JP6469220B2 - 走行車線判別装置および走行車線判別方法 - Google Patents

走行車線判別装置および走行車線判別方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両が走行している車線である走行車線を判別する走行車線判別装置および走行車線判別方法に関する。
車両が走行している車線である走行車線を判別する技術は、カーナビゲーション装置およびロケータなどにおいて、車両の現在位置を特定する場合に用いられる。たとえば、カメラおよびレーザレーダなどを含むセンサを用いて、車両の走行車線および縁石などの周辺の環境を認識することによって、車両の現在位置が特定される。
車両の走行車線を判別する技術は、たとえば、特許文献1,2に開示される。特許文献1,2に開示される技術では、カメラで撮像された画像の画像情報と、地図を表す地図情報とに基づいて、車両の走行車線が判別される。
具体的には、特許文献1に開示される走行車線認識装置は、地図情報と、リアカメラで撮像された画像の画像情報とを用いて、画像情報から検出された白線が破線であるか、または実線であるかを判断することによって、走行車線が道路の右端か、左端かを推定するように構成される。
また、特許文献2に開示される走行車線判別装置は、地図と、カメラで撮像された画像とから、予め定義された白線パターンの情報に基づいて、画像から検出される白線パターンが、予め定義された白線パターンに一致するか否かを判断することによって、走行車線を判定するように構成される。
特開2008−276642号公報 特開2005−004442号公報
前述の特許文献1,2に開示される技術では、リアルタイムで撮像された画像から検出された白線の情報が用いられる。白線が精度良く検出される状況では問題ないが、実際の道路では、カメラの精度および白線の濃さなどによって、白線が常に検出されるわけではない。白線が検出されない場合、前述の特許文献1,2に開示される技術では、走行車線を正確に特定することができないおそれがある。
したがって特許文献1,2に開示される技術では、車両の走行車線を安定して判別することができないという問題がある。
本発明の目的は、車両の走行車線を安定して判別することができる走行車線判別装置および走行車線判別方法を提供することである。
本発明の走行車線判別装置は、道路を構成する車線のうち、車両が走行している車線である走行車線を判別する走行車線判別装置であって、道路を含む地図に関する地図情報を記憶する地図情報記憶部と、車両の現在位置に関する現在位置情報を取得する現在位置取得部と、道路を区画する白線に関する白線情報を取得する白線情報取得部と、白線情報を記憶する白線情報記憶部と、地図情報、現在位置情報および白線情報に基づいて、車両が走行している走行車線を推定する走行車線推定部とを備え、走行車線推定部は、白線の線種に基づいて求められる、道路を構成する各車線が走行車線である確率と、車両の現在位置に隣接する車線の存在の有無に基づいて求められる各車線が走行車線である確率と、前回に推定した各車線が走行車線である確率とに基づいて、各車線を車両が走行している総合的な確率を算出し、総合的な確率が最も大きい車線を走行車線であると推定することを特徴とする。
本発明の走行車線判別方法は、道路を構成する車線のうち、車両が走行している車線である走行車線を判別する走行車線判別装置における走行車線判別方法であって、走行車線判別装置の現在位置取得部が、車両の現在位置に関する現在位置情報を取得し、走行車線判別装置の白線情報取得部が、道路を区画する白線に関する白線情報を取得し、走行車線判別装置の走行車線推定部が、道路を含む地図に関する地図情報、現在位置情報および白線情報に基づいて、車両が走行している走行車線を推定し、走行車線推定部が走行車線を推定するときには、白線の線種に基づいて求められる、道路を構成する各車線が走行車線である確率と、車両の現在位置に隣接する車線の存在の有無に基づいて求められる各車線が走行車線である確率と、前回に推定した各車線が走行車線である確率とに基づいて、各車線を車両が走行している総合的な確率を算出し、総合的な確率が最も大きい車線を走行車線であると推定することを特徴とする。

本発明の走行車線判別装置によれば、走行車線推定部によって、白線の線種に基づいて求められる各車線が走行車線である確率と、隣接する車線の存在の有無に基づいて求められる各車線が走行車線である確率と、走行車線を以前に推定したときに車両が走行していた車線に基づいて求められる各車線が走行車線である確率とに基づいて、走行車線が推定される。これによって、走行車線を精度良く推定することができる。また、白線の検出精度が比較的低い場合には、前述の走行車線である確率のうち、いずれかを用いて走行車線を推定することができるので、ロバスト性が比較的高い推定を行うことができる。したがって、車両の走行車線を安定して判別することができる。
本発明の走行車線判別装置によれば、白線の線種に基づいて求められる各車線が走行車線である確率と、隣接する車線の存在の有無に基づいて求められる各車線が走行車線である確率と、走行車線を以前に推定したときに車両が走行していた車線に基づいて求められる各車線が走行車線である確率とに基づいて、走行車線が推定される。これによって、走行車線を精度良く推定することができる。また、白線の検出精度が比較的低い場合には、前述の走行車線である確率のうち、いずれかを用いて走行車線を推定することができるので、ロバスト性が比較的高い推定を行うことができる。したがって、車両の走行車線を安定して判別することができる。
本発明の目的、特徴、態様、および利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
本発明の第1の実施の形態における走行車線判別装置1の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における走行車線判別装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。 白線情報取得部13による白線情報の取得可能範囲30の一例を示す図である。 車両の位置と白線との関係の一例を示す図である。 車両の位置と白線との関係の他の例を示す図である。 車線の横断が発生する場合の車両の位置と白線との関係の一例を示す図である。 白線の検出位置の一例を示す図である。 車線の横断によって変化した白線の検出位置の一例を示す図である。 白線の検出位置の時間変化を示すグラフである。 2車線の道路における走行車線確率リストの一例を示す図である。 3車線の道路における走行車線確率リストの一例を示す図である。 4車線の道路における走行車線確率リストの一例を示す図である。 走行車線推定部14で用いられる走行車線確率リストの他の例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態の走行車線判別装置1における車線変更判断処理に関する処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態の走行車線判別装置1における走行車線推定処理に関する処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態の走行車線判別装置1における走行車線推定処理に関する処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態の走行車線判別装置1における異常な白線情報の識別処理に関する処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における走行車線判別装置2の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態の走行車線判別装置2における位置特定処理に関する処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態における走行車線判別装置3の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態の走行車線判別装置3における誤差補正処理に関する処理手順を示すフローチャートである。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態における走行車線判別装置1の構成を示すブロック図である。本実施の形態の走行車線判別装置1は、車両、たとえば自動車に搭載可能に構成される。本実施の形態では、走行車線判別装置1は、経路を案内するナビゲーション機能を有するナビゲーション装置によって実現される。本発明の他の実施の形態である走行車線判別方法は、本実施の形態の走行車線判別装置1によって実行される。
走行車線判別装置1は、地図データベース11、現在位置取得部12、白線情報取得部13、走行車線推定部14、走行車線監視部15、白線情報記憶部16および走行車線決定部17を備えて構成される。
地図データベース11は、たとえばハードディスクドライブ(Hard Disk Drive;略称:HDD)装置、または半導体メモリなどの記憶装置によって実現される。地図データベース11は、地図に関する地図情報を記憶する。地図データベース11は、地図情報記憶部に相当する。
地図情報は、予め定められた縮尺に対応する複数の地図が階層化されて構成されている。地図情報は、道路に関する情報である道路情報、道路を構成する車線に関する情報である車線情報、および車線を構成する構成線に関する情報である構成線情報を含む。
道路情報は、たとえば、道路の形状、道路の緯度および経度、道路の曲率、道路の勾配、道路の識別子、道路の車線数、道路の線種、ならびに、一般道路、高速道路および優先道路などの道路の属性に関する情報を含む。
車線情報は、たとえば、道路を構成する車線の識別子、車線の緯度および経度、ならびに中央線に関する情報を含む。
構成線情報は、車線を構成する各線の識別子、車線を構成する各線の緯度および経度、ならびに車線を構成する各線の線種および曲率に関する情報を含む。道路情報は、道路毎に管理される。車線情報および構成線情報は、車線毎に管理される。
地図情報は、ナビゲーション、運転支援、自動運転などに利用される。地図情報は、通信経由で更新されてもよいし、白線情報取得部13によって取得される白線情報から生成されてもよい。
本実施の形態では、地図データベース11は、走行車線判別装置1の内部に設けられているが、走行車線判別装置1の外部に設けられてもよい。たとえば、地図データベース11は、走行車線判別装置1が搭載される車両の外部、たとえば車両の外部のサーバ装置に設けられてもよい。この場合、走行車線判別装置1は、車両の外部に設けられた地図データベースから、通信によって、地図情報の全部または一部を取得するように構成される。具体的には、走行車線判別装置1は、たとえば、車両の外部のサーバ装置に備えられる地図データベースから、インターネットなどの通信網を介して地図情報を取得するように構成される。
現在位置取得部12は、走行車線判別装置1が搭載される車両の現在位置を表す現在位置情報を取得する。現在位置情報は、たとえば、走行中の道路を表す道路リンク、現在位置の緯度および経度、地図情報に基づく地図上の道路の識別情報である道路識別子、車線の識別情報である車線識別子、道路の属性、ならびに地図の現在位置を含む矩形領域などのいずれか1つまたは複数によって表される。
現在位置取得部12は、たとえば、全地球測位システム(Global Positioning System;略称:GPS)センサ、ジャイロセンサ、車速センサおよび加速度センサによって構成される。
現在位置取得部12は、GPSセンサ、ジャイロセンサ、車速センサおよび加速度センサによって検出される情報を用いて、地図データベース11から読み出した地図情報に基づく地図とのマップマッチングを行うことによって、現在位置を表す現在位置情報を生成する。
現在位置取得部12は、走行車線判別装置1の外部に設けられたハードウェアから、インターネットなどの通信網を介して現在位置情報を取得するように構成されてもよい。現在位置取得部12は、取得した現在位置情報を走行車線推定部14に与える。
白線情報取得部13は、車両の進行方向前方の領域を撮像可能に設けられるフロントカメラ、車両の進行方向後方の領域を撮像可能に設けられるリアカメラ、およびレーザレーダなどのセンサによって構成される。
白線情報取得部13は、フロントカメラおよびリアカメラを用いて、前述の領域を撮像することによって、前述の領域内の道路に描かれている白線に関する白線情報を取得する。ここで、白線とは、道路を区画する区画線をいい、車道中央線、車線境界線および車道外側線を含む。また白線は、白色以外の線、たとえば黄色線を含む。
白線情報は、実線、破線、二重線および黄色線などの白線の線種を表す情報、ならびに白線の形状を表す情報を含む。白線の形状を表す情報は、たとえば、白線を関数で表現した情報である。白線情報は、白線の品質を表す情報を含んでもよい。また白線情報は、その白線情報を信頼できるものとして使用可能な白線の長さを表す情報を含んでもよい。
白線情報取得部13は、車両から検出可能な範囲の全ての白線に関する白線情報を取得する。具体的には、白線情報取得部13は、たとえば後述する図7に示すように、車両の進行方向前方に向かって走行車線の左側の白線(以下「左側白線」という)および右側の白線(以下「右側白線」という)、ならびに走行車線に隣接する車線(以下「隣接車線」という)の左側白線および右側白線などに関する白線情報を取得する。
本実施の形態では、白線情報取得部13は、フロントカメラおよびリアカメラは、前述の領域を撮像することによって、白線情報に加えて、前述の領域内の道路、障害物および道路標識に関する情報を取得する。白線情報は、走行車線判別装置1の外部に設けられたハードウェアから、インターネットなどの通信網を介して取得するように構成されてもよい。白線情報取得部13は、取得した白線情報を走行車線推定部14および走行車線監視部15に与える。
走行車線推定部14は、地図データベース11から読み出した地図情報、現在位置取得部12から与えられる現在位置情報、および白線情報取得部13から与えられる白線情報から、走行車線を推定する。
具体的には、走行車線推定部14は、現在位置取得部12から与えられる現在位置情報から、走行道路の識別子を取得する。走行車線推定部14は、地図データベース11から読み出した地図情報から、走行中の道路の車線数を表す車線数情報および線種を表す線種情報を取得する。
走行車線推定部14は、白線情報取得部13から与えられる白線情報から、白線の線種および白線の位置を表す情報を取得する。走行車線推定部14は、取得した白線の位置を表す情報から、走行車線および隣接車線の幅員(以下「車線幅」という場合がある)を算出する。
走行車線推定部14は、白線の線種に基づいて求められる各車線の走行車線確率、隣接車線の存在の有無に基づいて求められる各車線の走行車線確率、および以前に走行車線を推定したときに走行していた車線に基づいて求められる各車線の走行車線確率から、車両が現在走行している走行車線を確率的に推定する。走行車線推定部14は、各車線の走行車線確率から、走行車線確率が最も大きい車線を走行車線であると推定する。ここで、「走行車線確率」とは、各車線が、車両が現在走行している走行車線である確率をいう。
本実施の形態では、走行車線推定部14は、ベイズ推定を利用して、走行車線を推定する。走行車線推定部14による走行車線の推定方法は、これに限定されるものではなく、本発明の他の実施の形態では、最尤推定などの他の方法を利用して、走行車線を推定してもよい。走行車線推定部14は、推定した走行車線を表す推定車線情報を推定結果として走行車線監視部15に与える。
走行車線監視部15は、白線情報取得部13から与えられる白線情報を、白線情報記憶部16に記憶する。走行車線監視部15は、車両の車線変更を監視することによって、車両の走行車線を監視する。走行車線監視部15は、車線変更が行われたと判断すると、白線情報記憶部16に記憶される走行車線の番号を更新する。
具体的には、走行車線監視部15は、白線情報取得部13から与えられる白線情報を継続的に監視して、白線情報取得部13から与えられる白線情報と、白線情報記憶部16に記憶されている白線情報とに基づいて、車線変更が行われたか否かを判断する。
より詳細には、走行車線監視部15は、左側白線の検出位置と右側白線の検出位置とが変化したか否かを判断することによって、車両が車線を横断したか否かを検出する。走行車線監視部15は、車両が車線を横断したか否かの検出結果に基づいて、車線変更が行われたか否かを判断する。走行車線監視部15は、車線変更が行われたか否かの判断結果、および更新された走行車線の番号を走行車線決定部17に与える。
白線情報記憶部16は、白線情報取得部13によって取得された白線情報を記憶する。白線情報記憶部16は、過去に取得された白線情報を記憶する。すなわち、白線情報記憶部16は、半導体メモリなどの記憶装置によって実現される。白線情報記憶部16は、予め定める時間(以下「規定時間」という場合がある)内に白線情報取得部13によって取得された白線情報である履歴情報を記憶する。
白線情報記憶部16は、白線の形状、白線の線種および白線の品質を表す情報を含む白線情報と、白線情報を取得した時間を表す情報とを記憶する。白線情報記憶部16は、これらに加えて、左側白線および右側白線などから処理して得られる情報を記憶してもよい。
走行車線決定部17は、走行車線推定部14から推定車線情報が与えられると、与えられた推定車線情報に基づいて、走行車線推定部14で走行車線であると推定された車線を、走行車線であると決定する。
走行車線決定部17は、走行車線推定部14から与えられる推定車線情報に基づいて走行車線を決定した後は、走行車線監視部15から与えられる判断結果に基づいて、走行車線を決定する。走行車線決定部17は、走行車線監視部15から与えられる判断結果が、車線変更が行われたことを示す場合、走行車線監視部15から与えられる更新された走行車線の番号に基づいて、該当する番号の車線を走行車線と決定する。
走行車線推定部14による推定結果と、走行車線監視部15による判断結果とが異なる場合には、走行車線決定部17は、走行車線推定部14によって求められる走行車線確率が予め定める閾値を超えたときに、走行車線推定部14の推定結果を優先して利用する。走行車線推定部14によって求められる走行車線確率が予め定める閾値未満であるときには、走行車線決定部17は、走行車線監視部15による判断結果を優先して利用する。
図2は、本発明の第1の実施の形態における走行車線判別装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。走行車線判別装置1は、図2に示すように、少なくとも処理回路21、メモリ22および入出力インタフェース23を含んで構成される。
前述の図1に示す地図データベース11、現在位置取得部12、白線情報取得部13および白線情報記憶部16は、入出力インタフェース23に接続される。図1では、地図データベース11、現在位置取得部12、白線情報取得部13および白線情報記憶部16が、走行車線判別装置1の内部に配設される構成としたが、これらのハードウェアが走行車線判別装置1に外付けされる構成にしてもよい。
走行車線判別装置1における走行車線推定部14、走行車線監視部15および走行車線決定部17の各機能は、処理回路21によって実現される。すなわち、走行車線判別装置1は、走行車線推定部14によって走行車線を推定し、走行車線監視部15によって走行車線を監視し、走行車線決定部17によって走行車線を決定するための処理回路21を備える。処理回路21は、メモリ22に記憶されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)ともいう)である。
走行車線推定部14、走行車線監視部15および走行車線決定部17の機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現される。ソフトウェアおよびファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ22に記憶される。
処理回路21は、メモリ22に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、走行車線推定部14、走行車線監視部15および走行車線決定部17の各部の機能を実現する。すなわち、走行車線判別装置1は、処理回路21によって実行されるときに、走行車線推定部14によって走行車線を推定するステップと、走行車線監視部15によって走行車線を監視するステップと、走行車線決定部17によって走行車線を決定するステップとが結果的に実行されることになるプログラムを記憶するためのメモリ22を備える。
また、これらのプログラムは、走行車線推定部14、走行車線監視部15および走行車線決定部17が行う処理の手順および方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。
ここで、メモリ22は、たとえば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、ならびに磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、およびDVD(Digital Versatile Disc)などが該当する。
図3〜図9を用いて、本実施の形態の走行車線判別装置1による走行車線の判別動作について、具体的に説明する。図3は、白線情報取得部13による白線情報の取得可能範囲30の一例を示す図である。図3では、車両31の進行方向前方側における白線情報の取得可能範囲30を、白線情報取得部13を構成するフロントカメラの視野角θで表している。フロントカメラは、道路の車線幅などに応じて視野角θを任意に設定可能に構成される。
白線情報取得部13は、取得可能範囲30内に存在する白線に関する白線情報を取得することができる。具体的には、白線情報取得部13は、図3に示すように、車両31の進行方向前方に向かって左側の実線の白線32およびその右隣りの破線の白線34と、車両31の進行方向前方に向かって右側の実線の白線33およびその左隣りの破線の白線35とに関する白線情報を取得することができる。
白線情報の取得可能範囲30は、フロントカメラの視野角θに限定されず、他のパラメータによって表されてもよい。たとえば、白線情報の取得可能範囲30は、白線情報取得部13を構成するリアカメラの視野角によって表されてもよいし、白線情報取得部13を構成するセンサの検出可能範囲によって表されてもよいし、これらを足し合わせた範囲として表されてもよい。
図4は、車両の位置と白線との関係の一例を示す図である。図4では、3車線の道路で、各車線を車両41〜43が走行している場合を示す。ここで、車両41〜43の進行方向を図4の紙面に向かって上方向とする、また、図4に示す3車線の道路を構成する3つの車線を、車両41〜43の進行方向に向かって左側から順に、第1車線、第2車線、第3車線とする。また、各車線を区画する4つの白線を、車両41〜43の進行方向に向かって左側から順に、第1白線32、第2白線34、第3白線35、第4白線33とする。このとき、車道外側線である第1白線32および第4白線33は、実線の白線で構成される。車線境界線である第2白線34および第3白線35は、破線の白線で構成される。
第1車線を走行する、記号「A」で示される車両41の場合、左側白線は、実線の第1白線32となり、右側白線は、破線の第2白線34となる。第2車線を走行する、記号「B」で示される車両42の場合、左側白線は、破線の第2白線34となり、右側白線は、破線の第3白線35となる。第3車線を走行する、記号「C」で示される車両43の場合、左側白線は、破線の第3白線35となり、右側白線は、実線の第4白線33となる。
このように、車線境界線となる白線34,35が破線で構成される場合には、車両41〜43が走行している車線に応じて、左側白線および右側白線の線種が変化する。したがって、走行車線決定部17は、車線と、左側白線および右側白線の線種との関係を用いることによって、走行車線を特定することができる。
図5は、車両の位置と白線との関係の他の例を示す図である。図5では、車線境界線となる白線36,37が実線で構成される場合を示す。図5においても、3車線の道路で、各車線を車両44〜46が走行しているものとする。
また、車両44〜46の進行方向を図5の紙面に向かって上方向とする、また、図5に示す3車線の道路を構成する3つの車線を、車両44〜46の進行方向に向かって左側から順に、第1車線、第2車線、第3車線とする。また、各車線を区画する4つの白線を、車両44〜46の進行方向に向かって左側から順に、第1白線32、第2白線36、第3白線37、第4白線33とする。
図5に示す例において、車道外側線である第1白線32および第4白線33は、前述の図4に示す場合と同様に、実線の白線で構成される。車線境界線である第2白線36および第3白線37は、図5に示す例では、破線の白線で構成される。
図5に示す例では、第1車線を走行する、記号「D」で示される車両44の場合、左側白線および右側白線は、いずれも、実線の白線32,36となる。第2車線を走行する、記号「E」で示される車両45の場合も同様に、左側白線および右側白線は、いずれも、実線の白線36,37となる。第3車線を走行する、記号「F」で示される車両45の場合も同様に、左側白線および右側白線は、いずれも、実線の白線37,33となる。
このように、車線境界線となる白線36,37が実線で構成される場合には、いずれの車線でも、左側白線および右側白線の線種が同一となる。したがって、走行車線決定部17は、車線と、左側白線および右側白線の線種との関係を用いても走行車線を特定することができない。この場合には、後述する他の方法を併用することによって、走行車線を特定することができる。
図6は、車線の横断が発生する場合の車両の位置と白線との関係の一例を示す図である。図6では、図4に示す3車線の道路と同様の道路が途中から分岐する場合に発生する車両の横断の一例を示す。
第1車線を走行する、記号「A」で示される車両31aが、第1車線から、進行方向左側に分岐した車線に車線変更を行う場合を考える。記号「A」で示される車両31aの位置では、左側白線は、実線の第1白線32であり、右側白線は、破線の第2白線34である。車線変更の途中段階の位置である、記号「B」で示される車両31bの位置では、左側白線は、第1車線から分岐した車線を区画する実線の白線51となる。また、記号「B」で示される車両31bの位置では、第1白線32から延び、第1車線から分岐した車線と第1車線とを区画する破線の白線52を横断する状態となり、その白線52上に車両31bが位置するようになる。
車両がさらに進行し、車線変更が完了した段階の位置である、記号「C」で示される車両31cの位置では、左側白線および右側白線は、いずれも、第1車線から分岐した車線を区画する実線の白線51となる。
このように、第1車線から、進行方向左側に分岐した車線に車線変更する場合には、左側白線の横断が発生し、左側白線および右側白線の検出位置が変化する。したがって、走行車線監視部15は、左側白線および右側白線の変化を監視することによって、車線変更の有無を判断することができる。
また、第2車線を走行する、記号「D」で示される車両31dが、右車線である第3車線に車線変更を行う場合を考える。記号「D」で示される車両31dの位置では、左側白線および右側白線は、いずれも、破線の白線34,35である。車線変更の途中段階の位置である、記号「E」で示される車両31eの位置では、右側白線は、右車線である第3車線を区画する実線の白線33となる。また、記号「E」で示される車両31eの位置では、第2車線と第3車線とを区画する破線の白線35を横断する状態となり、その白線35上に車両31eが位置するようになる。
車両がさらに進行し、車線変更が完了した段階の位置である、記号「F」で示される車両31fの位置では、左側白線は、第3車線を区画する破線の白線35となり、右側白線は、第3車線を区画する実線の白線33となる。
このように、第2車線から、右車線である第3車線に車線変更する場合には、右側白線の横断が発生し、左側白線および右側白線の線種が変化する。したがって、走行車線監視部15は、左側白線および右側白線の変化を監視することによって、車線変更の有無を判断することができる。
図7は、白線の検出位置の一例を示す図である。白線情報取得部13によって取得される白線情報は、車両31の中央の位置を原点として、進行方向前方をY軸方向の正方向とし、進行方向に向かって右方をX軸方向の正方向として表される。
図7に示すように、車両31が、3車線で構成される道路の中央の第2車線を走行している場合、走行車線である第2車線を区画する2つの白線34,35のうち、進行方向に向かって左側の左側白線である第2白線34は、位置pLで検出される。進行方向に向かって右側の右側白線である第3白線35は、位置pRで検出される。
第2車線の左側に隣接する第1車線を区画する第1白線32は、第2白線34の検出位置pLよりもさらに左側の位置pLLで検出される。第2車線の右側に隣接する第3車線を区画する第4車線33は、第3白線35の検出位置pRよりもさらに右側の位置pRRで検出される。
図8は、車線の横断によって変化した白線の検出位置の一例を示す図である。図7に示す車両31と同様に、記号「D」で示される車両31dが第2車線を走行している状態から、右車線である第3車線に車線変更を行い、記号「F」で示される車両31fの位置まで移動する場合を考える。この場合、車両31の左側白線の検出位置pL、右側白線の検出位置pR、左側の隣接車線の左側白線の検出位置pLL、右側の隣接車線の右側白線の検出位置pRRが変化する。
したがって、走行車線監視部15は、走行車線を区画する左側白線および右側白線の検出位置pL,pR、ならびに隣接車線を区画する左側白線および右側白線の検出位置pLL,pRRの時間変化を監視することによって、車線の変更を検出することができる。
図9は、白線の検出位置の時間変化を示すグラフである。図9において、横軸は時間T[×0.1sec]を示し、縦軸は、時刻tにおける白線の検出位置から、時刻t−1における白線の検出位置を差引いた差分である位置変化量Δ(t)[m]を示す。図9では、車両の進行方向に向かって左側の左側白線の位置変化量Δ(t)を参照符号「61」で示される線で表し、車両の進行方向に向かって右側の右側白線の位置変化量Δ(t)を参照符号「62」で示される線で表す。
図9に示すように、参照符号「63」および「64」で示される位置では、左側白線の位置変化量61および右側白線の位置変化量62のいずれも、マイナスの値となっている。図7に示すように、左側白線の位置pLおよび右側白線の位置pRは、進行方向Yに向かって右側をX軸の正方向としているので、位置変化量Δ(t)がマイナスであることは、左側白線の位置pLおよび右側白線の位置pRが、左方向に変化したことを意味する。したがって、参照符号「63」および「64」で示される位置では、左車線への車線変更が行われたことが判る。
また、参照符号「65」および「66」で示される位置では、左側白線の位置変化量61および右側白線の位置変化量62のいずれも、プラスの値となっている。図7に示すように、左側白線の位置pLおよび右側白線の位置pRは、進行方向Yに向かって右側をX軸の正方向としているので、位置変化量Δ(t)がプラスであることは、左側白線の位置pLおよび右側白線の位置pRが、右方向に変化したことを意味する。したがって、参照符号「65」および「66」で示される位置では、右車線への車線変更が行われたことが判る。
図10〜図12は、走行車線推定部14で用いられる走行車線確率リストの一例を示す図である。図10は、2車線の道路における走行車線確率リストの一例を示す図である。図11は、3車線の道路における走行車線確率リストの一例を示す図である。図12は、4車線の道路における走行車線確率リストの一例を示す図である。走行車線確率リストは、走行車線を推定するためのテーブルであり、左側白線の線種および右側白線の線種に応じた各車線の走行車線確率を車線数毎に求めたものである。図10〜図12では、左側白線および右側白線の線種毎に、道路を構成する各車線の走行車線確率を示す。
図10では、2つの車線を、車両の進行方向に向かって左側から順に、第1車線、第2車線とする。図10の各欄において、第1車線の走行車線確率Pω1、第2車線の走行車線確率Pω2を、「(Pω1,Pω2)」として表す。
図11では、3つの車線を、車両の進行方向に向かって左側から順に、第1車線、第2車線、第3車線とする。図11の各欄において、第1車線の走行車線確率Pω1、第2車線の走行車線確率Pω2、第3車線の走行車線確率Pω3を、「(Pω1,Pω2,Pω3)」として表す。
図12では、4つの車線を、車両の進行方向に向かって左側から順に、第1車線、第2車線、第3車線、第4車線とする。図12の各欄において、第1車線の走行車線確率Pω1、第2車線の走行車線確率Pω2、第3車線の走行車線確率Pω3、第4車線の走行車線確率Pω4を、「(Pω1,Pω2,Pω3,Pω4)」として表す。
走行車線推定部14は、たとえば図10〜図12に示す走行車線確率リストを用いることによって、走行車線を推定することができる。走行車線確率リストは、地図データベース11に記憶される。走行車線確率は、本実施の形態では、予め定義されるが、これに限定されない。たとえば、走行車線推定部14が学習することによって、地図データベース11に記憶される走行車線確率を更新してもよいし、外部の装置が通信経由で、地図データベース11に記憶される走行車線確率を更新してもよい。
図13は、走行車線推定部14で用いられる走行車線確率リストの他の例を示す図である。図13では、隣接車線の存在の有無に基づいて求められる各車線の走行車線確率の一例を示す。図13では、2車線、3車線、4車線の場合の走行車線確率をそれぞれ示す。図13では、左車線の車線幅を記号「WL」で示し、右車線の車線幅を記号「WR」で示し、予め定める車線幅である規定幅を記号「W0」で示す。
たとえば、左車線の車線幅WLが規定幅W0よりも極めて小さく(WL<<W0)、右車線の車線幅WRが規定幅W0と略等しい(WR≒W0)場合を考える。この場合、車線数が3、すなわち3車線のときは、走行車線の左側に車線が存在せず、走行車線の右側に車線が存在すると考えられる。したがって、各車線の走行車線確率は、たとえば図13に示すように、確率Pb=(0.5,0.3,0.2)に設定される。すなわち、第1車線の走行車線確率Pb1は0.5、第2車線の走行車線確率Pb2は0.3、第3車線の走行車線確率Pb3は0.2と設定される。
左車線の車線幅WLが規定幅W0よりも極めて小さく(WL<<W0)、右車線の車線幅WRが規定幅W0よりも極めて小さい(WR<<W0)場合、左車線の車線幅WLが規定幅W0と略等しく(WL≒W0)、右車線の車線幅WRが規定幅W0よりも極めて小さい(WR<<W0)場合、および左車線の車線幅WLが規定幅W0と略等しく(WL≒W0)、右車線の車線幅WRが規定幅W0と略等しい(WR≒W0)場合には、それぞれ、図13に示すように各車線の走行車線確率が設定される。
走行車線推定部14は、たとえば図13に示す走行車線確率リストを用いることによって、走行車線を推定することができる。走行車線確率リストは、地図データベース11に記憶される。走行車線確率は、本実施の形態では予め定義されたものであるが、学習して更新してもよいし、通信経由で更新されてもよい。
図14は、本発明の第1の実施の形態の走行車線判別装置1における車線変更判断処理に関する処理手順を示すフローチャートである。図14に示すフローチャートの各処理は、白線情報取得部13および走行車線監視部15によって実行される。図14に示すフローチャートは、走行車線判別装置1の電源が投入されると開始されるか、または予め定める周期毎に開始され、ステップa1に移行する。
ステップa1において、白線情報取得部13は、白線情報を取得する。ステップa1の処理が終了すると、ステップa2に移行する。
ステップa2において、走行車線監視部15は、ステップa1で取得された白線情報から車線幅を算出する。ステップa2の処理が終了すると、ステップa3に移行する。
ステップa3において、走行車線監視部15は、ステップa1で取得された白線情報およびステップa2で算出された車線幅を表す車線幅情報を白線情報記憶部16に記憶する。ステップa3の処理が終了すると、ステップa4に移行する。
ステップa4において、走行車線監視部15は、異常な白線情報を識別する。ステップa4の処理の詳細については後述する。ステップa4の処理が終了すると、ステップa5に移行する。
ステップa5において、走行車線監視部15は、左側白線を横断したか否かを判断する。左側白線を横断したと判断された場合は、ステップa6に移行し、左側白線を横断していないと判断された場合は、ステップa7に移行する。
ステップa6において、走行車線監視部15は、左車線に移動したと判断する。ステップa6の処理が終了すると、ステップa10に移行する。
ステップa7において、走行車線監視部15は、右側白線を横断したか否かを判断する。右側白線を横断したと判断された場合は、ステップa8に移行し、右側白線を横断していないと判断された場合は、ステップa9に移行する。
ステップa8において、走行車線監視部15は、右車線に移動したと判断する。ステップa8の処理が終了すると、ステップa10に移行する。
ステップa9において、走行車線監視部15は、車線変更をしていないと判断する。ステップa9の処理が終了すると、ステップa10に移行する。
ステップa10において、走行車線監視部15は、ステップa6、ステップa8またはステップa9における判断結果を走行車線決定部17に通知する。ステップa10の処理が終了すると、図14の全ての処理手順を終了する。
ステップa6〜ステップa9の白線の横断および車線変更の有無の判断は、具体的には、以下のようにして行われる。
ステップa6では、左側白線の時系列データから、左側白線を横断したか否かを判断する。左側白線の位置pLは、通常走行時は車線幅W0の半分程度ずれて検出される。車両の中央がゼロ地点になるので、車両の中央部が白線を横断すると、検出される白線の位置は変化する。
右車線に移動した場合、右側に見えていた白線が、左側に見えるようになり、右隣りの車線の右側に見えていた白線が、車両の右側に見えるようになる。左車線に移動した場合、右側に見えていた白線が、右隣線に見えるようになり、左側に見えていた線が右側に見えるようになる。これによって、車線変更の有無を判断し、また車線変更した方向を判断することができる。
時刻t−1における左側白線の検出位置X=pL(t−1)と、時刻tにおける左側白線の検出位置X=pL(t)との差分である位置変化量Δ(t)は、以下の式(1)のように表わすことができる。
位置変化量Δ(t)が、予め定める車線幅である規定幅W0±許容誤差αの範囲内であれば、車線変更と判定し、範囲外の場合には、検知誤差の範囲として車線変更として扱わない。また、規定幅W0±αのαに対して、2α、3αなどとして、以下の式(2)〜式(5)のように横断確率P_leftとして算出してもよい。
これらは左右の白線で同時に起こるとは限らないので、予め定める時間内で判断する。白線の品質情報に基づいて、算出した確率の重み付けを行って、走行車線を推定する。ステップa5およびステップa6において、左右の線が両方とも横断と判断できた場合には、車線変更と判定する。確率で算出している場合には、P_leftとP_rightとの積が予め定める閾値を超えた場合に車線変更と判定する。
図15および図16は、本発明の第1の実施の形態の走行車線判別装置1における走行車線推定処理に関する処理手順を示すフローチャートである。図15および図16に示すフローチャートの各処理は、現在位置取得部12、白線情報取得部13および走行車線推定部14によって実行される。図15および図16に示すフローチャートは、走行車線判別装置1の電源が投入されると開始されるか、または予め定める周期毎に開始され、ステップb1に移行する。
ステップb1において、現在位置取得部12は、現在位置情報を取得する。ステップb1の処理が終了すると、ステップb2に移行する。
ステップb2において、走行車線推定部14は、道路リンクが変化したか否かを判断する。道路リンクが変化したと判断された場合は、ステップb3に移行し、道路リンクが変化していないと判断された場合は、ステップb5に移行する。
ステップb3において、走行車線推定部14は、変化した道路リンクの車線数情報の取得動作を行う。ステップb3の処理が終了すると、ステップb4に移行する。
ステップb4において、走行車線推定部14は、車線数情報が取得できたか否かを判断する。車線数情報が取得できたと判断された場合は、ステップb5に移行し、車線数情報が取得できていないと判断された場合は、ステップb7に移行する。
ステップb5において、白線情報取得部13は、白線情報を取得する。ステップb5の処理が終了すると、ステップb6に移行する。
ステップb6において、走行車線推定部14は、ステップb5で取得した白線情報から車線幅を算出する。ステップb6の処理が終了すると、図16のステップb10に移行する。
ステップb7において、白線情報取得部13は、白線情報を取得する。ステップb7の処理が終了すると、ステップb8に移行する。
ステップb8において、走行車線推定部14は、ステップb7で取得した白線情報から車線幅を算出する。ステップb8の処理が終了すると、ステップb9に移行する。
ステップb9において、走行車線推定部14は、変化した道路リンクの車線数を推定する。ステップb9の処理が終了すると、図16のステップb10に移行する。
図16のステップb10において、走行車線推定部14は、左側白線および右側白線の線種から各車線の走行車線確率を求める。ステップb10の処理が終了すると、ステップb11に移行する。
ステップb11において、走行車線推定部14は、隣接車線の車線幅から各車線の走行車線確率を求める。ステップb11の処理が終了すると、ステップb12に移行する。
ステップb12において、走行車線推定部14は、各車線の走行車線確率から走行車線を推定する。ステップb12の処理が終了すると、ステップb13に移行する。
ステップb13において、走行車線推定部14は、推定結果を走行車線決定部17に通知する。ステップb13の処理が終了すると、図15および図16の全ての処理手順を終了する。
ステップb12における走行車線の推定は、具体的には、以下のようにして行われる。ステップb10およびステップb11で算出された走行車線確率を用いて、直前まで走行していた走行車線への確率重み付けを行い、総合的に走行車線の推定を行う。本実施の形態では、ベイズ推定によって、確率的に走行車線を判断する。
尤度P(X|Hk)は、左側白線および右側白線の線種一致確率P1(X)と、左右の車線の有無に応じた車線数一致確率P2(X)と、前回決定した走行車線および車線変更から予想される走行車線確率P3(X)とを合成することによって、以下の式(6)に示すように算出する。
式(6)において、αは、カメラ検知データの信頼度、異常値の有無、高精度地図の有無などによって動的に変更するパラメータであり、βは、履歴への重み付けパラメータである。
事前確率P(Hk)は、デフォルト値としては各車線で一様分布に設定し、2回目以降は事後確率で算出したP(Hk|X)を設定する。デフォルト値は、車線数に対して一様分布とするので、3車線の道路の場合の事前確率は、以下の式(7)に示すようになる。
現在のカメラから予測される走行車線が発生した場合(事象X)における、走行車線(事象Hk、k=1,2,3,・・・,n(nは車線数))の事後確率P(Hk|X)は、事象Xの尤度P(X|Hk)および事前確率P(Hk)から、以下の式(8)に示すベイズ推定の公式を用いて、事後確率P(Hk|X)を算出する。
事後確率P(Hk|X)が最大のkを走行レーンLn(t)と判断し、確率が閾値を上回った時点で当該車線を走行と特定し、走行車線監視部15の処理を開始する。
走行車線監視部15は、車線変更が発生したと判断した場合、事後確率P(Hk|X)および尤度P(X|Hk)をリセット、すなわち式(8)の変数iを0(i=0)にすることによって、新たに現在の観測値に基づいた走行車線の事後確率P(Hk|X)を算出する。
また、走行車線監視部15は、以下の(1)〜(7)の場合にも、事後確率P(Hk|X)および尤度P(X|Hk)をリセットする。
(1)車線変更
(2)右左折
(3)分合流およびジャンクションへの進入時
(4)車線数増減時
(5)車線数が未知から既知になった場合
(6)車線数が既知から未知になった場合
(7)道路と道路外との切替時
走行道路の車線数が変化した場合、車線番号の割当が変更されるので、走行中の車線番号も更新する。たとえば、左側に1車線増加した場合は、走行車線番号は1つ増加し、右側に1車線増加した場合は、走行車線はそのままとする。
図17は、本発明の第1の実施の形態の走行車線判別装置1における異常な白線情報の識別処理に関する処理手順を示すフローチャートである。図17に示すフローチャートの各処理は、走行車線監視部15によって実行される。図17に示すフローチャートは、走行車線判別装置1の電源が投入されると開始されるか、または予め定める周期毎に開始され、ステップc1に移行する。
ステップc1において、走行車線監視部15は、車線幅と規定幅との差分が許容範囲を超えるか否かを判断する。車線幅と規定幅との差分が許容範囲を超えると判断された場合は、ステップc6に移行し、車線幅と規定幅との差分が許容範囲を超えないと判断された場合は、ステップc2に移行する。
ステップc2において、走行車線監視部15は、白線情報から得られる各情報について、規定時間内の平均値を算出する。ステップc2の処理が終了すると、ステップc3に移行する。
ステップc3において、走行車線監視部15は、いずれかの情報で、平均値と取得値との差分が許容範囲を超えるか否かを判断する。いずれかの情報で、平均値と取得値との差分が許容範囲を超えると判断された場合は、ステップc6に移行し、いずれかの情報で、平均値と取得値との差分が許容範囲を超えないと判断された場合は、ステップc4に移行する。
ステップc4において、走行車線監視部15は、今回の取得値と前回の取得値との差分が許容範囲を超えるか否かを判断する。今回の取得値と前回の取得値との差分が許容範囲を超えると判断された場合は、ステップc6に移行し、今回の取得値と前回の取得値との差分が許容範囲を超えないと判断された場合は、ステップc5に移行する。
ステップc5において、走行車線監視部15は、今回の取得値が初期設定値と同一か否かを判断する。今回の取得値が初期設定値と同一であると判断された場合は、ステップc6に移行し、今回の取得値が初期設定値と同一でないと判断された場合は、図17の全ての処理手順を終了する。
ステップc6において、走行車線監視部15は、異常な白線情報であると判断する。ステップc6の処理が終了すると、ステップc7に移行する。
ステップc7において、走行車線監視部15は、ステップc6で異常と判断した白線情報の使用不可設定を行う。ステップc7の処理が終了すると、図17の全ての処理手順を終了する。
以上のように本実施の形態によれば、走行車線推定部14によって、白線の線種に基づいて求められる各車線の走行車線確率と、隣接車線の存在の有無に基づいて求められる各車線の走行車線確率と、以前に走行車線を推定したときに走行していた車線に基づいて求められる各車線の走行車線確率とに基づいて、走行車線が推定される。これによって、走行車線を精度良く推定することができる。また、白線の検出精度が比較的低い場合には、前述の走行車線確率のうち、いずれかの走行車線確率を用いて走行車線を推定することができるので、ロバスト性が比較的高い推定を行うことができる。したがって、車両の走行車線を安定して判別することができる。
また本実施の形態では、走行車線推定部14は、地図情報から車線数情報を取得できない場合、隣接車線の存在の有無に基づいて求められる各車線の走行車線確率と、車両の車線変更の回数とに基づいて、車線数を推定し、推定した車線数に基づいて、走行車線を推定する。これによって、地図情報から車線数情報を取得できない場合でも、走行車線を推定することができる。
また本実施の形態では、白線情報取得部13によって同一の白線情報が連続して取得された場合、走行車線推定部14は、隣接車線の存在の有無に基づいて求められる各車線の走行車線確率と、走行車線を以前に推定したときに車両が走行していた車線に基づいて求められる各車線の走行車線確率とに基づいて、走行車線を推定する。すなわち、走行車線推定部14は、白線情報取得部13によって同一の白線情報が連続して取得された場合、一時的な異常状態であると予測して、白線情報取得部13によって取得された白線情報に基づく走行車線確率を用いずに、走行車線を推定する。これによって、走行車線をさらに精度良く推定することができる。
また本実施の形態では、走行車線推定部14は、走行車線を推定した後に、異なる車線の走行車線確率が、予め定める閾値を超えた場合、走行車線を、前述の異なる車線に更新する。これによって、走行車線をさらに精度良く推定することができる。
また本実施の形態では、走行車線推定部14は、白線情報取得部13によって取得される白線情報の時間変化から、白線が横断されたと判断された場合、走行車線を新たに推定する。これによって、走行車線の推定精度を高めることができる。また走行車線の推定精度を維持することができる。
また本実施の形態では、走行車線推定部14は、白線情報から予測される各車線の車線幅、白線の線種、および周辺の車両に関する情報に基づいて、隣接車線の存在の有無を予測し、予測結果に基づいて、隣接車線の存在の有無に基づいて求められる各車線の走行車線確率を求める。これによって、走行車線の推定精度を高めることができる。
また本実施の形態では、走行車線推定部14は、白線情報から取得される車線変更回数が、地図情報から得られる車線の数よりも多い場合、地図情報が誤っていると判断して、走行車線を推定する。これによって、地図情報が誤っている場合でも、走行車線を精度良く推定することができる。
<第2の実施の形態>
図18は、本発明の第2の実施の形態における走行車線判別装置2の構成を示すブロック図である。本実施の形態の走行車線判別装置2は、第1の実施の形態の走行車線判別装置1と同一の構成を含んでいるので、同一の構成については同一の参照符号を付して、共通する説明を省略する。
本実施の形態の走行車線判別装置2は、第1の実施の形態と同様に、車両、たとえば自動車に搭載可能に構成される。また本実施の形態の走行車線判別装置2は、経路を案内するナビゲーション機能を有するナビゲーション装置によって実現される。本発明の他の実施の形態である走行車線判別方法は、本実施の形態の走行車線判別装置2によって実行される。
走行車線判別装置2は、第1の実施の形態の走行車線判別装置1の構成に、さらに移動量特定部71およびマップマッチング部72を備えて構成される。すなわち、走行車線判別装置2は、地図データベース11、現在位置取得部12、白線情報取得部13、走行車線推定部14、走行車線監視部15、白線情報記憶部16、走行車線決定部17、移動量特定部71およびマップマッチング部72を備えて構成される。
移動量特定部71は、たとえば、ジャイロセンサ、車速センサ、加速度センサおよび磁気センサによって構成される。移動量特定部71は、自立航法またはデッドレコニングと呼ばれる方法を用いて、ジャイロセンサ、車速センサ、加速度センサおよび磁気センサによって検出される情報に基づいて、車両の移動量を算出する。具体的には、移動量特定部71は、車両の移動量として、車両が移動した距離および方向を算出する。
移動量特定部71は、算出した車両の移動量、たとえば車両が移動した距離および方向を表す移動量情報をマップマッチング部72に与える。移動量特定部71は、カメラおよびレーザレーダなどから、車両が移動した距離および方向などの車両の移動量を算出してもよい。
マップマッチング部72は、走行車線決定部17から与えられる走行車線を表す走行車線情報と、移動量特定部71から与えられる移動量情報とに基づいて、地図情報に基づく地図における車両の位置を特定する。具体的には、マップマッチング部72は、車両が、地図データベース11から読み出した地図情報に含まれる地図上のいずれの道路のいずれの車線のいずれの地点に存在するかを特定する。
本実施の形態における走行車線判別装置2のハードウェア構成は、図2に示す走行車線判別装置1のハードウェア構成と同様であるので、図示および共通する説明を省略する。走行車線判別装置2は、図2に示す走行車線判別装置1と同様に、少なくとも処理回路、メモリおよび入出力インタフェースを含んで構成される。
走行車線判別装置2における移動量特定部71およびマップマッチング部72の各機能は、処理回路によって実現される。すなわち、走行車線判別装置2は、移動量特定部71によって車両の移動量を特定し、マップマッチング部72によって、走行車線情報と移動量情報とに基づいて、地図情報に基づく地図における車両の位置を特定するための処理回路を備える。
走行車線判別装置2における移動量特定部71およびマップマッチング部72の機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現される。ソフトウェアおよびファームウェアは、プログラムとして記述され、メモリに記憶される。
処理回路は、メモリに記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、移動量特定部71およびマップマッチング部72の各部の機能を実現する。すなわち、走行車線判別装置2は、処理回路によって実行されるときに、移動量特定部71によって車両の移動量を特定するステップと、マップマッチング部72によって、走行車線情報と移動量情報とに基づいて、地図情報に基づく地図における車両の位置を特定するステップとが結果的に実行されることになるプログラムを記憶するためのメモリを備える。
また、このプログラムは、走行車線判別装置2における移動量特定部71およびマップマッチング部72が行う処理の手順および方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。
図19は、本発明の第2の実施の形態の走行車線判別装置2における位置特定処理に関する処理手順を示すフローチャートである。図19に示すフローチャートの各処理は、マップマッチング部72によって実行される。図19に示すフローチャートは、走行車線判別装置2の電源が投入されると開始されるか、または予め定める周期毎に開始され、ステップd1に移行する。
ステップd1において、マップマッチング部72は、走行車線決定部17から走行車線情報を取得する。ステップd1の処理が終了すると、ステップd2に移行する。
ステップd2において、マップマッチング部72は、移動量特定部71から移動量情報を取得する。ステップd2の処理が終了すると、ステップd3に移行する。
ステップd3において、マップマッチング部72は、地図データベース11から地図情報を取得する。ステップd3の処理が終了すると、ステップd4に移行する。
ステップd4において、マップマッチング部72は、ステップd1で取得した走行車線情報、ステップd2で取得した移動量情報およびステップd3で取得した地図情報から、車両の移動位置を特定する。ステップd4の処理が終了すると、図19の全ての処理手順を終了する。
以上のように本実施の形態によれば、走行車線決定部17によって走行車線を決定した後、マップマッチング部72によって、車両の移動量を加味して、地図上に車両がマッピングされる。これによって、車両の現在位置を比較的高い精度で特定することができる。
<第3の実施の形態>
図20は、本発明の第3の実施の形態における走行車線判別装置3の構成を示すブロック図である。本実施の形態の走行車線判別装置3は、第1の実施の形態の走行車線判別装置1、および第2の実施の形態の走行車線判別装置2と同一の構成を含んでいるので、同一の構成については同一の参照符号を付して、共通する説明を省略する。
本実施の形態の走行車線判別装置3は、第1および第2の実施の形態と同様に、車両、たとえば自動車に搭載可能に構成される。また本実施の形態の走行車線判別装置3は、経路を案内するナビゲーション機能を有するナビゲーション装置によって実現される。本発明の他の実施の形態である走行車線判別方法は、本実施の形態の走行車線判別装置3によって実行される。
走行車線判別装置3は、第2の実施の形態の走行車線判別装置2の構成に、さらに地物情報取得部81、道路形状情報取得部82および道路関連情報記憶部83を備えて構成される。すなわち、走行車線判別装置3は、地図データベース11、現在位置取得部12、白線情報取得部13、走行車線推定部14、走行車線監視部15、白線情報記憶部16、走行車線決定部17、移動量特定部71、マップマッチング部72、地物情報取得部81、道路形状情報取得部82および道路関連情報記憶部83を備えて構成される。
地物情報取得部81は、車両の進行方向前方を撮像可能に設けられるフロントカメラ、車両の進行方向後方を撮像可能に設けられるリアカメラ、およびレーザレーダなどのセンサによって構成される。地物情報取得部81は、走行している道路の標識、一時停止線、横断歩道、ガードレールなどの道路上に設置されている地物に関する地物情報を取得する。地物情報取得部81は、取得した地物情報を道路関連情報記憶部83に記憶する。
道路形状情報取得部82は、ジャイロセンサ、傾斜センサ、レーザレーダおよびカメラなどのセンサによって構成される。道路形状情報取得部82は、走行している道路の縦断勾配(以下「傾斜」という場合がある)を表す情報、走行している道路の横断勾配(以下「カント・バンク」という場合がある)を表す情報、および走行している道路のカーブ曲率を表す情報を含む道路形状情報を取得する。道路形状情報取得部82は、車両の傾きおよび方位を考慮して、道路形状情報を取得する。道路形状情報取得部82は、取得した道路形状情報を道路関連情報記憶部83に記憶する。
道路関連情報記憶部83は、半導体メモリなどの記憶装置によって実現される。道路関連情報記憶部83は、地物情報取得部81から与えられる地物情報、および道路形状情報取得部82から与えられる道路形状情報を記憶する。道路関連情報記憶部83は、予め定める時間(以下「規定時間」という場合がある)内に地物情報取得部81によって取得された地物情報、および道路形状情報取得部82によって取得された道路形状情報を記憶する。
本実施の形態における走行車線判別装置3のハードウェア構成は、図2に示す走行車線判別装置1のハードウェア構成と同様であるので、図示および共通する説明を省略する。走行車線判別装置3は、図2に示す走行車線判別装置1と同様に、少なくとも処理回路、メモリおよび入出力インタフェースを含んで構成される。
走行車線判別装置3における地物情報取得部81および道路形状情報取得部82の各機能は、処理回路によって実現される。すなわち、走行車線判別装置3は、地物情報取得部81によって地物情報を取得し、道路形状情報取得部82によって道路形状情報を取得するための処理回路を備える。
走行車線判別装置3における地物情報取得部81および道路形状情報取得部82の機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現される。ソフトウェアおよびファームウェアは、プログラムとして記述され、メモリに記憶される。
処理回路は、メモリに記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、地物情報取得部81および道路形状情報取得部82の各部の機能を実現する。すなわち、走行車線判別装置3は、処理回路によって実行されるときに、地物情報取得部81によって地物情報を取得するステップと、道路形状情報取得部82によって道路形状情報を取得するステップとが結果的に実行されることになるプログラムを記憶するためのメモリを備える。
また、このプログラムは、走行車線判別装置3における地物情報取得部81および道路形状情報取得部82が行う処理の手順および方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。
図21は、本発明の第3の実施の形態の走行車線判別装置3における誤差補正処理に関する処理手順を示すフローチャートである。図21に示すフローチャートの各処理は、マップマッチング部72によって実行される。図21に示すフローチャートは、走行車線判別装置3の電源が投入されると開始されるか、または予め定める周期毎に開始され、ステップe1に移行する。
ステップe1において、マップマッチング部72は、道路関連情報記憶部83から道路形状情報を取得する。ステップe1の処理が終了すると、ステップe2に移行する。
ステップe2において、マップマッチング部72は、道路関連情報記憶部83から地物情報を取得する。ステップe2の処理が終了すると、ステップe3に移行する。
ステップe3において、マップマッチング部72は、地図データベース11から地図情報を取得する。ステップe3の処理が終了すると、ステップe4に移行する。
ステップe4において、マップマッチング部72は、ステップe1で取得した道路形状情報、ステップe2で取得した地物情報およびステップe3で取得した地図情報から、検出された道路形状および地物と、地図情報に基づく道路形状および地物との位置関係および相関関係を求める。ステップe4の処理が終了すると、ステップe5に移行する。
ステップe5において、マップマッチング部72は、ステップe4で求めた、検出された道路形状および地物と、地図情報に基づく道路形状および地物との位置関係および相関関係から、車両の現在位置として検出された位置の誤差を算出する。ステップ35の処理が終了すると、ステップe6に移行する。
ステップe6において、マップマッチング部72は、ステップe5で算出した誤差に基づいて、車両の現在位置を補正する。ステップe6の処理が終了すると、図21の全ての処理手順を終了する。
以上のように本実施の形態によれば、センサなどで構成される道路形状情報取得部82によって取得される勾配および曲率などの道路形状と、地図情報に基づく道路の勾配および曲率などの道路形状との相関関係、およびセンサなどで構成される地物情報取得部81によって取得される地物の位置と、地図情報に基づく地物の位置との関係に基づいて、マップマッチング部72によって、車両の走行方向に対する車両の位置の誤差が補正される。これによって、車両の現在位置を比較的高い精度で特定することができる。
以上に述べた各実施の形態の走行車線判別装置1〜3は、車両に搭載可能なナビゲーション装置だけでなく、通信端末装置、およびサーバ装置などを適宜に組み合わせたシステムにも適用することができる。通信端末装置は、たとえばサーバ装置と通信を行う機能を有するPND(Portable Navigation Device)および携帯通信装置である。携帯通信装置は、たとえば携帯電話機、スマートフォンおよびタブレット型端末装置である。
前述のようにナビゲーション装置と通信端末装置とサーバ装置とを適宜に組み合わせてシステムが構築される場合、各実施の形態の走行車線判別装置1〜3の各構成要素は、前記システムを構築する各装置に分散して配置されてもよいし、いずれかの装置に集中して配置されてもよい。
このように各実施の形態の走行車線判別装置1〜3の各構成要素が、前記システムを構築する各装置に分散して配置される場合、いずれかの装置に集中して配置される場合のいずれであっても、前述の各実施の形態と同様の効果を得ることができる。
前述の各実施の形態およびその変形例は、本発明の例示に過ぎず、本発明の範囲内において、各実施の形態およびその変形例を自由に組合せることができる。また、各実施の形態およびその変形例の任意の構成要素を適宜、変更または省略することができる。
本発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての態様において、例示であって、本発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、本発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1,2,3 走行車線判別装置、11 地図データベース、12 現在位置取得部、13 白線情報取得部、14 走行車線推定部、15 走行車線監視部、16 白線情報記憶部、17 走行車線決定部、21 処理回路、22 メモリ、23 入出力インタフェース、31,31a,31b,31c,31d,31e,31f,41,42,43,44,45,46 車両、71 移動量特定部、72 マップマッチング部、81 地物情報取得部、82 道路形状情報取得部、83 道路関連情報記憶部。

Claims (10)

  1. 道路を構成する車線のうち、車両が走行している車線である走行車線を判別する走行車線判別装置であって、
    前記道路を含む地図に関する地図情報を記憶する地図情報記憶部と、
    前記車両の現在位置に関する現在位置情報を取得する現在位置取得部と、
    前記道路を区画する白線に関する白線情報を取得する白線情報取得部と、
    前記白線情報を記憶する白線情報記憶部と、
    前記地図情報、前記現在位置情報および前記白線情報に基づいて、前記車両が走行している走行車線を推定する走行車線推定部とを備え、
    前記走行車線推定部は、
    前記白線の線種に基づいて求められる、前記道路を構成する各車線が前記走行車線である確率と、前記車両の現在位置に隣接する車線の存在の有無に基づいて求められる各前記車線が前記走行車線である確率と、前回に推定した各前記車線が前記走行車線である確率とに基づいて、各前記車線を前記車両が走行している総合的な確率を算出し、前記総合的な確率が最も大きい車線を前記走行車線であると推定することを特徴とする走行車線判別装置。
  2. 前記走行車線推定部は、前記地図情報から前記車線の数を表す車線数情報を取得できない場合、前記隣接する車線の存在の有無に基づいて、前記車線の数を推定し、推定した前記車線の数に基づいて、前記走行車線を推定することを特徴とする請求項1に記載の走行車線判別装置。
  3. 前記白線情報取得部によって同一の前記白線情報が連続して取得された場合、前記走行車線推定部は、前記走行車線に隣接する車線の存在の有無に基づいて求められる各前記車線が前記走行車線である確率と、前記走行車線を前回に推定した各前記車線が前記走行車線である確率とに基づいて、前記走行車線を推定することを特徴とする請求項1に記載の走行車線判別装置。
  4. 前記走行車線推定部は、前記走行車線を推定した後に、前記走行車線として推定した車線と異なる車線が前記走行車線である確率が、予め定める閾値を超えた場合、前記走行車線を前記異なる車線に更新することを特徴とする請求項1に記載の走行車線判別装置。
  5. 前記走行車線推定部は、前記白線情報取得部によって取得される前記白線情報の時間変化から、前記白線が横断されたと判断された場合、前記走行車線を新たに推定することを特徴とする請求項1に記載の走行車線判別装置。
  6. 前記走行車線推定部は、前記白線情報から予測される各前記車線の車線幅、前記白線の線種、および前記車両の周辺の車両に関する情報に基づいて、前記隣接する車線の存在の有無を予測し、予測結果に基づいて、前記走行車線に隣接する車線の存在の有無に基づいて求められる各前記車線が前記走行車線である確率を求めることを特徴とする請求項1に記載の走行車線判別装置。
  7. 前記走行車線推定部は、前記白線情報から取得される、前記車両が走行する車線を変更した回数が、前記地図情報から得られる前記車線の数よりも多い場合、前記地図情報が誤っていると判断して、前記走行車線を推定することを特徴とする請求項1に記載の走行車線判別装置。
  8. 前記走行車線推定部によって推定された前記走行車線を監視する走行車線監視部と、
    前記走行車線推定部による推定結果、および前記走行車線監視部による監視結果に基づいて、前記走行車線を決定する走行車線決定部と、
    前記車両の移動量を特定する移動量特定部と、
    前記走行車線決定部によって決定された前記走行車線を表す走行車線情報と、前記移動量特定部によって特定された前記移動量を表す移動量情報とに基づいて、前記地図情報に基づく地図における前記車両の位置を特定するマップマッチング部とをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の走行車線判別装置。
  9. 前記道路の形状に関する道路形状情報を取得する道路形状情報取得部と、
    前記道路上に設置されている地物に関する地物情報を取得する地物情報取得部とをさらに備え、
    前記マップマッチング部は、前記道路形状情報取得部によって取得される前記道路形状情報に基づく前記道路の形状と、前記地図情報に基づく前記道路の形状との相関関係、および前記地物情報取得部によって取得される前記地物情報に基づく前記地物の位置と、前記地図情報に基づく前記地物の位置との関係に基づいて、前記車両の走行方向に対する前記車両の位置の誤差を補正することを特徴とする請求項8に記載の走行車線判別装置。
  10. 道路を構成する車線のうち、車両が走行している車線である走行車線を判別する走行車線判別装置における走行車線判別方法であって、
    前記走行車線判別装置の現在位置取得部が、前記車両の現在位置に関する現在位置情報を取得し、
    前記走行車線判別装置の白線情報取得部が、前記道路を区画する白線に関する白線情報を取得し、
    前記走行車線判別装置の走行車線推定部が、前記道路を含む地図に関する地図情報、前記現在位置情報および前記白線情報に基づいて、前記車両が走行している走行車線を推定し
    記走行車線推定部が前記走行車線を推定するときには、
    前記白線の線種に基づいて求められる、前記道路を構成する各車線が前記走行車線である確率と、前記車両の現在位置に隣接する車線の存在の有無に基づいて求められる各前記車線が前記走行車線である確率と、前回に推定した各前記車線が前記走行車線である確率とに基づいて、各前記車線を前記車両が走行している総合的な確率を算出し、前記総合的な確率が最も大きい車線を前記走行車線であると推定することを特徴とする走行車線判別方法。
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