JP6470443B1 - マッサージ具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 使用者自らが簡便にマッサージを行えるマッサージ具を提供する。【解決手段】 手動のマッサージ具であって、湾曲面である作用面を有する本体と、前記作用面に設けられる複数の突起体と、を含み、前記作用面が凹むと前記突起体が傾倒し、前記作用面が元に戻ると前記突起体が起立して、対象部位に対してマッサージが行われるマッサージ具。【選択図】 図20

Description

本発明は、マッサージ具に関する。
従来、マッサージ具として、手の指と掌で握れる程度の大きさに成形した円柱状の表面に凹凸を設けた掌握部と当該掌握部の両端部を円錐状、半球状、または凹凸状に形成したことを特徴とする押圧・マッサージ器具が提案されている(特許文献1を参照)。
登録実用新案第3026864号公報
一方、近年、美容や健康に対する意識が高まり、家で使用者自らが手軽にマッサージを行えるマッサージ具への需要が増加している。
しかし、上記マッサージ具は、つぼや経路、手の指や掌等を押圧してマッサージを行うものであるため、つぼや経路の正確な位置に関する知識が少ない一般の使用者には使いにくい。
また、上記マッサージ具は、皮膚や皮下組織、筋肉等に対しても直接マッサージを行いたいという需要には応えられていない。
本発明は、上記課題の少なくとも一つを解決するためのものであり、使用者自らが簡便にマッサージを行えるマッサージ具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係るマッサージ具は、手動のマッサージ具であって、湾曲面である作用面を有する本体と、前記作用面に設けられる複数の突起体と、を含み、複数の前記突起体は、略円又は略楕円をなすように前記作用面に環状に配置され、複数の前記突起体は、対象部位の周囲に略同時に接するように等しく設けられ、前記作用面が凹むと前記突起体が傾倒し、前記作用面が元に戻ると前記突起体が起立して、複数の前記突起体によって対象部位が揉まれてマッサージが行われる。
また、前記突起体は、前記作用面からの突出高さが、最も低い部分において、前記作用面の厚みの2倍〜10倍であってもよい。
また、前記突起体の先端の最大幅は、前記作用面の厚みの2倍〜10倍であってもよい。
また、前記突起体の先端の最大幅は、前記突起体の根元の最大幅の0.4倍〜0.9倍であってもよい。
また、前記突起体は、中実に形成されていてもよい。
また、前記突起体は、対象部位に略垂直に立つように設けられ、前記作用面が凹むと、前記突起体は、前記突起体同士が向かい合う方向に傾倒するものであってもよい。
また、前記突起体は、対象部位に斜めに立つように設けられ、前記作用面が凹むと、前記突起体は、時計方向又は反時計方向の隣の前記突起体の方向に傾倒するものであってもよい。
また、棒状の、前記突起体である第1突起体と、前記作用面に対象部位側に突出するように設けられる円環状の突出壁に、複数の切欠きを設けることで形成される、前記突起体である第2突起体を含んでもよい。
また、本発明の一態様に係るマッサージ具は、手動のマッサージ具であって、湾曲面である作用面を有する本体と、前記作用面に設けられる複数の突起体と、を含み、前記作用面が凹むと前記突起体が傾倒し、前記作用面が元に戻ると前記突起体が起立して、対象部位に対してマッサージが行われ、複数の前記作用面を含み、前記作用面は、前記本体の底面を構成するベース面に設けられる。
また、前記本体は中空に形成され、前記マッサージ具は、前記本体の内圧を変化させるための吸引部を含んでもよい。
また、前記作用面には、傾倒方向又は起立方向を調整する傾倒方向調整部が設けられてもよい。
また、前記本体は、略椀状であってもよい。
また、前記本体は、略卵形状であってもよい。
また、前記本体は、略円筒形状であってもよい。
本発明によれば、使用者自らが簡便にマッサージを行えるマッサージ具を提供することができる。
実施形態1に係るマッサージ具の(a)斜視図、(b)一部の構成を省略した平面図である。 実施形態1に係るマッサージ具の(a)正面図、(b)側面図である。 実施形態1に係るマッサージ具の(a)断面図、(b)一部断面拡大図である。 実施形態1に係るマッサージ具の使用状態を説明するための図で、(a)第1状態(突起体起立状態)、(b)第2状態(突起体傾倒状態)を示す図である。 実施形態1に係る指掛け部の例を説明するための図である。 実施形態1に係るマッサージ具の他の例を示す図である。 実施形態1の変形例1に係るマッサージ具の斜視図である。 実施形態1の変形例1に係るマッサージ具の側面図である。 実施形態1の変形例1に係るマッサージ具の使用状態を説明するための図、(a)第1状態(突起体起立状態)、(b)第2状態(突起体傾倒状態)を示す図である。 実施形態1の変形例2に係るマッサージ具の(a)正面図、(b)側面図である。 実施形態1の変形例2に係るマッサージ具の使用状態を説明するための図で、第2状態(突起体傾倒状態)を示す図である。 実施形態1に係るマッサージ具の他の例を説明するための図である。 実施形態1に係るマッサージ具の他の例を説明するための図である。 実施形態1に係る胴部と突起体を説明するための図である。 実施形態1に係るマッサージ具の他の例を説明するための図である。 実施形態1に係るマッサージ具の他の例を説明するための図である。 実施形態1に係るマッサージ具の他の例を説明するための図である。 実施形態1に係るマッサージ具の他の例を説明するための図である。 実施形態2に係るマッサージ具の使用状態の例を示す概略図で、(a)は突起体起立状態を示す図、(b)は突起体傾倒状態を示す図である。 実施形態2に係るマッサージ具の(a)分解図、(b)正面図である。 図20の突起体の断面の拡大図である。 実施形態2に係るマッサージ具の底面図で、(a)突起体起立状態、(b)突起体傾倒状態を示す図である。 実施形態2の変形例1に係るマッサージ具の(a)正面図、(b)突起体起立状態(底面図)、(c)突起体傾倒状態(底面図)を示す図である。 実施形態2の変形例2に係るマッサージ具の(a)ベース面の断面、(b)突出面、(c)ベース面の他の例を示す図である。 実施形態2の変形例3に係るマッサージ具の(a)正面図、(b)底面図である。 実施形態2の変形例4に係るマッサージ具の(a)正面図、(b)底面図である。 本願のマッサージ具の他の例を説明するための図である。 本願のマッサージ具の他の例を説明するための図である。 本願のマッサージ具の他の例を説明するための図である。 本願のマッサージ具の他の例を説明するための図である。 本願のマッサージ具の他の例を説明するための図である。
以下、図面を参照して本願に係るマッサージ具の実施形態の例を説明する。なお、以下の説明では、同様な構成については、同様な符号を付してその説明を省略することがある。
<実施形態1>
図1〜図4、図14は実施形態1に係るマッサージ具10を説明するための図である。図1(a)はマッサージ具10の斜視図、図1(b)は一部の構成を省略した平面図、図2(a)は正面図、図2(b)は側面図、図3(a)は図2(a)のA−A線断面図、図3(b)は一部断面拡大図でマッサージ具10の第1突起体を説明するための図、図4は使用状態を説明するための図で、図4(a)は第1状態(突起体起立状態)、図4(b)は第2状態(突起体傾倒状態)を示す図、図14はマッサージ具10の胴部と突起体を説明するための図である。
マッサージ具10は、手動のマッサージ具で、胴部(母材、本体)11と、胴部11に設けられる少なくとも2つの突起体(第1突起体)13とを含む。ここでは、図示のように、一例として、マッサージ具10が4つの第1突起体13を含む例を説明するが、本願の趣旨に反しない限り、第1突起体13の数は適宜設定できる。なお、本実施形態では、マッサージ具10において、第1突起体13が設けられる面を正面とし、他の面はこれを基準に定まるものとする。
本実施形態において、胴部11は、湾曲面を有し、好ましくは、卵形状であり、より好ましくは、長軸(軸線)Yを中心に略回転対称的な卵形状である。胴部11は、好ましくは、図14に示す湾曲面の接線が垂直になる部分Aまで、ほぼ均一な厚さである。より好ましくは、胴部11は、作用面中央から広がり、最も広がった部分Aを経た後、やや狭まった部分まで、ほぼ均一な厚さである。これにより、作用面が自由に変形しながら凹むことが可能となり、突起体が内側に倒れ、マッサージを行うことができる。
胴部11は、凹む必要があるので、ある程度柔らかい素材である必要がある。一方、突起体は、皮下組織や筋肉を掴み揉んだり、叩いたりするため、ある程度硬い必要がある。好ましくは、突起体を中実として、母材である胴部を上記構成とすることで、母材と突起体を同じ素材で一体成形した場合でも、マッサージ効果を期待できるものを作製することができる。
また、好ましくは、複数の突起体は、先端がほぼ同一平面にあるようにすることで、先端が皮膚に略同時に当たり、根元の母材が同時に押圧されて同時に全体的に凹み、各突起体が内側に向いて倒れ、揉み効果を発揮する。
マッサージ具10は、図示のように、胴部11と連なる尾部12を含んでもよい。また、両側面に指掛け部14を含んでもよい。さらに、蓋15を含んでもよい。
胴部11は中心線Y(長軸Y)に対して対称であって、鈍端と尖端を有する略卵形状である。胴部11は、シリコン樹脂、ゴム等の弾性材料で形成される。胴部11は、表面が押されて凹んでも元の状態に戻れるようになっている。以下では、マッサージ具10において、鈍端側を上方、尖端側を下方として説明する。
胴部11は、図示のように中空に形成されてもよいし、図示しないが中実に形成されてもよい。胴部11は、中空部分が所定の内圧を有してバルーン状に形成されてもよい。以下では、胴部11が中空に形成されているものとして説明する。
一例として、胴部11は、例えば、上下方向の幅(長軸)が50mm〜180mm程度で、横方向の幅(短軸)が30mm〜150mm程度である。より好ましくは、上下方向の幅(長軸)が80mm〜150mm程度で、横方向の幅(短軸)が50mm〜120mm程度で、さらに、好ましくは、上下方向の幅(長軸)が90mm〜140mm程度で、横方向の幅(短軸)が55mm〜95mm程度である。
尾部12は、胴部11の尖端側に設けられ、胴部11と連なっている。尾部12は、一例として管状に形成される。図示しないが、尾部12には空気圧調整用の栓を設けて、調整栓によって、胴部11内の空気圧を調整し、胴部11の変形の度合いを調整してもよい。空気圧が高ければ、胴部11が固くなり、変形の度合いが低くなる。逆に、空気圧が低ければ、胴部11が柔らかくなり、変形の度合いが高くなる。
マッサージ具10は、胴部を略卵形状に形成し、その尖端側に尾部を設けることで、把持しやすくなっている。より具体的には、後述の揉み作業では、使用者は、掌を胴部11の尖端側に当て(掛け)、指を胴部11の鈍端側に向けて広げて当てるようにして、胴部11を掴み把持することができる。また、マッサージ具10が小型の場合は、掌を尾部12にも当てることができるので、しっかりと掴み把持することができる。一方、マッサージ具10がやや大きい場合は、手首を尾部12に当てることができるので、安定した状態で、マッサージ具10を掴み把持することができる。
また、後述の叩き作業では、使用者は、尾部12を握り把持することができ、手首を使って叩き作業を容易に行うことができる。また、叩き効果が増すように、尾部12を図示より長くしてもよい。
第1突起体13は、胴部11の作動面(作用面)111に設けられる。作動面111は、胴部11の表面の一部をなす湾曲面である。一例として、作動面111は、ここでは、正面視略楕円形状の領域である。なお、以下では、作動面111の外縁に近づく方向を外側とし、その反対側を内側とする。
作動面111の占める範囲は、胴部11の弾性反発力や第1突起体の形状、揉み作業の所要の強さ等を考慮して適宜設定できる。また、指掛け部等の他の構成部分も考慮される。例えば、作動面111は、胴部11の周面の略1/8〜3/8程度を占める領域とすることができる。
作動面111は、図4に示すように、胴部11を掴み把持する際、指が掛からない位置に配置されることが望ましい。使用者の年齢層や手の大きさ等にもよるが、例えば、略卵形状の胴部11を、上下方向の幅(長軸)が55mm〜180mm程度、横方向の幅(短軸)が30mm〜150mm程度、より好ましくは、上下方向の幅(長軸)が80mm〜150mm程度、横方向の幅(短軸)が50mm〜120mm程度としてもよい。
把持する際は、作動面111の反対側である裏面側から掌及び指で胴部を掴めれば、作動面111が掌から対象部位に向かって突出する位置にあり、指が掛からないようになる。略卵形状の胴部11の突出した作動面111が障害となって、指が対象部位に到達(当接)できないとも言える。
作動面111は、好ましくは、外周が胴部11より小さい。すなわち、作動面111は、いずれの方向においても、胴部11の最大幅より幅が小さい。このように形成することで、マッサージ具10が小型の場合でも、指が作動面に掛からないようにしやすくなる。
第1突起体13は、一例として、胴部11の表面において、作動面111の外縁に沿って設けられる。本実施形態では、図示のように、4つの第1突起体が、そのうちの2つが上下方向に互いに対向するように設けられ、残りの2つが横方向に互いに対向するように設けられる。言い換えれば、菱形の4つの頂点に第1突起体13が設けられる。第1突起体13は、好ましくは、胴部11と一体に同一素材で形成される。
第1突起体13は、それぞれ略円柱体状に形成され、胴部11の表面に直立する直立状態に設けられる。言い換えれば、第1突起体13は、胴部11の表面から長軸Yに略垂直に突出して形成される。また、好ましくは、各第1突起体13は、長軸(中心線)Yからの最先端の突出高さが略等しく設けられる。これによって、各第1突起体13は対象部位に略垂直に立ち、等しく接するようになる。
上記マッサージ具の形状は、例えば、シリコンゴムやエラストマー樹脂を用いてコンプレッション成形やインジェクション成形し、尾部の孔から型抜きして形成される。
第1突起体13は、二重成型により形成することができる。硬めの材料で成形したのち、表面を軟らかめの材料で成形する。例えば、突起体の表面を、軟らかめ(例えば、硬度10〜25)とする。肌への感触を優しくすることができる。また、滑り止めの効果も期待できる。また、胴部の内部、尾部の内壁を軟らかめの材料(例えば、硬度10〜25)で形成してもよい。差し込んだ後述のハンドルや蓋の滑り抜けを防止できる。また、例えば、指を入れて、叩く場合に、滑りを防止することができる。
ここで、ゴム硬度の測定方法について説明する。
ゴムの硬さを測定する原理としては、測定するゴムの表面に鋭利ではない針(押針、インデンタ)を押し込んで、その変形量を測定し数値化する方法がとられている。針を押し込む力としてスプリングを用いる「デュロメーター硬さ」と、分銅などで一定の定荷重を用いる「国際ゴム硬さ(IRHD)」がある。このうち「デュロメーター硬さ」の方が、測定器が簡便であることから一般に広く普及している。そこで、本願発明においても、硬さは、「デュロメーター硬さ」を測定することとしている。
デュロメーター硬さの測定では、4種類あるデュロメーターのタイプを測定対象の硬さによって選択する。JIS K 6253−3に規格されており、デュロメーターには、タイプA、タイプD,タイプE及びタイプAMがある。
デュロメータのタイプの選択は、次の様になってる。
−タイプDデュロメーターで硬さが20未満の値を示す場合は、タイプAを用いる。
−タイプAデュロメーターで硬さが20未満の値を示す場合は、タイプEを用いる。
−タイプAデュロメーターで硬さが90を超える値を示す場合は、タイプDを用いる。
−薄い試験片(厚さ6.0mm未満)の場合は、タイプAMを用いる。
本願明細書および特許請求の範囲における硬度は、上記で選択されたタイプのデュロメーターで測定される値である。
つまり、「硬度5〜25」の樹脂で構成される場合、硬度20未満の樹脂に関しては、タイプEのデュロメーターを、硬度20以上の樹脂に関しては、タイプAのデュロメーターを選択する。「硬度40〜70」の樹脂で構成される場合、タイプAのデュロメーターを選択する。
第1突起体13は、根元側が先端側よりやや太く形成され、先端面131と、周面132とを含む。第1突起体13は、正面視において、根元部分が外側の円弧が内側の円弧よりも尖っている形状である。
先端面131は、正面視略円形である。好ましくは、先端面131は、内側にやや傾斜している。第1突起体13が直立状態に設けられるため、正面視において、先端面131は全体として根元部分に重なって見える。
先端面131は、全体が凸曲面であってもよいし、少なくとも一部に平坦面を有するものであってもよい。例えば、図15に示すように、先端面131は、中央部分に平坦面を有してもよい。この平坦面は、第1突起体13同士の当該平坦面を連ねた場合、同一の平面又は凹状面が構成されるように設けられる。これによって、対象部位との接触面積が大きくなり、対象部位を揉む際に、第1突起体の間に引き込みやすくなる。
周面132は、図3(b)に図示のように、外側の周面の高さQが内側の周面の高さPよりも大きく形成される。外側の周面の高さQと内側の周面の高さPの差は、第1突起体の先端同士を連ねて構成される面が、平面又は凹状面となる値である。これによって、胴部10が卵形状で、作動面が凸状の湾曲形状の場合でも、対象部位との当接面が平面または凹状面となる。
第1突起体13同士の間隔は、作動面の大きさを考慮し、第1突起体同士が倒れる際に対象部位を引き込める間隔とする。一例として、横方向の2つの第1突起体13同士の間隔は、最大限まで傾倒した際に両者が衝突する範囲、例えば、両者の内側の周面の高さPを基準に、1P〜2Pの範囲内としてもよい。また、上下方向の第1突起体13は、最大限まで傾倒した際に、横方向の第1突起体と衝突しない範囲としてもよい。
また、一例として、第1突起体13は、正面から見た場合、先端面131の中心を結んだ菱形の辺Nが20mm〜40mm、より好ましくは25mm〜35mmで、内角αが38度〜58度、より好ましくは43度〜53度となる範囲に配置される。
第1突起体13は、好ましくは、対象部位に当接し押された場合でも撓まない程度の硬さないし厚みで形成される。なお、ここでは、目視の範囲で撓まない程度をいう。第1突起体13は、中実に形成されることが望ましい。
第1突起体13を胴部11と同一素材で中実に形成する場合、第1突起体13の胴部11の表面からの突出高さ(肉厚)Pは、好ましくは、突出高さP/作動面の肉厚の厚さ比が2倍〜10倍、より好ましくは、3倍〜8倍である。図示のように、突出高さPは、ここでは、第1突起体13の最も低い部分における高さである。胴部11ないし作動面111の厚みは、例えば、1.5mm〜4mmである。一例として、作動面111の厚みが2.5mmの場合、突出高さPは、7.5mm〜20mm程度である。
また、第1突起体13の先端の最大幅D2は、好ましくは、作動面111の厚みの2倍〜10倍で、より好ましくは、3.5倍〜8倍である。図示のように、ここでは、先端の最大幅D2は、先端面131の最も低い部分からの長軸方向の直線距離である。一例として、作動面111の厚みが2.5mmの場合、最大幅D2は、8mm〜20mm程度である。
また、第1突起体13の先端の最大幅D2は、好ましくは、根元の最大幅D1の0.4倍〜0.9倍で、より好ましくは、0.5倍〜0.8倍である。図示のように、根元の最大幅D1は、根元の最も内側の部分からの長軸方向の直線距離である。
なお、第1突起体13は、突出高さPとQの比(P/Q)が、0.4〜0.8程度であってもよい。
なお、図16に示すように、胴部11の内面から突出する内凸部41が形成されてもよい。または、図17に示すように、胴部11の内面から凹入する内凹部42が形成されてもよい。突出高さP/作動面111の厚みの厚さ比は上記と同様とすることができる。
また、図18に示すように、内凸部41が第1突起体13よりも最大幅(D3)が大きく形成されてもよい。
また、図18に示すように、第1突起体13は、先端が拡張(拡径)して拡張部分が形成され、拡張部分の幅D4が、先端の最も低い部分からの長軸方向の直線距離であるD2よりも大きく形成されてもよい。
上記のように形成することで、第1突起体13の動きに変化(例えば、内凸部を設けることでスムーズな動き)を持たせることができる。
指掛け部14は、胴部11の表面から突出するように、両側面にそれぞれ設けられる。そのため、指掛け部14は、作動面111の両側にそれぞれ位置する。指掛け部14は、掴み把持する際に、親指や小指を掛けるための部分である。指掛け部14には、さらに把持しやすいように、凹部141を設けてもよい。
後述の叩き作業では、左右の指掛け部14を押して吸盤効果でくっ付けて、マッサージ具10全体をつぶして固くし、これによって、叩き作業の効果を向上させることができる。より具体的には、図5に示すように、指掛け部14の内側に対向する吸盤部を備えて、左右の指掛け部14を押した状態にして(つぶれた状態で保持して)、マッサージ具10で叩き作業を行うことができる。
蓋15は、胴部11の鈍端側に設けられる。より具体的には、胴部11の鈍端側に貫通穴112が設けられ、この貫通穴112に蓋15が嵌められる。胴部11に貫通穴112、さらに蓋15を設けることで、胴部11内の空気圧を調整することができる。
また、図6に示すように、マッサージ具10は、胴部11の尖端側にも、蓋17が設けられてもよい。蓋17は、尾部12に着脱可能に接続することができる。
以下では、マッサージ具10の使用状態を説明する。マッサージ具10は、初期状態である第1状態では、図4(a)に示すように、第1突起体13が直立状態にある。
図4(b)に示すように、マッサージ具10を、マッサージ作業の対象部位Sに対して押し当てると、作動面111が凹んで、第1突起体13が直立している第1状態から、内側に倒れる第2状態に移行する。ここでは、2対の第1突起体13が1対ずつ互いに対向して設けられているため、第1突起体13は向かい合って倒れる(傾倒する)。
第1突起体13が第1状態から第2状態に移行するに伴って、対象部位Sが引き寄せられ、皮膚や皮下組織、筋肉等が揉まれ、マッサージが施される。ここでは、第1突起体13の先端面131が内側にやや傾斜しているため、先端面131によって対象部位を引き寄せやすくなる。
また、第1突起体13が上下、左右に対向して設けられているため、第1突起体13は、前後方向(上下方向)、左右方向から対象部位を引き寄せて効果的にマッサージを行うことができる。言い換えれば、マッサージ具10は、4本の指で揉む感覚を実現できる。
また、ここでは、菱形の4つの頂点に第1突起体13が設けられ、上下方向の第1突起体13が横方向の第1突起体と衝突しない範囲に設けられるため、程よい間隔で揉み作業を行うことができる。
なお、マッサージ具10を用いるマッサージ作業は、対象部位Sに直接押し当てて行ってもよいし、洋服の上から押し当てて行ってもよい。
マッサージ具10は、対象部位を叩いてマッサージを行う作業にも用いることができる。使用者は、尾部12を握り把持し、第1突起体13で対象部位を叩くことで、対象部位を刺激してマッサージを施すことができる。
なお、マッサージ具10は、揉み作業としては、皮下組織や筋肉を揉むことでマッサージを行う作業、例えば、腕や足、背中のマッサージに適している。
<実施形態1の変形例1>
図7〜図9は実施形態1の変形例1に係るマッサージ具10aを示す図で、図7はマッサージ具10aの斜視図、図8は側面図、図9は使用状態を示す図である。マッサージ具10aは、さらに少なくとも2つの第2突起体16を含む。なお、以下の説明では、マッサージ具10aが2つの第2突起体16を有する例を説明するが、本願発明の趣旨に反しない限り、第2突起体16の数は適宜設定できる。
第2突起体16は、略円錐体状に形成される点、その周面に段差面が設けられる点が第1突起体13と異なる。
第2突起体16は、第1突起体13が設けられる正面の反対側の面である裏面に設けられる。第2突起体16は、作動面113に上下方向に、互いに対向するように設けられる。第2突起体16は、略円錐体状に形成され、胴部11の表面に直立する直立状態に設けられる。
第2突起体16は、先端面161と、周面162とを含む。
第2突起体16は、周面162の内側周面が段差状になっている。一例として、図示のように、周面162の内側周面は、略中央部分の段差面1623によって分断され、根元側に位置する第1内側周面1621と先端側に位置する第2内側周面1622とが段違い状になっている。段差面1623と第1内側周面1621又は第2内側周面1622との成す角度は、例えば120度〜170度程度であり、より好ましくは、130度〜160度程度である。
以下では、マッサージ具10aの使用状態を説明する。マッサージ具10aは、初期状態である第1状態では、図9(a)に示すように、第2突起体16が直立状態にある。
図9(b)に示すように、マッサージ具10aを、マッサージ作業の対象部位Sに対して押し当てると、作動面113が凹んで、第2突起体16が直立している第1状態から、内側に倒れる第2状態に移行する。ここでは、第2突起体16が互いに対向するように設けられているため、第2突起体16は互いに向かい合うように倒れる。
第2突起体16が第1状態から第2状態に移行するに伴って、対象部位Sが引き寄せられ、皮膚や皮下組織、筋肉等が揉まれ、マッサージが施される。言い換えれば、マッサージ具10は、2本の指で揉む感覚を実現できる。
ここでは、第2突起体16の周面162の内側周面が段差状に形成されているため、対象部位を絞り寄せるように揉むことができる。
より具体的には、第2突起体16が第1状態から第2状態に移行するに伴って、先端面161によって引き寄せられた対象部位が、第1内側周面1621及び第2内側周面1622に当接し、向かい合っている2つの第1内側周面1621及び2つの第2内側周面1622によって絞られる。ここでは、第1内側周面1621及び第2内側周面1622が段違い状に設けられているため、これらは二段階で行われる。
マッサージ具10aは、第2突起体16を含むことで、さらに対象部位を絞り寄せるように揉むことができる。
<実施形態1の変形例2>
図10〜図11は実施形態1の変形例2に係るマッサージ具10bを示す図で、図10(a)はマッサージ具10bの正面図、図10(b)は側面図、図11は使用状態を示す図である。マッサージ具10bは、作動面111b及び第1突起体13bが第1実施形態と異なる。なお、以下の説明では、マッサージ具10bが4つの第1突起体13bを有する例を説明するが、本願発明の趣旨に反しない限り、第1突起体13bの数は適宜設定できる。
第1突起体13bは、作動面111bに設けられる。作動面111bは、胴部11の表面の一部をなす湾曲面である。作動面111bは、ここでは、正面視略円形の領域である。第1突起体13bは、作動面111bの外縁に沿って設けられる。
第1突起体13bは、胴部11の表面に斜めに突出するように設けられる。即ち、第1突起体13bは胴部11の表面に斜めに立設されて斜立状態にある。
一例として、第1突起体13bは、図示のように、反時計方向に順に隣の第1突起体に向かって傾斜するように設けられる。より具体的には、各第1突起体13bは、先端が、反時計方向の隣の第1突起体13bの根元方向に向かって傾斜するように設けられる。なお、図示しないが、第1突起体13bは、時計方向に順に隣の第1突起体に向かって傾斜するように設けられてもよい。
第1突起体13bは、先端面131bと、周面132bとを含む。
正面視において、先端面131bは根元部分と一部が重なり、一部がずれて見える。先端面131bがずれる方向は、反時計方向の隣の第1突起体13bの根元に向かう方向であり、第1突起体13bの傾斜方向と一致する。
以下では、マッサージ具10bの使用状態を説明する。マッサージ具10bは、初期状態である第1状態では、図10(a)に示すように、第1突起体13が斜立状態にある。
マッサージ具10bは、作動面111bが押されて凹むと、第1突起体13bが斜立している第1状態から、その傾斜方向に倒れる第2状態に移行する。ここでは、第1突起体13bが順に反時計方向の隣の第1突起体13bに向かって傾斜しているため、第1突起体13bは反時計方向に隣の第1突起体13bに向かって倒れる。言い換えれば、第1突起体13bは、反時計方向に回転するように倒れる。
第1突起体13の第1状態から第2状態の移行に伴って、対象部位が引き寄せられ、皮膚や皮下組織、筋肉等が揉まれて、マッサージ作業が施される。その際に、第1突起体13bが回転するように第1状態から第2状態に移行するため、対象部位を捻るように揉むことができる。
なお、本願に係るマッサージ具は、さらに、傾倒方向調整部(機構)を有してもよい。一例として、作動面に他の部分と厚みが異なる傾倒方向調整部を設けることができる。例えば、図12に示すように、作動面111cにおいて、第1突起体13cの根元の周囲部分の一部に、他の部分よりも厚みが厚い厚み増加部1111cを設けることで、図12(a)に図示の矢印方向に力が加えられると、第1突起体13cが図12(b)に示す矢印方向即ち、厚み増加部1111cの反対側に倒れるようにすることができる。または、図示しないが、第1突起体の根元の周囲部分の一部に、他の部分よりも厚みが薄い厚み減少部を設けることで、第1突起体が厚み減少部側に倒れるようにすることもできる。
本願に係るマッサージ具は、例えば、厚み増加部1111cを、作動面の、突起体の根元の周囲部分の一部であって時計方向又は反時計方向の隣の突起体と遠くなる部分に設けることで、突起体を時計方向又は反時計方向に回転するように傾倒させることができる。
また、本願に係るマッサージ具は、1つ以上の叩き部18が設けられてもよい。図13に示すように、叩き部18は、例えば、胴部の側面に設けることができる。さらに、本願に係るマッサージ具は、ハンドル19が設けられてもよい。ハンドル19は、着脱可能に尾部12に接続することができる。
なお、以上では、作動面が胴部の一部として一体に構成される例を説明したが、作動面は胴部と別体に構成された後にこれに結合されてもよい。また、作動面は、胴部と弾性率が異なる材料を用いてもよい。
また、第2突起体は、正面と裏面の間の面である側面に設けてもよい。この場合、マッサージ具は、指掛け部を有しない構成や、側面において第2突起体の支障とならない位置に設ける構成、第2突起体が設けられる側面以外の側面に1つのみ設ける構成等を採用してもよい。また、マッサージ具は、第1突起体を含まず、第2突起体のみを含む構成でもよい。
また、以上では、第1突起体及び第2突起体は、中実に形成される例を説明したが、本願の趣旨に反しない限り、中空部分を有するように形成されてもよい。また、第1突起体及び第2突起体には、胴部と同じ材料が用いられてもよいし、弾性率が異なる材料や弾性材料以外の材料が用いられてもよい。
<実施形態2>
図19は、実施形態2に係るマッサージ具の使用状態の例を示す概略図である。マッサージ具10000は、本体11000と本体11000に立設される複数の突起体(第1突起体)13000とを含む。本体11000は、作用面(作動面)であるベース面11100を含み、ベース面11100はマッサージ部位側に膨らむ湾曲面である。
図19(a)は、マッサージ具10000の初期状態である突起体起立状態を示している。図19(b)に示すように、マッサージ具10000を矢印方向(マッサージ部位方向)に押すと、ベース面11100が凹み、突起体13000が向かい合うように傾倒する。すなわち、ベース面11100が押されて変形して凹むと、突起体13000は突起体同士の先端間距離が縮まる方向に傾倒する。そして、押される力が解除され、ベース面11100が元の状態に戻ると、突起体13000は起立する。突起体13000が傾倒と起立を繰り返すことによって、マッサージ部位(マッサージ作業の対象部位)は、突起体13000の間に引き寄せられたり、放されたりして、マッサージされる。
図20〜図22は実施形態2に係るマッサージ具の好適な実施形態であるマッサージ具20を示す図で、図20(a)は分解図、図20(b)は正面図、図21は突起体の断面の拡大図で、図21(a)は突起体起立状態の底面図、図21(b)は突起体傾倒状態の底面図である。マッサージ具20は、手動のマッサージ具であって、本体(母材)21と本体21に設けられる複数の突起体23とを含む。
本実施形態において、本体21は、湾曲面を有し、好ましくは、本体21は、図20に示す湾曲面の接線が垂直になる部分Aまで、ほぼ均一な厚さである。さらに好ましくは、本体21は、作用面中央から広がり、最も広がった部分Aを経た後、やや狭まった部分Bまで、ほぼ均一な厚さである。これにより、作用面が自由に変形しながら凹むことが可能となり、突起体が内側に倒れ、マッサージを行うことができる。
本体21は、凹む必要があるので、ある程度柔らかい素材である必要がある。一方、突起体は、皮下組織や筋肉を掴み揉んだり、叩いたりするため、ある程度硬い必要がある。好ましくは、突起体を中実として、母材である本体21を上記構成とすることで、母材と突起体を同じ素材で一体成形した場合でも、マッサージ効果を期待できるものを作製することができる。
また、好ましくは、複数の突起は、その先端がほぼ同一平面にあるように形成することで、先端が皮膚に略同時に当たり、複数の突起の根元の母材が同時に押圧されて同時に全体的に凹み、各突起が内側に向いて倒れ、揉み効果を発揮する。
本体21は、ここでは、図示のように、略椀状に形成される例を説明する。本体21は、シリコン樹脂、ゴム等の弾性材料で形成される。また、本体21は、中空部分にスポンジ等本体より柔らかい材料が封入されてもよい。なお、本体21は、本願の趣旨に反しない限り、他の形状に形成されてもよい。
本体21は、椀形状の開口に蓋体22が嵌められる。蓋体22には、挟持部221が設けられる。マッサージ具20は、図20(b)に示すように、指で挟持部221が挟まれた状態で握持される。図示の挟持部221は、中空に形成され、中空部分に空気が入っている状態にある。挟持部221は、後述のように大きく形成して吸引部として機能させることもできる。
蓋体22は、本体21と同じ材料で形成されてもよいし、異なる材料で形成されてもよい。同じ材料で形成する場合は、後述の本体21のベース面211よりも厚みを厚くしたり、リブを設けたりして本体よりも変形しにくく形成することが望ましい。蓋体22は、本体21に接着又は溶着されもよい。
ベース面211は、ここでは、本体21の椀形状の底面を構成する面である。ベース面211は、一例として、マッサージ部位側に膨らむ湾曲面であり、所定の厚みを有する。ベース面211は、底面視(マッサージ部位側から目視)略円形状である。本実施形態では、ベース面211が作用面であり、突起体23は、ベース面211に設けられる。
突起体23は、本実施形態では、8つ設けられる例を説明する。なお、本願の趣旨に反しない限り、突起体23の数は適宜設定することができる。突起体23は、本体21と同じ材料で形成されてもよいし、異なる材料で形成されてもよい。また、突起体23は、芯材を芯材の材料より軟らかい材料で覆うように二重成型で形成されてもよい。例えば、突起体の表面を、軟らかめ(例えば、硬度10〜25)とする。肌への感触を優しくすることができる。また、滑り止めの効果も期待できる。また、本体部の内部を軟らかめの材料(例えば、硬度10〜25)で形成してもよい。蓋体の滑り抜けを防止できる。
ここで、ゴム硬度の測定方法について説明する。
ゴムの硬さを測定する原理としては、測定するゴムの表面に鋭利ではない針(押針、インデンタ)を押し込んで、その変形量を測定し数値化する方法がとられている。針を押し込む力としてスプリングを用いる「デュロメーター硬さ」と、分銅などで一定の定荷重を用いる「国際ゴム硬さ(IRHD)」がある。このうち「デュロメーター硬さ」の方が、測定器が簡便であることから一般に広く普及している。そこで、本願発明においても、硬さは、「デュロメーター硬さ」を測定することとしている。
デュロメーター硬さの測定では、4種類あるデュロメーターのタイプを測定対象の硬さによって選択する。JIS K 6253−3に規格されており、デュロメーターには、タイプA、タイプD,タイプE及びタイプAMがある。
デュロメータのタイプの選択は、次の様になってる。
−タイプDデュロメーターで硬さが20未満の値を示す場合は、タイプAを用いる。
−タイプAデュロメーターで硬さが20未満の値を示す場合は、タイプEを用いる。
−タイプAデュロメーターで硬さが90を超える値を示す場合は、タイプDを用いる。
−薄い試験片(厚さ6.0mm未満)の場合は、タイプAMを用いる。
本願明細書および特許請求の範囲における硬度は、上記で選択されたタイプのデュロメーターで測定される値である。
つまり、「硬度5〜25」の樹脂で構成される場合、硬度20未満の樹脂に関しては、タイプEのデュロメーターを、硬度20以上の樹脂に関しては、タイプAのデュロメーターを選択する。「硬度40〜70」の樹脂で構成される場合、タイプAのデュロメーターを選択する。
突起体23は、略円柱状の棒状に形成され、マッサージ部位に略垂直に立つように形成される。また、マッサージ部位に等しく接するように、各突起体23は突出高さが略等しく設けられる。8つの突起体23は、ベース面211と同心円をなすように環状に設けられる。突起体23は、使用状態ではマッサージ領域の周囲に配置される。
図21に示すように、突起体23は、マッサージ部位に略垂直に立つように形成されているため、外側の突出高さ(塊の肉厚)Qが、内側の突出高さ(塊の肉厚)Pよりも大きく形成される。なお、ここでは、作用面の外縁に近い側を外側とし、その反対側を内側とする。言い換えれば、突起体23は、作用面の外縁に最も近い部分の突出高さQが最も大きく、作用面の外縁に最も遠い部分(最も内側の部分)の突出高さPが最も小さい。
突起体23は、好ましくは、対象部位に当接し押された場合でも撓まない程度の硬さないし厚みで形成される。なお、ここでは、目視の範囲で撓まない程度をいう。突起体23は、中実に形成されることが望ましい。
突起体23をベース面211と同一素材で中実に形成する場合、突起体23のベース面211からの突出高さPは、好ましくは、突出高さP/ベース面の厚みの厚さ比は2倍〜10倍、より好ましくは、3倍〜8倍である。ベース面211の厚みは、好ましくは、1.5mm〜4mmである。一例として、ベース面211の厚みが2.5mmの場合、突出高さPは、7.5mm〜20mm程度である。
また、突起体23の先端232の最大幅D2は、好ましくは、ベース面211の厚みの2倍〜10倍で、より好ましくは、3.5倍〜8倍である。図示のように、先端の最大幅D2は、先端232の最も低い部分からの水平方向の直線距離である。先端の断面が円形の場合は、その直径である。一例として、ベース面211の厚みが2.5mmの場合、最大幅D2は、8mm〜20mm程度である。
また、突起体23の先端232の最大幅D2は、好ましくは、根元231の最大幅D1の0.4倍〜0.9倍で、より好ましくは、0.5倍〜0.8倍である。図示のように、根元231の最大幅D1は、根元の最も内側の部分からの水平方向の直線距離である。
なお、突起体23は、突出高さPとQの比(P/Q)が、0.4〜0.8程度であってもよい。
先端232は、全体が凸曲面であってもよいし、少なくとも一部に平坦面を有してもよい。例えば、先端232は、中央部分に平坦面を有してもよい。この平坦面は、突起体23同士の当該平坦面を連ねた場合、同一の平面が構成されるように設けられる。また、この平坦面は、内側に傾斜するように設けられて、突起体23同士の当該平坦面を連ねた場合、同一の凹状面が構成されるように設けられてもよい。これによって、対象部位との接触面積が大きくなり、対象部位を揉む際に、突起体の間に引き寄せやすくなる。
図22(a)に示すように、突起体23は、底面視において、根元231は尖端側が外側に向いている卵形に、先端232は略円形に形成される。突起体23は、略垂直に立つように形成され、根元231が先端232よりやや太く形成されるため、底面視において、先端232が根元231に重なって見える。
図22(b)に示すように、マッサージ具20は、ベース面211が押されて凹むと、突起体23同士の先端間距離が縮まるように、突起体23が向かい合うように傾倒する。マッサージ具20は、このように、突起体23同士の先端間距離が縮まるように傾倒することで、マッサージ部位を突起体23の間に引き寄せることができる。そして、押される力が解除されると、ベース面211が元の状態に戻り、突起体23が起立する。突起体23が傾倒と起立を繰り返すことでマッサージ部位が、突起体23の間に引き寄せられたり、放されたりして、揉まれてマッサージされる。
マッサージ具20は、突起体23が環状に配置されるため、マッサージ部位におけるマッサージ領域をその環の中に引き寄せたり、放したりして、マッサージ領域の周りから揉んでマッサージすることができる。
マッサージ具20は、図示のように、ベース面211の略中央に空気孔212を設けることで、突起体23の傾倒速度を抑えるようにしてもよい。即ち、本体が上部から押され、ベース面211が押されて凹む際に本体内部の空気圧が変化するが、空気孔212を設けることで、本体内部の空気圧が調整される。
なお、突起体23の先端232は、マッサージ部位との接触面がやや内側に傾斜するように設けられてもよい。これによって、マッサージ部位との接触面が大きくなり、マッサージ部位を引き寄せやすくなる。
マッサージ具20を用いるマッサージ作業は、マッサージ部位に直接押し当てて行ってもよいし、洋服の上から押し当てて行ってもよい。
マッサージ具20は、本体内部の空気圧を下げることで、図22(b)に示すようにベース面211が凹み、突起体23が傾倒している初期状態とすることができる。この状態で、例えば本体を上部や横から押す等して本体内部の空気圧を上げれば、突起体23が起立し、マッサージ部位が引き伸ばされる。そして、押す力が解除され、空気圧が元に戻ると、ベース面211が凹み、突起体23が傾倒し、マッサージ部位が放される。このように、突起体23が起立と傾倒を繰り返すことで、マッサージ部位が引き伸ばされたり、放されたりしてマッサージされる。
マッサージ具20は、中空の本体の内圧を変化させるための吸引部を含んでもよい。例えば、蓋体22の挟持部221を大きくして中空の吸引部として形成し、この吸引部を摘む、握る、押しつけるなどすることで、本体内部の空気圧を上下変動させることができる。
マッサージ具20は、ベース面が本体の内側に凹んでいる湾曲面に形成されてもよい。すなわち、マッサージ具20は、ベース面がマッサージ部位の反対側に膨らむ湾曲面に形成されてもよい。この場合、突起体は傾倒しており、本体の内圧を上げることでベース面が膨らみ、突起体が起立する。初期状態では、突起体は傾倒しており、例えば、突起体同士の先端間距離が小さい状態にある。この状態から、ベース面がマッサージ部位側に膨らむと、突起体は先端間距離が広がる方向に向かって起立する。
本体の内圧を上げるには、吸引部を設けて吸引部を押し込む、蓋体の容積を減らすようにこれを押し潰す等の手段が考えられる。この場合、マッサージ具20は、蓋体と本体との気密性が高くなるようにする形成することが望ましい。また、空気孔を設けないほうが望ましい。
<実施形態2の変形例1>
図23は実施形態2の変形例1に係るマッサージ具20aを示す図で、図23(a)は正面図、図23(b)は突起体起立状態の底面図、図23(c)は突起体傾倒状態の底面図である。マッサージ具20aは、突起体23aが実施形態2と異なる。なお、以下の説明では、マッサージ具20aが4つの突起体23aを有する例を説明するが、本願発明の趣旨に反しない限り、突起体23aの数は適宜設定できる。
突起体23aは、マッサージ部位に稍斜めに立つように設けられる。また、マッサージ部位に等しく接するように、各突起体23aは突出高さが略等しく設けられる。4つの突起体23aは、ベース面211と同心円をなすように環状に配置される。
一例として、図23(a)及び図23(b)に示すように、突起体23aは、反時計方向に順に隣の突起体23aに向かって傾斜するように設けられる。より具体的には、各突起体23aは、先端が、反時計方向の隣の突起体23aの根元方向に向かって傾斜するように設けられる。なお、突起体23aが順に時計方向の隣の突起体に向かって傾斜するように設けられてもよいことは言うまでもない。
図23(b)に示すように、突起体23aは、斜に立つ起立状態に形成されるため、底面視において、先端232aが根元231aからずれているように見える。傾斜角度にもよるが、ここでは、先端232aが根元231aと一部が重なり、一部がずれて見える。先端232aが根元231aからずれる方向は、反時計方向の隣の突起体23aの根元に向かう方向であり、突起体23aの傾斜方向と一致する。
図23(c)に示すように、マッサージ具20aは、ベース面211が押されて凹むと、突起体23aが反時計方向の隣の突起体23aに向かって傾倒する。すなわち、初期状態で突起体23aが反時計方向の隣の突起体23aに向かって傾斜しているため、突起体23aは反時計方向の隣の突起体23aに向かって傾倒する。言い換えれば、突起体23aは、反時計方向に回転するように傾倒する(倒れる)。
マッサージ具20aは、このように、突起体23aが、斜めに立つ起立状態から、隣の突起体23aに向かって倒れる傾倒状態にとなり、マッサージ部位を引き寄せ、さらに捻ることができる。そして、押される力が解除されると、ベース面211が起立し、元の状態に戻る。これによって、マッサージ部位が、突起体23aの間に引き寄せられて捻られたり、放されたりして、揉まれてマッサージされる。
なお、マッサージ具20aは、ベース面が本体の内側に凹んでいる湾曲面であってもよい。すなわち、マッサージ具20は、ベース面がマッサージ部位の反対側に膨らむ湾曲面であってもよい。この場合、突起体は傾倒しており、本体の内圧を上げることでベース面が膨らみ、突起体が起立する。例えば、初期状態では、突起体は傾倒しており、隣の突起体の根元方向に傾倒している状態にある。この状態から、ベース面がマッサージ部位側に膨らむと、突起体は隣の突起体の根元方向から離れる方向に、即ち、突起体は自身の根元方向に向かって起立する。
<実施形態2の変形例2>
図24は実施形態2の変形例2に係るマッサージ具20bを示す図で、図24(a)はベース面の断面、図24(b)は突出面の底面を示す図、図24(c)はベース面の他の例を示す図である。マッサージ具20bは、ベース面211b、突出面213b及び突起体24b、25bが実施形態2と異なる。
ベース面211bは、ここでは、本体21の椀形状の底面を構成する面である。ベース面211bは、実施形態1のベース面211よりも厚みが厚く形成される。ベース面211bは、図24(a)のように、マッサージ部位側に膨らむ湾曲面であってもよいし、図24(c)のように、平面であってもよい。平面である場合、ベース面211bにはリブなどが設けられ、補強されてもよい。
ベース面211bには、複数の突出面213bが設けられる。突出面213bは、ベース面211bからマッサージ部位側に膨らむ湾曲面であり、ベース面211bよりも厚みが薄く形成される。突出面213bは、ベース面211bに点在するように設けられる。言い換えれば、複数の突出面213bは、ベース面211bに、互いに距離を置いて(ベース面211によって所定距離引き離されて)配置される。
突出面213bは、ベース面211bと接続しており、厚みがベース面211bの0.5倍〜0.9倍程度である。なお、突出面213bは、ベース面211bと硬さが異なる素材で形成されてもよく、この場合は両者の厚みが同様なものであってもよい。
本実施例では、突出面213bが作用面であり、突起体24b及び突起体25bは、突出面213bに設けられる。突出面213bは、ベース面211bと同じ材料で形成される。突出面213bには、空気孔が例えばその中央に設けられてもよい。
突起体24b及び突起体25bは、突出面213bに立設される。図示のように、突起体24bは、突出面213bに環状に配置され、突起体25bは、突出面213bの中央に配置される。突起体25bは、突起体24bより短く形成される。なお、ここでは、突起体24bが4つ設けられ、突起体25bが1つ設けられる例を説明するが、本願の趣旨に反しない限り、突起体の数は適宜設定できる。また、突起体24b、25bは、突出面213bと同じ材料で形成されてもよいし、異なる材料で形成されてもよい。
マッサージ具20bは、突出面213bが押されて凹むと、突起体24bが向かい合うように傾倒する。マッサージ具20bは、このように、突起体24bが傾倒することで、マッサージ部位を突起体24b及び突起体25bの間に引き寄せることができる。そして、押される力が解除されると、突出面213bが元の状態に戻り、突起体24bが起立する。これによってマッサージ部位が、突起体24bの間に引き寄せられたり、放されたりして、揉まれてマッサージされる。
マッサージ具20bは、複数の作用面を設けることで、マッサージ部位を複数の領域に分けて細かくマッサージすることができる。
なお、マッサージ具20bは、ベース面211bもマッサージ部位側に膨らむ湾曲面に形成され、作用面として構成されてもよい。ベース面211bに突起体を設けて、突起体を起立させたり、傾倒させたりするとで、局部とその周囲部分とを同時にマッサージすることができる。また、ベース面211bにおける突起体を大きく形成することで、局部とその周囲部分のマッサージの力に変化をもたらせることができる。
<実施形態2の変形例3>
図25は実施形態2の変形例3に係るマッサージ具20cを示す図で、図25(a)は正面図、図25(b)は底面図である。マッサージ具20cは、突出壁214c及び突起体26cが実施形態2と異なる。
突出壁214cは、ベース面211に、マッサージ部位側に突出するように設けられる。突出壁214cは、一例として、円環状の周壁である。突出壁214cは、図示のように、根元から先端にかけて徐々に厚みが薄くなっている。突出壁214cは、先端では外壁面と内壁面が融合して底面視線状になっていてもよい。突出壁214cは、本体21と同じ材料で形成されてもよいし、異なる材料で形成されてもよい。
突出壁214cには、複数の切欠き215cが周方向に沿って所定の距離を置いて設けられる。切欠き215cは、突出壁214cの先端に向かって開口が広くなるように形成される。突起体26cは、隣同士の切欠き215cの間の部分によって構成される。
突起体214cは、その径方向の厚み(幅)Tが環状壁の厚みより小さく、例えば、0.5倍〜0.9倍である。また、図示のように、外側の肉厚が、内側の肉厚よりも厚く形成される。
言い換えれば、ここでは、突起体26cは、突出壁214cに複数の切欠き215cを設けることで、作用面であるベース面211に立設して形成される。突起体26cの数は、切欠き215cの数を調整することで設定できる。
マッサージ具20cは、ベース面211が押されて凹むと、突起体26cが向かい合うように傾倒する。マッサージ具20cは、このように、突起体26cが突起体26c同士が向かい合うように傾倒することで、マッサージ部位を突起体26cの間に引き寄せることができる。そして、押される力が解除されると、ベース面211が元の状態に戻り、突起体26cが起立する。これによってマッサージ部位が、突起体26cの間に引き寄せられたり、放されたりして、揉まれてマッサージされる。
マッサージ具20cは、突出壁214cを設けることで簡便に複数の突起体を設けることができる。
<実施形態2の変形例4>
図26は実施形態2の変形例4に係るマッサージ具20dを示す図で、図26(a)は正面図、図26(b)は底面図である。マッサージ具20dは、突出壁214c、突起体26c及び突起体27dが実施形態2と異なる。突出壁214c及び突起体26cは、実施形態2の変形例3と同様であり、ここでは説明を省略する。
突起体27dは、作用面であるベース面211に立設される。ここでは、4つの突起体27dが設けられる例を図示しているが、突起体27dの数は適宜設定できる。突起体27dはベース面211と同じ材料で形成されてもよいし、異なる材料で形成されてもよい。突起体27dは、好ましくは、マッサージ部位に等しく接するように、突出高さが突起体26cと略等しく設けられてもよい。また、4つの突起体27dは、好ましくは、突出壁214cと同心円をなすように配置されてもよい。
マッサージ具20dは、ベース面211が押されて凹むと、突起体26cが向かい合うように傾倒し、突起体27dが稍斜めに矢印方向に傾倒する。
マッサージ具20dは、突起体を二重に設けることで、マッサージ部位を異なる突起体で同時に異なる感触でマッサージすることができる。
ここでは、外側の突起体26cを稍斜めに設けて反時計周りに傾倒するようにし、内側の突起体27dを時計回りにやや斜めに傾倒するようにすれば、揉む、絞るようにマッサージすることができる。
なお、本実施形態に係るマッサージ具は、実施形態1のマッサージ具と同様に、さらに、傾倒方向調整部(機構)を有してもよい。一例として、作用面に他の部分と厚みが異なる傾倒方向調整部を設けることができる。例えば、図27に示すように、作用面211eにおいて、突起体23の根元の周囲部分の一部に、他の部分よりも厚みが厚い厚み増加部2111eを設けることで、図27(a)に図示の矢印方向に力が加えられると、突起体23を図27(b)に示す矢印方向即ち、厚み増加部2111eの反対側に傾倒させることができる。または、図示しないが、突起体23の根元の周囲部分の一部に、他の部分よりも厚みが薄い厚み減少部を設けることで、突起体を厚み減少部側に傾倒させることもできる。
また、図28に示す様にベース部211fに接続する部分の断面突起部形状、ここでは三角形状によって突起体23fの傾斜方向の傾斜角を変えることが出来る。例えば、楕円形や長方形とし、周囲線上から中心線を傾けても良い。
また、本願に係るマッサージ具は、図29に示すように、本体が中空のボール状に形成されてもよい。マッサージ具20gは、本体21gが中空のボール状に形成され、ハンドル31gを含む。本体21gには、空気を入れるための空気入部216gが設けられる。
また、本願に係るマッサージ具は、図30に示すように、本体が枕状に形成されてもよい。マッサージ具20hは、本体21hは、マッサージ部位側に膨らむ湾曲面であるベース面211hを有し、ベース面211hには、ボタン状の突起体28hと長手方向に延びるリブ状の突起体29hが設けられる。ベース面211hの変形により、突起体28h、突起体29hが傾倒し、マッサージ部位に対してマッサージが行われる。
また、本願に係るマッサージ具は、図31に示すように、電動式であってもよい。マッサージ具20iは、ハンドル31iに電源32iが収納され、スイッチ33iが設けられる。また、本体21iにはバイブレータ等の稼動部34iが接続される。
また、本願に係るマッサージ具は、本体が略円筒形状であってもよい。
なお、以上では、ベース面が本体の一部として本体と一体に構成される例を説明したが、本体と別体に構成された後にこれに結合されてもよい。
また、図示しないが、前記突起体には、段差部が設けられて、マッサージ部位を絞るようにマッサージしてもよい。
また、上記の説明では突起体が中実に形成されていることを前提に説明したが、中空部分を有するように形成されてもよい。一例として、先端付近が中実に形成され、他の部分が中空に形成されてもよい。例えば、突起体の先端から約高さの2分の1の部分を中実に形成できる。また、逆に、先端付近が中空に形成され、他の部分が中実に形成されてもよい。
また、突起体の表面に、平行線状の模様や縞模様、指紋のような模様、複数の小さな突起状ものが設けられてもよい。これにより、突起体の表面が、さらに滑りにくくなり、皮膚をさらに捕らえやすくなる。
本発明の一態様に係るマッサージ具は、一例として、手動のマッサージ具であって、作用面を有する本体と、前記作用面に設けられる複数の突起体と、を含み、前記作用面の変形により前記突起体が傾倒又は起立し、マッサージ部位に対してマッサージが行われる。また、前記作用面は、マッサージ部位側に膨らんでいる湾曲面であり、前記作用面が凹むと前記突起体が傾倒し、前記作用面が元に戻ると前記突起体が起立してもよい。また、前記作用面は、前記本体の底面を構成するベース面であり、前記突起体は、前記ベース面に設けられてもよい。また、複数の前記作用面を含み、前記作用面は、前記本体の底面を構成するベース面に設けられる突出面であってもよい。また、棒状の前記突起体である第1突起体を含んでもよい。また、前記作用面にマッサージ部位側に突出するように設けられる円環状の突出壁に、複数の切欠きを設けることで形成される、前記突起体である第2突起体を含んでもよい。また、前記突起体は、マッサージ部位に略垂直に立つように設けられてもよい。また、前記突起体は、マッサージ部位に斜めに立つように設けられてもよい。また、複数の前記突起体は、隣の前記突起体の根元方向に向かって傾倒してもよい。また、前記本体は中空に形成され、前記マッサージ具は、前記本体の内圧を変化させるための吸引部を含んでもよい。また、前記作用面は、前記本体の内側に凹んでいる湾曲面であり、前記作用面が膨らむと前記突起体が起立し、前記作用面が元に戻ると前記突起体が傾倒してもよい。また、前記突起体は、前記突起体同士の先端間距離が広がる方向に向かって起立してもよい。また、前記突起体は、隣の前記突起体の根元方向に傾倒しており、前記作用面が膨らむと、前記突起体は自身の根元方向に向かって起立してもよい。また、前記作用面には、傾倒方向又は起立方向を調整する傾倒方向調整部が設けられてもよい。また、前記作用面に設けられる第3突起体を含み、前記第3突起体は、傾倒及び起立をしなくてもよい。また、前記本体は、略椀状に形成されてもよい。また、前記本体は、蓋体が設けられ、前記本体は中空に形成され、前記マッサージ具は、前記本体の内圧を変化させるための吸引部を含み、前記吸引部は、前記蓋体に設けられてもよい。
また、本発明の一態様に係るマッサージ具は、一例として、手動のマッサージ具であって、弾性の略卵形状の胴部と、前記胴部の作動面に設けられる少なくとも2つの突起体と、を含み、前記作動面が凹むと、前記突起体が第1状態から所定方向に倒れる第2状態に移行し、対象部位がマッサージされる。また、前記突起体は、前記作動面の外縁に沿って設けられてもよい。また、前記突起体は、前記作動面に直立する直立状態に設けられ、前記第1状態は、前記直立状態であってもよい。また、前記突起体は、向かい合うように対向して設けられ、前記第2状態では、前記突起体は向かい合う方向に倒れてもよい。また、前記突起体は、前記作動面に斜立する斜立状態に設けられ、前記第1状態は、前記斜立状態であってもよい。また、前記突起体は、その先端が時計方向又は反時計方向の隣の前記突起体に向かって傾斜する斜立状態に設けられ、前記第2状態では、前記突起体は時計方向又は反時計方向の隣の前記突起体の方向に倒れてもよい。また、前記突起体は、前記作動面に直立する直立状態に設けられ、前記作動面には、前記突起体の倒れる方向を調整する傾倒方向調整部が設けられていてもよい。また、前記突起体の周面には、段差面が設けられてもよい。また、前記胴部には、指掛け部が設けられてもよい。また、前記胴部には、2つの前記指掛け部が設けられ、2つの前記指掛け部の内側には対向する吸盤部がそれぞれ設けられ、前記マッサージ具は、つぶれた状態で保持できてもよい。また、前記胴部の尖端側には、前記マッサージ具を把持するための尾部が設けられてもよい。また、前記胴部の尖端側には、前記マッサージ具を把持するための尾部が設けられ、前記胴部は、中空であってもよい。また、前記胴部の鈍端側には、蓋が設けられてもよい。また、前記尾部には、蓋又はハンドルが着脱可能に設けられてもよい。また、前記胴部には、前記突起体である第1突起体と、前記突起体であって前記第1突起体とは異なる第2突起体とを含み、前記第2突起体は、前記第1突起体が設けられる前記作動面とは異なる前記作動面に設けられてもよい。
以上、本発明に係るマッサージ具の実施形態について説明したが、これらは本発明の実施形態の一例に過ぎず、本発明はこれらに限定されるものではない。本発明には、以上の各実施形態を組み合わせた形態や、様々な変形例が含まれる。
10、10a、10b マッサージ具
11 胴部
111、111b 作動面
112 貫通穴
113 作動面
12 尾部
13、13b 第1突起体
131 先端面
132 周面
14 指掛け部
15 蓋
16 第2突起体
1623 段差面
10000、20、20a、20b、20c、20d マッサージ具
11000、21 本体
11100、211、211b ベース面
212 空気孔
213b 突出面
214c 突出壁
215c 切欠き
22 蓋体
221 挟持部(吸引部)
13000、23、23a、24b、25b、26c、27d 突起体

Claims (14)

  1. 手動のマッサージ具であって、
    湾曲面である作用面を有する本体と、
    前記作用面に設けられる複数の突起体と、を含み、
    複数の前記突起体は、略円又は略楕円をなすように前記作用面に環状に配置され、
    複数の前記突起体は、対象部位の周囲に略同時に接するように、その先端同士が略同一平面にあるように設けられ、
    前記作用面が凹むと前記突起体が傾倒し、前記作用面が元に戻ると前記突起体が起立して、複数の前記突起体によって対象部位が揉まれてマッサージが行われる
    ことを特徴とするマッサージ具。
  2. 請求項1に記載のマッサージ具であって、
    前記突起体は、前記作用面からの突出高さが、最も低い部分において、前記作用面の厚みの2倍〜10倍である
    ことを特徴とするマッサージ具。
  3. 請求項1又は2に記載のマッサージ具であって、
    前記突起体の先端の最大幅は、前記作用面の厚みの2倍〜10倍である
    ことを特徴とするマッサージ具。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のマッサージ具であって、
    前記突起体の先端の最大幅は、前記突起体の根元の最大幅の0.4倍〜0.9倍である
    ことを特徴とするマッサージ具。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のマッサージ具であって、
    前記突起体は、中実に形成されている
    ことを特徴とするマッサージ具。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のマッサージ具であって、
    前記突起体は、対象部位に略垂直に立つように設けられ、
    前記作用面が凹むと、前記突起体は、前記突起体同士が向かい合う方向に傾倒する
    ことを特徴とするマッサージ具。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のマッサージ具であって、
    前記突起体は、対象部位に斜めに立つように設けられ、
    前記作用面が凹むと、前記突起体は、時計方向又は反時計方向の隣の前記突起体の方向に傾倒する
    ことを特徴とするマッサージ具。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載のマッサージ具であって、
    棒状の、前記突起体である第1突起体と、
    前記作用面に対象部位側に突出するように設けられる円環状の突出壁に、複数の切欠きを設けることで形成される、前記突起体である第2突起体を含む
    ことを特徴とするマッサージ具。
  9. 手動のマッサージ具であって、
    湾曲面である作用面を有する本体と、
    前記作用面に設けられる複数の突起体と、を含み、
    前記作用面が凹むと前記突起体が傾倒し、前記作用面が元に戻ると前記突起体が起立して、対象部位に対してマッサージが行われ、
    複数の前記作用面を含み、
    前記作用面は、前記本体の底面を構成するベース面に設けられる
    ことを特徴とするマッサージ具。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載のマッサージ具であって、
    前記本体は中空に形成され、
    前記マッサージ具は、前記本体の内圧を変化させるための吸引部を含む
    ことを特徴とするマッサージ具。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載のマッサージ具であって、
    前記作用面には、傾倒方向又は起立方向を調整する傾倒方向調整部が設けられる
    ことを特徴とするマッサージ具。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載のマッサージ具であって、
    前記本体は、略椀状である
    ことを特徴とするマッサージ具。
  13. 請求項1〜11のいずれか一項に記載のマッサージ具であって、
    前記本体は、略卵形状である
    ことを特徴とするマッサージ具。
  14. 請求項1〜11のいずれか一項に記載のマッサージ具であって、
    前記本体は、略円筒形状である
    ことを特徴とするマッサージ具。
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