JP5860319B2 - 頭皮マッサージ具 - Google Patents

頭皮マッサージ具 Download PDF

Info

Publication number
JP5860319B2
JP5860319B2 JP2012073438A JP2012073438A JP5860319B2 JP 5860319 B2 JP5860319 B2 JP 5860319B2 JP 2012073438 A JP2012073438 A JP 2012073438A JP 2012073438 A JP2012073438 A JP 2012073438A JP 5860319 B2 JP5860319 B2 JP 5860319B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scalp
substrate
massage device
cut
massage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012073438A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013202172A (ja
Inventor
渡辺 敏男
敏男 渡辺
圭二 吉井
圭二 吉井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2012073438A priority Critical patent/JP5860319B2/ja
Publication of JP2013202172A publication Critical patent/JP2013202172A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5860319B2 publication Critical patent/JP5860319B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、頭皮マッサージ具に関し、特に基板と、基板の内側面に設けられた複数の押圧突起と、基板の外側面に設けられた把持部とを備えるマッサージ具に関する。
身体の四肢やその他の部位に対するマッサージ方法として、一般に圧迫法(身体を押すマッサージ方法)、強擦法(身体を擦るマッサージ方法)、揉捏法(身体を揉むマッサージ方法)、軽擦法(身体を撫でるマッサージ方法)、打突法(身体を叩くマッサージ方法)等が知られており、これらは、例えば身体の皮膚に指を押し当てて、圧迫したり、擦り付けたり、揉み解したりすることで、例えば血液の流れを促進して、疲労の回復や予防を図るものである。
また特に、身体の頭部には、多くのツボが存在していることから、頭皮をマッサージすることで、疲労した脳や目に刺激を与えて、疲労を回復させたりリラックス感を与えたりすることが可能になる。
このような頭皮に対するマッサージは、指先で行われることが多いが、例えば整髪や洗髪を行う際に、これらの整髪や洗髪と同時に頭部へのマッサージ効果を得ることが可能なヘアブラシが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。特許文献1のヘアブラシは、把持片を備える曲面状に湾曲する扁平な椀状の基板の下面に、多数のブラシ突起を突設させたものである。特許文献2のヘアブラシは、柔らかい材質のブラシ本体と硬い材質のブラシ本体との二重構造とすることで、ブラシ突起によって指先に近い弾力と感触が得られるようにしたものである。
実開昭55−27422号公報 実用新案登録第3098011号公報
しかしながら、特許文献1や特許文献2のヘアブラシでは、圧迫法や強擦法や軽擦法や打突法による頭皮へのマッサージを行うことは可能であるが、揉捏法による頭皮へのマッサージを行うことは困難である。
本発明は、圧迫法や強擦法や軽擦法や打突法によるマッサージに加えて、揉捏法による頭皮へのマッサージを効果的に行うことのできる頭皮マッサージ具を提供することを目的とする。
本発明は、柔軟な弾性材料からなる基板と、該基板の内側面から下方に突出する複数の押圧突起と、該基板の外側面に設けられた挟込み把持部とを備えており、指と指との間の指股部に前記挟込み把持部を挟み込んだ状態で、掌に装着して用いる頭皮マッサージ具であって、前記基板には、当該基板の周縁部から前記挟込み把持部に向って切り込まれた切込み部が形成されている頭皮マッサージ具を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の頭皮マッサージ具によれば、圧迫法や強擦法や軽擦法や打突法によるマッサージに加えて、揉捏法による頭皮へのマッサージを効果的に行うことができる。
本発明の好ましい第1実施形態に係る頭皮マッサージ具を斜め上方から見た斜視図である。 本発明の好ましい第1実施形態に係る頭皮マッサージ具を斜め下方から見た斜視図である。 頭皮マッサージ具を弾性変形させて揉捏法によるマッサージを行う一形態を例示する斜視図である。 頭皮マッサージ具を弾性変形させて揉捏法によるマッサージを行う他の形態を例示する斜視図である。 本発明の好ましい第2実施形態に係る頭皮マッサージ具を斜め下方から見た斜視図である。 本発明の好ましい第3実施形態に係る頭皮マッサージ具を斜め下方から見た斜視図である。 本発明の好ましい第4実施形態に係る頭皮マッサージ具を斜め下方から見た斜視図である。 円錐台状押圧突起の正面図である。 円錐台状押圧突起の(a)は斜視図、(b)は上面図である。 頭皮圧迫用押圧突起の(a)は正面図、(b)は上面図である。
図1及び図2に示す本発明の好ましい第1実施形態に係る頭皮マッサージ具10は、掌に装着した状態で(図3、図4参照)、押圧突起12,13,14を頭皮(図示せず)に押し付けたり、頭皮に擦り付けたり、頭皮に撫で付けたり、頭皮を叩いたりすることで、押圧突起12,13,14によって頭皮を刺激して、圧迫法や強擦法や軽擦法や打突法による頭皮へのマッサージを効果的に行える。また本第1実施形態の頭皮マッサージ具10は、基板11が、掌や掌の指の動きに合わせて容易に曲折変形できるので、押圧突起12,13,14により頭皮を揉み解して、揉捏法による頭皮へのマッサージも効果的に行える。
本第1実施形態の頭皮マッサージ具10は、柔軟な弾性材料からなる基板11と、基板11の内側面から下方に突出する複数の押圧突起12,13,14と、基板11の外側面に設けられた挟込み把持部15とを備えており、指と指(例えば人さし指と中指)との間の指股部に挟込み把持部15を挟み込んだ状態で、掌に装着して用いるマッサージ具であって(図3、図4参照)、基板11に、当該基板11の周縁部から挟込み把持部15に向って切り込まれた切込み部16a,16bが形成されている。
本第1実施形態では、頭皮マッサージ具10は、柔軟な弾性材料として、例えばスチレン系、ポリエステル系、オレフィン系、ウレタン系等のエラストマー樹脂等を用いて、好ましくは基板11と、複数の押圧突起12,13,14と、挟込み把持部15とを一体成形することにより形成されている。これによって基板11は、柔軟な弾性材料からなる。基板11が柔軟な弾性材料からなっていることにより、基板11に形成された切込み部16a,16bによる作用と相俟って、基板11を掌や掌の指の動きに合わせて、スムーズに弾性変形させることが可能になる。
ここで、基板11を構成する柔軟な弾性材料は、掌による握力によって容易に弾性変形できる程度の弾力性を備える弾性材料であり、5〜50Mpaの弾力性を備える弾性材料である。また、柔軟な弾性材料は、10〜40Mpaの弾力性を備えていることが好ましく、13〜35Mpaの弾力性を備えていることが更に好ましく、15〜30Mpaの弾力性を備えていることが特に好ましい。
本第1実施形態では、基板11は、好ましくは掌に略収まる程度の大きさ及び形状として、例えば直径が80〜100mm程度の円形の平面形状を備えるように形成される。また、基板11は、例えば2〜6mm程度の肉厚を有すると共に、例えば80〜400mm程度の曲率半径で湾曲するドーム形状の外郭部として形成される。これらによって、頭皮マッサージ具10を掌に装着した際に、基板11の外周面に掌をフィットさせ易くして、掌の動きを当該基板11や複数の押圧突起12,13,14に効率良く伝達させることが可能になる。
また、本第1実施形態では、基板11には、当該基板11の周縁部から挟込み把持部15に向って切り込まれた切込み部16a,16bが、周方向に間隔をおいて3箇所(少なくとも3箇所)に形成されている。本第1実施形態では、切込み部16a,16bは、その中心線間の角度が120°となるように、周方向に等角度間隔をおいて形成されている。本第1実施形態では、切込み部16a,16bは、各々、基板11の周縁部から挟込み把持部15に向って切込み幅を減少させた、略V字形状となるように形成されている。本第1実施形態では、第1切込み部16aは、後述する挟込み把持部15の扁平な縦長の断面形状の縦長方向延長上に形成されている。第2切込み部16bは、後述する挟込み把持部15の扁平な縦長の断面形状の縦長方向を挟んだ両側に、この縦長方向と交差する方向に延設して一対形成されている。
基板11の内側面から下方に突出する複数の押圧突起12,13,14は、本第1実施形態では、外縁部円柱状押圧突起12と、中間部円錐状押圧突起13と、中央部王冠状押圧突起14とからなる。
外縁部円柱状押圧突起12は、主として毛根やツボなどを刺激する機能を備える突起であって、基板11の内側面の外周縁部に沿って間隔をおいて複数配設される。本第1実施形態では、外縁部円柱状押圧突起12は、先端側に向って徐々に縮径する略円柱形状を備える。また外縁部円柱状押圧突起12は、先端外周縁部のリング状の突起との間にリング状凹溝12aを介在させて、先端中央部に中央小突起12bがさらに突出する、2重の突起構造を備える。外縁部円柱状押圧突起12が先端に2重の突起構造を備えていることにより、頭皮に押圧させることによるマッサージ効果と毛穴を刺激する効果が同時に発揮されて、効率良く且つ効果的にマッサージを行うことが可能になる。
中間部円錐状押圧突起13は、主として頭皮を刺激する機能を備える突起であって、基板11の内側面の外縁部円柱状押圧突起12と中央部王冠状押圧突起14との間の中間部分に分散して、複数配設される。外縁部円柱状押圧突起12は、円錐形状を備えると共に、その先端が球状に面取りされている。
中央部王冠状押圧突起14は、主として毛穴を刺激すると共に、頭皮を圧迫する(指圧する)機能を備える突起であって、後述する挟込み把持部15の直下部分に配設されて、基板11の内側面の中央部分に1箇所配設される。中央部王冠状押圧突起14は、先端が開口端面となった円筒壁14aと、この円筒壁14aの円環状の端面からさらに突出して設けられた、環状に連設する多数の端面小突起14bとからなる2段の突起構造を備える。中央部王冠状押圧突起14が円筒壁14aと多数の端面小突起14bとからなる2段の突起構造を備えていることにより、小突起14bが変形しにくくなり、挟込み把持部15から中央部王冠状押圧突起14に押圧力を効率良く伝達でき、頭皮に対して適度な刺激を与えることが可能になる。
また、本第1実施形態では、基板11の内側面から下方に突出するこれらの複数の押圧突起12,13,14の先端を連ねた仮想の頭皮当接面が、頭部の湾曲形状に沿うように、凹状の曲面形状を備える。複数の押圧突起12,13,14の先端を連ねた仮想の頭皮当接面が、頭部の湾曲形状に沿うように、凹状の曲面形状を備えていることにより、押圧突起12,13,14の全体が略まんべんなく頭皮にあたることで頭皮にフィットし易くなって、頭皮へのマッサージをさらに効果的に行うことが可能になる。
基板11の外側面から突出して設けられた挟込み把持部15は、本第1実施形態では、扁平な縦長の断面形状を備える板状部となっている。挟込み把持部15が、扁平な縦長の断面形状を備える板状部となっていることにより、当該挟込み把持部15を指と指との間(例えば人さし指と中指との間)の指股部に相当の長さに亘って添わせるように挟み込んで、頭皮マッサージ具10を掌により安定した状態で装着させることが可能になる。
また、本第1実施形態では、板状部となっている挟込み把持部15の基端部における縦長方向の長さL(図1参照)が、人さし指と中指との間の指股部の付け根から第2間接部までの長さに対応し、指股部の付け根から第2間接部までの、成人の平均的な長さと略等しいか、若しくはこれよりも若干短い長さとなっている。挟込み把持部15の縦長方向の長さが指股部の付け根から第2間接部までの長さに対応する長さとなっていることにより、当該挟込み把持部15を指股部によって挟み込んだ状態を保持したまま、人さし指及び中指指の第2間接部よりも先の部分を折り曲げることによって、基板11を曲折変形させる操作(図4参照)をスムーズに行うことが可能になる。
さらに、本第1実施形態では、挟込み把持部15の上端部から外方に張り出して、指掛けつば部17が設けられている。指掛けつば部17が設けられていることにより、頭皮マッサージ具10を掌に装着して行なう頭皮へのマッサージ中に、人さし指及び中指の背側を当該指掛けつば部17に係止させて、例えば基板11を曲折変形させながら揉捏法による頭皮へのマッサージを行う際に、指股部が挟込み把持部15から抜け出ないようにして、より安定した状態でマッサージを行えるようにすることが可能になる。
そして、本第1実施形態では、基板11に形成された3箇所の切込み部16a,16bの内の1箇所の第1切込み部16aが、挟込み把持部15の扁平な縦長の断面形状の縦長方向延長上に設けられている。挟込み把持部15の扁平な縦長の断面形状の縦長方向延長上に、第1切込み部16aが設けられていることにより、図3に示すように、頭皮マッサージ具10を掌に装着した状態で、例えば親指と小指との間隔を狭めるように掌を動かせば、これに伴って、第1切込み部16aを折曲げ中心として、これの両側の部分の当該第1切込み部16aと第2切込み部16bとの間の部分の基板11aが、押圧突起12,13が突出する内側面を対向させるようにしながらこれらを近づけるようにして容易に曲折変形するので、このような基板11aの曲折変形によって、頭皮を揉み解すマッサージを効果的に行うことが可能になる。
また、本第1実施形態では、基板11に形成された3箇所の切込み部16a,16bの内の一対の第2切込み部16bが、挟込み把持部15の扁平な縦長の断面形状の縦長方向を挟んだ両側に、この縦長方向と交差する方向に延設して設けられている。挟込み把持部15の扁平な縦長の断面形状の縦長方向を挟んだ両側に、この縦長方向と交差する方向に延設して一対の第2切込み部16bが設けられていることにより、図4に示すように、頭皮マッサージ具10を掌に装着した状態で、例えば人さし指と中指と薬指の第2間接部よりも先の部分を折り曲げれば、これに伴って、両側の第2切込み部16bの間の部分を折曲げ中心として、これらによって挟まれる先端側部分の基板11bが、押圧突起12,13が突出する内側面を内側下方に折り込むようにしながら容易に曲折変形するので、このような基板11bの曲折変形によって、頭皮を揉み解すマッサージを効果的に行うことが可能になる。
上述の構成を備える本第1実施形態の頭皮マッサージ具10によれば、好ましくは人さし指と中指との間の指股部に挟込み把持部15を挟み込んで、頭皮マッサージ具10を掌に装着した状態で、例えば、基板11の内側面から下方に突出する押圧突起12,13,14の先端を頭皮に当接させると共に、頭皮マッサージ具10を頭皮に押し付けたり押し付けを開放したりする操作を繰り返すことによって、圧迫法によるマッサージを行うことが可能になる。例えば押圧突起12,13,14の先端を頭皮に軽く当接させると共に、頭皮マッサージ具10を頭皮に沿って横移動させることによって、軽擦法によるマッサージを行うことが可能になる。例えば押圧突起12,13,14の先端を頭皮に強く当接させると共に、頭皮マッサージ具10を頭皮に沿って横移動させることによって、強擦法によるマッサージを行うことが可能になる。例えば頭皮マッサージ具10を掌に装着した状態で、マッサージ具10を頭皮に向けて叩くようにして上下に繰り返し動かせば、打突法によるマッサージを行うことが可能になる。
また、好ましくは人さし指と中指との間の指股部によって挟込み把持部15を挟み込んで、頭皮マッサージ具10を掌に装着した状態で、基板11の内側面から下方に突出する押圧突起12,13,14の先端を頭皮に当接させると共に、上述のように、親指と小指との間隔を狭めるように掌を繰り返し動かしたり(図3参照)、人さし指と中指と薬指の第2間接部よりも先の部分を繰り返したり折り曲げたり(図4参照)、或いはこれらの操作を同時に行ったりすることで、頭皮を容易に揉み解して、揉捏法による頭皮へのマッサージを効果的に行うことが可能になる。
したがって、本第1実施形態の頭皮マッサージ具10によれば、圧迫法や強擦法や軽擦法や打突法によるマッサージに加えて、揉捏法による頭皮へのマッサージを効果的に行うことが可能になる。
図5は、本発明の好ましい第2実施形態に係る頭皮マッサージ具20を示すものである。図5に示す第2実施形態のマッサージ具20は、上記第1実施形態のマッサージ具10における円柱状押圧突起12の代わりに、図8及び図9(a)、(b)に示す形態の円錐台状押圧突起18を有すること以外は、上記第1実施形態のマッサージ具10と同様の構造を有している。従って、本第2実施形態のマッサージ具20については、上記第1実施形態のマッサージ具10との相違点について主に説明し、同様の点については同一の符号を付して説明を省略する。特に説明しない点については、上述したマッサージ具10についての説明(より好ましい構成の説明も含む)が適宜適用される。
本第2実施形態のマッサージ具20では、基板11の外周縁部に設けられた円錐台状押圧突起18は、主として毛根やツボなどを刺激する機能を備える突起であって、基板11の内側面の外周縁部に沿って間隔をおいて複数配設される。円錐台状押圧突起18は、図8及び図9(a)、(b)に示すように、円錐台状の基部18aと、基部18aの先端面に設けられた、第1先端突起18b及び複数の第2先端突起18cとからなる。第1先端突起18bは、半球状をなし、円錐台状の基部18aの先端面の中央部に配置されている。他方、第2先端突起18cは、略半球状をなすが、より詳細には、根元部が円柱状をなし、先端が半球状の凸曲面に形成されている。また、第2先端突起18cは、第1先端突起18bの周囲を囲むように複数形成されている。第1先端突起18bの周囲を囲む第2先端突起18cの数は、例えば3〜10個程度とすることができ、4〜10個とすることが好ましく、5〜8個がより好ましい。複数個の第2先端突起18cは、第1先端突起18bの周囲に略等間隔に配置されていることが好ましい。複数個、特に3個以上の第2先端突起18cを、中央部の第1先端突起18bを囲むように設けることで、ブラシを使用する際のブラシの移動方向によらずに、頭皮を効率良く且つ効果的にマッサージを行うことが可能になる。
第2実施形態における第2先端突起18cは、根元部の太さd2が、第1先端突起18bの根元部の太さd1よりも小さい(図9(b)参照)。先端突起18b,18cの太さd1,d2は、根元部における断面形状が円形の場合はその直径を、円形以外の場合は断面2次半径の2倍を意味する。また、第2先端突起18cは、第1先端突起18bの周囲に、互いに隣接する第2先端突起18c同士間の根元部における間隔S3を0.3〜2mm、頂部における間隔S4を2.5〜4mmとして配置されていることが好ましい。
第1先端突起18bは、基部18aの先端面からの突出高さh6と、根元部における太さ(直径)d1との比(h6/d1)が0.3〜0.85となっていることが好ましく、0.5〜0.75となっていることがさらに好ましい(図8、図9(b)参照)。また、第2先端突起18cは、基部18aの先端面からの突出高さh6と、根元部における太さ(直径)d2との比(h6/d2)が0.5〜2.0となっていることが好ましく、0.7〜1.5となっていることがさらに好ましい。
図6は、本発明の好ましい第3実施形態に係る頭皮マッサージ具30を示すものである。本第3実施形態のマッサージ具30は、上記第2実施形態のマッサージ具20における中央部王冠状押圧突起14の代わりに、図10(a)、(b)に示す形態の頭皮圧迫用の突起(以下、頭皮圧迫用押圧突起)19を有する以外は、第2実施形態のマッサージ具20と同様の構造を有している。従って、本第3実施形態のマッサージ具30については、上記第1実施形態及び上記第2実施形態のマッサージ具10,20との相違点について主に説明し、同様の点については同一の符号を付して説明を省略する。特に説明しない点については、上述したマッサージ具10,20についての説明(より好ましい構成の説明も含む)が適宜適用される。
本第3実施形態のマッサージ具30では、挟込み把持部15の直下部分の基板11の内側面に、中央部王冠状押圧突起14に代えて、3体の頭皮圧迫用押圧突起19が、正三角形の各角部に対応する位置に配設されて設けられている。頭皮圧迫用押圧突起19は、図10(a)、(b)に示すように、先端部分19aを半球状に丸めた円柱状の形態を有している。頭皮圧迫用押圧突起19は、根元部や高さ方向中央部等における横断面の面積が、基板11の外周縁部に設けられた円錐台状押圧突起18よりも大きく、円錐台状押圧突起18よりも曲がりにくく形成されている。
また、頭皮圧迫用押圧突起19は、半球状の先端部分19aに隣接する部位の直径L2(又は円相当径)が、根元部における直径L1(又は円相当径)の50%超であることが好ましく、より好ましくは60%以上100%未満、更に好ましくは70%以上100%未満であり、一層好ましくは70%以上99%以下である。錐体状突起である頭皮圧迫用押圧突起19は、図10(a)、(b)に示すように、半球状の先端部分19aに隣接する部位の直径L2(又は円相当径)が、根元部における直径L1(又は円相当径)より小さいことが好ましい。半球状の先端部分19aに隣接する部位の直径L2(又は円相当径)と、根元部における直径L1(又は円相当径)との比の上限を100%未満にすることで、頭皮圧迫用押圧突起19を成形する際に金型からの分離がしやすくなる。
頭皮圧迫用押圧突起19が、挟込み把持部15の直下部分に配設されていることで、当該頭皮圧迫用押圧突起19によって、頭皮を強く圧迫することができ、その状態でブラシを動かすことにより、指圧のように、頭部のツボを刺激することができるといった効果(指圧効果)も得られ、効率良く且つ効果的にマッサージを行うことが可能になる。
図7は、本発明の好ましい第4実施形態に係る頭皮マッサージ具40を示すものである。本第4実施形態のマッサージ具40は、基板11の内側面の外周縁部に頭皮圧迫用押圧突起19が、中央部に円錐台状押圧突起18が配設されることにより、上記第3実施形態のマッサージ具30と違った感触でマッサージを行うことが可能になる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、基板の周縁部から挟込み把持部に向って切り込まれた切込み部は、基板の周縁部から挟込み把持部に向って切込み幅を減少させた、略V字形状となるように形成されている必要は必ずしもなく、スリット状の切込み部等であってもよい。切込み部は、揉み易さなどを考慮すると、基板に3箇所あるいは、それ以上の数形成されていることが好ましいが、少なくとも1箇所に形成されていれば良い。基板に切込み部が1箇所のみ形成されている場合でも、例えば図3に示すように、親指と小指との間隔を狭めるように掌を動かして、揉捏法による頭皮へのマッサージを効果的に行うことが可能である。
また、挟込み把持部は、扁平な縦長の断面形状を備える板状部となっている必要は必ずなく、例えば円柱突起状の把持部等であっても良い。挟込み把持部が扁平な板状部となっていなくても、基板に形成された切込み部の位置に対応するように、掌に頭皮マッサージ具を適宜位置決めして装着することで、図3や図4に示すような揉捏法による頭皮へのマッサージを効果的に行うことが可能になる。
さらに、基板は、湾曲するドーム形状を備えている必要は必ずしもなく、平坦な形状であっても良い。基板は、円形の平面形状を備えている必要は必ずしもなく、例えば四角形、多角形、長円形、楕円形等の種々の平面形状を備えていても良い。
10,20,30,40 頭皮マッサージ具
11 基板
12 外縁部円柱状押圧突起
12a リング状凹溝
12b 中央小突起
13 中間部円錐状押圧突起
14 中央部王冠状押圧突起
14a 円筒壁
14b 端面小突起
15 挟込み把持部
16a 第1切込み部
16b 第2切込み部
17 指掛けつば部
18 円錐台状押圧突起
19 頭皮圧迫用押圧突起

Claims (8)

  1. 柔軟な弾性材料からなる基板と、該基板の内側面から下方に突出する複数の押圧突起と、該基板の外側面に設けられた挟込み把持部とを備えており、指と指との間の指股部に前記挟込み把持部を挟み込んだ状態で、掌に装着して用いる頭皮マッサージ具であって、
    前記基板には、当該基板の周縁部から前記挟込み把持部に向って切り込まれた切込み部が形成されており、
    前記挟込み把持部が、扁平な縦長の断面形状を備える板状部となっており、該板状部の縦長方向延長上に前記切込み部が形成されている頭皮マッサージ具。
  2. 前記基板は、湾曲するドーム形状を備えている請求項1記載の頭皮マッサージ具。
  3. 前記切込み部は、周方向に間隔をおいて少なくとも3箇所に形成されている請求項1又は2記載の頭皮マッサージ具。
  4. 前記挟込み把持部が、扁平な縦長の断面形状を備える板状部となっており、該板状部の縦長方向を挟んだ両側に、該縦長方向と交差する方向に延設して一対の前記切込み部が形成されている請求項1〜3の何れか1項記載の頭皮マッサージ具。
  5. 前記板状部となっている前記挟込み把持部の基端部における前記縦長方向の長さが、前記人さし指と中指との間の指股部の付け根から第2間接部までの長さに対応する長さとなっている請求項1〜4の何れか1項記載の頭皮マッサージ具。
  6. 前記切込み部が、前記基板の周縁部から前記挟込み把持部に向って切込み幅を減少させた、略V字形状となるように形成されている請求項1〜5の何れか1項記載の頭皮マッサージ具。
  7. 前記基板の内側面から下方に突出する複数の押圧突起の先端を連ねた仮想の頭皮当接面が、頭部の湾曲形状に沿った凹状の曲面形状を備えている請求項1〜6の何れか1項記載の頭皮マッサージ具。
  8. 前記基板と、前記複数の押圧突起と、前記挟込み把持部とが、柔軟な弾性材料を用いて一体成形されている請求項1〜7の何れか1項記載の頭皮マッサージ具。
JP2012073438A 2012-03-28 2012-03-28 頭皮マッサージ具 Active JP5860319B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012073438A JP5860319B2 (ja) 2012-03-28 2012-03-28 頭皮マッサージ具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012073438A JP5860319B2 (ja) 2012-03-28 2012-03-28 頭皮マッサージ具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013202172A JP2013202172A (ja) 2013-10-07
JP5860319B2 true JP5860319B2 (ja) 2016-02-16

Family

ID=49521925

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012073438A Active JP5860319B2 (ja) 2012-03-28 2012-03-28 頭皮マッサージ具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5860319B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200484316Y1 (ko) * 2016-09-30 2017-09-05 주식회사 톡톡코리아 두피 마사지용 괄사
CN110087606A (zh) * 2016-12-19 2019-08-02 欧莱雅 按摩装置

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018078988A (ja) * 2016-11-15 2018-05-24 株式会社アートクライム 洗髪用ブラシ
KR200487408Y1 (ko) * 2017-05-08 2018-09-12 모해종 다용도 빗 및 이를 결합한 효자손
JP7033712B2 (ja) * 2018-06-13 2022-03-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 頭皮ケア装置
JP7130238B2 (ja) * 2018-10-05 2022-09-05 アズマ工業株式会社 清掃具

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57124301U (ja) * 1981-01-26 1982-08-03
JP5689613B2 (ja) * 2009-09-17 2015-03-25 花王株式会社 マッサージブラシ及びマッサージブラシ用ハンドル
JP2012034997A (ja) * 2010-08-11 2012-02-23 Ikemoto Brush Kogyo Kk 洗浄具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200484316Y1 (ko) * 2016-09-30 2017-09-05 주식회사 톡톡코리아 두피 마사지용 괄사
CN110087606A (zh) * 2016-12-19 2019-08-02 欧莱雅 按摩装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013202172A (ja) 2013-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5860319B2 (ja) 頭皮マッサージ具
JP5689613B2 (ja) マッサージブラシ及びマッサージブラシ用ハンドル
CN204158704U (zh) 按摩夹结构
JP5665917B2 (ja) マッサージ具
JP5743754B2 (ja) 頭皮用ブラシ
JP5839559B2 (ja) マッサージ具
KR20200064991A (ko) 마사지기
JP6000677B2 (ja) 洗髪用具
KR101529282B1 (ko) 다용도 지압기
JP2013048820A (ja) 健康器具
JP2015002817A (ja) マッサージ具
JP2001276156A (ja) 頭皮マッサージ具
US10758445B2 (en) Flexible instrument for soft tissue mobilization
KR101479618B1 (ko) 스프링을 이용한 휴대용 지압기
CN212166122U (zh) 人体工学按摩球
JP2016052486A (ja) 指圧補助具
CN110087606B (zh) 按摩装置
JP5845077B2 (ja) 感覚剤含有マッサージ剤用マッサージ具
JP7106053B2 (ja) 頭部用ブラシ
JP3170537U (ja) ツボパワー手袋
JP3214583U (ja) マッサージ具
JP3186437U (ja) ほうれい線マッサージ具
JP7089712B2 (ja) クッションブラシ
KR20160089092A (ko) 다단 지압 볼을 갖는 견착 안마기
JP2018078988A (ja) 洗髪用ブラシ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150924

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150930

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151215

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151218

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5860319

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D03

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D04

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250