JP2013119026A - マッサージ具 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧迫法や強擦法や軽擦法や打突法によるマッサージに加えて、揉捏法によるマッサージを効果的に行うことができるマッサージ具を提供する。
【解決手段】マッサージ具10は、板状の基板11と、この基板11の一方の面11aに起立する指股挟込み把持部12とを有し、基板11は、手の握力により変形可能な弾性樹脂で構成され、且つ指股挟込み把持部12の近傍に変形誘導部14を備え、この変形誘導部14により誘導されて屈曲可能となっている。指股挟込み把持部12は、扁平な縦長の板状部分16を有し、この板状部分16の縦長方向と交差する方向を屈曲谷線Xとして屈曲されるように、変形誘導部14により誘導されるようになっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、マッサージ具に関する。
身体の四肢やその他の部位に対するマッサージ方法として、一般に圧迫法(身体を押すマッサージ方法)、強擦法(身体を擦るマッサージ方法)、揉捏法(身体を揉むマッサージ方法)、軽擦法(身体を撫でるマッサージ方法)、打突法(身体を叩くマッサージ方法)等が知られており、これらは、例えば身体の皮膚に指を押し当てて、圧迫したり、擦り付けたり、揉み解したりすることで、例えば血液の流れを促進して、疲労の回復や予防を図るものである。
これらのマッサージ方法は、掌や指先で行われることが多いが、さらに効果的にマッサージを行えるようにすることを目的として、種々のマッサージ具やブラシが開発されている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
特許文献1のマッサージ具は、少なくとも片手で把持可能な横幅をその短手方向に持った平面略縦長形状の基部を、縦横自在に弾性変形可能な可撓性プレートとして形成し、略球面状先端を持つ複数の突起を、所定の配列をもってこの基部の片面上に一体的に立設することによって、この突起の縦横自在な傾動を確保可能とするとともに、この基部を、その平面上の長手方向で少なくとも2領域に区分し、この2領域のうちの一方に配された突起の高さを、他方の領域に配された突起より高く形成したものである。特許文献2の頭皮頭髪用ブラシは、ブラシ台の表面にブリッスルが設けられたブラシ部を2つ有し、その2つのブラシ部は結合されており、一方の手の指の腹側をブラシ部に対向させたときに、他方のブラシ部がその手の甲側に位置した状態でブラシをその手に保持できる手段を備えていることを特徴とするものである。特許文献3の洗髪・ボディ兼用ブラシは、柔らかい材質のブラシ本体1と硬い材質のブラシ本体2と連結させる柄3で構成されるものである。
実用新案登録第3076878号公報 特開2009−189640号公報 実用新案登録第3098011号公報
しかしながら、特許文献1〜3のマッサージ具やブラシでは、マッサージ具を掌及び指全体に装着しその動きに追従させて、揉捏法によるマッサージを行うことは困難である。
本発明は、圧迫法や強擦法や軽擦法や打突法によるマッサージに加えて、揉捏法によるマッサージを効果的に行うことのできるマッサージ具を提供することを目的とする。
本発明は、板状の基板と、該基板の一方の面に起立する指股挟込み把持部とを有し、前記基板は、手の握力により変形可能な弾性樹脂で構成され、且つ前記指股挟込み把持部の近傍に変形誘導部を備え、該変形誘導部により誘導されて屈曲可能なマッサージ具を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明のマッサージ具によれば、圧迫法や強擦法や軽擦法や打突法によるマッサージに加えて、揉捏法によるマッサージを効果的に行うことができる。
本発明の好ましい一実施形態に係るマッサージ具を掌に装着した状態で示す斜視図である。 本発明の好ましい一実施形態に係るマッサージ具の側面図である。 本発明の好ましい一実施形態に係るマッサージ具の図2を右側から見た正面図である。 図2のA−Aに沿った端面図である。 本発明の好ましい一実施形態に係るマッサージ具の底面図である。 本発明の好ましい一実施形態に係るマッサージ具の上面図である。 薄肉部による変形誘導部を説明する、図5のB−Bに沿った断面図である。
図1に示す本発明の好ましい一実施形態に係るマッサージ具10は、基板11の一方の面11aに掌を沿わせて手に装着した状態で、基板11の他方の面11bを身体の四肢やその他の部位に押し付けたり、擦り付けたり、撫で付けたり、叩いたりすることで、身体の皮膚を刺激して、圧迫法や強擦法や軽擦法や打突法によるマッサージを効果的に行える機能を備える。また、本実施形態のマッサージ具10は、掌及び指全体を覆うように容易に且つ安定した状態で装着できると共に、基板11が、掌や掌の指の動きに追従して容易に屈曲変形できるようになっていることで、身体を揉み解して、揉捏法によるマッサージも効果的に行える機能を備える。
そして、本実施形態のマッサージ具10は、図2〜図6にも示すように、板状の基板11と、この基板11の一方の面11aに起立する指股挟込み把持部12とを有し、基板11は、手の握力により変形可能な弾性樹脂で構成され、且つ指股挟込み把持部12の近傍に変形誘導部14を備え、この変形誘導部14により誘導されて屈曲可能となっている。
本実施形態では、好ましくは基板11の他方の面11bに、複数の突起13が分散配置されている(図1、図2、図3、図5参照)。
また、本実施形態では、変形誘導部14は、基板11の中央領域に縦横に相当の大きさの開口幅を有するように形成された、開口部15aによるものとなっている(図5、図6参照)。
本実施形態では、変形誘導部14は、開口部15aに代えて、基板11の中央領域に縦横に相当の大きさの幅を有するように形成された、薄肉部15bとすることもできる(図7参照)。
さらに、本実施形態では、指股挟込み把持部12が、扁平な縦長の断面形状を備える板状部分16を有し(図2〜図4参照)、この板状部分16の縦長方向と交差する方向を屈曲谷線X(図1参照)として屈曲可能なように、変形誘導部14により誘導されるようになっている。ここにおいて、縦長とは、扁平な断面形状の長手方向を縦方向とし、その長さが横方向の長さより長いことを言う。
本実施形態では、マッサージ具10は、手の握力により変形可能な弾性樹脂として、例えばスチレン樹脂、ポリエステル樹脂、オレフィン樹脂、ウレタン樹脂等のエラストマー樹脂や、合成ゴム等を用いて、好ましくは基板11と、指股挟込み把持部12と、複数の突起13とを一体成形することにより形成されている。これによって基板11は、手の握力によって変形可能な柔軟な弾性樹脂からなる。基板11が、手の握力によって変形可能な柔軟な弾性樹脂からなっていることにより、基板11に形成された開口部15aや薄肉部15bや軟質部15cによる変形誘導部14の作用と相俟って、基板11を掌や掌の指の動きに合わせてスムーズに弾性変形させることが可能になる。
ここで、基板11を構成する弾性樹脂は、手の握力によって容易に弾性変形できる程度の弾力性を備える弾性樹脂であり、硬度(ショアA硬度、株式会社テクロック製のゴム硬度計(GS709N 形式A)ASTM D2240A 0−100(ショアA硬度)に準拠して測定された数値)が30〜80の物性を備える弾性材料であることが好ましい。また、基板11を構成する弾性樹脂は、同硬度が35〜75の弾力性を備えていることが好ましく、40〜70の弾力性を備えていることが更に好ましい。
本実施形態では、基板11は、好ましくは成人女性の掌に略収まり手の握力により変形し得る程度の、いわゆる掌サイズの大きさ及び形状として、例えば縦幅が100〜160mmの大きさ、好ましくは105〜155mmの大きさ、更に好ましくは110〜150mmの大きさであり、横幅が65〜105mmの大きさ、好ましくは70〜100mmの大きさ、更に好ましくは75〜95mmの大きさであるうち縦長の平面形状を備えるように形成される。また、基板11は、好ましくは周縁部が周縁肉厚部20(図5参照)によって補強された、例えば1〜6mmの厚さ、好ましくは1.5〜4mmの厚さ、更に好ましくは2〜3mmの厚さの平板形状に形成される。なお、周縁肉厚部20の幅は、2〜8mmが好ましく、更に好ましくは3〜6mmであり、殊更好ましくは3.5〜4.5mmである。周縁肉厚部20の最大厚みは、基板11の平板部分の厚みに対して、1.1〜3倍の厚さ、好ましくは1.2〜2.5倍の厚さ、殊更好ましくは1.3〜2倍の厚さである。このような周縁肉厚部20の幅や厚みであると、補強の点や、使い心地の点や、弾性変形の点で好ましい。
基板11には、例えば、指股挟込み把持部12を人指し指と中指との間の指股部に挟み込んで、当該基板11を掌に沿わせてマッサージ具10を手に装着した際に、当該基板11の縦長方向の手首側に配置される後端外周縁部11cに、円弧形状の縁取り部が形成されていると共に、人さし指と中指の先端部が配置される先端外周縁部11dに、凹凸形状の縁取り部が形成されている。この凹凸は、隣り合う凹部の間の長さが15〜30mmであることが好ましい。基板11の先端外周縁部11dに凹凸形状の縁取り部が形成されていることにより、例えば揉捏法によるマッサージを行う際に、マッサージを行う身体の所定の部位に人さし指や中指を添えやすくなる。
また、基板11には、例えば、指股挟込み把持部12を人指し指と中指との間の指股部に挟み込んで、当該基板11の一方の面11aに掌に沿わせてマッサージ具10を手に装着した際に、親指及び小指に沿って配置される当該基板11の少なくとも一方側の側縁部11eに、凹状にくぼんだくびれ部が形成されている。基板11の少なくとも一方側の側縁部11eに凹状にくぼんだくびれ部が形成されていることにより、例えば揉捏法によるマッサージを行う際に、マッサージを行う身体の所定の部位に親指や小指を添えやすくなる。特に好ましくは、基板11の両側の側縁部11eに、凹状にくぼんだくびれ部が各々形成されている。基板11の両側の側縁部11eに、凹状にくぼんだくびれ部が各々形成されていることにより、例えば揉捏法によるマッサージを行う際に、マッサージを行う身体の所定の部位に親指及び小指を添えやすくなる。
本実施形態では、指股挟込み把持部12の近傍に、当該基板11を表裏に亘って貫通する開口部15a、又は貫通することなく例えば、基板11の平板部分に対して、0.1〜0.9倍の厚さ、好ましくは0.2〜0.8倍の厚さ、殊更好ましくは0.3〜0.7倍の厚さに形成された薄肉部15bが、変形誘導部14として形成されている。変形誘導部14は、基板11の中央領域に形成されていると好ましく、特に、指股挟込み把持部12に回り込む形状が好ましい。中でも、指股挟込み把持部12の側面の少なくとも一方に延びた形状が好ましく、具体的には例えば略ハート形状や略凹形状や略ビーンズ形状を備えていることが屈曲性の点で好ましい。開口部15aや薄肉部15bは、点状の孔や線状のスリットとは異なり、縦横に相当の大きさの開口幅や薄肉幅を有する開口穴や薄肉部分として形成されている。変形誘導部14が上述のような形態にて形成されていることにより、当該変形誘導部14を中心として、扁平な縦長の断面形状を備える指股挟込み把持部12の縦長方向と垂直又は略垂直に交差する方向のみならず、指股挟込み把持部12の縦長方向と交差する任意の方向を屈曲谷線X(図1参照)の方向として、基板11を屈曲させることが可能となる。その結果、例えば揉捏法によるマッサージを行う際に、種々の立体形状を備える身体の各部位の形状に沿わせて基板11を屈曲させながら、揉捏法によるマッサージをさらに効果的に行うことが可能になる。開口部15aや薄肉部15bは、複数個の開口部の集合であっても良いが、本実施形態では、基板11の中央領域に形成されており、且つ略ハート形状を備えているため、特に好ましい。
また、本実施形態では、開口部15a又は薄肉部15bは、当該開口部15a又は薄肉部15bを2等分割する線分に沿った断面において、当該開口部15a又は薄肉部15bの開口幅又は薄肉幅が基板11の幅に対して20〜70%の幅であることが好ましい。開口部15a又は薄肉部15bの開口幅又は薄肉幅が基板11の幅に対して20〜70%の幅となるように開口部15a又は薄肉部15bが形成されていることにより、種々の立体形状を備える身体の各部位の形状に沿わせて基板11を屈曲させながら、揉捏法によるマッサージをさらに効果的に行うことが可能になる。開口部15a又は薄肉部15bの開口幅又は薄肉幅が基板11の幅に対して上述のとおりの適切な大きさであれば、開口部15a又は薄肉部15bが形成されていない部分の幅を相当程度確保して、基板11の曲げに対する剛性が小さくなり過ぎることでマッサージ中に基板が11がよれてしまうといった不具合が生じるのを効果的に回避することが可能になる。また、基板11の曲げに対する剛性を充分に確保できる。
さらに、本実施形態では、開口部15a又は薄肉部15bは、開口面積又は薄肉面積が2〜24cm2であることが好ましい。開口面積又は薄肉面積が2〜24cm2となるように開口部15a又は薄肉部15bが形成されていることにより、種々の立体形状を備える身体の各部位の形状に沿わせて基板11を屈曲させながら、揉捏法によるマッサージをさらに効果的に行うことが可能になる。開口部15a又は薄肉部15bの開口面積又は薄肉面積が上述のとおりの適切な大きさであれば、基板11の変形に対する剛性が小さくなり過ぎることでマッサージ中に基板11がよれてしまうといった不具合が生じるのを効果的に回避することが可能になる。
さらに、本実施形態では、開口部15a又は薄肉部15bは、開口面積又は薄肉面積が基板面積の2〜25%であることが好ましい。開口面積又は薄肉面積が基板面積の2〜25%となるように開口部15a又は薄肉部15bが形成されていることにより、種々の立体形状を備える身体の各部位の形状に沿わせて基板11を屈曲させながら、揉捏法によるマッサージをさらに効果的に行うことが可能になる。開口部15a又は薄肉部15bの開口面積又は薄肉面積が上述のとおりの適切な大きさであれば、基板11の変形に対する剛性が小さくなり過ぎることでマッサージ中に基板11がよれてしまうといった不具合が生じるのを効果的に回避することが可能になる。
なお、本実施形態では、変形誘導部14を開口部15aとすれば、例えばマッサージ剤を掌にとった手にマッサージ具10を装着して身体のマッサージを行なう際に、掌にとったマッサージ剤が開口部15aを介して身体側に移動することで、マッサージ剤を皮膚に塗りのばしながら、マッサージ具10を用いてマッサージを行うことが可能になる。或いは、例えば温感剤や冷感剤を含む感覚剤含有マッサージ剤をマッサージを行う箇所に塗り広げた後、マッサージ具10にて身体のマッサージを行なう際に、マッサージを行う箇所に塗り広げた感覚剤含有マッサージ剤が開口部15aを介して掌側に移動することで、掌にて感覚剤の温感や冷感を実感しつつマッサージを行うことが可能になる。
本実施形態では、基板11の指股挟込み把持部12が起立する一方の面11aに、滑止めの機能を奏する表面リブ17を設けておくと、揉捏法によるマッサージをさらに効果的に行うことが可能になるため好ましい。本実施形態では、表面リブ17は、扁平な縦長の断面形状を備える指股挟込み把持部12の縦長方向と垂直な方向に延設する線状リブとして、基板11の一方の面11aの略全域に亘って、指股挟込み把持部12の縦長方向に所定の間隔をおいて複数本平行に配置されて設けられている。基板11の一方の面11aに滑止めの機能を奏する表面リブ17が設けられていることにより、例えば揉捏法によるマッサージを行う際に、より滑りにくくなることから、掌の面11aに対するフィット性が向上し、揉捏法によるマッサージをさらに効果的に行うことが可能になる。
基板11の一方の面に起立して設けられた指股挟込み把持部12は、本実施形態では、扁平な縦長の断面形状を備える板状部分16を有している。指股挟込み把持部12が、扁平な縦長の断面形状を備える板状部分16を有していることにより、当該指股挟込み把持部12を、例えば、人指し指と中指との間の指股部に添わせて挟み込む場合に、フィット性が向上し、マッサージ具10をより安定した状態で手に装着させることができ、揉捏法によるマッサージをさらに効果的に行うことが可能になる。なお、扁平な縦長の断面形状を備える板状部分16の断面形状の横幅は、2〜14mmが好ましい。
また板状部分16を有している指股挟込み把持部12は、基板11の中央領域から先端外周縁部11dに向けて、好ましくは人さし指と中指との間の指股部の付根からこれらの指の第1関節に到る長さよりも短い長さで延設して、変形誘導部14よりも基板11の先端外周縁部11d側の領域に設けられている。また上述のように、指股挟込み把持部12の近傍に設けられた変形誘導部14は、指股挟込み把持部12に回り込む形状となっている。指股挟込み把持部12に、変形誘導部14が回り込む形状になっていることにより、具体的には、本実施形態では、指股挟込み把持部12の基板11の後端外周縁部11c側の基端部12aが、開口部15aや薄肉部15bに近接して配置されることにより、揉捏法によるマッサージを行う際に、基板11を容易に屈曲させることができる。これによって、揉捏法によるマッサージを効果的に行うことが可能になる。板状部分16を有している指股挟込み把持部12が、人さし指と中指との間の指股部の付根からこれらの指の第1関節に到る長さよりも短い長さで延設して設けられていることにより、これらの指を第1関節の部分で下方に折り曲げやすくなる。これによって、揉捏法によるマッサージをさらに効果的に行うことが可能になる。
さらに、本実施形態では、板状部分16を有している指股挟込み把持部12の側面12bが、図4に示すように、内方向凹状に形成されている。すなわち、板状部分16を有している指股挟込み把持部12の側面12bは、好ましくは板状部分16の縦長方向の中央部分で、横幅が最大横幅の90%〜40%に狭められた、特に好ましくは緩やかに湾曲する凹状に形成されている。指股挟込み把持部12の側面12bが内方向凹状となっていることにより、例えば、指股挟込み把持部12を人指し指と中指との間の指股部に挟み込んで、当該基板11を掌に沿わせてマッサージ具10を手に装着する際に、人差し指と中指の第2関節の出っ張り部分が側面12bの凹状部分にフィットすることで、揉捏法によるマッサージを行う際に、より安定した状態でマッサージを行うことが可能になる。
さらにまた、本実施形態では、板状部分16を有している指股挟込み把持部12の側面12bに、図2及び図4に示すように、滑止めの機能を奏する側面リブ18が設けられている。本実施形態では、側面リブ18は、基板11と垂直な縦方向に延設する線状リブとして、横方向に所定の間隔をおいて複数本平行に配置されて設けられている。指股挟込み把持部12の側面に、滑止めの機能を奏する側面リブ18が設けられていることにより、より滑りにくくなることから、指股挟込み把持部12に対する人差し指と中指の保持性が向上するので、より安定した状態でマッサージを行うことが可能になる。
本実施形態では、図2及び図3に示すように、指股挟込み把持部12の上端部から外方に張り出して、指掛けつば部19が設けられている。指掛けつば部19が設けられていることにより、例えば、指股挟込み把持部12を人指し指と中指との間の指股部に挟み込んで、当該基板11を掌に沿わせてマッサージ具10を手に装着して行なう身体の各部位へのマッサージ中に、人さし指及び中指の背側を当該指掛けつば部19に係止させることが可能になる。これによって、例えば基板11を曲折変形させながら揉捏法によるマッサージを行う際に、指股部が指股挟込み把持部12から抜け出ないようにして、より安定した状態でマッサージを行うことが可能になる。指股挟込み把持部12の高さ、すなわち、指股挟込み把持部12の基端部12aから指掛けつば部19のつば下までの高さは、例えば、指股挟込み把持部12を人指し指と中指との間の指股部に挟み込んで、当該基板11を掌に沿わせてマッサージ具10を手に装着した際に、フィット性を向上させると共に保持性を向上させて、より安定した状態で良好にマッサージを行える点から、略指の太さに等しいことが好ましく、具体的には18〜24mmが好ましく、更に好ましくは19〜23mmであり、殊更好ましくは20〜22mmである。
基板11の他方の面11bから突出して設けられた複数の突起13は、図1及び図5にも示すように、本実施形態では、基板11の他方の面11bの全体に亘って略均等に分散配置されると共に、基板11の他方の面11bから、好ましくは3〜20mmの高さ、更に好ましくは4〜18mmの高さ、殊更好ましくは5〜15mmの高さで突出して設けられている。これらの突起13は、身体のツボを刺激したり、皮膚を刺激したり、皮膚を圧迫(指圧)したり、毛穴を刺激したりする機能を備える。これらの突起13が上述の高さで突出していることにより、揉捏法によるマッサージを行う際に、ツボをしっかりととらえ、より安定した状態でマッサージを行うことが可能になる。
また、本実施形態では、突起13は、各々、先端側に向って徐々に縮径する略円柱形状を備える。また突起13は、その略円柱形状の円柱状突起の先端に、当該先端の外周部との間にリング状凹溝13aを介在させて中央小突起13bがさらに突出する、2重の突起構造を備えている。突起12が先端に2重の突起構造を備えていることにより、揉捏法によるマッサージを行う際に、肌をしっかりととらえ、より安定した状態でマッサージを行うことが可能になる。
さらに、本実施形態では、突起13は、指股挟込み把持部12を人差し指と中指との間の指股部で挟み込んで基板11を掌に沿わせて手に装着した際に、基板11の他方の面11bに分散配置された複数の突起13のうちの少なくとも1つ以上が、人指し指又は中指と重なって配置されるようになっている。このように配置されることにより、指の圧力が直接突起13に伝わり、揉捏法によるマッサージを行う際に、肌をしっかりととらえ、より安定した状態でマッサージを行うことが可能になる。
なお、本実施形態では、円弧形状に縁取りされた基板11の後端外周縁部11cから斜め側方に突出して、係止輪部21が設けられている。係止輪部21は、基板11と一体成形されて設けられていることが好ましい。係止輪部21を例えば係止突起に係止することで、マッサージ具10を使用しない時に、当該マッサージ具10を壁や収納部に簡易に納めておくことが可能になる。
そして、上述の構成を備える本実施形態のマッサージ具10によれば、例えば、人さし指と中指との間の指股部に指股挟込み把持部12を挟み込んで、基板11の一方の面11aを掌に沿わせるようにしてマッサージ具10を手に装着した状態で、基板11の他方の面11bを身体の皮膚に当接させると共に、マッサージ具10を皮膚に押し付けたり押し付けを開放したりする操作を繰り返すことによって、圧迫法によるマッサージを行うことが可能になる。例えば基板11の他方の面11bを皮膚に軽く当接させると共に、マッサージ具10を身体の表面に沿って横移動させることによって、軽擦法によるマッサージを行うことが可能になる。例えば基板11の他方の面11bを皮膚に強く当接させると共に、マッサージ具10を身体の表面に沿って横移動させることによって、強擦法によるマッサージを行うことが可能になる。例えばマッサージ具10を手に装着した状態で、マッサージ具10を皮膚に向けて叩くようにして上下に繰り返し動かせば、打突法によるマッサージを行うことが可能になる。
また、例えば、人さし指と中指との間の指股部に指股挟込み把持部12を挟み込んで、基板11の一方の面11aを掌に沿わせるようにしてマッサージ具10を手に装着した状態で、基板11の他方の面11bを身体の皮膚に当接させると共に、変形誘導部14により、例えば指股挟込み把持部12の縦長方向と交差する任意の方向を屈曲谷線Xの方向としつつ、種々の立体形状を備える身体の各部位の形状に沿わせて基板11を屈曲させたり屈曲を開放したりすることで、屈曲させる際の手の握力によって身体の各部位を揉み解すことにより、揉捏法によるマッサージを効果的に行うことが可能になる。
特に、例えば基板11の縦長方向両側部分の間に肩の部分を挟み込んで、強く握ったり、これを開放する操作を繰り返すことによって、基板11の他方の面11bを肩の部分の皮膚に適度な深さで繰り返し食い込ませながら、把握揉捏法によるマッサージ効果と同等のマッサージ効果を、効果的に得ることが可能になる。
したがって、本実施形態のマッサージ具10によれば、圧迫法や強擦法や軽擦法や打突法によるマッサージに加えて、揉捏法によるマッサージを効果的に行うことが可能になる。
また、本実施形態のマッサージ具10では、指股挟込み把持部12の近傍に設けられた変形誘導部14は、開口部15aや薄肉部15bを形成することなく、好ましくは当該変形誘導部14のゴム硬度を、基板11の当該変形誘導部14以外の部位のゴム硬度より低くすることによって、基板11の当該変形誘導部14以外の部位よりも柔らかい材質とすることで形成することもできる。このような、基板11の他の部位よりも柔らかい材質(軟質部15c、図5、図6参照)となっている変形誘導部14によっても、板状の基板11が屈曲するように容易に誘導することができる。
10 マッサージ具
11 基板
11a 一方の面
11b 他方の面
11c 後端外周縁部
11d 先端外周縁部
11e 側縁部
12 指股挟込み把持部
12a 指股挟込み把持部の基板の後端縁部側の基端部
12b 指股挟込み把持部の側面
13 突起
13a リング状凹溝
13b 中央小突起
14 変形誘導部
15a 開口部
15b 薄肉部
16 板状部分
17 表面リブ
18 側面リブ
19 指掛けつば部
20 周縁肉厚部
X 屈曲谷線

Claims (16)

  1. 板状の基板と、該基板の一方の面に起立する指股挟込み把持部とを有し、
    前記基板は、手の握力により変形可能な弾性樹脂で構成され、且つ前記指股挟込み把持部の近傍に変形誘導部を備え、該変形誘導部により誘導されて屈曲可能なマッサージ具。
  2. 前記指股挟込み把持部の近傍に設けられた前記変形誘導部が、前記指股挟込み把持部に回り込む形状である請求項1記載のマッサージ具。
  3. 前記指股挟込み把持部が、扁平な縦長の断面形状を備える板状部分を有する請求項1又は2記載のマッサージ具。
  4. 前記板状部分を有する前記指股挟込み把持部の側面が、内方向凹状に形成されている請求項3記載のマッサージ具。
  5. 前記板状部分を有する前記指股挟込み把持部の側面に、リブが設けられている請求項3又は4記載のマッサージ具。
  6. 前記基板の先端外周縁部に、凹凸形状の縁取り部が形成されている請求項1〜5の何れか1項記載のマッサージ具。
  7. 前記基板の少なくとも一方側の側縁部に、凹状にくぼんだくびれ部が形成されている請求項1〜6の何れか1項記載のマッサージ具。
  8. 前記基板の前記指股挟込み把持部が起立する一方の面に、リブが設けられている請求項1〜7の何れか1項記載のマッサージ具。
  9. 前記指股挟込み把持部の近傍に設けられた前記変形誘導部が、開口部である請求項1〜8の何れか1項記載のマッサージ具。
  10. 前記指股挟込み把持部の近傍に設けられた前記変形誘導部が、薄肉部である請求項1〜8の何れか1項記載のマッサージ具。
  11. 前記指股挟込み把持部の近傍に設けられた前記変形誘導部が、前記基板の前記変形誘導部以外の部位よりも柔らかい材質からなる請求項1〜8の何れか1項記載のマッサージ具。
  12. 前記変形誘導部のゴム硬度が、前記基板の前記変形誘導部以外の部位のゴム硬度より低い請求項11項記載のマッサージ具。
  13. 前記基板の他方の面に、複数の突起が分散配置されている請求項1〜12の何れか1項記載のマッサージ具。
  14. 前記指股挟込み把持部を人差し指と中指との間の指股部で挟み込んで前記基板を掌に沿わせて手に装着した際に、前記基板の他方の面に分散配置された複数の突起のうちの少なくとも1つ以上が、前記人指し指又は中指と重なって配置される請求項13記載のマッサージ具。
  15. 前記基板の他方の面に分散配置された複数の突起が、前記基板の他方の面から3〜20mmの高さで突出している請求項13又は14記載のマッサージ具。
  16. 前記基板の他方の面に分散配置された複数の突起が円柱状であり、該突起の先端に当該先端の外周部との間にリング状凹溝を介在させて中央小突起がさらに突出する、2重の突起構造を備えている請求項13〜15の何れか1項記載のマッサージ具。
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