JP2016021617A - 情報通信ユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ケーシング10が、外部に露出される表示面部11と、当該表示面部11の外縁部から後方に延出しコンセント部に内挿される内挿部12とを有し、複数のアンテナ素子51の夫々が、ケーシング10の内壁面に沿う板状に形成されていると共に、内挿部12の内壁面において表示面部11の後方側内部空間を挟んで離間する位置に分配配置されている。
【選択図】図5
Description
しかし、この種の情報通信ユニットでは、設置面に対してケーシング全体が外部に露出していることから、設置面からの突出量が大きくなる。すると、設置箇所の美観が低下する上に、歩行の妨げになり易く、その歩行者との衝突などにより装置が損傷し易くなるという問題があった。
しかしながら、上記特許文献2に記載の情報通信ユニットのように、ケーシングの少なくとも一部が設置面に設けられたコンセント部に埋設される場合には、そのコンセント部が標準化された市販の資材を利用したものであるために、ケーシングの大きさや形状に制限が生じる。そして、このような大きさなどに制限があるケーシング内では、複数のアンテナ素子を配置されていなかった。
無線LANの周波数帯域に感度を有する複数のアンテナ素子をケーシングに内蔵し、
前記ケーシングが、設置面に設けられたコンセント部に埋設状態で設置可能に構成されている情報通信ユニットであって、
前記ケーシングが、外部に露出される表示面部と、当該表示面部の外縁部から後方に延出し前記コンセント部に内挿される内挿部とを有し、
前記複数のアンテナ素子が、前記ケーシングの内壁面に沿う板状に形成されていると共に、前記内挿部の内壁面において前記表示面部の後方側内部空間を挟んで離間する位置に分配配置されている点にある。
更に、コンセント部に対して埋設状態で設置可能なことで大きさ等に制限が生じるケーシング内において、複数のアンテナ素子を配置するにあたり、それら複数のアンテナ素子が、ケーシングの内壁面に沿う板状に形成され、更には、内挿部の内壁面において表示面部の後方側内部空間を挟んで離間する位置に分配配置されている。このことで、夫々のアンテナ素子間の離間距離を十分に大きくとって、当該夫々のアンテナ素子における送受信波の相互干渉を良好に抑制することができる。
前記ケーシングが、当該内挿部の後端部から側方に延出し前記設置面の背面側で固定されるフランジ部を有し、
前記複数のアンテナ素子の少なくとも一つが、前記内挿部と前記フランジ部とで形成される後方角部に沿う後方屈曲部を有する点にある。
前記複数のアンテナ素子の少なくとも一つが、前記内挿部の内壁面に沿って前方に延出してその延出方向における先端側に前方屈曲部を有すると共に、前記前方屈曲部の先端側の前方領域が前記設置面に相当する部位よりも前方に位置する点にある。
前記複数のアンテナ素子の少なくとも一つが、前記内挿部の内壁面に沿って前方に延出してその延出方向における先端側に前記内挿部と前記表示面部とで形成される前方角部に沿う前方屈曲部とを有すると共に、その前方屈曲部の先端側の前方領域が前記表示面部の内壁面に沿って延出する点にある。
更に、前方角部に沿って屈曲する前方屈曲部の先端側の前方領域が外部に露出される表示面部の内壁面に沿って延出しているアンテナ素子については、そのアンテナ素子の前方領域において、その側方側に位置する設置面に邪魔されることなく設置面の前方側に存在するモバイル通信端末との間で良好な送受信波の授受が行われることになる。結果、一層安定した無線LAN通信を実現することができる。
前記表示面部に、モジュラープラグが挿入される接続窓が形成され、当該接続窓の後方側に前記モジュラープラグが着脱自在に接続されるモジュラーアダプタが設けられている点にある。
また、表示面部の後方側にこのようなモジュラーアダプタが配置されているので、表示面部の後方側を挟んで離間する位置に分配配置される複数のアンテナ素子を、かかるモジュラーアダプタを間に挟んだ状態で配置することができる。すると、夫々のアンテナ素子における送受信波の相互干渉が一層良好に抑制されることになる。
前記表示面部が、前記コンセント部の表面に沿って延びる帯状に形成され、
前記内挿部が、前記表示面部の両側縁部の夫々から後方に延出し互いに対向する一対の平面状側壁部を有し、
前記複数のアンテナ素子が、前記一対の平面状側壁部の夫々に分配配置されている点にある。
このようなケーシングの内挿部における四方の内壁面において、表示面部の両側縁部の夫々から後方に延出し互いに対向する一対の平面状側壁部が存在することになる。そして、これら一対の平面状側壁部の夫々に複数のアンテナ素子を分配配置するという合理的な構成により、これら複数のアンテナ素子を表示面部の後方側内部空間を挟んで離間する位置に分配配置することができる。
また、これら一対の平面状側壁部は互いに平行な平面となるので、その平面状側壁部に沿った姿勢で配置される複数のアンテナ素子の夫々において、指向性を決定する延出方向が設定しやすくなる。
前記複数のアンテナ素子が、前記一対の平面状側壁部の夫々において、前記表示面部の後方側内部空間を挟んで対角位置に分配配置されている点にある。
図1に示すように、コンセント部1は、設置面Wに貫通形成された矩形状(長方形状)の設置用孔Waの背面側に設置したコンセントボックス2と、設置面Wの前面側に配置されたコンセント部1の外表面を覆うコンセントカバー3とを、それらの間において設置面Wの前面に当接する金属製の取付けフレーム(図示せず)を介して固定することにより構成されている。
つまり、コンセント部1の左右方向の中央位置には、有線LAN用のモジュラージャックが挿入される有線LAN用モジュラーアダプタ32(図4参照)用の接続窓15、及び、電話回線用のモジュラージャックが挿入される電話回線用モジュラーアダプタ31(図4参照)用の接続窓14を前面側(即ち室内側)に備えた本発明の情報通信ユニットU1が設けられている。
また、コンセント部1の左右方向の一側部(図1の左側部)には、上下に2つの差込口を備えた電源コンセントユニットU2が設けられ、コンセント部1の左右方向の他側部(図1の右側部)には、テレビアンテナ用の同軸ケーブルを接続する同軸接続ユニットU3の二組が設けられている。尚、この二つの同軸接続ユニットU3は、共に地上波放送及び衛星放送の混合波が出力されるものであってもよく、また、一方が地上波放送、他方が衛星放送などに分岐された短波が出力されるものであってもよい。
コンセントカバー3には、各ユニットU1〜U3に対応した形状の取付け窓4が形成され、各取付け窓4を通して各ユニットU1〜U3の前面部分が外部である室内に露出する形態で取付けられている。
ケーシング10は、設置面Wに対して直交する前後方向(設置面Wの表裏方向)から互いに脱着自在に嵌合する前側分割ケーシング10Aと後側分割ケーシング10Bとで二分割された合成樹脂製のケーシングである。
前側分割ケーシング10Aの後端側の接合部位の複数個所には係合爪20が一体形成され、後側分割ケーシング10Bの前端側の接合部位の複数個所には、前側分割ケーシング10Aの係合爪20が係合する係合孔21が形成されている。
表示面部11の下側表面部11cには、LAN用モジュラーアダプタ32の接続口部20aが外部に臨む接続窓15が設けられている。
そして、フランジ部13は、これら一対の平面状側壁部12a、12bの夫々から左右方向に延出する一対の鍔状平板部13a,13bとして形成されている。
即ち、前側分割ケーシング10Aの内壁面には、内挿部12の平面状側壁部12a,12bの内壁面とフランジ部13の鍔状平板部13a,13bの内壁面とで形成される互いに平行な一対の後方角部41a,41bと、内挿部12の平面状側壁部12a,12bの内壁面と表示面部11の内壁面とで形成される互いに平行な一対の前方角部42a,42bとが設けられることになる。
前側分割ケーシング10Aの両フランジ部13の複数個所には、図2に示すように、取付けフレームの係合突起と係合して、情報通信ユニットU1を取付けフレームに取付けるための係合凹部19が形成されている。
後側分割ケーシング10Bの中間水平背面部23には、WAN用の開口部26と電話回線用の開口部25とが形成されている。WAN用の開口部26には、WAN側の通信ケーブルのモジュラージャックが脱着自在に接続されるWAN用のモジュラーアダプタ39が、それの接続口部39aを上方に露出開口させた状態で装備され、また、電話回線用の開口部25には、6極2芯の電話ケーブルの二本の芯線が脱着自在に差し込み接続される通信回線接続用コネクタの一例である電話回線接続用コネクタ38が、それの両通信線挿入孔38aを上方に露出開口させた状態で装備されている。
回路基板30は、前側分割ケーシング10Aに装備される第1回路基板30Aと、後側分割ケーシング10Bに装備される第2回路基板30Bとから構成されている。
第2回路基板30Bには、後側分割ケーシング10Bの背面側に配備されるWAN用のモジュラーアダプタ39及び電話回線接続用コネクタ38が実装されている。
この無線LAN用アンテナ50としては、共に無線LANの周波数帯域に感度を有する第1アンテナ50Aと第2アンテナ50Bとの2つのアンテナ50A,50Bから構成されて、これら夫々のアンテナ50A,50Bは、ケーシング10の内壁面に沿って延出する帯板状に形成されたアンテナ素子51と、当該アンテナ素子51に対して電磁界結合可能な距離を隔てて近接配置された板状のグランド板52とからなる。
これらアンテナ素子51とグランド板52とは、銅などの導電性金属板で構成されており、夫々が第1回路基板30Aに接続されることで、グランド板52は接地され、一方、アンテナ素子51は、無線LAN用の通信に用いられる所定の周波数の高周波電圧が印加される。そして、これらアンテナ50A,50Bは、アンテナ素子51に高周波電圧を印加することにより、アンテナ素子51とグランド板52との間に電磁界を生じさせる形態で、通信波の送受信を行うように構成されている。
尚、夫々のアンテナ50A,50Bにおける夫々のアンテナ素子51及びグランド板52は、前後方向において伸縮するバネ端子40を介して回路基板30に接続されている。尚、このバネ端子40は、通常回路基板30側に固定されているが、アンテナ素子51側に固定するように構成することもできる。
2つのアンテナ素子51A,51Bが、前側分割ケーシング10Aの内壁面に沿う板状に形成された上で、表示面部11の外縁部から後方に延出する内挿部12の内壁面において、表示面部11の後方側内部空間を挟んで離間する位置に分配配置されている。このことで、夫々のアンテナ素子51A,51B間の離間距離が十分に大きくとられ、当該夫々のアンテナ素子51A,51Bにおける送受信波の相互干渉が良好に抑制されている。
即ち、この平面状側壁部12a,12bは、夫々が鉛直方向に立設する平面とされ、水平方向において互いに対向する姿勢で配置されている。
そして、2つのアンテナ素子51A,51Bは、これら一対の平面状側壁部12a、12bの夫々の内面側に分配配置されている。要するに、第1アンテナ50Aのアンテナ素子51Aは、前方方向視(図1における手前方向視)において左側にある平面状側壁部12aの内面側に配置され、一方、第2アンテナ50Bのアンテナ素子51Bは、同前方方向視において右側にある平面状側壁部12bの内面側に配置されている。
また、これら一対の平面状側壁部12a、12bは互いに平行な平面であるため、その平面状側壁部12a、12bに沿った姿勢で配置される夫々のアンテナ素子51A,51Bは、その平面に沿って鉛直又は水平に延出する状態として、夫々の指向性が決定されることになる。
先ず、左側の平面状側壁部12a側に配置されている第1アンテナ50Aのアンテナ素子51Aは、図5に示すように、平面状側壁部12aと鍔状平板部13aとで形成される後方角部41aに沿う後方屈曲部P2aを有する。
一方、アンテナ素子51Aの後方屈曲部P2aよりも先端側では、当該後方屈曲部P2aを基点に平面状側壁部12aの内壁面に沿って当該内壁面と平行に水平方向前方側に延出する第2延出部P3aが形成されている。
更に、この第2延出部P3aの先端側には、鉛直方向下方側に屈曲する前方屈曲部P4aが形成されており、この前方屈曲部P4aの先端側では、当該前方屈曲部P4aを基点に平面状側壁部12aに沿って当該平面状側壁部12aと平行に鉛直方向下方側に延出する第3延出部P5a(前方領域の一例)が形成されている。
従って、アンテナ素子51Aの第3延出部P5aにおいて、その後方側に位置する設置面Wに邪魔されることなく設置面Wの前方側に存在するモバイル通信端末との間で良好な送受信波の授受が行われることになり、結果、一層安定した無線LAN通信が確立される。
更に、この第3延出部P5aの幅は、接続窓14と隣接する領域については当該接続窓14との干渉がない程度に設定されているが、その下方については比較的広くなるように設定されている。このことで、無線LAN通信の安定化及び高速化が向上されている。
一方、アンテナ素子51Bの後方屈曲部P2bよりも先端側では、当該後方屈曲部P2bを基点に平面状側壁部12bの内壁面に沿って当該内壁面と平行に水平方向前方側に延出する第2延出部P3bが形成されている。
更に、この第2延出部P3bの先端側には、平面状側壁部12bの内壁面と表示面部11の内壁面とで形成される前方角部42bに沿う前方屈曲部P4bとを有すると共に、その前方屈曲部P4bの先端側には、表示面部11の内壁面に沿って当該内壁面と平行に鉛直方向下方側に延出する第3延出部P5b(前方領域の一例)が形成されている。
即ち、アンテナ素子51Bは、後方屈曲部P2bを後方角部41bに沿わせた姿勢で、且つ、その後方角部41の先端側全体において平面状側壁部12aに沿って当該平面状側壁部12aと平行に水平方向及び鉛直方向に延出する状態で配置され、且つ、その前方屈曲部P4bを前方角部42bに沿わせた姿勢で配置されているので、当該アンテナ素子51Bの姿勢及び位置が安定化し、当該アンテナ素子51Bのずれ等による通信不良や損傷等が回避されることになる。
従って、アンテナ素子51Bの第3延出部P5aにおいて、その後方側に位置する設置面Wに邪魔されることなく設置面Wの前方側且つ斜め上向き側に存在するモバイル通信端末との間で良好な送受信波の授受が行われることになり、結果、一層安定した無線LAN通信が確立される。
(1)
上記実施形態では、情報通信ユニットU1を、電話回線用のモジュラージャックが挿入される電話回線用モジュラーアダプタ31及びその接続窓15を備えたタイプとして構成したが、別に、図7及び図8に示すように、電話回線用モジュラーアダプタ31及びその接続窓15を備えないタイプとして構成しても構わない。尚、この情報通信ユニットに設けられる無線LAN用アンテナ60は、上述した実施形態の無線LAN用アンテナ50と略同様の構成及び形状を有するものとして配置されている。
即ち、2つのアンテナ素子61A,61Bの夫々は、有線LAN用モジュラーアダプタ32が配置された表示面部11の後方側内部空間を挟んで離間する位置に配置され、更には、表示面部11の後方側内部空間を挟んで対角位置に配置されることになり、当該夫々のアンテナ素子61A,61Bにおける送受信波の相互干渉が良好に抑制されることになる。
更に、アンテナ素子61A,61Bは、上記実施形態と同様に、後方屈曲部P2a,P2bを後方角部41a,41bに沿わせた姿勢で、且つ、その後方角部41の先端側全体において平面状側壁部12a,12bに沿って当該平面状側壁部12a,12bと平行に水平方向及び鉛直方向に延出する状態で配置されており、更に、アンテナ素子61Bについては、その前方屈曲部P4bを前方角部42bに沿わせた姿勢で配置されているので、当該アンテナ素子61A,61Bの姿勢及び位置が安定化し、当該アンテナ素子61A,61Bのずれ等による通信不良や損傷等が回避されることになる。
更に、アンテナ素子61A,61Bの第3延出部P5aについては、設置面Wに相当する部位よりも前方に適切な状態で位置することで、安定した無線LAN通信が確立されている。
上記実施形態では、アンテナ素子51A,51Bは、姿勢及び位置の安定化や無線LAN通信の安定化のために、後方屈曲部P2a,P2bや前方屈曲部P4a,P4bを設けた例を説明したが、これら屈曲部P2a,P2b,P4a,P4bは適宜省略しても構わない。
上記実施形態で説明したケーシング10の形状については、適宜改変可能であり、本発明において、当該ケーシング10は、外部に露出される表示面部11と、当該表示面部11の外縁部から後方に延出し取付け窓4に内挿される内挿部12と、当該内挿部12の後端部から側方に延出しコンセントカバー3の背面側で固定されるフランジ部13とを有するものであれば良い。
3 :コンセントカバー
4 :取付け窓
10 :ケーシング
11 :表示面部
12 :内挿部
12a :平面状側壁部
12b :平面状側壁部
13 :フランジ部
14 :接続窓
15 :接続窓
31 :モジュラーアダプタ
32 :モジュラーアダプタ
39 :モジュラーアダプタ
41 :後方角部
41a :後方角部
41b :後方角部
42a :前方角部
42b :前方角部
50 :アンテナ
51 :アンテナ素子
60 :アンテナ
61 :アンテナ素子
P2a :後方屈曲部
P2b :後方屈曲部
P4a :前方屈曲部
P4b :前方屈曲部
U1 :情報通信ユニット
W :設置面
無線LANの周波数帯域に感度を有する複数のアンテナの夫々のアンテナ素子をケーシングに内蔵し、
前記ケーシングが、設置面に設けられたコンセント部に埋設状態で設置可能に構成されている情報通信ユニットであって、
前記ケーシングが、外部に露出される表示面部と、当該表示面部の外縁部から後方に延出し前記コンセント部に内挿される内挿部とを有し、
前記複数のアンテナの夫々のアンテナ素子が、前記ケーシングの内壁面に沿う板状に形成されていると共に、前記内挿部の互いに異なる内壁面において前記表示面部の後方側内部空間を挟んで離間する位置に分配配置されている点にある。
前記ケーシングが、当該内挿部の後端部から側方に延出し前記設置面の背面側で固定されるフランジ部を有し、
前記複数のアンテナの夫々のアンテナ素子の少なくとも一つが、前記内挿部と前記フランジ部とで形成される後方角部に沿う後方屈曲部を有する点にある。
前記複数のアンテナの夫々のアンテナ素子の少なくとも一つが、前記内挿部の内壁面に沿って前方に延出してその延出方向における先端側に前方屈曲部を有すると共に、前記前方屈曲部の先端側の前方領域が前記設置面に相当する部位よりも前方に位置する点にある。
前記複数のアンテナの夫々のアンテナ素子の少なくとも一つが、前記内挿部の内壁面に沿って前方に延出してその延出方向における先端側に前記内挿部と前記表示面部とで形成される前方角部に沿う前方屈曲部とを有すると共に、その前方屈曲部の先端側の前方領域が前記表示面部の内壁面に沿って延出する点にある。
前記表示面部が、前記コンセント部の表面に沿って延びる帯状に形成され、
前記内挿部が、前記表示面部の両側縁部の夫々から後方に延出し互いに対向する一対の平面状側壁部を有し、
前記複数のアンテナの夫々のアンテナ素子が、前記一対の平面状側壁部の夫々に分配配置されている点にある。
前記複数のアンテナの夫々のアンテナ素子が、前記一対の平面状側壁部の夫々において、前記表示面部の後方側内部空間を挟んで対角位置に分配配置されている点にある。
図2〜図4に示すように、ケーシング10は、設置面Wに対して直交する前後方向(設置面Wの表裏方向)から互いに脱着自在に嵌合する前側分割ケーシング10Aと後側分割ケーシング10Bとで二分割された合成樹脂製のケーシングである。
前側分割ケーシング10Aの後端側の接合部位の複数個所には係合爪20が一体形成され、後側分割ケーシング10Bの前端側の接合部位の複数個所には、前側分割ケーシング10Aの係合爪20が係合する係合孔21が形成されている。
Claims (7)
- 無線LANの周波数帯域に感度を有する複数のアンテナ素子をケーシングに内蔵し、
前記ケーシングが、設置面に設けられたコンセント部に埋設状態で設置可能に構成されている情報通信ユニットであって、
前記ケーシングが、外部に露出される表示面部と、当該表示面部の外縁部から後方に延出し前記コンセント部に内挿される内挿部とを有し、
前記複数のアンテナ素子が、前記ケーシングの内壁面に沿う板状に形成されていると共に、前記内挿部の内壁面において前記表示面部の後方側内部空間を挟んで離間する位置に分配配置されている情報通信ユニット。 - 前記ケーシングが、当該内挿部の後端部から側方に延出し前記設置面の背面側で固定されるフランジ部を有し、
前記複数のアンテナ素子の少なくとも一つが、前記内挿部と前記フランジ部とで形成される後方角部に沿う後方屈曲部を有する請求項1に記載の情報通信ユニット。 - 前記複数のアンテナ素子の少なくとも一つが、前記内挿部の内壁面に沿って前方に延出してその延出方向における先端側に前方屈曲部を有すると共に、前記前方屈曲部の先端側の前方領域が前記設置面に相当する部位よりも前方に位置する請求項1又は2に記載の情報通信ユニット。
- 前記複数のアンテナ素子の少なくとも一つが、前記内挿部の内壁面に沿って前方に延出してその延出方向における先端側に前記内挿部と前記表示面部とで形成される前方角部に沿う前方屈曲部とを有すると共に、その前方屈曲部の先端側の前方領域が前記表示面部の内壁面に沿って延出する請求項1〜3の何れか1項に記載の情報通信ユニット。
- 前記表示面部に、モジュラープラグが挿入される接続窓が形成され、当該接続窓の後方側に前記モジュラープラグが着脱自在に接続されるモジュラーアダプタが設けられている請求項1〜4の何れか1項に記載の情報通信ユニット。
- 前記表示面部が、前記コンセント部の表面に沿って延びる帯状に形成され、
前記内挿部が、前記表示面部の両側縁部の夫々から後方に延出し互いに対向する一対の平面状側壁部を有し、
前記複数のアンテナ素子が、前記一対の平面状側壁部の夫々に分配配置されている請求項1〜5の何れか1項に記載の情報通信ユニット。 - 前記複数のアンテナ素子が、前記一対の平面状側壁部の夫々において、前記表示面部の後方側内部空間を挟んで対角位置に分配配置されている請求項6に記載の情報通信ユニット。
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