の本体側固定部460のいずれか一方と、金具側固定部210に挿通させることによって、本体側ケース400を取り付け金具200に容易に固定することができる。本体側ケース400を取り付け金具200に取り付ける場合には、まず、一対の本体側金具係合部420、430に一対の金具側係合部220、203を挿通させた後、本体側ケース400を下方向にスライドさせることで本体側ケース400を仮固定し、その後、第1または第2の本体側固定部450、460と、金具側固定部210にネジを挿通させることによって、本体側ケース400を固定することができる。
第1の本体側固定部450および一対の本体側金具係合部420、430、のそれぞれは、互いに異なる本体側主面部401の端辺に形成されている。また、第2の本体側固定部460も一対の本体側金具係合部420、430と異なる本体側主面部401の端辺に形成されている。これにより、本体側ケース400を第1の体勢および第2の体勢で取り付け金具200に取り付けたとき、いずれの場合にも、本体側ケース400を互いに直線状に並ばない3箇所で固定することができるとともに、この3箇所の互いの距離を大きくすることができ、取り付け金具200との間の固定をより安定化させることができる。
第1の本体側ブラケット係合部471は、第1の体勢の本体側ケース400を中間ブラケット部材300に取り付けたときに、後述するブラケット側係合部370と係合する。また、第2の本体側ブラケット係合部472は、第2の体勢の本体側ケース400を中間ブラケット部材300に取り付けたときに、そのブラケット側係合部370と係合する。本実施形態では、第1の本体側ブラケット係合部471と第2の本体側ブラケット係合部472は、開口部として構成されており、本体側主面部401の中心点を対象点として略点対称となる位置に形成されている。また、本実施形態では、第1の本体側ブラケット係合部471と第2の本体側ブラケット係合部472は、ほぼ第1の本体側固定部450と第2の本体側固定部460との間にそれぞれ形成されている。これにより、本体側ケース400と中間ブラケット部材300との間の固定を安定化させることができる。具体的には、この構成によれば、本体側ブラケット係合部471、472とブラケット側係合部370との係合位置と、本体側固定部450、460と第2のブラケット側固定部360との固定位置と、の間に概ね本体側主面部401の中心点が通る。すなわち、本体部100を中間ブラケット部材300に取り付ける取り付け方向から見たときに、本体部100の重心点が、この係合位置と固定位置との間に概ね位置するように構成される。よって、これらによる中間ブラケット部材300と本体部100との間の固定をより安定化させることができる。
本体側外周面部410は、本体側主面部401の上方側端部に形成される上方側本体外周平面部411と、下方側端部に形成される下方側本体外周平面部412と、右側端部に形成される右側本体外周平面部413と、左側端部に形成される左側本体外周平面部414とを備えている。この4つの本体外周平面部411〜414と本体側主面部401によって本体側配線収容部SSおよび内部装置収容部MSが形成されている。右側本体外周平面部413には、アンテナ取り出し部416が形成されている。これにより、内部装置120を内部装置収容部MSに設置したときにアンテナ121を本体部100の外側に配置することができる。上方側本体外周平面部411と下方側本体外周平面部412には、本体側ケース係合部481、482がそれぞれ形成されている。本体側ケース係合部481、482は、外側ケース110を本体側ケース400に取り付けたときに、外側ケース110の外側ケース外周面部112と係合する。本体側ケース係合部482は、2つの爪部から形成されており、この2つの爪部を同時に押圧しないと外側ケース110を取り外せない構成となっている。
本体側配線収容部SSと内部装置収容部MSは、上下に延びる区画部402によって区画されている。そのため、本体側配線収容部SSは、4つの本体外周平面部411〜414のうち、左側本体外周平面部414と、上方側本体外周平面部411および下方側本体外周平面部412の左側端部のみと接している。本体側配線収容部SSは、左側本体外周平面部414と内部装置収容部との間に形成され、本体側主面部401の端辺に沿って上下方向に延伸した形状を有している。これにより、本体部100は、本体側配線収容部SSを本体部100の片側のみに設けて本体部100の大型化を抑制しつつ、本体側外周面部410のうち、内側が本体側収容部SSと接している部分から配線Wを本体部100の内部に引き込むことができる。また、本体側外周面部410のうち、内側が本体側配線収容部SSと接触する部分には、切り欠き部CPの形成を容易にするために、複数の目地状の溝315が形成されていてもよい。溝315は、本体側外周面部410の厚みが薄くなるように、本体側ケース400の開口端側から本体側主面部401に向かう方向に沿って形成されている。本実施形態では、上方側本体外周平面部411および下方側本体外周平面部412の左側端部のみに形成されているが、左側本体外周平面部414にも形成されていてもよい。
内部装置収容部MSは、第1の本体側固定部450と第2の本体側固定部460との間に形成されている。これにより、セキュリティ用無線装置10の小型化を図ることができる。すなわち、内部装置収容部MSが第1の本体側固定部450と第2の本体側固定部460との間に配置されていれば、本体部100を第1の体勢および第2の体勢のいずれの体勢で中間ブラケット部材300に取り付けても、セキュリティ用無線装置10を取り付け方向から見たとき、すなわち正面視したときの内部装置収容部MSの位置がほぼ変わらない。そのため、本体部100を第1の体勢および第2の体勢のいずれの体勢で中間ブラケット部材300に取り付けた場合であっても、中間ブラケット部材300のブラケット側配線収容部WSと内部装置収容部MSとがほぼ重なるように構成することができる。
図19は、中間ブラケット部材300を例示した図である。図19(a)〜(e)は、それぞれ、中間ブラケット部材300の正面図、上面図、底面図、右側側面図、および、左側側面図である。図20は、中間ブラケット部材300の斜視図である。
中間ブラケット部材300は、ブラケット側主面部301と、ブラケット側外周面部310のほか、一対のブラケット側金具係合部320、330(第1のブラケット側金具係合部320と第2のブラケット側金具係合部330)と、第1のブラケット側固定部350と、第2のブラケット側固定部360、ブラケット側係合部370とを備えている。ブラケット側主面部301の略中央部には、上述した側開口部340が形成されている。
一対のブラケット側金具係合部320、330は、取り付け金具200の一対の金具側係合部220、230とそれぞれ係合するための部位であって、ブラケット側主面部301の左右の両端辺の略中央に形成されている。本実施形態の一対のブラケット側金具係合部320、330は、それぞれ上下方向に延伸した開口部として構成されている。中間ブラケット部材300を取り付け金具200に取り付けるとき、第1のブラケット側金具係合部320が第1の金具側係合部220と係合し、第2のブラケット側金具係合部330が第2の金具側係合部230と係合する。中間ブラケット部材300は、一対のブラケット側金具係合部320、330に一対の金具側係合部220、203を挿通させた後、中間ブラケット部材300を下方向にスライドさせることで取り付け金具200に仮固定される。
第1のブラケット側固定部350は、中間ブラケット部材300を取り付け金具200に固定するための部位であって、中間ブラケット部材300を取り付け金具200に取り付けたときに金具側固定部210に対向する位置に形成されている。本実施形態では、第1のブラケット側固定部350は、ブラケット側主面部301の上方側の端辺に形成されている。第1のブラケット側固定部350には、貫通した孔部が形成されており、ネジやピンなどの固定部材を用いて、金具側固定部210に間接的に係合可能に構成されている。例えば、第1のブラケット側固定部350は雌ねじ部として構成されていてもよい。中間ブラケット部材300を取り付け金具200に取り付ける場合には、まず、一対の本体側金具係合部420、430に一対のブラケット側金具係合部320、330を挿通させた後、中間ブラケット部材300を下方向にスライドさせることで中間ブラケット部材300を仮固定し、その後、第1のブラケット側固定部350と、金具側固定部210にネジを挿通させることによって、中間ブラケット部材300を固定することができる。このように、中間ブラケット部材300を取り付け金具200に取り付ける方法は、本体側ケース400を取り付け金具200に取り付ける方法と同じである。よって、セキュリティ用無線装置10を設置する際の作業の効率化を図ることができる。
第2のブラケット側固定部360は、本体側ケース400を中間ブラケット部材300に固定するための部位であって、第1の体勢の本体部100を中間ブラケット部材300に取り付ける場合には、第2の本体側固定部460と対向し、第2の体勢の本体部100を中間ブラケット部材300に取り付ける場合には、第1の本体側固定部450と対向する位置に形成されている。この構成によれば、中間ブラケット部材300は、本体部100に設けられた、本来、本体部100を取り付け金具200に固定するための2つの本体側固定部450、460のうち、取り付け金具200との間の固定に使用されていない一方を用いて、本体部100を中間ブラケット部材300に固定することができる。そのため、本体部100に中間ブラケット部材300との間の固定に使用される本体側固定部を別途設ける必要がない。よって、本体部100を大型化させることなく本体部100を中間ブラケット部材に固定することができる。本実施形態では、第2のブラケット側固定部360は、ブラケット側主面部301の下方側の端辺に形成されている。
ブラケット側係合部370は、本体側ケース400の第1の本体側ブラケット係合部471または第2の本体側ブラケット係合部472と係合する。本実施形態では、ブラケット側係合部370は、先端に引っ掛け部が形成された突起部として構成されている。この構成によれば、ブラケット側係合部370の先端部を第1の本体側ブラケット係合部471または第2の本体側ブラケット係合部472に挿通させることによって、本体部100を中間ブラケット部材300に容易に固定することができる。ブラケット側係合部370は、第2のブラケット側固定部360よりも第1のブラケット側固定部350に近い位置に形成されているため、中間ブラケット部材300と本体部100との間の固定をより安定化させることができる。具体的には、この構成によれば、ブラケット側係合部370が第1のブラケット側固定部350よりも第2のブラケット側固定部360に近い位置に形成されている場合よりも、本体側ブラケット係合部471、472とブラケット側係合部370との係合位置と、本体側固定部450、460と第2のブラケット側固定部360との固定位置と、の間の距離を大きくすることができる。よって、これらによる中間ブラケット部材300と本体部100との間の固定をより安定化させることができる。
ブラケット側外周面部310は、ブラケット側主面部301の上方側端部に形成される上方側ブラケット外周平面部311と、下方側端部に形成される下方側ブラケット外周平面部312と、右側端部に形成される右側ブラケット外周平面部313と、左側端部に形成される左側ブラケット外周平面部314とを備えている。この4つのブラケット外周平面部311〜314とブラケット側主面部301によってブラケット側配線収容部WSが形成されている。本体部100を中間ブラケット部材300に取り付けるときの取り付け方向から見たときのブラケット側外周面部310の外形は、本体側ケース400をその取り付け方向から見たときの外形とほぼ同じである。この構成によれば、本体部100を中間ブラケット部材300に取り付けるときの取り付け方向から見たときのセキュリティ用無線装置10の全体の大きさを抑制することができる。右側ブラケット外周平面部313と左側ブラケット外周平面部314には、ブラケット側移動規制部381、382がそれぞれ形成されている。ブラケット側移動規制部381、382は、本体部100を中間ブラケット部材300に取り付けたときに、本体側ケース400と係合する。
ブラケット側配線収容部WSは、4つのブラケット外周平面部311〜314とそれぞれ接している。そのため、4つのブラケット外周平面部311〜314のどこにでも配線を引き込むための切り欠き部CPを形成することができる。よって、セキュリティ用無線装置10の周囲において、壁面を這わせた配線Wの配線経路を目立つほど変化させずにセキュリティ用無線装置10に引き込むことができる。また、本実施形態の上方側ブラケット外周平面部311および下方側ブラケット外周平面部312には、切り欠き部CPの形成を容易にするために、複数の目地状の溝315が形成されている。溝315は、4つのブラケット外周平面部311〜314のどこにでも形成することができる。
ブラケット側配線収容部WSは、第1のブラケット側固定部350と第2のブラケット側固定部360の間に形成されている。これにより、セキュリティ用無線装置10の小型化を図ることができる。すなわち、ブラケット側配線収容部WSが第1のブラケット側固定部350と第2のブラケット側固定部360の間との間に配置されていれば、本体部100を中間ブラケット部材300に取り付けるときの取り付け方向から見たときの内部装置収容部MSの位置とブラケット側配線収容部WSの位置がほぼ重なるように構成することができる。
以上説明した、本実施形態のセキュリティ用無線装置10によれば、建物への侵入者等にその存在を気がつかれないように、セキュリティ用無線装置10をより目立たなくすることができる。具体的には、セキュリティ用無線装置に外部配線を引き込んだ際、装置の周囲において配線の長さが余らなかった場合、または、目立たない程度に長さが余る場合には、図1〜4、9〜11に示すように、中間ブラケット部材300を使用せずにセキュリティ用無線装置10の本体部100を直接的に取り付け面20に固定できる。そのため、セキュリティ用無線装置10の大きさを抑制することができる。一方、セキュリティ用無線装置に外部配線を引き込んだ際、装置の周囲において配線の長さが目立つ程度に余る場合には、図5〜8、12〜14に示すように、中間ブラケット部材300を使用することによって、中間ブラケット部材300の内部の配線収容部WSにおいて配線方向を変化させて本体部100に接続することができる。これにより、セキュリティ用無線装置10周辺の配線Wによってセキュリティ用無線装置10が目立つようになることを抑制することができる。また、この構成によれば、選択的に中間ブラケット部材300を使用してセキュリティ用無線装置10の本体部100を取り付け面20に固定することができるため、取り付け場所の状況に応じてより目立たない構成を選択することができる。
B.変形例:
なお、この発明は上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
B−1.変形例1:
本実施形態の金具側固定部210、第1および第2のブラケット側固定部350、360、第1および第2の本体側固定部450、460などの固定部は、ネジやピンなどの固定部材を用いて、互いに間接的に係合するものとして説明したが、互いに直接的に係合する構成であってもよい。例えば、これらの固定部の一方がフックで構成され、対向する他方が開口部で構成されてもよい。また、固定部が磁石によって構成され、互いに磁力によって固定されてもよい。
B−2.変形例2:
本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、セキュリティ用無線装置の取り付け構造、取り付け方法、セキュリティ用無線装置の製造方法、セキュリティ用無線装置を含んだセキュリティシステムなどの形態で実現することができる。
10…セキュリティ用無線装置
20…取り付け面
100…本体部
110…外側ケース
111…外側ケース主面部
112…外側ケース外周面部
120…内部装置
121…アンテナ
122…基板部
123…電源部
200…取り付け金具
201…金具側主面部
202…孔部
210…金具側固定部
211…孔部
220…第1の金具側係合部
230…第2の金具側係合部
240…金具側開口部
300…中間ブラケット部材
301…ブラケット側主面部
310…ブラケット側外周面部
311…上方側ブラケット外周平面部
312…下方側ブラケット外周平面部
313…右側ブラケット外周平面部
314…左側ブラケット外周平面部
315…溝
320…第1のブラケット側金具係合部
330…第2のブラケット側金具係合部
340…ブラケット側開口部
350…第1のブラケット側固定部
360…第2のブラケット側固定部
370…ブラケット側係合部
381…ブラケット側移動規制部
400…本体側ケース
401…本体側主面部
402…区画部
410…本体側外周面部
411…上方側本体外周平面部
412…下方側本体外周平面部
413…右側本体外周平面部
414…左側本体外周平面部
416…アンテナ取り出し部
420…第1の本体側金具係合部
430…第2の本体側金具係合部
440…本体側開口部
450…第1の本体側固定部
460…第2の本体側固定部
471…第1の本体側ブラケット係合部
472…第2の本体側ブラケット係合部
481…本体側ケース係合部
W…配線
MS…装置収容部
SS…本体側配線収容部
WS…ブラケット側配線収容部

Claims (9)

  1. セキュリティ用無線装置であって、
    天井面や壁面を含む取り付け面に固定される取り付け金具と、前記取り付け金具に直接的または間接的に取り付けられる本体部と、前記本体部を前記取り付け金具に間接的に取り付けるときに使用され、自身を介して前記本体部を前記取り付け金具に取り付けるための中間ブラケット部材と、を備え、
    前記取り付け金具は、前記本体部または前記中間ブラケット部材を固定するための金具側固定部を備え、
    前記本体部は、前記本体部を前記取り付け金具に固定するために使用される第1の本体側固定部および第2の本体側固定部と、前記第1の本体側固定部と前記第2の本体側固定部との間に形成され、無線通信機能を有する内部装置を収容する内部装置収容部と、を含み、
    前記第1の本体側固定部は、前記本体部を第1の体勢で前記取り付け金具に取り付けたときに、前記金具側固定部に対向する位置に形成されており、
    前記第2の本体側固定部は、前記本体部を前記第1の体勢を反転させた第2の体勢で前記取り付け金具に取り付けたときに、前記金具側固定部に対向する位置に形成されており、
    前記中間ブラケット部材は、前記中間ブラケット部材を前記取り付け金具に固定するために使用される第1のブラケット側固定部と、前記本体部を前記中間ブラケット部材に固定するために使用される第2のブラケット側固定部と、前記第1のブラケット側固定部と前記第2のブラケット側固定部との間に形成され、前記本体部を前記中間ブラケット部材に取り付けたときに、前記セキュリティ用無線装置の外部から前記セキュリティ用無線装置の内部に引き込まれて前記本体部に収容されている前記内部装置に接続される配線を収容するためのブラケット側配線収容部と、を含み、
    前記第1のブラケット側固定部は、前記中間ブラケット部材を前記取り付け金具に取り付けたときに、前記金具側固定部と対向する位置に形成されており、
    前記第2のブラケット側固定部は、前記本体部を前記第1の体勢で前記中間ブラケット部材に取り付けたときに、前記第2の本体側固定部と対向し、前記本体部を前記第2の体勢で前記中間ブラケット部材に取り付けたときに、前記第1の本体側固定部と対向する位置に形成されているセキュリティ用無線装置。
  2. 請求項1に記載のセキュリティ用無線装置であって、
    前記中間ブラケット部材は、前記第1のブラケット側固定部および前記第2のブラケット側固定部が形成されたブラケット側主面部と、前記ブラケット側主面部の外周に形成された枠状のブラケット側外周面部とを備えており、
    前記本体部は、前記第1の本体側固定部および前記第2の本体側固定部が形成された本体側ケースを備えており、
    前記本体部を前記中間ブラケット部材に取り付けるときの取り付け方向から見たときの前記ブラケット側外周面部の外形は、前記本体側ケースを前記取り付け方向から見たときの外形とほぼ同じであるセキュリティ用無線装置。
  3. 請求項2に記載のセキュリティ用無線装置であって、
    前記ブラケット側主面部は、略矩形形状の外形を備えており、
    前記ブラケット側外周面部は、前記ブラケット側主面部の4つの端辺にそれぞれ対応した4つのブラケット側平面部を備えており、
    前記ブラケット側配線収容部は、前記4つのブラケット側平面部のそれぞれに接しているセキュリティ用無線装置。
  4. 請求項3に記載のセキュリティ用無線装置であって、
    前記本体側ケースは、
    前記第1の本体側固定部および前記第2の本体側固定部が形成された略矩形形状の本体側主面部と、
    前記本体側主面部の外周に形成された枠状の本体側外周面部であって、前記本体側主面部の4つの端辺にそれぞれ対応した4つの本体側平面部を備える本体側外周面部と、
    前記本体側平面部のうちの1つと前記内部装置収容部との間に形成され、前記本体側主面部の端辺に沿って延伸した形状を有し、前記セキュリティ用無線装置の外部から前記セキュリティ用無線装置の内部に引き込まれて前記内部装置収容部に収容されている前記内部装置に接続される配線を収容するための本体側配線収容部とを備えているセキュリティ用無線装置。
  5. 請求項4に記載のセキュリティ用無線装置であって、
    前記ブラケット側外周面部には、前記セキュリティ用無線装置の外部から前記ブラケット側配線収容部に配線を引き込むための切り欠き部を形成するための目地状の溝が形成されており、
    前記本体側外周面部には、前記セキュリティ用無線装置の外部から前記本体側配線収容部に配線を引き込むための切り欠き部を形成するための目地状の溝が形成されているセキュリティ用無線装置。
  6. 請求項4に記載のセキュリティ用無線装置であって、
    前記取り付け金具は、略矩形形状の金具側主面部と、前記本体部または前記中間ブラケット部材と係合するための一対の金具側係合部を備えており、
    前記金具側固定部は、前記金具側主面部の端辺に形成されており、
    前記一対の金具側係合部は、前記金具側主面部の端辺のうち、前記金具側主面部が形成されている端辺と直交する一対の端辺にそれぞれ形成されており、
    前記本体側ケースは、前記一対の金具側係合部と係合する一対の本体側金具係合部を備えており、
    前記第1の本体側固定部および前記第2の本体側固定部は、前記本体側主面部の互いに対向する端辺にそれぞれ形成され、
    前記一対の本体側金具係合部は、前記本体側主面部の端辺のうち、前記第1の本体側固定部が形成されている端辺と直交する一対の端辺にそれぞれ形成されており、前記本体部を前記第1の体勢と前記第2の体勢のいずれの体勢で前記取り付け金具に取り付けた場合でも、前記一対の本体側金具係合部のそれぞれが、前記一対の金具側係合部のそれぞれと係合するセキュリティ用無線装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載のセキュリティ用無線装置であって、
    前記中間ブラケット部材は、前記本体部を前記中間ブラケット部材に取り付けたときに、前記本体部と係合するブラケット側係合部を備え、
    前記本体部は、
    前記本体部を前記第1の体勢で前記中間ブラケット部材に取り付けたときに、前記ブラケット側係合部と係合する第1の本体側ブラケット係合部と、前記本体部を前記第2の体勢で前記中間ブラケット部材に取り付けたときに、前記ブラケット側係合部と係合する第2の本体側ブラケット係合部とを備え、
    前記ブラケット側係合部は、前記第2のブラケット側固定部よりも前記第1のブラケット側固定部に近い位置に形成されており、
    前記第1の本体側ブラケット係合部および前記第2の本体側ブラケット係合部は、前記第1の本体側固定部と前記第2の本体側固定部の間に形成されているセキュリティ用無線装置。
  8. 請求項6に従属する請求項7に記載のセキュリティ用無線装置であって、
    前記金具側固定部と、前記第1の本体側固定部と、前記第2の本体側固定部と、前記第1のブラケット側固定部と、前記第2のブラケット側固定部とは、雌ねじ部であり、ねじを挿通させることによって、互いに対向する雌ねじ部と間接的に係合し、
    前記ブラケット側係合部とは、先端に引っ掛け部が形成された突起部であり、
    前記第1の本体側ブラケット係合部および前記第2の本体側ブラケット係合部とは、前記ブラケット側係合部の先端を挿通させる開口部であり、
    前記中間ブラケット部材は、前記一対の金具側係合部と係合する一対のブラケット側金具係合部を備えており、
    前記一対の金具側係合部とは、一対のフックであり、
    前記一対の本体側金具係合部および前記一対のブラケット側金具係合部とは、前記一対のフックを挿通させる一対の開口部であり、
    前記一対のブラケット側金具係合部を前記一対の金具側係合部に係合させる方法は、前記一対の本体側金具係合部を前記一対の金具側係合部に係合させる方法と同じであるセキュリティ用無線装置。
  9. 天井面や壁面を含む取り付け面に固定される取り付け金具と、前記取り付け金具に取り付けられる本体部と、を備えるセキュリティ用無線装置の前記本体部を前記取り付け金具に間接的に取り付けるときに使用され、自身を介して前記本体部を前記取り付け金具に取り付けるための中間ブラケット部材であって、
    前記取り付け金具は、前記本体部または前記中間ブラケット部材を固定するための金具側固定部を備えており、
    前記本体部は、前記本体部を前記取り付け金具に固定するために使用される第1の本体側固定部および第2の本体側固定部と、前記第1の本体側固定部と前記第2の本体側固定部との間に形成され、無線通信機能を有する内部装置を収容する内部装置収容部と、を含み、
    前記第1の本体側固定部は、前記本体部を第1の体勢で前記取り付け金具に取り付けたときに、前記金具側固定部に対向する位置に形成されており、
    前記第2の本体側固定部は、前記本体部を前記第1の体勢を反転させた第2の体勢で前記取り付け金具に取り付けたときに、前記金具側固定部に対向する位置に形成されており、
    前記中間ブラケット部材は、前記中間ブラケット部材を前記取り付け金具に固定するために使用される第1のブラケット側固定部と、前記本体部を前記中間ブラケット部材に固定するために使用される第2のブラケット側固定部と、前記第1のブラケット側固定部と前記第2のブラケット側固定部との間に形成され、前記本体部を前記中間ブラケット部材に取り付けたときに、前記セキュリティ用無線装置の外部から前記セキュリティ用無線装置の内部に引き込まれて前記本体部に収容されている前記内部装置に接続される配線を収容するためのブラケット側配線収容部と、を含んでおり、
    前記第1のブラケット側固定部は、前記中間ブラケット部材を前記取り付け金具に取り付けたときに、前記金具側固定部と対向する位置に形成されており、
    前記第1のブラケット側固定部は、前記本体部を前記第1の体勢で前記中間ブラケット部材に取り付けたときに、前記第2の本体側固定部と対向し、前記本体部を前記第2の体勢で前記中間ブラケット部材に取り付けたときに、前記第1の本体側固定部と対向する位置に形成されている中間ブラケット部材。
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